[go: up one dir, main page]

JP6474704B2 - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6474704B2
JP6474704B2 JP2015194835A JP2015194835A JP6474704B2 JP 6474704 B2 JP6474704 B2 JP 6474704B2 JP 2015194835 A JP2015194835 A JP 2015194835A JP 2015194835 A JP2015194835 A JP 2015194835A JP 6474704 B2 JP6474704 B2 JP 6474704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting cap
nozzle head
nozzle
partition member
foam ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015194835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017065762A (ja
Inventor
徹也 石塚
徹也 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2015194835A priority Critical patent/JP6474704B2/ja
Publication of JP2017065762A publication Critical patent/JP2017065762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6474704B2 publication Critical patent/JP6474704B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、容器本体の胴部を圧搾(スクイズ)することにより、容器本体内に収容された内容液を空気と混合してノズルから泡状に噴出させる泡噴出容器に関する。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、洗口剤等の各種液体洗浄剤や整髪剤等の内容液を収容する容器としては、泡立て動作を省略して簡便な利用を図る観点から、容器本体に収容した内容液を空気と混合してノズルから泡状に噴出させるようにした泡噴出容器が多く用いられている。
このような泡噴出容器では、内容液の吐出流路に内容液を空気と混合させる混合室を設けるとともに、混合室の下流に例えばメッシュ等からなる発泡部材を組み入れておき、容器本体の胴部を圧搾することで、内容液を空気と混合させつつ発泡部材を通過させて泡状に発泡させ、ノズルから噴出させるようにしている。
一方、上記のような泡噴出容器として、使用後にノズルの内部に残留した泡状の内容液が時間の経過と共に液化してノズルの先端から垂れ落ちることを防止するために、所謂サックバック機能を持たせるようにしたものが知られている。
例えば特許文献1には、ノズルと容器本体との間に吐出流路とは別に、ノズルと容器本体とを連通する戻し流路を設け、この戻し流路に容器本体内からノズルへ向けた内容液の流れを規制するとともにノズルから容器本体内へ向けた内容液の流れを許容する逆止弁を設けて、圧搾が解除されたときに容器本体内に生じる負圧によりノズルに残留した内容液を戻し流路を通して容器本体内に引き戻すようにした泡噴出容器が記載されている。
特開2014−46938号公報
上記従来の泡噴出容器では、不使用時等において容器が横向きや倒立姿勢にされると、吐出流路や戻し流路を通して容器本体内の内容液がノズルから漏れ出すおそれがある。そこで、容器が横向きや倒立姿勢にされても内容液がノズルから漏れ出すことを防止するために、ノズルヘッドの回動操作によって不使用時にノズルと容器本体との間の流路を閉塞可能な構成とすることが考えられる。
このような構成を採用するに際しては、次のような不具合の発生を回避できる構成とすることが望まれる。すなわち、ノズルと容器本体との間の流路が閉塞された状態において、温度上昇等の何らかの要因によって容器本体内の内圧が上昇したときに、戻し流路が逆止弁によって閉塞されていると、使用に際してノズルヘッドを回動操作してノズルと容器本体との間の流路を開放したときに、内圧によって容器本体内の内容液が吐出流路に圧送され、ノズルの先端から外部に漏れ出るおそれがある。
そこで、鋭意研究を進めた結果、発明者は、次のような構成を着想するに至った。すなわち、ノズルヘッドをその回動操作に伴って口部に装着された装着キャップに対して上下動可能に構成するとともに、混合室を内部に有し逆止弁を保持する区画部材をその上部においてノズルヘッドに固定し、ノズルヘッド及び区画部材の上方への移動時に、ノズルと容器本体との間の流路を開放するとともに逆止弁を装着キャップの内面に着座させるという構成である。
