JP6480160B2 - 搬送ローダおよび加工ライン - Google Patents
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Description
また、従来の昇降装置では、構成の特質上、昇降装置を構成するラックやボールねじが搬送レールから上方に突出して配設されるため、装置全体の高さが高くなり、天井スペースを圧迫して見通しが悪く、ライン構成も複雑になってしまうという問題があった。
そして、このとき、同期回転装置によって、第1昇降リンクの開き角度と第2昇降リンクの開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させることで、被搬送物が水平方向に傾かないように保持した状態で移動させることができる。
つまり、本発明に係る搬送ローダは、移動体に連結された昇降リンクの開閉で被搬送物を昇降させることができるため、従来のラック式昇降装置やボールねじ式昇降装置のように搬送ベースからラックやボールねじが上方に突出して配設されることを抑制することができる。
搬送ローダ1は、図8に示すように、マシニングセンタ10,10,10等の工作機械を多数(例えば、3台)並べてワークWを加工する加工ライン100において、被搬送物であるワークWを搬送方向(水平方向のX軸方向)および上下方向(昇降方向、Z軸方向)に移動して各工程間を次工程まで搬送する装置である。
搬送ベース2は、図2に示すように、工場内の床(不図示)に固定された支柱11と、支柱11に支持され加工ライン100(図8参照)の上方に搬送方向に沿って架設された桁部材12と、を備えている。桁部材12は、水平方向に基準を出すために高さ調整ボルト12a,12aを介して支柱11に固定されている。
直線移動機構3は、第1移動体4および第2移動体5を搬送方向にガイドする機構であり、桁部材12に固定され搬送方法に沿って配設されたレール31と、レール31にガイドされて直線移動し第1移動体4を支持するスライダ32および第2移動体5(図1参照)を支持するスライダ33(図1参照)と、を備えている。
図1に示すように、左側の第1移動体4と右側の第2移動体5は、一対をなして同様に構成されているため、左側の第1移動体4の構成について図2を参照しながら説明し、右側の第2移動体5の詳細な図示や説明は省略する。
第1移動体4は、図2に示すように、スライダ32に固定された移動ベース4aと、この移動ベース4aに配設されたモータ4bと、このモータ4bで駆動されるピニオンギヤ4cと、を備え、これらの構成要素が移動ベース4aとともに搬送方向に移動する。
第1移動装置41と第2移動装置51は、いわゆるラックとピニオンからなりそれぞれ同様に構成されている。このため、第1移動体4を移動させる第1移動装置41の構成について図2を参照しながら詳細に説明し、重複を避けるため第2移動装置51については詳細な図示や説明は省略する。
図1に示すように、左側の第1昇降リンク6と右側の第2昇降リンク8は、左右対称に一対をなして同様に構成されている。このため、第1昇降リンク6の構成について図2と適宜図3を参照しながら詳細に説明し、第2昇降リンク8の詳細な図視や説明は省略する。
リンク連結部材9は、図1と適宜図2に示すように、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端とを軸支し、ワークW(図2参照)を支持して搬送する部材である。
リンク連結部材9は、第1ベアリング91(図2参照)と第2ベアリング92が内蔵されたベアリングケース9a(図2参照)と、第1ベアリング91に回転自在に軸支された第1軸93と、第2ベアリング92に回転自在に軸支された第2軸94と、第1軸93に固定された第1ギヤ95と、第2軸94に固定された第2ギヤ96と、第1ギヤ95と第2ギヤ96を覆うカバー9bと、を備えている。
同様に、第2ギヤ96は、第2昇降リンク8の他端(下部側)に固定されているため、第2昇降リンク8が第2軸94を中心として揺動回転すると、同じ回転角度だけ第2ギヤ96も回転する。
同期回転装置90は、第1昇降リンク6が揺動回転すると第2昇降リンク8も同じ回転角度だけ逆方向に回転させ、第2昇降リンク8が揺動回転すると第1昇降リンク6も同じ回転角度だけ逆方向に回転させる装置である。
同期回転装置90Bは、第1昇降リンク6Bと、第1昇降リンク6Bの先端部形成された関節部J1、J2と、第2昇降リンク8Bと、第2昇降リンク8Bの先端部形成された関節部J3、J4と、関節部J1と関節部J3を連結する連結リンクL1と、関節部J2と関節部J4を連結する連結リンクL2と、を備えている。
搬送ローダ1は、図5(a)に示すように、第1移動体4と第2移動体5を互いに離隔する方向に逆方向に移動させた場合には、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、それぞれ垂直方向に対する開き角度θが増大するため、リンク連結部材9に支持されたワークW(図2参照)を水平方向に移動させずにそのまま上方に移動させることができる。
