JP6495074B2 - 単一指向性コンデンサマイクロホン - Google Patents
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Description
また、単一指向性のコンデンサマイクロホンには、音源から到来する音波を振動板の前面側に直接的に加える前方音響孔と、振動板の裏面側に作用させるための後方音響孔とが備えられる。
そして、前記構成に加えて、インピーダンス変換器から出力される音声信号中の相関値に応じて前記音声信号の出力レベルを制御することで、S/Nをさらに改善させた単一指向性コンデンサマイクロホンを提供することを目的とするものである。
加えてこの発明は、音声信号をアナログ信号の状態で処理する事で、前記した信号の遅延などの影響をなくした単一指向性コンデンサマイクロホンを提供することを目的とするものである。
また第2形態の単一指向性コンデンサマイクロホンは、複数の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを並列接続して構成される。第2形態の単一指向性コンデンサマイクロホンによると、第1形態と同様に、S/Nを向上させたコンデンサマイクロホンを提供することができる。
図1は、複数の単一指向性マイクロホンユニットを用いた一例として、4つの単一指向性マイクロホンユニット1a〜1dを用いた例を示している。これら4つのマイクロホンユニット1a〜1dには、いずれも高域の指向周波数応答に優れた同一構成の小型のコンデンサマイクロホンユニットが用いられている。
そして、逆相関係の前記信号はレベル制御部6に備えられた可変抵抗器VRa,VRbをそれぞれ介して、ホット側出力端子(HOT)と、コールド側出力端子(COLD)に平衡出力信号として出力される。
例えば第1マイクロホンユニット群において相関検出を行う場合には、前記ローパスフィルタ3a,3bを介した低周波信号が、入力端子IN1,IN2から入力され、乗算回路5aによって乗算される。そして、乗算回路5aによって得られる乗算信号は積分回路5bに供給される。また積分回路5bが乗算信号を所定時間にわたって積分することで、第1と第2のコンデンサマイクロホンユニット1a,1bからのそれぞれの音声信号の相関値を得ることができる。すなわち、積分回路5cから得られる信号は、第1と第2のコンデンサマイクロホンユニット1a,1bからのそれぞれの音声信号の相関値として、出力端子OUTに出力される。出力された相関値の絶対値は一般に0から1の範囲に収まる。一般に相関値の絶対値が0のとき、その信号は無相関とされる。
したがって、レベル制御部6に備えた前記可変抵抗器VRa,VRbの抵抗値は相関検出部5から供給される相関値に対応する信号によって制御され、ホット側出力端子(HOT)とコールド側出力端子(COLD)に出力する音声信号の出力レベルが制御される。レベル制御部6は、入力された相関値の絶対値(相関値に対応する信号)が0から所定値(例えば、0.2)までの場合、相関が無いと判定し、所定値よりも大きい場合には、相関があると判定する。
一方、相関検出部5により検出される相関値が大きい場合(例えば、相関値の絶対値が0.2よりも大きい場合)には、音波による信号が含まれていると見なされ、可変抵抗器VRa,VRbは信号を減衰させることなく、そのまま出力させるように作用する。
そして、平衡出力されるホット側出力とコールド側出力は、アナログ信号のままでレベル制御がなされるので、例えば音声信号をデジタル処理することにより生ずる集音帯域の制限や、信号遅延の問題なども避けられる。
また、第2組を構成する第3コンデンサマイクロホンユニット1cの固定極と、第4コンデンサマイクロホンユニット1dの固定極は共にアース接続されており、各振動板は共通接続されてFETを備えたインピーダンス変換器7bに接続されている。すなわち、第1コンデンサマイクロホンユニット1aと第2コンデンサマイクロホンユニット1bは並列に接続されている。
同様に第2組を構成する第3と第4コンデンサマイクロホンユニット1c,1dは、前記したとおり並列接続されることで、有効容量を増加させて固有雑音レベルを減少させる。そして、第3と第4コンデンサマイクロホンユニット1c,1dが接続されたインピーダンス変換器7bからの音声出力は、レベル制御部6に供給される。
したがって、無音時においてインピーダンス変換器7a,7bからもたらされる雑音がある場合、出力される相関用デジタル信号の相関値が小さいため、音声信号はレベル制御部6によって遮断もしくは減衰される。
