JP6489093B2 - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
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Description
[1]微粉の含有割合が異なる複数銘柄の鉄鉱石原料を混合することで、粒径が0.125mm以下の微粉の含有割合が最大となる粉鉄鉱石Aと、前記粉鉄鉱石Aよりも粒径が0.125mm以下の微粉の含有割合が10質量%以上小さい1種又は2種以上の粉鉄鉱石Bを調製し、次いで、前記粉鉄鉱石Aを造粒して得た造粒物を、焼結機Aで焼結し、前記粉鉄鉱石Bを造粒して得た造粒物を、前記焼結機Aと異なる焼結機Bで焼結することを特徴とする焼結鉱の製造方法。
[2]さらに、前記粉鉄鉱石Bを造粒して得た造粒物を、前記焼結機A及び前記焼結機Bと異なる焼結機Cで焼結することを特徴とする[1]に記載の焼結鉱の製造方法。
[3]前記粉鉄鉱石Aを、高速攪拌装置で攪拌した後、造粒することを特徴とする[1]または[2]に記載の焼結鉱の製造方法。
図1は、本発明の第一実施形態の焼結鉱の製造方法を説明する図である。
図1に示されるように、先ず、運搬船から荷揚げされた鉄鉱石原料(粉状の鉄鉱石)が、銘柄ごとに粉鉱ヤードに山積みされる。前記鉄鉱石原料には、0.125mm以下(−125μm)の割合として定義される微粉の含有量が多い細粒鉱石と、微粉の含有量が少ない粗粒鉱石が存在する。
前述のとおり細粒鉱石と粗粒鉱石は結晶水含有量が異なるため、このように調製された粉鉄鉱石αは、結晶水含有量のバラツキが大きかった。
図2は、本発明の第二実施形態の焼結鉱の製造方法を説明する図である。
図2に示される焼結鉱の製造方法は、粉鉄鉱石Aを、高速撹拌装置で撹拌した後、混合・造粒装置で造粒して造粒物を製造すること以外は、図1に示される焼結鉱の製造方法と同様である。
図3は、本発明の第三実施形態の焼結鉱の製造方法を説明する図である。
図3に示される焼結鉱の製造方法は、3機の焼結機を用いて焼結鉱を製造すること以外は、図1に示される焼結鉱の製造方法と同様である。
図4は、本発明の第四実施形態の焼結鉱の製造方法を説明する図である。
図4に示される焼結鉱の製造方法は、粉鉄鉱石Aを、高速撹拌装置で撹拌した後、混合・造粒装置で造粒して造粒物を製造すること以外は、図3に示される焼結鉱の製造方法と同様である。
本発明の焼結鉱の製造方法について、第一実施形態〜第四実施形態を示して説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。
図1に示される焼結鉱の製造方法により焼結鉱を製造した。鉄鉱石原料としては、細粒鉱石(南米産、微粉含有量16.8質量%、結晶水含有量2.3質量%およびペレットフィード、微粉含有量85質量%、結晶水含有量1.2%)、粗粒鉱石(オーストラリア産、微粉含有量3.8質量%、結晶水含有量8.2質量%)を用いた。この細粒鉱石と粗粒鉱石を混合し、表1に示す微粉含有量の粉鉄鉱石A及び粉鉄鉱石Bを調製した。前記粉鉄鉱石A及び粉鉄鉱石B中の結晶水含有量は表1に示すとおりであった。なお、表1中の結晶水含有量は平均値を示し、括弧内は結晶水含有量の平均値±3σの値を示す。
図2に示される焼結鉱の製造方法により焼結鉱を製造したこと以外は、実施例1と同様にして焼結鉱を製造した。すなわち、本実施例2では、粉鉄鉱石Aを、高速撹拌装置(アイリッヒミキサー)で撹拌した後、パンペレタイザー、ドラムミキサーで造粒して得た造粒物を焼結機Aで焼結して焼結鉱を製造した。
