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JP6597005B2 - 内燃機関用の点火コイル - Google Patents

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JP6597005B2 JP2015141852A JP2015141852A JP6597005B2 JP 6597005 B2 JP6597005 B2 JP 6597005B2 JP 2015141852 A JP2015141852 A JP 2015141852A JP 2015141852 A JP2015141852 A JP 2015141852A JP 6597005 B2 JP6597005 B2 JP 6597005B2
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Description

本発明は、内燃機関用の点火コイルに関する。
例えば特許文献1には、内燃機関用の点火コイルとして、互いに磁気結合された一次コイル及び二次コイルと、一次コイル及び二次コイルを内部に収容するケースとを有するものが開示されている。上記ケースは、先端に向かって突出した筒状の高圧タワー部を有する。上記高圧タワー部には、二次コイルに発生した高電圧を出力するための高圧出力端子が圧入されている。そして、ケース内における高圧出力端子の基端側の領域には、一次コイル及び二次コイルを封止する充填樹脂が充填されている。
上記点火コイルを形成するにあたっては、ケースに充填樹脂を充填する前に、高圧タワー部の基端部に高圧出力端子を圧入しておく。これにより、ケースに充填樹脂を充填する際に、高圧タワー部に充填樹脂が漏れないようにしている。すなわち、高圧出力端子は、高圧タワー部に圧入されることにより、ケースとの間をシールする役割も有する。
特許第4209400号公報
しかしながら、特許文献1に記載の点火コイルにおいては、金属製の高圧出力端子が高圧タワー部に直接圧入されているため、高圧出力端子から高圧タワー部へ高い応力がかかりやすい。それゆえ、高圧出力端子からの応力による高圧タワー部の割れやクラックなどの損傷が懸念される。かかる高圧タワー部の損傷は、高電圧リークによる点火コイルの故障などにつながるため、高圧タワー部の肉厚を厚くしている。それゆえ、点火コイル全体の小型化が困難となっている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、ケースへの応力の緩和、及び小型化を図ることができる内燃機関用の点火コイルを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、互いに磁気結合された一次コイル及び二次コイルと、
該一次コイル及び二次コイルを収容するケース本体部、及び該ケース本体部から突出形成された筒状の高圧タワー部を有するケースと、
上記ケース本体部内に充填されると共に、上記一次コイル及び二次コイルを封止する充填樹脂と、
上記高圧タワー部の内側に配されると共に、軸方向に電気的導通可能な栓部材と、
該栓部材と上記高圧タワー部とに密着して上記栓部材と上記高圧タワー部との間の隙間を密封する環状の弾性シール部材と、を有し、
上記栓部材と上記弾性シール部材とを互いに組み付けてなる組付体は、軸方向に対称な形状を有することを特徴とする内燃機関用の点火コイルにある。
上記内燃機関用の点火コイルにおいては、栓部材と高圧タワー部とに密着して栓部材と高圧タワー部との間の隙間を密封する環状の弾性シール部材を有する。それゆえ、弾性シール部材が緩衝材の役割を果たし、栓部材からケースにかかる応力を低減することができる。それゆえ、ケースの一部の肉厚を厚くしてケースの剛性を確保する必要もなく、ケースの小型化、ひいては点火コイル全体の小型化を図ることができる。また、栓部材と高圧タワー部との間のシール性を向上させることもできる。
以上のごとく、上記態様によれば、ケースへの応力の緩和、及び小型化を図ることができる内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
