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JP6444689B2 - 建物ユニット - Google Patents

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JP6444689B2
JP6444689B2 JP2014212203A JP2014212203A JP6444689B2 JP 6444689 B2 JP6444689 B2 JP 6444689B2 JP 2014212203 A JP2014212203 A JP 2014212203A JP 2014212203 A JP2014212203 A JP 2014212203A JP 6444689 B2 JP6444689 B2 JP 6444689B2
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Description

本発明は、三角柱型の建物ユニットに関する。
従来、住宅等の建物の下階コーナー部に、玄関やガレージ、テラス等として利用されるピロティ等の開放空間が設けられる場合があった。建物に当該ピロティ等の開放空間を設ける方法として、例えば、箱形の建物ユニットのフレーム内をピロティ等の開放空間とする方式が採用されている(特許文献1参照)。
すなわち、箱形の建物本体の下階コーナー部に凹み状の開放空間を形成しようとする場合に、その部分の建物ユニットを省略してしまうと、直上に位置するバルコニーや部屋、屋根等の直上部を支持できず、建物全体の強度に影響する。ところが、上述のように建物ユニットのフレーム内をピロティ等の開放空間として利用すれば、通常の箱形に並んだユニット構成を崩さずに済み、建物全体の強度にはほとんど影響を与えないという利点がある。
また、略直方体状の建物ユニットを四つ、各建物ユニットそれぞれに定めた一箇所の柱省略コーナー部同士を突き合せて配置し、四つの建物ユニット間に亘る柱無しの大空間を形成するとともに、隣り合う建物ユニット間に補強梁を設けて建物全体を補強するユニット式建物が知られている(特許文献2参照)。
特開平08−128110号公報 特開2002−054236号公報
ところで、建物ユニット内をピロティ等の開放空間として利用した場合には、建物ユニットを構成する柱が見えてしまい、開放感や景観性を考慮すると、当該柱を省略したいという要望があった。
そこで、特許文献2に記載のような柱省略コーナー部を備えた建物ユニットを利用することが考えられる。ところが、ユニット式建物の外周に沿って補強梁を取り付けることは容易ではないし、柱を省略してしまうと、直上に位置する部屋やバルコニー等の直上部を支持することが困難になってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載のように、ユニット式建物の内部に柱無しの大空間を形成するに当たっては、各建物ユニットをそれぞれの柱省略コーナー部同士を突き合せた後、現場で、各建物ユニットと補強梁とを連結しなければならない。さらに補強梁は、建物ユニットを構成するその他の梁材とは異なる特殊な形状となっている。そのため、補強梁を製造するための手間やコストがかかったり、現場で補強梁の施工を行う手間がかかったりする場合がある。
以上の点を鑑みると、建物ユニットの一本の柱を省略し、ユニット式建物の外観を変化させたり、ユニット式建物の内部空間を拡張させたりしたいという要望があるものの、柱を省略した建物ユニットを採用するためには、補強梁もセットで採用しなければならない。しかしながら、補強梁もセットで採用するとなると、コストや施工手間の面で、柱を省略した建物ユニットを容易には採用しにくかった。
本発明が解決しようとする課題は、ユニット式建物を構築するに当たって容易に柱を省略することが可能な建物ユニットを提供することである。
請求項1に記載の発明は、図1〜図12に示すように、ユニット工法により建設される建物50に利用される建物ユニットであって、直角三角形の直角な角の位置に立てられた第一柱11と、前記直角三角形の鋭角な2つの角の位置にそれぞれ立てられた第二柱12及び第三柱13と、前記第一柱11の下端部と前記第二柱12の下端部との間に架け渡されて、前記第一柱11の下端部及び前記第二柱12の下端部に剛結合された第一床梁21と、前記第一柱11の下端部と前記第三柱13の下端部との間に架け渡されて、前記第一柱11の下端部及び前記第三柱13の下端部に剛結合された第二床梁22と、前記第一柱11の上端部と前記第二柱12の上端部との間に架け渡されて、前記第一柱11の上端部及び前記第二柱12の上端部に剛結合された第一天井梁31と、前記第一柱11の上端部と前記第三柱13の上端部との間に架け渡されて、前記第一柱11の上端部及び前記第三柱13の上端部に剛結合された第二天井梁32と、前記第二柱12と前記第三柱13との間に架け渡されて、前記第二柱12及び前記第三柱13にピン結合された斜辺天井梁33と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第一床梁21が第一柱11の下端部及び第二柱12の下端部に剛結合され、第一天井梁31が第一柱11の上端部及び第二柱12の上端部に剛結合されることによって、矩形枠状のラーメン構造が構成される。第二床梁22が第一柱11の下端部及び第三柱13の下端部に剛結合され、第二天井梁32が第一柱11の上端部及び第三柱13の上端部に剛結合されることによって、矩形枠状のラーメン構造が構成される。これらラーメン構造は第一柱11を共有しており、上から見ると、L字型のラーメン構造が構成される。そのようなL字型ラーメン構造の第二柱12及び第三柱13に斜辺天井梁33がピン結合されているので、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。そのため、この建物ユニットを用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
換言すれば、建物ユニットは、それ自体で構造体として成立することになるので、ユニット式建物の中の様々な箇所に適用させることができる。これによって、例えばユニット式建物の外観を変化させたり、補強梁を用いずとも建物内部に大空間を形成できたりする等、略直方体状に形成された通常の建物ユニットでは実現しにくい構成のユニット式建物を構築することができる。
さらに、請求項1に記載の発明は、前記斜辺天井梁33が前記第一天井梁31及び前記第二天井梁32から下にずれて配置されて、
前記建物ユニットの上に上階の建物ユニットが設置されて、前記上階の建物ユニットは、上階側第一床梁21と、上階側第二床梁22と、上階側斜辺床梁23と、を備え、
前記上階側斜辺床梁23が前記上階側第一床梁21及び前記上階側第二床梁22よりも低い位置に設置されており、
