JP6520324B2 - 降圧トランス - Google Patents
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Description
図1を参照しながら本発明の第1の実施の形態に係る降圧トランス1の構成について説明する。
図1は、降圧トランス1の構成を示す斜視図である。図2は、後述する2次コイル3を前方から見た構成を示す正面図である。以下の説明において、説明の便宜上、図に示す矢示X1方向を左方、矢示X2方向を右方、矢示Y1方向を前方、矢示Y2方向を後方、矢示Z1方向を上方、そして、矢示Z2方向を下方として説明する。降圧トランス1に具現化される発明の構成は、上記矢示の方向に限定されて解釈されるものではない。
1次コイル2の第1コイル2Aと第2コイル2Bとは互いに同様の構成である。したがって、第1コイル2Aの構成について説明し、第2コイル2Bについては同一の符号を付しその説明を省略する。
2次コイル3は、上述したように、第1コイル部3Aと、第2コイル部3Bとを有し、第1コイル部3Aには第1電極部3Cが接続され、第2コイル部3Bには第2電極部3Dが接続されている。2次コイル3は、大きな電流を流すことができるように、全体として導電性の金属(アルミニウム、銅等)塊の形状に形成されている。
センタータップ部材4は、2次コイル3と同様に大電流を流すことができるように金属塊の形状に形成されている。センタータップ部材4が金属塊の形状であるとは、断面(電流の流れる方向に対して直交する面)の大きさおよび形状については2次コイル3と同様であり、電流の流れる方向の長さについては2次コイル3の側方(2次コイル3に流れる電流の流れ方向に対して直交する方向)に突出する長さを有する形状をいう。センタータップ部材4が2次コイル3の側方に突出させられることで、センタータップ部材4と後述する冷却部100とを接触させる構成にし易くすることができる。
図1に示す降圧トランス1は、センタータップ部材4の下端面を放熱部10とする構成となっている。しかしながら、放熱部10は、センタータップ部材4の下端面に限らない。たとえば、図3に示すように、冷却部として冷媒(たとえば、水、アンモニア)が流れるタンク101を用い、タンク101内の冷媒の中に、センタータップ部材4を浸漬させた場合は、センタータップ部材4の冷媒と接触する部分が放熱部10として機能する。
上述したように、降圧トランス1は、1次コイル2の巻数に比べて2次コイル3の巻数が少なく、1次コイル2に入力される電流に比べて、多くの電流が2次コイル3から出力される。そして、降圧トランス1に備えられる2次コイル3は、第1コイル2Aと第2コイル2Bとを有する。この2次コイル3には、第1コイル部2Aおよび第2コイル部2Bに接続されるセンタータップ部材4が接続されている。さらに、このセンタータップ部材4は、冷却部100に接触させることができる放熱部10を有している。
図4を参照しながら本発明の第2の実施の形態に係る降圧トランス21の構成について説明する。
図4は、降圧トランス21の構成を示す斜視図である。図5は、後述する2次コイル23の斜視図である。図6は、2次コイル23の分解斜視図である。図に示す矢示については、図1から図3と同様である。また、降圧トランス21に具現化される発明の構成は、矢示の方向に限定されて解釈されるものではない。
1次コイル22は、コア26と、このコア26の周りに巻き回される絶縁被覆された導線27とを有する。コア26は、環状であり、内側に空間28が形成されている。つまり、1次コイル22は、いわゆるトロイダルコイルとして構成されている。
2次コイル23は、上述したように、第1コイル部23Aと、第2コイル部23Bとを有し、第1コイル部23Aの一端には、第1センタータップ部24Aが接続され、他端には第1電極部23Cが接続されている。そして、第2コイル部23Bの一端には、第2電極部23Dが接続され、他端には、第2センタータップ部24Bが接続されている。第1コイル部23Aおよび第2コイル部23Bは、降圧トランス1と同様に、大電流を流すことができるように、全体として導電性の金属(アルミニウム、銅等)塊の状態に形成されている。
センタータップ部材24は、上述したように、第1コイル部23Aに接続される第1センタータップ部24Aと、第2コイル部23Bに接続される第2センタータップ部24Bとを有する。また、第1センタータップ部24Aおよび第2センタータップ部24Bは、2次コイル23(第1コイル部23A,第2コイル部23B)と同様に大電流を流すことができるように、金属塊の形状に形成されている。
