JP6511728B2 - 駐車支援装置及び駐車支援方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、利用頻度が高い駐車領域への駐車時に障害物が存在している場合であっても、障害物を回避するための駐車支援を行うことが可能な、駐車支援装置及び駐車支援方法を提供することを目的とする。
これにより、利用頻度が高い駐車領域への駐車時において、自車両の進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、障害物を回避するための駐車支援を行うことが可能となる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、本実施形態と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1中に示すように、駐車支援装置1を備える車両MV(自車両)は、車輪W(右前輪WFR、左前輪WFL、右後輪WRR、左後輪WRL)と、周囲画像撮像部2と、周囲障害物検出部4と、車輪速センサ6と、操舵角センサ8を備える。これに加え、自車両MVは、シフトポジションセンサ10と、駐車支援システム起動スイッチ12と、ドライバ認証部14と、ナビゲーション装置16と、操舵反力モータ18と、駐車支援コントローラ20を備える。
なお、本実施形態では、一例として、周囲画像撮像部2を、前方カメラ2Fと、右側方カメラ2SRと、左側方カメラ2SLと、後方カメラ2Rを用いて形成した場合を説明する。ここで、前方カメラ2Fは、自車両MVの車両前後方向前方を撮像するカメラであり、右側方カメラ2SRは、自車両MVの右側方を撮像するカメラである。また、左側方カメラ2SLは、自車両MVの左側方を撮像するカメラであり、後方カメラ2Rは、自車両MVの車両前後方向後方を撮像するカメラである。
なお、本実施形態では、一例として、周囲障害物検出部4を、前方ソナー4Fと、右側方ソナー4SRと、左側方ソナー4SLと、後方ソナー4Rを用いて形成した場合を説明する。ここで、前方ソナー4Fは、自車両MVの車両前後方向前方へ向けて音波を送受信するソナーであり、右側方ソナー4SRは、自車両MVの右側方へ向けて音波を送受信するソナーである。また、左側方ソナー4SLは、自車両MVの左側方へ向けて音波を送受信するソナーであり、後方ソナー4Rは、自車両MVの車両前後方向後方へ向けて音波を送受信するソナーである。
また、車輪速センサ6は、各車輪Wの回転速度を検出し、この検出した回転速度を含む情報信号(以降の説明では、「車輪速信号」と記載する場合がある)を、駐車支援コントローラ20に出力する。なお、図1中では、右前輪WFRの回転速度を検出する車輪速センサ6を符号「6FR」で示し、左前輪WFLの回転速度を検出する車輪速センサ6を符号「6FL」で示す。さらに、右後輪WRRの回転速度を検出する車輪速センサ6を符号「6RR」で示し、左後輪WRLの回転速度を検出する車輪速センサ6を符号「6RL」で示す。
また、操舵角センサ8は、操舵操作子であるステアリングホイール22の現在の回転角度(操舵操作量)である現在操舵角を検出する。そして、検出した現在操舵角を含む情報信号(以降の説明では、「現在操舵角信号」と記載する場合がある)を、駐車支援コントローラ20に出力する。なお、操向輪の転舵角を含む情報信号を、操舵角を示す情報として検出してもよい。
なお、操舵操作子は、運転者が回転させるステアリングホイール22に限定するものではなく、例えば、運転者が手で傾ける操作を行なうレバーとしてもよい。この場合、中立位置からのレバーの傾斜角度を、現在操舵角信号に相当する情報信号として出力する。
駐車支援システム起動スイッチ12は、自車両MVの運転者が操作するボタン等のスイッチであり、予め設定した駐車領域への現在の駐車時に、後述する駐車支援を行うか否かを設定するための入力部を形成する。なお、以降の説明では、予め設定した駐車領域を、「既設定駐車領域」と記載する場合がある。
また、駐車支援システム起動スイッチ12は、駐車支援を行う設定と駐車支援を行わない設定が切り替わると、現在の設定を含む情報信号(以降の説明では、「駐車支援システム設定状態信号」と記載する場合がある)を生成する。そして、生成した駐車支援システム設定状態信号を、駐車支援コントローラ20に出力する。
また、例えば、自車両の構成を、パスワードを入力する入力端末とイグニッションスイッチを連動させ、入力端末により運転者に固有のパスワードを入力してエンジンを始動可能な構成とした場合、入力されたパスワードを用いて、運転者を特定してもよい。この場合、パスワードの入力端末に代えて、運転者の指紋を検出可能なセンサを用いてもよい。
また、ナビゲーション装置16は、GPS受信機を用いて取得した自車両MVの現在位置と、地図データベースに格納された道路情報を用いて、自車両MVが走行する道路の種別や幅員等の道路情報を取得することが可能である。
また、ナビゲーション装置16は、GPS受信機を用いて取得した自車両MVの現在位置を含む情報信号(以降の説明では、「自車位置信号」と記載する場合がある)を、駐車支援コントローラ20に出力する。
本実施形態では、一例として、ナビゲーション装置16の表示モニタを情報呈示装置として用い、さらに、表示モニタを、画像等を表示可能であるとともに、利用者によるタッチ入力が可能な画面を有する表示デバイスを用いて形成する場合について説明する。すなわち、本実施形態では、一例として、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置を、タッチディスプレイ(タッチパネル)で形成した場合について説明する。
駐車支援コントローラ20は、CPUと、ROM及びRAM等のCPU周辺部品から構成する電子制御ユニットである。なお、駐車支援コントローラ20の具体的な構成については、後述する。
次に、図1を参照しつつ、図2を用いて、駐車支援コントローラ20の具体的な構成について説明する。
図2中に示すように、駐車支援コントローラ20は、周囲環境認識情報演算部26と、自車両車速演算部28と、操舵角演算部30と、シフトポジション演算部32と、俯瞰画像生成部34と、駐車枠検出部36を備える。これに加え、駐車支援コントローラ20は、相対距離検出部38と、障害物検出部40と、自己位置検出部42と、駐車支援用マップ生成部44と、駐車支援制御実施判定部46と、表示位置記憶処理部48と、図形表示位置記憶部50を備える。
また、駐車支援コントローラ20は、後退駐車軌跡算出部52と、後退駐車軌跡記憶部54と、後退駐車軌跡補正部56と、図形表示位置補正部58と、提示図形生成部60を備える。さらに、駐車支援コントローラ20は、目標軌道算出部62と、操舵反力制御部64と、重畳画像生成部66と、画像レイアウト設定部68と、推奨駐車軌跡評価処理部70を備える。なお、これらの機能は、一または二以上のプログラムで構成する。
また、周囲環境認識情報演算部26は、周囲画像撮像部2から入力を受けた個別画像信号を用い、後方カメラ2Rが撮像した画像を含む情報信号(以降の説明では、「後方画像信号」と記載する場合がある)を、画像レイアウト設定部68に出力する。
自車両車速演算部28は、車輪速センサ6から入力を受けた車輪速信号を用い、車輪Wの回転速度から自車両MVの速度(車速)を演算する。そして、演算した速度を含む情報信号(以降の説明では、「車速演算値信号」と記載する場合がある)を、表示位置記憶処理部48と、操舵反力制御部64と、推奨駐車軌跡評価処理部70に出力する。
シフトポジション演算部32は、シフトポジションセンサ10から入力を受けたシフト位置信号を用い、現在のシフト位置を判定する。そして、演算した現在のシフト位置を含む情報信号(以降の説明では、「現在シフト位置信号」と記載する場合がある)を、駐車支援制御実施判定部46と、表示位置記憶処理部48と、推奨駐車軌跡評価処理部70に出力する。
駐車枠検出部36は、俯瞰画像生成部34から入力を受けた俯瞰画像信号が含む俯瞰画像を用いて、駐車枠を検出する。そして、検出した駐車枠を含む情報信号(以降の説明では、「駐車枠信号」と記載する場合がある)を、表示位置記憶処理部48に出力する。
相対距離検出部38は、周囲障害物検出部4から入力を受けた送受信時間信号を用いて算出したフィードバック誤差を用いて、自車両MVと、自車両MVの周囲に存在する障害物との距離である相対距離を、自車両MVの周囲に亘って検出する。そして、検出した相対距離及び方向を含む情報信号(以降の説明では、「相対距離信号」と記載する場合がある)を、障害物検出部40と、操舵反力制御部64に出力する。
障害物検出部40は、俯瞰画像生成部34から俯瞰画像信号の入力を受け、相対距離検出部38から相対距離信号の入力を受ける。そして、俯瞰画像信号が含む俯瞰画像と、相対距離信号が含む相対距離及び方向を用いて、自車両MVの周囲に存在する障害物の有無と、自車両MVと障害物との相対位置を、自車両MVの周囲(全周)に亘って検出する。さらに、検出した自車両MVと障害物との相対位置を含む情報信号(以降の説明では、「障害物信号」と記載する場合がある)を、表示位置記憶処理部48と、後退駐車軌跡補正部56に出力する。
