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JP6594947B2 - コイル内蔵基板およびその製造方法 - Google Patents

コイル内蔵基板およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は高周波回路に用いられるコイルを内蔵するコイル内蔵基板およびその製造方法に関する。
従来、多層基板内にコイルを構成することによって、コイルを含む回路装置を薄型化した回路装置が、例えば特許文献1に示されている。多層基板内にコイルを設ける構成はチップコイルのような部品にも適用される。特許文献1に示されているように、コイル導体パターンを形成した絶縁基材を積層し、層間をビア導体で接続することによって、コイルを構成することは、コイル導体パターン同士の接続が1層毎の層間接続で行えるので、合理的である。
特開2007−317838号公報
上述の、表面実装部品として構成されるコイルは、部品の同一面(実装面)に実装用の接続電極を形成する必要がある。上述のコイルは絶縁基材の積層方向にコイル巻回軸が向く実質的にヘリカル状のコイルである。そのため、コイルの第1端と実装面の第1接続電極とは短距離で、ビア導体を介して接続される。しかし、コイルの第2端と実装面の第2接続電極とは、多数の絶縁基材のそれぞれに形成されたビア導体を通って接続される構造となる。
しかし、層間接続導体として、導電性ペーストの固化により形成されるビア導体を用いた場合、層間接続導体の抵抗は大きい。これは、導電性ペーストを積層体の形成温度で固化させるため、導電性ペーストに用い得る材料が制限されるうえ、固化条件も制限され、金属粒子同士の導通パスを充分に確保することが容易ではないことに起因している。特に、上記コイルの第2端と実装面の第2接続電極との接続経路は非常に長くなることと、層間接続の個数が多くなることとで、上記導体抵抗の増大化が顕著に現れる。
また、導電性ペーストの固化により形成されるビア導体の積重数が多くなると、その部分の剛性が局部的に高くなるので、積層体内部に安定した各導体パターンを形成することが製造上さらに容易ではなくなる。
本発明の目的は、同一面に形成された2つの外部電極にコイルの両端をそれぞれ接続する構造を有するコイル内蔵基板において、それら接続部の導体抵抗の低減や信頼性向上に有効な構造を備えたコイル内蔵基板およびその製造方法を提供することにある。
(1)本発明のコイル内蔵基板は、導体パターンが形成された絶縁基材を含む複数の絶縁基材が積層されて、前記絶縁基材の積層体内に前記導体パターンにより形成されたコイルを備え、
前記導体パターンは、
前記複数の絶縁基材の面に形成されたコイル導体パターンと、
前記絶縁基材の積層方向に隣接するコイル導体パターンを層間接続する、導電性ペーストを固化させてなるコイル部層間接続導体と、
前記積層体の第1主面に形成された第1外部電極および第2外部電極と、
前記積層体の第1主面に近い側の、前記コイル導体パターン(前記コイルの第1端)と前記第1外部電極とを接続する第1外部電極接続導体と、
を含み、
前記コイルは前記絶縁基材の積層方向に巻回軸を有し、
前記積層体の第1主面から遠い側の、前記コイル導体パターン(前記コイルの第2端)と前記第2外部電極とを接続する第2外部電極接続導体を備え、
前記第2外部電極接続導体のうち前記絶縁基材の層間を接続する導体は、前記積層体を、前記絶縁基材の積層方向に貫通する貫通孔内に形成された金属膜であることを特徴とする。
上記構成によれば、積層体の第1主面から遠い側のコイル導体パターン(コイルの第2端)と第2外部電極とを接続する導体(経路長の長い導体)である第2外部電極接続導体のうち前記絶縁基材の層間を接続する導体は、積層体を積層方向に貫通する貫通孔内に形成された金属膜で構成されるので、導体抵抗が低減される。また、上記導体の信頼性が確保しやすい。
(2)前記絶縁基材は熱可塑性樹脂のシートであってもよい。絶縁基材が熱可塑性樹脂のシートであれば、加熱プレスによる積層体の成形時に樹脂流動が生じやすいが、上記第2外部電極接続導体は、導電性ペーストの固化により形成されるビア導体の積層体ではないので、すなわち積層時に形成されるものではないので、製造が容易である。
(3)本発明のコイル内蔵基板の製造方法は、
絶縁基材の面にコイル導体パターン、第1外部電極および第2外部電極を形成する工程と、
前記絶縁基材に穴をあける工程と、
前記穴に導電性ペーストを充填してコイル部層間接続導体および第1外部電極接続導体を形成する工程と、
前記コイル導体パターンまたは前記コイル部層間接続導体が形成された前記絶縁基材を含む複数の絶縁基材を積層する工程と、
