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JP6358876B2 - 泡噴出容器 - Google Patents

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JP6358876B2
JP6358876B2 JP2014134981A JP2014134981A JP6358876B2 JP 6358876 B2 JP6358876 B2 JP 6358876B2 JP 2014134981 A JP2014134981 A JP 2014134981A JP 2014134981 A JP2014134981 A JP 2014134981A JP 6358876 B2 JP6358876 B2 JP 6358876B2
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Description

本発明は、容器本体の胴部を圧搾(スクイズ)することにより、容器本体内に収容された内容液を空気と混合してノズルから泡状に噴出させる泡噴出容器に関する。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤や整髪剤等の内容液を収容する容器としては、泡立て動作を省略して簡便な利用を図る観点から、容器本体に収容した内容液を空気と混合してノズルから泡状に噴出させるようにした泡噴出容器が多く用いられている。
このような泡噴出容器では、内容液の吐出流路に内容液を空気と混合させる混合室を設けるとともに、混合室の下流に例えばメッシュ等からなる発泡部材を組み入れておき、容器本体の胴部を圧搾することで内容液を空気と混合させつつ発泡部材を通過させて泡状に発泡させ、ノズルから噴出させるようにしている。
一方、上記のような泡噴出容器として、使用後にノズルの内部に残留した泡状の内容液が時間の経過と共に液化してノズルの先端から垂れ落ちることを防止するために、所謂サックバック機能を持たせるようにしたものが知られている。
例えば特許文献1には、ノズルと容器本体との間に吐出流路とは別にノズルと容器本体とを連通する戻し流路を設け、この戻し流路に容器本体内からノズルへ向けた内容液の流れを規制するとともにノズルから容器本体内へ向けた内容液の流れを許容する逆止弁を設けて、圧搾が解除されたときに容器本体内に生じる負圧によってノズルに残留した内容液を戻し流路を通して容器本体内に引き戻すようにした泡噴出容器が記載されている。
特開2014−46938号公報
上記従来の泡噴出容器では、不使用時等において容器が横向きや倒立姿勢にされると、吐出流路や戻し流路を通して容器本体内の内溶液がノズルから漏れ出すおそれがある。そこで、容器が横向きや倒立姿勢にされても内容液がノズルから漏れ出すことを防止するために、ノズルヘッドの回動操作によって不使用時にノズルと容器本体との間の流路を閉塞可能な構成とすることが考えられる。
しかしながら、このような構成では、ノズルと容器本体との間の流路が閉塞された状態において、温度上昇等の何らかの要因によって容器本体内の内圧が上昇すると、当該内圧により戻し流路は逆止弁により閉塞されることから、使用に際してノズルヘッドを回動操作してノズルと容器本体との間の流路を開放したときに、内圧によって容器本体内の内溶液が吐出流路に圧送されてノズルの先端から外部に漏れ出るおそれがあった。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、不使用時にノズルと容器本体との間で流路を閉塞可能な構成としても、使用に際して当該流路が開放されたときに、容器本体内の内溶液が内圧によってノズルから外部に漏れ出すことのない泡噴出容器を提供することにある。