駐車支援用マップ生成部44は、俯瞰画像生成部34から入力を受けた俯瞰画像信号が含む俯瞰画像と、自己位置検出部42から入力を受けた自車位置信号と、既設定駐車領域を用い、既設定駐車領域を含む駐車領域周辺のマップを生成する。そして、生成したマップを含む情報信号(以降の説明では、「マップ信号」と記載する場合がある)を、駐車支援制御実施判定部46と、表示位置記憶処理部48と、目標軌道算出部62に出力する。
また、駐車領域周辺のマップには、例えば、駐車領域と連続する道路(公道)、駐車領域に隣接する建築物、駐車領域と隣接する他の領域と駐車領域とを区分する構造物(塀等)を含む。
駐車支援制御実施判定部46は、駐車支援システム起動スイッチ12から駐車支援システム設定状態信号の入力を受け、シフトポジション演算部32から現在シフト位置信号の入力を受ける。さらに、俯瞰画像生成部34から俯瞰画像信号の入力を受け、駐車支援用マップ生成部44からマップ信号の入力を受ける。これに加え、図形表示位置記憶部50が記憶している位置を取得する。
駐車支援制御実施判定部46は、駐車の終了を検出すると、運転者に対して、今回の駐車支援を開始した位置を採用するか否かの選択を促す文字と、運転者による採用の選択肢とを含む画像を生成する。なお、今回の駐車支援を開始した位置とは、後述する重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示した位置である。これにより、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に、運転者に対して、今回の駐車支援を開始した位置を採用するか否かの選択を促す文字と、運転者による採用の選択肢を含む画像を表示させる。
ここで、運転者に対して、今回の駐車支援を開始した位置を採用するか否かの選択を促す文字とは、例えば、「今後も今回の位置で駐車案内を開始しますか?」等とする。さらに、採用の選択肢とは、例えば、採用を示す「Yes」と、不採用を示す「No」とする。
表示位置記憶処理部48は、自車両車速演算部28から車速演算値信号の入力を受け、操舵角演算部30から操舵角信号の入力を受け、シフトポジション演算部32から現在シフト位置信号の入力を受ける。これに加え、俯瞰画像生成部34から俯瞰画像信号の入力を受け、駐車枠検出部36から駐車枠信号の入力を受け、ナビゲーション装置16から自車位置信号の入力を受ける。
また、図形表示位置記憶部50は、ドライバ認証部14から入力を受けた運転者ID信号を用い、複数箇所の位置を、過去の駐車時に自車両MVを運転していた運転者と関連付けて記憶する。
後退駐車軌跡記憶部54は、後退駐車軌跡算出部52から入力を受けた通常走行軌跡信号を用い、後退開始位置から最終停車位置まで後退する自車両MVの走行軌跡を記憶する。
一方、後退駐車軌跡記憶部54は、推奨駐車軌跡評価処理部70から後述する軌跡データ破棄信号の入力を受けると、現在の駐車時に後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡を蓄積せずに破棄する。
さらに、後退駐車軌跡補正部56は、算出した補正走行軌跡を含む情報信号(以降の説明では、「補正走行軌跡信号」と記載する場合がある)を、図形表示位置補正部58と、提示図形生成部60に出力する。なお、後退駐車軌跡補正部56の詳細な構成については、後述する。
さらに、図形表示位置補正部58は、補正した位置を含む情報信号(以降の説明では、「補正表示位置信号」と記載する場合がある)を、提示図形生成部60に出力する。なお、図形表示位置補正部58の詳細な構成については、後述する。
そして、提示図形生成部60は、生成した図形を含む情報信号(以降の説明では、「提示図形信号」と記載する場合がある)を、重畳画像生成部66に出力する。なお、提示図形生成部60が行う詳細な処理については、後述する。また、提示図形生成部60が図形を生成する処理は、駐車支援制御実施判定部46から入力を受けた駐車支援判定結果信号が、駐車支援を行うとの判定結果を含む場合に行う。
そして、目標軌道算出部62は、提示図形生成部60が生成した後退開始補正位置図形の位置と、現在の自車両MVの位置から、自車両MVが表示開始位置から後退開始補正位置図形の位置まで前進走行する目標軌道を算出する。そして、算出した目標軌道を含む情報信号(以降の説明では、「目標軌道信号」と記載する場合がある)を、操舵反力制御部64に出力する。なお、目標軌道算出部62が目標軌道を算出する処理については、後述する。また、目標軌道算出部62が目標軌道を算出する処理は、駐車支援制御実施判定部46から入力を受けた駐車支援判定結果信号が、駐車支援を行うとの判定結果を含む場合に行う。
操舵反力制御部64は、操舵角演算部30から操舵角信号の入力を受け、俯瞰画像生成部34から俯瞰画像信号の入力を受け、目標軌道算出部62から目標軌道信号の入力を受ける。
そして、操舵反力制御部64は、入力を受けた各種の情報信号を用い、現在の駐車時に、自車両MVの位置が、目標軌道信号が含む目標軌道から逸脱すると、自車両MVの位置を目標軌道へ復帰させるように、反力モータ駆動電流を演算する。さらに、演算した反力モータ駆動電流を含む情報信号を、操舵反力モータ18に出力する。
したがって、操舵反力制御部64は、現在の駐車時に運転者がステアリングホイール22に付与している操舵入力と、自車両MVの目標軌道からの逸脱量(逸脱距離)を用いて、自車両MVの位置を目標軌道へ復帰させるための操舵反力を算出する。さらに、算出した操舵反力と、実際に操舵反力モータ18へ通電している電流(反力モータ実電流)を用いて、反力モータ駆動電流を演算する。
以上により、操舵反力制御部64は、現在の駐車時に自車両MVの位置が目標軌道算出部62の算出した目標軌道から逸脱すると、自車両MVの位置を目標軌道へ復帰させるように、ステアリングホイール22に付与する操舵反力を制御する。これにより、操舵反力制御部64は、現在の駐車時に自車両MVの位置が目標軌道から逸脱すると、自車両MVの位置の目標軌道への復帰が促されるように、操舵反力を制御する。
また、操舵反力制御部64は、自車両車速演算部28から車速演算値信号の入力を受け、相対距離検出部38から相対距離信号の入力を受ける。そして、相対距離信号が含む相対距離及び方向と、車速演算値信号が含む自車両MVの速度から、自車両MVと障害物との相対距離が予め設定した制限用相対距離以下であるか否かを判定する。さらに、相対距離が制限用相対距離以下となると、相対距離が制限用相対距離を超えるように、ステアリングホイール22に付与する操舵反力を制御する。
ここで、制限用相対距離は、例えば、自車両車速演算部28が演算した自車両MVの速度に応じて設定を変更する。この場合、自車両車速演算部28が演算した自車両MVの速度が高いほど、制限用相対距離を長く設定する。
そして、重畳画像生成部66は、入力を受けた各種の情報信号を用い、駐車領域への現在の駐車時に、俯瞰画像生成部34が生成した俯瞰画像に、提示図形生成部60が生成した補正走行軌跡を示す図形を重畳させた重畳画像を生成する。これに加え、重畳画像生成部66は、駐車領域への現在の駐車時に、俯瞰画像生成部34が生成した俯瞰画像に、図形表示位置補正部58が補正した位置を示す図形を重畳させた重畳画像を生成する。
さらに、重畳画像生成部66は、生成した重畳画像を含む情報信号(以降の説明では、「重畳画像信号」と記載する場合がある)を、画像レイアウト設定部68及び推奨駐車軌跡評価処理部70に出力する。なお、重畳画像生成部66が重畳画像を生成する処理については、後述する。また、重畳画像生成部66が重畳画像を生成する処理は、駐車支援制御実施判定部46から入力を受けた駐車支援判定結果信号が、駐車支援を行うとの判定結果を含む場合に行う。
さらに、画像レイアウト設定部68は、設定した表示割合で後方カメラ2Rが撮像した画像と重畳画像とを組み合わせた画像を生成する。これに加え、生成した画像を含む情報信号(以降の説明では、「駐車時出力画像信号」と記載する場合がある)を、ナビゲーション装置16に出力する。なお、画像レイアウト設定部68が、後方カメラ2Rが撮像した画像と重畳画像とを組み合わせた画像を生成する処理は、駐車支援制御実施判定部46から入力を受けた駐車支援判定結果信号が、駐車支援を行うとの判定結果を含む場合に行う。
また、画像レイアウト設定部68は、推奨駐車軌跡評価処理部70から後述する推奨駐車軌跡評価信号の入力を受けると、推奨駐車軌跡評価信号が含む画像と重畳画像とを組み合わせた画像を生成する。
なお、推奨駐車軌跡評価信号が含む画像と重畳画像とを組み合わせた画像を生成する際には、推奨駐車軌跡評価信号が含む画像を、例えば、情報呈示装置の表示画面において、後方カメラ2Rが撮像した画像を表示する領域に表示させる画像を生成する。
また、画像レイアウト設定部68は、駐車支援制御実施判定部46から表示開始位置選択信号の入力を受けると、表示開始位置選択信号が含む画像と重畳画像とを組み合わせた画像を生成する。
推奨駐車軌跡評価処理部70は、駐車の終了を検出すると、運転者に対し、今回の駐車で後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡の評価を促す文字と、評価の選択肢を含む画像を生成する。そして、今回の駐車で後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡の評価を促す文字を含む画像を含む情報信号(以降の説明では、「推奨駐車軌跡評価信号」と記載する場合がある)を、ナビゲーション装置16に出力する。