前記上階側斜辺床梁23と交差するように当該斜辺床梁23の上に根太41が、前記上階側第一床梁21及び前記上階側第二床梁22から上に突き出ないように配置されている
ことを特徴とする。
このように、斜辺天井梁33が第一天井梁31及び第二天井梁32から下にずれて配置されているので、この建物ユニットの上に上階の建物ユニットを設置して、上階の建物ユニットの斜辺床梁23を上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22よりも低い位置に設置しても、その上階の建物ユニットの斜辺床梁23が下階の建物ユニットの斜辺天井梁33に干渉しない。そのため、図11に示すように、根太41を上階の建物ユニットの斜辺床梁23と交差するように斜辺床梁23の上に配置しても、根太41が上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22から上に突き出ないようにすることができる。そのため、上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22の上に床材を設置して、その床材が根太41に確実に支えられる。
また、請求項1に記載の発明は、前記第一天井梁31と前記斜辺天井梁33との間に架け渡された補助天井梁34(又は35)を更に備えることを特徴とする。
このように、補助天井梁34(又は35)が第一天井梁31と斜辺天井梁33との間に架け渡されているので、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。
そして、請求項1に記載の発明は、前記補助天井梁34(又は35)が前記第一天井梁31及び前記第二天井梁32から下にずれて配置されていることを特徴とする。
このように、補助天井梁34(又は35)が第一天井梁31及び第二天井梁32から下にずれた位置に配置されているので、この建物ユニットの上に上階の建物ユニットを設置して、上階の建物ユニットの斜辺床梁23を上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22よりも低い位置に設置しても、その上階の建物ユニットの斜辺床梁23が下階の建物ユニットの補助天井梁34(又は35)に干渉しない。よって、根太41を上階の建物ユニットの斜辺床梁23と交差するように斜辺床梁23の上に配置して、根太41が上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22から上に突き出ないようにすることができる。そのため、上階の建物ユニットの第一床梁21及び第二床梁22の上に床材を設置して、その床材が根太41に確実に支えられる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物ユニットであって、前記斜辺天井梁33が前記第二柱12の上端部と前記第三柱13の上端部との間に架け渡されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の建物ユニットであって、前記第一天井梁31が前記第二天井梁32よりも長いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の建物ユニットであって、前記斜辺天井梁33の下方において前記第二柱12と前記第三柱13との間に架け渡されて、前記第二柱12及び前記第三柱13にピン結合された斜辺床梁23を更に備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、斜辺床梁23が第二柱12及び第二柱12にピン結合されているので、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物ユニットであって、前記斜辺床梁23が前記第二柱12の下端部と前記第三柱13の下端部との間に架け渡されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物ユニットであって、前記斜辺床梁23が前記第一床梁21及び前記第二床梁22から下にずれて配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、斜辺床梁23が第一床梁21及び第二床梁22から下
にずれて配置されているため、根太41を斜辺床梁23と交差するように斜辺床梁23の上に配置しても、根太41が第一床梁21及び第二床梁22から上に突き出ないようにすることができる。そのため、第一床梁21及び第二床梁22の上に床材を設置して、その床材が根太41に確実に支えられる。
請求項に記載の発明は、請求項からの何れか一項に記載の建物ユニットであって、前記第一床梁21と前記斜辺床梁23との間に架け渡された補助床梁24(又は25)を更に備え、前記第一床梁21が前記第二床梁22よりも長いことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、補助床梁24(又は25)が第一床梁21と斜辺床梁23との間に架け渡されているので、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物ユニットであって、前記補助床梁24(又は25)が前記第一床梁21及び前記第二床梁22から下にずれて配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、補助床梁24(又は25)が第一床梁21及び第二床梁22から下にずれて配置されているため、根太41を補助床梁24(又は25)と交差するように補助床梁24(又は25)の上に配置しても、根太41が第一床梁21及び第二床梁22から上に突き出ないようにすることができる。そのため、第一床梁21及び第二床梁22の上に床材を設置して、その床材が根太41に確実に支えられる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8の何れか一項に記載の建物ユニットであって、前記上階の建物ユニットは、上階側第一柱11、上階側第二柱12及び上階側第三柱13と、を備え、下階側の前記第一柱11、第二柱12及び第三柱13の上に、前記上階側第一柱11、上階側第二柱12及び上階側第三柱13が一直線上にそれぞれ揃えて連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、建物ユニット自体の構造的な強度を向上させることができる。そのため、この建物ユニットを用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。このような建物ユニットを用いてユニット工法によってユニット式建物を構築すれば、直方体型の建物ユニットだけでは実現しにくい形状のユニット式建物を構築することができる。