参考形態1における、内燃機関用の点火コイルの断面図。 参考形態1における、高圧タワー部周辺の断面図。 図2の、III−III線矢視断面図。 参考形態2における、高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態3における、高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態4における、高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態5における、高圧タワー部周辺の断面図。 実施形態における、高圧タワー部周辺の断面図。 実施形態における、高圧出力端子の変形形態を示す断面図。 参考形態6における、(a)高圧出力端子及び弾性シール部材の断面図、(b)高圧出力端子の変形形態を示す断面図、(c)高圧出力端子の他の変形形態を示す断面図。 実施形態における、高圧タワー部周辺の断面図。 実施形態における、バネの変形形態を示す高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態7における、高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態8における、高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態9における、参考形態1の変形形態を示す高圧タワー部周辺の断面図。 参考形態9における、参考形態7の変形形態を示す高圧タワー部周辺の断面図。 実施形態における、高圧タワー部周辺の断面図。
参考形態1)
内燃機関用の点火コイルの参考形態につき、図1〜図3を用いて説明する。
本形態の内燃機関用の点火コイル1は、図1に示すごとく、互いに磁気結合された一次コイル11及び二次コイル12と、ケース2と、充填樹脂13と、栓部材3と、弾性シール部材10と、を有する。ケース2は、一次コイル11及び二次コイル12を収容するケース本体部21、及びケース本体部21から突出形成された筒状の高圧タワー部22を有する。充填樹脂13は、ケース本体部21内に充填されると共に、一次コイル11及び二次コイル12を封止する。図1、図2に示すごとく、栓部材3は、高圧タワー部22の内側に配されると共に、軸方向Zに電気的導通可能に構成されている。図1〜図3に示すごとく、弾性シール部材10は、栓部材3と高圧タワー部22とに密着して栓部材3と高圧タワー部22との間の隙間を密封すると共に環状を呈している。
点火コイル1は、自動車、コージェネレーション等の内燃機関に設置されるスパークプラグ(図示略)に接続され、スパークプラグに高電圧を印加する手段として用いられる。
また、本明細書において、ケース本体部21における高圧タワー部22の突出方向を軸方向Zといい、軸方向Zにおけるケース本体部21から高圧タワー部22が突出した側を先端側とし、その反対側を基端側として説明する。
図1に示すごとく、一次コイル11及び二次コイル12は、同心状に内外周に重なって配置されている。一次コイル11及び二次コイル12の内側には、軟磁性材料からなる中心コア14が挿通配置されている。一次コイル11及び二次コイル12の外側には、これらを軸方向Zに直交する方向から取り囲むように軟磁性材料からなる外周コア15が配されている。
一次コイル11、二次コイル12、中心コア14、外周コア15は、ケース本体部21内に収容されている。そして、ケース本体部21から先端側に突出するように、高圧タワー部22が形成されている。高圧タワー部22は、略円筒形状を有し、軸方向Zに貫通形成された貫通孔220を内側に有する。
図1、図2に示すごとく、高圧タワー部22内に、栓部材3が配されている。栓部材3は、金属部材からなる。本形態において、栓部材3は、二次コイル12に発生した高電圧を、点火コイル1から出力するための高圧出力端子4である。本形態において、高圧出力端子4は、円板状の端子大径部41と、端子大径部41よりも直径が小さい円柱状の端子小径部42とを有する。端子小径部42は、端子大径部41の中央から基端側に向って突出している。高圧出力端子4の端子大径部41の直径は、高圧タワー部22の貫通孔220の内径よりも小さい。
図1〜図3に示すごとく、高圧出力端子4には、端子小径部42の外周側に、円環状(ドーナツ状)の弾性シール部材10が配置されている。図1、図2に示すごとく、弾性シール部材10は、端子小径部42の外周面及び端子大径部41の基端面に沿った位置に配置されている。弾性シール部材10が、高圧出力端子4に組み付けられた状態であって、高圧タワー部22に組み付けられる前の状態において、弾性シール部材10の外径は、高圧出力端子4の端子大径部41の外径よりも大きい。また、弾性シール部材10が、高圧出力端子4に組み付けられた状態であって、高圧タワー部22に組み付けられる前の状態において、弾性シール部材10の外径は、高圧タワー部22の内径よりも大きい。本形態において、弾性シール部材10は、ゴムからなるOリングである。
図1〜図3に示すごとく、弾性シール部材10は、高圧出力端子4と高圧タワー部22との間において、端子小径部42と高圧タワー部22との双方から径方向に圧縮された状態にて、高圧出力端子4の端子小径部42の外周面と高圧タワー部22の内周面とに径方向に密着している。そして、弾性シール部材10の復元力により、弾性シール部材10は高圧出力端子4と高圧タワー部22とに圧接されている。弾性シール部材10は、全周において、高圧出力端子4の外周面の全周、及び高圧タワー部22の内周面の全周に圧接している。
