JP6498068B2 - シャッター収納部の取付構造 - Google Patents
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Description
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、シャッターカーテンを収納するシャッター収納部を建物の壁面に対して取り付けるための取付構造に関するものである。
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、実施の形態1に係るシャッター収納部の取付構造について説明する。この実施の形態1は、後述する変形抑制片を後述する被引掛部の第1突出片に設けた形態である。
最初に、実施の形態1に係るシャッター収納部の取付構造が適用されるシャッターの構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッターの左右方向(−X方向をシャッターの左方向、+X方向をシャッターの右方向)、図1のY方向をシャッターの前後方向(+Y方向をシャッターの前方向(建物の屋外側の方向)、−Y方向をシャッターの後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向をシャッターの上下方向(+Z方向をシャッターの上方向、−Z方向をシャッターの下方向)と称する。
枠体10は、建物の躯体2に形成された開口部3に設けられるものである。この枠体10は、複数の枠材を相互に組み合わせることによって構成されている。具体的には、複数の枠材は、左縦枠11、右縦枠12、及び水切り板13から構成されている。そして、これら左縦枠11、右縦枠12、及び水切り板13は、それぞれ開口部3の周縁における建物の躯体2の外面に公知の方法で直接的に固定されている。
シャッター収納部20は、シャッター1の各部を収納するための中空体であり、建物における開口部3の上端近傍位置に取り付けられている。このシャッター収納部20の内部には、開閉機40と、巻き取り軸41とが収納されている。また、巻き取り軸41にてシャッターカーテン30が巻き取られた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部も、シャッター収納部20の内部に収納される(なお、図2では、開口部3を全開した状態において、巻き取り軸41によって巻装されたシャッターカーテン30の外縁を2点鎖線で示す)。このシャッター収納部20は、例えば、折り曲げ成形された複数のスチール製の板状体を固定具によって相互に接続して形成されており、建物の壁面に対して後述する引掛部50及び後述する被引掛部60を用いて取り付けられている。
シャッターカーテン30は、巻き取り軸41によって巻き取り又は巻き出しされることで、開口部3を全開した状態(以下、「開口部全開状態」と称する)、開口部3を全閉した状態(以下、「開口部全閉状態」と称する)、あるいは半開状態とする遮蔽手段である。図2に示すように、このシャッターカーテン30は、複数のスラット30aを備えて構成されており、各スラット30aの上下の両端部には嵌合部30bが設けられている。この嵌合部30bは、複数のスラット30aを相互に嵌合接続するために各スラット30aの上下の両端部に設けられたもので、当該両端部を屈曲させることによって形成されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向(長手方向)の両端部の各々は、ガイドレール15のコ字状の開放端部を介して当該ガイドレール15の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール15の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール15の外部に脱落しないように規制されている。また、図2に示すように、シャッターカーテン30の下端部には、座板31が設けられている。この座板31は、開口部全閉状態において枠体10の水切り板13と近接し、又は接触するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向の略全長にわたって形成されている。また、座板31の上端部には嵌合部32が設けられており、この嵌合部32をシャッターカーテン30の最下方のスラット30aにおける下端部の嵌合部30bに嵌合させることで、座板31がシャッターカーテン30に取付けられている。
開閉機40は、巻き取り軸41を回転駆動することによって電動でシャッターカーテン30を昇降させる昇降手段であり、操作スイッチ若しくはリモコン(図示せず)を介して操作される。