しかしながら、このような構成でも、さらに次のような問題が生じ得ることが判明した。すなわち、流通時や箱詰め時に区画部材が横から荷重を受けると、ノズルヘッドと区画部材の上部との固定が外れてしまうおそれがあった。また、横からの荷重を受けることで逆止弁が傾斜してなじんだ場合、装着キャップとのシール性が悪くなり正常な吐出ができなくなるおそれがあった。さらに、このような荷重が加わることによる、ノズルヘッドと区画部材との固定部分などの変形に起因する破損の発生も懸念された。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたものであり、その目的は、不使用時にノズルと容器本体との間で流路を閉塞可能な構成としても、混合室の区画部材がノズルヘッドから外れてしまうことがなく、また、逆止弁のシール性を良好に保持でき、さらには区画部材の固定部分などの変形に起因する破損の発生を防止できる泡噴出容器を提供することにある。
本発明の泡噴出容器は、可撓性を有する胴部を備える容器本体の内部に形成された収容空間から内溶液を泡状にして吐出可能な泡噴出容器において、内容液の流通口を備え、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記流通口に連なるノズルと開閉蓋部とを備え、前記装着キャップにねじ結合により装着されて前記開閉蓋部が前記流通口を閉塞する閉位置と前記開閉蓋部が前記流通口の上方に離れて該流通口を開放する開位置との間で回動可能なノズルヘッドと、上端において前記ノズルヘッドに固定され、前記流通口に連なる混合室を内部に有するとともに該混合室を前記収容空間に連ねる空気導入孔および液導入孔を備える区画部材と、前記装着キャップと前記区画部材との間に区画形成され、前記流通口を前記収容空間に連ねる戻し流路と、前記区画部材に固定される円筒状の保持部と、該保持部の外周面から径方向外側に延びる環状且つ膜状に形成され、前記ノズルヘッドが開位置のときに外周縁において前記装着キャップの内面に当接し、前記ノズルヘッドが閉位置とされると該内面から離れるシール膜部とを備える逆止弁と、を有し、前記区画部材は、径方向外側に延びるとともに少なくとも前記閉位置において前記泡噴出容器が横向き姿勢となったときに前記装着キャップの内周面に当接する支持部を備えることを特徴とする。
本発明は、上記構成において、前記支持部が、周方向に間隔を空けて配置されるとともに径方向外側に延びる複数のアームを備えることが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記支持部が、前記複数のアームの径方向外側の端部に連なるリング体を備えることが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記リング体が、前記装着キャップの内周面の軸線方向に沿って延びる筒状をなしていることが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記複数のアームの径方向外側の端部に、それぞれ、前記装着キャップの内周面の軸線方向に沿って延びる延長部が設けられていることが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記複数のアームに、それぞれ、該アームに対応する前記延長部に連なる補強リブが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、ノズルヘッドが閉位置となると、逆止弁のシール膜部の外周縁が装着キャップの内面から離れて容器本体の収容空間が流通口と連通するようにしたので、容器本体内の内圧上昇状態においてノズルヘッドが閉位置から開位置に向けて回動操作されたときに、容器本体内の内圧を戻し流路から外部に逃がすことができる。したがって、不使用時にノズルと容器本体との間で流路を閉塞可能な構成としても、使用に際して当該流路が開放されたときに容器本体内の内溶液が内圧によってノズルから外部に漏れ出すことを防止することができる。また、本発明によれば、ノズルヘッドの閉位置において泡噴出容器が横向き姿勢となったときに、支持部を介して区画部材を装着キャップの内周面で支持することができる。したがって、上述したように不使用時にノズルと容器本体との間で流路を閉塞可能な構成としても、混合室の区画部材がノズルヘッドから外れてしまうことがなく、また、逆止弁のシール性を良好に保持することができ、さらには区画部材の固定部分などの変形に起因する破損の発生を防止することができる。
