JP6456747B2 - ポリビニルアセタールを含有する積層体 - Google Patents
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ラス等を制限なく使用できる。これらは無色または有色のいずれであってもよい。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、ガラスの厚さは特に限定されないが、通常、100mm以下であることが好ましい。
還流冷却器、温度計、イカリ型攪拌翼を備えた5リットルガラス容器に、イオン交換水4050g、ポリビニルアルコール(PVA−1:粘度平均重合度1700、けん化度99モル%)330gを仕込み、95℃に昇温してポリビニルアルコールを完全に溶解させた。得られた溶液を160rpmで攪拌下、10℃まで約30分かけて徐々に冷却後、ブチルアルデヒド189gおよび20%塩酸水溶液200mLを添加し、ブチラール化反応を50分間行った。その後、60分かけて65℃まで昇温し、65℃にて120分間保持した後、室温まで冷却した。得られた樹脂をイオン交換水で洗浄後、水酸化ナトリウム水溶液を添加して残存する酸を中和し、さらに過剰のイオン交換水で洗浄、乾燥してポリビニルブチラール(PVB−1)を得た。得られたPVB−1のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量はJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドの使用量を194gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−2を得た。PVB−2のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドの使用量を200gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−3を得た。PVB−3のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドの使用量を205gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−4を得た。PVB−4のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドの使用量を216gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−5を得た。PVB−5のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドの使用量を179gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−6を得た。PVB−6のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
PVA−1をPVA−2(粘度平均重合度1000、けん化度99モル%)330gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVB−7を得た。PVB−7のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
ブチルアルデヒドを、ペンチルアルデヒド226gに変更した以外は製造例1と同様にしてPVP−1を得た。PVP−1のアセタール化度、ビニルエステル単位量および平均残存水酸基量をJIS K 6728に基づいて測定した。測定結果を表1に示す。
PVB−1を100質量部、可塑剤としてトリエチレングリコールジ2−エチルヘキサノエート40質量部を、ラボプラストミル(株式会社東洋精機製作所社製20R200)を使用して150℃で5分間溶融混錬し、得られた組成物を、熱プレス機(株式会社神藤金属工業社製SFA−37)を用いて、150℃、50kgf/cm2で10分間プレスして保護層a、保護層c(いずれも厚さ0.2mm)を作製した。またPVB−1を100質量部、可塑剤としてトリエチレングリコールジ2−エチルヘキサノエート65質量部を、ラボプラストミルを使用して150℃で5分間溶融混錬し、得られた組成物を熱プレスで150℃、50kgf/cm2で10分プレスして内層b(厚さ0.4mm)を作製した。保護層a、内層b、保護層cをこの順に重ね、熱プレス機で30℃、100kgf/cm2、30分間プレスして積層体−1(厚さ0.8mm)を得た。
積層体−1について、それぞれの層から可塑剤の量を測定するためのサンプルを採取して重DMSOに溶解し(内部標準TMS)、FT−NMR(日本電子株式会社製JMTC−400/54/SS)を使用して1H−NMRにより各層に含まれる可塑剤の量を測定した。測定した可塑剤の量をもとに、保護層a、内層bおよび保護層cに含まれるポリビニルアセタールの合計量を100質量部としたとき、保護層a、内層bおよび保護層cに含まれる可塑剤の合計量を算出した。算出した可塑剤の合計量を表4に示す。
10cm×3cmに切断した積層体−1を2枚重ね、その上に5.5kgのおもりを載せて、約54N/30cm2の荷重をかけ、5℃で24時間保持した。24時間後、おもりを取り除いて23℃、50%RHで24時間調湿後、オートグラフ(株式会社島津製作所社製AG−IS)を使用し、100mm/分でT字剥離試験を実施して、積層体−1の自着力を求めた。
10cm×1cmに切断した積層体−1を23℃、50%RHで24時間調湿後、100mm/分で引張試験を行い、5%伸張時の応力(初期5%伸張時応力)を求めたところ、3.4N/8mm2であり、取扱い性に優れるものであった。また、10cm×1cmに切断した積層体−1を5℃で30日間静置した後、100mm/分で引っ張り試験を行い、5%伸張時の応力(30日後5%伸張時応力)を求めたところ、0.7N/8mm2であり、取扱い性に問題があった。初期5%伸張時応力が高いものは取扱い性に優れる傾向があり、初期5%伸張時応力と30日後5%伸張時応力の差が少ないものは、室温での保管性に優れるので好適である。
積層体−1を2枚のPETフィルムで挟み、50℃で15日間熱処理した後、保護層aに含まれる可塑剤の保護層aに含まれるポリビニルアセタール(a)100質量部に対する量、また保護層cに含まれる可塑剤量の保護層cに含まれるポリビニルアセタール(c)100質量部に対する量を評価した。評価のために、保護層aまたは保護層cにおける可塑剤の量を、熱処理前および熱処理後のそれぞれの時点で1H−NMRによって測定し、保護層aまたは保護層cにおける熱処理後の可塑剤の量から、熱処理前の可塑剤の量を差し引いて、可塑剤の変化量を算出した。保護層aまたは保護層cにおける可塑剤の変化量の算出結果を表9に示す。
