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JP6513440B2 - 可変容量型ターボチャージャーの制御装置 - Google Patents

可変容量型ターボチャージャーの制御装置 Download PDF

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JP6513440B2 JP2015056228A JP2015056228A JP6513440B2 JP 6513440 B2 JP6513440 B2 JP 6513440B2 JP 2015056228 A JP2015056228 A JP 2015056228A JP 2015056228 A JP2015056228 A JP 2015056228A JP 6513440 B2 JP6513440 B2 JP 6513440B2
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Description

本発明は、可変容量型ターボチャージャーの制御装置に関する。
従来から、NOxの低減や燃費の向上を図るために、エンジンの排気側から吸気側へ排気ガスの一部を還流させる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)が知られている。EGRが実行されるうえでは、吸気側の圧力よりも排気側の圧力が高い状態に維持されていることが必要とされる。そのため、例えば特許文献1では、可変容量型ターボチャージャーを備えたエンジンにおいて、吸気側の圧力が排気側の圧力よりも高くなりやすい高負荷状態においてもEGRが可能となるように可変ノズルの開度が制御される技術が開示されている。
特開2002−332879号公報
ところで、運転者からのトルク要求量が急激に低下すると燃料噴射量も急激に減少する。このとき、燃料噴射量の減少にともなって排気圧力が低下する一方、慣性によってターボチャージャーの高回転状態が維持されることで吸気側の圧力が高い状態に維持される。そのため、吸気側の圧力と排気側の圧力との差圧が小さくなり、EGR弁を全開状態に制御したとしても目標とする量のEGRガスを導入できなくなるおそれがあった。
本発明は、吸気側と排気側との間においてEGRガスの導入に必要な差圧を確保することを可能にした可変容量型ターボチャージャーの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する可変容量型ターボチャージャーの制御装置は、目標EGR量をEGR弁の最大開口面積で除算することで前記EGR弁におけるEGRガスの単位流量を演算する単位流量演算部と、前記EGRガスと吸入空気とが混合した作動ガスの圧力であるブースト圧、および、前記EGR弁に流入するEGRガスの温度であるEGR温度ごとに二次係数を規定した二次係数データから前記二次係数を選択する二次係数選択部と、前記EGR温度ごとに一次係数を規定した一次係数データから前記一次係数を選択する一次係数選択部と、前記単位流量をx、前記二次係数をa、前記一次係数をb、前記EGR弁にて必要な最小差圧をyとするとき、演算式y=ax+bxにしたがって前記最小差圧を演算する最小差圧演算部と、前記EGR弁にて前記最小差圧が生じるようにターボチャージャーに流入する排気ガスの目標圧力を設定する目標圧力設定部と、前記目標圧力に応じて前記ターボチャージャーの可変ノズルの開度を制御する制御部とを備える。
上記構成では、圧縮性流体の理論式に対して、ブースト圧、EGR温度、最大開口面積、および、EGR弁の流入するEGRガスの圧力であるEGR圧力を設定することにより得られるシミュレーションの結果を多項式近似した演算式y=ax+bx、ならびに、該シミュレーションの結果から得られる上記演算式の二次係数および一次係数を用いる。上記構成によれば、EGR弁が最大開口面積であっても目標EGR量のEGRガスが流れるように目標圧力が設定される。これにより、吸気側の圧力と排気側の圧力との間においてEGRガスの導入に必要な差圧を確保することが可能である。
