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JP6500222B2 - 遠心送風機 - Google Patents

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JP6500222B2
JP6500222B2 JP2015060371A JP2015060371A JP6500222B2 JP 6500222 B2 JP6500222 B2 JP 6500222B2 JP 2015060371 A JP2015060371 A JP 2015060371A JP 2015060371 A JP2015060371 A JP 2015060371A JP 6500222 B2 JP6500222 B2 JP 6500222B2
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Description

本発明は、ダクトファンなどの換気送風機器、空気調和機などに使用される遠心送風機に関するものである。
一般的な遠心送風機は、吸込口に曲げ部を有したベルマウスを備えており、このベルマウスの曲げ部によって吸込みダクトからの吸込み気流を整流して羽根車内へと案内し、遠心送風機の性能(静圧)の低下や吸込み騒音の発生を抑制したものが知られている。
以下、その従来例について図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、遠心送風機101は、ケーシング102とこのケーシング102に内蔵された羽根車103とで構成される。ケーシング102は、開口部104を備えた吸込側板105と、渦巻状のスクロール106と、モータ107を固定したモータ固定側板108で構成されている。開口部104の周縁にはベルマウス109が備えられている。ベルマウス109は吸込側板105と吸込みダクト110に挟まれて固定されている。羽根車103はモータ107に固定されており、モータ107の駆動により羽根車103が回転すると吸込み気流111が吸込みダクト110、ベルマウス109を通り、羽根車103を介してケーシング102内に流入する。羽根車103から吹き出した空気は、ケーシング102内で昇圧され、動圧から静圧へと変換されて吐出口112から吐出気流113となって流出される。
ここでベルマウス109は曲げ部114を有しており、吸込みダクト110を通ってきた吸込み気流111は、曲げ部114に沿って流れ、整流されて羽根車103内に案内される。すなわちベルマウス109により吸込みダクト110からの急縮小による圧力損失や乱れを抑制している。これら構成によりベルマウス109の吸込口115近傍での吸込み気流111の圧力損失による性能(静圧)の低下や乱れによる吸込み騒音の発生を抑制している。
特開平4−350399号公報
このような従来の遠心送風機101では、性能(静圧)の低下や吸込み騒音の発生を抑制できるものの、吸込口115近傍でより大きな整流効果を得ようとした場合、特に吸込み気流111の風速が速い場合は、曲げ部114の曲率半径116を大きくする必要があった。言い換えれば風速の速い吸込み気流111が曲げ部114に衝突し、曲げ部114から乖離して乱れることを防ぐため、曲率半径116を大きくし、曲げ部114に沿って流れるようにする必要があった。このためケーシングの幅寸法117が大きくなるといった課題があった。
また、曲率半径116が大きくなることにより、羽根車103と吸込側板105との距離が広くなり、羽根車103からケーシング102内に流出されたケーシング内気流118が羽根車103と吸込側板105の間に流入していた。すなわち吸込口115近傍で気流の逆流が発生していた。その気流によって吸込み気流111が乱され、性能(静圧)の低下や吸込騒音の増加を招くといった課題があった。
また、天井裏設置機器では天井裏のスペースに限界があるため省スペース化のために小口径の接続ダクトが求められている。吸込みダクト110は曲げ部114の曲率半径116の吸込みダクト110側端部周縁部119に接続されるため、曲率半径116が大きくなることにより、吸込みダクト110の口径も大きくなるといった課題もあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ケーシングの幅寸法が大きくなることを抑制し、ベルマウスの曲げ部の曲率半径を確保し、吸込口近傍での吸込み気流の圧力損失による性能(静圧)の低下や乱れによる吸込み騒音の発生を抑制する遠心送風機を提供することを目的とする。
本発明に係る遠心送風機は、上記目的を達成するために、スクロールと吸込側板とモータ固定側板とからなるケーシングと、前記ケーシングの中に設けられた羽根車と、前記吸込側板の開口部の周縁に設けられたベルマウスとを備え、前記モータ固定側板に固定されたモータに前記羽根車を固定し、前記吸込側板の前記開口部に筒状部材を接続した遠心送風機であって、前記ベルマウスは曲げ部を有し、前記曲げ部を前記筒状部材の内に突出させたものである。
