JP6550185B1 - ポケット式落石防護網における支柱、上段横ロープ及び吊りロープ - Google Patents
ポケット式落石防護網における支柱、上段横ロープ及び吊りロープ Download PDFInfo
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Abstract
Description
斜面に設けられた基礎部で軸支され立設する複数の支柱と、
該支柱が設置された地山の上方斜面の固定部に掛止された一方端と前記支柱の上部で連結された他方端とを有し、該支柱の立設状態を吊持する支柱吊りロープと、
両端を異なる固定部に掛止され、中間部において前記複数の支柱間に架設する上段横ロープと、
該上段横ロープと斜面との間に形成される開口部から受け入れた落石を受け止める、前記上段横ロープから垂下する複数の縦ロープと該複数の縦ロープに連結された複数の横ロープと該複数の横ロープ若しくは縦ロープに張設された金網とを備えた網部と、
前記上段横ロープが設置された地山の上方斜面の固定部に掛止された一方端と前記上段横ロープを吊持するよう連結された他方端とを有する横ロープ吊りロープと、
を備えたポケット式落石防護網。
上段横ロープの自重及び前記網部の重量によって上段横ロープに生じる荷重と横ロープ吊りロープの張力との合力の方向が前記支柱の長手方向になるように該横ロープ吊りロープの張力を設定したポケット式落石防護網。
前記の荷重又は前記の合力を上段横ロープの単位長さ当りに換算し、該上段横ロープの単位長さ当り作用する力と該上段横ロープに働く水平方向引張力とから算定される支点間のカテナリー曲線を、支柱間において前記上段横ロープが鉛直方向又は前記合力の作用する方向に描く曲線として、支柱、上段横ロープ若しくは横ロープ吊りロープの設計に用いたポケット式落石防護網。
前記の合力の単位長さ当りに作用する力を算出若しくは設定するステップと、
前記の水平方向引張力を算出若しくは設定するステップと、
前記単位長さ当りに作用する力と前記水平方向引張力とからカテナリー曲線を算出するステップと、
を備えた支柱間の支柱間隔、支柱高さ若しくは支柱構造を設計する方法。
(1)線材は、2支点で支持されている。
(2)線材には、単位長さ当たり一定の荷重(重力)が作用する。
(3)線材には、一定の水平方向張力が作用する。
(4)線材には、曲げ抵抗はない。
(1)支柱2頂部付近に支点を有し、隣接する支柱間を対象とする。
(2)ポケット式落石防護網1の上段横ロープ3を上記曲線の対象線材とする。
(3)上段横ロープには、一定の水平方向張力が作用する。
(4)上段横ロープの自重、該上段横ロープに垂下する縦ロープ51、該縦ロープに連結されている横ロープ52及び金網53に掛かる重力は、上段横ロープの単位長さ当たりに作用する。
(5)一端が上方斜面の固定部16に掛止され、他端が前記上段横ロープに連結されている横ロープ吊りロープ42がある場合、該ロープの張力と前記単位長さ当たりに作用する荷重との合力は、合力方向に単位長さ当たりに作用する。
(6)上段横ロープの曲げに対する抵抗は(4)、(5)を除き、考慮する必要はない。
(7)上段横ロープに作用する引張力による弾性変形は懸垂曲線に影響しない。
(x,y):xを支点間方向、yを鉛直上向き方向とする図5(2)の座標系
Th:線材(上段横ロープ3)への張力の水平方向成分
w:線材の単位長さ質量(上段横ロープ及び網部53の単位長さ質量)
g:重力加速度、w・g(以下、数式上の・若しくは×は、積を表す。)で重量を示す。
f:上記「0020」(5)の合力
a:カテナリー定数(「数1」(5))と呼ぶ。
l:線材(上段横ロープ)の最低点と支点(支柱2頂部)までのx方向長(支点高さが同じ場合、半支点間長)
s:線材(上段横ロープ)の曲線長(Sは、x方向長さlの場合の曲線長)
L:支点間長(支柱間長さ)
h:弛度(線材(上段横ロープ)の最低点と最高点である支点との高さであるy方向長の差)
R:支点(支柱頂部)での反力(線材に対して上方に作用する力)
tanθ:θは曲線の傾斜角度で、tanθはdy/dx、θlは支点での傾斜角度
仮に、前記合力によって、図4に示すD区間に上段横ロープが位置した場合、上段横ロープの支点である支柱頂部においては、合力によって、支柱基礎部方向の他αに示す方向に力は作用し、支柱2の立設角度を維持するためには、この力に対向する引張力を支柱吊りロープ41が負担することになる。この状態は落石12が網部に衝突した場合においても影響を受け、衝撃力の集中を避け、出来るだけ分散して負担を図る意味で望ましくない。
一方、図4に示すU区間に上段横ロープが位置した場合、横ロープ吊りロープから上段横ロープに作用する力によって、支柱頂部に図4のβに示す斜面上方への力が作用し、基礎部15に軸支された支柱の立設角度を維持できなくなる。同時に、衝撃力が加わった場合、前記とは逆に横ロープ吊りロープの負担が大きくなる。
本発明のように合力の方向が支柱の長手の場合、上段横ロープから支柱へ作用する力は、全て支柱に圧縮力として基礎部に作用し、斜面からの反力によって釣合状態を維持できる。落石による衝撃力が加わった場合においても、支柱吊りロープ及び横ロープ吊りロープにバランスよく衝撃荷重の負担が分散される。
本例において、前記合力が作用する場合としては、本願請求項2の発明におけるポケット式落石防護網としている。従って、横ロープ吊りロープ42の引張力は、斜め上方45度の方向からとし、その大きさを単位長さに換算するとw×g×sin(45°)としている。前記合力については、その方向を支柱長手方向の斜め下方となり、その大きさはf=w×g×cos(45°)≒0.71×w×gとなる。