本発明の泡噴出容器は、可撓性を有する胴部を備え、内部が内容液の収容空間となる容器本体と、内容液の排出口と戻し口とを備え、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記排出口と前記戻し口とに連なるノズルを備え、前記装着キャップに開位置と閉位置との間で上下に移動可能に装着されるノズルヘッドと、前記ノズルヘッドに設けられ、該ノズルヘッドが閉位置のときに前記排出口を閉塞し、該ノズルヘッドが開位置のときに前記排出口を開放する排出口開閉部と、前記ノズルヘッドに設けられ、該ノズルヘッドが閉位置のときに前記戻し口を閉塞し、該ノズルヘッドが開位置のときに前記戻し口を開放する戻し口開閉部と、前記装着キャップに設けられ、前記排出口に連なる混合室を内部に有するとともに該混合室を前記収容空間に連ねる空気導入口と液導入口とを底部に備える区画部と、内側円筒部と該内側円筒部に連結部により一体に連結される外側円筒部とを有して前記装着キャップに設けられ、該装着キャップの内面の前記戻し口が開口するシール面に所定の間隔を空けて対向するとともに前記外側円筒部の外周面と前記装着キャップの内周面との間に前記戻し口と前記収容空間とを連通する内圧逃がし通路を区画形成する支持片と、周方向に垂直な断面が前記支持片の側を向く下面よりも前記シール面の側を向く上面の方が径方向の幅が狭い台形形状であるとともに前記シール面と前記支持片との間隔よりも薄い板状に形成され、前記シール面と前記支持片との間に該シール面に接近・離反する方向に自由に移動可能に配置される弁体とを有し、前記容器本体が起立姿勢とされ、前記胴部が圧搾されない通常状態においては、前記弁体が前記シール面に対して間隔を空けた状態で前記支持片に支持されて前記戻し口は開放され、前記容器本体の内圧が所定値以上となったときに該内圧により前記弁体が前記シール面に押し付けられて前記戻し口が閉塞されることを特徴とする。
本発明は、上記構成において、前記戻し口が前記排出口の軸心を中心とした円弧状に形成され、前記弁体が前記排出口の軸心を中心とした円環状に形成されているのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記戻し口開閉部に設けられ、前記ノズルヘッドが開位置から閉位置に向けて移動すると前記弁体の上面に当接して該弁体を前記シール面から離れる方向に押し下げる押下げ部を有するのが好ましい。
本発明によれば、ノズルヘッドを閉位置とした状態において容器本体の内圧が上昇しても、使用に際してノズルヘッドを閉位置から開位置に向けて移動させるときには、弁体がシール面から離れて戻し口は開放されているので、当該内圧を戻し口を通して外部に逃がすことができる。これにより、容器本体内の内溶液が内圧によって排出口を通してノズルから外部に漏れ出すことを防止することができる。一方、容器本体の胴部を圧搾して内容液をノズルから噴出させる際には、当該圧搾により容器本体の内圧が所定値以上となることで弁体がシール面に押し付けられ、戻し口が閉塞されるので、容器本体の収容空間に収容された内容液を排出口を通してノズルから外部に噴出させることができる。
したがって、本発明によれば、不使用時にノズルと容器本体との間で流路を閉塞可能な構成としても、使用に際して当該流路が開放されたときに、容器本体内の内溶液が内圧によってノズルから外部に漏れ出すことのない泡噴出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である泡噴出容器の、ノズルヘッドが開位置とされた状態における断面図である。 図1に示す泡噴出容器の、ノズルヘッドが閉位置とされた状態における断面図である。 容器本体の胴部を圧搾してノズルから内容液を噴出させるときの逆止弁の状態を示す断面図である。 ノズルヘッドを閉位置から開位置へ移動させたときの逆止弁の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である泡噴出容器1は、スクイズフォーマーとも呼ばれるものであり、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤や整髪剤等の内容液を収容するとともに、当該内容液を泡状に噴出させるものである。
この泡噴出容器1は容器本体10を備えている。容器本体10は上部を開口させた円筒状の口部11とこの口部11に連なる胴部12とを備え、その内部は内容液を収容する収容空間Sとなっている。この容器本体10は合成樹脂製となっており、その胴部12は可撓性を有し、胴部12を圧搾(スクイズ)することにより収容空間Sを減容させ、容器本体10内を加圧することができるようになっている。
