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JP6460894B2 - ケーブル引込構造、ケーブル引込方法、鞘管ユニット - Google Patents

ケーブル引込構造、ケーブル引込方法、鞘管ユニット Download PDF

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Description

本発明は、ケーブルの引込みを行うためのケーブル引込構造等に関する。
洋上風力発電設備では、海洋の地盤に打設した鋼管杭等の上部にトランジションピースを取り付け、その上に風車等の風力発電設備を設ける。風力発電設備には送電・通信のためのケーブルが接続されるが、陸から離れた場所では海底ケーブルが用いられるので、このケーブルを引込んで上方の風力発電設備に接続する必要があり、従来はケーブルを鋼管杭等に沿わせ、海底から風力発電設備までケーブルを延伸していた。
海底ケーブルの損傷原因は船舶のアンカリング、漁業時の漁具による引掛りが主であるため、ケーブルは通常海底に埋設されるか被覆される。しかし、洋上風力発電設備の鋼管杭の周辺では、海域に発生する波(波浪、うねり)、長周期波(高潮、津波など)、および流れ(海流、潮流)によって洗掘現象が発生し、これによりケーブルがフリースパン化する懸念がある。
ケーブルがフリースパン化すると波により繰り返し変形することとなり、ケーブルの摩耗損傷、疲労断線が生じ洋上風力発電の機能を損なうことになる。そのため、特許文献1では、海底面下に構築されたトンネル内にケーブルを配置することが記載されている。
特開2014-15935号公報
しかしながら、特許文献1の方法は大掛かりであり施工も大変でコストもかかり、より簡易な構造でケーブルのフリースパン化を防止できる方法が求められている。
本発明は、洗掘発生時のケーブルのフリースパン化を防止できる簡易なケーブル引込構造等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、水底の地盤に配置された筒状構造物の内部にケーブルを引込むケーブル引込構造であって、前記筒状構造物は側面に孔を有し、前記筒状構造物の側面に下部を略中心として鉛直面内で回転可能に取付けられた鞘管が、水底に向かって傾倒し、ケーブルが、傾倒した前記鞘管を介して前記孔から前記筒状構造物の内部に引き込まれ、前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、傾倒した前記鞘管の可とう部が前記筒状構造物から離れて前記筒状構造物の外に位置することを特徴とするケーブル引込構造である。
本発明では、筒状構造物の側面に取付けた鞘管を傾倒させ、この鞘管を通してケーブルが筒状構造物内に引き込まれるので、筒状構造物の周辺では鞘管によってケーブルが保持されることとなり、簡易な構造にて洗掘発生時のケーブルのフリースパン化を防止でき、また低コストで安全に施工可能である。
前記鞘管の下端部が、前記鞘管が水底に向かって傾倒することで、前記孔から前記筒状構造物の内部に挿入されることが望ましい。また、前記鞘管の下端部が円弧状に曲げられることが望ましい。
鞘管の下端部を筒状構造物の孔から筒状構造物の内部に挿入することでケーブルを外部に露出させることなく好適に保護でき、また鞘管の下端部を円弧状とすることで、筒状構造物の孔が小さくても鞘管の回転時に鞘管の下端部を好適に挿入できるようになる。
前記筒状構造物の側面に鉛直方向のガイドが設けられ、前記鞘管が、前記ガイドに沿ってスライド可能なスライダに取付けられることが望ましい。例えば、前記ガイドはスリットを有する管体であり、前記スライダはH形鋼である。
これにより、鞘管を筒状構造物に後付けできるようになり、筒状構造物の施工時の妨げとならない。また、スリット付の管体やH形鋼を用いることで、簡易かつ低コストな構成とできる。
前記筒状構造物の内部に、前記孔と連続するように内管が設けられることが望ましい。
内管により、筒状構造物の内部でケーブルを保護することが可能である。