本発明によれば、吸込み気流を整流しつつケーシングを小型化し、また吸込み気流の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できる遠心送風機を提供することができる。
本発明の実施の形態1の遠心送風機の(a)側面図、(b)正面断面図 本発明の実施の形態2の遠心送風機の正面断面図 本発明の実施の形態3の遠心送風機の正面断面図 本発明の実施の形態4の遠心送風機の正面断面図 本発明の実施の形態5の遠心送風機の(a)側面図、正面断面図 従来の遠心送風機の(a)側面図、(b)正面断面図
本発明に係る遠心送風機は、スクロールと吸込側板とモータ固定側板とからなるケーシングと、前記ケーシングの中に設けられた羽根車と、前記吸込側板の開口部の周縁に設けられたベルマウスとを備え、前記モータ固定側板に固定されたモータに前記羽根車を固定し、前記吸込側板の前記開口部に筒状部材を接続した遠心送風機であって、前記吸込側板は、前記開口部の周囲が前記羽根車における前記筒状部材側の端部よりも上流側に位置し、前記筒状部材よりも内周に位置する前記開口部の周囲が前記筒状部材の径方向に沿う直線状であり、前記ベルマウスは曲げ部を有し、前記曲げ部を前記筒状部材の内に突出させたものであり、ベルマウスの曲げ部の曲率半径を大きくとることができる。曲げ部の曲率半径が大きいため、吸込みダクトからの吸込み気流が曲げ部に衝突することによって曲げ部から乖離して乱れることを抑制し、吸込み気流は曲げ部に沿って整流されながら羽根車内に流入することとなる。また曲げ部を筒状部材側に突出させることでケーシングの幅寸法を大きくすることなく曲げ部の曲率半径を大きく確保できることとなる。すなわち羽根車と吸込側板との距離を大きくすることなく、曲げ部の曲率半径を大きく確保できこととなる。これにより羽根車からケーシング内に流出されたケーシング内気流が羽根車と吸込側板の間に流入するのを防ぐことができる。よってベルマウスの曲げ部から乖離による吸込み気流の乱れを抑制でき、かつケーシング内気流によって吸込み気流が乱されることを抑制できる。これにより吸込み気流を整流しつつケーシングを小型化し、また吸込み気流の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制することができる。
また、前記筒状部材の前記吸込側板側の端部の内径は、前記ベルマウスの外径よりも大きくしてもよい。
これによれば、ベルマウスの曲げ部を包含する形で筒状部材を形成できるので曲げ部を大きく確保できると共に、筒状部材を不安定なベルマウスの曲げ部ではなく、吸込側板に固定することができる。これにより吸込み気流を整流しつつケーシングを小型化し、また吸込み気流の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できる。また筒状部材を確実にケーシングに固定することができる。
また、前記筒状部材はアダプターであり、前記アダプターを介して吸込みダクトと前記開口部を接続し、前記アダプター内に前記曲げ部を突出させてもよい。
これによれば、ベルマウスの曲げ部の曲率半径を大きくしながらケーシングの幅寸法を小さくできる。よって吸込みダクトからの吸込み気流が曲げ部に衝突することによって曲げ部から乖離して乱れることを抑制し、吸込み気流を曲げ部に沿って整流させながら羽根車内に流入させることができる。また羽根車からケーシング内に流出されたケーシング内気流が羽根車と吸込側板の間に流入するのを防ぐことができる。またアダプターにより吸込みダクトの口径を小さくでき、さらにアダプターに差し込む形で吸込みダクトを施工できることとなる。これにより吸込み気流を整流しつつケーシングを小型化し、また吸込み気流の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できると共に吸込みダクトを小口径化でき、吸込みダクトの施工性も良化できる。
また、前記曲げ部の外周を前記アダプターの内面に接触させてもよい。
これによれば、吸込みダクトからの吸込み気流がベルマウスの曲げ部の外周とアダプターの内面との間に流入し、吸込み気流が乱れることを抑制できる。これにより吸込み気流の乱れによる吸込み騒音の増加を抑制できる。
また、前記曲げ部は、前記羽根車の反対側へ突出する凸形状とし、前記凸形状の内側に形成される空間の半分以上を前記吸込側板が覆ってもよい。
これによれば、凸形状の空間により広がった羽根車と吸込側板の間の空間を吸込側板で遮断することで小さくできる。よって羽根車からケーシング内に流出されたケーシング内気流が羽根車と吸込側板の間に流入するのを防ぐことができる。また、空間の一部分が開放されていることにより吸込み騒音を空間内に入射させ、共鳴型の消音空間を形成できる。これにより吸込み気流の乱れによる吸込み騒音の増加を抑制できると共に、共鳴効果により吸込み騒音を低減できる。
また、前記ベルマウスは前記筒状部材側外周にフランジ部を備え、前記フランジ部を筒状部材と前記吸込側板とで挟み込んで固定してもよい。
