JP6593945B1 - ロータリ式シリンダ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、複数の軸受が異なる方向に往復動するピストン本体をガイドするため、軸受が位置ずれを起こし易く、同期を取って回転させることが難しい。全ての第一ガイド軸受と第一ピストン本体、第二ガイド軸受と第二ピストン本体との転がり状態が円滑に行われずに滑りが発生して軸受とピストン本体との当接面が摩耗して耐久性が低下するおそれがある。
シャフトの回転を内サイクロイドの原理に従い、偏心カムに対して直交配置された一対のピストン組の直線往復運動に変換されるロータリ式シリンダ装置であって、前記シャフトの軸心に対して偏心して組み付けられ、前記シャフトを中心に回転半径rで回転可能に組み付けられたクランク軸と、前記クランク軸を中心に相対回転可能に組み付けられた偏心カムと、前記偏心カムに前記クランク軸から回転半径rで互いに交差したまま相対回転可能に組み付けられた複数のピストン組と、前記クランク軸の両端部に各々組み付けられ、前記シャフトを中心とする回転部品間の静バランスをとるバランスウェイトと、前記シャフトを回転可能に軸支し、当該シャフトを中心に回転する前記クランク軸、前記バランスウェイト、前記偏心カム及び前記ピストン組を収容するケース体と、を備え、前記ピストン組の両側面に設けられたガイド面と対向する前記ケース体のガイド壁面との間に複数のガイドコロが転がり移動可能に挟み込まれて各々配置され、第一ピストン組と第二ピストン組が前記偏心カムの軸方向両側にガイド板を挟んで配置され、各ガイドコロには、内側転がり面及び外側転がり面近傍の両側に径方向に対向配置された一対のガイドピンが各々突設されており、前記シャフトを中心に前記クランク軸が回転し、当該クランク軸を中心に前記偏心カムが相対回転することで、前記複数のピストン組が前記シャフトを中心とした半径2rの転がり円の径方向に沿った直線往復運動を行う際に前記ガイドコロが転がり移動することを特徴とする。
ここで、ピストン組とは、ピストン単体のピストンヘッド部にシールカップ及びシールカップ押さえ部材などのシール材が一体に組み付けられたものを言う。
特に、内側転がり面及び外側転がり面近傍の両側に径方向に対向配置された一対のガイドピンをガイドすることで、ガイドコロが滑らずに転がり移動させることができる。
これにより、ガイドコロにピストン組の往復動に必要最小限の円弧面を備えることで、設置面積を減らして小型化することができる。
このように、外側転がり面近傍に設けられた一対のガイドピンがガイド板に設けられたガイド孔及びケース体に設けられたガイド溝に各々挿入され、内側転がり面近傍に設けられたガイドピンが第一ピストン組及び第二ピストン組の側面部に設けられたガイド溝に各々挿入されていると、複数のガイドコロが滑ることなく同期を取って転がり移動させることができる。
これによって、第一ピストン組及び第二ピストン組の直線往復運動に伴ってガイドコロが正逆いずれの方向に転がり移動しても、ガイドピンはガイドコロの転がり軌跡に沿ったガイド溝に案内されるため、滑りや位置ずれを起こすことが無くなる。
これによって、第一ピストン組と第二ピストン組を軸方向に近接配置しても、軸方向に重ねて配置されたガイドコロのガイドピンを逃げ凹部で逃がすことでガイドピンがガイドコロと干渉することなく転がり移動することができる。よって、シリンダ装置を軸方向に小型化することができる。
これにより、複数のガイドコロを同一形状に樹脂成形することができ、軽量化を図り、安価大量生産することができ、部品管理や組み付けも容易に行える。
ケース体3の側面には、シリンダ6がシリンダ受け板6aを介して4か所に各々組み付けられている。各シリンダ6の開口部はシリンダヘッド部7により各々閉止され、シリンダ室が形成されている。シリンダヘッド部7の外側にヘッドカバー8が装着され、ボルト9によりケース体3に固定されている。シリンダヘッド部7には吐出用の吐出バルブ7aが設けられていてもよい。
図4に示すように、軸受カップ18の環状凹部18aとは反対面には、位置決め凸部18bが各々設けられている。これらの位置決め凸部18bは、クランク軸10の両端部を第一,第二バランスウェイト13,14の挿入孔13a,14aに各々挿入して組み付ける際の軸周りの位置決めとして用いられる。
図9に示すように、ガイドコロ22は、円弧面の一部が切り欠かれた転がり面を有する回転体が用いられる。具体的には、ガイドコロ22は、第一,第二ピストン組11,12のガイド面11h,12hに当接する内側転がり面22aとガイド壁面3cに当接する外側転がり面22bを有する。このように、ガイドコロ22が第一,第二ピストン組11,12の直線往復動に必要最小限の円弧面を備えることで、設置面積を減らして小型化することができる。
これによって、第一ピストン組11及び第二ピストン組12の直線往復運動に伴って複数のガイドコロ22が正逆いずれの方向に転がり移動しても、ガイドピン22cは、単純化されたガイドコロ22の転がり軌跡に沿ってガイド孔21b若しくはガイド溝3b,11g,12gに案内されるため、滑りや位置ずれを起こすことが無くなる。
また、ガイドコロ22に設けられるガイドピン22cは、内側転がり面22aと外側転がり面22bに対応して4本設けられていたが、3本でもよい。