積層された前記複数の絶縁基材を加熱プレスすることにより、前記絶縁基材の積層体を形成するとともに、前記導電性ペーストを固化させる工程と、
前記積層体に対し、前記絶縁基材の積層方向に、貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔内に金属膜を形成する工程と、を有し、
前記複数の絶縁基材の面に形成されたコイル導体パターンと、前記コイル部層間接続導体とで、前記絶縁基材の積層方向に巻回軸を有するコイルが構成され、前記積層体の第1主面に形成された第1外部電極と前記積層体の第1主面に近い側の前記コイル導体パターンとが第1外部電極接続導体で接続され、前記積層体の第1主面から遠い側の、前記コイル導体パターン(前記コイルの第2端)と前記第2外部電極とが第2外部電極接続導体で接続されることを特徴とする。
上記工程により、積層体の第1主面から遠い側のコイル導体パターン(コイルの第2端)と第2外部電極とを接続する導体(経路長の長い導体)である第2外部電極接続導体のうち前記絶縁基材の層間を接続する導体は、導電性ペーストの固化により形成されるビア導体の積層体ではないので、すなわち積層時に形成されるものではないので、製造が容易となる。また、貫通孔内の金属膜を厚くすることで容易に低抵抗化できる。
(4)上記(3)において、前記金属膜はめっき工法により形成されることが好ましい。このことにより、貫通孔内に金属膜を一括して容易に形成できる。また、金属膜の膜厚を容易に厚くすることができ、そのことで容易に低抵抗化できる。
(5)上記(3)または(4)において、前記絶縁基材は熱可塑性樹脂のシートであり、前記加熱プレスにより前記絶縁基材を接合させることが好ましい。このことにより、熱可塑性樹脂の流動圧着と同時に導電性ペーストの固化、接合も行われるので、製造が容易となる。
本発明によれば、同一面に形成された2つの外部電極にコイルの両端をそれぞれ接続する構造を有するコイル内蔵基板において、積層体の第1主面から遠い側のコイル導体パターン(コイルの第2端)と第2外部電極とを接続する導体(経路長の長い導体)である第2外部電極接続導体の導体抵抗が低減される。また、この第2外部電極接続導体の信頼性が確保しやすい。
図1は第1の実施形態に係るコイル内蔵基板の主要部を構成する複数の絶縁基材の分解斜視図である。 図2は第1の実施形態に係るコイル内蔵基板101の斜視図である。 図3(A)(B)(C)は第1の実施形態に係るコイル内蔵基板101の製造工程を示す図である。 図4(A)(B)は、第2の実施形態に係るコイル内蔵基板102の製造工程を示す断面図である。 図5は集合基板10Aの部分平面図である。 図6は、第1の実施形態に係るコイル内蔵基板102の斜視図である。 図7は第3の実施形態に係るコイル内蔵基板103の斜視図である。 図8はコイル内蔵基板103の製造途中での集合基板10Aの部分平面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付す。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
第1の実施形態では、表面実装型のチップコイル部品として構成されたコイル内蔵基板を例示する。
図1は第1の実施形態に係るコイル内蔵基板の主要部を構成する複数の絶縁基材の分解斜視図である。図2は本実施形態に係るコイル内蔵基板101の斜視図である。
コイル内蔵基板101は、導体パターンが形成された絶縁基材11,12,13,14が積層されることで構成される積層体10を備える。この積層体10内に導体パターンによるコイルが構成される。
上記導体パターンは次の導体を含む。
(a)絶縁基材12,13,14,15の面にそれぞれ形成されたコイル導体パターン22,23,24,25
(b)絶縁基材13,14,15にそれぞれ形成されたコイル部層間接続導体43,44,45
(c)絶縁基材11の下面に(積層体10の第1主面)に形成された第1外部電極31および第2外部電極32
(d)積層体10の第1主面(図1、図2における下面)に近い側の、コイル導体パターンと第1外部電極31とを接続する第1外部電極接続導体41,42
上記コイル部層間接続導体43,44,45、第1外部電極接続導体41,42はそれぞれ導電性ペーストにより形成される。
コイル部層間接続導体43,44,45は、絶縁基材13,14,15にそれぞれ形成されている。コイル部層間接続導体43,44,45は、絶縁基材11〜15の積層方向に隣接するコイル導体パターンを層間接続する。具体的には、絶縁基材12に形成されたコイル導体パターン22の第2端と、絶縁基材13に形成されたコイル導体パターン23の第1端とは、コイル部層間接続導体43を介して接続され、コイル導体パターン23の第2端と、絶縁基材14に形成されたコイル導体パターン24の第1端とは、コイル部層間接続導体44を介して接続され、コイル導体パターン24の第2端と、絶縁基材15に形成されたコイル導体パターン25の第1端とは、コイル部層間接続導体45を介して接続される。