巻き取り軸41は、シャッターカーテン30を巻き取り又は巻き出すことにより、シャッターカーテン30を昇降させる昇降手段である。この巻き取り軸41は、シャッター収納部20の左右方向(長手方向)に沿って配置されており、この巻き取り軸41にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されていて、この巻き取り軸41を回転させることで、連結スラットを介してシャッターカーテン30を巻き取り又は巻き出すことができる。ただし、この巻き取り軸41は、例えば公知の巻き取り軸等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
次に、シャッター収納部20の取付構造について説明する。実施の形態1に係るシャッター1は、シャッター収納部20を建物の壁面に対して取り付けるための取付構造を備えている。また、図4から図6に示すように、この取付構造は、引掛部50と、被引掛部60とを備えている。ただし、引掛部50及び被引掛部60は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。ここで、この取付構造によるシャッター収納部20の取付方法を、以下説明する。具体的には、シャッター収納部20の側部のうち、左右の各側部には、建物の壁面側に位置する側部であって、左右の各側部から左右方向の内側に向けて張り出されるように形成された略矩形板状の側部(以下、「壁面側部21」と称する)が設けられている。そして、この壁面側部21の上端部及び下端部が、引掛部50及び被引掛部60を介して取り付けられている。より具体的には、図3(a)、(b)に示すように、壁面側部21の上端部が、後述する被引掛部60の被引掛本体片61を介して後述する引掛部50の差込片52に引掛けられ、且つ、壁面側部21に設けられた略板状の張出片22が後述する引掛部50の支持片53に載置されることにより、シャッター収納部20が建物の壁面に対して取り付けられている。なお、この壁面側部21は、任意の方法で製造することができ、例えば、シャッター収納部20における左右の各側部の一部をそれぞれ折り曲げ形成することにより、左右の各側部と一体に形成することができる。また、上記左右の各側部に設けられた壁面側部21の具体的な形状や設置位置については任意であるが、実施の形態1においては、シャッター収納部20の左右方向の中心を通る上下方向に沿った中心軸に対して相互に左右対称となる形状及び設置位置に設定されている。
引掛部50は、被引掛部60を引掛けるための引掛手段である。図4、図6に示すように、この引掛部50は、建物の壁面のうちシャッター収納部20の各壁面側部21と対応する部分にそれぞれ設けられており、引掛本体片51、差込片52(差込部)、及び支持片53を備えている。
被引掛部60は、引掛部50によって引掛けられる被引掛手段である。図5、図6に示すように、この被引掛部60は、左右方向に直交する断面の形状が略コ字状となる板状体であり、具体的には、シャッター収納部20の壁面側部21と対向する被引掛本体片61と、被引掛本体片61の上端部から建物の屋外側に向けて突出する第1突出片62(突出部)と、被引掛本体片61の下端部から建物の屋外側に向けて突出する第2突出片63とを有しており、シャッター収納部20の左右方向(長手方向)の全長にわたって形成されている。また、この被引掛部60は、壁面側部21の上端側に設けられており(図6では、壁面側部21の上端部に設けられており)、具体的には、被引掛本体片61が壁面側部21と当接すると共に、第1突出片62がシャッター収納部20の上側部と当接するように設けられている。なお、シャッター収納部20の上側部のうち後述する差込孔64に対応する部分には切欠部(図示省略)が形成されているので、この切欠部を介して引掛部50の差込片52を後述する差込孔64に差し込むことができる。そして、この被引掛部60は、被引掛本体片61に形成された複数の取付孔61a及び壁面側部21に形成された複数の取付孔(図示省略)を介して壁面側部21に対して固定具66によって接続されていると共に、第1突出片62に形成された複数の取付孔62a及びシャッター収納部20の上側部に形成された複数の取付孔(図示省略)を介してシャッター収納部20の上側部に対して固定具67によって接続されている。