図1、図2に示すごとく、高圧出力端子4(栓部材3)及び弾性シール部材10は、高圧タワー部22を閉塞する役割を有している。そして、ケース2内における高圧出力端子4及び弾性シール部材10より基端側の領域に、充填樹脂13が充填されている。充填樹脂13は、一次コイル11、二次コイル12、中心コア14、外周コア15等を封止している。充填樹脂13は、例えばエポキシ樹脂からなる。
高圧タワー部22には、点火コイル1に接続されるスパークプラグ(図示略)からのノイズ電流を抑制するための抵抗体5が収容されている。抵抗体5は、栓部材3(高圧出力端子4)よりもケース本体部21側に配されており、かつ、充填樹脂13に封止されている。
抵抗体5は、セラミックからなる材料を円柱状に形成した抵抗本体部51と、軸方向Zにおける抵抗本体部51の両端に嵌合された金属製の一対の電極キャップ52とからなる。抵抗体5における先端側の電極キャップ52の先端面は、高圧出力端子4の基端面に接触しており、基端側の電極キャップ52の基端面は、接続端子16を介して二次コイル12に接続されている。これにより、二次コイル12と高圧出力端子4とは、接続端子16、高圧出力端子4、及び抵抗体5を介して電気的に接続されている。
接続端子16は、金属性であり、軸方向Zに弾性変形可能に構成されている。そして、接続端子16は、軸方向Zに弾性圧縮された状態にて配されており、その復元力によって、抵抗体5及び高圧出力端子4を先端側に向って押圧し、接続端子16と抵抗体5との接触、及び、抵抗体5と接続端子16との接触を確保している。
そして、充填樹脂13は、ケース2内における高圧出力端子4及び弾性シール部材10から基端側の領域に充填されている。すなわち、充填樹脂13は、高圧タワー部22内における抵抗体5と高圧タワー部22の内周面との間の領域にも充填されている。
高圧タワー部22内における高圧出力端子4の先端面には、高圧出力端子4の先端側から、点火コイル1とスパークプラグとを電気的に接続するための図示しないスプリングが当接される。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態においては、高圧出力端子4と高圧タワー部22とに密着して高圧出力端子4と高圧タワー部22との間の隙間を密封する環状の弾性シール部材10を有する。それゆえ、弾性シール部材10が緩衝材の役割を果たし、高圧出力端子4からケース2にかかる応力を低減することができる。それゆえ、ケース2の一部の肉厚を厚くしてケース2の剛性を確保する必要もなく、ケース2の小型化、ひいては点火コイル1全体の小型化を図ることができる。また、高圧出力端子4と高圧タワー部22との間のシール性を向上させることもできる。
また、栓部材3は、金属等の導電性部材からなるため、栓部材3における軸方向Zの両側の導通を確保することができる。
また、抵抗体5は、充填樹脂13に封止されている。それゆえ、点火コイル1に生じた振動等によって、ケース2に対して抵抗体5が振動することを防ぐことができる。そのため、抵抗体5と高圧出力端子4とが互いに接触した状態において充填樹脂13内に封止されることにより、抵抗体5と高圧出力端子4との間の接触、導通を確保しやすい。また、抵抗体5の周囲が充填樹脂13に覆われるため、抵抗体5を腐食等から保護することができ、抵抗体5の耐久性を向上させやすい。
また、弾性シール部材10は、高圧出力端子4の端子大径部41と抵抗体5との間に、軸方向Zに挟まれた状態で配置されている。そのため、弾性シール部材10が高圧出力端子4から外れたりずれたりすることを防ぐことができる。
また、本形態においては、弾性シール部材10を組み付けた高圧出力端子4を、高圧タワー部22に対して、高圧タワー部22の先端側から組み付けることもできるし、基端側から組み付けることもできる。弾性シール部材10を組み付けた高圧出力端子4を高圧タワー部22の先端側から組み付ける場合には、高圧タワー部22に抵抗体5を挿入した後に、弾性シール部材10を備えた高圧出力端子4を挿入する。この場合、弾性シール部材10は、高圧出力端子4の端子大径部41によって先端側から押されながら、高圧タワー部22内の所定の位置まで押し込まれる。そのため、弾性シール部材10が位置ずれを生じることなく、高圧タワー部22内の所定の位置に組み付けられる。