上記コイル導体パターン22,23,24,25およびコイル部層間接続導体43,44,45は、絶縁基材の積層方向に巻回軸を有するヘリカル状の1つのコイルを構成する。コイル導体パターン22の第1端はコイルの第1端であり、コイル導体パターン25の第2端はコイルの第2端である。これにより、コイルの第1端は第1主面に最も近い層に設けられ、コイルの第2端は第1主面から最も遠い層に設けられることとなる。
絶縁基材11,12には外部電極接続導体41,42がそれぞれ形成されている。コイル導体パターン22の第1端と第1外部電極31とは、第1外部電極接続導体41,42で接続される。
コイル導体パターン25の第2端と第2外部電極32とは、後に示す第2外部電極接続導体で接続される。なお、コイル導体パターン25の第2端側は、コイル導体を第2外部電極接続導体50の形成位置まで引き出した引き出し部分を有するが、本実施形態では、便宜上その引き出し部分を含んでコイル導体パターン25と呼ぶこととする。なお、本実施形態ではコイル導体パターン25が設けられている層において、コイルの第2端と第2外部電極接続導体50が接続されているが、コイル導体パターン25の第2端と接続された引き出し導体を別の層に設け、その引き出し導体を第2外部電極接続導体50と接続するように構成してもよい。
図3(A)(B)(C)は本実施形態に係るコイル内蔵基板101の製造工程を示す図である。図3(A)は、導体パターンが形成された絶縁基材11〜15の断面図であり、図1におけるA−A部分での断面図である。
図3(B)はこれら絶縁基材11〜15を積層し、加熱プレスした後の積層体10の断面図である。また、図3(C)はコイル内蔵基板101の断面図である。積層体10に、図3(C)に示すように、絶縁基材11〜15の積層方向に貫通する貫通孔51が形成され、この貫通孔内に金属膜52が形成される。このように、貫通孔51内の金属膜52で第2外部電極接続導体50が構成される。コイル導体パターン25の第2端と第2外部電極32とは、この絶縁基材11〜15の層間を接続する導体である第2外部電極接続導体50で接続される。
上記貫通孔51は例えばUVレーザー等のレーザー加工機を用いて形成する。金属膜52は、例えば無電解めっき法により下地のCu膜を形成し、その後Cuの電気めっきを行い、さらにその表面にAuの電気めっきを行う。めっき法以外にスパッタリングや真空蒸着により例えばCuの下地膜を形成し、その後、Auの電気めっきを行ってもよい。
コイル内蔵基板101の製造工程の例は次のとおりである。
(a)後に絶縁基材となる、例えば液晶ポリマ樹脂(LCP)や熱可塑性ポリイミド(PI)等の熱可塑性樹脂にCu箔等を張った、金属箔張りの熱可塑性樹脂シートを用意する。
(b)絶縁基材12,13,14,15の金属箔をフォトリソグラフィによりパターンニングすることで、コイル導体パターン22,23,24,25をそれぞれ形成する。また、絶縁基材11に第1外部電極31および第2外部電極32を形成する。
(b)コイル部層間接続導体43,44,45および第1外部電極接続導体41,42を形成すべき位置にレーザー加工により穴を形成する。このとき金属箔(各コイル導体パターンや各外部電極)までは貫通させないようにする。
(c)上記穴に導電性ペーストを印刷充填する。
(d)絶縁基材11〜15を積層し、加熱プレスする。これにより、絶縁基材11〜15の積層体を形成するとともに、導電性ペーストを固化させて、コイル部層間接続導体43,44,45および第1外部電極接続導体41,42を形成する。
(e)上述の方法により、絶縁基材11〜15の積層方向に貫通孔51を形成する。このとき金属箔(各コイル導体パターンや各外部電極)も貫通させる。
(f)貫通孔51内に上述の方法で金属膜52を形成する。
なお、図1、図2、図3では、単一のチップコイル部品について示したが、実際の製造においては、多数のチップコイル部品を集合基板に同時に形成し、最後にレーザー加工機により個片に分割することによって多数のチップコイル部品を得る。
本実施形態によれば、積層体10の第1主面S1から遠い側のコイル導体パターン25(コイルの第2端)と第2外部電極32とを接続する導体(経路長の長い導体)である第2外部電極接続導体50は、積層体10を積層方向に貫通する貫通孔51内に形成された金属膜52で構成されるので、第2外部電極接続導体50の導体抵抗が低減される。また、第2外部電極接続導体50の信頼性は確保しやすい。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、積層体の端面に第2外部電極接続導体が形成されたコイル内蔵基板の例を示す。
