JP6590777B2 - フレキシブルコンテナバッグおよびそれへの充填物の充填方法 - Google Patents
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さらに、日本フレキシブルコンテナ工業会では、環境省からの依頼を受けて、除染用の容器として新たに「除染関係ガイドラインに沿ったフレキシブルコンテナ標準仕様(JIS Z 1651:2008「非危険物用フレキシブルコンテナ」)」を作成し、今日ではその基準を満足する耐候性能を有したフレコンバッグが開発されている。この基準とは、汚染土壌の収集、仮保管場所への運搬、3年間の仮保管後に中間貯蔵施設などへの搬送が可能な性能である。
フレコンバッグの材料は、例えば、ポリオレフィン系樹脂からなるフラットヤーンにより織られた布(原反)が一般的である。この織布を所定形状の部品シートに複数裁断し、隣接する部品シート同士を縫着してフレコンバッグを作製している。
また、フレコンバッグは各部品シートが撓みやすい織布からなるため、角型に製袋しても、災害で発生した不燃物・可燃物を充填すれば内圧が作用して外方向に広がろうとする。その結果、胴部が膨らみ、外観が丸型に変形していた。しかも、重機でのバッグ吊り上げ時、殊に1点吊りでは、胴部の各コーナー部分に連結された4本の吊り部がバッグ中央部へ引き寄せられる。これに伴って充填物はバッグ中央部へ移動し、胴部だけでなくフレコンバッグの上面、具体的には紐で縛った投入部の上面も膨らんでいた。その結果、バッグの段積み時の安定性が低下し、安全確保の観点から積み上げの段数を減らす必要が生じ、上述した保管空間の効率的な利用ができなくなっていた。また、バッグ上面が膨らむことで投入部を縛っていた紐がゆるみ、投入口から災害で発生した不燃物・可燃物が零れるおそれもあった。
しかも、外蓋シートの各コーナー部分にベルト通し用スリットを形成し、これらに対応する吊り部を通すように構成すれば、フレコンバッグの見掛け上の吊り位置がバッグの中央部へ移動し、吊り部の吊り角度と張力との関係を示す張力係数が小さくなる。これにより、バッグ吊り上げ時、各吊り部のバッグ中央部への引き寄せを原因とした充填物のバッグ中央部への移動に伴なうバッグ上面の膨れが抑えられるとともに、従来は吊り部の胴部との縫着部に集中していたフレコンバッグの荷重を分散できることも知見した。
フレキシブルコンテナバッグの用途は限定されないものの、屋外作業用、特に災害で発生した不燃物・可燃物(土壌や瓦礫等)の輸送、保管用として好適である。充填物の種類は任意である。例えば、各種の工業製品の原料、各種の金属、各種の穀物、各種の堆肥、各種の土、各種の廃棄物などでもよい。
バッグ本体としては、充填物(特に災害で発生した不燃物・可燃物)が漏出しないように、縦糸および横糸が密な織布を使用してバッグ本体を縫製した一般的なものを採用することができる。その他、糸密度を低くして水きり機能を付与したバッグ本体を採用してもよい。
バッグ本体の外観形状としては、例えば、平面視して正方形または長方形の角型を採用することができる。
フレキシブルコンテナバッグは内袋付きのものでもよい。内袋としては、例えばポリエチレンなどの合成樹脂製の袋を採用することができる。内袋は、二重または三重以上に重ねたものでもよい。
投入口封止手段としては、例えば、投入部(襠部)の開口縁部に設けられた線ファスナ(レールファスナを含む)を採用することができる。その他、面ファスナ、投入口封止用の蓋シートを有したもの、投入部の絞り込みが可能なように締結紐が装着された巾着式のもの、一般的な投入部であって、別体の紐やベルトを使用して投入部の開口部分を縛るようにしたものなどでもよい。
吊りベルトとしては、例えば、各種の化学繊維からなる厚地の織布を裁断したものを採用することができる。
吊りベルトの使用本数は、8点支持、4本吊り部の条件を満たせば限定されない。例えば1本でもよいし、2本または4本でもよい。ただし、1本の場合には、長尺なベルトをバッグ本体の胴部と底面シートとの各外面に、ちょうど四葉のクローバーを一筆書きするように引きまわして接合(縫合)する必要がある。
この外袋は、例えば所定箇所を縫着することでバッグ本体と一体化されている。
外蓋シートとしては、例えば、外袋と同一の織布から裁断により得られたものを採用することができる。
外蓋シートの形状およびサイズは、外袋の底面シートと同じである。また外蓋シートは、例えば、外袋の上端開口の一辺部に、対応する一辺部を突き合わせ状態で接合(縫着)されている。