本発明の一実施形態である泡噴出容器において、ノズルヘッドが開位置とされた状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 図1における区画部材の支持部を示す平面図である。 図1に示す泡噴出容器において、ノズルヘッドが閉位置とされた状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態である泡噴出容器において、ノズルヘッドが開位置とされた状態を示す断面図であり、(b)は(a)における区画部材の支持部を示す平面図であり、(c)は(b)の支持部の変形例を示す平面図である。 (a)は、本発明の更なる他の実施形態である泡噴出容器において、ノズルヘッドが開位置とされた状態を示す断面図であり、(b)は(a)における区画部材の支持部を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施形態である泡噴出容器1は、スクイズフォーマーとも呼ばれるものであり、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、洗口剤等の各種液体洗浄剤や整髪剤等の内容液を収容するとともに、当該内容液を泡状に噴出させるものである。
図1に示すように、この泡噴出容器1は容器本体10を備えている。容器本体10は上部を開口させた円筒状の口部11とこの口部11に連なる楕円筒状の胴部12とを備え、その内部は内容液を収容する収容空間Sとなっている。この容器本体10は合成樹脂製となっており、その胴部12は可撓性を有し、胴部12を圧搾(スクイズ)することにより収容空間Sを減容させ、容器本体10内を加圧することができるようになっている。
図1に示すように、容器本体10の口部11には装着キャップ20が装着されている。例えば樹脂製とされるこの装着キャップ20は、容器本体10の口部11を取り囲む円筒状の外周壁21を有している。口部11の外周面に設けられた突起部11aが、この外周壁21の内周面に設けられた係止突起21aを乗り越えてアンダーカット係合することにより、装着キャップ20は容器本体10の口部11に固定される。外周壁21の内側にはフランジ部22を介してシール筒部23が同軸且つ一体に設けられ、このシール筒部23が口部11の内側に嵌め込まれることで、装着キャップ20と口部11との嵌合部分がシールされて当該部分からの液漏れが防止されるようになっている。
口部11の先端には突起(図示省略)が周方向に間隔を空けて設けられ、外周壁21の内側には、この突起に対応した回り止めリブ(図示省略)がやはり周方向に間隔を空けて設けられている。装着キャップ20が口部11に固定されると、上記回り止めリブが上記突起の間に入り込んで配置される。これにより装着キャップ20は口部11に対して回り止め保持される。
なお、図示する場合では、装着キャップ20を容器本体10の口部11にアンダーカット係合により固定するようにしているが、装着キャップ20を容器本体10の口部11にねじ結合で固定させる構成とすることもできる。
シール筒部23はフランジ部22を経て更に上方に延び、その上端には径方向内側に向けて延びる段差部24が一体に設けられている。この段差部24の図中下方側を向く内面は、平坦且つ環状に形成された下向き段差面24aとなっている。
段差部24の内周縁には、当該内周縁から図中上方に向けて延びるストッパ用筒部25が一体に設けられている。ストッパ用筒部25は円筒状に形成され、外周壁21と同軸に配置されている。
ストッパ用筒部25の内側には流通筒部26が一体に設けられている。流通筒部26はストッパ用筒部25と同軸の円筒状に形成され、フランジ状に拡径した下端部においてストッパ用筒部25の内周面に連結されている。また、流通筒部26の上端には縮径部26aが設けられている。流通筒部26の縮径部26aの内側は内容液の流通口26bとなっており、この流通口26bは容器本体10の口部11つまり収容空間Sに連通している。したがって、容器本体10の収容空間S内の内容液や空気は、この流通口26bを通って装着キャップ20の外部に向けて流出することができ、また、外部の空気や後述するノズル35内に残った内容液は、この流通口26bを通って装着キャップ20の外部から収容空間S内に向けて流入することができる。
装着キャップ20にはノズルヘッド30が装着されている。例えば樹脂製とされるノズルヘッド30は、装着キャップ20の外周壁21と同等の内径を有する円筒状の下側カバー部31aと、下側カバー部31aの上端から径方向内側に向かって延びるカバー段差部31bと、カバー段差部31bの内周側端から上方に向かって延びる上側カバー部31cと、上側カバー部31cに連なるドーム状の頂壁32とを備え、キャップ状に形成されている。
装着キャップ20の外周壁21の外周面には二条ねじ部28が設けられ、ノズルヘッド30の下側カバー部31aの内側に設けられた係合突起33a、33bと係合する。