また、上記実施例では第一,第二ピストン組11,12として両頭ピストンを用いたが、片側のみのピストンを用いてもよい。
また、シリンダ室に対する吸気経路及び吐出経路やバルブ配置は任意に変更することができる。
Claims (6)
- シャフトの回転を内サイクロイドの原理に従い、偏心カムに対して直交配置された一対のピストン組の直線往復運動に変換されるロータリ式シリンダ装置であって、
前記シャフトの軸心に対して偏心して組み付けられ、前記シャフトを中心に回転半径rで回転可能に組み付けられたクランク軸と、
前記クランク軸を中心に相対回転可能に組み付けられた偏心カムと、
前記偏心カムに前記クランク軸から回転半径rで互いに交差したまま相対回転可能に組み付けられた複数のピストン組と、
前記クランク軸の両端部に各々組み付けられ、前記シャフトを中心とする回転部品間の静バランスをとるバランスウェイトと、
前記シャフトを回転可能に軸支し、当該シャフトを中心に回転する前記クランク軸、前記バランスウェイト、前記偏心カム及び前記ピストン組を収容するケース体と、を備え、
前記ピストン組の両側面に設けられたガイド面と対向する前記ケース体のガイド壁面との間に複数のガイドコロが転がり移動可能に挟み込まれて各々配置され、第一ピストン組と第二ピストン組が前記偏心カムの軸方向両側にガイド板を挟んで配置され、各ガイドコロには、内側転がり面及び外側転がり面近傍の両側に径方向に対向配置された一対のガイドピンが各々突設されており、前記シャフトを中心に前記クランク軸が回転し、当該クランク軸を中心に前記偏心カムが相対回転することで、前記複数のピストン組が前記シャフトを中心とした半径2rの転がり円の径方向に沿った直線往復運動を行う際に前記ガイドコロが転がり移動することを特徴とするロータリ式シリンダ装置。 - 前記ガイドコロは、円弧面の一部が切り欠かれた転がり面を有し、前記ピストン組のガイド面に当接する内側転がり面と前記ケース体のガイド壁面に当接する外側転がり面を有する請求項1記載のロータリ式シリンダ装置。
- 前記ガイド板に設けられたガイド孔及び前記ケース体に設けられたガイド溝に外側転がり面近傍のガイドピンが各々挿入され、前記第一ピストン組及び第二ピストン組の側面部に設けられたガイド溝に内側転がり面近傍に設けられたガイドピンが挿入されている請求項1又は請求項2記載のロータリ式シリンダ装置。
- 前記ガイド溝及び前記ガイド孔は、前記ガイドコロの転がりによって前記各ガイドピンが描く軌跡に沿って形成されている請求項3記載のロータリ式シリンダ装置。
- 前記ガイドコロの転がり面が切り欠かれた側面部には、板厚が薄くなった逃げ凹部が形成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のロータリ式シリンダ装置。
- 前記ガイドコロは、耐摩耗性を有する樹脂により一体に成形されている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロータリ式シリンダ装置。
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JP2019059571A JP6593945B1 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | ロータリ式シリンダ装置 |
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JP2019059571A JP6593945B1 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | ロータリ式シリンダ装置 |
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JP2020159286A JP2020159286A (ja) | 2020-10-01 |
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JP2019059571A Active JP6593945B1 (ja) | 2019-03-27 | 2019-03-27 | ロータリ式シリンダ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6593945B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4481159A1 (en) | 2023-06-23 | 2024-12-25 | Nabtesco Corporation | Drive device including oscillating linear drive mechanism |
-
2019
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EP4481159A1 (en) | 2023-06-23 | 2024-12-25 | Nabtesco Corporation | Drive device including oscillating linear drive mechanism |
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