外袋封止手段の種類は限定されない。例えば、線ファスナ(レールファスナを含む)、面ファスナなどでもよい。その他、これらに比べて封止性は劣るものの、ロープ、ホックなどでもよい。
ここでいう「胴部の対応するコーナー部分に配された吊り点間を結ぶ直線の長さ方向」とは、外袋封止手段を利用して外袋の開口を外蓋シートにより封止した状態を前提とし、胴部の各コーナー部分において、一方の側面シートの上端部のうち、アーチ状の吊り部の一方の基端部(下端部)との接合位置(接合点)と、他方の側面シートの上端部のうち、吊り部の他方の基端部との接合位置とを結んだ仮想の直線の長さ方向をいう。なお、ベルト状の吊り部は幅があるため、ここでの吊り点は吊り部の幅の中間点(中間位置)とする。
各ベルト通し用スリットは、その長さ方向と、対応する仮想の直線の長さ方向とを揃えた状態で、この直線の真上か、胴部の対応するコーナー部分の範囲内で、その直線と平行に離反した所定の位置に配されている。
外蓋シートの各ベルト通し用スリットの形成部は、補強シートにより補強してもよい。
各ベルト通し用スリットの長さは任意である。
さらに、投入部の折り畳み方は任意である。
一方の面ファスナおよび他方の面ファスナは、何れを雄型または雌型としてもよい。その他、両方の面ファスナを雄雌兼用のものとしてもよい。
トップシートおよびフラップシートの素材としては、例えば、外袋の素材と同一のものを採用することができる。
トップシートのサイズは、外蓋シートと同一かそれより小判である。
フラップシートのサイズは、一方の面ファスナと他方の面ファスナとを掛止可能であれば任意である。
天板の形状としては、例えば矩形、円形、楕円形などを採用することができる。
天板のサイズは任意である。
天板をトップシートの中央部に着脱自在に取り付ける構造は任意である。例えば、トップシートの中央部を二重構造としてポケットを設け、その中に天板を収納してもよい。その他、面ファスナによる掛止などでもよい。
保形ベルトとしては、例えば、胴部への接合状態で、平面視して八角形となる無端ベルトを採用することができる。
保形ベルトの幅は任意である。例えば、胴部の高さの10%〜80%、好ましくは20%〜50%の幅である。この幅が胴部の高さの20%を超えれば、胴部の各コーナー部分に作用する充填物の内圧を低減するための隔壁として、保形ベルトが好適に機能する。
発泡合成樹脂シートとしては、例えば、発泡ポリウレタンフォーム、発泡ポリエチレンフォームなどを採用することができる。
発泡合成樹脂シートの厚さは、3〜7mmである。3mm未満では発泡合成樹脂シートが薄過ぎて、バッグ本体の十分な防護機能が得られない。また、7mmを超えれば、バッグ本体が厚過ぎてフレキシブルコンテナバッグの取り扱いがしにくくなり、かつコスト高となる。
型枠としては、外袋の胴部と略同一サイズ、同一形状のものを採用することができる。
また、外蓋シートの各コーナー部分にベルト通し用スリットを形成し、各ベルト通し用スリットに、対応する吊り部を通すように構成したため、フレキシブルコンテナバッグの見掛け上の吊り位置がバッグの中央部へ移動する。これにより、バッグ吊り上げ時(特に1点吊り時)に各吊り部の吊り角度が小さくなり、その結果、吊り部の吊り角度と張力との関係を示す張力係数が小さくなって、各吊り部の張力が低下する。よって、バッグの吊り上げ時、各吊り部がバッグ中央部へ引き寄せられる力は弱まる。そのため、バッグ本体に充填された充填物は、従来に比べてバッグ中央部へ移動する量が減り、フレコンバッグの上面の膨出が抑えられる。
しかも、このように各ベルト通し用スリットに各吊り部を通すように構成したため、従来は吊り部の両基端部が胴部に接合される箇所に集中していたフレキシブルコンテナバッグの荷重が、各吊り部の基端部が接触した外蓋シートのコーナー部の一部分、および、ベルト通し用スリットの形成部分に分散する。その結果、吊り部の胴部からの外れや破袋を防止することができる。
そして、外袋の内蓋となるトップシートは、投入口を封止して折り畳まれた投入部の上に載置される。その後、トップシートの外周部の上に外袋の内折りされた各フラップシートを重ね合わせる。これにより、トップシートの一方の面ファスナと各フラップシートの他方の面ファスナとが掛止されることで、トップシートによりバッグ本体を外袋の内部空間にしっかりと封入することができる。