ここで、運転者に対し、今回の駐車で後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡の評価を促す文字とは、例えば、「表示された案内軌跡を評価して下さい」等とする。さらに、評価の選択肢とは、例えば、高い評価を示す「Good」と、低い評価を示す「Bad」とする。
なお、駐車の終了は、例えば、シフトポジション演算部32から入力を受けた現在シフト位置信号が含む現在のシフト位置が、「R」から「P」へ変化した場合に検出する。
以上により、推奨駐車軌跡評価処理部70は、現在の駐車時に後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡で、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を補正するか否かの、自車両MVの運転者による選択を検出する。
また、後退駐車軌跡記憶部54は、推奨駐車軌跡評価検出部70が記憶している走行軌跡を補正する選択を検出すると、記憶している走行軌跡を現在の駐車時に後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡で補正する処理を行う。
図1及び図2を参照しつつ、図3及び図4を用いて、駐車支援制御実施判定部46が駐車支援を行うか否かを判定する処理について説明する。
図3中に示すように、駐車支援制御実施判定部46が処理を開始(START)すると、まず、ステップS100において、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を参照する。そして、後退駐車軌跡記憶部54が走行軌跡を記憶しているか否かを判定する処理(図中に示す「走行軌跡を記憶」)を行う。
一方、ステップS100において、後退駐車軌跡記憶部54が走行軌跡を記憶していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理は、ステップS100へ復帰する。
ステップS102では、駐車支援システム設定状態信号が含む現在の設定が、駐車支援を行う設定であるか否かを判定する処理(図中に示す「駐車支援を行う設定」)を行う。
一方、ステップS102において、現在の設定が駐車支援を行う設定ではない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理は、ステップS102へ復帰する。
ステップS104では、俯瞰画像信号が含む俯瞰画像と、マップ信号が含む駐車領域周辺のマップを用いて、自車両MVの現在位置が、駐車支援を開始する位置に達しているか否かを判定する処理(図中に示す「駐車支援の開始設定位置」)を行う。
ステップS104において、自車両MVの現在位置が駐車支援を開始する位置に達している(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理は、ステップS106へ移行する。
一方、ステップS104において、自車両MVの現在位置が駐車支援を開始する位置に達していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理は、ステップS104へ復帰する。
ステップS108では、ステップS106で開始した駐車支援が完了したか否かを判定する処理(図中に示す「駐車支援完了」)を行う。
ステップS108において、ステップS106で開始した駐車支援が完了した(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理を終了(END)する。
一方、ステップS108において、ステップS106で開始した駐車支援が完了していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援制御実施判定部46が行なう処理は、ステップS108へ復帰する。
図1から図4を参照しつつ、図5及び図6を用いて、表示位置記憶処理部48の詳細な構成と、表示位置記憶処理部48が複数箇所の位置を算出する処理について説明する。
図5中に示すように、表示位置記憶処理部48は、後退開始位置算出部72と、最終停車位置算出部74を備える。
後退開始位置算出部72は、例えば、以下の条件A1〜A4のうち、少なくともA1が成立した時点で自車両MVが存在する位置を、図6中に示すように、自車両MVが既設定駐車領域PAへ向けて旋回走行を含む後退を開始する位置である後退開始位置PSとして算出する。
A2.A1の停車位置で、自車両MVの車両前後方向に延在する直線が、既設定駐車領域PAを形成する駐車枠線に対して傾斜している。または、自車両MVの車両前後方向に延在する直線が、既設定駐車領域PAと連続する道路の路面上に標示された線(例えば、中央線、車両通行区分線、停止線)や、車道と歩道との境界線に対して傾斜している。
A3.A1の停車位置で、現在操舵角が中立角または略中立角(例えば、ステアリングホイール22の遊び分を含む角度)である。
A4.シフト位置が前進走行位置(例えば、「D」、「1」、「2」等)から後退走行位置(「R」)へ変更されている。
なお、条件A1の成立は、例えば、車速演算値信号、俯瞰画像信号、自車位置信号が含む情報を用いて判定する。また、条件A2の成立は、例えば、俯瞰画像信号、駐車枠信号が含む情報を用いて判定する。また、条件A3の成立は、例えば、操舵角信号が含む情報を用いて判定する。また、条件A4の成立は、例えば、現在シフト位置信号が含む情報を用いて判定する。
B1.自車両MV全体が既設定駐車領域PA内に収容されて停車する。
B2.B1の停車位置で、現在操舵角が中立角または略中立角(例えば、ステアリングホイール22の遊び分を含む角度)である。
B3.シフト位置が後退走行位置(「R」)から駐停車位置(「P」)へ変更されている。
また、最終停車位置PEを算出する際には、上述した条件B1〜B3のうち、少なくともB1に加え、さらに、自車両MVの車幅方向両側における、建築物Arcと構造物Shとの距離が、等距離または略等距離となる条件を用いてもよい。この場合、自車両MVの車幅方向両側における、建築物Arcと構造物Shとの距離は、例えば、障害物検出部40から入力を受けた障害物信号を用いて検出する。
さらに、表示位置記憶処理部48は、既設定駐車領域PAへの駐車時に自車両MVを走行させた複数箇所の位置として、後退開始位置PS及び最終停車位置PEを、図形表示位置記憶部50に記憶させる。
また、表示位置記憶処理部48は、後退開始位置PS及び最終停車位置PEを算出する際に、自車両MVの後退走行において、上述した条件A3及びB2の成立を検出する。
すなわち、表示位置記憶処理部48は、後退開始位置PS及び最終停車位置PEを算出する際に、自車両MVの後退走行において、切り返し操作を必要としない条件の成立を検出する。
図1から図6を参照しつつ、図7を用いて、図形表示位置記憶部50の詳細な構成について説明する。
図形表示位置記憶部50は、表示位置記憶処理部48から入力を受けた図形表示算出位置信号が含む、後退開始位置PS及び最終停車位置PEに対応するデータを記憶する。具体的には、後退開始位置PS及び最終停車位置PEに対応するデータとして、図7中に示すように、後退開始位置PS及び最終停車位置PEの、X座標、Y座標、傾斜角θを記憶する。
Y座標は、自車両MVの中心点の、予め設定した位置を基準点とした俯瞰におけるY方向の座標である。なお、本実施形態では、Y座標の基準点として、X座標の基準点と同様、既設定駐車領域PAの中心点を設定する場合について説明する。また、本実施形態では、Y方向として、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線の延在方向を設定する場合について説明する。
傾斜角θは、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線に対する、自車両MVの中心点から車両前後方向に延在する直線の、俯瞰における傾斜角度である。なお、本実施形態では、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線として、既設定駐車領域PAの中心点を通過する、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線を設定する場合について説明する。
すなわち、図形表示位置記憶部50は、自車両MVの座標と、自車両MVの車両前後方向に延在する直線と既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線との角度を用いて、後退開始位置PS及び最終停車位置PEを記憶する。したがって、図形表示位置記憶部50は、自車両MVの座標と、自車両MVの車両前後方向に延在する直線と既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線との角度を、後退開始位置PS及び最終停車位置PEとして記憶する。
以上により、図形表示位置記憶部50は、自車両MVが駐車領域へ向けて旋回走行を含む後退を開始する後退開始位置PSと、自車両MVの駐車領域内の最終停車位置PEを記憶している。
図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、後退駐車軌跡算出部52が走行軌跡を算出する処理について説明する。