このような状態において、開口部のクリアランスを確保する支柱の嵩上げ高に関して、失った中間支柱を挟む両端の支柱を同じ高さの嵩上げの状態を示すのが図7(2)である。図7(2)のL=6.0mに対して、支間長Lが6.0mから12.0mの場合の数値計算例が表2である。
表2のtanθは、数1に示す支点における傾きであり、該傾きtanθの影響で上段横ロープの水平引張力によって支点で下方へ働く力と上段横ロープの単位長さに作用する力によって支柱頂部から基礎部方向に作用する力は、数1に示す支点反力Rである。この支点反力Rは、施設整備時の初期の荷重として、落石衝突時の衝撃による力を加えて、支柱を設計する必要がある。
また、表2には曲線長Sを算出している。上段横ロープに対して、従来型における水平力と同じ水平力が作用する場合に、支柱間隔の拡がりに応じて、必要となるロープの延長を示す概算値となり得る。
このように、ポケット式落石防護網における上段横ロープ、吊りロープ及び支柱に関する様々なバリエーションに対して、カテナリー曲線の活用は、論理性を有し簡易であり、有用性は高いが、前記の仮定を伴うものであり、弾性変形の影響、熱膨張の影響、曲げ抵抗の影響等不確定な要素を伴うものであり、種々の設定に関して余裕高や安全率等の導入との併用が望ましい。
数1に基本式を示したカテナリー曲線は、理論的に数2(1)に示すマクローリン級数による展開が可能であり、例えば数2(2)に示す2次近似によって、放物線近似が可能である。本発明は、このようなカテナリー曲線の近似式による前記弛度h、伸びS、嵩上げ高等の算出に関しても、カテナリー曲線による発明に含まれるものとする。
2 支柱、21 柱部、22 柱部頂部、23 上段横ロープ連結部、24 吊りロープ連結部(柱)
3 上段横ロープ、31 上段横ロープ固定部、32 縦ロープ連結部、33 吊りロープ連結部(ロープ)、34 3方クリップ、35 ロープ端末処理
4 吊りロープ、41 支柱吊りロープ、42 横ロープ吊りロープ、43 ターンバックル
5 網部、51 縦ロープ、52 横ロープ、53 金網、54 4方クリップ
Claims (5)
- ポケット式落石防護網であって、
斜面に設けられた基礎部で軸支され立設する複数の支柱と、
該支柱が設置された地山の上方斜面の固定部に掛止された一方端と前記支柱の上部で連結された他方端とを有し、該支柱の立設状態を吊持する支柱吊りロープと、
両端を異なる固定部に掛止され、中間部において前記複数の支柱間に架設する上段横ロープと、
該上段横ロープと斜面との間に形成される開口部から受け入れた落石を受け止める、前記上段横ロープから垂下する複数の縦ロープと該複数の縦ロープに連結された複数の横ロープと該複数の横ロープ若しくは縦ロープに張設された金網とを備えた網部と、
前記上段横ロープが設置された地山の上方斜面の固定部に掛止された一方端と前記上段横ロープを吊持するよう連結された他方端とを有する横ロープ吊りロープと、
を備えたポケット式落石防護網。 - 請求項1のポケット式落石防護網であって、
上段横ロープの自重及び網部の重量によって上段横ロープに生じる荷重と横ロープ吊りロープの張力との合力の方向が前記支柱の長手方向になるように横ロープ吊りロープの張力を設定したポケット式落石防護網。 - 請求項1若しくは請求項2のポケット式落石防護網を設計する方法であって、
上段横ロープの自重及び網部の重量によって上段横ロープに生じる荷重又は該荷重と横ロープ吊りロープの張力との合力を上段横ロープの単位長さ当りに換算し、該上段横ロープの単位長さ当り作用する力と該上段横ロープに働く水平方向引張力とから算定される支点間のカテナリー曲線を、支柱間において前記上段横ロープが鉛直方向又は前記合力の作用する方向に描く曲線として、支柱、上段横ロープ若しくは横ロープ吊りロープを設計する方法。 - 請求項1の支柱と支柱吊りロープと上段横ロープと網部とからなるポケット式落石防護網について、上段横ロープの自重及び網部の重量によって上段横ロープに生じる荷重及び請求項1の開口部のクリアランスを変えることなく、該上段横ロープに働く水平方向引張力を所定値とし、支柱間を拡げる新たな支柱間隔と支柱高さを有し、請求項1の横ロープ吊りロープを備えた請求項1若しくは請求項2のポケット式落石防護網を設計する方法。
- 請求項1若しくは請求項2のポケット式落石防護網を設計する方法であって、
上段横ロープの自重及び網部の重量によって上段横ロープに生じる荷重と横ロープ吊りロープの張力との合力の単位長さ当りに作用する力を算出若しくは設定するステップと、
前記上段横ロープに働く水平方向引張力を算出若しくは設定するステップと、
前記単位長さ当りに作用する力と前記水平方向引張力とからカテナリー曲線を算出するステップと、
を備えた支柱間の支柱間隔、支柱高さ若しくは支柱構造を設計する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018206242A JP6550185B1 (ja) | 2018-11-01 | 2018-11-01 | ポケット式落石防護網における支柱、上段横ロープ及び吊りロープ |
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JP2018206242A JP6550185B1 (ja) | 2018-11-01 | 2018-11-01 | ポケット式落石防護網における支柱、上段横ロープ及び吊りロープ |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2018206242A Active JP6550185B1 (ja) | 2018-11-01 | 2018-11-01 | ポケット式落石防護網における支柱、上段横ロープ及び吊りロープ |
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