このようにノズルヘッド30は、下側カバー部31aの内周面において装着キャップ20の二条ねじ部28にねじ結合して、装着キャップ20に回動自在に装着されている。
上記構成により、ノズルヘッド30は装着キャップ20に対して回動自在となっているが、その回動範囲はストッパ機構により90度の角度範囲に規制されている。ストッパ機構は、例えば以下の構成とすることができる。
装着キャップ20のストッパ用筒部25の外周面には、2組のストッパ対29が互いに周方向に180度ずれて設けられている。ストッパ対29は、周方向に約90度の間隔を空けて配置される2つのストッパ片29aを備えている。一方、ノズルヘッド30の上側カバー部31cの内周面には、2組のストッパ対29に対応する2つの凸片34が一体に設けられている。2つの凸片34は互いに周方向に180度ずれて設けられ、それぞれ上側カバー部31cの内周面から径方向内側に向けて突出している。そして各凸片34は、対応するストッパ対29の2つのストッパ片29aの間の移動範囲R内に配置されている。
ノズルヘッド30が装着キャップ20に対して回動すると各凸片34が移動範囲R内を周方向に沿って移動し、図3に示すように、ノズルヘッド30が装着キャップ20に対して最も締め込まれた閉位置になると各凸片34が対応するストッパ対29の一方のストッパ片29aに当接してそれ以上の回転が規制される。反対に、ノズルヘッド30が閉位置から緩み方向に90度回転して開位置に達すると、各凸片34がそれぞれ対応するストッパ対29の他方のストッパ片29aに当接してノズルヘッド30のそれ以上の回転が規制される。
このような構成により、ノズルヘッド30は、容器本体10の口部11の軸心を中心として、装着キャップ20に対して図1に示す開位置と図3に示す閉位置との間の90度の角度範囲で回動自在となっている。なお、ノズルヘッド30は装着キャップ20にねじ結合により装着されているので、閉位置と開位置との間で回動すると装着キャップ20に対して上下に移動することになる。
ノズルヘッド30にはノズル35が一体に設けられている。ノズル35は楕円筒状に形成され、ノズルヘッド30内に設けられた隔壁36の上方において、側方に突出して設けられている。隔壁36には一対の流出入孔37が設けられ、ノズル35はこれらの流出入孔37を介して装着キャップ20の流通口26bに連通している。なお、図示する場合では、隔壁36に一対の流出入孔37が設けられるが、その個数や形状は種々変更することができる。
また、ノズルヘッド30の隔壁36の下面には円筒状の開閉蓋部38が一体に設けられている。開閉蓋部38は流通筒部26の縮径部26aの内径に対応した外径を有する円筒状に形成され、ノズルヘッド30が閉位置とされると流通筒部26の縮径部26aの内側に嵌合して流通口26bを閉塞し、ノズルヘッド30が開位置とされると流通口26bに対して上方に離れて流通口26bを開放する。つまり、ノズルヘッド30は、開閉蓋部38が流通口26bを閉塞する閉位置と、開閉蓋部38が流通口26bの上方に離れて該流通口26bを開放する開位置との間で回動可能となっている。
ノズルヘッド30の隔壁36の開閉蓋部38の内側部分には、開閉蓋部38と同軸に接続筒部40が一体に設けられている。そして、この接続筒部40の下方には区画部材50が固定されている。図示する場合では、区画部材50は樹脂製とされるとともに上下2分割構造の円筒状に形成され、その上端において接続筒部40に嵌合固定されている。これにより、区画部材50は、ノズルヘッド30が開位置と閉位置との間で回動すると、ノズルヘッド30とともに回動すると共に装着キャップ20に対して上下に移動する。
区画部材50の下端には円筒状をなす孔形成部51が一体に設けられており、また区画部材50の内部には混合室52が区画形成されている。孔形成部51には容器本体10の底部にまで延びるチューブ54が接続され、収容空間S内の内容液は当該チューブ54を介して(チューブ54の上端内周面が区画部材50の液導入孔を構成)混合室52に導入される。また、収容空間S内の空気は、チューブ54と孔形成部51との隙間に形成された空気導入孔53を通じて混合室52に導入される。
区画部材50の内部には、混合室52の上側(下流側)に位置して一対の発泡部材57が装着されている。これらの発泡部材57としては、例えばリングの端面にメッシュを固定した構成のものが用いられ、互いのメッシュを逆側に向けた姿勢で本体部の内側に嵌合固定されている。なお、発泡部材57としてはリングとメッシュを備えた構造のものに限らず、例えば、スポンジ又は多孔質成型品(焼結体)等、内容液の種類等に応じて種々の構成のものを用いることができる。また、発泡部材57の設置個数も内容液の種類等に応じて種々変更することができる。