また、保形ベルトは各コーナー部分の内面に接合されていないため、各コーナー部分において、充填物の内圧を低減する隔壁として機能する。
また、保形ベルトは各コーナー部分の内面に接合されていないため、各コーナー部分において、充填物の内圧を低減する隔壁として機能する。
また、保形ベルトは各コーナー部分の内面に接合されていないため、各コーナー部分において、充填物の内圧を低減する隔壁として機能する。
これにより、バッグ本体を外袋により防護し、仮に外袋内に充填物が零れた場合でも充填物が外部露出したり、零れることを防止することができる。また、バッグ吊り上げ時に、充填物のバッグ中央部への移動に伴なうバッグの上面の膨れを抑制することができるとともに、吊り部の吊り位置に作用する荷重を分散し、吊り部の胴部からの外れや破袋を防止することができる。
図2に示すように、胴部12を構成する各側布11は、1,500deのポリプロピレン繊維からなり、かつ裏面(内面)に図示しない止水用の樹脂フィルムがラミネートされた織布を所定形状に裁断し、かつ適宜縫製することで作製された縦1,500mm、横(高さ)500mmの矩形布である。なお、実際の胴部12は、長さ6,000mm、幅500mmの長尺な織布を裁断し、その長さ方向の端を縫着することで得られる。この胴部12の下辺(一方の長辺)を、底布13の4つの辺に適宜縫着することで、バッグ本体14が得られる(後述する裏地胴部12Aも同じ)。
底布13は、側布11と同一素材からなる縦横1,500mmの正方形の布である。
裏地胴部12Aの高さ方向の中間部の内面には、充填された災害で発生した不燃物・可燃物による胴部12(裏地胴部12Aを含む)の変形を防止する環状の保形ベルト28が、各コーナー部分を除く裏地胴部12Aの周方向の全域にわたって縫着されている。詳しくは、各側布11Aの長さ方向の中間部分(長さ600mm)のみに、保形ベルト28の一部分が縫着されている。
なお、胴部12の各側布(表シート)11と、裏地胴部12Aの対応する側布(裏シート)11Aとの間には、厚さ3mmの発泡ポリウレタンシート(発泡合成樹脂シート)27を挟むように構成してもよい(図4参照)。同様に、底布(表シート)13の上面にも、発泡ポリウレタンシート27と、底布13と同一素材、同一サイズの裏布(裏シート)26とを、順次、積層して3層構造としてもよい。こうすることで、バッグ本体14にクッション性が発現し、バッグ本体14の防護性を高めることができる。
投入口16には、前記第1の線ファスナ17が周設されている。この第1の線ファスナ17は、投入口16の周方向の半分の領域で、線状に固定された細長い断面凹形の凹条エレメント(図示せず)と、投入口16の残りの半分の領域に線状に固定され、かつ凹条エレメントに対応した細長い断面凸形の凸条エレメント(図示せず)とを有したものである。投入口16の封止時には、この投入口16を半折して、凹条エレメントと凸条エレメントとを掛合する。
なお、バッグ本体14の内部空間には、投入部15の高さとバッグ本体14の高さとを合わせた長さを有する図示しない内袋を収納してもよい。内袋は、例えばポリエチレン製である。
このとき、胴部12の各コーナー部分において、吊り部18の左右一対の基端部が縫着される2つの吊り点(支持点)P1,P2の位置は、平面視して、該当するコーナー部の頂点Aから400mmずつ離間した、隣り合う2枚の側布11の上縁の位置である。なお、吊りベルト19からなる吊り部18は100mmの幅がある。そのため、ここでの“吊り点P1,P2”は、吊り部18の幅の中間点(中間位置、一方の端から50mmの位置)とする。
外袋20の底布30の内面には、この底布30と略同一サイズ、同一形状の厚肉な補強用不織布31が縫着されている。補強用不織布31は、ポリエステル繊維を短絡して作製された厚肉な布材である。
外袋20の内側には、ポリエチレン製の図示しないインナーが展着されている。また、外袋20とバッグ本体14とは、複数箇所が縫着されることで一体化している。
外蓋布21は、胴部12と同一素材からなり、かつ外袋20の底布30と同一サイズ、同一形状のものである。この外蓋布21は、その基端側の辺部が、外袋20の1つの側布29の上縁部に縫着されている。
外蓋布21の各コーナー部分には、対応する吊り部18が挿通され、かつ外蓋布21による外袋20の開口の封止時に、胴部12の対応するコーナー部分に配された吊り点P1,P2間を結ぶ直線aの長さ方向へ延びる4本のベルト通し用スリットSが配設されている。
