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JP6475217B2 - スプリングシートラバー - Google Patents

スプリングシートラバー Download PDF

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JP6475217B2
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Description

本発明は、サスペンション装置のコイルスプリングとスプリングシートとの間に介装されるスプリングシートラバーに関する。
例えば、特許文献1には、車両のサスペンション装置に配置され、コイルスプリングを介して振動や騒音が車体に伝わるのを防止するスプリングシートラバーが開示されている。
このスプリングシートラバーは、円筒部と、円筒部の上端部から径方向外側に向かって張り出すフランジとから構成されている。また、スプリングシートラバーの材質としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム等のゴム材料が挙げられている。
特許第4117787号公報
ところで、特許文献1に開示されたスプリングシートラバーは、ゴム材料のみで構成されて何ら補強されていないため、例えば、コイルスプリングの横力が付与された際、軸直方向への変位量が大きくなる。これにより、スプリング荷重が不安定となって車両の乗り心地性が低下するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、スプリング横力が付与された場合であっても軸直方向への変位量を抑制して剛性を向上させることが可能なスプリングシートラバーを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、サスペンション装置に懸架されるコイルスプリングと、前記コイルスプリングを支持するスプリングシートとの間に介装されるスプリングシートラバーであって、前記スプリングシートラバーは、ウレタンからなる弾性部材と、前記弾性部材に内包されたインサート部材と、を備え、前記インサート部材は、前記コイルスプリングの断面中心と前記スプリングシートとの間で、前記スプリングシートラバーの径方向に沿って延出する第1延出部と、前記コイルスプリングの断面中心と前記スプリングシートとの間で、前記スプリングシートラバーの軸方向に沿って延出する第2延出部と、前記コイルスプリング側に向かって突出して、該コイルスプリングの回り止めを行うリブと、を有することを特徴とする。
本発明では、スプリング横力が付与された場合であっても軸直方向への変位量を抑制して剛性を向上させることが可能なスプリングシートラバーを得ることができる。
本発明の実施形態に係るスプリングシートラバーが組み込まれたサスペンション装置の概略構成断面図である。 アッパスプリングシート及びアッパスプリングシートラバーの拡大断面図である。 アッパスプリングシートラバーの内部にインサートされたインサートリングの一部破断斜視図である。 図2のA部拡大断面図である。 (a)は、本出願人が案出した比較例に係るアッパスプリングラバーの構造を示す断面図、(b)は、比較例に係るアッパスプリングラバーに付与される面圧分布図、(c)は、本実施形態に係るアッパスプリングラバーに付与される面圧分布図である。 変形例に係るスプリングシートラバーが適用されたアッパスプリングシートラバー及びアッパスプリングシートの拡大断面図である。 図6のB部拡大断面図である。 (a)は、コイルスプリングの回り止めを行うリブを有するロアスプリングシートラバーの部分拡大平面図、(b)は、(a)のVIII−VIII線に沿った拡大断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスプリングシートラバーが組み込まれたサスペンション装置の概略構成断面図である。
図1に示されるように、サスペンション装置10は、図示しない取付ブラケットを介して車輪側(左右リア車輪)に連結されている。このサスペンション装置10は、図示しない他の取付ブラケットを介して車体側に連結されるショックアブソーバ12と、ショックアブソーバ12の軸方向に沿って懸架されるスパイラル状のコイルスプリング(懸架スプリング)14とを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、コイルスプリング14がショックアブソーバ12の外径側でショックアブソーバ12と略同軸に懸架された場合を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、ショックアブソーバ12とコイルスプリング14とがそれぞれ別個に並設されている場合も含まれる。