これによれば、ベルマウスの固定スペースを確保しつつ、アダプター内面に接触する部分まで曲げ部を確保でき、曲率半径を大きくすることができるので吸込みダクトからの吸込み気流が曲げ部に衝突し、曲げ部から乖離して乱れることを抑制し、吸込み気流を曲げ部に沿って整流させながら羽根車内に流入させることができる。これにより吸込気流を整流しつつケーシングを小型化し、また吸込み気流の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できる。
また、前記ベルマウスと前記吸込側板とを一体化して形成してもよい。
これによれば、ケーシング内が高静圧時のベルマウスと吸込側板の接続部の風漏れを抑制しつつ、部品点数を減らすことができる。これにより風漏れによる性能(静圧)の低下を抑制でき、部品点数削減による低コスト化もできる。
また、前記スクロールは吐出口を備え、前記筒状部材側から見た前記アダプターの中心を前記吐出口側にずらし、前記アダプターの中心を前記筒状部材側から見た前記ベルマウスの開口中心とずらしてもよい。
これによれば、吐出ダクトと吸込みダクトの上下のダクトずれ量を小さくすること、もしくは無くすことができるのでダクト配管スペースを抑制できる。これにより設定空間の省スペース化ができ狭い空間への設置が可能になると共に、ダクト位置同レベル化による省施工化ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の遠心送風機1は、ケーシング2と羽根車3とで構成される。羽根車3はケーシング2に内蔵されている。
ケーシング2は、開口部4を備えた吸込側板5と、吐出口12を備えた渦巻状のスクロール6と、モータ7を固定したモータ固定側板8とで構成される。
開口部4の周縁にはベルマウス9が備えられている。ベルマウス9による開口が吸込口となる。
吸込側板5の開口部4には筒状部材10が接続されている。
羽根車3はモータ7に固定される。モータ7の駆動により羽根車3が回転すると、吸込み気流11が筒状部材10からベルマウス9の開口(吸込口)を通り、羽根車3を介してケーシング2内に流入する。
羽根車3から吹き出した空気は、ケーシング2内で昇圧され、動圧から静圧へと変換されて吐出口12から吐出気流13となって流出される。
ベルマウス9は曲げ部14を有しており、曲げ部14は筒状部材10の内に突出して形成されている。
筒状部材10の吸込側板5側の端部の内径は、ベルマウス9の外径よりも大きくすることが好ましい。
なお、開口部4に筒状部材10を接続するというのは、筒状部材10からの空気が開口部4に流入するように筒状部材10を接続することであり、直接的に接続されているだけでなく、間接的に接続されている場合も含む。
また、筒状部材とは、アダプター或いは吸込みダクトのことをいう。例えば、アダプターを設けない場合、筒状部材10は吸込みダクトを指すことになる。また、筒状部材10(アダプターおよび吸込みダクト)の形状は例えば丸形状である。
上記構成による作用・効果について説明する。
曲げ部14を筒状部材10側に突出して形成したことによりベルマウス9の曲げ部14の曲率半径15を大きくとることができる。
このため、筒状部材10を流れる吸込み気流11が曲げ部14に衝突することによって曲げ部14から乖離して乱れることを抑制し、曲げ部14に沿って整流されながら羽根車3内に流入することとなる。
また、ケーシング2の幅寸法16を大きくすることなく曲げ部14の曲率半径15を大きく確保できることとなる。すなわち羽根車3と吸込側板5との距離を大きくすることなく、曲げ部14の曲率半径15を大きく確保できこととなる。
羽根車3と吸込側板5との距離が大きくならないため、羽根車3からケーシング2内に流出されたケーシング内気流17が羽根車3と吸込側板5の間に流入するのを防ぐことができる。よってベルマウス9の曲げ部14からの乖離による吸込み気流11の乱れを抑制でき、かつケーシング内気流17によって吸込み気流11が乱されることを抑制できることとなる。
また、筒状部材10の吸込側板5側の端部の内径は、ベルマウス9の外径よりも大きくすることで、ベルマウス9の曲げ部14を包含する形で筒状部材10を形成できる。このため、曲げ部14を大きく確保できると共に、筒状部材10を不安定なベルマウス9の曲げ部14上ではなく、吸込側板5に固定することができる。
このように本発明の実施の形態1の遠心送風機によれば、吸込み気流11を整流しつつケーシング2を小型化し、また吸込み気流11の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できる。また筒状部材10を確実にケーシング2に固定することも可能である。
(実施の形態2)
図2を用いて、本発明の第2の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図2に示す遠心送風機1は、筒状部材10をアダプター18とし、アダプター18を介して吸込みダクト19と開口部4が接続されている。
アダプター18内にはベルマウス9の曲げ部14が突出している。また、曲げ部14の外周をアダプター18の内面に接触させることが好ましい。
アダプター18は吸込側板5から吸込みダクト19に向かって口径を順次縮小していく形状となることが好ましい。