後退駐車軌跡算出部52は、図8中に示すように、後退開始位置PSと最終停車位置PEから、後退開始位置PSから最終停車位置PEまで旋回走行を含んで後退する自車両MVの走行軌跡を算出する。
具体的には、後退開始位置PSと最終停車位置PEを連続する線を、走行軌跡の中心線BCLとして算出する。さらに、算出した走行軌跡の中心線BCLから自車両MVの車幅方向両側へ余裕代を設定し、この設定した余裕代を含む領域を、目標軌道として算出する。
ここで、走行軌跡の中心線BCLから自車両MVの車幅方向両側へ設定する余裕代は、例えば、操舵角を保持している状態であっても、路面の凹凸等により自車両MVが車幅方向に変位する程度の変化幅とする。これに加え、走行軌跡の中心線BCLから自車両MVの車幅方向両側へ設定する余裕代は、自車両MVの車幅方向両側において、自車両MVが建築物Arc及び構造物Shと接触しない変化幅とする。
図1から図8を参照しつつ、図9を用いて、後退駐車軌跡補正部56の詳細な構成について説明する。
図9中に示すように、後退駐車軌跡補正部56は、後退駐車軌跡オフセット処理部76と、後退駐車軌跡分割処理部78を備える。
後退駐車軌跡オフセット処理部76は、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡全体を、駐車領域へ向けて後退する自車両MVが、自車両MVの進路上に存在する障害物と重ならない位置に移動させて、補正走行軌跡を算出する。なお、後退駐車軌跡オフセット処理部76が補正走行軌跡を算出する処理については、後述する。
後退駐車軌跡分割処理部78は、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を複数に分割した軌跡構成部を形成する。そして、複数の軌跡構成部の形状を個別に変化させることにより、全ての軌跡構成部の形状を、駐車領域へ向けて後退する自車両MVが、自車両MVの進路上に存在する障害物と重ならない形状として、補正走行軌跡を算出する。なお、後退駐車軌跡分割処理部78が補正走行軌跡を算出する処理については、後述する。
図1から図9を参照しつつ、図10から図13を用いて、後退駐車軌跡オフセット処理部76が補正走行軌跡を算出する処理について説明する。
なお、以降の説明では、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を、「通常走行軌跡」と記載する場合がある。また、図10から図13中では、通常走行軌跡の中心線を、符号「BCL」で示し、補正走行軌跡の中心線を、符号「CCL」で示す。
図10中に示すように、最終停車位置と車幅方向右側と車両前後方向後方で重なる障害物OBSが既設定駐車領域PA内に存在する場合、後退駐車軌跡オフセット処理部76は、通常走行軌跡全体を、車両前後方向前方及び車幅方向左側へ移動させる。
また、図11中に示すように、最終停車位置と車幅方向左側と車両前後方向後方で重なる障害物OBSが既設定駐車領域PA内に存在する場合、後退駐車軌跡オフセット処理部76は、通常走行軌跡全体を、車両前後方向前方及び車幅方向右側へ移動させる。
また、図13中に示すように、最終停車位置と車幅方向左側で重なる障害物OBSが既設定駐車領域PA内に存在する場合、後退駐車軌跡オフセット処理部76は、通常走行軌跡全体を、車幅方向右側へ移動させる。
以上説明したように、後退駐車軌跡オフセット処理部76は、通常走行軌跡全体を、既設定駐車領域PAへ向けて後退する自車両MVが障害物OBSと重ならない位置に移動させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出する。
また、上述したように、後退駐車軌跡オフセット処理部76は、通常走行軌跡の一部(既設定駐車領域PAに対する通常走行軌跡全体の位置)のみを変化させて、補正走行軌跡を算出する。
図1から図13を参照しつつ、図14から図31を用いて、後退駐車軌跡分割処理部78が補正走行軌跡を算出する処理について説明する。
なお、図14から図31中では、通常走行軌跡の中心線を、符号「BCL」で示し、補正走行軌跡の中心線を、符号「CCL」で示す。
まず、軌跡構成部の構成を説明する。
図14中に示すように、後退駐車軌跡分割処理部78は、通常走行軌跡を、第一直線部SL1と、第二直線部SL2と、中間円弧部FAと、第一クロソイド曲線部CV1と、第二クロソイド曲線部CV2に分割して、軌跡構成部を形成する。
第一直線部SL1は、後退開始位置PSから最終停車位置PE側へ延びる直線で形成する。
第二直線部SL2は、最終停車位置PEから後退開始位置PS側へ延びる直線で形成する。
第一クロソイド曲線部CV1は、第一直線部SL1と中間円弧部FAとを連結するクロソイド曲線(clothoid curve)で形成する。
第二クロソイド曲線部CV2は、第二直線部SL2と中間円弧部FAとを連結するクロソイド曲線で形成する。
ここで、本実施形態では、一例として、第二直線部SL2と第二クロソイド曲線部CV2との連結位置を、平行位置とする場合について説明する。なお、平行位置とは、後退開始位置PSからの後退中に自車両MVの車両前後方向に延在する直線が、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線と平行となる位置である。
さらに、本実施形態では、一例として、最終停車補正位置算出部82が最終停車補正位置を算出する場合を除き、第二直線部SL2の長さを、可能な限り長くする場合について説明する。これは、自車両MVが平行位置である状態では、操舵操作を行うことなく(現在操舵角を殆ど変化させることなく)、自車両MVを後退させて最終停車位置PEへ停車させることが可能であり、運転者が行う運転操作が容易となるためである。
第一直線部SL1を削除し、第二直線部SL2と、中間円弧部FAと、第一クロソイド曲線部CV1と、第二クロソイド曲線部CV2により、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図15参照)。
第一直線部SL1と第一クロソイド曲線部CV1を連続させ、さらに、障害物OBSから離れる方向へ湾曲させた第三クロソイド曲線部CV3を生成して、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図16参照)。
中間円弧部FAの長さを短縮(半分に短縮)して、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図17参照)。この場合、平行位置を保持可能な距離を長くすることが可能となる。
中間円弧部FAの曲率半径を減少させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図19参照)。
第一直線部SL1を削除し、さらに、中間円弧部FAの曲率半径を減少させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図20参照)。
第一直線部SL1と第一クロソイド曲線部CV1を連続させた第三クロソイド曲線部CV3を生成し、さらに、中間円弧部FAの曲率半径を減少させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図21参照)。
第一直線部SL1を削除し、さらに、中間円弧部FAの長さを短縮(半分に短縮)して、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図23参照)。
第一直線部SL1を削除し、さらに、中間円弧部FAの長さを延長させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図24参照)。
中間円弧部FAを削除して、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図25参照)。
第一直線部SL1と中間円弧部FAを削除して、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図27参照)。
第一クロソイド曲線部CV1及び第二クロソイド曲線部CV2を削除し、中間円弧部FAの曲率半径を増加させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図28参照)。
第一クロソイド曲線部CV1及び第二クロソイド曲線部CV2を削除し、中間円弧部FAの曲率半径を減少させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図29参照)。
第一クロソイド曲線部CV1及び第二クロソイド曲線部CV2を削除し、第二直線部SL2の長さを減少させる。さらに、第二直線部SL2の長さを減少させた分、中間円弧部FAの長さを増加させて、補正走行軌跡の中心線CCLを算出するパターン(図31参照)。
上述したように、後退駐車軌跡分割処理部78は、通常走行軌跡の一部(第一直線部SL1、第二直線部SL2、中間円弧部FA、第一クロソイド曲線部CV1、第二クロソイド曲線部CVのいずれか)のみを変化させて、補正走行軌跡を算出する。
図1から図31を参照しつつ、図32を用いて、図形表示位置補正部58の詳細な構成について説明する。
図32中に示すように、図形表示位置補正部58は、後退開始補正位置算出部80と、最終停車補正位置算出部82を備える。