容器本体10の口部11には装着キャップ20が装着されている。例えば樹脂製とされるこの装着キャップ20は、容器本体10の口部11を取り囲む円筒状の外周壁21を有し、この外周壁21の内周面に設けられた雌ねじ部21aが口部11の外周面に設けられた雄ねじ部11aにねじ結合することにより、容器本体10の口部11にねじ込み固定されている。外周壁21の内側にはシール筒部22が同軸且つ一体に設けられ、このシール筒部22が口部11の内側に嵌め込まれることで、装着キャップ20と口部11との嵌合部分がシールされて当該部分からの液漏れが防止されるようになっている。
口部11の根元には小突起11bと大突起11cとが周方向に間隔を空けて設けられ、外周壁21の下端部には、これらの突起11b、11cに対応した回り止めリブ21bが設けられている。装着キャップ20が口部11にねじ込まれると、そのねじ込み終了直前に回り止めリブ21bが小突起11bを乗り越えて小突起11bと大突起11cとの間に配置され、これにより装着キャップ20は口部11に対して回り止め保持される。
図示する場合では、装着キャップ20を容器本体10の口部11にねじ結合により固定するようにしているが、装着キャップ20を容器本体10の口部11にアンダーカットで固定させる構成とすることもできる。
装着キャップ20の天壁23には、シール筒部22よりも内側において上方に向けて突出する円筒状の流通筒部24が一体に設けられている。また、装着キャップ20の流通筒部24の内側には円筒状の戻し筒部25が同軸且つ一体に設けられ、この戻し筒部25の内側には円筒状の排出筒部26が同軸且つ一体に設けられている。
装着キャップ20の天壁23は、流通筒部24と戻し筒部25との間において、口部11や外周壁21の軸心を中心とした円弧状に切り欠かれている。これにより、流通筒部24と戻し筒部25との間には、口部11や外周壁21の軸心を中心とした円弧状の戻し口27が構成されている。この戻し口27は、容器本体10の収容空間Sと装着キャップ20の外側部分とを連通させており、ノズルから容器本体10の収容空間Sへ向けての内容液の戻し流路として機能する。また、排出筒部26の内側は内容液の排出口28となっている。
装着キャップ20の排出筒部26は天壁23よりも下側に向けて延出しており、当該延出部分には区画部としての区画部材29が取り付けられている。
例えば樹脂製とされる区画部材29は、排出筒部26の外径に対応した内径の円筒状の本体部29aと、本体部29aの下端に嵌合固定される孔形成部29bとを備えた有底筒状に形成され、その内側(内部)は混合室29cとなっている。孔形成部29bは、本体部29aの下端開口に空気導入口29dと液導入口29eとを区画形成している。空気導入口29dは混合室29cを容器本体10の内部(収容空間S)に連通させており、容器本体10内の空気を混合室29cに導入することができる。一方、液導入口29eには容器本体10の底部にまで延びるチューブ30が接続されており、液導入口29eは当該チューブ30を介して混合室29cを容器本体10の内部(収容空間S)に連通させて、容器本体10内の内容液をチューブ30を介して混合室29cに導入することができるようになっている。
なお、孔形成部29bには空気導入口29dからの内容液の侵入を抑制するための傘状体29fが一体に設けられている。
排出筒部26の内部には、混合室29cの上方側(下流側)に位置して一対の発泡部材31が装着されている。これらの発泡部材31としては、例えばリングの端面にメッシュを固定した構成のものが用いられ、互いのメッシュを逆側に向けた姿勢で排出筒部26の内側に互いに軸方向に間隔を空けて嵌合固定されている。なお、発泡部材31としてはリングとメッシュを備えた構造のものに限らず、内容液の種類等に応じて種々の構成のものを用いることができる。また、発泡部材31の設置個数も内容液の種類等に応じて種々変更することができる。
