JP6479395B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
この種の防振装置として、例えば下記特許文献1に示されるように、締結部材を、内側取付け部材に外側取付け部材の軸方向に直交する径方向に差し込んで、内側取付け部材と、振動発生部および振動受部のうちの他方と、を連結する構成が知られている。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される外側取付け部材、および他方に連結される内側取付け部材と、前記外側取付け部材と前記内側取付け部材とを連結する弾性体と、を備え、前記外側取付け部材は、筒状に形成され、前記内側取付け部材は、前記外側取付け部材内に配設された板状の剛性部材と、前記外側取付け部材内に位置して前記剛性部材に固着された合成樹脂材料からなる内装部材と、を備え、前記剛性部材のうち、前記外側取付け部材からその中心軸に沿う軸方向の外側に突出した突出部分に、前記軸方向に直交する径方向に開口し、かつ該突出部分と前記振動発生部および前記振動受部のうちの他方とを連結する締結部材が差し込まれる装着孔が形成されており、前記剛性部材のうち、前記外側取付け部材内に位置する部位に、前記剛性部材の幅を狭めるように形成された窪み部を備え、前記内装部材は、前記窪み部の底面に対応する部分に形成された円筒状の本体部を備え、前記本体部の外周面に弾性体が連結され、前記弾性体には、前記径方向の内方に向けて窪み、液体が充填された液室を画成する液室凹部が周方向に間隔をあけて複数形成され、前記本体部は、中心軸を挟んで前記剛性部材の幅方向における両側に形成されており、径方向の外側に向かって突出する一対の突出部を有し、前記液室凹部と前記突出部とは、周方向で対応する位置に形成されていることを特徴としている。
図1に示すように、本実施形態の防振装置1は、例えばトーションビーム式リアサスペンションのトレーリングアーム(振動発生部)と車体(振動受部)との連結部分等に配設される。
防振装置1は、筒状の振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側取付け部材10、および他方に連結される内側取付け部材20と、外側取付け部材10と内側取付け部材20とを弾性的に連結する弾性体30と、を備えるとともに、外側取付け部材10が外郭筒40の内側に配置されている。
図示の例では、外郭筒40、外側取付け部材10、内側取付け部材20および弾性体30は共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を中心軸Oといい、中心軸Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向から見た平面視において中心軸Oに直交する方向を径方向といい、中心軸O周りに周回する方向を周方向という。
外郭筒40は、例えば金属材料により円筒状に形成されている。外郭筒40の内面41には、外側取付け部材10が圧入される。
剛性部材21は、例えば金属材料により径方向に所定の幅を有するとともに軸方向に沿って延びる長方形状に形成されている。剛性部材21の幅は、外側取付け部材10の内径よりも狭くなっている。剛性部材21の軸方向に沿う長さは、外側取付け部材10の軸方向に沿う長さよりも長くなっている。
剛性部材21の両端部は、それぞれ外側取付け部材10の両端部から軸方向の外側に突出した突出部分22,23となっている。剛性部材21は、一方の突出部分22の突出長さと、他方の突出部分23の突出長さとが同一となるように、外側取付け部材10内に配設される。
突出部分22,23には、それぞれ径方向であって剛性部材21の厚み方向に開口する装着孔22a,23aが形成されている。装着孔22a,23aは、剛性部材21の表裏面を貫通している。
一方の突出部分22の装着孔22aは、平面視で中心軸O上に中心を有する円形状となっている。他方の突出部分23の装着孔23aは、平面視で中心軸Oに沿う方向に長軸を有し、中心軸Oに対して直交する方向に短軸を有する長円形状となっている。
装着孔22a,23aには、例えばボルト等の不図示の締結部材が差し込まれる。内側取付け部材20は、締結部材により振動受部である不図示の車体と連結される。
張出部28bは、本体部28aよりも大径に形成されており、径方向の外側に張り出している。
本体部28aには、軸方向における中間部に、一対の突出部28c,28cが形成されている。一対の突出部28c,28cは、中心軸Oを挟んで剛性部材21の幅方向における両側に形成されており、径方向の外側に向かって突出している。