アダプター18の吸込みダクト19側の口径はベルマウス9の曲げ部14の吸込みダクト19側の頂点部と同口径になっていることが好ましい。
曲げ部14は、羽根車3の反対側へ突出する凸形状となっており、凸形状の内側に形成される空間20の半分以上を吸込側板5が覆う構造となっていることが好ましい。
上記構成による作用・効果について説明する。
ベルマウス9の曲げ部14の曲率半径15を大きくしながらケーシング2の幅寸法16を小さくできる。よって吸込みダクト19からの吸込み気流11が曲げ部14に衝突することによって曲げ部14から乖離して乱れることを抑制し、吸込み気流11を曲げ部14に沿って整流させながら羽根車3内に流入させることができる。
また、羽根車3と吸込側板5との距離が大きくならないため、羽根車3からケーシング2内に流出されたケーシング内気流17が羽根車3と吸込側板5の間に流入するのを防ぐことができる。
アダプター18無しでベルマウス9の曲げ部14を吸込みダクト19側に突出させた場合、曲げ部14の分吸込みダクト19の口径が大きくなってしまう。
本実施例では、吸込側板5から吸込みダクト19に向かって口径を順次縮小していくアダプター18があるため、吸込みダクト19の口径を小さくでき、さらにアダプター18に差し込む形で吸込みダクト19を施工できることとなる。
また、曲げ部14の外周をアダプター18の内面に接触させることにより、吸込みダクト19からの吸込み気流11がベルマウス9の曲げ部14の外周とアダプター18の内面との間に流入することによる吸込み気流11の乱れを抑制できる。
また、空間20の半分以上を吸込側板5が覆うことが好ましい。これにより、凸形状の空間20により広がった羽根車3と吸込側板5の間の空間を吸込側板5で一部遮断することで小さくできる。よって羽根車3からケーシング2内に流出されたケーシング内気流17が羽根車3と吸込側板5の間に流入するのを防ぐことができる。また、空間20の一部分がケーシング側に開放されることにより吸込み騒音を空間20内に入射させ、共鳴型の消音空間を形成できる。
このように本発明の実施の形態2の遠心送風機によれば、吸込み気流11を整流しつつケーシング2を小型化し、また吸込み気流11の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できると共に吸込みダクト19を小口径化でき、吸込みダクト19の施工性も良化できる。また、ベルマウス9の曲げ部14の空間20による共鳴効果により吸込み騒音を低減できる。なお本実施の形態ではベルマウス9を吸込側板5に固定しているが、筒状部材10(アダプター18または吸込みダクト19)に固定しても効果は同じである。
(実施の形態3)
図3を用いて、本発明の第3の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1および第2の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図3に示す遠心送風機1は、ベルマウス9の筒状部材10側の外周にフランジ部21を備えている。フランジ部21を筒状部材10と吸込側板5とで挟み込んでベルマウス9を固定している。
上記構成による作用・効果について説明する。
ベルマウス9の固定スペースを確保しつつ、アダプター18の内面に接触する部分まで曲げ部14を確保でき、曲率半径15をより大きくすることができる。これにより吸込みダクト19からの吸込み気流11が曲げ部14に衝突することにより曲げ部14から乖離して乱れることを抑制し、吸込み気流11を曲げ部14に沿って整流させながら羽根車3内に流入させることができる。
このように本発明の実施の形態3の遠心送風機によれば、吸込み気流11を整流しつつケーシング2を小型化し、また吸込み気流11の乱れによる性能(静圧)の低下や吸込み騒音の増加も抑制できる。
(実施の形態4)
図4を用いて、本発明の第4の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1から第3の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示す遠心送風機1は、ベルマウス9と吸込側板5とを一体化して曲げ加工し、折り曲げ部22を形成している。
この折り曲げ部22によりベルマウス9と吸込側板5は連続した部品とし、隙間を無くすことができるのでケーシング2内から気流が漏れることを抑制してケーシング2内に留めておくことができる。
なお、本実施の形態では、ベルマウス9と吸込側板5の連結部を折り曲げ部22にて形成し、折り曲げ部22で空間20の半分以上を覆った構造となっているが、空間20が折り曲げ部22により覆われていない構造でも気流漏れに関する効果は同じである。
上記構成による作用・効果について説明する。
ケーシング2内が高静圧時のベルマウス9と吸込側板5の接続部の風漏れを抑制しつつ、部品点数を減らすことができる。
このように本発明の実施の形態4の遠心送風機によれば、風漏れによる性能(静圧)の低下を抑制でき、部品点数削減による低コスト化もできる。
(実施の形態5)