ショックアブソーバ12は、円筒体からなるアウタチューブ16と、上部側の一部がアウタチューブ16から外部に露出するピストンロッド18とを備えている。ピストンロッド18の上端には、ねじ部に螺合する締結ナット19が設けられている。
ショックアブソーバ12は、周知のように、車両が路面から受ける衝撃力をコイルスプリング14のばね力によって吸収するように伸縮動作する。この伸縮動作に伴う図示しないピストンの上下方向の変位時に、ピストンに設けられたピストンバルブ機構や、図示しないシリンダに設けられた図示しないバルブ機構等が発生する減衰力によって、伸縮動作を抑制する機能がなされる。
また、サスペンション装置10は、ショックアブソーバ12の上側に配置されるアッパスプリングシート20と、ショックアブソーバ12の下側に配置されるロアスプリングシート22と、アッパスプリングシート20とロアスプリングシート22との間に懸架されるコイルスプリング14とを有する。なお、本実施形態では、ショックアブソーバ12が取り付けられる車体フレーム(例えば、リヤサイドフレーム)と、アッパスプリングシート20とをそれぞれ別体で構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、車体フレームの下面にアッパスプリングシート20を一体的に構成したものであってもよい。
さらに、サスペンション装置10は、アッパスプリングシート20に支持されコイルスプリング14の上端部(一端部)を保持するアッパスプリングシートラバー(スプリングシートラバー)24と、ロアスプリングシート22に支持されコイルスプリング14の下端部(他端部)を保持するロアスプリングシートラバー(スプリングシートラバー)26とを有する。なお、アッパスプリングシートラバー24及びロアスプリングシートラバー26は、それぞれ略同一構造で対称に配置されるため、後記でアッパスプリングシート24を詳細に説明して、ロアスプリングシートラバー26の説明を省略する。
コイルスプリング14の上端部(座巻)は、アッパスプリングシートラバー24を介して、アッパスプリングシート20に支持されていると共に、コイルスプリング14の下端部(座巻)は、ロアスプリングシートラバー26を介して、ロアスプリングシート22に支持されている。
アッパスプリングシート20の下方側には、ピストンロッド18に係着されたバンプストラップラバー28と、蛇腹部を介してピストンロッド18の軸方向に沿って伸縮可能に設けられたダストカバー30とが配設されている。
図2は、アッパスプリングシート及びアッパスプリングシートラバーの拡大断面図、図3は、アッパスプリングシートラバーの内部にインサートされたインサートリングの一部破断斜視図、図4は、図2のA部拡大断面図である。
アッパスプリングシート20は、金属材料からなり、円板部32と筒状部34とが一体的に構成されている。上側に位置する円板部32は、上面が平坦面の円板状に形成されている。下側に位置する筒状部34は、円板部32の下面32aから下方(ショックアブソーバ12側)に向かって突出する略円筒状に形成されている。
アッパスプリングシートラバー24は、ウレタンゴムで形成された環状の弾性部36と、インサート成形等によって弾性部36の内部にインサートされた環状のインサートリング38とを備えて構成されている。なお、弾性部36は、「ウレタンからなる弾性部材」として機能するものであり、インサートリング38は、「弾性部材に内包されたインサート部材」として機能するものである。
弾性部36には、コイルスプリング14のスパイラル状の巻線の一部である上端部(座巻)を内周面で保持するスプリング保持部40が設けられている。スプリング保持部40は、断面円弧状の湾曲面で形成されている。
図3に示されるように、インサートリング38は、環状で略平坦なリング上面42と、リング上面42と対向し環状で略平坦なリング下面44と、リング上面42の周縁とリング下面44の周縁とを繋ぐ面取りされた周縁面46と、リング上面42の内径側と連続し中心に向かって徐々に縮径するリングテーパ面48とを有する。