第1実施形態の建物ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態の建物ユニットを示す斜視図である。 第3実施形態の建物ユニットを示す斜視図である。 第4実施形態の建物ユニットを示す斜視図である。 第4実施形態の変形例の建物ユニットを示す斜視図である。 第5実施形態の建物ユニットを示す斜視図である。 第5実施形態の第一変形例の建物ユニットの第一変形例を示す斜視図である。 第5実施形態の第二変形例の建物ユニットを示す斜視図である。 第5実施形態の第三変形例の建物ユニットを示す斜視図である。 第5実施形態の第四変形例の建物ユニットを示し斜視図である。 第5実施形態の二体の建物ユニットを上下に組み合わせた状態を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例の建物ユニットを示し斜視図である。 第1実施形態の建物ユニットと直方体型建物ユニットを用いたユニット式建物の概略断面図である。 同ユニット式建物の一階の平面図である。 同ユニット式建物の二階の平面図である。 直方体型建物ユニットの斜視図である。 第1実施形態の建物ユニットと直方体型建物ユニットを用いたユニット式建物の概略平面図である。 第1実施形態の建物ユニットと直方体型建物ユニットを用いたユニット式建物の概略平面図である。 第1実施形態の建物ユニットを用いたユニット式建物の概略斜視図である。 第1実施形態の建物ユニットを用いたユニット式建物の概略平面図である。 第1実施形態の建物ユニットを用いたユニット式建物の概略斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、建物ユニット(単位骨組み)1の斜視図である。この建物ユニット1は不等辺直角三角柱型に骨組みされたものである。この建物ユニット1はユニット工法により建設されるユニット式建物に利用され、一棟のユニット式建物に利用される建物ユニット1の数は1又は2以上である。ユニット式建物には、建物ユニット1の他に、四本の柱、四本の床梁及び四本の天井梁を直方体状に骨組みすることによって得られた通常の直方体型建物ユニットも利用される。
ユニット工法によりユニット式建物を建設するに際しては、複数の直方体型建物ユニットを基礎の上に格子状に並べて、これら直方体型建物ユニットを連結することによって、ユニット式建物の一階を構築する。必要に応じて、一体又は二体以上の建物ユニット1を一階の直方体型建物ユニットの配列に追加する。ユニット式建物が二階建てである場合には、配列された複数の直方体型建物ユニットの上に複数の直方体型建物ユニットを格子状に並べて、一階の直方体型建物ユニットと二階の直方体型建物ユニットを連結するとともに、二階の直方体型建物ユニットの隣り同士も連結する。必要に応じて、一体又は二体以上の建物ユニット1を二階の直方体型建物ユニットの配列に追加する。ユニット式建物が三階建て以上である場合も、同様である。なお、必要に応じて、外装材が直方体型建物ユニットに取り付けられている。
建物ユニット1は主にユニット式建物の一階に利用される。特に、建物ユニット1はユニット式建物の一階のピロティに利用される。なお、必要に応じて、外装材が建物ユニット1に取り付けられている。
建物ユニット1は、第一柱11、第二柱12、第三柱13、長辺床梁(第一床梁)21、短辺床梁(第二床梁)22、長辺天井梁(第一天井梁)31、短辺天井梁(第二天井梁)32及び斜辺天井梁33を備える。
柱11〜13は角筒状に形成されており、床梁21,22及び天井梁31〜33は断面コ字状に形成された所謂溝形鋼である。なお、床梁21,22及び天井梁31〜33が角筒状に形成されていてもよい。
柱11,12,13の長さは互いに等しい。長辺床梁21及び長辺天井梁31の長さが互いに等しい。短辺床梁22及び短辺天井梁32の長さが互いに等しい。長辺床梁21及び長辺天井梁31は短辺床梁22及び短辺天井梁32よりも長い。ここで、柱11,12,13は直方体型建物ユニットの柱の長さに等しく、梁21,31の長さは直方体型建物ユニットの四本の床梁及び四本の天井梁のうち長いほうの二本の床梁及び二本の天井梁の長さに等しく、梁22,32の長さは直方体型建物ユニットの四本の床梁及び四本の天井梁のうち短いほうの二本の床梁及び二本の天井梁の長さに等しい。
第一柱11、第二柱12、長辺床梁21及び長辺天井梁31が直角四角形枠状に骨組みされることによって、直角四角形型のラーメン構造2が構築される。第一柱11、第三柱13、短辺床梁22及び長辺天井梁32が直角四角形枠状に骨組みされることによって、直角四角形型のラーメン構造3が構築される。それらのラーメン構造2,3は第一柱11を共有しており、それらラーメン構造2,3の組み合わせのラーメン構造は上又は下から見てL字型に形作られている。
第一柱11は、水平面に沿う不等辺直角三角形の直角な角の位置において立てられた状態に設けられている。第二柱12は、その不等辺直角三角形の小さい鋭角な角の位置において立てられた状態に設けられている。第三柱13は、その不等辺直角三角形の大きい鋭角な角において立てられた状態に設けられている。
長辺床梁21の一端部が第一柱11の下端部に剛結合され、長辺床梁21の他端部が第二柱12の下端部に剛結合され、長辺床梁21が柱11,12の下端部間に架け渡されている。長辺天井梁31の一端部が第一柱11の上端部に剛結合され、長辺天井梁32の他端部が第二柱12の上端部に剛結合され、長辺天井梁32が柱11,12の上端部間に架け渡されている。
短辺床梁22の一端部が第一柱11の下端部に剛結合され、短辺床梁22の他端部が第三柱13の下端部に剛結合され、この短辺床梁22が柱11,13の下端部間に架け渡されている。短辺天井梁32の一端部が第一柱11の上端部に剛結合され、短辺天井梁32の他端部が第三柱13の上端部に剛結合され、この短辺天井梁32が柱11,13の上端部間に架け渡されている。
上述の剛結合としては例えば溶接である。溶接以外の接合法によって剛結合を実現してもよい。
斜辺天井梁33の一端部が第二柱12の上端部にピン結合され、斜辺天井梁33の他端部が第三柱13の上端部にピン結合され、斜辺天井梁33が柱12,13の上端部間に架け渡されている。斜辺天井梁33は梁21,22,31,32,33の中で最も長い。
第一柱11、第二柱12、第三柱13、長辺床梁21、短辺床梁22、長辺天井梁31、短辺天井梁32及び斜辺天井梁33の端部をブラケットによって連結してもよいし、直接連結してもよい。
以上のように、梁21,31と柱11,12の剛結合によって矩形枠状のラーメン構造2が構成され、梁22,32と柱11,13の剛結合によって矩形枠状のラーメン構造3が構成される。これらラーメン構造2,3は第一柱11を共有しており、上から見ると、L字型のラーメン構造が構成される。そのようなL字型ラーメン構造の第二柱12及び第三柱13に斜辺天井梁33がピン結合されているので、建物ユニット1自体の構造的な強度を向上させることができる。そのため、この建物ユニット1を用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
