JP6489889B2 - 表面加工装置 - Google Patents
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Description
このような表面加工を連続して行う際、工具の刃の磨耗や損傷、あるいは切り屑の溶着などによって加工不良が発生し、被加工材の加工された表面に不規則な凹凸のスジが発生するなどの問題が起こる。
作業員はこの報知によって加工装置を停止して、加工状態をチェックし、工具の切込量、送り量、切削速度等の加工条件を変更したり、工具を交換する等の処置をとることになる。
特に、小さい部品等を連続して製造するような場合に、上記のような処置を行うために安易に加工装置を止めることは、作業効率を著しく損なうことになる。
上記表面加工手段Aによる被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又はその加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段Bと、
その異常チェック手段Bによって異常がないと判断された場合は、上記全加工領域の加工後にその1製品の加工工程を終了して上記被加工材の次の製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、上記全加工領域の加工後に上記加工工具の切込量を所定量増加して上記全加工領域を追加工するように、上記表面加工手段Aを制御する加工制御手段Cとを設ける。
また、上記被加工材の追加工中に測定された情報に基づいて、その追加工された表面に異常が有るか否かを上記異常チェック手段Bにチェックさせてもよい。
上記異常チェック手段Bは、上記被加工材の1製品分の表面を加工中又は追加工中における上記加工工具の切削抵抗又は研削抵抗の値を測定し、その測定値の時間微分値の大きさによって加工された表面に異常が有るか否かをチェックする手段であるとよい。
あるいはまた、上記異常チェック手段Bは、上記被加工材の1製品分の全加工領域の加工又は追加工の開始から終了直後までの間に、上記全加工領域における加工された表面の表面粗さを測定し、その測定した表面粗さの値と分布状態によって、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする手段であってもよい。
これらの表面加工装置において、上記最初の加工で異常がないと判断された製品と、上追加工で異常がないと判断された製品とを自動的に分別して収納する分別手段を設けるのが望ましい。
まず、この発明による表面加工装置の一実施形態の概略構成を図2によって説明する。この表面加工装置1は自動旋盤を想定しており、その装置本体である加工部10には、図示を省略したベッドに設置された主軸台に、主軸10aが回転自在に支持されている。その主軸10aは、主軸モータを含む回転駆動機構11によって回転駆動される。
このような加工部10の機構は、公知の自動旋盤の機構と同様であるから、詳細な図示は省略し、説明も簡単にした。
被加工材であるワーク2は、この例では金属の丸棒材である。
この表面加工装置1に特有の構成としては、工具ホルダ13に装着された動力計15と、分別部17とその良品かご18及び要検査品かご19、およびこの発明による制御機能を有する制御ユニット20を設けている。制御ユニット20は表示器21を備えており、加工部10内の各駆動回路及び動力計15、操作盤16、および分別部17と信号線で接続されている。
動力計15は市販されているものであり、複数の圧電センサを内蔵し、工具ホルダ13を介して、加工工具14が表面加工中に受ける切削抵抗(切削動力に対応する)の3分力を測定する。その測定値を制御ユニット20が取り込み、その値を表示器21に表示する。切削抵抗の3分力については後述する。
示す図(写真)である。
加工工具が寿命に達する前の正常な範囲内の磨耗であっても、ワーク2の加工表面2aに、図3に矢示Pで示すように目視できるスジ2bが発生することがある。このスジ2bは「非周期的な凹凸であり、工具刃先に溶着物の生成や脱落が生じたり、それがワーク2側へ付着することなどの原因によって発生する。
図4に示すように、矢示G方向に回転する被加工材である丸棒材のワーク2の表面に、加工工具14の刃先を押し当てて、その表面を切削加工する場合、切削動力に対応する切削抵抗Rが発生する。この切削抵抗Rを、ワーク2の表面の接線方向の分力である主分力Fvと、送り方向(ワーク2の軸線方向)の分力である送り分力Ffと、径方向の分力である背分力Fyとに分けて、動力計15によって測定する。その背分力Fyは、主軸回転方向の法線方向の分力であり、加工工具14をワーク2に押し付けている力に相当する。
この図5において、主分力Fvを点線で、送り分力Ffを一点鎖線で、背分力Fyを実線でそれぞれ示している。その主分力Fvを正側に、送り分力Ffと背分力Fyを負側に示しているが、これは力の作用方向が相違することを意味する程度であり、各分力の絶対値がその大きさを示している。なお、これらの各波形は、動力計15によって測定された各分力の大きさを示す信号を、ローパスフィルタを通して、機械振動などによる高い周波数のノイズ成分を除去した信号によるものである。
図5における背分力Fyの波形において、矢示Pで示す部分に比較的大きな非周期的な凹凸が発生しており、それがワーク2の加工表面2aにおけるスジ2bの軸線方向に沿った断面の凹凸形状に対応していることが判った。
そこで、この実施形態の表面加工装置では、切削抵抗の背分力Fyをモニタすることによって、スジの発生を加工時にリアルタイムで把握することができ、加工直後に切削面を測定する手法に比べて、作業時間を短縮することができる。
この発明は、そのような加工表面の異常が発生した場合でも、可能な限り装置を停止さ
せることなく、連続して多数の製品を製造するためにワークの表面加工を継続できるようにする。
図7に示す制御ユニット20は、中央処理装置であるCPU22と、その動作プログラム及び固定データを格納したリードオンリメモリであるROM23と、CPU22のワーキングメモリとして使用されるとともに一時的なデータを記憶するランダムアクセスメモリであるRAM24とが、システムバス30によって接続され、マイクロコンピュータを構成している。他に、NV−RAMやハードディスクドライブ等の不揮発性記憶装置を備えてもよい。