一方、弾性シール部材10を組み付けた高圧出力端子4を高圧タワー部22の基端側から挿入する場合には、抵抗体5によって高圧出力端子4を基端側から押し込む。この場合、弾性シール部材10は、高圧出力端子4の端子大径部41と抵抗体5との間に挟まれた状態で、高圧タワー部22内の所定の位置まで押し込まれる。そのため、弾性シール部材10が、位置ずれを生じることなく、円滑に所定の位置に組み付けられる。
以上のごとく、本形態によれば、ケースへの応力の緩和、及び小型化を図ることができる内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
参考形態2)
本形態は、図4に示すごとく、高圧タワー部22に対する高圧出力端子4の位置決め構造を備えた実施形態である。
本形態において、高圧タワー部22に形成された貫通孔220は、軸方向Zにおいて内径が異なる部位を有する。すなわち、高圧タワー部22の貫通孔220は、先端側に形成された先端側孔部221と、先端側孔部221の基端側に形成され、先端側孔部221よりも内径の大きい基端側孔部222とを有する。そして、軸方向Zにおける高圧タワー部22の先端側孔部221と基端側孔部222との間には、段差部223が形成されている。
高圧出力端子4は、端子大径部41の先端面を段差部223に当接させている。高圧出力端子4は、段差部223に対して段差部223の基端側から当接している。これにより、高圧出力端子4は、高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めされている。
弾性シール部材10が、高圧出力端子4に組み付けられた状態であって、高圧タワー部22に組み付けられる前の状態において、弾性シール部材10の外径は、基端側孔部222の内径よりも大きく形成されている。そして、弾性シール部材10は、高圧出力端子4の外周面と、高圧タワー部22の内周面とに密着しており、これらの間をシールしている。
次に、高圧出力端子4及び弾性シール部材10の高圧タワー部22内への組み付け方の一例について説明する。
まず、高圧出力端子4に、高圧出力端子4の基端側から弾性シール部材10を端子小径部42に嵌合させ、高圧出力端子4に弾性シール部材10を組み付けた組付体17を構成する。次いで、組付体17を、高圧タワー部22の基端側から高圧タワー部22内に圧入していく。このとき、組付体17における高圧出力端子4の先端面が、段差部223に当接するまで、組付体17を高圧タワー部22内に圧入する。そして、高圧出力端子4の先端面を、段差部223に対して軸方向Zに当接させることにより、組付体17を高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めしつつ配置することができる。
その他は、参考形態1と同様である。なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の符号と同一のものは、特に示さない限り、既出のものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、高圧タワー部22に対する高圧出力端子4の軸方向Zの位置決めを容易にすることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本形態は、図5に示すごとく、参考形態2の変形形態である。
本形態においては、高圧タワー部22の貫通孔220の先端側孔部221の内径が基端側孔部222の内径よりも大きく形成されている。
高圧出力端子4は、端子大径部41の基端面を段差部223に当接させている。高圧出力端子4は、段差部223に対して段差部223の先端側から当接している。これにより、高圧出力端子4は、高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めされている。
本形態において、弾性シール部材10の外径は、高圧タワー部22の基端側孔部222の内径よりも大きく形成されているが、先端側孔部221の内径よりは小さく形成されている。そして、弾性シール部材10は、高圧出力端子4の外周面と、高圧タワー部22の内周面とに密着しており、これらの間をシールしている。
次に、高圧出力端子4及び弾性シール部材10の高圧タワー部22内への組付け方の一例について説明する。
まず、参考形態2と同様、高圧出力端子4に弾性シール部材10を組付けた組付体17を構成する。次いで、組付体17を、高圧タワー部22の先端側から高圧タワー部22内の段差部223に接触するまで挿入する。このとき、組付体17における弾性シール部材10の外径は先端側孔部221の内径より小さいため、弾性シール部材10が段差部223に対して軸方向Zに当接するまでは、組立体17を先端側孔部221に圧入させずに、比較的小さい荷重にて挿入することができる。