装着キャップ20にはノズルヘッド40が装着されている。ノズルヘッド40はノズル41を有し、ノズル41は、装着キャップ20の排出口28と戻し口27とに連通するとともに外部に開口している。発泡部材31を通して発泡された内容液は、排出口28から排出されてノズル41の開口41aから外部に噴出される。なお、ノズル41の開口41aは、図2に示すように略楕円の形状とすることができるが、他の形状でもよい。
例えば樹脂製とされるノズルヘッド40は、流通筒部24の外径に対応した内径の円筒状の装着筒部42を有しており、この装着筒部42が流通筒部24の外側に摺動自在に嵌め込まれることにより装着キャップ20に装着されている。このような構成により、ノズルヘッド40は、装着キャップ20に対して、図1に示す開位置と図2に示す閉位置との間で上下に移動することができる。なお、上下方向は、容器本体10の口部11の軸線に沿う方向である。
流通筒部24の外周面と装着筒部42の内周面には、それぞれ周方向に延びる環状のストッパ突起24a、42aが設けられ、これらのストッパ突起24a、42aが互いに係合することにより、ノズルヘッド40の開位置側のストローク端が規定される。なお、ノズルヘッド40の閉位置側のストローク端は、ノズルヘッド40の装着筒部42の下端が装着キャップ20の天壁23の上面に当接することにより規定される。
ノズルヘッド40には、排出口開閉部43が一体に設けられている。排出口開閉部43は円筒状に形成され、装着筒部42の内側に該装着筒部42と同軸に設けられている。排出口開閉部43の外径は排出口28の内径と同等とされている。排出口開閉部43は、ノズルヘッド40が閉位置にあるときに排出口28の内側に嵌合して排出口28を閉塞し(図2に示す状態)、ノズルヘッド40が開位置にあるときには排出口28の上方に移動して排出口28を開放する(図1に示す状態)。
また、ノズルヘッド40には、戻し口開閉部44が一体に設けられている。戻し口開閉部44は円筒状に形成され、装着筒部42と排出口開閉部43との間にこれらと同軸に設けられている。戻し口開閉部44の外径は流通筒部24の内径と同等とされ、内径寸法は戻し筒部25の外径と同等とされている。戻し口開閉部44は、ノズルヘッド40が閉位置にあるときには流通筒部24と戻し筒部25との隙間に配置されて当該隙間つまり戻し口27を閉塞し(図2に示す状態)、ノズルヘッド40が開位置にあるときには流通筒部24と戻し筒部25との間から上方に移動して戻し口27を開放する(図1に示す状態)。
装着キャップ20の内側には支持片50が設けられている。図示する場合では、支持片50は内側円筒部51と外側円筒部52とを有し、区画部材29と一体に形成されている。内側円筒部51は区画部材29の本体部29aの上端部分で構成される。一方、外側円筒部52は、内側円筒部51と同軸の円筒状に形成され、複数の連結部53により内側円筒部51に一体に連結されて内側円筒部51の外側に配置されている。
装着キャップ20の天壁23の内面の戻し口27が開口する部分はシール面54となっており、内側円筒部51の上端部分は当該シール面54に対して所定の間隔を空けて対向している。外側円筒部52の上端部分も同様に、装着キャップ20のシール面54に対して所定の間隔を空けて対向している。また、外側円筒部52の外周面と装着キャップ20の内周面との間には隙間が設けられており、この隙間は内圧逃がし通路55となっている。
シール面54と支持片50との間には、シール面54と支持片50との間隔よりも薄い板状に形成された弁体60が配置されている。弁体60は、例えば、合成ゴムやシリコーン樹脂、軟質ポリエチレンなどにより形成されたものとすることができる。図示する場合では、弁体60は、円弧状の戻し口27に対応して、排出口28の軸心を中心とした円環状に形成されている。弁体60の内径は排出筒部26の外径よりも大きく且つ区画部材29の本体部29aの外径よりも小さくされており、また、弁体60の外径は、外側円筒部52の外径と同等とされている。したがって、弁体60は、その内縁側の部分において内側円筒部51上に支持されるとともに外縁側の部分において外側円筒部52上に支持されて、シール面54に対して間隔を空けた状態でシール面54と支持片50との間に配置されている。また、弁体60は、装着キャップ20に対して固定されておらず、シール面54と支持片50との間で、シール面54に接近・離反する方向に自由に移動することができるようになっている。