換言すれば、建物ユニット1は、それ自体で構造体として成立することになるので、ユニット式建物の中の様々な箇所に適用させることができる。これによって、例えばユニット式建物の外観を変化させたり、補強梁を用いずとも建物内部に大空間を形成できたりする等、略直方体状に形成された通常の建物ユニットでは実現しにくい構成のユニット式建物を構築することができる。
〔第2の実施の形態〕
図2は建物ユニット1Aの斜視図である。図2に示す建物ユニット1Aと図1に示す建物ユニット1との間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。建物ユニット1Aは、建物ユニット1の構成要素のほかに、溝形鋼からなる斜辺床梁23を更に有する。斜辺床梁23の一端部が第二柱12の下端部にピン結合され、斜辺床梁23の他端部が第三柱13の下端部にピン結合され、斜辺床梁23が柱12,13の下端部間に架け渡されている。建物ユニット1Aは、建物ユニット1に斜辺床梁23を追加したことを除いて、建物ユニット1と同様に設けられている。
この建物ユニット1Aは、ピン結合された床梁23を建物ユニット1に追加したものである。そのため、この建物ユニット1Aの構造的な強度が高い。従って、この建物ユニット1Aを用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
〔第3の実施の形態〕
図3は建物ユニット1Bの斜視図である。図3は建物ユニット1Bの斜視図である。図3に示す建物ユニット1Bと図1に示す建物ユニット1との間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。建物ユニット1Bは、建物ユニット1の構成要素のほかに、溝形鋼からなる補助天井梁34,35を更に有する。補助天井梁34,35の一端部が長辺天井梁31に接合され、補助天井梁34,45の他端部が斜辺天井梁33に接合され、補助天井梁34,35が天井梁31,33間に架け渡されている。上から見て、補助天井梁34,35は斜辺天井梁33に対して垂直であり、補助天井梁34,35が互いに平行である。補助天井梁34,35と長辺天井梁31の接合は剛結合又はピン結合であり、補助天井梁34,35と斜辺天井梁33の接合についても同様である。建物ユニット1Bは、建物ユニット1に補助天井梁34,35を追加したことを除いて、建物ユニット1と同様に設けられている。
なお、補助天井梁の数が1本でもよいし、3本以上でもよい。
この建物ユニット1Bは、補助天井梁34,35を建物ユニット1に追加したものである。そのため、この建物ユニット1Bの構造的な強度が高い。従って、この建物ユニット1Bを用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
〔第4の実施の形態〕
図4は建物ユニット1Cの斜視図である。図4に示す建物ユニット1Cと図3に示す建物ユニット1Bとの間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。建物ユニット1Cは、建物ユニット1Bの構成要素のほかに、溝形鋼からなる斜辺床梁23及び補助床梁24,25を更に有する。この建物ユニット1Cの斜辺床梁23は図2に示す建物ユニット1Aの斜辺床梁23と同様に設けられ、建物ユニット1Cの斜辺床梁23の両端部がピン結合によって柱12,13の下端部に連結されている。
補助床梁24,25の一端部が長辺床梁21に接合され、補助床梁24,25の他端部が斜辺床梁23に接合され、補助床梁24,25が梁21,23間に架け渡されている。上から見て、補助床梁24,25は斜辺天井梁33に対して垂直であり、補助床梁24,25が互いに平行である。補助床梁24,25と長辺床梁21の接合は剛結合又はピン結合であり、補助床梁24,25と斜辺床梁23の接合についても同様である。
建物ユニット1Cは、建物ユニット1Bに斜辺床梁23及び補助床梁24,25を追加したことを除いて、建物ユニット1Bと同様に設けられている。
なお、補助床梁の数が1本でもよいし、3本以上でもよい。また、補助天井梁34,35を設けた上で、補助床梁24,25を省略してもよいし(図5に示す建物ユニット1D参照)、逆に補助天井梁34,35を省略した上で、補助床梁24,25を設けてもよい。
この建物ユニット1Cは斜辺床梁23、補助床梁24,25及び補助天井梁34,35を採用したものであるので、この建物ユニット1Cの構造的な強度が高い。そのため、この建物ユニット1Cを用いたユニット式建物を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
〔第5の実施の形態〕
図6は、図1に示す建物ユニット1の一部を変更することで得られる建物ユニット1Eの斜視図である。図6に示す建物ユニット1Eと図1に示す建物ユニット1との間で互いに対応する構成要素には同一の符号を付す。図1に示す建物ユニット1では、斜辺天井梁33の高さが天井梁31,32の高さに揃っていた。それに対して、図6に示す建物ユニット1Eでは、斜辺天井梁33が天井梁31,32よりも下にずれて配置され、斜辺天井梁33が天井梁31,32よりも低い位置において柱12,13の上部を連結する。斜辺天井梁33の上面と天井梁31,32の上面との段差は、床材を支持する根太の厚さ以上であることが好ましい。
図7は、図2に示す建物ユニット1Aの一部を変更することで得られる建物ユニット1Fの斜視図である。図7に示す建物ユニット1Fと図2に示す建物ユニット1Aとの間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。図7に示す建物ユニット1Fでは、斜辺天井梁33に加えて斜辺床梁23も床梁21,22よりも下にずれて配置され、斜辺床梁23が床梁21,22よりも低い位置において柱12,13を連結する。
図8は、図3に示す建物ユニット1Bの一部を変更することで得られる建物ユニット1Gの斜視図である。図8に示す建物ユニット1Gと図2に示す建物ユニット1Bとの間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。図8に示す建物ユニット1Gでは、斜辺天井梁33に加えて補助天井梁34,35も天井梁31,32よりも下にずれて配置されている。
図9は、図4に示す建物ユニット1Cの一部を変更することで得られる建物ユニット1Hの斜視図である。図9に示す建物ユニット1Hと図4に示す建物ユニット1Cとの間で互いに対応する構成要素には、同一の符号を付す。図9に示す建物ユニット1Hでは、斜辺天井梁33、補助天井梁34,35及び斜辺床梁23に加えて、補助床梁24,25も床梁21,22よりも下にずれて配置されている。なお、補助天井梁34,35を設けた上で、補助床梁24,25を省略してもよいし(図10に示す建物ユニット1I参照)、逆に補助天井梁34,35を省略した上で、補助床梁24,25を設けてもよい。
