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JP6589722B2 - 倒立二輪車 - Google Patents

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JP6589722B2 JP2016071415A JP2016071415A JP6589722B2 JP 6589722 B2 JP6589722 B2 JP 6589722B2 JP 2016071415 A JP2016071415 A JP 2016071415A JP 2016071415 A JP2016071415 A JP 2016071415A JP 6589722 B2 JP6589722 B2 JP 6589722B2
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Description

本発明は、倒立二輪車に関する。
近年、倒立二輪車を用いたバランス訓練装置が試験的に実用化されている。例えば、特許文献1には、倒立二輪車の倒立制御を意図的に低下させた状態で、搭乗者が重心移動などの走行操作を行うことで、バランス訓練を行うバランス訓練装置が開示されている。
このような特許文献1のバランス訓練装置に用いられる倒立二輪車は、搭乗者が足を載せる左右のステッププレートと、左右のステッププレートと連動するように当該左右のステッププレートを支持する平行リンク機構と、平行リンク機構を支持する基台と、平行リンク機構の上下の横リンクに連結され、搭乗者が操作するハンドルと、を有し、ステッププレートの回転角度に基づいて旋回する構成である。
特許第5413027号公報
バランス訓練の効果の観点から、本来であれば搭乗者が左右のステッププレートへの荷重操作に基づいて平行リンク機構を回転させることで倒立二輪車を旋回させることが好ましいが、バランス訓練を上手に行おうとすると、自然に上肢による操作、即ち、ハンドルを介して平行リンク機構、ひいてはステッププレートを回転させて倒立二輪車を旋回させようとしてしまう。そのため、特許文献1の倒立二輪車は、バランス訓練の効果が低下する可能性がある。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、バランス訓練の効果を向上させることが可能な倒立二輪車を実現する。
本発明の一態様に係る倒立二輪車は、搭乗者が足を載せる左右のステッププレートと、前記左右のステッププレートと連動するように当該左右のステッププレートを支持する平行リンク機構と、前記平行リンク機構を支持する基台と、前記平行リンク機構の上下の横リンクに連結され、前記搭乗者が操作するハンドルと、を有し、前記ステッププレートの回転角度に基づいて旋回する倒立二輪車であって、
前記ハンドルの回転角度に対する前記ステッププレートの回転角度の連動率を小さくするために、前記平行リンク機構の上側の横リンクに設けられた調整機構を備え、
前記調整機構は、前記平行リンク機構における一方の縦リンクと上側の横リンクとの連結部と、前記平行リンク機構における上側の横リンクと前記ハンドルとの連結部と、の間隔を調整する第1のアクチュエータと、前記平行リンク機構における他方の縦リンクと上側の横リンクとの連結部と、前記平行リンク機構における上側の横リンクと前記ハンドルとの連結部と、の間隔を調整する第2のアクチュエータと、を有する。
本発明によれば、バランス訓練の効果を向上させることが可能な倒立二輪車を実現することができる。
実施の形態1のバランス訓練装置を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1のバランス訓練装置に用いる倒立二輪車の平行リンク機構周辺の構成を説明するための図である。 実施の形態1のバランス訓練装置の制御系のブロック図である。 バランス訓練を開始する際に制御装置がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車に出力するまでの流れを示すフローチャート図である。 バランス訓練を実行する際の倒立二輪車の調整機構における左右のアクチュエータの制御の流れを示すフローチャート図である。 ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際に、ハンドルの回転角度とステッププレートの回転角度とを等しくした場合の平行リンク機構周辺を模式的に示す図である。 ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際に、ハンドルの回転角度に対するステッププレートの回転角度の連動率を小さくした場合の平行リンク機構周辺を模式的に示す図である。 実施の形態2のバランス訓練装置の制御系のブロック図である。 リモートコントローラーを用いて達成レベルを設定した場合の制御装置がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車に出力するまでの流れを示すフローチャート図である。 実施の形態3の倒立二輪車における調整機構を説明するための正面図である。 実施の形態3の倒立二輪車における調整機構を説明するための平面図である。 ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際の調整機構の動作を模式的に示す平面図である。 ハンドルを倒立二輪車の左側に回転させた際の調整機構の動作を模式的に示す平面図である。 異なる倒立二輪車の平行リンク機構周辺の構成を説明するための図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
本実施の形態のバランス訓練装置を説明する。図1は、本実施の形態のバランス訓練装置を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施の形態のバランス訓練装置に用いる倒立二輪車の平行リンク機構周辺の構成を説明するための図である。図3は、本実施の形態のバランス訓練装置の制御系のブロック図である。
バランス訓練装置1は、図1に示すように、倒立二輪車2、制御装置3、モニタ4及び転倒防止用フレーム5を備えている。倒立二輪車2は、図1乃至図3に示すように、左右のステッププレート6a、6b、平行リンク機構7、左右の車輪8a、8b、基台9、ハンドル10、調整機構11、姿勢検出部12、ステップ角度検出部13及び制御処理部14を備えている。
左右のステッププレート6a、6bには夫々、搭乗者の足が載せられる。平行リンク機構7は、左右のステッププレート6a、6bと連動するように当該左右のステッププレート6a、6bを支持する。
平行リンク機構7は、基台9を倒立二輪車2の前後方向から挟み込むように配置された上側の横リンク7a、基台9を倒立二輪車2の前後方向から挟み込むように配置された下側の横リンク7b、及び前後の上側の横リンク7aと前後の下側の横リンク7bとの間に配置された左右の縦リンク7c、7dを備えている。
上下の横リンク7a、7bの中央部は、倒立二輪車2の前後方向に延在する回転軸7eを中心に回転可能に、基台9に連結されている。上下の横リンク7a、7bの左端部は、倒立二輪車2の前後方向に延在する回転軸7fを中心に回転可能に、左側の縦リンク7cに連結されている。上下の横リンク7a、7bの右端部は、倒立二輪車2の前後方向に延在する回転軸7gを中心に回転可能に、右側の縦リンク7dに連結されている。ここで、後述のように調整機構11による、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7fとの間隔及び上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7gとの間隔の調整を可能にするために、上側のリンク7aは回転軸7eの可動部を備えている。
左側の縦リンク7cの上端部には、左側のステッププレート6aが設けられている。右側の縦リンク7dの上端部には、右側のステッププレート6aが設けられている。
このような平行リンク機構7は、図示を省略した弾性部材によって、倒立二輪車2の左右方向に回転した状態から中立状態に復帰する構成とされているとよい。
左側の車輪8aは、左側の車輪駆動ユニット15aを介して左側の縦リンク7cに連結されている。右側の車輪8bは、右側の車輪駆動ユニット15bを介して右側の縦リンク7dに連結されている。左右の車輪駆動ユニット15a、15bは、図示を省略した減速機やモータなどを備えている。
基台9は、回転軸7eを介して平行リンク機構7を支持する。このような基台9には、例えば、倒立二輪車2の制御処理部14やバッテリ(不図示)などが搭載される。
ハンドル10は、搭乗者によって操作される。このようなハンドル10の下部は、上下の横リンク7a、7bと回転軸7eを共通にして、当該回転軸7eを中心に回転可能に、基台9に連結されている。そのため、ハンドル10を搭乗者が倒立二輪車2の左右方向に回転させると、当該ハンドル10の回転に伴って、平行リンク機構7が倒立二輪車2の左右方向に回転する。そして、平行リンク機構7における倒立二輪車2の左右方向への回転と連動するように、左右のステッププレート6a、6bが倒立二輪車2の左右方向に回転する。