上記可変容量型ターボチャージャーの制御装置において、前記二次係数は、前記EGR温度が同じであれば前記ブースト圧が低いほど値が大きい。
上記シミュレーションにおいてEGR圧力は、ブースト圧に最小差圧を加算した値である。そのため、ブースト圧が小さいほどEGR弁に流入するEGRガスの密度が小さくなる。上記構成によれば、EGRガスの密度が小さいときほど値の大きな二次係数が選択される。これにより、最小差圧に対して影響力の大きい二次係数をEGRガスの密度に応じて選択することができる。
上記可変容量型ターボチャージャーの制御装置において、前記二次係数は、前記ブースト圧が同じであれば前記EGR温度が高いほど値が大きい。
EGRガスは、EGR温度が高いほど密度が小さくなる。上記構成によれば、EGRガスの密度が小さいときほど値の大きな二次係数が選択される。これにより、最小差圧に対して影響力の大きい二次係数をEGRガスの密度に応じて選択することができる。
上記可変容量型ターボチャージャーの制御装置において、前記EGR温度が低いほど前記一次係数が小さい。そのため、EGRガスの密度に応じて一次係数が選択される。
上記可変容量型ターボチャージャーの制御装置は、エンジン回転数および燃料噴射量ごとに基本膨張比を規定した基本膨張比データから前記基本膨張比を選択する基本膨張比選択部と、タービンの出口における排気ガスの圧力である出口圧力を演算する出口圧力演算部と、前記基本膨張比と前記出口圧力との乗算により基本目標圧力を演算する基本目標圧力演算部と、前記EGR弁に流入する前記EGRガスの圧力損失を演算する圧力損失演算部と、前記ブースト圧、前記最小差圧、および、前記圧力損失を加算することにより必要目標圧力を演算する必要目標圧力演算部とをさらに備え、前記目標圧力設定部は、前記基本目標圧力および前記必要目標圧力の最大値を前記目標圧力に設定することが好ましい。
上記構成によれば、基本目標圧力が必要目標圧力よりも低いときには必要目標圧力が目標圧力に設定されることで、EGRガスの導入に必要な差圧が確保される。一方、必要目標圧力が基本目標圧力よりも低いときには基本目標圧力が目標圧力に設定されることで、EGRガスの導入に必要な差圧を確保しつつ、エンジンの運転状態に適した膨張比でターボチャージャーを駆動することができる。
可変容量型ターボチャージャーの制御装置の一実施形態が搭載されるエンジンシステムの概略構成を示す概略構成図。 可変容量型ターボチャージャーの制御装置の構成の一例を示すブロック図。 演算部が行う演算の一部を示す演算ブロック図。 基本膨張比データの一例を模式的に示すグラフ。 シミュレーションの結果の一例を示すグラフ。 二次係数データの一例を模式的に示すグラフ。 一次係数データの一例を模式的に示すグラフ。 変形例の構成を模式的に示す平面図。
図1〜図7を参照して、可変容量型ターボチャージャーの制御装置を具体化した一実施形態について説明する。まず、可変容量型ターボチャージャーが搭載されるエンジンシステムの全体構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、エンジンシステムは、ディーゼルエンジン10(以下、エンジン10という。)を備える。エンジン10のシリンダーブロック11には、一列に並んだ4つのシリンダー12が形成されている。各シリンダー12には、インジェクター13から燃料が噴射される。シリンダーブロック11には、各シリンダー12に吸入空気を供給するためのインテークマニホールド14と、各シリンダー12からの排気ガスが流入するエキゾーストマニホールド15とが接続されている。
インテークマニホールド14に接続される吸気通路16には、上流側から順に、図示されないエアクリーナー、ターボチャージャー17を構成するコンプレッサー18、インタークーラー19が設けられている。エキゾーストマニホールド15に接続される排気通路20には、コンプレッサー18に連結軸21を介して連結され、ターボチャージャー17を構成するタービン22が設けられている。