さらに、インサートリング38は、リングテーパ面48から下方に向かって略同径で延在するリング内径面50と、リング下面44と連続しリング下面44から下方に向かって外径が徐々に縮径するように延在するリング外径面52と、リング内径面の下端とリング外径面の下端とを繋ぐリング下端湾曲面54とを有する。なお、リング上面42とリングテーパ面48との間には、環状の第1稜線部56が形成され、リングテーパ面48とリング内径面50との間には、環状の第2稜線部58が形成されている。
インサートリング38は、樹脂材料からなり、リング本体部60と、第1延出部62と、第2延出部64とが一体的に構成されている。なお、インサートリング38を金属材料で構成してもよい。
図2及び図4に示されるように、第1延出部62は、コイルスプリング14の断面中心Oとアッパスプリングシート20の円板部32の下面32aとの間で、アッパスプリングシートラバー24の径方向に沿って延出するように形成されている。換言すると、第1延出部62は、リング上面42、リング下面44、及び、周縁面46によって構成され、アッパスプリングシートラバー24の軸方向(軸線T方向)と直交する方向で、円板部32の下面32aと略平行に延在するように形成されている。
図2及び図4に示されるように、第2延出部64は、コイルスプリング14の断面中心Oとアッパスプリングシート20の筒状部34の外周面34aとの間で、アッパスプリングシートラバー24の軸方向(軸線T方向)に沿って延出するように形成されている。換言すると、第2延出部64は、リング内径面50、リング外径面52、及び、リング下端湾曲面54によって構成され、軸線Tと略平行に延在するように形成されている。
また、第2延出部64は、軸線T方向において、横力が付与されるコイルスプリング14の断面中心Oを回り込むように延在するように構成されている。また、インサートリング38の最も下端に位置するリング下端湾曲面54は、軸線T方向において、コイルスプリング14の断面中心Oを超えた位置にある。
図4に示されるように、第1延出部62の最大肉厚S1は、第2延出部64の最大肉厚寸法S2よりも小さくなっている(S1<S2)。第1延出部62と比較して第2延出部64の肉厚を大きくすることで、横力に対する剛性・強度を増大させ撓みを防止している。また、第2延出部64と比較して第1延出部62の肉厚を小さくすることで、コイルスプリング14の上下方向の伸縮動作に寄与することができる。
本実施形態に係るスプリングシートラバーが組み込まれたサスペンション装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、ウレタンゴムからなる弾性部36の内部にインサートリング38がインサート(内包)されている。このインサートリング38は、コイルスプリング14の断面中心Oとアッパスプリングシート20の円板部32の下面32aとの間で、アッパスプリングシートラバー24の径方向に沿って延出する第1延出部62と、コイルスプリング14の断面中心Oとアッパスプリングシート20の筒状部34の外周面34aとの間で、アッパスプリングシートラバー24の軸方向(軸線T方向)に沿って延出する第2延出部64との両方を併有している。
ところで、アッパスプリングシートラバー24としてウレタンゴムを用いた場合、コイルスプリング14の動ばね定数が低くなるように設定することで、コイルスプリング14の固有振動数(約60Hz前後の周波数)付近でサージングに起因する車両の乗り心地(スムースライド領域やロードノイズ伝達性能)の低下を防ぐことが可能となる。しかしながら、ウレタンゴムは、加水分解に弱い特性があり、ウレタンゴム自体に吸収された水(水分)により経年変化が大きくなって耐久性が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、例えば、弾性部36のウレタンゴムが水(水分)を吸収した場合、第1延出部62及び第2延出部64によってコイルスプリング14から入力される上下方向、車両前後方向、及び、左右方向(車幅方向)の荷重を均一にアッパスプリングシートラバー24に伝達することで水(水分)を排出することができる。具体的には、コイルスプリング14から入力される左右方向(車幅方向)及び車両前後方向の荷重が第1延出部62によって伝達されると共に、上下方向及び車両前後方向の荷重が第2延出部64によって伝達されることで、水(水分)を排出することができる。
この結果、本実施形態では、ウレタンゴムで形成された弾性部36から水(水分)の排出性を向上させることができ、ウレタンゴムの課題である加水分解(反応物と水とが反応し生成物に分解される反応)を抑制して、耐久性(耐水性)を向上させることができる。