これらの各I/F25〜29も、それぞれシステムバス30に接続されており、CPU22等とデータの遣り取りが可能である。センサI/F28に、ローパスフィルタ及び微分回路を有してもよい。
この処理は、制御ユニット20内の主としてCPU22が各部を制御して実行する。
制御ユニット20が図7に示す処理を開始すると、ステップS11で加工部10を起動させてワークの加工を開始する。
その後、ステップS16でワーク2の1製品分の全加工領域の加工が済んだと判断するまで、ステップS12へ戻ってステップS12〜S16の処理を繰り返し、全加工領域の加工中における背分力Fyの時間微分値ΔFy/ΔTをメモリ(RAM23)に記憶する。
そして、ステップS18で、(ΔFy/ΔT)maxが予め決めた判別基準の設定値Fys以上か否かを判断する。その結果、(ΔFy/ΔT)maxが設定値Fys以上でなければ、すなわち(ΔFy/ΔT)max<FysであればステップS19へ進む。(ΔFy/ΔT)maxが設定値以上、すなわち(ΔFy/ΔT)max≧Fysであれば、加工表面にスジのような異常があると判断して、ステップS26へ進む。
ワークから製品を切り離して1製品の加工工程を終了する。
次いで、ステップS20で追加工回数N(メモリに記憶されている)をチェックする。その結果、N=0であれば、その製品は追加工することなく最初の加工で完成しものであると判断して、ステップ21で図2に示した分別部17を制御して、その製品を良品かご18に分別して収納させる。N≧1であれば、その製品は追加工によって完成したものであると判断して、ステップ22で図2に示した分別部17を制御して、その製品を要検査品かご19に分別して収納させる。
加工終了でない場合は、ステップS25で工具の切込量を初期値とし、メモリにおける背分力の時間微分値ΔFy/ΔT及び追加工回数Nの記憶をリセットして、加工部10による次の製品の加工に移行する。そして、ステップS12へ戻って上述した処理を繰り返して、次の製品の加工を実行する。
加工表面のスジの部分では、前述したように非周期的な凹凸が発生しているため、追加工することによって、その凹凸をなくすことが可能である。
その追加工工程中にも切削抵抗の背分力をモニタし、1製品分の全領域の加工が済んだときに、その時間微分値の最大値が設定値Fys未満か否かによって、加工表面の異常がなくなったか否かを判断する。
また、ステップS27に代えてあるいはその前に、直前の全領域の加工における背分力の平均値Fymが予め設定した設定値FymS以上になった場合は工具寿命と判断する処理を追加してもよい。そして、工具寿命と判断した場合も追加工を行わず、ステップS24へ進んで装置を停止して処理を終了する。
一般的に、切削加工中に工具の刃先は摩耗によって変形していくため、図6によって前述したように、工具の刃先にかかる切削抵抗(切削動力)が摩耗によって増大することが知られている。上記設定値FymSは図6における上限値Feに相当し、製品の表面粗さ、外観品質、寸法公差などにより、経験的に適正な値を設定する。
なお、被加工材に対して研削加工を行う装置にこの発明を適用する場合には、加工領域の研削加工中に研削工具にかかる研削抵抗を測定し、の研削抵抗の時間微分値の最大値によって、研削表面における異常の有無を判断する。
この実施形態では加工表面の異常判断を、CCDカメラ等の撮像装置によって加工表面を撮像した画像データによって行うようにしたものである。
この実施形態の制御ユニットが図9の処理を開始すると、ステップS31で加工を開始し、ステップS33で全領域加工済と判断するまでステップS32で加工を続行する。
そして、ステップS35で、その記憶した画像データを解析し、加工された表面にスジのような非周期的な凹凸模様などの異常があるか否かをステップS36で判断する。その結果、異常がないと判断すればステップS19へ進み、異常があると判断すればステップS26へ進む。
以後の、ステップS19〜S25の処理及びステップS26〜S29の処理は、図8によって説明した前述の実施形態の場合と同じである。
この実施形態では加工表面の異常判断を、接触式又は非接触式の測定器によって加工表面の表面粗さを測定して、その表面粗さの測定値によって行うようにしたものである。
接触式表面粗さ測定器としては、ダイアモンド触針を被測定面に接触させて測定するものがよく知られている。非接触式表面粗さ測定器としては、例えば半導体レーザを使用した追従形光触針ピックアップが知られている。
被加工材であるワークの1製品分の全領域の加工が済むと、その直後にステップS44でその全加工領域の表面粗さを上記のような測定器によって測定させ、その表面粗さの値と分布をメモリに記憶する。
以後の、ステップS19〜S25の処理及びステップS26〜S29の処理は、図8によって説明した前述の実施形態の場合と同じである。
被加工材(ワーク)も、使用する装置によって丸棒状に限らず、四角柱や多角柱状の棒材、パイプ状、平板状、曲面板状など種々形状及び材質のものを使用できる。しかし、小型の製品を連続的に多数製造する場合に特に有効である。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されるものではないことは言うまでもない。
さらに、以上説明してきた実施形態の構成例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加したり一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能であることは勿論である。
D:追加工制御手段
1:表面加工装置 2:ワーク(被加工材) 2a:加工表面 2b:スジ
10:加工部(装置本体) 10a:主軸 11:主軸モータ 12:チャック
13:工具ホルダ 14:加工工具 15:動力計 16:操作盤
17:分別部 18:良品かご 19:要検査品かご 20:制御ユニット
21:表示器 22:CPU 23:ROM 24:RAM
25:表示部I/F 26:操作盤I/F 27:加工部I/F