エンジンシステムは、エキゾーストマニホールド15と吸気通路16とを接続するEGR通路25を備える。EGR通路25には、EGRクーラー26が設けられ、EGRクーラー26における吸気通路16側には、EGR通路25の流路断面積を変更可能なEGR弁27が設けられている。EGR弁27が開状態にあるとき、吸気通路16には、EGR通路25を通じて排気ガスの一部がEGRガスとして導入され、シリンダー12には、排気ガスと吸入空気との混合気体である作動ガスが供給される。
ターボチャージャー17は、タービン22に可変ノズル28が配設された可変容量型ターボチャージャー(VNT:Variable Nozzle Turbo)である。可変ノズル28は、ステッピングモーターを備えたアクチュエーター29の駆動により開度が変更されることで、エキゾーストマニホールド15内の排気ガスの圧力であってタービン22に流入する排気ガスの圧力である排気圧力Pem、および、タービン22への排気ガスの流入量Gtiを調整する。可変ノズル28の開度は、可変容量型ターボチャージャーの制御装置であるVNT制御装置50によって制御される。
エンジンシステムは、各種センサーを備える。吸入空気量センサー31は、吸気通路16におけるコンプレッサー18の上流に位置し、コンプレッサー18に流入する吸入空気の質量流量である吸入空気量Gaを検出する。EGR圧力センサー33およびEGR温度センサー34は、EGR通路25におけるEGRクーラー26とEGR弁27との間に位置する。EGR圧力センサー33は、EGR弁27に流入するEGRガスの圧力であるEGR圧力Prを検出し、EGR温度センサー34は、EGR弁27に流入するEGRガスの温度であるEGR温度Trを検出する。ブースト圧センサー36は、吸気通路16に対するEGR通路25の接続部分とインテークマニホールド14との間に位置し、作動ガスの圧力であるブースト圧Pbを検出する。作動ガス温度センサー37は、インテークマニホールド14に取り付けられ、シリンダー12に流入する作動ガスの温度である作動ガス温度Twgを検出する。エンジン回転数センサー38は、クランクシャフト30の回転数であるエンジン回転数Neを検出する。可変ノズル開度センサー40は、アクチュエーター29の駆動量に基づき可変ノズル28の開度であるノズル開度VTaを検出する。上記各センサーは、検出した検出値を示す信号をVNT制御装置50に出力する。
図2に示されるように、VNT制御装置50(以下、単に制御装置50という。)は、CPU、ROM、RAM等で構成された制御部51を備える。制御部51は、外部からの信号を取得する取得部52と、各種演算を行う演算部53と、各種制御プログラムや基本膨張比データ71等の各種データを格納する記憶部54とを備える。また、制御装置50は、アクチュエーター29を駆動するノズル駆動部55を備える。制御部51は、記憶部54に格納された各種制御プログラムに従って、取得部52が取得した信号と記憶部54に格納された各種データとを用いて排気圧力Pemの目標圧力tPemを演算し、その目標圧力tPemが具現化されるように可変ノズル28の開度を制御する。なお、制御装置50には、大気圧センサー41から大気圧Patmを示す信号、および、燃料噴射を制御する燃料噴射制御部42から燃料噴射量Gfを示す信号が入力される。また、制御装置50には、EGR弁27の開度を制御するEGR制御部43から目標EGR量tGrを示す信号が入力される。この目標EGR量tGrは、エンジン10の運転状態に基づき、黒煙の発生やNOxの発生等が抑えられる空気過剰率を具現化するEGR量である。
取得部52は、上述の各種センサーが出力した信号に基づいて、吸入空気量Ga、EGR圧力Pr、EGR温度Tr、ブースト圧Pb、作動ガス温度Twg、エンジン回転数Ne、ノズル開度VTa、および、大気圧Patmを取得する。また、取得部52は、燃料噴射制御部42からの信号に基づいて燃料噴射量Gfを取得し、EGR制御部43からの信号に基づいて目標EGR量tGrを取得する。