前記筒状構造物は、鉛直方向に沿って複数の前記孔を有することが望ましい。
これにより、筒状構造物の高さ位置の誤差に応じて適切な孔を選択してケーブル引込に用いることができる。
第1の発明では、前記鞘管が可とう部を有することにより、鞘管の一部を曲げることができ、ケーブルの埋設等が容易になる。
また、前記筒状構造物は、前記地盤に打設された鋼管杭であり、前記ケーブルが通された前記孔の位置は、水底からの最大洗掘深さより上であることが望ましい。
これにより、洋上風力発電設備の基礎等に用いる鋼管杭に対して本発明を好適に適用でき、洗掘の影響がケーブルに及ぶのを容易かつ低コストで防止できる。
また、前記鞘管が洗掘防止材で被覆されることが望ましい。
洗掘防止材により地盤の洗掘を防ぐとともに、鞘管を好適に保護できる。
第2の発明は、水底の地盤に配置された筒状構造物の内部にケーブルを引込むケーブル引込方法であって、前記筒状構造物の側面に取付けた鞘管を、下部を略中心として鉛直面内で回転させ、水底に向かって傾倒させる工程と、ケーブルを、傾倒した前記鞘管を介して前記筒状構造物の側面の孔から前記筒状構造物の内部に引込む工程と、を有し、前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、前記鞘管を傾倒させた時、前記可とう部が前記筒状構造物から離れて前記筒状構造物の外に位置することを特徴とするケーブル引込方法である。
また、前記筒状構造物の側面に鉛直方向のガイドが設けられ、前記鞘管を取付けたスライダを前記ガイドに沿ってスライドさせることで、前記鞘管が前記筒状構造物に取付けられることが望ましい。
さらに、前記ケーブルを前記筒状構造物の内部に引込む際、前記筒状構造物の内部から前記鞘管を通って外に出たロープに前記ケーブルを接続し、前記ロープを引っ張って前記ケーブルを前記筒状構造物の内部に引き込むことが望ましい。例えば、前記ロープの一部を予め前記鞘管内部に挿入し、その両端部を前記鞘管内部に仮固定しておき、ケーブル引込作業時に前記ロープの一方の端部を前記鞘管の外側に延長し、前記ケーブルの引込に用いる。
これにより、容易にケーブルを引込むことができる。
第3の発明は、水底の地盤に配置する筒状構造物に取付ける鞘管ユニットであって、鞘管と、前記筒状構造物の側面に設けた鉛直方向のガイドに沿ってスライド可能なスライダと、を有し、前記鞘管が、下部を略中心として鉛直面内で回転可能に前記スライダに取付けられ、前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、前記可とう部は、前記鞘管の上部に設けられることを特徴とする鞘管ユニットである。
本発明により、洗掘発生時のケーブルのフリースパン化を防止できる簡易なケーブル引込構造等を提供することができる。
洋上風力発電設備1を示す図 第1の実施形態のケーブル引込方法を説明する図 鞘管20の取付けについて示す図 第1の実施形態のケーブル引込方法を説明する図 内管113、孔111、長孔111aを示す図 鞘管20の取付けの例を示す図 第2の実施形態のケーブル引込方法を説明する図 第2の実施形態のケーブル引込方法を説明する図 第2の実施形態のケーブル引込方法を説明する図 アスファルトマット106を示す図 別のケーブル引込方法の例を説明する図 本発明の別の例を説明する図 本発明の別の例を説明する図 本発明の別の例を説明する図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.洋上風力発電設備)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るケーブル引込構造2を有する洋上風力発電設備1を示す図である。図1(a)は洋上風力発電設備1の概略構成を示す図であり、図1(b)は図1(a)の線A−Aに沿った水平方向の断面を見たものである。
図1に示すように、洋上風力発電設備1は、鋼管杭11、トランジションピース12、および風力発電設備13を有する。