後退開始補正位置算出部80は、必要に応じて、図形表示位置記憶部50が記憶している後退開始位置PSを、後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡で自車両MVが後退を開始する位置に補正した後退開始補正位置を算出する。具体的には、後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡のうち、駐車領域から最も離れた点の座標を、図形表示位置記憶部50が記憶している後退開始位置PSのX座標及びY座標と置き換えて、後退開始補正位置を算出する。これに加え、図形表示位置記憶部50が記憶している後退開始位置PSの傾斜角θの状態では、自車両MVが障害物と接触する場合には、自車両MVと障害物が重ならない角度を算出し、この算出した角度を傾斜角θと置き換えて、後退開始補正位置を算出する。
図1から図32を参照しつつ、図33を用いて、提示図形生成部60が行う詳細な処理について説明する。
図33中に示すように、提示図形生成部60は、後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成する。
なお、図33中には、一例として、補正走行軌跡図形として、補正走行軌跡の中心線CCLのみを示す。また、図33中には、既設定駐車領域PAと連続する道路L上の、後退開始位置算出部72が算出した後退開始位置PSと重なる位置に、障害物として、駐車車両である他車両OVが存在している状態を示す。また、図33中には、後退開始位置PSを示す図形を、符号「BDS」で示す。
さらに、提示図形生成部60は、後退開始補正位置算出部80が算出した後退開始補正位置を示す図形を、後退開始補正位置図形CDSとして生成する。これに加え、最終停車補正位置算出部82が算出した最終停車補正位置を示す図形を、最終停車補正位置図形CDEとして生成する。
なお、図33中には、後退開始補正位置算出部80が算出した後退開始補正位置を、符号「CPS」で示す。
なお、後退開始補正位置図形CDSの、後退開始位置PSに存在する自車両MVの全長及び全幅と同じ大きさの長方形よりも大きな部分は、例えば、後退開始位置PSを複数回に亘って記憶した履歴を用い、履歴が含む位置のばらつきを包含する形状として形成する。
最終停車補正位置図形CDEは、最終停車補正位置算出部82が算出した最終停車補正位置に存在する自車両MVの全長及び全幅と同じ大きさの四角形で生成する。
図1から図33を参照しつつ、図34を用いて、目標軌道算出部62が目標軌道を算出する処理について説明する。
目標軌道算出部62は、図34中に示すように、今回の駐車支援を開始した位置と後退開始位置PSから、現在の駐車時における自車両MVの目標軌道を算出する。
具体的には、駐車支援を開始した位置と後退開始位置PSを連続する線を、目標軌道の中心線TCLとして算出する。さらに、算出した目標軌道の中心線TCLから自車両MVの車幅方向両側へ余裕代を設定し、この設定した余裕代を含む領域を、目標軌道として算出する。
ここで、目標軌道の中心線TCLから自車両MVの車幅方向両側へ設定する余裕代は、例えば、操舵角を保持している状態であっても、路面の凹凸等により自車両MVが車幅方向に変位する程度の変化幅とする。
なお、本実施形態では、一例として、図34中に示すように、目標軌道の中心線TCLを、駐車支援を開始した位置における中間点CP1と後退開始位置PSにおける中間点CP2を連続する一本の線とした場合について説明する。また、上述した中間点CP1、CP2は、それぞれの位置における自車両MVの右後輪WRRと左後輪WRLとの中間点である。
図1から図34を参照しつつ、図35を用いて、重畳画像生成部66が重畳画像を生成する処理について説明する。
自車両MVが駐車支援を開始する位置に達すると、重畳画像生成部66は、俯瞰画像に、提示図形生成部60が生成した補正走行軌跡を示す図形及び後退開始補正位置図形CDSを重畳させた重畳画像を生成する。すなわち、重畳画像生成部66は、現在の駐車時に、提示図形生成部60が生成した補正走行軌跡を示す図形及び後退開始補正位置図形CDSを、俯瞰画像に重畳させた重畳画像を表示する。
重畳画像は、図35中に示すように、自車両MVを示す図形の車両前後方向前方を上方に向け、さらに、自車両MVを示す図形の位置を中心とした画像とする。なお、図35中には、補正走行軌跡を示す図形及び後退開始補正位置図形CDSの一部が俯瞰画像に重畳されて表示されている状態を示す。
次に、図1から図35を参照しつつ、図36及び図37を用いて、本実施形態の駐車支援装置1を用いて行なう動作の一例として、選択的に行う二種類の動作を説明する。なお、以下に示す処理は、駐車支援システム設定状態信号が含む現在の設定が、駐車支援を行う設定であると判定した場合に行う(上述したステップS102を参照)。
まず、図36を用いて、二種類の動作のうち一方(以下、「第一の動作」と記載する場合がある)を説明する。
図36中に示すように、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作を開始(START)すると、まず、ステップS200において、自車両MVの現在位置を検出(図中に示す「自車位置検出」)する。ステップS200において、自車両MVの現在位置を検出すると、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS202へ移行する。
ステップS202では、ステップS200で検出した自車両MVの現在位置が、利用頻度が高い駐車領域である既設定駐車領域の近くであり、駐車支援を開始する位置に達しているか否かを判定する処理(図中に示す「高頻度駐車領域」)を行う。
一方、ステップS202において、自車両MVの現在位置が既設定駐車領域の近くであり、駐車支援を開始する位置に達していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS202へ復帰する。
ステップS204では、障害物検出部40により、自車両MVの周囲に存在する障害物の有無と、自車両MVと障害物との相対位置を、自車両MVの周囲(全周)に亘って検出する処理(図中に示す「障害物の有無・位置検出」)を行う。ステップS204において、自車両MVの周囲に存在する障害物の有無と、自車両MVと障害物との相対位置を検出する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS206へ移行する。
ステップS206において、現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡による駐車支援が可能である(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を俯瞰画像生成部34が形成した俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示して、駐車支援を行う。すなわち、ステップS208では、利用頻度が高い駐車領域に対する過去の駐車時に記憶したデータを用いて、駐車支援を行う(図中に示す「高頻度駐車軌跡で支援」)。ステップS208において、利用頻度が高い駐車領域に対する過去の駐車時に記憶したデータを用いて、駐車支援を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作を終了(END)する。
ステップS212では、後退駐車軌跡補正部56により、ステップS204で検出した障害物を回避し、ステップS210で特定した箇所を通過して、図形表示位置記憶部50が記憶している最終停車位置PEまで達する補正走行軌跡を算出する処理を行う。これに加え、提示図形生成部60が生成した補正走行軌跡を示す図形を、重畳画像に表示する処理(図中に示す「障害物を回避する軌跡を算出」)を行う。ステップS212において、障害物を回避して最終停車位置PEまで達する補正走行軌跡を算出する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS214へ移行する。
ステップS214において、現在のシフト位置が「R」から「P」に変化した(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS216へ移行する。
一方、ステップS214において、現在のシフト位置が「R」から「P」に変化していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS214へ復帰する。
ステップS218では、推奨駐車軌跡評価処理部70により、運転者の評価内容として「Good」を検出したか否かを判定する処理(図中に示す「Good」)を行う。
ステップS218において、運転者の評価内容として「Good」を検出した(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作は、ステップS220へ移行する。
ステップS220では、運転者が「Good」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶して格納し、後退駐車軌跡記憶部54に蓄積する処理(図中に示す「評価結果を格納」)を行う。ステップS220において、運転者が「Good」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶して格納する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作を終了(END)する。