演算部53は、タービン22に流入する排気ガスの温度である流入温度Tti、タービン22に流入する排気ガスの質量流量である流入量Gti、タービン22の出口における排気ガスの圧力である出口圧力Pteを演算する第1演算部53aと、排気圧力Pemの目標圧力tPemを演算する第2演算部53bとを備える。また演算部53は、これら流入温度Tti、流入量Gti、出口圧力Pte、目標圧力tPemを用いて、可変ノズル28の目標開口面積tAを演算する第3演算部53cを備える。この目標圧力tPemは、ターボチャージャー17を駆動するうえで非常に重要なパラメーターである。目標圧力tPemは、例えば、NOxおよびPMの低減、ターボチャージャー17の過回転やサージングの抑制、EGRを行なう際のEGR弁27における最小差圧の形成等、その目的に応じて最適値が異なるものである。
第3演算部53cは、ベルヌーイの定理に基づく式(1)に各値を代入することにより目標開口面積tAを演算する。第3演算部53cは、「T1」に流入温度Tti、「G」に流入量Gti、「P2」に出口圧力Pte、「P1」に目標圧力tPemを代入することにより、その演算結果である「A」として目標開口面積tAを演算する。なお、式(1)において、κは排気ガスの比熱比であり、Rは気体定数である。
Figure 0006513440
演算部53は、式(1)から求めた目標開口面積tAを具現化する目標ノズル開度tVTを演算し、可変ノズル28の開度をノズル開度VTaから目標ノズル開度tVTに変更するために必要な開度である指示開度VTcを演算する。演算部53は、その指示開度VTcをノズル駆動部55に出力する。
ノズル駆動部55は、演算部53から入力された指示開度VTcの分だけ可変ノズル28の開度を変更するための駆動信号を生成し、その生成した駆動信号をアクチュエーター29に出力する。
図3に示すように、第1演算部53aは各種演算部を備える。作動ガス量演算部56は、シリンダー12に供給される作動ガスの質量流量である作動ガス量Gwgを演算する。作動ガス量演算部56は、状態方程式P×V=Gwg×R×Tに基づく所定の演算をブースト圧Pb、エンジン回転数Ne、エンジン10の排気量D、作動ガス温度Twg、気体定数Rを用いて行うことにより作動ガス量Gwgを演算する。
EGR量演算部57は、上記作動ガス量Gwgから吸入空気量Gaを減算することにより、EGRガスの質量流量であるEGR量Grを演算する。
EGR率演算部58は、EGR量Grを作動ガス量Gwgで除算することによってEGR率η(=Gr/Gwg)を演算する。
流入温度演算部59は、作動ガス量Gwg、EGR率η、燃料噴射制御部42からの入力値である燃料噴射量Gf、および、記憶部54に格納された流入温度データ60に基づいて流入温度Ttiを演算する。流入温度データ60は、予め行った実験等に基づいて、作動ガス量Gwg、EGR率η、および、燃料噴射量Gfをパラメーターとして排気ガスの温度が一義的に規定されたデータである。そして、流入温度演算部59は、作動ガス量Gwg、EGR率η、および、燃料噴射量Gfに応じた流入温度Ttiを流入温度データ60から選択する。
流入量演算部61は、タービン22に流入する排気ガスの質量流量である流入量Gtiを演算する。流入量演算部61は、吸入空気量Gaに燃料噴射量Gfを加算することで流入量Gtiを演算する。
EGR圧力損失演算部62は、EGR量Gr、および、記憶部54に格納されたEGR通路データ63に基づき、EGR通路25におけるEGRガスの圧力損失ΔPrを演算する。EGR通路データ63は、予め行った実験等に基づいて、EGR通路25の入口からEGR圧力センサー33までの間におけるEGRガスの圧力損失ΔPrがEGR量Grごとに規定されたデータである。EGR圧力損失演算部62は、EGR量Grに応じた圧力損失ΔPrをEGR通路データ63から選択する。
排気圧力演算部64は、EGR圧力Prに圧力損失ΔPrを加算することにより排気圧力Pemを演算する。