調整機構11は、ハンドル10の回転角度に対する平行リンク機構7の回転角度の連動率を小さくするために、平行リンク機構7の上側の横リンク7aに設けられており、第1のアクチュエータ(左側のアクチュエータ)11a及び第2のアクチュエータ(右側のアクチュエータ)11bを備えている。
左右のアクチュエータ11a、11bは、伸縮可能な構成とされており、減速機やモータなどを備えている。左側のアクチュエータ11aは、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7fとの間に配置されている。右側のアクチュエータ11bは、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7gとの間に配置されている。
ちなみに、前後の上側の横リンク7aに夫々、左右のアクチュエータ11a、11bが設けられるため、本実施の形態の倒立二輪車2は、2組の左右のアクチュエータ11a、11bを備えているが、図3では、図を簡略化するために、1組の左右のアクチュエータ11a、11bのみを示している。
姿勢検出部12は、倒立二輪車2の前後方向への回転角度を検出し、検出信号を制御処理部14に出力する。姿勢検出部12としては、一般的な姿勢検出装置を用いることができ、例えば、ジャイロセンサや加速度センサなどを用いることができる。
ステップ角度検出部13は、左右のステッププレート6a、6bの少なくとも一方における倒立二輪車2の左右方向への回転角度を検出し、検出信号を制御処理部14に出力する。ステップ角度検出部13としては、一般的な角度検出装置を用いることができ、例えば、ポテンショメータやエンコーダなどを用いることができる。
制御処理部14は、姿勢検出部12及び左右の車輪8a、8bの回転角度を検出する左右の車輪角度検出部16a、16bの検出信号に基づいて、倒立二輪車2の倒立状態を維持しつつ前後進を実現するように、姿勢指令信号を生成し、生成した姿勢指令信号を左右の車輪駆動回路17a、17bに出力する。
また、制御処理部14は、ステップ角度検出部13及び左右の車輪角度検出部16a、16bの検出信号に基づいて、倒立二輪車2の左右方向への旋回を実現するように、旋回指令信号を生成し、生成した旋回指令信号を左右の車輪駆動回路17a、17bに出力する。
左右の車輪駆動回路17a、17bは、姿勢指令信号及び旋回指令信号に基づいて、左右の車輪駆動ユニット15a、15bのモータの駆動電流値を算出し、算出した駆動電流値で当該モータを駆動する。
さらに、制御処理部14は、詳細は後述するが、上側の横リンク7aにおける回転軸7fと回転軸7gとの間隔を変化させずに、ハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を変化させるために、調整機構11の左右のアクチュエータ11a、11bを制御する。
このような制御処理部14は、記憶装置14a、演算回路14b、車両情報出力部14c及び情報取得部14dを備えている。記憶装置14aは、倒立二輪車2の動作を司るプログラムなどを格納している。演算回路14bは、上述の制御を実現するために記憶装置14aからプログラムを読み出して実行する。
車両情報出力部14cは、姿勢検出部12、ステップ角度検出部13及び左右の車輪角度検出部16a、16bの検出信号に基づいて、倒立二輪車2の位置、速度、向き及び傾きを算出し、算出した倒立二輪車2の位置、速度、向き及び傾きを示す信号を、通信部17を介して制御装置3に出力する。
情報取得部14dは、制御装置3から通信部17を介して入力されるステップ連動率を示す信号を取得する。ここで、ステップ連動率とは、ハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率である。
制御装置3は、倒立二輪車2の搭乗者がバランス訓練を実行するためのバランス訓練映像をモニタ4に表示させ、バランス訓練の達成レベルに基づいて、ステップ連動率を算出する。
本実施の形態の制御装置3は、モニタ4上にスキーゲームを表示させて、倒立二輪車2の操作に基づいて当該スキーゲーム上でスキーヤーを移動させる。そして、制御装置3は、スキーゲームの達成レベルに基づいて、ステップ連動率を算出する。