また、アッパスプリングシートラバー24としてウレタンゴムを用いた場合、コイルスプリング14からの入力荷重により、ウレタンゴムに着座するコイルスプリング14の軸直方向の座巻も同時に下がるように変位し、コイルスプリング14の横力に対する保持性が低下するおそれがある。さらに、アッパスプリングシートラバー24自体のばね定数が低いとアッパスプリングシートラバー24の変形量が大きくなり、コイルスプリング14の座巻の面圧の偏りから端末が傾き、発生する横力自体も増大するため、コイルスプリング14が軸直方向に変位し易くなって操縦安定性能が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、インサートリング38の第2延出部64によってコイルスプリング14の横力を受容する構造とすることで、軸直方向への変位量を抑制して剛性を向上させることができる。換言すると、インサートリング38をアッパスプリングシートラバー24の補強部材として機能させることで軸直方向への変位量を抑制して剛性を向上させることができる。また、インサートリング38の第1延出部62を介してウレタンゴム(弾性部36)に軸方向(軸線T方向)の荷重が伝達されるため、面圧を均一化することができ(後記する図5(c)参照)、偏荷重によるコイルスプリング14の座巻の傾きを抑制し、発生する横力自体を小さくすることができる。この結果、本実施形態では、コイルスプリング14の軸方向の動ばね定数を低く維持したまま軸直方向の変位を抑制することが可能となり、軸直方向の剛性の向上と操縦安定性の向上とを両立させることができる。
さらに、本実施形態では、ウレタンゴムからなる弾性部36の内部にインサートリング38をインサートすることで、ウレタンゴムに付与される面圧が周方向で低い状態で略均一化することが可能となり、ウレタンゴムの課題である、へたりの抑制や、発泡部分のつぶれによる動ばね定数の増大を抑制することができる。
図5(a)は、本出願人が案出した比較例に係るアッパスプリングラバーの構造を示す断面図、図5(b)は、比較例に係るアッパスプリングラバーに付与される面圧分布図、図5(c)は、本実施形態に係るアッパスプリングラバーに付与される面圧分布図である。なお、面圧分布図では、付与される面圧の高低を網点の濃淡で示しており、網点が密集して黒色の濃い部分は面圧が高い部分、網点の淡い部分は面圧が低い部分であることをそれぞれ示している。
本出願人が案出した比較例に係るアッパスプリングラバーRUBは、ウレタンゴムのみで構成され、インサートリング38がインサートされていない点で本実施形態と相違している。
図5(b)に示されるように、比較例では、コイルスプリング14の横力Gが付与された際、上部側に位置する黒色の円弧状部分で面圧が最も高くなり、下部側に位置する白色部分では面圧が低くなっている。
これに対して、本実施形態では、比較例と同じ横力Gが付与された場合であっても、図5(c)に示されるように、周方向の全体において面圧が低い状態で略均一化されている。
本実施形態では、コイルスプリング14によって付与される面圧が周方向で低い状態で略均一とすることで、弾性部36のウレタンゴムで水(水分)を吸収した場合であっても、弾性部36の上下方向及び径方向を含む全方向から全体的に吸収した水(水分)を排水することが可能となり、排水性を向上させることができる利点がある。
さらに、本実施形態では、本発明をアッパスプリングシートラバー24及びロアスプリングシートラバー26のそれぞれ両方に適用した場合を示しているが、これに限定されるものではない。アッパスプリングシートラバー24又はロアスプリングシートラバー26のいずれか一方に適用した場合であっても、軸直方向の剛性の向上と操縦安定性の向上とを両立させることができる。
次に、スプリングシートラバーの変形例について、以下説明する。
図6は、変形例に係るスプリングシートラバーが適用されたアッパスプリングシートラバー及びアッパスプリングシートの拡大断面図、図7は、図6のB部拡大断面図である。なお、図1〜図5に示される構成と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6及び図7に示されるように、アッパスプリングシートラバー70は、アッパスプリングシートラバー24(図2参照)と比較して、弾性部36の内部にインサートされるインサートリング72の断面形状が相違している。このインサートリング72は、図2に示される第1延出部62及び第2延出部64を有している点は共通しているが、第1延出部62及び第2延出部64の他に、さらに、第1延出部62の径方向外端74に連続する第3延出部76を備えている。この第3延出部76は、コイルスプリング14の断面中心Oを跨いで第2延出部64と対向して略平行に配置されている(図7参照)。