ステップS222では、運転者が「Bad」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶せずに破棄する処理(図中に示す「評価結果を破棄」)を行う。ステップS222において、運転者が「Bad」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶せずに破棄する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第一の動作を終了(END)する。
図37中に示すように、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作を開始(START)すると、まず、ステップS300において、自車両MVの現在位置を検出(図中に示す「自車位置検出」)する。ステップS300において、自車両MVの現在位置を検出すると、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS302へ移行する。
ステップS302では、ステップS300で検出した自車両MVの現在位置が、利用頻度が高い駐車領域である既設定駐車領域の近くであり、駐車支援を開始する位置に達しているか否かを判定する処理(図中に示す「高頻度駐車領域」)を行う。
一方、ステップS302において、自車両MVの現在位置が既設定駐車領域の近くであり、駐車支援を開始する位置に達していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS302へ復帰する。
ステップS304では、障害物検出部40により、自車両MVの周囲に存在する障害物の有無と、自車両MVと障害物との相対位置を、自車両MVの周囲(全周)に亘って検出する処理(図中に示す「障害物の有無・位置検出」)を行う。ステップS304において、自車両MVの周囲に存在する障害物の有無と、自車両MVと障害物との相対位置を検出する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS306へ移行する。
ステップS306において、現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡による駐車支援が可能である(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS308へ移行する。
ステップS308では、現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を俯瞰画像生成部34が形成した俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示して、駐車支援を行う。すなわち、ステップS308では、利用頻度が高い駐車領域に対する過去の駐車時に記憶したデータを用いて、駐車支援を行う(図中に示す「高頻度駐車軌跡で支援」)。ステップS308において、利用頻度が高い駐車領域に対する過去の駐車時に記憶したデータを用いて、駐車支援を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作を終了(END)する。
ステップS312では、後退駐車軌跡分割処理部78が分割した軌跡構成部を参照し、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している複数の走行軌跡を分割した軌跡構成部同士を比較する。これにより、同じ軌跡構成部同士で形状のばらつきを比較し、形状の分散が最小の箇所(同じ軌跡構成部同士で形状の変化が最小の箇所)を特定する処理(図中に示す「分散が最小の箇所を特定」)を行う。ステップS312において、形状の分散が最小の箇所を特定する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS314へ移行する。
ステップS316では、シフトポジション演算部32により、現在のシフト位置が後退走行の位置である「R」から、停車状態の位置である「P」に変化したか否かを判定する処理(図中に示す「R→P」)を行う。
一方、ステップS316において、現在のシフト位置が「R」から「P」に変化していない(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS316へ復帰する。
ステップS318では、運転者に対し、今回の駐車で後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡の評価を促す文字と、評価の選択肢を含む画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示する処理(図中に示す「評価入力画面表示」)を行う。ステップS318において、運転者に対し、今回の駐車で後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡の評価を促す文字と、評価の選択肢を含む画像を表示する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS320へ移行する。
ステップS320において、運転者の評価内容として「Good」を検出した(図中に示す「Yes」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS322へ移行する。
一方、ステップS320において、運転者の評価内容として「Good」を検出していない、すなわち、「Bad」を検出した(図中に示す「No」)と判定した場合、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作は、ステップS324へ移行する。
ステップS324では、運転者が「Bad」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶せずに破棄する処理(図中に示す「評価結果を破棄」)を行う。ステップS324において、運転者が「Bad」と評価した補正走行軌跡を、後退駐車軌跡記憶部54に記憶せずに破棄する処理を行うと、駐車支援装置1を用いて行なう第二の動作を終了(END)する。
また、上述したナビゲーション装置16、図形表示位置記憶部50、推奨駐車軌跡評価処理部70は、推奨駐車軌跡評価検出部に対応する。
また、上述したように、本実施形態の駐車支援装置1の動作で実施する駐車支援方法では、自車両MV周囲の路面を含む画像に自車両MVを示す図形を含む俯瞰画像を生成する。さらに、自車両MVが後退開始位置PSから最終停車位置PEまで旋回走行を含んで後退する自車両MVの走行軌跡を、既設定駐車領域PAと対応付けて記憶しておく。これに加え、自車両MVと障害物OBSとの相対位置を検出し、記憶している走行軌跡を検出した相対位置を用いて補正して算出した補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成する。そして、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、俯瞰画像に補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示する。
本実施形態の駐車支援装置1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)図形表示位置記憶部50が、後退開始位置PSと最終停車位置PEを記憶しておき、後退駐車軌跡記憶部54が、後退開始位置PSから最終停車位置PEまで旋回走行を含んで後退する自車両MVの走行軌跡を、既設定駐車領域PAと対応付けて記憶しておく。さらに、後退駐車軌跡補正部56が、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡を障害物検出部40が検出した障害物と自車両との相対位置を用いて補正して、後退する自車両MVの、障害物と重ならない補正走行軌跡を算出する。
このため、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡の一部を用いて補正走行軌跡を算出し、補正走行軌跡図形を俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、運転者が視認可能に表示して、駐車支援を行うことが可能となる。すなわち、利用頻度が高い駐車領域に対して自車両MVの進路上に障害物が存在しない状態で駐車した際の走行軌跡の一部を用いて、障害物を回避するための補正走行軌跡を算出することが可能となる。
これにより、利用頻度が高い駐車領域への駐車時における運転操作、すなわち、運転者が慣れている駐車時の運転操作の一部を用いて、障害物を回避するための運転操作を行うことが可能となる。したがって、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、運転者は、慣れている運転操作に近似した運転操作によって駐車を行うことが可能となり、駐車時に運転者が受ける負荷を減少させることが可能となる。
その結果、運転者は、利用頻度が高い駐車領域に対して自車両MVの進路上に障害物が存在しない状態で駐車した際の操舵操作及び加減速操作を用いて、障害物を回避した駐車を行うことが可能となる。