次に、シャッターカーテン30の座板31の構成の詳細について説明する。ただし、座板31は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態1においては、図8に示すように、座板31は、座板本体片70、取付片71、72、及び把持片73を備えて構成されている。ここで、座板本体片70は、座板31の基本構造体であり、シャッターカーテン30の左右方向の全長にわたって形成されており、上下方向に略沿うように設けられている。取付片71、72は、後述する施錠装置80を挟持することで座板31に取り付けるためのものであり、座板本体片70から建物の屋内側(後方)に向けて張り出すようにそれぞれ形成されている。把持片73は、ユーザが建物の屋内側からシャッターカーテン30を手動で昇降する際に、シャッターカーテン30を把持するためのものであり、本体片から建物の屋内側に向けて張り出すように形成されている。
このように実施の形態1によれば、第1突出片62が変形抑制片65を備え、変形抑制片65により、差込状態においてシャッター収納部20の周辺で火災が発生した場合に、当該変形抑制片65と差込片52とが当接することで、壁面側部21が建物の壁面側とは反対側(建物の屋外側)に向けて傾斜するように当該差込片52が火災の熱によって変形することを抑制可能としたので、差込状態において上記火災が発生した場合に、シャッター収納部20が建物の壁面側とは反対側(建物の屋外側)に向けて傾斜することを抑制することが可能となる。よって、例えば、シャッター収納部20と建物の壁面との相互間に生じた隙間を介して火炎等が流入又は流出したり、当該隙間の大きさが上記炉内貫通が生じる程度の大きさになることを防止できる。
次に、実施の形態2に係るシャッター収納部の取付構造について説明する。この実施の形態2は、実施の形態1の変形抑制片の設置方法とは異なる形態であって、変形抑制片を被引掛部の第1突出片に設けた形態である。ただし、この実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
まず、実施の形態2に係るシャッターの構成について説明する。実施の形態2に係るシャッター1については、実施の形態1に係るシャッター1とほぼ同様に構成されている。ただし、シャッター収納部20の取付構造の構成については、下記に示す工夫が施されている。
次に、シャッター収納部20の取付構造について説明する。実施の形態2に係るシャッター収納部20の取付構造は、実施の形態1に係るシャッター収納部20の取付構造と同様に、引掛部50と、被引掛部60とを備えている。ここで、被引掛部60の変形抑制片65の設置位置については、実施の形態2においては、実施の形態1に係る変形抑制片65よりも、引掛部50の差込片52の変形が小さい段階で差込片52を変形抑制片65に当接させることができるように設定されている。具体的には、図10、図11に示すように、変形抑制片65が、第1突出片62のうち差込孔64よりも当該第1突出片62の先端部側(図10では、第1突出片62における建物の屋外側の端部)において、下方に向けて張り出すように設けられ、且つ、変形抑制片65の先端部(変形抑制片65の下端部)が当該変形抑制片65の基部(変形抑制片65の上端部)よりも建物の壁面側(建物の屋内側)に位置するように、当該変形抑制片65が傾斜するように設けられている。また、変形抑制片65の傾斜角度については、上記火災が発生した場合にのみ、変形抑制片65が差込片52の挿通部分52aと当接することが可能である限り、任意に設定することができる。実施の形態2においては、変形抑制片65によって差込片52の差込孔64への差し込みが阻害されることを回避しながら、差込状態において上記火災が発生した場合に、挿通部分52aの先端部(挿通部分52aの下端部)又は挿通部分52aにおける建物の屋外側の側面が変形抑制片65の先端部(変形抑制片65の下端部)と当接し、且つ、挿通部分52aの基部(挿通部分52aの上端部)が被引掛本体片61と当接することにより、引掛部50を被引掛部60に対して強固に引掛けることができるように、可能な限り急な角度に設定されている。具体的には、上記火災の熱による差込片52の変形を抑制するために必要な当該傾斜角度が、差込片52の形状(例えば、挿通部分52aの上下方向の長さ(高さ)及び屈曲角度等)に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定されている。また、変形抑制片65の前後方向の長さについては、変形抑制片65の先端部(変形抑制片65の下端部)と被引掛本体片61との隙間の寸法が、挿通部分52aが当該隙間を通ることができる限り、できるだけ小さい寸法となるように設定することが好ましい。
このように実施の形態2によれば、変形抑制片65の先端部が当該変形抑制片65の基部よりも建物の壁面側に位置するように、当該変形抑制片65を傾斜させたので、差込状態において上記火災が発生した場合に、変形抑制片65を上下方向に沿うように設けた場合に比べて、差込片52の変形が小さい段階で差込片52を変形抑制片65に当接させることができ、シャッター収納部20が建物の壁面側とは反対側(建物の屋外側)に向けて傾斜することをさらに一層抑制することが可能となる。