各フラップ布32は、胴部12と同一素材からなり、かつ長さ1,500m、高さ(幅)400mの矩形状のものである。
これらのフラップ布32の内面の略全域には、長尺な幅200mmの雄型面ファスナ(他方の面ファスナ)33が、上下2段で縫着されている。さらに、4枚のフラップ布32のうち、向かい合う一対のフラップ布32のみには、その長さ方向の両端部の表面に、小判な矩形状の雌型面ファスナ34が縫着されている。
また、トップシート24の中央部の裏面には、胴部12と同一素材からなり、かつ縦横1,100mmの矩形状のポケット35が設けられている。ポケット35の開口部は、図示しない面ファスナにより開閉自在となっている。
ポケット35には、縦横1,000mmの保形用の天板36が出し入れ自在に挿入されている。
天板36の素材は、剛性が高い厚さ5mmのプラスチック板である。
まず、現場において、作業者が、外袋20を保持する平面視して正方形状の型枠(図示せず)に外袋20を収納する(ステップ101)。型枠は、4枚の木製パネルを角筒状にボルト連結したものである。その内部空間のサイズは、縦横1,500mm、高さ500mmである。
次に、この型枠に被せるように投入部15を裏返し、バッグ本体14の開口を広げる(ステップ102)。
その後、災害で発生した可燃物・不燃物をユンボを用いて、投入部15の投入口16からフレコンバッグ10の中に順次投入し、バッグ本体14への可燃物・不燃物の充填完了後、その表面を平らにならす(ステップ103)。
このように、トップシート24の上から4枚のフラップ布32を内折りすることで、トップシート24の雌型面ファスナ23と各フラップ布32の雄型面ファスナ33とが重なり合って、封止状態で折り畳んだ投入部15に被せられたトップシート24を、外袋20の開口部に堅固に掛止することができる。
その後、作業者が第2の線ファスナ22を利用し、外袋20の開口を外蓋布21により封止する(ステップ108、図9参照)。
その後は、作業者がフォークリフト車の近接配置した2本のフォークに、隣り合う2本の吊り部18を離間した状態(4点吊りの状態)で引っ掛け、操縦者の操縦により、両フォークを上方移動させてフレコンバッグ10を型枠から吊り上げた後、これをトラックの荷台に積み込む。または、ユンボのバケットに4本の吊り部18を一括して引っ掛け、これらを一点吊りした状態でトラックの荷台に積み込む。
また、外蓋布21の各コーナー部分にベルト通し用スリットSを形成し、各ベルト通し用スリットSに、対応する吊り部18を通すように構成したため、フレコンバッグ10の見掛け上の吊り位置がフレコンバッグ10の中央部へ移動する。これにより、バッグ吊り上げ時(特に1点吊り時)に各吊り部18の吊り角度が小さくなり、その結果、吊り部18の吊り角度と張力との関係を示す張力係数が小さくなって各吊り部18の張力が低下する。一例を挙げれば、この吊り角度が60°から30°に低下すれば、張力係数は1.16から1.04に低下する。
張力=質量/4×9.8×張力係数
ここでの質量は、充填物(災害で発生した不燃物・可燃物)が充填されたフレコンバッグ10の質量をいう。
しかも、このように各ベルト通し用スリットSに各吊り部18を通すように構成したため、従来はアーチ状の吊り部18の(左右)一対の基端部が胴部12に縫着される箇所に集中していたバッグ10の吊り荷重が、各吊り部18の基端部が接触した外蓋布21のコーナー部の一部分、および、ベルト通し用スリットSの形成部分などに分散される。その結果、吊り部18の胴部12からの外れや破袋を防止することができる。
さらには、平坦な天板36をトップシート24の中央部に着脱自在に取り付けたため、バッグ吊り上げ時、災害で発生した不燃物・可燃物がバッグ中央部へ強制的に移動させられて発生するバッグ上面の膨出現象を、さらに抑制することができる。なお、トップシート24は、天板36をポケット35から抜き取って使用してもよい。
11 側布(側面シート、表シート)
11A 側布(裏シート)
12 胴部
12A 裏地胴部
13 底布(底面シート、表シート)
14 バッグ本体
15 投入部
16 投入口
17 第1の線ファスナ(投入口封止手段)
18 吊り部
19 吊りベルト
20 外袋
21 外蓋布(外蓋シート)
22 第2の線ファスナ(外袋封止手段)
23 雌型面ファスナ(一方の面ファスナ)
24 トップシート
26 裏布(裏シート)
27 発泡ポリウレタンシート(発泡合成樹脂シート)
28 保形ベルト
