JP6570983B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における回転電機1を軸方向から見た平面図である。
図1に示すように、本実施形態の回転電機1は、例えばインナーロータ型のスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)である。回転電機1は、モータ本体11と、剛性制御部12と、モータ本体11及び剛性制御部12を収容するハウジング13と、を有している。なお、以下の説明では、モータ本体11におけるステータ21(環状ヨーク部33)の軸線Oに沿う方向を単に軸方向といい、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O周りに周回する方向を周方向という。
ロータ22は、シャフト23と、シャフト23に固定されたロータコア24と、を有している。
シャフト23は、軸方向に沿って延在している。シャフト23における軸方向の両端部は、図示しない軸受で回転可能に支持されている。
図2に示すように、ロータコア24は、例えば磁性鋼板が軸方向に複数枚積層されて構成されている。具体的に、ロータコア24は、コア本体27と、コア本体27の外周面から径方向の外側に突設された複数の突極部28と、を有している。
コア本体27における径方向の中央部には、コア本体27を軸方向に貫通する貫通孔29が形成されている。貫通孔29内には、上述したシャフト23が圧入等により固定されている。
ステータコア31は、例えば平面視で環状の磁性鋼板が軸方向に複数枚積層されて筒状に構成されている。具体的に、ステータコア31は、環状ヨーク部33と、環状ヨーク部33の内周面から径方向の内側に突設された複数のティース状ヨーク部34と、を有している。
環状ヨーク部33は、上述したロータ22を径方向の外側から囲繞している。
ジャケット41は、軸線Oと同軸上に配置された筒状に形成されている。ジャケット41は、非磁性材料(例えば、アルミニウムや樹脂材料等)により構成されている。ジャケット41は、ステータコア31に外嵌されている。したがって、ジャケット41は、ステータコア31の全周を径方向の外側から囲繞している。なお、本実施形態において、ジャケット41における軸方向の長さは、ステータコア31と同等になっている。
各磁気回路部51は、平面視で円弧状の磁性鋼板が軸方向に複数枚積層されて構成されている。各磁気回路部51は、ジャケット41に対して径方向の外側で周方向に間隔をあけて配設されている。なお、各磁気回路部51は、互いに同様の構成である。そのため、以下の説明では、各磁気回路部51のうち、一の磁気回路部51について説明し、他の磁気回路部51についての説明は省略する。
第1延設部55Aは、ジャケット41を間に挟んで対応する第1ティース状ヨーク部34Aに径方向で対向している。第1延設部55Aは、径方向に延設されている。したがって、第1延設部55A及び第1ティース状ヨーク部34Aは、径方向に沿って直線状に配置されている。第1延設部55Aにおける径方向の内側端面は、ジャケット41の外周面に径方向の外側から当接している。
鉄心コイル52は、各延設部55A,55Bにそれぞれ巻回されている。なお、鉄心コイル52には、上述したステータコイル32とは別系統で電流が供給される。
回転電機1では、ステータコイル32に電流を供給すると、各ティース状ヨーク部34が励磁される。すると、各ティース状ヨーク部34に生じた磁気吸引力によってロータ22の突極部28が吸引されることで、ロータ22に回転力が発生する。そして、各ティース状ヨーク部34のステータコイル32への電流供給のタイミングを所定のタイミングでずらすことにより、ロータ22が所定の回転方向で、かつ所定の回転数で回転する。
図3に示すように、磁場印加ユニット42によって印加される磁場の磁力線Bは、中空部43内の磁気粘性流体J及び磁性接続部56を通り、第1延設部55A及び第2延設部55B間を結ぶ閉ループとなる。具体的に、磁力線Bは、例えば第1延設部55Aから径方向の内側に延び、ジャケット41の外壁部41aを通過して中空部43内に入射する。中空部43内に入射した磁力線Bは、中空部43内を径方向の内側に延びた後、中空部43内を周方向に延びる。その後、磁力線Bは、再びジャケット41の外壁部41aを通過して第2延設部55Bに入射する。第2延設部55Bに入射した磁力線Bは、磁性接続部56内を周方向に延びて第1延設部55Aに入射する。
特に、本実施形態では、磁場印加ユニット42により磁場を制御することで、所望の部分に所望のタイミングで磁気粘性流体Jの剛性を部分的に変化させることができる。これにより、ステータ21の外側を高剛性のハウジング等で囲繞する場合に比べて、径方向の小型化や軽量化を図ることができる。また、組付精度や取付状態、運転条件等に関わらず、回転電機1の振動や騒音を低減することができる。
この構成によれば、ステータ21のうち電磁加振力が大きく作用するティース状ヨーク部34周辺での磁気粘性流体Jの径方向の剛性を増加させることができる。これにより、回転電機1の振動や騒音の更なる低減を図ることができる。
この構成によれば、磁場印加ユニット42によってジャケット41を径方向の外側から支持できるため、ステータ21及びジャケット41の径方向の外側への変形を確実に抑えることができる。
この構成によれば、磁気回路部51で発生した磁束が外部に漏れるのを抑制することができる。これにより、磁気粘性流体Jに磁束を集中させることができ、磁気粘性流体Jの剛性を効果的に向上させることができる。
また、周方向で隣り合う磁性接続部56間を非磁性接続部53により接続することで、磁気回路部51の変形や位置ずれを非磁性接続部53により規制することができる。これにより、回転電機1の振動や騒音を長期に亘って効果的に抑制できる。
この構成によれば、各回転数域で発生する異なる振動モードに対して所望の部分に、所望のタイミングで磁気粘性流体Jの剛性を変化させることができる。これにより、振動や騒音を確実に低減することができ、高性能な回転電機1を提供できる。
また、上述した実施形態では、回転電機1をモータとして利用した場合について説明したが、これに限らず、発電機として利用した場合であっても本実施形態の構成を適用することができる。
なお、磁場印加ユニット42は、磁気粘性流体Jのうちティース状ヨーク部34に対して径方向の外側に位置する部分に対して径方向の磁場を印加できる構成であれば種々の形状を適用できる。この場合、少なくともティース状ヨーク部34に対して径方向で重なる部分に延設部55A,55Bが配置されていれば、周方向で隣り合うティース状ヨーク部34間に位置する部分に延設部を配置する構成であっても構わない。