次に、実施の形態3に係るシャッター収納部の取付構造について説明する。この実施の形態3は、変形抑制片を被引掛部の第1突出片及び引掛部の差込片に設けた形態である。ただし、この実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
まず、実施の形態3に係るシャッターの構成について説明する。実施の形態3に係るシャッター1については、実施の形態1に係るシャッター1とほぼ同様に構成されている。ただし、シャッター収納部20の取付構造の構成については、下記に示す工夫が施されている。
次に、シャッター収納部20の取付構造について説明する。実施の形態3に係るシャッター収納部20の取付構造は、実施の形態1に係るシャッター収納部20の取付構造と同様に、引掛部50と、被引掛部60とを備えている。
被引掛部60は、図12、図14に示すように、壁面側部21の上端側に設けられており(図14では、壁面側部21の上端部に設けられており)、被引掛本体片61、第1突出片62、及び第2突出片63を有している。また、この第1突出片62には、差込孔64、及び第1変形抑制片101が設けられている。
引掛部50は、図14に示すように、建物の壁面のうちシャッター収納部20の各壁面側部21と対応する部分にそれぞれ設けられており、引掛本体片51、差込片52、及び支持片53を備えている。また、この差込片52には、第2変形抑制片102が設けられている。
このように実施の形態3によれば、第1変形抑制片101を、第1突出片62のうち差込孔64よりも当第1突出片62の先端部側に設け、差込状態において火災が発生した場合に第2変形抑制片102が第1変形抑制片101と当接するように、当該第2変形抑制片102を、差込片52の挿通部分52aから上方に向けて張り出すように設けたので、差込状態において上記火災が発生した場合に、第2変形抑制片102が差込片52の挿通部分52aから上方に向けて張り出されていない場合に比べて、差込片52の変形が比較的小さい段階で第2変形抑制片102を第1変形抑制片101と当接させることができ、シャッター収納部20が建物の壁面側とは反対側(建物の屋外側)に傾くことを一層抑制することが可能となる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係るシャッター収納部20の周辺で火災が発生した場合に、シャッター収納部20が建物の壁面側とは反対側(建物の屋外側)に向けて傾斜したとしても、シャッター収納部20と建物の壁面との相互間に生じた隙間を介して火炎等が流入又は流出することを防止できたり、又は、当該隙間の大きさが、上記炉内貫通が生じる程度の大きさになることを防止できる場合には、本願の課題は解決している。
上記実施の形態1から3では、建物の壁面のうちシャッター収納部20における左側の壁面側部21及び右側の壁面側部21と対応する部分に、引掛部50をそれぞれ設けると説明したが、これに限られず、任意の位置に設けてもよい。例えば、シャッター収納部20の左右方向の長さ(幅)が比較的長い場合(例えば、シャッター収納部20の左右方向の長さが2000mm以上となる場合等)には、建物の壁面のうちシャッター収納部20の左右方向中央に対応する部分に、引掛部50をさらに設けてもよい。この場合において、実施の形態1、2では、被引掛部60における第1突出片62の左右方向の中央部に、差込孔64がさらに設けられる。また、実施の形態3では、被引掛部60における第1突出片62の左右方向の中央部に、差込孔64及び第1変形抑制片101がさらに設けられる。
上記実施の形態1、2では、被引掛部60が、壁面側部21の上端部に設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、被引掛部60の設置スペースに制約がある場合には、被引掛部60は、壁面側部21のうち上端部よりも下方に位置する部分に設けられてもよい。
上記実施の形態1、2では、変形抑制片65が板状体にて形成されていると説明したが、これに限られず、例えば、柱状体、棒状体等にて形成されてもよい(なお、実施の形態3に係る第1変形抑制片101及び第2変形抑制片102についても同様とする)。