詳細には、制御装置3は、達成レベル判定部18、ステップ連動率算出部19、記憶部20、制御部21及び映像出力部22を備えている。達成レベル判定部18は、スキーゲーム上のコースに沿ってスキーヤーを操作させることができたか否かなどの条件に基づいて、スキーゲームの達成レベルを判定する。達成レベル判定部18は、判定した達成レベルを記憶部20に格納する。
ステップ連動率算出部19は、詳細は後述するが、達成レベル判定部18で判定された達成レベルに基づいて、ステップ連動率を算出する。ステップ連動率算出部19は、算出したステップ連動率を記憶部20に格納する。
記憶部20は、達成レベル、ステップ連動率、達成レベルとステップ連動率との関係を示すテーブル、及びスキーゲームプログラムなどを格納する。
制御部21は、スキーゲームプログラムを実行し、倒立二輪車2から入力される信号が示す当該倒立二輪車2の位置、速度、向き及び傾きに基づいて、スキーゲーム上のコースでスキーヤーを移動させる映像信号を生成する。
映像出力部22は、制御部21から入力される信号が示す映像をモニタ4に表示させる。
モニタ4は、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、図1に示すように、倒立二輪車2を用いてバランス訓練を実行するエリアの前方に配置されている。
転倒防止用フレーム5は、図1に示すように、ハンガー23を介して倒立二輪車2に搭乗する搭乗者を上方に吊り支持する。
次に、バランス訓練を開始する際に制御装置3がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車2に出力するまでの流れを説明する。図4は、バランス訓練を開始する際に制御装置がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車に出力するまでの流れを示すフローチャート図である。
先ず、ステップ連動率算出部19は、記憶部20から達成レベル、及び達成レベルとステップ連動率との関係を示すテーブルを読み出す(S1)。
次に、ステップ連動率算出部19は、読み出した達成レベル及びテーブルに基づいて、ステップ連動率を算出する(S2)。そして、ステップ連動率算出部19は、記憶部20に算出したステップ連動率を格納する(S3)。
次に、ステップ連動率算出部19は、記憶部20からステップ連動率を読み出し、読み出したステップ連動率を示す信号を、通信部24を介して倒立二輪車2に出力する(S4)。
次に、バランス訓練を実行する際の倒立二輪車2の調整機構11における左右のアクチュエータ11a、11bの制御の流れを説明する。図5は、バランス訓練を実行する際の倒立二輪車の調整機構における左右のアクチュエータの制御の流れを示すフローチャート図である。
先ず、制御処理部14は、制御装置3の通信部24からステップ連動率を示す信号を取得する(S11)。
次に、制御処理部14は、バランス訓練中の倒立二輪車2の左右のステッププレート6a、6bで取得したステップ連動率を実現するために、ステップ連動率、ステップ角度検出部13の検出信号、及び左右のアクチュエータ11a、11bのモータの回転角度を検出する左右の角度検出部25a、25bの検出信号に基づいて、左右のアクチュエータ11a、11bの長さ調整量を算出する(S12)。そして、制御処理部14は、算出した長さ調整量を実現するための左右のアクチュエータ11a、11bの調整指令信号を生成する。
次に、制御処理部14は、左右のアクチュエータ11a、11bの調整指令信号を左右の長さ調整駆動回路26a、26bに出力する。左右の長さ調整駆動回路26a、26bは、調整指令信号に基づいて、左右のアクチュエータ11a、11bのモータの駆動電流値を算出し、算出した駆動電流値で当該モータを駆動する(S13)。
ここで、図6は、ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際に、ハンドルの回転角度とステッププレートの回転角度とを等しくした場合の平行リンク機構周辺を模式的に示し、第1のアクチュエータ11a及び第2のアクチュエータ11bの長さは、等しく制御されている。図7は、ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際に、ハンドルの回転角度に対するステッププレートの回転角度の連動率を小さくした場合の平行リンク機構周辺を模式的に示し、第1のアクチュエータ11aが伸張し、第1のアクチュエータ11aが伸張した量で第2のアクチュエータ11bが収縮するように制御されている。