次いで、組付体17を基端側孔部222に圧入する。そして、組付体17における高圧出力端子4の端子大径部41の基端面が、段差部223に当接するまで組付体17を基端側孔部222に圧入させる。これにより、組付体17を高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めしつつ配置することができる。
その他は、参考形態2と同様である。
本形態においては、高圧タワー部22に対して、高圧出力端子4及び弾性シール部材10を組み付けやすい。すなわち、本形態においては、高圧タワー部22の先端側から組付体17を挿入するとき、弾性シール部材10が高圧タワー部22内に最終的に位置決めされる位置の近辺(段差部223)までは、組付体17を高圧タワー部22に圧入しなくてよい。そのため、組付体17を高圧タワー部22に圧入する長さを短くしやすい。それゆえ、組付体17を高圧タワー部22に圧入する際に必要な荷重を低減することができ、高圧タワー部22に組付体17を容易に圧入することができる。
その他、参考形態2と同様の作用効果を有する。
参考形態4)
本形態は、図6に示すごとく、弾性シール部材10が、高圧タワー部22及び高圧出力端子4に密着(シール)する方向を変更した形態である。すなわち、本形態において、弾性シール部材10は、高圧出力端子4と高圧タワー部22とに軸方向Zに密着している。
高圧タワー部22は、内周面が内側に向って突出したタワー突出部224を有する。タワー突出部224は、円環状を呈している。すなわち、タワー突出部224の内側には、軸方向Zに挿通孔225が貫通形成されている。
高圧出力端子4は、円板状の端子大径部41と、端子大径部41の中央から先端側に向って突出した端子小径部42とからなる。端子小径部42は、軸方向Zにおいて直径が異なる部位を有する。すなわち、端子小径部42は、基端側に形成された端子当接部421と、端子当接部421における径方向の中央部から先端側に突出形成され、端子当接部421よりも小さい直径を有する端子挿入部422とを有する。
そして、高圧出力端子4は、端子当接部421の先端面をタワー突出部224の基端面に当接させている。すなわち、高圧出力端子4は、タワー突出部224に対して、タワー突出部224の基端側から当接している。これにより、高圧出力端子4は、高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めされている。
高圧出力端子4における端子挿入部422は、タワー突出部224の挿入孔225に挿入され、その先端部がタワー突出部224から露出している。これにより、高圧出力端子4は、先端側に配されるスプリングと接触して導通を図ることができる。また、高圧タワー部22におけるタワー突出部224よりも先端側の部位は、基端側に向かうにつれて内径が小さくなっている。これにより、高圧出力端子4と、高圧出力端子4の先端側に配されるスプリングとの接触を確保しやすくしている。
高圧出力端子4における端子当接部421の外周側に、円環状の弾性シール部材10が配置されている。弾性シール部材10は、端子当接部421の外周面及び端子大径部41の先端面に沿った位置に配置されている。弾性シール部材10は、少なくとも自由状態において、軸方向Zの長さが端子当接部421よりも長い。また、弾性シール部材10が、高圧出力端子4に組み付けられた状態であって、高圧タワー部22に組み付けられる前の状態において、弾性シール部材10の外径は、高圧タワー部22におけるタワー突出部224よりも基端側の部位の内径よりも小さい。
弾性シール部材10は、高圧出力端子4と高圧タワー部22との間において、端子大径部41と高圧タワー部22との双方から軸方向Zに圧縮された状態にて、高圧出力端子4の端子大径部41の先端面と、タワー突出部224の基端面とに軸方向Zに密着している。弾性シール部材10は、ケース2内に充填樹脂13を充填する前において、接続端子16の復元力によって、抵抗体5を介して高圧出力端子4が先端側に押圧されることにより、軸方向Zに圧縮される。弾性シール部材10は、全周において、高圧出力端子4の端子大径部41の先端面の全周、及びタワー突出部224の基端面の全周に圧接されている。
その他は、参考形態2と同様である。
本形態においては、軸方向Zにおけるタワー突出部224と高圧出力端子4との間に弾性シール部材10を介在させ、高圧出力端子4を先端側に押圧することにより、弾性シール部材10を高圧タワー部22及び高圧出力端子4の双方に密着させている。それゆえ、高圧タワー部22内に、高圧出力端子4及び弾性シール部材10の組付体17を圧入する必要がない。そのため、高圧タワー部22の肉厚を径方向に厚くする必要はなく、高圧タワー部22の一層の小型化を図ることができる。
その他、参考形態2と同様の作用効果を有する。