図4に示す回転電機1のように、磁気回路部51に永久磁石70を配設する構成であっても構わない。具体的に、磁気回路部51の磁性接続部56には、径方向の外側に窪む凹部71が形成されている。凹部71内には、永久磁石70が周方向で異極となるように収容されている。すなわち、永久磁石70は、鉄心コイル52で発生する磁界の向きに分極されている。
図5は、第2の実施形態における回転電機100の平面図である。本実施形態では、ジャケット101内において、磁場印加領域(対向領域)G1と非印加領域(非対向領域)G2との間を周方向に仕切る仕切板102を配設した点で上述した第1の実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、ハウジング13を取り外した状態の第3の実施形態における回転電機200の斜視図である。本実施形態では、環状の剛性制御部201を軸方向に間隔をあけて複数配置した点で上述した実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
また、剛性制御部201を軸方向に間隔をあけて配置することで、モータ本体11における軸方向の全長を剛性制御部201により覆う構成に比べて剛性制御部201の小型化を図ることができる。これにより、剛性制御部201毎の低コスト化を図るとともに、剛性制御部201毎の製造が容易になる。なお、各剛性制御部201の磁気回路部51に磁場を印加するタイミングは、適宜変更が可能である。
特に、磁場印加ユニットにより磁場を制御することで、所望の部分に所望のタイミングで磁気粘性流体の剛性を部分的に変化させることができる。これにより、ステータの外側を高剛性のハウジング等で囲繞する場合に比べて、径方向の小型化や軽量化を図ることができる。また、組付精度や取付状態、運転条件等に関わらず、回転電機の振動や騒音を低減することができる。
Claims (8)
- 環状ヨーク部、及び前記環状ヨーク部から前記環状ヨーク部の径方向の内側に突設されるとともに、ステータコイルが巻回された複数のティース状ヨーク部を有するステータと、
前記ステータに対して前記径方向の内側に配置されたロータと、
前記ステータに対して前記径方向の外側に配置された剛性制御部と、を備え、
前記剛性制御部は、
前記環状ヨーク部を前記径方向の外側から囲繞するとともに、内部に磁気粘性流体が充填された非磁性材料からなるジャケットと、
前記ジャケットに対して前記径方向の外側において、少なくとも前記ティース状ヨーク部と対向する部分に配置され、前記磁気粘性流体に対して前記径方向の磁場を印加する磁場印加ユニットと、を備えている、
回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機において、
前記磁場印加ユニットは、
複数の前記ティース状ヨーク部と前記径方向で対向する部分で、それぞれ前記径方向に延設された複数の延設部と、
前記複数の延設部にそれぞれ巻回された鉄心コイルと
前記複数の延設部のうち、前記環状ヨーク部の周方向で隣り合う一対の前記延設部同士を接続する第1接続部と、を有している、
回転電機。 - 請求項2に記載の回転電機において、
前記延設部は、前記ジャケットに前記径方向の外側から当接している、
回転電機。 - 請求項2又は請求項3に記載の回転電機において、
前記第1接続部には、前記鉄心コイルで発生する磁界の向きに分極された永久磁石が配設されている、
回転電機。 - 請求項2から請求項4の何れか1項に記載の回転電機において、
前記磁場印加ユニットは、前記周方向で隣り合う前記第1接続部間を接続する非磁性材料により構成された第2接続部を有している、
回転電機。 - 請求項2から請求項5の何れか1項に記載の回転電機において、
前記ジャケットには、前記ジャケットと前記延設部及び前記第1接続部とが前記径方向で対向する対向領域と、前記ジャケットと前記延設部及び前記第1接続部とが前記径方向で対向しない非対向領域と、に前記ジャケットの内部を前記周方向で仕切る非磁性材料からなる仕切壁が配設され、
前記ジャケットの内部のうち、前記対向領域に位置する部分に前記磁気粘性流体が充填されている、
回転電機。 - 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の回転電機において、
前記剛性制御部は、前記環状ヨーク部の軸方向に間隔をあけて複数配設されている、
回転電機。 - 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の回転電機において、
前記剛性制御部は、前記ロータの回転数に応じて前記磁場印加ユニットから印加する磁場の強さを制御する、
回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015230964A JP6570983B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015230964A JP6570983B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 回転電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2017099201A JP2017099201A (ja) | 2017-06-01 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015230964A Active JP6570983B2 (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 回転電機 |
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2015
- 2015-11-26 JP JP2015230964A patent/JP6570983B2/ja active Active
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| JP2017099201A (ja) | 2017-06-01 |
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