図4(A)(B)は、第2の実施形態に係るコイル内蔵基板102の製造工程を示す断面図である。ここでは、複数のコイル内蔵基板が連結された状態の集合基板10Aを表している。図5は集合基板10Aの部分平面図である。
図4(A)は絶縁基材11〜15を積層し、加熱プレスした後の集合基板10Aの断面図である。また、図4(B)は、集合基板10Aの断面図である。
集合基板10Aには、第1の実施形態で図1に示したものと同様の導体パターンによってコイルが形成されている。但し、図5に示すように、隣接するコイルのコイル導体パターン25は連続して形成されている。また、隣接するコイルの第2外部電極32は連続して形成されている。さらに、この例では、隣接するコイルの第1外部電極31も連続して形成されている。
集合基板10Aには、図4(B)に示すように、絶縁基材11〜15の積層方向に貫通する貫通孔51が形成され、この貫通孔内に金属膜52が形成される。この貫通孔51内の金属膜52で第2外部電極接続導体50が構成される。このように、第2外部電極接続導体50は、隣接する2つのコイルを1単位として1つ形成される。コイル導体パターン25と第2外部電極32とは第2外部電極接続導体50で接続される。
集合基板10Aは、その後、図4、図5に示した切断線CLで切断され、個片に分割される。
図6は、本実施形態に係るコイル内蔵基板102の斜視図である。図4(B)に示した集合基板を個片に分割することでコイル内蔵基板102が得られる。第2外部電極接続導体50は、集合基板の切断とともに2分割されるが、各積層体10のコイル導体パターン25の第2端と第2外部電極32とは、図6に表れているように、積層体の端面に露出される第2外部電極接続導体50で接続される。
本実施形態のように、積層体10のコイル導体パターン25の第2端と第2外部電極32とを接続する第2外部電極接続導体50を、積層体10の端面に形成してもよい。第2外部電極接続導体50は、第1の実施形態で述べたように、例えば下地のCu膜と表面のAu膜の2層構造にすれば、積層体10の端面に対する密着強度は高く、外部電極接続導体50の機械的強度は確保できる。
本実施形態によれば、第2外部電極接続導体が積層体の(チップ部品の)端部に配置されるので、外形寸法が小型でありながら、コイル開口径の大きなコイルを設けることができる。
《第3の実施形態》
図7は第3の実施形態に係るコイル内蔵基板103の斜視図である。図8はコイル内蔵基板103の製造途中での集合基板10Aの部分平面図である。
コイル内蔵基板103は、導体パターンが形成された複数の絶縁基材が積層されることで構成される積層体10を備える。積層体10には、第1の実施形態で図1に示したものと同様の導体パターンによってコイルが形成されている。但し、コイル導体パターン25は、図7に表れているように、途中で2分岐して積層体10の2つの角部にまで延伸している。集合基板状態では、図8に表れているように、コイル導体パターン25の分岐先は左右だけでなく上下方向にも連続している。
集合基板10Aには、図8に示すように、絶縁基材の積層方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔内に金属膜が形成される。この貫通孔内の金属膜で第2外部電極接続導体50が構成される。このように、第2外部電極接続導体50は、隣接する4つのコイルを1単位として1つ形成される。積層体10の下面に形成されている第2外部電極と、積層体10の上面に形成されているコイル導体パターン25とは、第2外部電極接続導体50で接続される。すなわち、第2外部電極とコイル導体パターン25とは、分岐した2つの第2外部電極接続導体50によって接続されている。
その後、集合基板10Aは、図8に示した切断線CLで切断され、個片に分割される。このことで、コイル内蔵基板103が得られる。
本実施形態のように、積層体10のコイル導体パターン25の端部と第2外部電極とを接続する第2外部電極接続導体50を、積層体の2つの角部に形成してもよい。
本実施形態によれば、積層体の端面を外部電極の接続以外に有効に利用できる。また、2つの第2外部電極接続導体50を備えることで、第2外部電極接続導体50による導体損失は低減される。さらに、本実施形態によれば、単一種の(同構造の)コイル内蔵基板103が得られる。
《他の実施形態》
