JP6577225B2 - バルブ用開度計と開度計付き仕切弁 - Google Patents
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Description
開度計が設けられた仕切弁は、地中の配管やマンホールの底位置などの埋設箇所で使用されることが多く、この場合、開度計が地中に露出するために泥土が付着しやすくなる。開度計の内部に泥土が浸入すると正確な開度を表示できなくなったり故障につながるおそれもあるため、仕切弁用の開度計には、仕切弁への取付け後に内部への泥土等の浸入を防止できることが要求される。
さらに、偏心板の中央側に弁棒挿通用の貫通穴を有する板を設け、この板よりも上部に弁キャップを配置しているため、弁キャップの取付け位置が高くなる。目盛板の中央側には、バルブ軸装部への取付け用中心穴を有する板を設け、この板をバルブ軸装部に載置するようにしているため、目盛板材のバルブに対する取付け位置が高くなる。これらにより、バルブへの装着後の全体高さが大きくなる。
このバルブ用開度計1を地中のバルブ12に設けた場合、目盛体3とバルブ12上部のパッキン装着部18との間や、キャップ部材15とブシュ4との間隙G、目盛体3と指針体9との間、指針体9とハブ部材8との間から泥土等が浸入する可能性があり、内部の減速歯車機構にこれらが入り込んだ場合、作動不良が生じて正確な開度を表示できなくなる場合がある。
この開度計1は、キャップ部材15の底面がブシュ4の上面よりも上方に位置し、さらに間隙Gを設けていることで全体の設置高さが大きくなる。スラストワッシャ16やウェーブワッシャ17を組み込んだり、弁棒5と開度計1とを止めねじ7で固定したり、押えリング6とハブ部材8との隙間を塞ぐための接着作業も必要になるため、着脱作業も煩雑になる。
さらに、ブシュ4を介して弁棒5を取付けているため、弁棒径が異なるバルブ12に取付ける場合には、バルブ12の呼び径ごとに異なるブシュ4を設ける必要がある。このように、ブシュ4を用いていることで接続可能なバルブ12の口径が限定され、バルブ12の呼び径ごとに異なる開度計1をその都度準備する必要が生じる。
開度計1の底面側においては、凹状多角形部13に凸状多角形部14を嵌合してバルブ12に取付けているため、使用できるバルブ12が凹状多角形部13に嵌合可能な凸状多角形部14を有するものに限定される。
図1においては、本発明のバルブ用開度計の第1実施形態を示す断面図、図2は減速歯車機構の分離斜視図、図3においては図1におけるA部の拡大断面図を示している。
図10(b)に示すように、指針用板33の下面側には、4つの係合凹部33cが等間隔に形成され、この係合凹部33cよりも外径側には、環状凹部66が形成されている。さらに、下面の最外径側には、環状の外周底面33dが形成され、この外周底面33dは、上面部32aに当接可能に設けられる。
ハブ34の偏心部34aよりも内径側には、係合部72が下方に向けて突出形成され、この係合部72の先端外周には突出部73が設けられている。
図2に示すように、平歯車60は、内部下方位置に前述した内歯61が設けられ、上面側にはハブ34の偏心部34aに嵌合装着される突状部60aが形成される。これらを介して、平歯車60の上部側が偏心部34aに回転自在に取付けられる。内歯61は、例えば、ピッチ円直径:94と2/3mm、歯数:61、ピッチ:4.88mmからなっている。図10(a)に示すように、突状部60aの外周には、4つの係合凸部60bが等間隔に形成されている。
上述したように、図1において、目盛盤32の上には指針用板33、平歯車60、ハブ34が設けられて遊星歯車機構35をなしており、この遊星歯車機構35に対してキャップ31から弁軸22に回転が伝達されると、この回転は、キャップ31の切欠溝39に係止している係合突起71からハブ34に伝わってこのハブ34が回転する。
図1に示すように、本発明の開度計本体30は、バルブ本体20の軸装部21の弁軸22周囲に設け、弁軸22に非回転に設けた弁軸回動用のキャップ31の回動により開閉度合いを表示するようにしていることで、バルブ本体20が仕切弁本体からなり、この仕切弁本体20が図示しない地中の配管やマンホールの底位置などに埋設されている場合にも、その開度を外部より確認できる。
これらのように、ハブ34とキャップ31、軸装部21と目盛盤32とを重ね合わせるように一体化することで、その重なった分だけバルブ本体20に開度計本体30を装着した後の全体高さを低くすることが可能になる。具体的には、キャップ31の底面からバルブ本体20の上面までの距離を小さくしつつ、弁軸22の回転を減速歯車機構35により減速回転し、指針部33bと目盛62とを介して弁開度を外部に表示できる。
よって、外径の異なる弁軸22、すなわち異なる呼び径のバルブ本体20に開度計本体30を共用できる。
この実施形態における開度計本体80では、図12に示したハブ34の係合突起71が動力を伝達可能な位置となる開口部70内周面の1ヶ所に設けられている。目盛盤32の下面に一対のガイドである係合部50が放射方向に4ヶ所設けられていて、この係合部50とバルブ本体20の軸装部21の外周に放射方向に4ヶ所設けられた突条リブである係合部51とを係合させることにより、開度計本体80が位置決め状態でバルブ本体20に芯出し(センタリング)されて装着されている。このように、開度計を芯出し可能であれば係合突起が1ヶ所でもよく、前述したように複数箇所に設けられている必要はない。また、開度計は、Oリング75で位置決めされながら芯出しされていてもよく、これらガイド50の突条リブ51への係合、又はOリング75のシールのうち、何れか一方或は双方により芯出状態による取付けが可能である。