搬送ローダ1は、図5(b)に示すように、第1移動体4を移動させずに(P11で静止)、第2移動体5を第1移動体4に対して離隔する方向に移動(P21から図の左方向にP29まで)させた場合には、それぞれ垂直方向に対する開き角度が増大するためリンク連結部材9をQ10からQ14まで移動させることができる。
なお、第1移動体4が移動しないように、移動を規制するブレーキ装置(不図示)を設けてもよい。
第1移動体4と第2移動体5を同じ方向に移動させた場合には、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、それぞれの開き角度θ12を維持したままで移動するため、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端を結ぶ線が水平になったままでリンク連結部材9を上下方向に移動させずに水平方向にQ30からQ31まで移動させることができる。このため、ワークW(図2参照)も水平状態を維持したままで移動させることができる。
例えば、前記実施形態に係る搬送ローダ1では、モータ4b,5bを回転軸(出力軸)が上下方向になるようにそれぞれの移動ベース4a,5aに配設したが、これに限定されるものではなく、図6と図7に示すように、モータ4b,5bの回転軸(出力軸)が搬送方向(X軸方向)に直交する幅方向(Y軸方向)に配設することもできる。図6は、本実施形態の変形例に係るモータを横向きにした搬送ローダ1Aの構成を示す部分正面図、図7は側面断面図である。
このため、図6と図7において、前記した搬送ローダ1と同じ要素については同じ符号を付し、共通する要素については符号の末尾にAを付して図示し、詳細な説明は省略する。
2 搬送ベース
3 直線移動機構
4 第1移動体
4a 移動ベース
4b,4bA モータ
4c ピニオンギヤ
5 第2移動体
5a 移動ベース
5b,5bA モータ
5c ピニオンギヤ
6,6B 第1昇降リンク
8 第2昇降リンク
8A,8B 第2昇降リンク
9 リンク連結部材
10 マシニングセンタ(工作機械)
11 支柱
12 桁部材(搬送ベース)
31 レール(直線移動機構)
32 スライダ(第1移動体)
33 スライダ(第2移動体)
41 第1移動装置
41a ラック
51 第2移動装置
90,90B 同期回転装置
90a 噛合部
95 第1ギヤ(第1ギヤ歯)
96 第2ギヤ(第2ギヤ歯)
100 加工ライン
W ワーク
Claims (4)
- 被搬送物を水平方向および上下方向に移動自在に搬送可能な搬送ローダであって、
搬送ベースと、
この搬送ベースに前記水平方向に沿って配設された直線移動機構と、
この直線移動機構に移動自在に支持された1対の第1移動体および第2移動体と、
前記第1移動体を前記水平方向に移動させる第1移動装置と、
前記第2移動体を前記水平方向に移動させる第2移動装置と、
一端が前記第1移動体に回転自在に連結された第1昇降リンクと、
一端が前記第2移動体に回転自在に連結された第2昇降リンクと、
一端が前記第1昇降リンクの他端のみと回転自在に係合させられた状態で連結されるとともに他端が前記第2昇降リンクの他端のみと回転自在に係合させられた状態で連結され前記被搬送物を支持して搬送するリンク連結部材と、を有し、
前記リンク連結部材は、第1昇降リンクの開き角度と第2昇降リンクの開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置を備えたこと、
を特徴とする搬送ローダ。 - 前記同期回転装置は、
前記第1昇降リンクの他端に固定された第1ギヤ歯と、
前記第2昇降リンクの他端に固定された第2ギヤ歯と、
前記第1ギヤ歯と前記第2ギヤ歯とを噛合させた噛合部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送ローダ。 - 前記第1移動装置および第2移動装置のうち少なくとも一方は、
前記直線移動機構に移動自在に支持された移動ベースと、
この移動ベースに配設されたモータと、
このモータで駆動されるピニオンギヤと、
このピニオンギヤに噛合されるように前記水平方向に沿って前記搬送ベースに配設されたラックと、
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送ローダ。 - 工作機械を多数並べた加工ラインに沿って請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送ローダを設置し、
前記搬送ローダは、前記加工ラインに沿って被搬送物を搬送することを特徴とする加工ライン。
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