このため、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡の一部を加工して形状を変化させた軌跡により、障害物を回避するための補正走行軌跡を算出することが可能となる。
その結果、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡全体の形状を変化させる場合と比較して、少ない演算負荷で障害物を回避するための補正走行軌跡を算出することが可能となる。
その結果、分割した各軌跡構成部に対し、それぞれの形状に応じた加工を行うことが可能となり、補正走行軌跡を効率的に算出することが可能となる。
(5)第二直線部SL2を、既設定駐車領域PAの入り口から奥行き方向に延在する直線と平行な直線とする。
その結果、第二直線部SL2の長さを長くするほど、操舵操作を行うことなく、自車両MVを後退させて最終停車位置PEへ停車させることが可能となり、運転者が行う運転操作を容易とすることが可能となる。
そして、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、補正走行軌跡図形に加え、後退開始補正位置図形CDSを俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示する。
このため、既設定駐車領域PAへの駐車時において、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、自車両MVが障害物と接触せずに駐車領域へ向けて後退を開始する位置を表示することが可能となる。
その結果、既設定駐車領域PAへの駐車時において、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、運転者は、慣れている運転操作に近似した運転操作によって、駐車領域へ向けて後退を開始することが可能となる。
そして、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、補正走行軌跡図形に加え、最終停車補正位置図形CDEを俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示する。
このため、既設定駐車領域PAへの駐車時において、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、自車両MVが障害物と接触せずに駐車領域内で停車する位置を表示することが可能となる。
その結果、既設定駐車領域PAへの駐車時において、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、運転者は、慣れている運転操作に近似した運転操作によって、駐車領域内で自車両MVを停車させることが可能となる。
このため、例えば、現在の駐車時に後退駐車軌跡補正部56が算出した補正走行軌跡が、運転者には不適切な走行軌跡であった場合等、次回以降の駐車時に用いることが適切ではないデータを、後退駐車軌跡記憶部54に記憶させないことが可能となる。
その結果、後退駐車軌跡補正部56が算出する補正走行軌跡を、運転者の意図を反映した、次回以降の駐車時に適切な走行軌跡とすることが可能となり、駐車支援の有効度を向上させることが可能となる。
このため、過去の駐車時に自車両MVが既設定駐車領域PAへ向けて後退を開始した位置と、過去の駐車時に自車両MVを既設定駐車領域PA内で最終的に停車させた位置を記憶することが可能となる。
その結果、過去の駐車時における状況を反映させた駐車支援を、現在の駐車時に行うことが可能となる。
このため、例えば、表示位置記憶処理部48が算出した後退開始位置PS及び最終停車位置PEの位置を、周囲画像撮像部2が撮像した画像が含む駐車枠線や建築物等と関連付けて記憶することが可能となる。
その結果、既設定駐車領域PAへの過去の駐車時に自車両MVを走行させた後退開始位置PSと最終停車位置PEを記憶する際に、位置の精度を向上させることが可能となる。
このため、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時において、重畳画像を表示する視覚的な駐車支援に加え、自車両MVの位置を目標軌道に維持するための操舵反力を発生させる力学的な駐車支援を行うことが可能となる。
その結果、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、自車両MVの移動経路が目標軌道から逸脱することを抑制して、効率的な駐車支援を行うことが可能となる。
そして、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、自車両MV周囲の路面を含む画像に自車両MVを示す図形を含む俯瞰画像に補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を、ナビゲーション装置16が備える情報呈示装置に表示する。
このため、既設定駐車領域PAへの現在の駐車時に、後退駐車軌跡記憶部54が記憶している走行軌跡の一部を用いて補正走行軌跡を算出し、補正走行軌跡図形を俯瞰画像に重畳させた重畳画像を、運転者が視認可能に表示して、駐車支援を行うことが可能となる。すなわち、利用頻度が高い駐車領域に対して自車両MVの進路上に障害物が存在しない状態で駐車した際の走行軌跡の一部を用いて、障害物を回避するための補正走行軌跡を算出することが可能となる。
これにより、利用頻度が高い駐車領域への駐車時における運転操作、すなわち、運転者が慣れている駐車時の運転操作の一部を用いて、障害物を回避するための運転操作を行うことが可能となる。したがって、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、運転者は、慣れている運転操作に近似した運転操作によって駐車を行うことが可能となり、駐車時に運転者が受ける負荷を減少させることが可能となる。
(1)本実施形態では、提示図形生成部60が生成する後退開始補正位置図形CDSを、自車両MVの全長及び全幅よりも大きな四角形としたが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、提示図形生成部60が生成する後退開始補正位置図形CDSを、俯瞰画像中における自車両MVの全長及び全幅と同じ大きさの四角形としてもよい。要は、提示図形生成部60が生成する後退開始補正位置図形CDSは、俯瞰画像中における自車両MVの全長及び全幅に応じた大きさの四角形とすればよい。
この場合、提示図形生成部60が生成する後退開始補正位置図形CDSを、自車両MVが理想的な移動経路を後退するための各位置に応じた図形とすることが可能となる。また、提示図形生成部60が後退開始補正位置図形CDSを生成する処理の演算負荷を、低減させることが可能となる。
この場合、後退開始補正位置図形CDSの、自車両MVの車両前後方向両側の端部のうち、駐車領域PAへ向けての後退を開始する位置として重要な、自車両MVの車両前後方向後側の端部のみを表示することとなる。このため、後退開始補正位置図形CDSの自車両MVの車両前後方向前側の端部が表示されず、自車両MVを、駐車支援を開始する位置から前進させて後退開始補正位置図形CDSへ移動させる際に、運転者が受ける運転負荷を減少させることが可能となる。
また、提示図形生成部60の構成を、例えば、後退開始補正位置図形CDSとして自車両MVの車両前後方向後側の端部を示す直線のみの図形を生成する構成としてもよい。
この場合、自車両MVが初めて駐車する駐車領域を含む周辺地域のマップを用いることにより、過去に自車両MVが走行していない場所に存在する駐車領域への駐車時に、本実施形態の駐車支援装置1を適用することが可能となる。また、自車両MVが初めて駐車する駐車領域を含む周辺地域のマップは、例えば、基地局から路車間通信で取得してもよく、また、他車両から車車間通信で取得してもよい。
この場合、運転者は、例えば、自車両MVを、既設定駐車領域PAを通過させた後にUターンさせて、補正走行軌跡に応じた後退開始位置に移動させた後、既設定駐車領域PAへ向けて補正走行軌跡に沿って後退させる。
これにより、利用頻度が高い駐車領域である既設定駐車領域PAへの駐車時において、自車両MVの進路上に駐車車両等の障害物が存在している場合であっても、障害物を回避するための駐車支援を行うバリエーションを増加させることが可能となる。
この場合、左側限界線CLLは、後退開始補正位置から最終停車補正位置まで自車両MVを旋回させながら後退させる際に、自車両MVが構造物Shと接触しない境界線として設定する。また、右側限界線CRLは、後退開始補正位置から最終停車補正位置まで自車両MVを旋回させながら後退させる際に、自車両MVが建築物Arcと接触しない境界線として設定する。
Claims (14)
- 自車両周囲の路面を含む画像を撮像する周囲画像撮像部と、
前記撮像した画像に前記自車両を示す図形を含む俯瞰画像を生成する俯瞰画像生成部と、
過去の駐車で利用した駐車領域と、その駐車領域へ向けて後退を開始した後退開始位置と、前記駐車領域内の最終停車位置とを、過去の駐車時に前記自車両を運転していた運転者と対応付けて記憶している図形表示位置記憶部と、
前記後退開始位置から前記最終停車位置まで旋回走行を含んで後退する前記自車両の走行軌跡を前記駐車領域と対応付けて記憶している後退駐車軌跡記憶部と、