区画部材50内における発泡部材57の上方側は、混合室52に連なる吐出流路58となっており、この吐出流路58を流通口26bに連通させるために区画部材50には一対の吐出孔59が設けられている。つまり、混合室52は吐出流路58と吐出孔59とを介して流通口26bに連通し、さらに流通口26bと流出入孔37とを介してノズル35に連通している。なお、区画部材50に設けられる吐出孔59の個数や形状は種々変更することができる。
区画部材50の外周面とストッパ用筒部25との間には、内容液の噴出後に容器本体10内に負圧が発生したときにノズル35の内部に残留した内容液を空気とともに収容空間Sへと導くための戻し流路60が設けられている。
なお、シール筒部39は、流通筒部26の外周面に密接して、ノズルヘッド30の上下動に関わらずシール筒部39と流通筒部26の間を封止する。
戻し流路60には、逆止弁61が設けられている。この逆止弁61は区画部材50の周壁部に嵌合固定される円筒状の保持部61aと、この保持部61aの外周面から径方向外側に延びる環状且つ膜状のシール膜部61bとを有している。
区画部材50の周壁部における逆止弁61の下方側には、径方向外側に延びる支持部62が一体に設けられている。支持部62は、外周側端部が装着キャップ20のシール筒部23の内周面に近接又は接触しており、それにより、少なくとも閉位置において泡噴出容器1が横向き姿勢となったときに装着キャップ20のシール筒部23の内周面に当接するようになっている。図2に区画部材50の支持部62の平面図を示す。図2に示すように、支持部62は、周方向に間隔を空けて配置されるとともに径方向外側に延びる複数(本例では4本)のアーム62aを備えている。これら複数のアーム62aの径方向外側の端部には、リング体62bの上端が連なっている。リング体62bは、装着キャップ20のシール筒部23の内周面の軸線方向に沿って延びる筒状をなしている。
逆止弁61のシール膜部61bは、図1に示すように、ノズルヘッド30が開位置にあるときに、その外周縁において装着キャップ20の下向き段差面(内面)24aに下方側から弾性的に当接する。つまり、逆止弁61は、ノズルヘッド30が開位置にあるときには逆止弁として機能して、容器本体10の収容空間Sから支持部62の複数のアーム62a相互間の隙間及び戻し流路60を通した流通口26bへの空気の流れを規制すると共に、戻し流路60及び支持部62の複数のアーム62a相互間の隙間を通した容器本体10の収容空間Sへの内容液及び空気の流れを許容するように作動する。
一方、ノズルヘッド30が閉位置にあるときは、図3に示すように、逆止弁61はノズルヘッド30とともに装着キャップ20に対して下方へ移動して、シール膜部61bの外周縁は下向き段差面24aから離れ、逆止弁61は機能しない状態となる。しかしながら、ノズルヘッド30の閉位置では、流通口26bが開閉蓋部38により閉塞される。従って、容器本体10の収容空間Sから支持部62の複数のアーム62a相互間の隙間及び戻し流路60を経由したノズル35への内容液及び空気の流れは規制されることになる。
次に、このような構成の泡噴出容器1の使用方法について説明する。
図1に示すように、ノズルヘッド30を開位置とすることで、開閉蓋部38が流通口26bの上方に離れて流通口26bが開放されるとともに逆止弁61のシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aに当接して、泡噴出容器1は胴部12の圧搾(スクイズ)による内容液の噴出が可能な使用可能状態とされる。
ノズルヘッド30が開位置とされた状態で、容器本体10の胴部12を圧搾することでノズル35から泡状の内容液を噴出させることができる。つまり、胴部12が圧搾されると、容器本体10の収容空間Sに収容された内容液がチューブ54を介して混合室52に導入される。また、容器本体10内の空気は空気導入孔53を介して混合室52に導入される。そして混合室52の内部で内容液が空気と混合されて発泡し、泡状化される。また、泡状化された内容液は、発泡部材57を通過することで、さらに発泡、整泡されながら吐出流路58を通って吐出孔59から流通口26bに吐出される。そして、流通口26bに吐出された泡状の内容液は流出入孔37を通ってノズル35に達し、ノズル35の開口から外部に泡状に噴出される。
内容液の噴出後に胴部12の圧搾が解除されると、胴部12が元の形状に復元することで容器本体10内に負圧が発生し、この負圧により逆止弁61が開いてノズル35の内部に残留した内容液がノズル35から吸引される空気(外気)とともに戻し流路60及び支持部62の複数のアーム62a相互間の隙間を介して容器本体10の内部に引き込まれる。サックバック機能とも呼ばれるこのような機能により、噴出後にノズル35の内部に残留した内容液を空気とともに容器本体10内に向けて引き込んで、当該内容液がノズル35の開口から外部へ垂れ落ちることを防止することができる。