一方、相関検出部5により検出される相関値が大きい場合には、音波による信号が含まれていると判定される。そのため、可変抵抗器VRa,VRbは音声信号を減衰させることなく、そのまま出力させるように作用する。
そして、平衡出力されるホット側出力とコールド側出力のレベル制御はアナログ信号のままで行われるので、例えば音声信号をデジタル処理することにより生ずる集音帯域の制限や、信号遅延の問題なども避けることができる。
同様に、第2の形態(図2)においては、2つのコンデンサマイクロホンユニットを並列接続して有効容量を増加させているが、これは3つ以上のコンデンサマイクロホンユニットを並列接続することで、よりS/Nを改善することに寄与できる。
2a〜2d インピーダンス変換器
3a〜3d ローパスフィルタ
4a〜4d アナログ/デジタル変換器
5 相関検出部
5a 乗算回路
5b 積分回路
5c 遅延器
6 レベル制御部
7a,7b インピーダンス変換器
8a,8b ローパスフィルタ
9a,9b アナログ/デジタル変換器
VRa,VRb 可変抵抗器
Claims (7)
- 複数の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと、前記各コンデンサマイクロホンユニットにそれぞれ接続されるインピーダンス変換器とを有し、
一つのコンデンサマイクロホンユニットに接続されるインピーダンス変換器の出力を別のコンデンサマイクロホンユニットに加えることで、コンデンサマイクロホンユニットを直列に接続した単一指向性コンデンサマイクロホンであって、
前記インピーダンス変換器の出力より低域信号を抽出するローパスフィルタと、
当該ローパスフィルタを介した低域信号を用いて相関値を得る相関検出部と、
前記相関検出部からの相関値に対応する信号によって音声信号の出力レベルを制御するレベル制御部と、
を備えたことを特徴とする単一指向性コンデンサマイクロホン。 - 直列に接続されたコンデンサマイクロホンユニットを2組備え、
各組のコンデンサマイクロホンユニットの音声信号出力が、前記レベル制御部を介してそれぞれ平衡出力のホット側出力と、コールド側出力になされていること、
を特徴とする請求項1に記載された単一指向性コンデンサマイクロホン。 - 複数の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを有し、各コンデンサマイクロホンユニットは並列接続され、かつその後段にはインピーダンス変換器が接続され、当該インピーダンス変換器を介して音声信号を得るように構成した単一指向性コンデンサマイクロホンであって、
前記インピーダンス変換器の出力より低域信号を抽出するローパスフィルタと、
当該ローパスフィルタを介した低域信号を用いて相関値を得る相関検出部と、
前記相関検出部からの相関値に対応する信号によって前記音声信号の出力レベルを制御するレベル制御部と、
を備えたことを特徴とする単一指向性コンデンサマイクロホン。 - 並列接続されて、インピーダンス変換器に接続されたコンデンサマイクロホンユニットを2組備え、
各組のコンデンサマイクロホンユニットの音声信号出力が前記レベル制御部を介してそれぞれ平衡出力のホット側出力と、コールド側出力になされていること、
を特徴とする請求項3に記載された単一指向性コンデンサマイクロホン。 - 前記複数のコンデンサマイクロホンユニットの振動板は、同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載された単一指向性コンデンサマイクロホン。
- 前記相関検出部は、
前記ローパスフィルタを介した異なる2つの低域信号を受けてそれぞれの乗算出力を得る乗算回路と、
前記乗算回路によって得られる信号を所定期間にわたって積分する積分回路と、
を備え、
前記積分回路は前記相関値に対応する信号を出力すること、
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載された単一指向性コンデンサマイクロホン。 - 前記相関検出部は、
前記ローパスフィルタを介した低域信号とこの低域信号を所定時間遅延させた信号との乗算出力を得る乗算回路と、
前記乗算回路によって得られる信号を所定期間にわたって積分する積分回路と、
を備え、
前記積分回路は前記相関値に対応する信号を出力すること、
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載された単一指向性コンデンサマイクロホン。
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