出口圧力演算部65は、流入温度Tti、流入量Gti、大気圧Patm、及び、記憶部54に格納された排気通路データ66に基づき出口圧力Pteを演算する。排気通路データ66は、予め行った実験等に基づきタービン22の出口から大気への排出までに排気ガスに生じる圧力損失ΔPepがタービン22への流入量Gtiに基づく体積流量であるGti×(Tti^1/2)/Pemごとに規定されたデータである。出口圧力演算部65は、流入量Gtiに応じた圧力損失ΔPepを排気通路データ66から選択し、その選択した圧力損失ΔPepを大気圧Patmに加算することで出口圧力Pteを演算する。このように出口圧力Pteが演算により求められることで高温の排気ガスに晒されるセンサーの数を低減することができる。
第2演算部53bは各種演算部を備える。基本膨張比選択部70は、記憶部54に格納された基本膨張比データ71から、エンジン10の運転状態に適した膨張比である基本膨張比πSを選択する。そして基本目標圧力演算部72は、出口圧力Pteに対して基本膨張比πSを乗算することにより、基本目標圧力PemSを演算する。
図4に示すように、基本膨張比データ71は、予め行った実験等に基づいて、エンジン回転数Neと燃料噴射量Gfとをパラメーターとして基本膨張比πSが一義的に規定されたデータである。基本膨張比πSの各々は、エンジン10の中回転域において、燃料噴射量Gfが最大となる特定のエンジン回転数Neを有する。また、基本膨張比πSの各々は、エンジン回転数Neが特定のエンジン回転数Neよりも低い領域ではエンジン回転数Neの減少とともに対応する燃料噴射量Gfが減少し、また、特定のエンジン回転数Neよりも高い領域ではエンジン回転数Neの上昇とともに対応する燃料噴射量Gfが減少する。これにより、エンジン10の低回転域ではターボチャージャー17のサージングが抑えられ、エンジン10の高回転域ではターボチャージャー17の過回転が抑えられる。
二次係数選択部73は、記憶部54に格納された二次係数データ74から二次係数aを選択する。また、一次係数選択部75は、記憶部54に格納された一次係数データ76から一次係数bを選択する。
図5〜7を参照して、上記二次係数aおよび一次係数bについて説明する。本発明者は、上記式(1)を用いて行ったシミュレーションの結果に基づいて二次係数aおよび一次係数bを規定した。本発明者は、式(1)において、「A」にEGR弁27の最大開口面積Amaxを固定値として設定するとともに、「P1」にEGR圧力Pr、「P2」にブースト圧Pb、「T1」にEGR温度Trを変動値として設定した。そして、EGR圧力Pr、ブースト圧Pb、EGR温度Trに各種の値を代入してEGR演算量Grcを得るとともに、EGR弁27における単位流量x(=Grc/Amax)とEGR弁27における圧力差との関係を調べた。その結果の一例を図5に示す。
図5においては、ブースト圧Pbは絶対圧で示されており、このブースト圧PbおよびEGR温度Trを所定値に固定した状態でEGR圧力Prを変動させた場合のシミュレーションの結果(決定係数R≒1)を示している。ここで、「A」がEGR弁27の最大開口面積Amaxに設定されていることから、EGR弁27における圧力差は、EGR演算量Grcの分のEGRガスを導入するために必要な圧力差の最小値(最小差圧y)である。本発明者は、このシミュレーションの結果に基づき、最小差圧yと単位流量xとを関係を式(2)の多項式で近似し、二次係数aおよび一次係数bについて調べた。
y=ax+bx … (2)
そして、本発明者は、二次係数aはブースト圧PbおよびEGR温度Trごとに規定することが可能であること、また、一次係数bはブースト圧Pbに拘わらずEGR温度Trごとに一定の値であることを見出した。
図6に示すように、二次係数データ74は、ブースト圧PbおよびEGR温度Trごとに二次係数aを規定したデータである。また、図7に示すように、一次係数データ76は、EGR温度Trごとに一次係数bを規定したデータである。二次係数選択部73は、ブースト圧PbおよびEGR温度Trに応じた二次係数aを二次係数データ74から選択する。また、一次係数選択部75は、EGR温度Trに応じた一次係数bを一次係数データ76から選択する。