28:センサI/F 29:分別部I/F 30:システムバス
Claims (8)
- 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又は該加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中又は該追加工直後にも、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、を設け、
該追加工制御手段は、前記追加工の回数が前記所定回数未満であっても、前記製品の寸法の指定公差内で前記加工工具の切込量を前記所定量増加できなくなった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御することを特徴とする表面加工装置。 - 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又は該加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段は、前記被加工材の1製品分の表面を加工中又は追加工中における前記加工工具の切削抵抗又は研削抵抗の値を測定し、その測定値の時間微分値の大きさによって加工された表面に異常が有るか否かをチェックする手段であり、
前記異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中又は該追加工直後にも、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、
を設けたことを特徴とする表面加工装置。 - 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又は該加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段は、前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工又は追加工直後に、前記全加工領域を撮像し、その撮像した画像データから加工された表面に異常が有るか否かをチェックする手段であり、
前記異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中又は該追加工直後にも、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、
を設けたことを特徴とする表面加工装置。 - 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又は該加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段は、前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工又は追加工の開始から終了直後までの間に、前記全加工領域における加工された表面の表面粗さを測定し、該測定した表面粗さの値と分布状態によって、加工された表面に異常が有るか否かをチェックし、
前記異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中又は該追加工直後にも、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、
を設けたことを特徴とする表面加工装置。 - 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中又は該加工直後に、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段がチェックする前記加工された表面の異常は、該表面に許容値以上の非周期的な凹又は凸が存在する状態であり、
前記異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中又は該追加工直後にも、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、
を設けたことを特徴とする表面加工装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の表面加工装置において、前記最初の加工で異常がないと判断された製品と、前追加工で異常がないと判断された製品とを自動的に分別して収納する分別手段を設けたことを特徴とする表面加工装置。
- 被加工材の表面を加工工具によって切削又は研削により加工する表面加工手段を備えた表面加工装置において、
前記表面加工手段による前記被加工材の1製品分の全加工領域の加工中に測定された情報に基づいて、加工された表面に異常が有るか否かをチェックする異常チェック手段と、
該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の加工後に前記加工工具の切込量を所定量増加して前記全加工領域を追加工するように、前記表面加工手段を制御する加工制御手段と、
前記被加工材の追加工中に測定された情報に基づいて、該追加工された表面に異常が有るか否かを前記異常チェック手段にチェックさせ、該異常チェック手段によって異常がないと判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に該1製品の加工工程を終了して前記被加工材の次の1製品分の加工を開始し、異常があると判断された場合は、前記全加工領域の追加工後に前記加工工具の切込量をさらに所定量増加して、前記全加工領域を再度追加工することを繰り返し、前記追加工の回数が予め設定した所定回数未満のうちに前記異常チェック手段によって異常がないと判断されなかった場合は装置を停止するように、前記表面加工手段を制御する追加工制御手段と、
を設けたことを特徴とする表面加工装置。 - 請求項7に記載の表面加工装置において、前記最初の加工で異常がないと判断された製品と、前追加工で異常がないと判断された製品とを自動的に分別して収納する分別手段を設けたことを特徴とする表面加工装置。
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