なお、本形態においては、高圧出力端子に組み付けられた状態であり、高圧タワー部に組み付けられる前の状態における弾性シール部材は、高圧タワー部におけるタワー突出部よりも基端側の部位の内周面よりも直径が小さいものを示したが、これに限られない。
参考形態5)
本形態は、図7に示すごとく、高圧出力端子4に、抵抗体5及び弾性シール部材10を保持する機能を設けたものである。高圧タワー部22の基本構成は、参考形態4と同様である。
高圧出力端子4は、端子大径部41の外周端縁から基端側に突出した円筒形の抵抗保持部43と、端子大径部41の外周端縁から先端側に突出した円筒形のシール保持部44とを有する。抵抗保持部43は、抵抗体5の電極キャップ52の外周面に沿うように形成されている。シール保持部44は、高圧タワー部22のタワー突出部224の基端面に当接している。これにより、高圧出力端子4は、高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めされている。
抵抗体5は、先端側の電極キャップ52が、抵抗保持部43及び端子大径部41によって囲まれる領域に高圧出力端子4の基端側から嵌入されることにより、高圧出力端子4に対して位置決めされている。そして、弾性シール部材10は、シール保持部44、端子大径部41、及び端子小径部42によって囲まれる領域に高圧出力端子4の先端側から嵌入されることにより、高圧出力端子4に対して位置決めされている。
その他は、参考形態4と同様である。
本形態においては、高圧出力端子4に対する抵抗体5の位置決めを容易にすることができ、高圧出力端子4と抵抗体5との接触も確保しやすい。
その他、参考形態4と同様の作用効果を有する。
(実施形態
本形態は、図8に示すごとく、高圧出力端子4の形状を、いわゆる上下対称にした形態である。高圧出力端子4は、軸方向Zにおける先端側と基端側とを逆向きにしても、同じ形状となるような形状を有する。
具体的には、高圧出力端子4は、軸方向Zの両端に配された円板状の一対の端子大径部41と、一対の端子大径部41の径方向の中央部同士を連結する円柱状の端子小径部42とからなる。すなわち、高圧出力端子4は、軸方向Zの中央部の径方向の内側に向って凹んだ溝部45を有する。溝部45は、高圧出力端子4の全周にわたり環状に形成されている。
そして、一対の端子大径部41と端子小径部42との間に形成された溝部45に、円環状の弾性シール部材10が配置されている。
その他は、参考形態2と同様である。
本形態においては、高圧出力端子4の形状を上下対称としているため、組付工数を削減できる。すなわち、高圧出力端子4を上下対称としていることから、点火コイル1の組付工程において、高圧出力端子4の上下を認識する工程を省略することができ、組付効率を向上させることができる。つまり、高圧出力端子4の先端側と基端側との区別をすることなく、高圧出力端子4を高圧タワー部22に組付けることができる。
また、高圧出力端子4は溝部45を有するため、弾性シール部材10を高圧出力端子4の溝部45に嵌合させることで、容易に高圧出力端子4に弾性シール部材10を組み付けることができる。
その他、参考形態2と同様の作用効果を有する。
なお、本形態は、高圧出力端子4の形状について、種々の変更が可能である。例えば、図9に示すごとく、高圧出力端子4の中心軸を通る断面が、軸方向Zに直交する直線Lに対して線対称となる形状を有し、上記断面における直線Lから一方側の形状が、略ひし形形状となるようにしても良い。その他、上下対称形状であれば、高圧出力端子は種々の変更が可能である。
参考形態6
本形態は、図10(a)〜(c)に示すごとく、高圧出力端子4の先端側から高圧出力端子4に当接するスプリングが高圧出力端子4の径方向の外側に外れることを防ぐために、高圧出力端子4の先端部にスプリングを保持するためのスプリング保持部46を設けた形態である。
図10(a)に示す高圧出力端子4は、参考形態1と同様、円板状の端子大径部41と、端子大径部41の中央から基端側に向って突出した円柱状の端子小径部42とを有する。そして、高圧出力端子4には、端子大径部41の径方向の中央部から、先端側に突出した円柱状のスプリング保持部46が形成されている。この場合には、スプリングの内側に高圧出力端子4のスプリング保持部46を配しつつスプリングと高圧出力端子4とを接触させることにより、スプリングが、径方向における高圧出力端子4の外側に外れることを防ぐことができ、スプリングと高圧出力端子4との接触を確保しやすい。
図10(b)に示す高圧出力端子4は、端子大径部41の先端面を、径方向の中央部に向かうにつれて、先端側に突出するような形状とすることにより、スプリング保持部46を形成したものである。この場合にも、スプリングの内側に高圧出力端子4のスプリング保持部46を配しつつスプリングと高圧出力端子4とを接触させることにより、スプリングが、径方向における高圧出力端子4の外側に外れることを防ぐことができ、スプリングと高圧出力端子4との接触を確保しやすい。