このように本実施の形態では、左右のアクチュエータ11a、11bの長さを調整することで、ハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を小さくし、ハンドル操作による倒立二輪車2の旋回操作を鈍くすることができる。そのため、搭乗者は左右のステッププレート6a、6bへの荷重操作による倒立二輪車2の旋回操作を積極的に行おうとし、バランス訓練の効果を向上させることが可能となる。
また、制御処理部14は、搭乗者の達成レベルが低い場合、ハンドル10と左右のステッププレート6a、6bとの連動率を大きくし、搭乗者の達成レベルが高い場合、ハンドル10と左右のステッププレート6a、6bとの連動率を小さくすればよい。これにより、搭乗者の達成レベルの到達度に応じて、左右の旋回操作の難易度を調整することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態のバランス訓練装置は、実施の形態1のバランス訓練装置と略等しい構成とされているが、設定者が外部から達成レベル又はステップ連動率を設定可能な構成とされている。なお、重複する説明は省略し、等しい要素には等しい符号を用いて説明する。
図8は、本実施の形態のバランス訓練装置の制御系のブロック図である。図8に示すように、本実施の形態のバランス訓練装置は、リモートコントローラー31を備えている。リモートコントローラー31は、入力部32、信号処理部33及び通信部34を備えている。
入力部32は、設定者が外部から達成レベル又はステップ連動率を設定するために操作され、操作信号を信号処理部33に出力する。信号処理部33は、入力された操作信号に所定の処理を施して、達成レベル又はステップ連動率を示す信号とし、通信部34を介して達成レベル又はステップ連動率を示す信号を制御装置3に出力する。
制御装置3に通信部24を介してステップ連動率を示す信号が入力されると、通信部24は、ステップ連動率を倒立二輪車2に出力する。また、制御装置3に通信部24を介して達成レベルを示す信号が入力されると、通信部24は当該達成レベルを記憶部20に格納する。
次に、リモートコントローラー31を用いて達成レベルを設定した場合の制御装置3がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車2に出力するまでの流れを説明する。図9は、リモートコントローラーを用いて達成レベルを設定した場合の制御装置がステップ連動率を示す信号を倒立二輪車に出力するまでの流れを示すフローチャート図である。
先ず、図9に示すように、設定者が外部からリモートコントローラー(リモコン)31を操作して達成レベルを設定する(S21)。
次に、ステップ連動率算出部19は、記憶部20からリモートコントローラー31を介して設定された達成レベル、及び達成レベルとステップ連動率との関係を示すテーブルを読み出し、読み出した達成レベル及びテーブルに基づいて、ステップ連動率を算出する(S22)。そして、ステップ連動率算出部19は、記憶部20に算出したステップ連動率を格納する(S23)。
次に、ステップ連動率算出部19は、記憶部20からステップ連動率を読み出し、読み出したステップ連動率を示す信号を、通信部24を介して倒立二輪車2に出力する(S24)。
このように本実施の形態のバランス訓練装置は、リモートコントローラー31を介して外部から達成レベル又はステップ連動率を設定することができ、搭乗者の状態に応じて柔軟にバランス訓練を実行することができる。
<実施の形態3>
実施の形態1、2のバランス訓練装置は、左右のアクチュエータ11a、11bを用いてハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を変化させているが、上側の回転軸7eを移動させることでハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を変化させてもよい。
図10は、本実施の形態の倒立二輪車における調整機構を説明するための正面図である。図11は、本実施の形態の倒立二輪車における調整機構を説明するための平面図である。図12は、ハンドルを倒立二輪車の右側に回転させた際の調整機構の動作を模式的に示す平面図である。図13は、ハンドルを倒立二輪車の左側に回転させた際の調整機構の動作を模式的に示す平面図である。
本実施の形態の倒立二輪車は、図10及び図11に示すように、上側の横リンク7aに調整機構41を備えている。調整機構41は、回転体42及びアクチュエータ43を備えている。