一方、不使用時等においては、図3に示すように、ノズルヘッド30を装着キャップ20に対して90度回動させて閉位置とする。これにより、開閉蓋部38が流通口26bを閉塞し、ノズル35と容器本体10の収容空間Sとの連通が遮断される。これにより、泡噴出容器1を使用不能状態とすることができる。なお、ノズルヘッド30が閉位置のときには、ノズル35は楕円断面の容器本体10の胴部12の長径に沿った方向に向けられる。
このように、本実施形態の泡噴出容器1では、ノズルヘッド30を開位置から閉位置へと回動させる簡単な操作により、泡噴出容器1を使用不能状態とすることができる。これにより、不使用時等において胴部12が不意に圧搾される等しても、容器本体10内の内容液がノズル35を通して外部に漏れ出すことを確実に防止することができる。
ところで、上記のように、泡噴出容器1は、ノズルヘッド30を閉位置とすることにより開閉蓋部38によって流通口26bを閉塞可能な構成であるので、流通口26bが閉じられた状態で容器本体10が気温の上昇等により温められると、容器本体10内の内圧が上昇する場合がある。しかしながら、本実施形態の泡噴出容器1では、以下のように当該内圧を外部に逃がすことができる。
つまり、ノズルヘッド30が開位置から閉位置に向けて回動されると、ノズルヘッド30とともに逆止弁61が装着キャップ20に対して下方に移動し、そのシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aから離れて、容器本体10の収容空間Sが戻し流路60を通して流通口26bに連通される。これにより、容器本体10内の内圧上昇状態において、使用のためにノズルヘッド30が閉位置から開位置に向けて回動操作されたとしても、ノズルヘッド30が閉位置から開位置に至るまでに、開閉蓋部38が流通口26bの上方に離れて流通口26bがわずかに開放されるとともに逆止弁61のシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aから離れた状態となって、容器本体10内の内圧を戻し流路60から外部に逃がすことができる。したがって、容器本体10内の内圧上昇状態においてノズルヘッド30を閉位置から開位置に向けて回動操作しても、容器本体10内の内圧を戻し流路60から外部に逃がすことで、収容空間Sに収容された内溶液が内圧によって押されて混合室52、吐出流路58、吐出孔59および流通口26bを通してノズル35に圧送され、ノズル35から外部に漏れ出すことを防止することができる。
一方、この泡噴出容器1を再度使用状態にする際には、ノズルヘッド30を閉位置から開位置に回動させるだけの簡単な操作で、この泡噴出容器1を使用可能状態に切り替えることができる。このとき、ノズルヘッド30が閉位置から開位置にまで達すると、図1に示すように、逆止弁61のシール膜部61bの外周縁が装着キャップ20の下向き段差面24aに当接し、容器本体10内の圧力の戻し流路60から外部への逃げ出しが逆止弁61により規制される。したがって、胴部12の圧搾により収容空間Sに収容された内容液を混合室52、吐出流路58、吐出孔59および流通口26bを通してノズル35に圧送して、ノズル35から泡状に外部に噴出させることができる。
このような泡噴出容器1は、不使用時、特に流通時や箱詰め時等において、図3に示す状態となっているが、このとき泡噴出容器1が横向き姿勢とされた場合、重力によって区画部材50に横向きの荷重が作用することになる。ここで、区画部材50がその上端のみにおいて支持されている場合には、区画部材50がその荷重の作用によって傾斜し、さらにはノズルヘッド30の接続筒部40から外れてしまったり、逆止弁61が傾斜してなじんでしまい、装着キャップ20とのシール性が悪くなり正常な吐出ができなくなったりという問題を生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、区画部材50に支持部62を設けているため、ノズルヘッド30の閉位置において泡噴出容器1が横向き姿勢となったときに、支持部62を介して区画部材50を装着キャップ20のシール筒部23の内周面で支持することができる。したがって、上述したように不使用時にノズル35と容器本体10との間で流路を閉塞可能な構成としても、区画部材50がノズルヘッド30から外れてしまうことがなく、また、逆止弁61のシール性を良好に保持することができ、さらには区画部材50の固定部分などの変形に起因する破損の発生を防止することができる。
本発明の他の実施形態として、図4に示すような構成としてもよい。本実施形態の泡噴出容器2は、図4(a)、(b)に示すように、前述した実施形態の場合と比較すると、支持部63の構成が異なる他は同一の構成となっている。
