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JP6432251B2 - 送電コイルユニット及びワイヤレス電力伝送装置 - Google Patents

送電コイルユニット及びワイヤレス電力伝送装置 Download PDF

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JP6432251B2 JP2014198309A JP2014198309A JP6432251B2 JP 6432251 B2 JP6432251 B2 JP 6432251B2 JP 2014198309 A JP2014198309 A JP 2014198309A JP 2014198309 A JP2014198309 A JP 2014198309A JP 6432251 B2 JP6432251 B2 JP 6432251B2
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Description

本発明は、ワイヤレスにて電力を伝送するための送電コイルユニット及びワイヤレス電力伝送装置に関するものである。
近年、ケーブル等の機械的接触なしで電力を送電するために、相対させた1次(送電)コイルと2次(受電)コイルの間の電磁誘導作用を利用したワイヤレス電力伝送技術が注目されており、高効率、低損失での電力伝送が可能な技術の開発要求が高まってきている。
このとき、送電コイルの漏れ磁束により送電コイル周辺に形成される不要な漏洩磁界が問題視されている。例えば、ワイヤレス電力伝送技術を電気自動車等のパワーエレクトロニクス装置における充電装置へ適応した場合、大電力伝送が要求されることから、送電コイルに大電流を流す必要があるが、この場合、漏れ磁束による不要な漏洩磁界の強度も大きくなるので、周囲の電子機器などに悪影響を与える電磁波障害を引き起こすことが懸念されている。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、電力伝送用コイルの作る磁束と鎖交するノイズ相殺用コイルによって、電力伝送用コイルの漏れ磁束によるノイズを無くす技術が開示されている。
特開平09−74034号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、電力伝送用コイルの作る磁束がノイズ相殺用コイルに鎖交しているため、本来であれば電力伝送に寄与するはずの磁束までもが相殺されてしまう虞があり、結果として、電力伝送効率が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制した送電コイルユニット及びワイヤレス電力伝送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る送電コイルユニットは、ワイヤレスにて電力を送電する送電コイルユニットであって、巻線が螺旋状に巻回された送電コイルと、巻線が螺旋状に巻回された第1及び第2の補助コイルと、を備え、第1及び第2の補助コイルは、送電コイルの軸方向に直交する方向から見て、送電コイルの巻線と、第1及び第2の補助コイルの巻線が重ならないように配置され、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の周回方向は、送電コイルが発生する磁束の周回方向とは互いに逆向きであり、第1及び第2の補助コイルの軸は、送電コイルの電力送電方向に対して非平行であり、且つ、送電コイルの軸と一致しないことを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の補助コイルの軸は、送電コイルの電力送電方向に対して非平行であり、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の周回方向は、送電コイルが発生する磁束の周回方向と逆向きである。したがって、送電コイルから離れた場所においては、送電コイルが発生する磁束と、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束が互いに打消し合う。その結果、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減することができる。なお、ここでいう「電力送電方向」とは、送電コイルと当該送電コイルと対向することとなる受電コイルとの対向方向を意味する。但し、この対向方向は、送電コイルと受電コイルが位置ずれなく正対した場合の方向のことである。
また、本発明に係る送電コイルユニットにおいては、送電コイルの軸方向に直交する方向から見て、送電コイルの巻線と、第1及び第2の補助コイルの巻線が重ならないように配置される。このような配置により、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束は、電力を送電するときに送電コイルと対向することとなる受電コイルと送電コイルとの間に形成される磁界の一部を強める。すなわち、送電コイルと受電コイルとの間の一部の領域では、送電コイルが発生する磁束の向きと第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなり、送電コイルと受電コイルを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束が、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束に相殺されることを抑制できる。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
さらに、本発明に係る送電コイルユニットにおいては、第1及び第2の補助コイルの軸は、送電コイルの軸と一致しない。このような配置により、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束が送電コイルに鎖交し難くなるので、送電コイルにおいて、電力伝送に寄与する磁束が第1及び第2の補助コイルが発生する磁束に相殺されることを抑制できる。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。したがって、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