弁体60の周方向に垂直な断面は、支持片50の側を向く下面よりもシール面54の側を向く上面の方が径方向の幅が狭い台形形状とされている。これにより、弁体60の外周上方側の角部と装着キャップ20の内側角部との間の隙間を大きくして、内圧逃がし通路55を確実に戻し口27に連通させることができる。
容器本体10が起立姿勢とされ、その胴部12が圧搾されない通常状態においては、弁体60はシール面54に対して間隔を空けた状態で支持片50により支持される。したがって、通常状態では、戻し口27は弁体60により閉塞されずに開放され、容器本体10の収容空間Sは、内圧逃がし通路55を介して戻し口27に連通される。一方、容器本体10の胴部12が圧搾(スクイズ)されて収容空間Sの圧力つまり容器本体10の内圧が所定値以上になると、弁体60は当該内圧により上方に向けて押し上げられてシール面54に押し付けられ、戻し口27を閉塞する。また、胴部12の圧搾が解除されると、容器本体10の収容空間Sの圧力が低下し、弁体60は自重により下方に落下して、シール面54に対して間隔を空けた開状態に復帰する。このように、弁体60は、胴部12が圧搾されたときに容器本体10の収容空間Sから戻し口27を通してノズル41へ空気や内容液が流れることを規制する一方、胴部12の圧搾が解除されたときにはノズル41から戻し口27を通した容器本体10の収容空間Sへの空気や内容液の流れを許容する逆止弁として機能する。
なお、弁体60の形状や重量および内圧逃がし通路55の流路面積等は、弁体60が気温の上昇等による容器本体10の内圧の上昇によっては閉じることはないが、内容液の噴出のために胴部12が圧搾されることによる内圧の上昇によっては閉じるように設定される。
シール面54の戻し口27を挟んだ内周側および外周側のそれぞれに、下方に向けて突出する環状のシール突起61を設けることもできる。当該シール突起61を設けることにより、弁体60による戻し口27の閉塞性を高めることができる。
戻し口開閉部44の下端には押下げ部62が一体に設けられている。押下げ部62は、流通筒部24と戻し筒部25との径方向間隔よりも薄く且つ円弧状の戻し口27よりも周方向の幅が狭い板状に形成されており、戻し口開閉部44の下端から下方に向けて突出して流通筒部24と戻し筒部25との間に挿通されている。押下げ部62は、図2に示すように、ノズルヘッド40が閉位置にあるときに、弁体60の上面に当接して当該弁体60を支持片50に接する位置つまりシール面54から離れる位置に保持することができる。
次に、このような構成の泡噴出容器1の使用方法について説明する。
図1に示すように、ノズルヘッド40が装着キャップ20に対して上側に引き上げられて開位置となると、排出口28および戻し口27が開放され、泡噴出容器1は胴部12の圧搾(スクイズ)による内容液の噴出が可能な使用可能状態とされる。
ノズルヘッド40が開位置とされた状態で、容器本体10の胴部12を圧搾することでノズル41の開口41aから泡状の内容液を噴出させることができる。つまり、胴部12が圧搾されると、図3に示すように、収容空間Sの圧力つまり容器本体10の内圧が所定値以上にまで上昇して、弁体60が当該内圧によりシール面54に押し付けられて戻し口27が閉塞される。そして、弁体60により戻し口27が閉塞された状態で胴部12がさらに圧搾されることにより、容器本体10の収容空間Sに収容された内容液がチューブ30を介して液導入口29eから混合室29cに導入されるとともに容器本体10内の空気が空気導入口29dを介して混合室29cに導入され、混合室29cの内部で内容液が空気と混合されて発泡し、泡状化される。泡状化された内容液は、発泡部材31を通過することで、さらに発泡、整泡されながら排出口28を通ってノズル41に達し、ノズル41の開口41aから外部に泡状に噴出される。