第3延出部76を設けることで、インサートリング72をコイルスプリング14の断面中心Oの外側にも配置することが可能となり、径方向外側から付与される入力荷重を受容することができる。この結果、より一層剛性・強度を向上させることができる。
なお、第1延出部62及び第2延出部64の作用効果は、同一であるため、その詳細な説明を省略する。
図8(a)は、コイルスプリングの回り止めを行うリブを有するロアスプリングシートラバーの部分拡大平面図、図8(b)は、図8(a)のVIII−VIII線に沿った拡大断面図である。なお、図8(a)、図8(b)では、リブ80をロアスプリングシートラバー26に設けた場合を便宜的に図示しているが、アッパスプリングシートラバー24にも同様にリブ80が設けられている。
リブ80は、平面視して略矩形状を呈し(図8(a)参照)、インサートリング38の径方向に沿って延在している(図8(b)参照)。リブ80は、コイルスプリング14側に向かって突出してインサートリング38と一体成形されている。また、リブ80は、インサート成形等によって弾性部36の内部にインサートされている。図8(b)に示されるように、このリブ80は、第1延出部62の外径端82から第2延出部64の外面84まで連続するように形成されている(網点部分参照)。
コイルスプリング14は、収縮するとコイルスプリング14の下端部(座巻86)に回転方向の力が付与されて回転する。このため、コイルスプリング14の座巻86の回転を阻止するために、回り止めを設定する必要がある。この場合、例えば、ウレタンゴム等のゴム材料で回り止め用の凸部を設けることも考えられる。しかしながら、ゴム製の回り止め用の凸部では、剛性・強度が低く、破断するおそれがある。
そこで、本実施形態では、インサートリング38自体にリブ80を設けることで、リブ80の破断を好適に回避して、剛性・強度を向上させることができる。また、第1延出部62の外径端82から第2延出部64の外面84まで連続するリブ80を配置することで、第1延出部62及び第2延出部64に付与されるインサートリング38の開き方向(図8(b)の矢印C方向)の力を抑制して剛性・強度を向上させることができる。さらに、リブ80を設けることで、スプリング荷重の軸方向のバラツキを抑制することができる利点がある。
10 サスペンション装置
14 コイルスプリング
20 アッパスプリングシート(スプリングシート)
22 ロアスプリングシート(スプリングシート)
24、70 アッパスプリングシートラバー(スプリングシートラバー)
26 ロアスプリングシートラバー(スプリングシートラバー)
36 弾性部(弾性部材)
38、72 インサートリング(インサート部材)
62 第1延出部
64 第2延出部
74 径方向外端
76 第3延出部
80 リブ
O 断面中心

Claims (3)

  1. サスペンション装置に懸架されるコイルスプリングと、前記コイルスプリングを支持するスプリングシートとの間に介装されるスプリングシートラバーであって、
    前記スプリングシートラバーは、
    ウレタンからなる弾性部材と、
    前記弾性部材に内包されたインサート部材と、
    を備え、
    前記インサート部材は、
    前記コイルスプリングの断面中心と前記スプリングシートとの間で、前記スプリングシートラバーの径方向に沿って延出する第1延出部と、
    前記コイルスプリングの断面中心と前記スプリングシートとの間で、前記スプリングシートラバーの軸方向に沿って延出する第2延出部と、
    前記コイルスプリング側に向かって突出して、該コイルスプリングの回り止めを行うリブと、
    を有することを特徴とするスプリングシートラバー。
  2. 請求項1記載のスプリングシートラバーにおいて、
    前記インサート部材は、前記第1延出部の径方向外端に連続する第3延出部を有し、
    前記第3延出部は、前記コイルスプリングの断面中心を跨いで前記第2延出部と対向して配置されることを特徴とするスプリングシートラバー。
  3. 請求項1又は請求項2記載のスプリングシートラバーにおいて、
    前記スプリングシートラバーは、アッパスプリングシートに支持されるアッパスプリングシートラバー、ロアスプリングシートに支持されるロアスプリングシートラバーの両方又はいずれか一方であることを特徴とするスプリングシートラバー。
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