回転体42には、上側の回転軸7eが設けられており、平行リンク機構7が倒立二輪車の左右方向に回転していない状態で、ハンドル10の中心軸L1と、回転軸7eの中心点と回転体42の回転軸とを結んだ線L2と、が重なる。
アクチュエータ43は、減速機やモータなどを備えており、減速機の出力軸43aが回転体42に連結されている。アクチュエータ43は、上側の横リンク7aに固定されている。なお、モータは、制御処理部14によって制御される。
このような調整機構41は、例えば、搭乗者がハンドル10を倒立二輪車の右側に回転させると、図12に示すように、回転体42が回転軸を中心に回転して上側の回転軸7eが右側に移動する。これにより、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7gとの間隔が短くなり、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7fとの間隔が長くなる。
一方、調整機構41は、例えば、搭乗者がハンドル10を倒立二輪車の左側に回転させると、図13に示すように、回転体42が回転軸を中心に回転して上側の回転軸7eが左側に移動する。これにより、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7fとの間隔が短くなり、上側の横リンク7aにおける回転軸7eと回転軸7gとの間隔が長くなる。
その結果、実施の形態1、2の調整機構と同様に、本実施の形態の調整機構41も、ハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を小さくすることができる。
なお、ギヤ機構を介してハンドル10を平行リンク機構7に連結し、当該ギヤ機構のギヤ比を可変とすることで、ハンドル10の回転角度に対する左右のステッププレート6a、6bの回転角度の連動率を変化させてもよい。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、図14に示すように、平行リンク機構7は、下側の回転軸7f、7gの位置が固定された状態で上側の横リンク7a、左側の縦リンク7c及び右側の縦リンク7dが倒立二輪車の左右方向に揺動する構成でもよい。
1 バランス訓練装置
2 倒立二輪車
6a、6b ステッププレート
7 平行リンク機構、7a、7b 横リンク、7c、7d 縦リンク、7e、7f、7g 回転軸
8a、8b 車輪
9 基台
10 ハンドル
11 調整機構、11a 第1のアクチュエータ、11b 第2のアクチュエータ
12 姿勢検出部
13 ステップ角度検出部
14 制御処理部、14a 記憶装置、14b 演算回路、14c 車両情報出力部、14d 情報取得部
15a、15b 車輪駆動ユニット
16a、16b 車輪角度検出部
17 通信部
17a、17b 車輪駆動回路
25a、25b 角度検出部
26a、26b 調整駆動回路
3 制御装置、18 達成レベル判定部、19 ステップ連動率算出部、20 記憶部、21 制御部、22 映像出力部、24 通信部
4 モニタ
5 転倒防止用フレーム、23 ハンガー
31 リモートコントローラー、32 入力部、33 信号処理部、34 通信部
41 調整機構、42 回転体、43 アクチュエータ、43a 出力軸

Claims (1)

  1. 搭乗者が足を載せる左右のステッププレートと、前記左右のステッププレートと連動するように当該左右のステッププレートを支持する平行リンク機構と、前記平行リンク機構を支持する基台と、前記平行リンク機構の上下の横リンクに連結され、前記搭乗者が操作するハンドルと、を有し、前記ステッププレートの回転角度に基づいて旋回する倒立二輪車であって、
    前記ハンドルの回転角度に対する前記ステッププレートの回転角度の連動率を小さくするために、前記平行リンク機構の上側の横リンクに設けられた調整機構を備え、
    前記調整機構は、前記平行リンク機構における一方の縦リンクと上側の横リンクとの連結部と、前記平行リンク機構における上側の横リンクと前記ハンドルとの連結部と、の間隔を調整する第1のアクチュエータと、前記平行リンク機構における他方の縦リンクと上側の横リンクとの連結部と、前記平行リンク機構における上側の横リンクと前記ハンドルとの連結部と、の間隔を調整する第2のアクチュエータと、を有する、倒立二輪車。
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