単位流量演算部78は、EGR制御部43からの目標EGR量tGrをEGR弁27の最大開口面積Amaxで除算することでEGR弁27における単位流量xを演算する。なお、この最大開口面積Amaxは、制御装置50のセットアップ時にEGR弁27の種類に応じて設定される値である。
最小差圧演算部79は、二次係数選択部73の選択した二次係数a、一次係数選択部75の選択した一次係数b、単位流量演算部78の演算した単位流量x、これらを上記式(2)に代入することにより、EGR弁27における最小差圧yを演算する。
必要目標圧力演算部80は、目標EGR量tGrの分のEGRガスを導入するうえで排気圧力Pemに必要な圧力である必要目標圧力PemNを演算する。必要目標圧力演算部80は、ブースト圧Pb、最小差圧y、および、圧力損失ΔPrを加算することで必要目標圧力PemNを演算する。
目標圧力設定部81は、基本目標圧力PemSおよび必要目標圧力PemNの最大値を目標圧力tPemに設定する。
第3演算部53cは、このようにして演算された流入温度Tti、流入量Gti、出口圧力Pte、および、目標圧力tPemを式(1)に代入することにより、可変ノズル28の目標開口面積tAを演算する。
次に、上述した制御装置50の作用について説明する。制御装置50は、排気圧力Pemが目標圧力tPemとなるように可変ノズル28の開度を制御する。目標圧力tPemは、上記式(1)を用いたシミュレーションの結果に基づいて、EGR弁27における圧力差が最小差圧y以上に設定される値である。この最小差圧yは、EGR弁27が最大開口面積Amaxに設定された場合に目標EGR量tGrの分のEGRガスを導入するのに必要な圧力差の最小値である。これにより、EGR弁27が最大開口面積Amaxに制御されたとしても、ブースト圧Pbと排気圧力Pemとの間において、目標EGR量tGrの分のEGRガスを吸気通路16に導入するために必要な差圧を確保することができる。
上記実施形態のVNT制御装置50によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)目標圧力tPemがEGR弁27において最小差圧yを生じさせる圧力に設定されることから、ブースト圧Pbと排気圧力Pemとの間においてEGRガスの導入に必要な差圧を確保することができる。
(2)EGR弁27に流入するEGRガスの圧力は、ブースト圧Pbに最小差圧yを加算した値である。そのため、ブースト圧Pbが小さいほどEGR弁27に流入するEGRガスの密度が小さくなる。また、EGRガスは、温度が高いほど密度が小さくなる。この点、二次係数データ74には、EGR温度Trが同じであればブースト圧Pbが低いほど値の大きな二次係数aが規定され、ブースト圧Pbが同じであればEGR温度Trが高いほど値の大きな二次係数aが規定されている。これにより、最小差圧yに対して影響力の大きい二次係数aをEGRガスの密度に応じて選択することができる。
(3)二次係数aは、ブースト圧PbとEGR温度Trとに基づいて二次係数データ74から選択することにより求められる。その結果、二次係数aを求める際の演算を簡素化することができる。
(4)一次係数bは、EGR温度Trに基づいて一次係数データ76から選択することにより求められる。その結果、一次係数bを求める際の演算を簡素化することができる。また、一次係数bをEGRガスの密度に応じて選択することができる。
(5)最小差圧yは、例えば、式(1)に対するブースト圧Pb、EGR温度Tr、目標EGR量tGr、最大開口面積Amax等の代入によって求めることも可能である。しかし、演算が複雑であるばかりか可変ノズル28を制御するたびに演算が必要となれば制御装置50に対する負荷が大きくなる。この点、上記(2)〜(4)に記載したように簡単な演算で最小差圧yが求められることで制御装置50の負荷を軽減することができる。
(6)制御装置50は、基本目標圧力PemSおよび必要目標圧力PemNの最大値を目標圧力tPemに設定する。これにより、EGRガスの導入に必要な排気圧力Pemを確保しつつ、エンジン10の運転状態に応じた排気圧力Pemが具現化される。