なお、弾性体30は、外側取付け部材10内に圧入されてもよい。この場合、外側取付け部材10における軸方向の両端部を径方向の内側に向けて折り曲げて、弾性体30を軸方向に支持するようにしてもよい。
弾性体30の外周面には、2つの液室凹部32の間の領域に、2つの液室凹部32の内部同士を連通するための不図示の連通溝が形成されている。
被覆部材36は、例えば合成樹脂材料等で形成されている。被覆部材36には、径方向に貫通して前記液室に開口する不図示の連通開口と、軸方向に間隔を空けて配置された2本の接続溝37a,37bと、が形成されている。
2本の接続溝37a,37bは、それぞれ被覆部材36における周方向の全長にわたって延在している。前記連通開口は、2本の接続溝37a,37bのうちいずれか一方の内面に1つ形成されている。弾性体30の前記連通溝は、2本の接続溝37a,37bのうち、前記連通開口が形成された一方に対して、その両端部のうちのいずれか一方の周端部に接続され、前記連通開口が形成されていない他方に対して、その周端部の双方に接続されている。
そして、防振装置1に振動が入力されたときに、弾性体30が弾性変形しつつ、各液室の内容積が変動することで、液室内の液体がオリフィス通路を流通して液柱共振を生じさせることにより振動が減衰および吸収される。
さらに、内装部材28が合成樹脂材料で形成されていることから、径方向に突出する内装部材28に突出部28cを形成する場合に、例えば溶接や別部材の装着等を行わずに、射出成形により形成することが可能となり、その製造コストの増大を確実に抑えることができる。
また、外側取付け部材10および内側取付け部材20が連結される部材は、上述の実施形態に限定されない。すなわち、実施形態に係る防振装置1の適用は、トーションビーム式リアサスペンションのトレーリングアーム(振動発生部)と車体(振動受部)との連結部分に限定されない。したがって、実施形態に係る防振装置1は、例えば、車両のエンジンマウントや、建設機械に搭載された発電機のマウント、工場等に設置される機械のマウント等にも適用することができる。
10 外側取付け部材
20 内側取付け部材
21 剛性部材
22,23 突出部分
22a,23a 装着孔
25 窪み部
26 凹部
28 内装部材
30 弾性体
O 中心軸
Claims (5)
- 振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される外側取付け部材、および他方に連結される内側取付け部材と、
前記外側取付け部材と前記内側取付け部材とを連結する弾性体と、
を備え、
前記外側取付け部材は、筒状に形成され、
前記内側取付け部材は、前記外側取付け部材内に配設された板状の剛性部材と、前記外側取付け部材内に位置して前記剛性部材に固着された合成樹脂材料からなる内装部材と、
を備え、
前記剛性部材のうち、前記外側取付け部材からその中心軸に沿う軸方向の外側に突出した突出部分に、前記軸方向に直交する径方向に開口し、かつ該突出部分と前記振動発生部および前記振動受部のうちの他方とを連結する締結部材が差し込まれる装着孔が形成されており、
前記剛性部材のうち、前記外側取付け部材内に位置する部位に、前記剛性部材の幅を狭めるように形成された窪み部を備え、
前記内装部材は、前記窪み部の底面に対応する部分に形成された円筒状の本体部を備え、前記本体部の外周面に弾性体が連結され、
前記弾性体には、前記径方向の内方に向けて窪み、液体が充填された液室を画成する液室凹部が周方向に間隔をあけて複数形成され、
前記本体部は、中心軸を挟んで前記剛性部材の幅方向における両側に形成されており、径方向の外側に向かって突出する一対の突出部を有し、
前記液室凹部と前記突出部とは、周方向で対応する位置に形成されていることを特徴とする防振装置。 - 前記内装部材は、前記剛性部材を前記外側取付け部材の前記中心軸周りに沿う周方向の全域にわたって覆っていることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
- 前記剛性部材のうち、前記外側取付け部材内に位置する部分に、前記径方向に凹む凹部が形成され、前記凹部に前記合成樹脂材料が入り込み、前記内装部材が固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の防振装置。
- 前記装着孔および前記凹部は、前記剛性部材の表面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の防振装置。
- 前記窪み部の内側に前記内装部材が固着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置。
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