図5を用いて、本発明の第5の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1から第4の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示す遠心送風機1は、筒状部材10側から見たアダプター18のアダプター中心線23を吐出ダクト25側から見た吐出口12の吐出口中心線26側にずらし、アダプター中心線23を筒状部材10側から見たベルマウス9のベルマウス開口中心線24とずらして形成されている。
具体的には、図5において、例えば、ベルマウス9の曲げ部14の上側空間27を上下方向に大きくし、曲げ部14の下側空間28を上下方向に小さくすることによって、アダプター中心線23を図5の上側へ移動させている。
なお、本実施の形態では、構造を分かりやすく説明するためアダプター中心線23と吐出口中心線26を図面上下方向にずらしているが、アダプター中心線23と吐出口中心線26との上下高さを一致させ、図面上下方向でアダプター18と吐出ダクト25を同位置レベルとすることも可能である。
上記構成による作用・効果について説明する。
吐出ダクト25と吸込みダクト19の上下のダクトずれ量を小さくすること、もしくは無くすことができる。これにより施工時のダクト配管スペースを抑制できる。
このように本発明の実施の形態5の遠心送風機によれば、機器設定空間の省スペース化ができ狭い空間への設置が可能になると共に、ダクト位置同レベル化による省施工化(位置合わせ不要、吊りボルト長さ同一等)ができる。
なお、実施の形態1〜5によれば、ケーシング2内での気流の逆流を抑制し、吸込みダクトを小口径化した遠心送風機1を得ることも可能である。
換気送風機器などの空気搬送目的以外に、機体吹出口からの送風を用いて設備機器の冷却ができる設備機器の送風の用途にも適用できる。
1 遠心送風機
2 ケーシング
3 羽根車
4 開口部
5 吸込側板
6 スクロール
7 モータ
8 モータ固定側板
9 ベルマウス
10 筒状部材
11 吸込み気流
12 吐出口
13 吐出気流
14 曲げ部
15 曲率半径
16 幅寸法
17 ケーシング内気流
18 アダプター
19 吸込みダクト
20 空間
21 フランジ部
22 折り曲げ部
23 アダプター中心線
24 ベルマウス開口中心線
25 吐出ダクト
26 吐出口中心線
27 上側空間
28 下側空間

Claims (8)

  1. スクロールと吸込側板とモータ固定側板とからなるケーシングと、
    前記ケーシングの中に設けられた羽根車と、
    前記吸込側板の開口部の周縁に設けられたベルマウスとを備え、
    前記モータ固定側板に固定されたモータに前記羽根車を固定し、
    前記吸込側板の前記開口部に筒状部材を接続した遠心送風機であって、
    前記吸込側板は、
    前記開口部の周囲が前記羽根車における前記筒状部材側の端部よりも上流側に位置し、
    前記筒状部材よりも内周に位置する前記開口部の周囲が前記筒状部材の径方向に沿う直線状であり、
    前記ベルマウスは曲げ部を有し、
    前記曲げ部を前記筒状部材の内に突出させたことを特徴とする遠心送風機。
  2. 前記吸込側板は、
    前記開口部の周囲が前記羽根車の外周側端部よりも内周側に位置することを特徴とする請求項1記載の遠心送風装置。
  3. 前記筒状部材の前記吸込側板側の端部の内径は、前記ベルマウスの外径よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の遠心送風機。
  4. 前記筒状部材はアダプターであり、
    前記アダプターを介して吸込みダクトと前記開口部を接続し、
    前記アダプター内に前記曲げ部を突出させたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遠心送風機。
  5. 前記曲げ部の外周を前記アダプターの内面に接触させたことを特徴とする請求項に記載の遠心送風機。
  6. 前記曲げ部は、前記羽根車の反対側へ突出する凸形状とし、
    前記凸形状の内側に形成される空間の半分以上を前記吸込側板が覆うことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の遠心送風機。
  7. 前記ベルマウスは前記筒状部材側外周にフランジ部を備え、
    前記フランジ部を筒状部材と前記吸込側板とで挟み込んで固定したことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の遠心送風機。
  8. 前記スクロールは吐出口を備え、
    前記筒状部材側から見た前記アダプターの中心を前記吐出口側にずらし、
    前記アダプターの中心を前記筒状部材側から見た前記ベルマウスの開口中心とずらしたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の遠心送風機。
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