鋼管杭11は水底の地盤100に配置される筒状構造物であり、地盤100に打設されて下部が地盤100内に埋入される。鋼管杭11の周囲の地盤100には洗掘防止材として砕石101が配置され、さらにその上が埋戻材である砂102で埋め戻される。
トランジションピース12は鋼管杭11の上部に外嵌される筒状部材であり、これにより鋼管杭11の傾斜等が修正され鉛直性が確保される。鋼管杭11の上部側面とトランジションピース12の内面との間にはグラウト等(不図示)が充填される。ただし、場合によってはトランジションピース12が省略される。
風力発電設備13はトランジションピース12の上部で水面上に設けられる。風力発電設備13は、風車や発電のための各種設備を備える。風力発電設備13には送電・通信のためのケーブル22が接続される。
本実施形態のケーブル引込構造2は、鞘管20を介してケーブル22を鋼管杭11の内部に引込むものである。ケーブル22は鋼管杭11の内部を通って上方の風力発電設備13に接続される。
鞘管20は金属等により形成される管体であり、十分な剛性を有する。鞘管20は、下部を略中心として鉛直面内で回転可能に鋼管杭11の側面に取付けられており、ケーブル引込時に水底に向けて傾倒させたものであるが、これについては後述する。図1(b)に示すように、本実施形態では2つの鞘管20を用いて同様の構成により2本のケーブル22を鋼管杭11内に引き込んでいるが、以降は1つの鞘管20について説明するものとする。
(2.ケーブル引込方法)
次に、図2等を参照し、本実施形態に係るケーブル引込方法を洋上風力発電設備1の構築手順と併せて説明する。
洋上風力発電設備1を構築する際、本実施形態では、まず図2(a)に示すように水底の地盤100を掘削し、図2(b)に示すように、鋼管杭11を地盤100の掘削部に打設する。その後、鋼管杭11に沿って鞘管20を取付ける。
図3は鞘管20の取付けについて示す図である。図3(a)は鞘管20の取付方法を示す図である。図3(b)〜図3(d)は鞘管20の取付状態を示す図であり、図3(b)は鞘管20を正面から見た図、図3(c)は鞘管20を側方から見た図、図3(d)は図3(b)の線B−Bに沿った水平方向の断面を見たものである。
図3(a)に示すように、鋼管杭11の側面には、鞘管20の取付用ガイドとして鉛直方向のガイド管110が左右一対設けられる。ガイド管110はスリット付きの管体である。スリット110aはガイド管110の頂端から鉛直方向に沿って設けられ、ガイド管110の底端から所定高さの位置まで達する。
一方、鞘管20は左右一対のH形鋼21(スライダ)に取付けて一体化され、これにより鞘管ユニットが構成される。
すなわち、H形鋼21の一方のフランジに、両H形鋼21間を架け渡すように桁材211、212(図3(c)参照)が設けられる。桁材211、212はそれぞれ、H形鋼21の上部と下部に設けられる。鞘管20の上部と下部にも桁材201、202が設けられており、鞘管20とH形鋼21の桁材は上部、下部とも対応する位置にある。H形鋼21の下部の桁材212と、鞘管20の下部の桁材202とはヒンジピン220により回転可能に接続される。
鞘管20の取付時には、この鞘管20とH形鋼21からなる鞘管ユニットを図3(a)の矢印に示すように下降させ、一対のH形鋼21をガイド管110のそれぞれに挿入して下方へとスライドさせる。この時、ガイド管110のスリット110aにH形鋼21のウェブを通し、H形鋼21の他方のフランジ(桁材211、212を設けた方ではないフランジ)をガイド管110の内部に挿入する。
H形鋼21を下方へとスライドさせるとH形鋼21の底端がスリット110aの底端に当接し、これにより鞘管20の高さ位置が定まる。こうして図3(b)〜(d)に示すように鞘管20が鋼管杭11に沿って鉛直方向に取付けられる。
なお、鞘管20の上部では途中に可とう部206が設けられ、鞘管20の上端部は桁材201に取付けたワイヤ23等によって上方から支持される。