以上に、図6〜図9を参照して幾つかの形態について説明したが、他の形態も含めて、まとめると次の表のようになる。
Figure 0006444689
Figure 0006444689
上述の表の形態f〜形態sにおいて、斜辺床梁32及び補助床梁34,35を省略したものとしてもよい。また、上述の表の形態f〜形態sにおいて、斜辺床梁32を省略せずに、補助床梁34,35を省略してもよい。
以上のように斜辺床梁23、補助床梁24,25、斜辺天井梁33及び補助天井梁34,35を下にずらして配置することは、床材及び根太を建物ユニット1E〜建物ユニット1Hに取り付ける場合に有効的である。そのことについて以下に具体的に説明する。
図11に示すように、複数本の根太41,…を建物ユニット1Hに取り付ける場合には、次のようにする。まず、建物ユニット1Hを組み立てる。具体的には、長辺床梁21の両端部を柱11,12の下端部に剛結合し、長辺天井梁31の両端部を柱11,12の上端部に剛結合し、短辺床梁22の両端部を柱11,13の下端部に剛結合し、短辺天井梁32の両端部を柱11,13の上端部に剛結合する。斜辺床梁23を床梁21,22よりも低い位置に配置して、斜辺床梁23の両端部を柱12,13にピン結合する。補助床梁24,25を床梁21,22よりも低い位置に配置して、補助床梁24,25の両端部を梁21,23に接合する。補助天井梁34,35を天井梁31,32よりも低い位置に配置して、補助天井梁34,35の両端部を梁31,33に接合する。
次に、柱19、床梁28,29及び天井梁38,39を建物ユニット1Hに取り付けて、直方体型の骨組みを組み立てる。具体的には、床梁28の両端部を柱12,19の下端部に剛結合し、床梁29の下端部を柱13,19の下端部に剛結合し、天井梁38の両端部を柱12,19の上端部に剛結合し、天井梁39の下端部を柱13,19の上端部に剛結合する。ここで、床梁28及び天井梁38は床梁22及び天井梁32と長さが等しく、床梁29及び天井梁39は床梁21及び天井梁31と長さが等しい。
次に、補助床梁26,27を床梁21,22,28,29よりも低い位置に配置して、補助床梁26,27の両端部を床梁23,29に接合する。ここで、上から見て、補助床梁26,27を斜辺床梁23に対して垂直にし、補助床梁26と補助床梁24を一直線状に揃え、補助床梁27と補助床梁25を一直線状に揃える。
次に、根太41,…を短辺床梁22,28に対して平行にして、それら根太41,…を長辺床梁21と長辺床梁29との間に架け渡し、根太41,…の両端を長辺床梁21,29に接合する。斜辺床梁23及び補助床梁24,25,26,27が床梁21,22,28,29よりも低い位置に設けられているので、根太41,…を斜辺床梁23及び補助床梁24,25,26,27の上に配置し、根太41,…が床梁21,22,28,29の上面から上に突出しないようにすることができる。好ましくは、根太41,…の上面を床梁21,22,28,29の上面に揃える。
次に、床材を床梁21,22,28,29及び根太41,…の上に敷設する。根太41,…が床梁21,22,28,29の上面から上に突き出ていないので、床材を安定して床梁21,22,28,29及び根太41,…の上に設置することができる。
その後、柱19、床梁28,29及び天井梁38,39を取り付けた建物ユニット1Hを建物ユニット1Fの上に設置して、建物ユニット1Hと建物ユニット1Fを連結する。
建物ユニット1Hの上に建物ユニット1Fを設置するに際して、建物ユニット1Fの第一柱11と建物ユニット1Hの第一柱11を一直線状に揃える。建物ユニット1Fの第二柱12と建物ユニット1Hの第二柱12についても同様であり、建物ユニット1Fの第三柱13と建物ユニット1Hの第三柱13についても同様である。そのため、建物ユニット1Hの斜辺床梁23は建物ユニット1Fの斜辺天井梁33の上に重なる。ここで、建物ユニット1Fの斜辺天井梁33が天井梁31,32よりも低い位置に設けられているので、建物ユニット1Hの斜辺床梁23が床梁21,22よりも低い位置に設けられていても、建物ユニット1Fの斜辺天井梁33と建物ユニット1Hの斜辺床梁23が干渉し合わない。
柱19、床梁28,29及び天井梁38,39を取り付けた建物ユニット1Hと建物ユニット1Fの組み合わせはユニット式建物に利用され、建物ユニット1Fがユニット式建物の一階の一部を構成し、建物ユニット1H、柱19、床梁28,29及び天井梁38,39が二階の一部を構成する。そのユニット式建物の二階部分(特に、柱19、床梁28,29及び天井梁38,39の部分)が一階部分(特に、建物ユニット1Fの部分)よりも外側にはみ出しており、そのような構造をオーバーハングという。例えば、建物ユニット1Fは一階のピロティに利用され、建物ユニット1Hはピロティの上に利用される。
〔第1〜第6の実施の形態の変形例(1)〕
以上、建物ユニット1,1A〜1Iについて説明したが、建物ユニット1,1A〜1Iを左右反転させてもよい。つまり、鉛直面に関して建物ユニット1,1A〜1Iと面対称となる建物ユニット(建物ユニット1,1A〜1Iの鏡像体)も本願の明細書によって開示されたものである。
〔第1〜第6の実施の形態の変形例(2)〕
図12に示すように、斜辺天井梁33をラチス状の梁に変更してもよい。すなわち、斜辺天井梁33は、上弦材33aと、下弦材33bと、上弦材33aと下弦材33bとの間にジグザグに設けられるラチス材33cと、を備える。
このようなラチス状の斜辺天井梁33は、ラチス材32cをジグザグに設けることでトラス構造となっている。そのため、天井部分の長辺と短辺よりも長い斜辺部分の剛性を高めることができ、建物ユニット1を補強することができる。建物ユニット1が一つの構造体として、より取り扱いやすくなる。また、ラチス状の斜辺天井梁33を採用した建物ユニット1の上に別の建物ユニットを設置した場合、その別の建物ユニットをより確実に支持することができる。
なお、建物ユニット1A〜1Iでも、斜辺天井梁33をラチス状の梁に変更してもよい。
〔ユニット工法により構築されるユニット式建物の具体例(1)〕
建物ユニット1,1A〜1Iの何れかを利用したユニット式建物について説明する。
図13はユニット式建物50の概略縦断面図であり、図14はユニット式建物50の一階の平面図であり、図15はユニット式建物50の二階の平面図である。このユニット式建物50は、建物ユニット1を利用するとともに、建物ユニット1を左右反転させた建物ユニット1Rを利用したものである。但し、建物ユニット1を建物ユニット1A〜1Iの何れかに変更してもよい。また、建物ユニット1A〜1Iの何れかを左右反転させて、建物ユニット1Rに利用してもよい。