すなわち、本実施形態では、支持部63が備える複数(本例では4本)のアーム63aの径方向外側の端部には、それぞれ、装着キャップ20のシール筒部23の内周面の軸線方向に沿って延びる延長部63bの上端が連なっている。なお、アーム63aは、図4(c)に示すように、8本設けてもよいし、その他の本数とすることもできる。このような構成によれば、複数のアーム63a相互間の隙間をより大きくとることができるため、胴部12(前掲図1参照)の圧搾解除時の復元をよりスムーズなものとすることができる。
また、更なる他の実施形態として、図5に示すような構成としてもよい。本実施形態の泡噴出容器3は、図5に示すように、図1〜図3を用いて説明した実施形態の場合と比較すると、支持部64の構成が異なる他は同一の構成となっている。
すなわち、本実施形態では、支持部64が備える複数(本例では4本)のアーム64aの径方向外側の端部には、それぞれ、装着キャップ20のシール筒部23の内周面の軸線方向に沿って延びる延長部64bの下端が連なっている。また、複数のアーム64aには、それぞれ、該アーム64aに対応する延長部64bに連なる補強リブ64cが設けられている。このような構成によれば、複数のアーム63a相互間の隙間をより大きくとることができるため、胴部12(前掲図1参照)の圧搾解除時の復元をよりスムーズなものとすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、逆止弁61のシール膜部61bの外周縁を装着キャップ20の下向き段差面24aに当接させるようにしているが、戻し流路60を閉塞可能な部位であれば、装着キャップ20の他の内面にシール膜部61bの外周縁を当接させるようにしてもよい。また、支持部62、63、64についても同様に、閉位置において泡噴出容器1、2、3が横向き姿勢となったときに支持部62、63、64が装着キャップ20の内周面に当接可能であれば、シール筒部23以外の内周面に当接可能に設けてもよい。
また、区画部材50に設けられる空気導入孔53の構成、逆止弁61の構成等は、その機能を有するものであれば、種々の構成のものとすることができる。
1、2、3 泡噴出容器
10 容器本体
11 口部
11a 突起部
12 胴部
20 装着キャップ
21 外周壁
21a 係止突起
22 フランジ部
23 シール筒部
24 段差部
24a 下向き段差面
25 ストッパ用筒部
26 流通筒部
26a 縮径部
26b 流通口
28 二条ねじ部
29 ストッパ対
29a ストッパ片
30 ノズルヘッド
31a 下側カバー部
31b カバー段差部
31c 上側カバー部
32 頂壁
33a 係合突起
33b 係合突起
34 凸片
35 ノズル
36 隔壁
37 流出入孔
38 開閉蓋部
39 シール筒部
40 接続筒部
50 区画部材
51 孔形成部
52 混合室
53 空気導入孔
54 チューブ(液導入孔)
57 発泡部材
58 吐出流路
59 吐出孔
60 空気導入路
61 逆止弁
61a 保持部
61b シール膜部
62、63、64 支持部
62a、63a、64a アーム
62b リング体
63b、64b 延長部
64c 補強リブ
S 収容空間
R 移動範囲

Claims (6)

  1. 可撓性を有する胴部を備える容器本体の内部に形成された収容空間から内溶液を泡状にして吐出可能な泡噴出容器において、
    内容液の流通口を備え、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記流通口に連なるノズルと開閉蓋部とを備え、前記装着キャップにねじ結合により装着されて前記開閉蓋部が前記流通口を閉塞する閉位置と前記開閉蓋部が前記流通口の上方に離れて該流通口を開放する開位置との間で回動可能なノズルヘッドと、
    上端において前記ノズルヘッドに固定され、前記流通口に連なる混合室を内部に有するとともに該混合室を前記収容空間に連ねる空気導入孔および液導入孔を備える区画部材と、
    前記装着キャップと前記区画部材との間に区画形成され、前記流通口を前記収容空間に連ねる戻し流路と、
    前記区画部材に固定される円筒状の保持部と、該保持部の外周面から径方向外側に延びる環状且つ膜状に形成され、前記ノズルヘッドが開位置のときに外周縁において前記装着キャップの内面に当接し、前記ノズルヘッドが閉位置とされると該内面から離れるシール膜部とを備える逆止弁と、を有し、
    前記区画部材は、径方向外側に延びるとともに少なくとも前記閉位置において前記泡噴出容器が横向き姿勢となったときに前記装着キャップの内周面に当接する支持部を備えることを特徴とする泡噴出容器。
  2. 前記支持部は、周方向に間隔を空けて配置されるとともに径方向外側に延びる複数のアームを備える、請求項1に記載の泡噴出容器。
  3. 前記支持部は、前記複数のアームの径方向外側の端部に連なるリング体を備える、請求項2に記載の泡噴出容器。
  4. 前記リング体は、前記装着キャップの内周面の軸線方向に沿って延びる筒状をなしている、請求項3に記載の泡噴出容器。