付記1のシャッター収納部の取付構造は、シャッターカーテンを収容するシャッター収納部を建物の壁面に対して取り付けるための取付構造であって、前記シャッター収納部の側部のうち、前記建物の壁面側に位置する壁面側部の上端側に設けられた被引掛手段と、前記建物の壁面に設けられた引掛手段であって、前記被引掛手段を引掛けるための引掛手段と、を備え、前記被引掛手段は、前記建物の壁面側とは反対側に向けて突出する突出部を備え、前記引掛手段は、前記突出部に形成された差込孔に対して当該差込孔の上方から下方に向けて差し込まれることにより、前記被引掛手段を当該引掛手段に引掛けることが可能な差込部を備え、前記突出部又は前記差込部の少なくともいずれか一方は、前記差込部の変形を抑制するための変形抑制手段を備え、前記変形抑制手段により、前記差込部が前記差込孔に差し込まれている差込状態において前記シャッター収納部の周辺で火災が発生した場合に、当該変形抑制手段と前記突出部又は当該差込部のいずれか他方とが当接することで、前記壁面側部が前記建物の壁面側とは反対側に向けて傾斜するように当該差込部が前記火災の熱によって変形することを抑制可能とした。
付記1に記載のシャッター収納部の取付構造によれば、突出部又は差込部の少なくともいずれか一方が変形抑制手段を備え、変形抑制手段により、差込状態においてシャッター収納部の周辺で火災が発生した場合に、当該変形抑制手段と突出部又は当該差込部のいずれか他方とが当接することで、壁面側部が建物の壁面側とは反対側に向けて傾斜するように当該差込部が火災の熱によって変形することを抑制可能としたので、差込状態において上記火災が発生した場合に、シャッター収納部が建物の壁面側とは反対側に向けて傾斜することを抑制することが可能となる。よって、例えば、シャッター収納部と建物の壁面との相互間に生じた隙間を介して火炎等が流入又は流出したり、当該隙間の大きさが上記炉内貫通が生じる程度の大きさになることを防止できる。
2 躯体
3 開口部
4 窓
10 枠体
11 左縦枠
12 右縦枠
13 水切り板
15 ガイドレール
20 シャッター収納部
21 壁面側部
22 張出片
23 取付孔
30 シャッターカーテン
30a スラット
30b 嵌合部
31 座板
32 嵌合部
40 開閉機
41 巻き取り軸
50 引掛部
51 引掛本体片
51a 取付孔
52 差込片
52a 挿通部分
53 支持片
53a 取付孔
60 被引掛部
61 被引掛本体片
61a 取付孔
62 第1突出片
62a 取付孔
63 第2突出片
64 差込孔
65 変形抑制片
66 固定具
67 固定具
70 座板本体片
71、72 取付片
73 把持片
80 施錠装置
81 ラッチバー
82 ラッチ
83 操作レバー
84 抑制部材
84a 第1抑制片
84b 第2抑制片
84c 第3抑制片
84d 脱落防止部
101 第1変形抑制片
102 第2変形抑制片
Claims (4)
- シャッターカーテンを収容するシャッター収納部を建物の壁面に対して取り付けるための取付構造であって、
前記シャッター収納部の側部のうち、前記建物の壁面側に位置する壁面側部の上端側に設けられた被引掛手段と、
前記建物の壁面に設けられた引掛手段であって、前記被引掛手段を引掛けるための引掛手段と、を備え、
前記被引掛手段は、前記建物の壁面側とは反対側に向けて突出する突出部を備え、
前記引掛手段は、前記突出部に形成された差込孔に対して当該差込孔の上方から下方に向けて差し込まれることにより、前記被引掛手段を当該引掛手段に引掛けることが可能な差込部を備え、
前記突出部又は前記差込部の少なくともいずれか一方は、
前記差込部の変形を抑制するための変形抑制手段を備え、
前記変形抑制手段により、前記差込部が前記差込孔に差し込まれている差込状態において前記シャッター収納部の周辺で火災が発生した場合に、当該変形抑制手段と前記突出部又は当該差込部のいずれか他方とが当接することで、前記壁面側部が前記建物の壁面側とは反対側に向けて傾斜するように当該差込部が前記火災の熱によって変形することを抑制可能とした、
シャッター収納部の取付構造。 - 前記変形抑制手段を、前記突出部のうち前記差込孔よりも当該突出部の先端部側において下方に向けて張り出すように設けた、
請求項1に記載のシャッター収納部の取付構造。 - 前記変形抑制手段の先端部が当該変形抑制手段の基部よりも前記建物の壁面側に位置するように、当該変形抑制手段を傾斜させた、
請求項2に記載のシャッター収納部の取付構造。 - 前記変形抑制手段は、
前記突出部に設けられた第1変形抑制手段と、
前記差込部に設けられた第2変形抑制手段と、を備え、
前記第1変形抑制手段を、前記突出部のうち前記差込孔よりも当該突出部の先端部側に設け、
前記差込状態において前記火災が発生した場合に前記第2変形抑制手段が前記第1変形抑制手段と当接するように、当該第2変形抑制手段を、前記差込部のうち前記差込孔に挿通される挿通部分から上方に向けて張り出すように設けた、
請求項1に記載のシャッター収納部の取付構造。
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