内容液の噴出後に胴部12の圧搾が解除されると、容器本体10の収容空間Sの圧力が低下し、弁体60は自重により下方に落下してシール面54に対して間隔を空けた開状態に復帰する(図1に示す状態)。また、胴部12が元の形状に復元することで容器本体10内に負圧が発生し、この負圧により、ノズル41の内部に残留した内容液がノズル41から吸引される空気(外気)とともに戻し口27および排出口28を通して容器本体10の内部に引き込まれる。サックバック機能とも呼ばれるこのような機能により、噴出後にノズル41の内部に残留した内容液を空気とともに容器本体10内に向けて引き込んで、当該内容液がノズル41の開口41aから外部へ垂れ落ちることを防止することができる。
一方、不使用時等においては、図2に示すように、ノズルヘッド40を装着キャップ20に対して下方に押し下げて閉位置とすることにより、排出口28と戻し口27とを排出口開閉部43および戻し口開閉部44により閉塞して、ノズル41と容器本体10の収容空間Sとの間の流路を遮断し、この泡噴出容器1を使用不能状態とすることができる。
このように、この泡噴出容器1では、ノズルヘッド40を開位置から閉位置にまで押し下げるだけの簡単な操作で、この泡噴出容器1を使用不能状態として、不使用時等において胴部12が不意に圧搾される等しても、容器本体10内の内容液がノズル41を通して外部に漏れ出すことを確実に防止することができる。
ところで、上記のように、泡噴出容器1は、ノズルヘッド40を閉位置とすることによりノズル41と容器本体10の収容空間Sとの間の流路を遮断可能な構成であるので、この状態で容器本体10が気温の上昇等により温められると、容器本体10内の内圧が上昇する場合がある。このように内圧が上昇した状態のままノズル41を開放すると、当該内圧により容器本体10内の内容液が排出口28からノズル41に向けて圧送されてノズル41の開口41aから外部に漏れ出るおそれがある。しかしながら、この泡噴出容器1では、ノズル41を開放するに際して、以下のように当該内圧を外部に逃がして、容器本体10内の内容液がノズル41の先端から外部に漏れ出ることを防止することができる。
つまり、本発明の泡噴出容器1では、弁体60は、胴部12の圧搾によっては戻し口27を閉塞するが、気温の上昇等による内圧の上昇によっては戻し口27を閉塞しない構成とされているので、図4に示すように、ノズルヘッド40を閉位置から開位置に向けて移動させる際には、弁体60は、シール面54に対して間隔を空けた状態で支持片50により支持され、戻し口27は開放された状態となっている。したがって、ノズルヘッド40を装着キャップ20に対して上側に引き上げると、当該内圧は、内圧逃がし通路55、戻し口27およびノズル41を通って外部に逃がされることになり、収容空間Sの内容液が排出口28を通してノズル41に圧送されることはない。
このように、この泡噴出容器1では、ノズルヘッド40を閉位置とした状態において容器本体10の内圧が上昇しても、使用に際してノズルヘッド40を閉位置から開位置に向けて移動させてノズル41を開放するときには、弁体60がシール面54から離れて戻し口27は開放されているので、当該内圧を戻し口27を通してノズル41から外部に逃がすことができる。これにより、容器本体10内の内溶液が内圧によって排出口28を通してノズル41から外部に漏れ出すことを防止することができる。
一方、弁体60は、胴部12が圧搾されることによる収容空間Sの圧力上昇によってシール面54に押し付けられて戻し口27を閉塞する構成となっているので、上記のようにノズル41の開放時に容器本体10の内圧を逃がしつつ、胴部12が圧搾されたときには逆止弁として機能して戻し口27を閉じ、収容空間S内の内容液を排出口28を通してノズル41から外部に噴出させることができる。