積層体−1を23℃、50%で4週間保管し、可塑剤のブリードの有無を調べた。可塑剤のブリードの有無は、積層体‐1の表面をティッシュペーパーで軽くふき取り、ティッシュペーパーに可塑剤が付着するかどうかで確認した。可塑剤のブリードの有無の評価結果を表9に示す。
積層体−1を20〜23℃、20〜23%RHで24時間調湿後、フロートガラス2枚に挟んでバキュームバックの中で仮圧着、オートクレーブで140℃、1.2MPa、60分熱処理して合わせガラス−1を得た。
合わせガラスのヘイズは、JIS K 7136に基づいて測定した。合わせガラスのヘイズの測定結果は表9に示す。
合わせガラス−1を2.5cm×30cmの大きさに切断し、25℃または40℃雰囲気下で加振機(EMIC社製、小型振動発生機512−A)により加振し、その際の周波数応答関数をFFTアナライザー(小野測器社製、DS−2100)にて検出し、サーボ解析ソフト(小野測器社製、DS−0242)を使用して3000Hzにおける損失係数を算出した。損失係数は、以下の基準により評価した。損失係数の評価結果は表9に示す。
A:0.2以上
B:0.15以上0.2未満
C:0.1以上0.15未満
D:0.1未満
積層体−1を、ラボプラストミルを使用して150℃、5分間溶融混錬し、得られた組成物を、熱プレス機を用いて、150℃、50kgf/cm2で10分間プレスして、リサイクルシート−1を作製した。作製したリサイクルシート−1を、20〜23℃、20〜23%RHで24時間調湿後、フロートガラス2枚に挟んでバキュームバックの中で仮圧着し、オートクレーブで140℃、12MPa、60分熱処理してリサイクルシート使用合わせガラス−1を得た。得られたリサイクルシート使用合わせガラス−1のヘイズの測定結果は表9に示す。
保護層a、内層b、保護層cを表3〜表8に記載した組成に変更した以外は実施例1と同様に、積層体を作製して各種物性評価を行った。物性評価の結果を表9〜表11に示す。なお、比較例1〜6は積層体ではなく、表7の保護層aの欄に記載した組成で単層シートを作製して各種物性評価を行った。また、表5および表6において、PEs−1〜PEs−3、PE−1〜PE−3は、それぞれ表2に記載した化合物である。
Claims (15)
- 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
Ha+Aa=95.0〜100.0、Hb+Ab=95.0〜100.0、Hc+Ac=95.0〜100.0であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層された積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層され、
保護層a、内層bおよび保護層cに含まれるポリビニルアセタールの合計量を100質量部としたとき、保護層a、内層bおよび保護層cに含まれる可塑剤の合計量が43質量部以上である、積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層され、
50℃で15日間熱処理した後の保護層aに含まれる可塑剤の量が、熱処理前の保護層aに含まれる可塑剤の量以上であり、50℃で15日間熱処理した後の保護層cに含まれる可塑剤の量が、熱処理前の保護層cに含まれる可塑剤の量以上である、積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層され、
保護層aの厚さと保護層cの厚さの和が、内層bの厚さの3倍よりも小さい、積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層され、
内層bに含まれる可塑剤の水酸基価が30〜450mgKOH/gである、積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層され、
内層bに含まれる可塑剤の5〜100質量%が水酸基を有する化合物である、積層体。 - 平均残存水酸基量がHaモル%であり、アセタール化度がAaモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPaであるポリビニルアセタール(a)100質量部と可塑剤Xa質量部を含む保護層aと、
平均残存水酸基量がHbモル%であり、アセタール化度がAbモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPbであるポリビニルアセタール(b)100質量部と可塑剤Xb質量部を含む内層bと、
平均残存水酸基量がHcモル%であり、アセタール化度がAcモル%であり、原料ポリビニルアルコールの粘度平均重合度がPcであるポリビニルアセタール(c)100質量部と可塑剤Xc質量部を含む保護層cとを含み、
Pa、PbおよびPcのいずれもが1100以上であり、
Ha−Hb=−5.0〜5.0、Hc−Hb=−5.0〜5.0であり、
Xa=0〜120、Xb=20〜150、Xc=0〜120、
Xb−Xa≧10、Xb−Xc≧10であり、
Aa=67.0〜85.0モル%、Ab=67.0〜85.0モル%、Ac=67.0〜85.0モル%であり、
保護層aと保護層cとの間に内層bが積層された積層体であって、
当該積層体を2枚のガラスに挟んで仮接着後、100〜150℃、1.0〜1.3MPaで10〜120分間オートクレーブで処理して作製した合わせガラスにおいて、25℃または40℃における損失係数が0.15以上となる、積層体。 - Ha=15.0〜33.0、Hb=15.0〜33.0、Hc=15.0〜33.0である、請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。
- Aa−Ab=−5.0〜5.0、Ac−Ab=−5.0〜5.0である、請求項1〜8のいずれかに記載の積層体。
- ポリビニルアセタール(a)が炭素数Na個のアルデヒドを原料とし、ポリビニルアセタール(b)が炭素数Nb個のアルデヒドを原料とし、ポリビニルアセタール(c)が炭素数Nc個のアルデヒドを原料とするものであって、Na−Nb=−2〜2、Nc−Nb=−2〜2である、請求項1〜9のいずれかに記載の積層体。
- Na、NbおよびNcがいずれも2〜5である、請求項10に記載の積層体。
- 保護層aの厚さが0.01〜0.5mmであり、内層bの厚さが0.05〜1.5mmであり、保護層c層の厚さが0.01〜0.5mmである、請求項1〜11のいずれかに記載の積層体。
- 厚さが0.2〜2.0mmである、請求項1〜12のいずれかに記載の積層体。
- 可塑剤の5〜100質量%が、分子量360以上の化合物である、請求項1〜13のいずれかに記載の積層体。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の積層体を2枚のガラスに挟んで得られる合わせガラス。
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