また鞘管20の下端部は鋼管杭11側に向かって円弧状に曲げられており、その先端近傍では鋼管杭11に孔111が設けられる。孔111の周囲はリング状の補強材112で補強される。孔111から鋼管杭11内に土砂等が流入するのを防ぐため、シールブラシ等の流入防止材を孔111に取付けてもよい。
鋼管杭11の打設時(図2(b)参照)、孔111の位置はそれ程深くある必要はなく、図1(a)に示す水底(砂102の上面)からの最大洗掘深さより上方且つトランジションピース12より下に位置すればよい。
図2の説明に戻る。本実施形態では、図2(b)のように鋼管杭11を打設した後、ワイヤ23を巻き出し、鞘管20の下部近傍にあるヒンジピン220(図3(c)参照)を中心として鞘管20を鉛直面内で回転させ、水底に向けて傾倒させる。これにより、図2(c)に示すように鞘管20が地盤100の掘削部に沿って配置される。なお、ワイヤ23は鞘管20の回転後取外して回収している。
続いて図2(d)に示すように地盤100の掘削部に洗掘防止材である砕石101を配置してその上を砂102で埋め戻す。鞘管20は砕石101等で被覆される。
図4(a)はこの状態を示す図であり、本実施形態では、鞘管20を回転させ水底に向けて傾倒させると円弧状の下端部が孔111を通って鋼管杭11の内部に挿入される。円弧の曲率を適切に定めることにより、孔111が小さくても鞘管20の回転時に下端部を好適に挿入できるようになる。
また、ケーブル22の先端が、鋼管杭11の内部から鞘管20を通って外に出たロープ30に取付けられる。このロープ30を鋼管杭11側から引っ張ると図2(e)に示すようにケーブル22が鞘管20を通って孔111から鋼管杭11の内部に引き込まれ、上方に引き上げられる。またトランジションピース12および風力発電設備13の設置が行われ、ケーブル22が風力発電設備13に接続される。なお、ロープ30の一部を予め鞘管20内部に挿入し、その両端部を鞘管20内部に仮固定しておき、ケーブル引込作業時にロープ30の一方の端部を鞘管20の外側に延長してケーブル22の引込に用いることにより、ケーブル22の引込作業を容易にすることもできる。
次に、図2(f)に示すように鞘管20外のケーブル22を水底面下に埋設する。ここでは、ジェット等を用いたケーブル埋設機(不図示)によって、図4(b)に示すように鞘管20外のケーブル22を水底面下に埋設する。この時、鞘管20の可とう部206が屈曲し、ケーブル22が容易に埋設できるようになっている。以上のようにして、鞘管20を介してケーブル22を鋼管杭11の内部に引込むケーブル引込構造2が形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、鋼管杭11の側面に取付けた鞘管20を傾倒させ、この鞘管20を通してケーブル22が鋼管杭11内に引き込まれるので、鋼管杭11の周辺では鞘管20によってケーブル22が保持されることとなり、簡易な構造にて洗掘発生時のケーブル22のフリースパン化を防止でき、また低コストで安全に施工可能である。
鞘管20の回転時には、鞘管20の下端部が鋼管杭11の孔111から鋼管杭11の内部に挿入されるので、ケーブル22を外部に露出させることなく好適に保護できる。また鞘管20の下端部を円弧状とすることで、鋼管杭11の孔111が小さくても、鞘管20の回転時に鞘管20の下端部を好適に挿入できる。
さらに、鋼管杭11の側面にスリット付きのガイド管110が設けられ、鞘管20はH形鋼21に取付けてユニット化されるので、H形鋼21をガイド管110に沿ってスライドさせて鞘管20を鋼管杭11に後付けできるようになる。これにより鞘管20が鋼管杭11の打設時の妨げとなることがなく、且つ簡易かつ低コストな構成となる。
また、ケーブル22は前記したようにロープ30を用いて鋼管杭11内に容易に引込むことができる。さらに、鞘管20は可とう部206を有するので、鞘管20の一部を曲げて水底面下にケーブル22を埋設するのが容易になる。
しかしながら、本発明はこれに限ることはない。例えば図5(a)に示すように、鋼管杭11内に、孔111と連続して上方に延びるようにJ字状の内管113を設けてもよい。この内管113によって、海水等が存在する鋼管杭11内でケーブル22を保護することができる。