ところで、容器本体10に、例えば界面活性剤を含んだものを内容液として収容した場合、当該内容液によって弁体60がシール面54に固着して戻し口27が開かれなくなるという問題が生じる虞がある。しかしながら、この泡噴出容器1では、戻し口開閉部44の下端に押下げ部62を設けているので、ノズルヘッド40を開位置から閉位置に向けて移動させることで、押下げ部62を弁体60の上面に当接させて弁体60をシール面54から離れる方向に押し下げることができる。これにより、弁体60がシール面54に固着した場合であっても、ノズルヘッド40を閉位置に移動させることで、当該弁体60を押下げ部62によりシール面54から引き離して、上記問題を解消することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、戻し口27を円弧状に形成するとともに弁体60を環状に形成するようにしているが、これに限らず、戻し口27の形状や弁体60の形状は、種々変更可能である。
また、区画部材29に設けられる空気導入口29dおよび液導入口29eは、その機能を有するものであれば、種々の構成とすることができる。
1 泡噴出容器
10 容器本体
11 口部
11a 雄ねじ部
11b 小突起
11c 大突起
12 胴部
20 装着キャップ
21 外周壁
21a 雌ねじ部
21b 回り止めリブ
22 シール筒部
23 天壁
24 流通筒部
24a ストッパ突起
25 戻し筒部
26 排出筒部
27 戻し口
28 排出口
29 区画部材
29a 本体部
29b 孔形成部
29c 混合室
29d 空気導入口
29e 液導入口
29f 傘状体
30 チューブ
31 発泡部材
40 ノズルヘッド
41 ノズル
41a 開口
42 装着筒部
42a ストッパ突起
43 排出口開閉部
44 戻し口開閉部
50 支持片
51 内側円筒部
52 外側円筒部
53 連結部
54 シール面
55 内圧逃がし通路
60 弁体
61 シール突起
62 押下げ部
S 収容空間

Claims (3)

  1. 可撓性を有する胴部を備え、内部が内容液の収容空間となる容器本体と、
    内容液の排出口と戻し口とを備え、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記排出口と前記戻し口とに連なるノズルを備え、前記装着キャップに開位置と閉位置との間で上下に移動可能に装着されるノズルヘッドと、
    前記ノズルヘッドに設けられ、該ノズルヘッドが閉位置のときに前記排出口を閉塞し、該ノズルヘッドが開位置のときに前記排出口を開放する排出口開閉部と、
    前記ノズルヘッドに設けられ、該ノズルヘッドが閉位置のときに前記戻し口を閉塞し、該ノズルヘッドが開位置のときに前記戻し口を開放する戻し口開閉部と、
    前記装着キャップに設けられ、前記排出口に連なる混合室を内部に有するとともに該混合室を前記収容空間に連ねる空気導入口と液導入口とを底部に備える区画部と、
    内側円筒部と該内側円筒部に連結部により一体に連結される外側円筒部とを有して前記装着キャップに設けられ、該装着キャップの内面の前記戻し口が開口するシール面に所定の間隔を空けて対向するとともに前記外側円筒部の外周面と前記装着キャップの内周面との間に前記戻し口と前記収容空間とを連通する内圧逃がし通路を区画形成する支持片と、
    周方向に垂直な断面が前記支持片の側を向く下面よりも前記シール面の側を向く上面の方が径方向の幅が狭い台形形状であるとともに前記シール面と前記支持片との間隔よりも薄い板状に形成され、前記シール面と前記支持片との間に該シール面に接近・離反する方向に自由に移動可能に配置される弁体とを有し、
    前記容器本体が起立姿勢とされ、前記胴部が圧搾されない通常状態においては、前記弁体が前記シール面に対して間隔を空けた状態で前記支持片に支持されて前記戻し口は開放され、
    前記容器本体の内圧が所定値以上となったときに該内圧により前記弁体が前記シール面に押し付けられて前記戻し口が閉塞されることを特徴とする泡噴出容器。
  2. 前記戻し口が前記排出口の軸心を中心とした円弧状に形成され、前記弁体が前記排出口の軸心を中心とした円環状に形成されている、請求項1に記載の泡噴出容器。
  3. 前記戻し口開閉部に設けられ、前記ノズルヘッドが開位置から閉位置に向けて移動すると前記弁体の上面に当接して該弁体を前記シール面から離れる方向に押し下げる押下げ部を有する、請求項1または2に記載の泡噴出容器。
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