前記自車両と障害物との相対位置を検出する障害物検出部と、
運転中の運転者と対応付けて記憶している駐車領域に向けて駐車支援を開始する位置に前記自車両が達している場合において、その駐車領域に対応する走行軌跡を用いて走行したならば前記障害物と接触するというときには、前記記憶している走行軌跡を補正した補正走行軌跡を算出する後退駐車軌跡補正部と、
前記補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成する提示図形生成部と、
前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を表示する重畳画像表示部と、を備えることを特徴とする駐車支援装置。 - 自車両周囲の路面を含む画像を撮像する周囲画像撮像部と、
前記撮像した画像に前記自車両を示す図形を含む俯瞰画像を生成する俯瞰画像生成部と、
過去の駐車で利用した駐車領域と、その駐車領域へ向けて後退を開始した後退開始位置と、前記駐車領域内の最終停車位置とを対応付けて記憶している図形表示位置記憶部と、
前記後退開始位置から前記最終停車位置まで旋回走行を含んで後退する前記自車両の走行軌跡を前記駐車領域と対応付けて記憶している後退駐車軌跡記憶部と、
前記自車両と障害物との相対位置を検出する障害物検出部と、
設定された駐車領域に向けて駐車支援を開始する位置に前記自車両が達している場合において、その駐車領域に対応する走行軌跡を用いて走行したならば前記障害物と接触するというときには、前記走行軌跡を補正した補正走行軌跡を算出する後退駐車軌跡補正部と、
前記補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成する提示図形生成部と、
前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を表示する重畳画像表示部と、を備え、
前記後退駐車軌跡補正部は、前記記憶している走行軌跡が含む旋回走行における旋回方向の後退では前記後退する自車両が前記障害物と重なる走行軌跡のみが算出される場合、前記記憶している走行軌跡が含む旋回走行における旋回方向とは逆の旋回方向で後退する走行軌跡に補正した、前記補正走行軌跡を算出することを特徴とする駐車支援装置。 - 前記後退駐車軌跡補正部は、前記記憶している走行軌跡全体を前記後退する自車両が前記障害物と重ならない位置に移動させて前記補正走行軌跡を算出する後退駐車軌跡オフセット処理部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した駐車支援装置。
- 前記後退駐車軌跡補正部は、前記記憶している走行軌跡を複数に分割した軌跡構成部を形成する後退駐車軌跡分割処理部を備え、
前記後退駐車軌跡分割処理部は、前記複数の軌跡構成部の形状を個別に変化させ、全ての軌跡構成部を前記障害物と重ならない形状として、前記補正走行軌跡を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 前記後退駐車軌跡分割処理部は、前記記憶している走行軌跡を、前記後退開始位置から前記最終停車位置側へ延びる直線で形成した第一直線部と、前記最終停車位置から前記後退開始位置側へ延びる直線で形成した第二直線部と、前記第一直線部と前記第二直線部との間に配置する円弧状の曲線で形成した中間円弧部と、前記第一直線部と前記中間円弧部とを連結するクロソイド曲線で形成した第一クロソイド曲線部と、前記第二直線部と前記中間円弧部とを連結するクロソイド曲線で形成した第二クロソイド曲線部と、に分割して前記軌跡構成部を形成することを特徴とする請求項4に記載した駐車支援装置。
- 前記第二直線部を、前記駐車領域の入り口から奥行き方向に延在する直線と平行な直線とすることを特徴とする請求項5に記載した駐車支援装置。
- 前記記憶している後退開始位置を前記補正走行軌跡で前記後退を開始する位置に補正した後退開始補正位置を算出する後退開始補正位置算出部を備え、
前記提示図形生成部は、前記後退開始補正位置を示す後退開始補正位置図形を生成し、
前記重畳画像表示部は、前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記後退開始補正位置図形を重畳させた重畳画像を表示することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 前記記憶している最終停車位置を前記補正走行軌跡で前記後退を終了する位置に補正した最終停車補正位置を算出する最終停車補正位置算出部を備え、
前記提示図形生成部は、前記最終停車補正位置を示す最終停車補正位置図形を生成し、
前記重畳画像表示部は、前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記最終停車補正位置図形を重畳させた重畳画像を表示することを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 現在の駐車時に前記後退駐車軌跡補正部が算出した補正走行軌跡で前記記憶している走行軌跡を補正するか否かの、前記自車両の運転者による選択を検出する推奨駐車軌跡評価検出部を備え、
前記後退駐車軌跡記憶部は、前記推奨駐車軌跡評価検出部が前記記憶している走行軌跡を補正する選択を検出すると、前記記憶している走行軌跡を現在の駐車時に前記後退駐車軌跡補正部が算出した補正走行軌跡で補正することを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 前記図形表示位置記憶部に前記後退開始位置及び前記最終停車位置を記憶させる表示位置記憶処理部を備え、
前記表示位置記憶処理部は、前記駐車領域への過去の駐車時に前記自車両を走行させた位置として、前記後退開始位置及び前記最終停車位置を記憶させることを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 前記表示位置記憶処理部は、前記撮像した画像から前記過去の駐車時における複数箇所の自車両の位置を抽出して、前記各位置を記憶させることを特徴とする請求項10に記載した駐車支援装置。
- 運転者が操作する操舵操作子に操舵反力を付与する操舵反力付与部と、
前記操舵反力付与部が付与する操舵反力を制御する操舵反力制御部と、
前記記憶している後退開始位置を前記補正走行軌跡で前記後退を開始する位置に補正した後退開始補正位置を算出する後退開始補正位置算出部と、
前記重畳画像の表示を開始する予め設定した表示開始位置から前記後退開始補正位置まで前進走行する前記自車両の目標軌道を算出する目標軌道算出部と、を備え、
前記操舵反力制御部は、前記現在の駐車時に前記自車両の位置が前記目標軌道から逸脱すると、前記自車両の位置の前記目標軌道への復帰が促されるように前記操舵反力を制御することを特徴とする請求項1から請求項11のうちいずれか1項に記載した駐車支援装置。 - 自車両周囲の路面を含む画像を撮像し、
前記撮像した画像に前記自車両を示す図形を含む俯瞰画像を生成し、
過去の駐車で利用した駐車領域と、その駐車領域へ向けて後退を開始した後退開始位置と、前記駐車領域内の最終停車位置とを、過去の駐車時に前記自車両を運転していた運転者と対応付けて記憶しておき、
前記後退開始位置から前記最終停車位置まで旋回走行を含んで後退する前記自車両の走行軌跡を、前記駐車領域と対応付けて記憶しておき、
前記自車両と障害物との相対位置を検出し、
運転中の運転者と対応付けて記憶している駐車領域に向けて駐車支援を開始する位置に前記自車両が達している場合において、その駐車領域に対応する走行軌跡を用いて走行したならば前記障害物と接触するというときには、前記記憶している走行軌跡を補正した補正走行軌跡を算出し、
前記補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成し、
前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を表示することを特徴とする駐車支援方法。 - 自車両周囲の路面を含む画像を撮像し、
前記撮像した画像に前記自車両を示す図形を含む俯瞰画像を生成し、
過去の駐車で利用した駐車領域と、その駐車領域へ向けて後退を開始した後退開始位置と、前記駐車領域内の最終停車位置と、前記後退開始位置から前記最終停車位置まで旋回走行を含んで後退する自車両の走行軌跡とを対応付けて記憶しておき、
前記自車両と障害物との相対位置を検出し、
前記記憶している走行軌跡が含む旋回走行における旋回方向の後退では前記後退する自車両が前記障害物と重なる走行軌跡のみが算出される場合であるとともに、設定された駐車領域に向けて駐車支援を開始する位置に前記自車両が達している場合において、その駐車領域に対応する走行軌跡を用いて走行したならば前記障害物と接触するというときには、前記記憶している走行軌跡が含む旋回走行における旋回方向とは逆の旋回方向で後退する走行軌跡に、前記走行軌跡を補正した補正走行軌跡を算出し、
前記補正走行軌跡を示す補正走行軌跡図形を生成し、
前記駐車領域への現在の駐車時に、前記俯瞰画像に前記補正走行軌跡図形を重畳させた重畳画像を表示することを特徴とする駐車支援方法。
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