好ましくは、第1及び第2の補助コイルの軸は、送電コイルの電力送電方向に対して略直交するように構成するとよい。すなわち、第1及び第2の補助コイルの軸は、送電コイルと受電コイルの対向方向に対して略直交するように配置される。この場合、第1及び第2の補助コイルにより、第1及び第2の補助コイルから離れた場所にまで周回する磁束をより発生させ易くなる。したがって、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減する効果がより一層高くなる。
好ましくは、第1及び第2の補助コイルは、送電コイルの背面側に位置するように構成してもよい。すなわち、第1及び第2の補助コイルは、送電コイルの受電コイルに対向する側とは反対側に配置される。この場合、第1及び第2の補助コイルは、送電コイルと受電コイルとの間に形成される磁界の一部を強める磁束をより発生させ易くなる。すなわち、送電コイルと受電コイルとの間では、送電コイルが発生する磁束の向きと第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルと受電コイルを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第1及び第2の補助コイルが発生する磁束によって相殺されない。その結果、より電力伝送効率の低下を抑制することができる。
より好ましくは、送電コイルと第1及び第2の補助コイルは、それぞれ磁性コアをさらに備え、第1の補助コイルの磁性コアは、送電コイルの磁性コアに連結され、第2の補助コイルの磁性コアは、送電コイルの磁性コアに連結されるように構成してもよい。この場合、第1及び第2の補助コイルは、送電コイルと受電コイルとの間に形成される磁界の一部を強める磁束をより一層発生させ易くなる。すなわち、送電コイルと受電コイルとの間では、送電コイルが発生する磁束の向きと第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなる。その結果、より確実に電力伝送効率の低下を抑制することができる。
本発明に係るワイヤレス電力伝送装置は、上記送電コイルユニットと、磁性コアに巻線が巻回された螺旋状コイルである受電コイル受電コイルを備える。本発明によれば、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制したワイヤレス電力伝送装置を提供することができる。
以上のように、本発明によれば、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制した送電コイルユニット及びワイヤレス電力伝送装置を提供することができる。
本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示すシステム構成図である。 本発明の好適な実施形態に係る送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。 図2において、送電コイルが発生する磁束を模式的に示した図である。 図2において、送電コイルと第1及び第2の補助コイルが発生する磁束を模式的に示した図である。 比較例1の送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。 比較例2の送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。 本発明に係る実施例1と比較例1,2の電力伝送効率及び漏洩磁界強度の測定結果である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1及び2を参照して、本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1の構成について説明する。図1は、本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示すシステム構成図である。図2は、本発明の好適な実施形態に係る送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。
ワイヤレス電力伝送装置S1は、図1に示されるように、ワイヤレス送電装置Ut1と、ワイヤレス受電装置Urと、を有する。
ワイヤレス送電装置Ut1は、電源PWと、インバータINVと、送電コイルユニットLtu1と、を有する。また、ワイヤレス受電装置Urは、受電コイルLrと、整流回路DBと、を有する。
電源PWは、直流電力を後述するインバータINVに供給する。電源PWとしては、直流電力を出力するものであれば特に制限されず、商用交流電源を整流・平滑した直流電源、二次電池、太陽光発電した直流電源、あるいはスイッチングコンバータ等のスイッチング電源装置などが挙げられる。
インバータINVは、電源PWから供給される入力直流電力を交流電力に変換する機能を有している。本実施形態では、インバータINVは、電源PWから供給される入力直流電力を交流電力に変換し、後述する送電コイルユニットLtu1に供給する。インバータINVとしては、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路から構成される。このスイッチング回路を構成するスイッチング素子としては、例えばMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)やIBGT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの素子が挙げられる。
送電コイルユニットLtu1は、図1に示されるように、送電コイルLt1と、第1の補助コイルLc1aと、第2の補助コイルLc1bと、を有する。本実施形態においては、送電コイルLt1と、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bの3つのコイルは、図1に示すように、電気的に直列接続されている。なお、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、送電コイルユニットLtu1は、地中または地面近傍に配設されることとなる。