この開度計本体90では、目盛盤91の下面に正八角形の多角形凹部92、バルブ本体20の軸装部21に多角形凹部92に嵌合可能な正八角形の多角形凸部93がそれぞれ形成され、これらの嵌合により弁軸22と目盛盤91とを調心状態にしつつ開度計本体90がバルブ本体20に装着可能に設けられる。多角形凹部92、多角形凸部93は、互いに嵌合可能であれば、正八角形以外の多角形状であってもよい。このように多角形凹部92と多角形凸部93とを嵌合して一体化する構造は、特に、小口径のバルブに開度計を装着する場合に適しており、この場合、開度計本体90に突状リブを設けることなくこれらを取付けできる。
この実施形態における開度計本体100では、キャップ31を介して弁軸22を手動操作可能に設けつつ、開度計本体100により開閉度合いを表示可能に設けたものである。キャップ31の角柱部40は、回動治具101に形成された係合面102に非回転に係合可能な形状に設けられている。回動治具101には、手動操作用ハンドル103が設けられ、このハンドル103の回転により、角柱部40を介して弁軸22を回転操作可能となる。ハンドル103の回動治具101は、係合面102に角柱部40を嵌合しながら上方から載置され、キャップ31に固定されることなくこのキャップ31を回転操作可能に設けられている。
この実施形態の開度計本体110では、キャップ111を回転する手動操作用ハンドル112を、このキャップ111と一体に設けて弁軸22に装着できるように設け、このハンドル112により弁軸22を手動操作可能に設けたものである。この場合、キャップ111とハンドル112とを一体化していることで部品点数を削減できる。
この実施形態における開度計本体120では、図14のキャップ31の角柱部40の上部を切削してその上端面40aを回動治具101の高さよりも低く設け、取付け板121を介してねじ122によりハンドル103を回動治具101に一体に固着したものである。この場合、キャップ31とハンドル103とを着脱可能に設けつつ、キャップ31からのハンドル103の不必要な取外しや脱落等を防止できる。このように、キャップにはハンドルを別体又は一体に設けることができる。
一方、図17(b)に示した本発明のバルブ用開度計の第8実施形態においては、流路口径φ500mmのバルブ本体140に開度計本体30を装着した状態を示しており、このバルブ本体140には、図1の弁軸22よりも大径の弁軸141が設けられている。
何れの場合にも、開度計本体30の係合突起71及び内周側への弁軸131、141の接触を防ぎながら、係合突起71を切欠溝39に係合させて動作させることができる。このように、本発明の開度計本体を、各種の流路口径のバルブ本体に装着し、その開度を外部に表示できる。
図に示したバルブ本体150は、ボデー151、蓋部材152を有し、これらは図示しないボルトにより固着される。バルブ本体150には仕切弁体153が内蔵され、この仕切弁体153にめねじこま154を介して弁軸22が取付けられる。めねじこま154の内周にはめねじ154aが形成され、このめねじ154aに弁軸22に形成されたおねじ22aが螺着されている。バルブ本体150は、弁軸22を回転したときにこれらめねじ154aとおねじ22aとにより、仕切弁体153が流路155に対して交差方向に昇降動してこの流路155を開閉する、いわゆる内ねじ式の仕切弁からなっている。
なお、バルブ本体は仕切弁に限ることはなく、弁軸の回転から弁体開度を確認することが難しい各種バルブに適用できる。
21 軸装部
22 弁軸
30 開度計本体
31 キャップ
32 目盛盤
32a 上面部
33 指針用板
33a 上面部
33b 指針部
34 ハブ
34a 偏心部
35 減速歯車機構
39 切欠溝(切欠部)
40 角柱部
41 回動治具
41a 係合面
50 ガイド(係合部)
51 突状リブ(係止部)
52、64 環状凸部
54、65 勾配
59 外歯
60 平歯車
61 内歯
62 目盛
71 係合突起
103 ハンドル
150 バルブ本体
153 仕切弁体
156 パッキン箱
Claims (4)
- バルブ本体の弁軸周囲に開度計本体を設け、この開度計本体は、目盛盤と指針用板とハブと内部に設けた減速歯車機構からなるバルブの開度計であって、前記弁軸の上端に弁軸回動用のキャップを非回転状態に取付け、前記キャップの下部を前記ハブの開口部に装入した状態で前記ハブの開口部の内周に中心方向に向けて突設した係合突起に前記キャップの側面に形成した切欠溝を係合させ、前記目盛盤の下面に放射状に設けた複数個のガイドである係合部を前記弁軸に軸装される軸装部に設けた係止部に係合させると共に、前記ハブに装入する弁軸装入用の開口部とこの開口部に続く前記目盛盤に装入する弁軸装入用の開口部との内周径を前記軸装部が前記目盛盤の開口部に装入される軸装部上部の外周径より大きい開口部とし、この開口部は、異なる弁軸径の各種の弁軸を装入できる開口径を有していることを特徴とするバルブ用開度計。
- 前記軸装部の外周と前記目盛盤の開口部の内周との間にシールリングを装着した請求項1に記載のバルブ用開度計。
- 前記ハブを前記指針用板の上面部よりも大径に形成し、前記指針用板を前記目盛盤の上面部よりも大径に形成した請求項1に記載のバルブ用開度計。
- 前記バルブ本体に仕切弁体を内蔵し、前記軸装部は、仕切弁のパッキン箱である請求項1乃至3の何れか1項に記載のバルブ用開度計。
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