以上に示した幾つかの実施形態では、積層体10の上面にコイル導体パターンが露出している例を示したが、導体パターンの形成されていない絶縁基材を最上面に積層してもよい。また、積層体を形成した後に、上面に保護シートを貼付してもよい。このように保護シートで被覆された積層体であっても、第2外部電極接続導体形成用の貫通孔を有する積層体である。
以上に示した幾つかの実施形態では、第2外部電極接続導体50は第1端がコイル導体パターン25に導通し、第2端が第2外部電極32に導通する例を示したが、第1端と第2端との間で(途中で)他の導体と導通していてもよい。例えば、図3(C)に示した例で、絶縁基材13の第2外部電極接続導体50の形成位置およびその周囲にパッド導体パターンを形成し、貫通孔51がこのパッド導体パターンを貫通する構成であってもよい。このような構成によれば、第2外部電極接続導体50の機械的強度を高めることができる。
第3の実施形態では、個片にした状態で、1/4分割された第2外部電極接続導体50が2つの角部にそれぞれ形成される例を示したが、個片にした状態で、1/4分割された第2外部電極接続導体50が1つの角部に形成される構造であってもよい。このことで、第2外部電極接続導体50の面積割合を小さくできる。
以上の各実施形態では、チップコイル部品として利用される例について主に示したが、基板内にコイルと共に他の回路や部品を内蔵させた基板を構成する場合にも適用できる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
CL…切断線
S1…第1主面
10…積層体
10A…集合基板
11,12,13,14,15…絶縁基材
22,23,24,25…コイル導体パターン
31…第1外部電極
32…第2外部電極
41,42…第1外部電極接続導体
43,44,45…コイル部層間接続導体
50…第2外部電極接続導体
51…貫通孔
52…金属膜
101,102,103…コイル内蔵基板

Claims (5)

  1. 導体パターンが形成された絶縁基材を含む複数の絶縁基材が積層されて、前記絶縁基材の積層体内に前記導体パターンにより形成されたコイルを備えるコイル内蔵基板であって、
    前記導体パターンは、
    前記複数の絶縁基材の面に形成されたコイル導体パターンと、
    前記絶縁基材の積層方向に隣接するコイル導体パターンを層間接続する、導電性ペーストを固化させてなるコイル部層間接続導体と、
    前記積層体の第1主面に形成された第1外部電極および第2外部電極と、
    前記積層体の第1主面に近い側の、前記コイル導体パターンと前記第1外部電極とを接続する第1外部電極接続導体と、
    を含み、
    前記コイルは前記絶縁基材の積層方向に巻回軸を有し、
    前記積層体の第1主面から遠い側の、前記コイル導体パターンと前記第2外部電極とを接続する第2外部電極接続導体を備え、
    前記第2外部電極接続導体のうち前記絶縁基材の層間を接続する導体は、前記積層体を、前記絶縁基材の積層方向に貫通する貫通孔内に形成された金属膜である、コイル内蔵基板。
  2. 前記絶縁基材は熱可塑性樹脂のシートである、請求項1に記載のコイル内蔵基板。
  3. 絶縁基材の面にコイル導体パターン、第1外部電極および第2外部電極を形成する工程と、
    前記絶縁基材に穴をあける工程と、
    前記穴に導電性ペーストを充填してコイル部層間接続導体および第1外部電極接続導体を形成する工程と、
    前記コイル導体パターンまたは前記コイル部層間接続導体が形成された前記絶縁基材を含む複数の絶縁基材を積層する工程と、
    積層された前記複数の絶縁基材を加熱プレスすることにより、前記絶縁基材の積層体を形成するとともに、前記導電性ペーストを固化させる工程と、
    前記積層体に対し、前記絶縁基材の積層方向に、貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔内に金属膜を形成する工程と、を有し、
    前記複数の絶縁基材の面に形成されたコイル導体パターンと、前記コイル部層間接続導体とで、前記絶縁基材の積層方向に巻回軸を有するコイルが構成され、前記積層体の第1主面に形成された第1外部電極と前記積層体の第1主面に近い側の前記コイル導体パターンとが第1外部電極接続導体で接続され、前記積層体の第1主面から遠い側の、前記コイル導体パターンと前記第2外部電極とが第2外部電極接続導体で接続される、コイル内蔵基板の製造方法。
  4. 前記金属膜はめっき工法により形成される、請求項3に記載のコイル内蔵基板の製造方法。
  5. 前記絶縁基材は熱可塑性樹脂のシートであり、前記加熱プレスにより前記絶縁基材を接合させる、請求項3または4に記載のコイル内蔵基板の製造方法。
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