また、図5(b)に示すように、孔111は鉛直方向に沿って複数設けてもよい。これにより、鋼管杭11の打設深さ、すなわち鋼管杭11の高さ位置に誤差が合っても、適当な孔111を選択してケーブル引込に用いることができる。目的の孔111に鞘管20を挿入するため、H形鋼21の桁材212(図3(c)参照)から下方の部分の長さを調節し、H形鋼21の底端がガイド管110のスリット底端に当接した時の鞘管20の高さ位置を調整することが可能である。さらに、図5(c)に示すように鉛直方向の長孔111aを設けてもよい。
また、本実施形態では鞘管20を鋼管杭11に後付けしたが、予め鞘管20を鋼管杭11に取付けてもよい。図6はこの例を示したものであり、鞘管20の下部に設けたバー207と、鋼管杭11に設けたブラケット114とが、ピン115により回転可能に接続される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
[第2の実施形態]
図7等を参照し、本発明の第2の実施形態に係るケーブル引込方法を洋上風力発電設備1の構築手順と併せて説明する。
図7(a)に示すように、本実施形態では地盤100を掘削せずに鋼管杭11を地盤100に打設する。鋼管杭11の孔111は水底面上にある。その後、鋼管杭11に第1の実施形態と同様に鞘管20を取付ける。
この後、第1の実施形態と同様にして鞘管20を回転させて水底に向かって傾倒させ、図7(b)に示すように鞘管20を水底面上に配置する。図8(a)はこの状態を示す図である。本実施形態では、第1の実施形態で説明した鞘管20の構成に加え、鞘管20の上部にアンカー205が設けられており、このアンカー205によって鞘管20が水底面にしっかりと固定されるようになっている。
なお、アンカー205の代わりに、あるいはアンカー205と併用して、図8(b)に示すように門状の固定部40の両端を水底の地盤100に差し込み、その内側に鞘管20を固定してもよい。その他、鞘管20が長スパンの場合などでは、図8(c)に示すように、1対の棒材の各々からトラス構造等にて鞘管20を支持する支持材50を設けることも可能である。また、網状の金物などを予め水底面上に敷設し、当該金物に鞘管20を結びつける等して固定することも可能である。
図7の説明に戻る。水底面上には、図7(c)に示すように砕石101およびその上方のフィルタユニット103を洗掘防止材として配置する。フィルタユニット103は、例えば特開2011-137365号公報に記載されたような、透水性の袋体の内部に砕石等の塊状物を詰めたものを用いることができる。鞘管20はこれらの洗掘防止材によって被覆される。
その後、第1の実施形態と同様、ロープ等を用いて図7(d)に示すように鞘管20を介してケーブル22を鋼管杭11の内部に引き込み、上方に引き上げる。またトランジションピース12および風力発電設備13の設置も行われ、ケーブル22が風力発電設備13に接続される。
そして、第1の実施形態と同様、ケーブル埋設機等によって図7(e)に示すように鞘管20外のケーブル22を水底面下に埋設する。図9はこの状態を示す図である。この時も、鞘管20の可とう部206が屈曲し、ケーブル22が容易に埋設できるようになっている。以上のようにして、鞘管20を介してケーブル22を鋼管杭11の内部に引込むケーブル引込構造2aが形成される。
第2の実施形態でも、簡易な構造にて洗掘発生時のケーブル22のフリースパン化を防止できるという第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では洗掘防止材として砕石101とフィルタユニット103を用いたが、図10(a)のケーブル引込構造2bに示すように、洗掘防止材として鋼管杭11の周囲にアスファルトマット106を配置してもよい。この例では、アスファルトマット106で鞘管20を被覆するようにしている。