図7,8に第2の実施の形態に係る降圧トランス21の変形例である降圧トランス31を示す。図7は、降圧トランス31の構成を示す斜視図である。図8は、降圧トランス31に備えられる2次コイル33の分解斜視図である。降圧トランス21を構成する部材と同様な構成の部材については同一の符号を付し、その説明を簡略または省略する。
上述したように、降圧トランス21は、1次コイル22の巻数に比べて巻数の少ない2次コイル23を備えている。そのため、1次コイル22に入力される電流に比べて、多くの電流が2次コイル23から出力される。降圧トランス21に用いられるセンタータップ部材24は、第1センタータップ部24Aと第2センタータップ部24Bの2つのセンタータップ部を有する。第1センタータップ部24Aは第1コイル部23Aに接続され、第2センタータップ部24Bは第2コイル部23Bに接続される。第1コイル部23Aと第2コイル部23Bとは、互いに、電流の流れる方向に沿って、かつ、電流の流れの方向を逆にして並置されている。そして、第1コイル部23Aおよび第1センタータップ部24Aと、第2コイル部23Bおよび第2センタータップ部24Bとの間には、絶縁部材としての絶縁板25が配置されている。1次コイル22は、環状のコア26を有するトロイダルコイルであり、第1コイル部23Aおよび第2コイル部23Bは、環状コアである1次コイル22の内側の空間28内に通されている。
降圧トランス1においては、入力電力のスイッチング速度が速くなるほど、2次コイル3に流れる電流抵抗(交流抵抗)が表皮効果により高くなるという問題がある。そこで、図9の上段(A)に示すように、2次コイル3の表面に、凹凸部として複数の溝3Eを形成することが好ましい。2次コイル3の表面に複数の溝3Eを形成することで、2次コイル3の表面積を大きくでき、表皮効果による電流抵抗の増大を抑えることができる。電気抵抗の増大を抑えることで、2次コイル3の発熱を抑えることができる。
2,22,32 … 1次コイル
3,23,33 … 2次コイル
3A,23A,33A … 第1コイル部
3B,23B,33B … 第2コイル部
3E,23E,33E … 溝(凹凸部)
4,24 … センタータップ部材
10,29A,29B … 放熱部
24A,34A … 第1センタータップ部
24B,34B … 第2センタータップ部
25 … 絶縁板(絶縁部材)
100 … 冷却部
Claims (6)
- 1次コイルに入力された電力を2次コイルにより降圧させて出力する降圧トランスにおいて、
前記2次コイルは、
第1コイル部と、
第2コイル部と、
を有し、
前記2次コイルには、前記第1コイル部および前記第2コイル部に接続されるセンタータップ部材が接続され、
前記センタータップ部材は、冷却部に接触させることができる放熱部を有し、
前記センタータップ部材は、前記第1コイル部に接続される第1センタータップ部と、前記第2コイル部に接続される第2センタータップ部とを有し、
前記第1コイル部および前記第1センタータップ部と、前記第2コイル部および前記第2センタータップ部との間には、絶縁部材が配置され、
前記第1コイル部と前記第2コイル部とは、互いに、電流の流れる方向に沿って、かつ、電流の流れの方向を逆にして並置され、
前記1次コイルは環状のコアを有するトロイダルコイルであり、前記第1コイル部および前記第2コイル部は、前記環状のコアの内側に配置されている、
ことを特徴とする降圧トランス。 - 請求項1に記載の降圧トランスにおいて、
前記第1センタータップ部は、前記2次コイルの一端側に接続され、
前記第2センタータップ部は、前記2次コイルの他端側に接続され、
前記第1センタータップ部および前記第2センタータップ部は、前記2次コイルに対して同一の側に向けて突出している、
ことを特徴とする降圧トランス。 - 請求項1または2に記載の降圧トランスにおいて、
前記第1コイル部および前記第2コイル部の表面には複数の凹凸部が形成されている、
ことを特徴とする降圧トランス。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の降圧トランスにおいて、
前記第1コイル部および前記第2コイル部は金属塊である、
ことを特徴とする降圧トランス。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の降圧トランスにおいて、
前記センタータップ部材の断面積は、前記2次コイルの断面積以上である、
ことを特徴とする降圧トランス。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の降圧トランスにおいて、
前記放熱部に接続される冷却部を有し、
前記冷却部は、導体であり接地されている、
ことを特徴とする降圧トランス。
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