(7)最小差圧yについては、シミュレーションの結果を累乗近似ではなく、多項式近似で近似した。これにより、x=0、すなわちEGR弁27を全閉状態に制御する場合にも特別な制御を行うことなく対応することが可能である。これにより、制御装置50に対する負荷を軽減することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・基本膨張比は、エンジン10の運転状態に適した膨張比であればよく、エンジン回転数Neと燃料噴射量Gfとによって選択されるものに限らず、例えば、エンジン回転数Neや燃料噴射量Gfに加えて、燃料噴射量Gfの変化量やアクセル開度の変化量等に基づいて選択されてもよい。
・制御装置50は、必要目標圧力PemN以上の値を目標圧力tPemに設定すればよい。そのため、制御装置50は、必要目標圧力PemNを目標圧力tPemに設定し続けてもよいし、必要目標圧力PemNおよび基本目標圧力PemSに加えて、例えば過渡状態にあるエンジン10についての目標圧力を演算し、これらのなかから目標圧力tPemを選択する構成であってもよい。
・燃料噴射量Gfを制御する燃料噴射制御部とVNT制御装置50は同一の制御装置に組み込まれてもよい。また、EGR弁27の開度を制御するEGR制御部43とVNT制御装置50は同一の制御装置に組み込まれてもよい。また、制御装置50は、EGR制御部43の目標EGR量tGrと同じ演算結果を得る目標EGR量演算部を備えてもよい。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(付記1)
一次側と二次側とを接続する接続部を流れる圧縮性流体の目標量に基づいて前記一次側の圧力を制御する圧力制御装置であって、
前記目標量を前記接続部の流路断面積で除算することで前記接続部における前記圧縮性流体の単位流量を演算する単位流量演算部と、
前記二次側の圧力、および、前記接続部に流入する前記圧縮性流体の温度ごとに二次係数を規定した二次係数データから前記二次係数を選択する二次係数選択部と、
前記圧縮性流体の温度ごとに一次係数を規定した一次係数データから前記一次係数を選択する一次係数選択部と、
前記単位流量をx、前記二次係数をa、前記一次係数をb、前記接続部にて必要な最小差圧をyとするとき、演算式y=ax+bxにしたがって前記最小差圧を演算する最小差圧演算部と、
前記二次側の圧力と前記最小差圧との加算値を下限値として前記一次側の目標圧力を設定する目標圧力設定部とを備える圧力制御装置。
上記実施形態と同様に、式(1)に対して、二次側の圧力、接続部に流入する圧縮性流体の温度、接続部の流路断面積、および、一次側の圧力を設定して得られた最小差圧のシミュレーションの結果を近似することで上記演算式y=ax+bxが得られる。そして、該シミュレーションの結果から上記演算式における二次係数aおよび一次係数bが規定される。上記構成によれば、目標量の分の圧縮性流体が接続部を流れるように一次側の目標圧力が設定される。これにより、接続部を通過する圧縮性流体の流量を制御できる。
例えば、図8に示すように、供給対象85とポンプやレギュレーター等の圧力調整機構86とを接続する接続通路87に接続部88が設けられている場合、圧力制御装置90は、圧力調整機構86を制御することにより接続部88に対する一次側の圧力P11を制御する。圧力制御装置90は、上述したシミュレーションの結果に基づく二次係数データおよび一次係数データを記憶部91に保持しているとともに、温度センサー92から一次側の温度T11を取得し、圧力センサー93から二次側の圧力P22を取得する。そして、圧力制御装置90は、一次側から二次側へと供給する圧縮性流体の目標流量、一次側の温度T11、および、二次側の圧力P22に基づいて二次係数aおよび一次係数bを選択し、一次側の圧力P11の目標値を演算する。圧力制御装置90は、一次側の圧力P11がその目標値となるように圧力調整機構86を制御する。