図10(b)はこの状態を上から見た図である。アスファルトマット106は台形状の平面を有し、側辺がラップするように鋼管杭11の周囲に複数枚(図の例では6枚)配置される。アスファルトマット106の外側端部には孔106aを設け、水底の洗掘等に対してアスファルトマット106を追従しやすくしている。また、アスファルトマット106の一部は、内側端部が鋼管杭11に沿って地盤100に折り込まれるように配置される。
また、図11(a)に示すように、前述の砕石よりも細かい砕石を用いるなどして、鋼管杭11が打設できる程度に薄い、洗掘防止材によるフィルタ層107を形成し、その後図11(b)に示すように鋼管杭11を打設して鞘管20を傾倒させ、図11(c)に示すように鞘管20をフィルタユニット103で被覆し、前記と同様にケーブル22を引込んでケーブル引込構造2cとすることも可能である。
あるいは、図12(a)に示すように、フィルタ層107の代わりに水底面上にフィルタユニット103を予め配置しておき、図11(b)に示すようにフィルタユニット103を突き破るようにして鋼管杭11を打設することも可能である。明らかに突き破る位置のフィルタユニット103には、安価な袋体などを用いるとよい。
加えて、図13(a)に示すようにフィルタユニット103を水底面上の必要箇所に集中的に配置し、その上に鞘管20を傾倒させてフィルタユニット103により鞘管20を下から支持することも可能である。この例ではさらに鞘管20をフィルタユニット103で被覆してケーブル引込構造2dとしている。鞘管20の下方のフィルタユニット103の代わりに砕石101等を使用したり、水底の形状自体を鋼管杭11に向かって斜め上方に盛り上げる等も可能である。
さらに、図13(b)に示すように、ケーブル引込用の鋼管杭11を別途打設し、前記と同様の方法でケーブル引込構造2aを形成してこの鋼管杭11内にケーブル22を引き込んで上部に引き上げ、海上にて風力発電設備13にケーブル22を接続することも可能である。
また、以上の実施形態の他、図14(a)に模式的に示すように鞘管20を斜め下方まで回転させることも可能である。図14(a)の左図は鋼管杭11の孔111が第1の実施形態と同様水底面以下にある場合の例であり、右図は鋼管杭11の孔111が第2の実施形態と同様水底面より上にある場合の例である。
その他、地盤100が岩等の場合は、図14(b)に模式的に示すように、鞘管20外のケーブル22を不図示の保護手段で保護するなどして水底面上に配置してもよい。図14(b)の左図は鋼管杭11の孔111が第1の実施形態と同様水底面以下にある場合の例であり、右図は鋼管杭11の孔111が第2の実施形態と同様水底面より上にある場合の例である。
また、以上の実施形態は、洋上風力発電設備1の例を挙げて説明したが、これに限ることはなく、太陽光発電設備や海流発電設備等その他の発電設備、あるいは発電設備以外のその他の施設の基礎として地盤100に打設される鋼管杭にケーブル22を引込むものであってもよい。孔111の位置は最大洗掘深さより上であればよく、洗掘の影響がケーブル22に及ぶのを容易かつ低コストで防止できる。さらに、本発明の適用対象は地盤100に打設する鋼管杭に限ることもなく、水底に配置する各種の筒状構造物の内部にケーブル22を引込む場合に適用可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1;洋上風力発電設備
2、2a、2b、2c、2d;ケーブル引込構造
11;鋼管杭
12;トランジションピース
13;風力発電設備
20;鞘管
21;H形鋼
22;ケーブル
30;ロープ
100;地盤
101;砕石
103;フィルタユニット
106;アスファルトマット
110;ガイド管
110a;スリット
111;孔
113;内管
206;可とう部

Claims (14)

  1. 水底の地盤に配置された筒状構造物の内部にケーブルを引込むケーブル引込構造であって、
    前記筒状構造物は側面に孔を有し、
    前記筒状構造物の側面に下部を略中心として鉛直面内で回転可能に取付けられた鞘管が、水底に向かって傾倒し、
    ケーブルが、傾倒した前記鞘管を介して前記孔から前記筒状構造物の内部に引き込まれ