続いて、図2を参照して、送電コイルユニットLtu1が有する各コイルについて説明する。送電コイルLt1は、磁性コアCt1と巻線Wt1を備えている。送電コイルLt1は、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCt1に銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wt1を巻回して形成されている。送電コイルLt1の軸方向は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向に対して直交している。送電コイルLt1の巻数は、後述する受電コイルLrとの間の離間距離や所望の電力伝送効率などに基づいて適宜設定される。
第1の補助コイルLc1aは、磁性コアCc1aと巻線Wc1aを備えている。第1の補助コイルLc1aは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCc1aに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wc1aを巻回して形成されている。この第1の補助コイルLc1aの軸方向は、送電コイルLt1の電力送電方向に対して非平行となっている。すなわち、第1の補助コイルLc1aの軸方向は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向に対して非平行である。なお、ここでいう「電力送電方向」とは、送電コイルと当該送電コイルと対向することとなる受電コイルとの対向方向を意味する。但し、この対向方向は、送電コイルと受電コイルが位置ずれなく正対した場合の方向のことである。このような構成により、第1の補助コイルLc1aが発生するは、後述する受電コイルLrに鎖交することなく、第1の補助コイルLc1aから離れた場所にまで周回し易くなる。本実施形態においては、第1の補助コイルLc1aの軸方向は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向に対して直交している。したがって、第1の補助コイルLc1aにより、第1の補助コイルLc1aから離れた場所にまで周回する磁束をより発生させ易くなる。
また、第1の補助コイルLc1aは、送電コイルLt1の背面側に位置している。すなわち、第1の補助コイルLc1aは、送電コイルLt1の後述する受電コイルLrと対向する側とは反対側に配置されている。このような配置とすることにより、第1の補助コイルLc1aによって送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間に生じる磁界を強める磁束を発生させ易くなる。すなわち、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間では、送電コイルLt1が発生する磁束の向きと第1の補助コイルLc1aが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束によって相殺されない。その結果、電力伝送効率の低下をさらに抑制することができる。
またさらには、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束の周回方向は、送電コイルLt1が発生する磁束の周回方向と逆向きとなっている。ここで、本実施形態における第1の補助コイルLc1aの軸方向は、送電コイルLt1の軸方向と平行であるので、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束の周回方向を、送電コイルLt1が発生する磁束の周回方向と逆向きとするには、第1の補助コイルLc1aが発生する磁界の方向と、送電コイルLt1が発生する磁界の方向が互いに逆向きとすればよい。すなわち、第1の補助コイルLc1aと送電コイルLt1の巻回方向が同じ向きの場合は、第1の補助コイルLc1aに流れる電流の方向と送電コイルLt1に流れる電流の方向が互いに逆向きとなるように、第1の補助コイルLc1aと送電コイルLt1を電気的に接続すればよい。あるいは、第1の補助コイルLc1aと送電コイルLt1の巻回方向が互いに逆向きの場合は、第1の補助コイルLc1aに流れる電流の方向と送電コイルLt1に流れる電流の方向が互いに同じ向きとなるように、第1の補助コイルLc1aと送電コイルLt1を電気的に接続すればよい。また、第1の補助コイルLc1aの軸は、送電コイルLt1の軸と一致していない。ここで、第1の補助コイルLc1aを鎖交する磁束の向きと、送電コイルLt1を鎖交する磁束の向きは互いに逆となるため、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束が送電コイルLt1に鎖交すると、電力伝送に寄与する磁束を相殺してしまう虞があるが、本実施形態では、第1の補助コイルLc1aの軸が送電コイルLt1の軸と一致していないことから、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束は、送電コイルLt1に鎖交し難くなる。その結果、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束に相殺されない。したがって、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
第2の補助コイルLc1bは、磁性コアCc1bと巻線Wc1bを備えている。第2の補助コイルLc1bは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCc1bに銅やアルミニウム等のリッツ線から構成される巻線Wc1bを巻回して形成されている。この第2の補助コイルLc1bの軸方向は、送電コイルLt1の電力送電方向に対して非平行となっている。すなわち、第2の補助コイルLc1bの軸方向は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向に対して非平行である。このような構成により、第2の補助コイルLc1bが発生するは、後述する受電コイルLrに鎖交することなく、第2の補助コイルLc1bから離れた場所にまで周回し易くなる。本実施形態においては、第2の補助コイルLc1bの軸方向は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向に対して直交している。したがって、第2の補助コイルLc1bにより、第2の補助コイルLc1bから離れた場所にまで周回する磁束をより発生させ易くなる。