  5. 前記複数のアームの径方向外側の端部には、それぞれ、前記装着キャップの内周面の軸線方向に沿って延びる延長部が設けられている、請求項2に記載の泡噴出容器。
  6. 前記複数のアームには、それぞれ、該アームに対応する前記延長部に連なる補強リブが設けられている、請求項5に記載の泡噴出容器。
JP2015194835A 2015-09-30 2015-09-30 泡噴出容器 Active JP6474704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015194835A JP6474704B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 泡噴出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015194835A JP6474704B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 泡噴出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065762A JP2017065762A (ja) 2017-04-06
JP6474704B2 true JP6474704B2 (ja) 2019-02-27

Family

ID=58491473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015194835A Active JP6474704B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 泡噴出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6474704B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020536812A (ja) * 2017-10-17 2020-12-17 花王株式会社 泡状内容液吐出装置、泡状内容液吐出システムおよび泡状内容液吐出方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529351Y1 (ja) * 1967-03-09 1970-11-11
JP5844141B2 (ja) * 2011-12-26 2016-01-13 株式会社吉野工業所 泡噴出容器
JP6244190B2 (ja) * 2013-11-29 2017-12-06 株式会社吉野工業所 泡吐出容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020536812A (ja) * 2017-10-17 2020-12-17 花王株式会社 泡状内容液吐出装置、泡状内容液吐出システムおよび泡状内容液吐出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017065762A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018003300A1 (ja) 吐出容器
JP6427410B2 (ja) スリット弁付きスクイズ容器
JP6973908B2 (ja) 積層剥離容器
JP6219240B2 (ja) 泡噴出容器
JP6310838B2 (ja) スクイズ容器
JP6184900B2 (ja) 泡噴出容器
JP6437275B2 (ja) 泡噴出容器
JP6474704B2 (ja) 泡噴出容器
JP6552205B2 (ja) 泡噴出容器
JP6366518B2 (ja) スクイズフォーマー容器
JP2015105109A (ja) 注出容器
JP6416043B2 (ja) 泡噴出容器
JP6644431B2 (ja) 吐出容器
JP6498093B2 (ja) 泡噴出容器
JP6391487B2 (ja) スクイズ吐出容器
JP6422271B2 (ja) 吐出容器
JP6456797B2 (ja) スクイズフォーマー容器
JP6429709B2 (ja) 泡吐出容器
JP6932454B2 (ja) 吐出容器
JP2018104054A (ja) スクイズフォーマー容器
JP4913015B2 (ja) 泡噴出容器
JP7261056B2 (ja) 吐出容器
JP6621367B2 (ja) 泡吐出容器
JP6859166B2 (ja) 泡噴出容器
JP6358876B2 (ja) 泡噴出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6474704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150