図10(c)に示す高圧出力端子4は、端子大径部41の先端面に、径方向の中央部に向かうにつれて、基端側に凹んだスプリング保持部46を形成してもよい。この場合には、スプリングを、スプリング保持部46の内側に配しつつスプリングと高圧出力端子4とを接触させることにより、スプリングがスプリング保持部46の外周側に外れることを防ぐことができ、スプリングと高圧出力端子4との接触を保ちやすい。
その他は、参考形態1と同様であり、参考形態1と同様の作用効果を有する。
なお、本形態は、種々の変更が可能である。
(実施形態
本形態は、図11に示すごとく、抵抗体5と高圧出力端子4との間に、バネ18を配置した例である。バネ18は、軸方向Zに螺旋状に巻回されており、軸方向Zに弾性変形可能に構成されている。そして、バネ18は、抵抗体5と高圧出力端子4との間において、軸方向Zに圧縮された状態にて配置されている。そして、バネ18は、その復元力により、抵抗体5及び高圧出力端子4の双方を押圧しながら、これらに接触されている。なお、図11において、バネ18については正面図を示している。
その他は、実施形態と同様である。
本形態においては、バネ18の復元力により、抵抗体5、高圧出力端子4等、各部材の軸方向Zの寸法ばらつきを吸収して、抵抗体5と高圧出力端子4との間の接触を確保しやすく、これらの間の導通を確保しやすい。
その他、実施形態と同様の作用効果を有する。
なお、本形態において、バネ18は、軸方向Zに螺旋状に巻回されたものとしたが、図12に示すごとく、軸方向Zに弾性変形可能に構成された板バネ等としてもよい。
参考形態7
本形態は、図13に示すごとく、栓部材3が抵抗体5である形態である。
本形態において、高圧タワー部22の基本構造は参考形態4と同様である。本形態において、高圧出力端子4は、軸方向Zにおいて直径が異なる部位を有する。すなわち、高圧出力端子4は、基端側に配された端子当接部47と、端子当接部47部における径方向の中央部から先端側に突出形成され、端子当接部47よりも小さい直径を有する端子挿入部48とを有する。
高圧出力端子4の端子当接部47の外周側に、円環状の弾性シール部材10が配置されている。弾性シール部材10は、抵抗体5と高圧タワー部22との間において、電極キャップ52と高圧タワー部22との双方から軸方向Zに圧縮された状態にて、抵抗体5の先端側の電極キャップ52の先端面と、タワー突出部224の基端面とに密着している。弾性シール部材10は、全周において、抵抗体5の電極キャップ52の先端面の全周、及びタワー突出部224の基端面の全周に圧接している。
その他は、参考形態4と同様である。
本形態のように、栓部材3を抵抗体5としても、抵抗体5と高圧タワー部22とに密着させて弾性シール部材10を配置し、これらの間を密閉することにより、ケース2への応力の緩和、及び小型化を図ることができる内燃機関用の点火コイル1を提供することができる。
その他、参考形態4と同様の作用効果を有する。
参考形態8
本形態も、図14に示すごとく、栓部材3を抵抗体5とした形態である。
高圧タワー部22の構造は、参考形態3と同様である。本形態において、弾性シール部材10は、抵抗体5の外周面と高圧タワー部22の内周面との間に配されている。弾性シール部材10は、環状を呈しており、抵抗体5の外周に配置されている。本形態において、弾性シール部材10は、抵抗体5の抵抗本体部51の外周面と高圧タワー部22の内周面との間に配置されている。弾性シール部材10は、抵抗体5と高圧タワー部22との双方から径方向に圧縮された状態にて配されている。そして、弾性シール部材10は、抵抗体5(抵抗本体部51)と高圧タワー部22の内周面との間に密着しており、これらの間の隙間を密封している。本形態においては、上記の形態において示した高圧出力端子(図1等の符号4参照)は配されていない。
次に、抵抗体5及び弾性シール部材10を高圧タワー部22内に組付ける方法の一例について説明する。
まず、抵抗体5を弾性シール部材10に挿入し、弾性シール部材10を抵抗体5に組付けた組立体19を構成する。次いで、高圧タワー部22の先端側から組立体19を高圧タワー部22内に挿入していく。そして、高圧タワー部22の段差部223に組立体19の弾性シール部材10を当接させる。次いで、組立体19を高圧タワー部22の基端側孔部222内に圧入していく。そして、弾性シール部材10が、段差部223に対して軸方向Zに当接するまで、組立体19を高圧タワー部22内に圧入する。これにより、組立体19を高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めしつつ配置することができる。