    前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、傾倒した前記鞘管の可とう部が前記筒状構造物から離れて前記筒状構造物の外に位置することを特徴とするケーブル引込構造。
  2. 前記鞘管の下端部が、前記鞘管が水底に向かって傾倒することで、前記孔から前記筒状構造物の内部に挿入されたことを特徴とする請求項1記載のケーブル引込構造。
  3. 前記鞘管の下端部が円弧状に曲げられたことを特徴とする請求項2記載のケーブル引込構造。
  4. 前記筒状構造物の側面に鉛直方向のガイドが設けられ、
    前記鞘管が、前記ガイドに沿ってスライド可能なスライダに取付けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のケーブル引込構造。
  5. 前記ガイドはスリットを有する管体であり、
    前記スライダはH形鋼であることを特徴とする請求項4記載のケーブル引込構造。
  6. 前記筒状構造物の内部に、前記孔と連続するように内管が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のケーブル引込構造。
  7. 前記筒状構造物は、鉛直方向に沿って複数の前記孔を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のケーブル引込構造。
  8. 前記筒状構造物は、前記地盤に打設された鋼管杭であり、
    前記ケーブルが通された前記孔の位置は、水底からの最大洗掘深さより上であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のケーブル引込構造。
  9. 前記鞘管が洗掘防止材で被覆されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のケーブル引込構造。
  10. 水底の地盤に配置された筒状構造物の内部にケーブルを引込むケーブル引込方法であって、
    前記筒状構造物の側面に取付けた鞘管を、下部を略中心として鉛直面内で回転させ、水底に向かって傾倒させる工程と、
    ケーブルを、傾倒した前記鞘管を介して前記筒状構造物の側面の孔から前記筒状構造物の内部に引込む工程と、
    を有し、
    前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、
    前記鞘管を傾倒させた時、前記可とう部が前記筒状構造物から離れて前記筒状構造物の外に位置することを特徴とするケーブル引込方法。
  11. 前記筒状構造物の側面に鉛直方向のガイドが設けられ、
    前記鞘管を取付けたスライダを前記ガイドに沿ってスライドさせることで、前記鞘管が前記筒状構造物に取付けられることを特徴とする請求項1記載のケーブル引込方法。
  12. 前記ケーブルを前記筒状構造物の内部に引込む際、
    前記筒状構造物の内部から前記鞘管を通って外に出たロープに前記ケーブルを接続し、前記ロープを引っ張って前記ケーブルを前記筒状構造物の内部に引き込むことを特徴とする請求項1または請求項1記載のケーブル引込方法。
  13. 前記ロープの一部を予め前記鞘管内部に挿入し、その両端部を前記鞘管内部に仮固定しておき、ケーブル引込作業時に前記ロープの一方の端部を前記鞘管の外側に延長し、前記ケーブルの引込に用いることを特徴とする請求項1記載のケーブル引込方法。
  14. 水底の地盤に配置する筒状構造物に取付ける鞘管ユニットであって、
    鞘管と、前記筒状構造物の側面に設けた鉛直方向のガイドに沿ってスライド可能なスライダと、
    を有し、
    前記鞘管が、下部を略中心として鉛直面内で回転可能に前記スライダに取付けられ
    前記鞘管は剛性を有し、途中に可とう部が設けられ、
    前記可とう部は、前記鞘管の上部に設けられることを特徴とする鞘管ユニット。
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