ユニット式建物50は建物本体52及び屋根64を有する。建物本体52は、複数の通常の直方体型建物ユニット80,…及び建物ユニット1,1Rを基礎の上に格子状に組み合わせるとともに、それら建物ユニット80,…及び建物ユニット1,1Rの配列の上に建物ユニット80,…を格子状に組み合わせたものである。ここで、建物ユニット1,1Rは、一階の建物ユニット80,…及び建物ユニット1,1Rの配列のうち角に配置される。屋根64は、建物本体52の上部に設けられる。
上階に設けられた通常の直方体型建物ユニット80の上には、図13に示すように、矩形枠状に形成された小屋パネル65が設置されている。さらに、当該小屋パネル65上に屋根束等の屋根支持部材66が設置されており、屋根64が屋根支持部材66によって支持されている。
このように通常の直方体型建物ユニット80の上に小屋パネル65を設置したうえで屋根64を設ければ、小屋パネル65によって屋根64の荷重を分散できるので好ましい。
図16は直方体型建物ユニット80の斜視図である。図13及び図16に示すように、直方体型建物ユニット80は、図2,図4等に示すように、骨組みとして、四隅に設けられた四本の柱81,…と、二本の長辺天井梁82,82と、二本の短辺天井梁83,83と、二本の長辺床梁84,84と、二本の短辺床梁85,85とを備える。長辺天井梁82,82及び短辺天井梁83が柱81,…の上端間を連結し、長辺床梁84,84及び短辺床梁85,85が柱81,…の下端間を連結し、柱81,…、長辺天井梁82,82、短辺天井梁83,83、長辺床梁84,84及び短辺床梁85,85が直方体状に組まれている。すなわち、直方体型建物ユニット80の骨組みは直方体状に形成され、柱81や各梁82〜85に省略された部分がない状態となっている。直方体型建物ユニット80の上端部が梁82,82,83,83によって矩形枠状に骨組みされ、直方体型建物ユニット80の下端部が梁84,84,85,85によって矩形枠状に骨組みされている。
そして、ユニット式建物50を構築する上で、直方体型建物ユニット80が基本形状の建物ユニット(通常の建物ユニット)として用いられている。
なお、ユニット式建物50に用いられる箇所に応じて、当該直方体型建物ユニット80のサイズ(柱81や各梁22〜25の長さ)は適宜変更されるが、説明の便宜上、符号は同一とする。
また、各柱81と各梁82〜85とは、各柱81の端部と各梁82〜85の端部が接合される柱梁接合部材86(ダイヤフラム、仕口とも言う)を介して連結されてもよい(図13参照)。
また、柱81は角筒状に形成されており、各梁82〜85は断面コ字状に形成された所謂溝形鋼である。
ユニット式建物50の間取りについて説明する。
一階の中央南側には、建物ユニット1,1Rの第三柱13,13をポーチ柱53a,53aとした玄関ポーチ53が配設されている。
玄関ポーチ53の西側には、ユニット式建物50の下階コーナー部C1に相当する部分の柱が取り除かれた状態のピロティ54(すなわち、開放空間)が配設されている。
玄関ポーチ53の東側には、ユニット式建物50の下階コーナー部C2に相当する部分の柱が取り除かれた状態のカーポート出入口55(すなわち、開放空間)が配設されている。当該カーポート出入口55の北側にはカーポート56が配設されている。
なお、柱が取り除かれた状態の開放空間であるピロティ54およびカーポート出入口55は建物ユニット1,1Rによって構成されている。すなわち、建物ユニット1,1Rの上に通常の直方体型建物ユニット80,80等の直上部が設置されている。
また、玄関ポーチ53と、ピロティ54と、カーポート出入口55は、建物正面における一続きのピロティ状空間として認識される。
玄関ポーチ53およびピロティ54の北側であって、かつカーポート56の西側には、ユニット式建物50の屋内空間がある。当該屋内空間における玄関ポーチ53の北側には玄関土間および玄関ホールを含む玄関57が配設されている。また、当該玄関57には、一階と二階とを行き来するための階段57aが設けられている。
玄関57の北側から西側にかけて、平面視略L字状に形成されたコミュニティポーチ58が配設されている。コミュニティポーチ58の周囲の外壁には窓が複数設けられており、当該窓を開放することによって、コミュニティポーチ58を屋外に開けた開放的な空間として人に認識させることができる。
階段57aを上がった先には、二階の中央に位置するホール59が配設されている。ホール59の南側には、浴室・洗面所・トイレを有するサニタリー60が配設されている。また、当該サニタリー60の南側には、バルコニー60aが配設されている。
ホール59の北側にはキッチン61が配設されている。また、当該キッチン61、ホール59、サニタリー60、バルコニー60aの西側には、リビングルームとダイニングルームの機能を一室に併存させた部屋62が配設されている。また、当該部屋62の西側にはバルコニー62aが配設されている。
ホール59、サニタリー60、バルコニー60a、キッチン61の東側には主寝室63が配設されている。また、当該主寝室63の東側にはバルコニー63aが配設されており、当該主寝室63の北側部分は、小上がりの畳スペース63bとされている。
バルコニー62aの北側および南側には部屋62のための収納部62b,62bが設けられる。これらバルコニー62aおよび収納部62b,62bは建物本体52の一階の西側端部よりも外側に張り出しており、オーバーハングした状態となっている。
バルコニー63aの北側および南側には主寝室63のための収納部63c,63c,63cが設けられる。これらバルコニー63aおよび収納部63c,63c,63cは建物本体52の一階の東側端部よりも外側に張り出しており、オーバーハングした状態となっている。
これらオーバーハング部分を構成する建物ユニットとしては、前記直方体型建物ユニット80よりもサイズが小さく設定され、かつ隣接する直方体型建物ユニット80に連結されるハンガーユニット90が用いられている。ハンガーユニット90は、直方体型建物ユニット80に比して全体のサイズは小さいものの、直方体型建物ユニット80と略同様の形状の部材によって構成されているものとする。
ユニット式建物50においては、ピロティ54およびカーポート出入口55、ハンガーユニット90の箇所を除いて、当該直方体型建物ユニット80が用いられている。
なお、ピロティ54の直上には、前記部屋62の南側端部がある。すなわち、部屋62の南側端部を構成する直方体型建物ユニット80は、ピロティ54を構成する建物ユニット1の直上部として設けられている。
また、カーポート出入口55の直上には、前記主寝室63の南側端部がある。すなわち、主寝室63の南側端部を構成する直方体型建物ユニット80は、カーポート出入口55を構成する建物ユニット1の直上部として設けられている。
本実施の形態においては直上部として、直方体型建物ユニット80(その内部に設けられる部屋62,63)を例に挙げたが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。例えばバルコニーを形成するためのバルコニーユニットや屋根等を直上部としてもよい。