10…ディーゼルエンジン、15…エキゾーストマニホールド、16…吸気通路、17…ターボチャージャー、18…コンプレッサー、19…インタークーラー、20…排気通路、21…連結軸、22…タービン、25…EGR通路、26…EGRクーラー、27…EGR弁、28…可変ノズル、29…アクチュエーター、31…吸入空気量センサー、33…EGR圧力センサー、34…EGR温度センサー、36…ブースト圧センサー、37…作動ガス温度センサー、38…エンジン回転数センサー、40…可変ノズル開度センサー、41…大気圧センサー、42…燃料噴射制御部、43…EGR制御部、50…VNT制御装置、51…制御部、52…取得部、53…演算部、53a…第1演算部、53b…第2演算部、53c…第3演算部、54…記憶部、55…ノズル駆動部、56…作動ガス量演算部、57…EGR量演算部、58…EGR率演算部、59…流入温度演算部、60…流入温度データ、61…流入量演算部、62…EGR圧力損失演算部、63…EGR通路データ、64…排気圧力演算部、65…出口圧力演算部、66…排気通路データ、70…基本膨張比選択部、71…基本膨張比データ、72…基本目標圧力演算部、73…二次係数選択部、74…二次係数データ、75…一次係数選択部、76…一次係数データ、78…単位流量演算部、79…最小差圧演算部、80…必要目標圧力演算部、81…目標圧力設定部、85…供給対象、86…圧力調整機構、87…接続通路、88…接続部、90…圧力制御装置、91…記憶部、92…温度センサー、93…圧力センサー。

Claims (5)

  1. 目標EGR量をEGR弁の最大開口面積で除算することで前記EGR弁におけるEGRガスの単位流量を演算する単位流量演算部と、
    前記EGRガスと吸入空気とが混合した作動ガスの圧力であるブースト圧、および、前記EGR弁に流入するEGRガスの温度であるEGR温度ごとに二次係数を規定した二次係数データから前記二次係数を選択する二次係数選択部と、
    前記EGR温度ごとに一次係数を規定した一次係数データから前記一次係数を選択する一次係数選択部と、
    前記単位流量をx、前記二次係数をa、前記一次係数をb、前記EGR弁にて必要な最小差圧をyとするとき、演算式y=ax+bxにしたがって前記最小差圧を演算する最小差圧演算部と、
    前記EGR弁にて前記最小差圧が生じるようにターボチャージャーに流入する排気ガスの目標圧力を設定する目標圧力設定部と、
    前記目標圧力に応じて前記ターボチャージャーの可変ノズルの開度を制御する制御部とを備える
    可変容量型ターボチャージャーの制御装置。
  2. 前記二次係数は、前記EGR温度が同じであれば前記ブースト圧が低いほど値が大きい
    請求項1に記載の可変容量型ターボチャージャーの制御装置。
  3. 前記二次係数は、前記ブースト圧が同じであれば前記EGR温度が高いほど値が大きい
    請求項1または2に記載の可変容量型ターボチャージャーの制御装置。
  4. 前記一次係数は、前記EGR温度が低いほど値が大きい
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変容量型ターボチャージャーの制御装置。
  5. エンジン回転数および燃料噴射量ごとに基本膨張比を規定した基本膨張比データから前記基本膨張比を選択する基本膨張比選択部と、
    タービンの出口における排気ガスの圧力である出口圧力を演算する出口圧力演算部と、
    前記基本膨張比と前記出口圧力との乗算により基本目標圧力を演算する基本目標圧力演算部と、
    前記EGR弁に流入する前記EGRガスの圧力損失を演算する圧力損失演算部と、
    前記ブースト圧、前記最小差圧、および、前記圧力損失を加算することにより必要目標圧力を演算する必要目標圧力演算部とをさらに備え、
    前記目標圧力設定部は、前記基本目標圧力および前記必要目標圧力の最大値を前記目標圧力に設定する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の可変容量型ターボチャージャーの制御装置。
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