実施例1と同様にして、それぞれの焼結機で製造した焼結鉱のTI、RIを測定し、焼結鉱の生産率を求めた。前記RI、TIの測定結果、焼結鉱の生産率、及びこれらの平均を、表1に示す。
表1に示す微粉含有量の粉鉄鉱石αを調製し、前記粉鉄鉱石αを焼結機A及び焼結機Bで焼結して焼結鉱を製造したこと以外は、実施例1と同様にして焼結鉱を製造した。粉鉄鉱石α中の結晶水含有量は表1に示すとおりであった。また、焼結原料中の凝結材の添加量を、粉鉄鉱石αの結晶水含有量(平均値)及び結晶水含有量のバラツキから設定し、表1に示すとおりとした。
実施例1と同様にして、それぞれの焼結機で製造した焼結鉱のTI、RIを測定し、焼結鉱の生産率を求めた。前記RI、TIの測定結果、焼結鉱の生産率を、表1に示す。
図3に示される焼結鉱の製造方法により焼結鉱を製造したこと以外は、実施例1と同様にして焼結鉱を製造した。すなわち、本実施例3では、粉鉄鉱石Bを、焼結機B及び焼結機Cの2機の焼結機で焼結した。鉄鉱石原料としては、実施例1と同じものを用い、表2に示す微粉含有量の粉鉄鉱石A及び粉鉄鉱石Bを調製した。前記粉鉄鉱石A及び粉鉄鉱石B中の結晶水含有量は表2に示すとおりであった。また、実施例1と同様にして凝結材の添加量を設定し表2に示すとおりとした。
実施例1と同様にして、それぞれの焼結機で製造した焼結鉱のTI、RIを測定し、焼結鉱の生産率を求めた。前記RI、TIの測定結果、焼結鉱の生産率、及びこれらの平均を、表2に示す。
図4に示される焼結鉱の製造方法により焼結鉱を製造したこと以外は、実施例3と同様にして焼結鉱を製造した。すなわち、本実施例4では、粉鉄鉱石Aを、高速撹拌装置(アイリッヒミキサー)で撹拌した後、パンペレタイザー、ドラムミキサーで造粒して得た造粒物を焼結機Aで焼結して焼結鉱を製造した。
実施例1と同様にして、それぞれの焼結機で製造した焼結鉱のTI、RIを測定し、焼結鉱の生産率を求めた。前記RI、TIの測定結果、焼結鉱の生産率、及びこれらの平均を、表2に示す。
表2に示す微粉含有量の粉鉄鉱石αを調製し、前記粉鉄鉱石αを焼結機A〜Cで焼結して焼結鉱を製造したこと以外は、実施例3と同様にして焼結鉱を製造した。粉鉄鉱石α中の結晶水含有量は表2に示すとおりであった。また、焼結原料中の凝結材の添加量を、粉鉄鉱石αの結晶水含有量(平均値)及び結晶水含有量のバラツキから設定し、表2に示すとおりとした。
実施例1と同様にして、それぞれの焼結機で製造した焼結鉱のTI、RIを測定し、焼結鉱の生産率を求めた。前記RI、TIの測定結果、焼結鉱の生産率を、表2に示す。
Claims (3)
- 微粉の含有割合が異なる複数銘柄の鉄鉱石原料を混合することで、粒径が0.125mm以下の微粉の含有割合が最大となる粉鉄鉱石Aと、前記粉鉄鉱石Aよりも粒径が0.125mm以下の微粉の含有割合が10質量%以上小さい1種または2種以上の粉鉄鉱石Bを調製し、次いで、
前記粉鉄鉱石Aを造粒して得た造粒物を、焼結機Aで焼結し、
前記粉鉄鉱石Bを造粒して得た造粒物を、前記焼結機Aと異なる焼結機Bで焼結することを特徴とする焼結鉱の製造方法。 - さらに、前記粉鉄鉱石Bを造粒して得た造粒物を、前記焼結機A及び前記焼結機Bと異なる焼結機Cで焼結することを特徴とする請求項1に記載の焼結鉱の製造方法。
- 前記粉鉄鉱石Aを、高速攪拌装置で攪拌した後、造粒することを特徴とする請求項1または2に記載の焼結鉱の製造方法。
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