このようなユニット式建物50は、建物ユニット1を含んで構成されるので、当該ユニット式建物50を構築するに当たって、例えば従来のような補強梁を用いずとも、容易に柱を省略することができる。
換言すれば、建物ユニット1は、それ自体で構造体として成立しているので、ユニット式建物50の中の様々な箇所に適用させることができる。これによって、例えばユニット式建物50の外観を変化させたり、補強梁を用いずとも建物内部に大空間を形成できたりする等、略直方体状に形成された通常の直方体型建物ユニット80のみでは実現しにくい構成のユニット式建物50を構築することができる。
また、建物ユニット1の上に、通常の直方体型建物ユニット80が設置されているので、当該通常の直方体型建物ユニット80を、建物ユニット1に対してオーバーハングするように設置でき、通常の直方体型建物ユニット80の下方に、柱が無い状態の開放空間を形成することができる。これによって、下階コーナー部C1,C2における開放感や景観性を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態のユニット式建物50は、複数階建てであるとしたが、これに限られるものではなく、平屋のユニット式建物であってもよい。その場合、下階コーナー部C1,C2は、平屋のユニット式建物における一階のコーナー部を指す。また、建物ユニット1の直上部としては、直方体型建物ユニット80ではなく、屋根64を構成する屋根ユニットや庇等のようなその他の直上部が設けられる。
通常の直方体型建物ユニット80と建物ユニット1とが上下に配置され、通常の直方体型建物ユニット80と建物ユニット1Rとが上下に配置されており、建物ユニット1,1Rの直上部となる通常の直方体型建物ユニット80,80をオーバーハングさせることができる。
建物ユニット1,1Rの剛性が高いので、建物ユニット1,1Rの直上に直方体型建物ユニット80等の直上部をオーバーハングさせて設置でき、これを確実に支持することができる。したがって、直上部の下方に、柱が無い状態の開放空間を形成することができ、下階コーナー部C1,C2における開放感や景観性を向上させることが可能となる。
ユニット式建物50の変形例について説明する。
図17は、ユニット式建物50の一部を変更することによって得られるユニット式建物50Aの概略平面図である。図17に示すように、ユニット式建物50Aの一階及び二階のコーナー部C3に斜辺を外側に向けて建物ユニット1が配置されており、当該建物ユニット1は、自身の斜辺天井梁33に沿うようにして配置される外壁面42を有する。そして、二階の建物ユニット1の外壁面42にバルコニー67が設けられている。すなわち、バルコニー17は、平面視において外壁面42に対して直交する方向(90度)に設けられることになる。
なお、バルコニー17は、図示の例では平面視矩形状に形成されているが、その他の形状でもよい。
このように二階の建物ユニット1の外壁面42にバルコニー17を設ければ、ユニット式建物50Aのコーナー部C3に、斜めに配置されるバルコニー17を設置することができる。これによって、ユニット式建物50Aの外観がユニット式建物50の外観と変わったものとなる。すなわち、ユニット式建物50Aの外観は直方体型建物ユニット80のみでは実現しにくいものであり、そのような外観のユニット式建物50Aを簡単に構築することができる。
図18は、ユニット式建物50の一部を変更することによって得られたユニット式建物50Bの概略平面図である。
より詳細に説明すると、建物ユニット1の上に設置される通常の直方体型建物ユニット80として、建物ユニット1の斜辺天井梁33に沿うようにして配置される外壁面89を有するものを使用する。
そして、ユニット式建物50のコーナー部C4の直方体型建物ユニット80の角に、外壁面89の外側に配置され、かつ下方に支持部が無く、平面視略直角三角形状に形成されたバルコニー18を設けるようにする。すなわち、一階の建物ユニット1によって、バルコニー18を有する直方体型建物ユニット80を確実に支持することができる。
これによって、ユニット式建物50Bのコーナー部C4に、下方に支持部の無い平面視略直角三角形状のバルコニー18を設置することができる。これによって、ユニット式建物50Bの外観がユニット式建物50の外観から変化したものとなる。すなわち、ユニット式建物50Bの外観は直方体型建物ユニット80のみでは実現しにくいものであり、そのような外観のユニット式建物50Bを簡単に構築することができる。また、バルコニー18の下方に柱が無い状態の開放空間を形成することができる。
〔ユニット工法により構築されるユニット式建物の具体例(2)〕
二体以上の建物ユニット1(建物ユニット1の代わりに、建物ユニット1A〜1Iの何れかでもよい。以下、同じ。)を組み合わせる。或いは、二体以上の建物ユニット1R(建物ユニット1Rの代わりに、建物ユニット1A〜1Iの何れかの対称体でもよい。以下、同じ。)を組み合わせる。或いは、一体以上の建物ユニット1と、一体又は二体以上の建物ユニット1Rを組み合わせる。或いは、一体又は二体以上の直方体型建物ユニット80と、一体又は二体以上の建物ユニット1とを組み合わせる。一体又は二体以上の直方体型建物ユニット80と、一体又は二体以上の建物ユニット1Rとを組み合わせる。或いは、一体又は二体以上の直方体型建物ユニット80と、一体又は二体以上の建物ユニット1と、一体又は二体以上の建物ユニット1Rを組み合わせる。以上のような各種の組み合わせによって、ユニット式建物の形状の多様性が向上する。
以下に、幾つかの例を挙げて説明する。
図19に示すように、二体の建物ユニット1,1と二体の建物ユニット1R,1Rを使用すれば、図19に示すように、中央に柱が無い大空間S1を形成することができる。すなわち、建物ユニット1,1の第一柱11,11が長方形の対角に配置され、建物1R,1Rの第一柱11,11が長方形の別の対角に配置され、長方形の短辺に沿って隣り合う建物ユニット1,1Rの第三柱13,13同士が隣接し、長方形の短辺に沿って隣り合う建物ユニット1,1Rの第二柱12,12同士が隣接し、建物ユニット1の建物ユニット1,1の斜辺同士が対向し、建物ユニット1R,1Rの斜辺同士が対向する。そして、建物ユニット1、1,1R,1Rの内側に形成される空間S1が、中央に柱が無い大空間S1とされている。建物ユニット1,1,1R,1Rのいずれの上にも、通常の直方体型建物ユニット80等の直上部を設けることができる。
図19に示す例は、建物ユニット1,1,1R,1Rを、外形が平面視矩形状となるように前後・左右に配置したものであり、建物ユニット1,1,1R,1Rの斜辺天井梁33,…が菱形の辺を成すように配置されている。このように建物ユニット1,1,1R,1Rを配置すれば、建物ユニット1,1,1R,1Rの内側に形成される空間S1は、必然的に、中央に柱が無い大空間となる。そして、建物ユニット1,1,1R,1Rを配置すれば、ユニット式建物50に、例えば従来のような補強梁を用いずとも、中央に柱が無い大空間を形成することができる。これによって、略直方体状に形成された通常の直方体型建物ユニット80だけでは実現しにくい構成のユニット式建物50を容易に構築することができる。