その他、参考形態1と同様である。
本形態においては、弾性シール部材10を抵抗体5に組付けた組立体19を、高圧タワー部22に対して軸方向Zに位置決めしやすい。
また、本形態においては、抵抗体5が栓部材3の役割を有するため、部品点数の削減を図ることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態9
本形態は、抵抗体5の電極キャップ52と高圧出力端子4とを一体的に形成した例である。図15には、参考形態1において、電極キャップ52と高圧出力端子4とを一体化したものを示し、図16には、参考形態7において、電極キャップ52と高圧出力端子4とを一体化したものを示す。
その他は、参考形態1と同様である。
本形態においては、抵抗体5の電極キャップ52と高圧出力端子4とが一体的に形成されているため、これらの間の導通を確実に確保することができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態
本形態は、図17に示すごとく、点火コイル1が抵抗体を有していない例である。本形態において、栓部材3は高圧出力端子4である。
高圧出力端子4は、基端面が接続端子16に接触している。これにより、高圧出力端子4は、接続端子16を介して二次コイル12と接続されている。
その他の構成は、実施形態と同様であり、実施形態と同様の作用効果を有する。
なお、本形態の点火コイルにスパークプラグを取り付けた取り付け構造において、高圧タワー部22の内側であって、高圧出力端子4の先端側に抵抗体5を配置してもよい。
また、本発明は、上記実施形態に示したものに限られず、環状の弾性シール部材が、栓部材と高圧タワー部とに密着して栓部材と高圧タワー部との間の隙間を密封する構成を有すれば、種々の変更が可能である。
上記実施形態において、弾性シール部材は栓部材と別体のものを示したが、例えば、弾性シール部材は、栓部材の外周面を弾性変形可能な弾性シール部材によってコーティングすることにより、構成してもよい。
また、上記実施形態において、抵抗体はセラミックからなる抵抗本体部を有するものを示したが、これに限られず、例えば導線を螺旋状に巻回してなる巻線抵抗等としてもよい。
また、上記形態を適宜組み合わせても良い。
1 内燃機関用の点火コイル
10 弾性シール部材
11 一次コイル
12 二次コイル
13 充填樹脂
2 ケース
21 ケース本体部
22 高圧タワー部
3 栓部材
Z 軸方向

Claims (5)

  1. 互いに磁気結合された一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、
    該一次コイル(11)及び二次コイル(12)を収容するケース本体部(21)、及び該ケース本体部(21)から突出形成された筒状の高圧タワー部(22)を有するケース(2)と、
    上記ケース本体部(21)内に充填されると共に、上記一次コイル(11)及び二次コイル(12)を封止する充填樹脂(13)と、
    上記高圧タワー部(22)の内側に配されると共に、軸方向(Z)に電気的導通可能な栓部材(3)と、
    該栓部材(3)と上記高圧タワー部(22)とに密着して上記栓部材(3)と上記高圧タワー部(22)との間の隙間を密封する環状の弾性シール部材(10)と、を有し、
    上記栓部材(3)と上記弾性シール部材(10)とを互いに組み付けてなる組付体は、軸方向(Z)に対称な形状を有することを特徴とする内燃機関用の点火コイル(1)。
  2. 上記栓部材(3)は、金属部材(4)からなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
  3. 上記高圧タワー部(22)には、上記点火コイル(1)に接続されるスパークプラグからのノイズ電流を抑制するための抵抗体(5)が収容されており、該抵抗体(5)は、上記栓部材(3)よりも上記ケース本体部(21)側に配されており、かつ、上記充填樹脂(13)に封止されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
  4. 上記栓部材(3)は、上記点火コイル(1)に接続されるスパークプラグからのノイズ電流を抑制するための抵抗体(5)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
  5. 上記弾性シール部材(10)は、上記抵抗体(5)の外周面と上記高圧タワー部(22)の内周面との間に配されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
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