32 フラップ布(フラップシート)
33 雄型面ファスナ(他方の面ファスナ)
36 天板
P1,P2 吊り点
S ベルト通し用スリット
a 直線
Claims (7)
- 4枚の側面シートを接合し、かつ上端が開口した角筒状の胴部と、該胴部の下端の開口を塞ぐ矩形状の底面シートとを有する角型のバッグ本体と、
前記胴部の上端に接合され、充填物を前記胴部に投入するための投入部と、
該投入部の上端に有する前記充填物の投入口を開閉自在に封止する投入口封止手段と、
前記胴部の各コーナー部分に、隣接する2 枚の前記側面シートの端部を跨いだ状態でそれぞれ上方に向かうように接合され、かつ前記バッグ本体を吊り上げる8点支持、4本吊り部方式の吊りベルトと、
上端が開口し、かつ前記バッグ本体を覆った状態で該バッグ本体に接合される角型の外袋と、
前記投入口を封止して折り畳んだ状態の投入部の上から、前記外袋の開口を塞ぐ前記外袋に設けられた矩形状の外蓋シートと、
該外蓋シートにより前記外袋の開口を開閉自在に封止する外袋封止手段とを備えたフレキシブルコンテナバッグであって、
前記外蓋シートの各コーナー部分には、対応する吊り部が挿通され、かつ前記外蓋シートによる前記外袋の開口の封止時に、前記胴部の対応するコーナー部分に配された吊り点間を結ぶ直線の長さ方向へ延びる4本のベルト通し用スリットが配設され、さらに、前記投入口を封止して折り畳んだ状態の投入部の上に配置され、かつ外周部の上面に一方の面ファスナが固定された矩形状のトップシートを有し、
前記外袋の上端の各辺には、対応する一方の面ファスナに掛止される他方の面ファスナが内面に固定された4枚のフラップシートが接合されているフレキシブルコンテナバッグ。 - 前記投入口封止手段は、前記投入部の投入口を塞ぐ第1の線ファスナで、
前記外袋封止手段は、前記外蓋シートを前記外袋の開口に掛止する第2の線ファスナである請求項1に記載のフレキシブルコンテナバッグ。 - 前記トップシートの中央部には、平坦な天板が着脱自在に取り付けられた請求項1または請求項2に記載のフレキシブルコンテナバッグ。
- 前記胴部の内面には、充填された前記充填物による前記胴部の変形を防止する環状の保形ベルトが、各コーナー部分を除く前記胴部の周方向の全域にわたって接合された請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載のフレキシブルコンテナバッグ。
- 前記バッグ本体を構成する4枚の側面シートと底面シートとは、表裏2枚のシート間に発泡合成樹脂シートが挟持された構造のものである請求項1〜請求項4のうち、何れか1項に記載のフレキシブルコンテナバッグ。
- 請求項1のフレキシブルコンテナバッグに前記充填物を充填するフレキシブルコンテナバッグへの充填物充填方法であって、
前記外袋を保持する矩形状の型枠に前記外袋を収納し、その後、前記型枠に被せるように前記投入部を裏返して前記バッグ本体の開口を広げ、
次に、広げた該開口から前記バッグ本体の内部空間に前記充填物を充填してその表面をならし、
次いで、裏返った前記投入部を元に戻した後、前記投入口を前記投入口封止手段によって封止してから前記投入部を折り畳み、
その後、前記外袋の開口に前記外蓋シートを配置して、前記各吊り部を対応するベルト通し用スリットに挿通し、
次に、前記外袋封止手段を利用し、前記外袋の開口を前記外蓋シートにより封止するフレキシブルコンテナバッグへの充填物充填方法。 - 前記請求項1のフレキシブルコンテナバッグは、前記一方の面ファスナを有するトップシートおよび前記他方の面ファスナを有する4枚のフラップシートと、請求項2に記載された前記第1の線ファスナおよび前記第2の線ファスナとを具備したもので、
前記投入口を前記投入口封止手段により封止する際には、前記第1の線ファスナを用いて前記投入口を封止し、
この封止後、折り畳まれた前記投入部の上に前記トップシートを載置し、
次いで、前記各フラップシートを内折りして、対応する前記一方の面ファスナと前記他方の面ファスナとをそれぞれ重ね合わせることにより、前記各フラップシートに前記トップシートを掛止し、
その後、前記各吊り部を、対応するベルト通し用スリットにそれぞれ通した状態で、前記第2の線ファスナを利用して前記外袋の開口を前記外蓋シートにより封止する請求項6に記載のフレキシブルコンテナバッグへの充填物充填方法。
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