また、3つの建物ユニット1,1,1Rを使用すれば、図20に示すように、入隅部に柱が無い大空間を形成することができる。図20に示す建物ユニット1,1,1Rの配列は、図19に示す建物ユニット1,1,1R,1Rの配列から1体の建物ユニット1Rを除いたものである。そして、建物ユニット1,1,1Rの内側に形成される空間S2は、略L字型の入隅部Laに柱が無い平面視略L字状の大空間とされている。建物ユニット1,1R,1Rのいずれの上にも、通常の直方体型建物ユニット80等の直上部を設けることができる。
図20に示す例は、建物ユニット1,1,1Rを、外形が平面視において略L字型を象るように前後・左右に配置したものである。このように三つの建物ユニット1を配置すれば、建物ユニット1,1,1Rの内側に形成される空間S2は、必然的に、入隅部Laに柱が無い大空間となる。そして、このように三つの建物ユニット1,1,1Rを配置すれば、ユニット式建物50に、例えば従来のような補強梁を用いずとも、平面視略L字状の大空間を形成することができる。これによって、略直方体状に形成された通常の直方体型建物ユニット80では実現しにくい構成のユニット式建物50を容易に構築することができる。
図21に示すように、二体の建物ユニット1,1と二体の建物ユニット1R,1Rを使用すれば、平面視菱形形状のユニット式建物が構築される。すなわち、建物ユニット1,1,1R,1Rの第一柱11,11,11,11を菱形形状の中心に置いて、建物ユニット1,1の斜辺天井梁33,33を菱形形状の一方の対辺に置き、建物ユニット1R,1Rの斜辺天井梁33,33を他方の対辺に置く。そして、一方の建物ユニット1と一方の建物ユニット1Rの短辺同士を隣接させ、他方の建物ユニット1と他方の建物ユニット1Rの短辺同士を隣接させ、一方の建物ユニット1と他方の建物ユニット1Rの長辺同士を隣接させ、他方の建物ユニット1と一方の建物ユニット1Rの短辺同士を隣接させる。なお、一方の建物ユニット1と一方の建物ユニット1Rを省略することによって、平面視二等辺三角形状のユニット式建物を構築してもよい。
なお、複数の直方体型建物ユニット80からなる配列と、図19〜図20の何れかに示す配列を組み合わせて、ユニット式建物を構築してもよい。
1,1A〜1I,1R 建物ユニット
11 第一柱
12 第二柱
13 第三柱
21 長辺床梁(第一床梁)
22 短辺床梁(第二床梁)
23 斜辺床梁
24,25 補助床梁
31 長辺天井梁(第一天井梁)
32 短辺天井梁(第二天井梁)
33 斜辺天井梁
34,35 補助天井梁
50,50A,50B ユニット式建物

Claims (9)

  1. ユニット工法により建設される建物に利用される建物ユニットで、
    直角三角形の直角な角の位置に立てられた第一柱と、
    前記直角三角形の鋭角な2つの角の位置にそれぞれ立てられた第二柱及び第三柱と、
    前記第一柱の下端部と前記第二柱の下端部との間に架け渡されて、前記第一柱の下端部及び前記第二柱の下端部に剛結合された第一床梁と、
    前記第一柱の下端部と前記第三柱の下端部との間に架け渡されて、前記第一柱の下端部及び前記第三柱の下端部に剛結合された第二床梁と、
    前記第一柱の上端部と前記第二柱の上端部との間に架け渡されて、前記第一柱の上端部及び前記第二柱の上端部に剛結合された第一天井梁と、
    前記第一柱の上端部と前記第三柱の上端部との間に架け渡されて、前記第一柱の上端部及び前記第三柱の上端部に剛結合された第二天井梁と、
    前記第二柱と前記第三柱との間に架け渡されて、前記第二柱及び前記第三柱にピン結合された斜辺天井梁と、を備える建物ユニットであって、
    前記斜辺天井梁が前記第一天井梁及び前記第二天井梁から下にずれて配置されて、
    前記第一天井梁と前記斜辺天井梁との間に架け渡された補助天井梁を更に備え、
    前記補助天井梁が前記第一天井梁及び前記第二天井梁から下にずれて配置されて、
    前記建物ユニットの上に上階の建物ユニットが設置されて、
    前記上階の建物ユニットは、上階側第一床梁と、上階側第二床梁と、上階側斜辺床梁と、を備え、
    前記上階側斜辺床梁が前記上階側第一床梁及び前記上階側第二床梁よりも低い位置に設置されており、
    前記上階側斜辺床梁と交差するように当該斜辺床梁の上に根太が、前記上階側第一床梁及び前記上階側第二床梁から上に突き出ないように配置されている
    ことを特徴とする建物ユニット。
  2. 請求項1に記載の建物ユニットであって、
    前記斜辺天井梁が前記第二柱の上端部と前記第三柱の上端部との間に架け渡されていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の建物ユニットであって、
    前記第一天井梁が前記第二天井梁よりも長い
    ことを特徴とする建物ユニット。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の建物ユニットであって、
    前記斜辺天井梁の下方において前記第二柱と前記第三柱との間に架け渡されて、前記第二柱及び前記第三柱にピン結合された斜辺床梁を更に備える
    ことを特徴とする建物ユニット。
  5. 請求項4に記載の建物ユニットであって、
    前記斜辺床梁が前記第二柱の下端部と前記第三柱の下端部との間に架け渡されている
    ことを特徴とする建物ユニット。
  6. 請求項に記載の建物ユニットであって、
    前記斜辺床梁が前記第一床梁及び第二床梁から下にずれて配置されている
    ことを特徴とする建物ユニット。
  7. 請求項4から6の何れか一項に記載の建物ユニットであって、
    前記第一床梁と前記斜辺床梁との間に架け渡された補助床梁を更に備え、
    前記第一床梁が前記第二床梁よりも長い
    ことを特徴とする建物ユニット。
  8. 請求項に記載の建物ユニットであって、
    前記補助床梁が前記第一床梁及び前記第二床梁から下にずれて配置されている
    ことを特徴とする建物ユニット。
  9. 請求項から8の何れか一項に記載の建物ユニットであって、
    前記上階の建物ユニットは、上階側第一柱、上階側第二柱及び上階側第三柱と、を備え、下階側の前記第一柱、第二柱及び第三柱の上に、前記上階側第一柱、上階側第二柱及び上階側第三柱が一直線上にそれぞれ揃えて連結されていることを特徴とする建物ユニット。
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