JP6459783B2 - 回転電機の制御装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかる制御装置を車載主機としてエンジンを備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
3相2相変換部45は、相電流IU,IV,IWの検出値を、回転角度θに基づいて、UVW座標系(3相)からdq座標系(2相)に変換し、d軸電流Id、及び、q軸電流Iqを算出する。電流指令値生成部46は、トルク指令値T*に基づいて、d軸電流指令値Id*、及び、q軸電流指令値Iq*を算出する。
トルク推定部57は、d軸電流Id及びq軸電流Iqに基づいて、回転電機10の出力トルクの推定値であるトルク推定値Teを算出する。トルク推定値Teは、例えば回転電機10の極対数p、誘起電圧定数φ、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqを用いて、下記の式によって算出できる。
偏差算出部58は、トルク指令値T*とトルク推定値Teとの偏差ΔTを算出する。電圧位相算出部59は、偏差ΔTに基づいて、電圧位相操作量α*を算出する。出力信号生成部60は、電圧位相操作量α*、及び、現在の回転角度θに基づいて、矩形波の位相を操作するべく、信号gU2,gV2,gW2を生成する。
図3に、PWM制御を行う領域と、矩形波制御を行う領域と、を示す。図示されるように、低回転速度領域から中回転速度領域まではPWM制御を行う領域であり、高回転速度領域は矩形波制御を行う領域である。PWM制御を行う領域と矩形波制御を行う領域との境界は、トルク指令値T*が大きいほど低回転速度側となる。高回転速度領域において、PWM制御から矩形波制御へ切り替えるのは、次の理由による。
第1実施形態では、図9に示すように、基準曲線(電流指令曲線CL)をd軸界磁弱め方向にシフトすることで、切り替え判定曲線CCを進角方向に補正する構成とした。これを変更し、図11に示すように、基準曲線をq軸界磁弱め方向にシフトすることで、切り替え判定曲線CCを進角方向に補正する構成としてもよい。
第1実施形態では、図9に示すように、基準曲線をd軸界磁弱め方向にシフトすることで、切り替え判定曲線を進角方向に補正する構成とした。これを変更し、図12に示すように、基準曲線に対して、係数を積算することで、切り替え判定曲線を進角方向に補正する構成としてもよい。具体的には、切り替え制御部43は、マップとして、基準曲線を構成するdq座標上の各点を記憶している。そこで、基準曲線を構成するdq座標上の各点のq成分に対し、1未満の係数を積算する。なお、基準曲線を構成するdq座標上の各点のd成分及びq成分のそれぞれに対し、係数を積算する構成としてもよい。
第4実施形態の切り替え制御部43は、第1実施形態における切り替え判定曲線CCの補正に加え、回転電機10の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、フィルタ処理における時定数を設定する。図13に、時定数の設定処理を示す。この処理は、切り替え制御部43によって、所定周期λごとに実施される。
・上記実施形態では、切り替え判定曲線CCを進角方向に補正する構成としたが、これを変更し、フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正する構成としてもよい。
Claims (18)
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記回転電機の回転速度の単位時間当たりの減少量に基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記インバータ装置の入力電圧の単位時間当たりの増加量に基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記インバータ装置の入力電圧の単位時間当たりの増加量に基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記回転電機の出力トルクの単位時間当たりの減少量に基づいて、第1補正値を算出し、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記回転電機の回転速度の単位時間当たりの減少量に基づいて、第2補正値を算出し、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記インバータ装置の入力電圧の単位時間当たりの増加量に基づいて、第3補正値を算出し、さらに、前記第1〜第3補正値のうち最大のものに基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の出力トルクの単位時間当たりの減少量に基づいて、第1補正値を算出し、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記回転電機の回転速度の単位時間当たりの減少量に基づいて、第2補正値を算出し、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記インバータ装置の入力電圧の単位時間当たりの増加量に基づいて、第3補正値を算出し、さらに、前記第1〜第3補正値のうち最大のものに基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記第1制御部は、dq座標系において、電力損失が最小となる電流指令曲線上の点を電流指令値として設定し、前記電流指令値と、前記出力電流の検出値とのd軸成分の偏差及びq軸成分の偏差に基づいて、前記基本波を設定し、
前記切り替え制御部は、前記電流指令曲線に基づいて、前記基準曲線を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。 - インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記第1制御部は、dq座標系において、電力損失が最小となる電流指令曲線上の点を電流指令値として設定し、前記電流指令値と、前記出力電流の検出値とのd軸成分の偏差及びq軸成分の偏差に基づいて、前記基本波を設定し、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、前記電流指令曲線に基づいて、所定の基準曲線を設定し、この基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記電流指令曲線を、前記基準曲線として設定することを特徴とする請求項6又は7に記載の制御装置。
- 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、所定の基準曲線をd軸弱め界磁方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、所定の基準曲線をd軸弱め界磁方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、所定の基準曲線をq軸弱め界磁方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、所定の基準曲線をq軸弱め界磁方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて係数を算出し、その係数を前記基準曲線に積算して進角方向に補正することで、前記切り替え判定曲線を設定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて係数を算出し、その係数を所定の基準曲線に積算して進角方向に補正することで、前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする制御装置。 - 前記フィルタ処理部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、前記フィルタ処理における時定数を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、
dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施するとともに、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正し、
前記フィルタ処理部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、前記フィルタ処理における時定数を設定することを特徴とすることを特徴とする制御装置。 - 前記切り替え制御部は、前記動作状態の単位時間当たりの変化量として、前記回転電機の出力トルクの単位時間当たりの減少量に基づいて、所定の基準曲線を進角方向に補正することで前記切り替え判定曲線を設定する、又は、前記フィルタ処理された出力電流を遅角方向に補正することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の制御装置。
- インバータ装置(20)から回転電機(10)に対して出力される出力電圧を調整することで、前記回転電機の制御を行う回転電機の制御装置(40)であって、
前記回転電機の出力トルクを指令するトルク指令値及び前記インバータ装置から回転電機に出力される出力電流に基づいて、前記出力電圧の指令値として正弦波状の基本波を設定し、前記基本波と搬送波との比較に基づいて、前記出力電圧を調整する制御であるパルス幅変調制御を実施する第1制御部(41)と、
前記出力トルクと前記トルク指令値との偏差に基づいて、前記出力電圧の波形を調整する制御であるトルクフィードバック制御を実施する第2制御部(42)と、
前記第1制御部によるパルス幅変調制御と、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御との切り替え制御を行う切り替え制御部(43)と、
前記インバータ装置から前記回転電機に対して出力される出力電流の検出値を取得し、複数の前記出力電流の検出値に対して、高調波成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ処理部(43)と、を備え、
前記切り替え制御部は、dq座標系において、前記フィルタ処理部によりフィルタ処理された前記出力電流の検出値と、切り替え判定曲線とを比較し、前記フィルタ処理された出力電流の検出値が、前記切り替え判定曲線より遅角側となっている場合に、前記第2制御部によるトルクフィードバック制御から、前記第1制御部によるパルス幅変調制御への制御の切り替えを実施し、
前記フィルタ処理部は、前記回転電機の動作状態の単位時間当たりの変化量に基づいて、前記フィルタ処理における時定数を設定することを特徴とする制御装置。
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