また、第2の補助コイルLc1bは、送電コイルLt1の背面側に位置している。すなわち、第2の補助コイルLc1bは、送電コイルLt1の後述する受電コイルLrと対向する側とは反対側に配置されている。このような配置とすることにより、第2の補助コイルLc1bによって送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間に生じる磁界を強める磁束を発生させ易くなる。すなわち、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間では、送電コイルLt1が発生する磁束の向きと第2の補助コイルLc1bが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束によって相殺されない。その結果、電力伝送効率の低下をさらに抑制することができる。
またさらには、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束の周回方向は、送電コイルLt1が発生する磁束の周回方向と逆向きとなっている。ここで、本実施形態における第2の補助コイルLc1bの軸方向は、送電コイルLt1の軸方向と平行であるので、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束の周回方向を、送電コイルLt1が発生する磁束の周回方向と逆向きとするには、第2の補助コイルLc1bが発生する磁界の方向と、送電コイルLt1が発生する磁界の方向が互いに逆向きとすればよい。すなわち、第2の補助コイルLc1bと送電コイルLt1の巻回方向が同じ向きの場合は、第2の補助コイルLc1bに流れる電流の方向と送電コイルLt1に流れる電流の方向が互いに逆向きとなるように、第2の補助コイルLc1bと送電コイルLt1を電気的に接続すればよい。あるいは、第2の補助コイルLc1bと送電コイルLt1の巻回方向が互いに逆向きの場合は、第2の補助コイルLc1bに流れる電流の方向と送電コイルLt1に流れる電流の方向が互いに同じ向きとなるように、第2の補助コイルLc1bと送電コイルLt1を電気的に接続すればよい。また、第2の補助コイルLc1bの軸は、送電コイルLt1の軸と一致していない。ここで、第2の補助コイルLc1bを鎖交する磁束の向きと、送電コイルLt1を鎖交する磁束の向きは互いに逆となるため、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束が送電コイルLt1に鎖交すると、電力伝送に寄与する磁束を相殺してしまう虞があるが、本実施形態では、第2の補助コイルLc1bの軸が送電コイルLt1の軸と一致していないことから、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束は、送電コイルLt1に鎖交し難くなる。その結果、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束に相殺されない。したがって、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
ここで、後述する受電コイルLrから送電コイルユニットLtu1を見た場合、第1の補助コイルLc1aと第2の補助コイルLt1bは、送電コイルLt1の軸方向であって、送電コイルLt1の両外側に位置するように配置される。このような構成とすることにより、送電コイルLt1の軸方向に直交するあらゆる方向から見て、送電コイルLt1の巻線Wt1と、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bの巻線Wc1a、Wc1bが重ならないように配置されることとなる。上述したように、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bの軸方向は送電コイルLt1の軸方向と平行であり、また第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束の周回方向は送電コイルLt1が発生する磁束の周回方向とは逆方向であるので、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間に形成される磁界の一部を強めることとなる。すなわち、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間では、送電コイルLt1が発生する磁束の向きと第1の補助コイルLc1aが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなるとともに、送電コイルLt1が発生する磁束の向きと第2の補助コイルLc1bが発生する磁束の向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束は、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束に相殺されない。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
また、図2に示すように、送電コイルLt1の磁性コアCt1は、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの対向方向における後述する受電コイルLr側の面とは反対側の面(図示下面)の両端付近で、それぞれ第1の補助コイルLc1aの磁性コアCc1aと第2の補助コイルLc1bの磁性コアCc1bに接続されている。このような構成により、第1の補助コイルLc1aの磁性コアCc1aと第2の補助コイルLc1bの磁性コアCc1bは、それぞれ送電コイルLt1の磁性コアCt1に連結されることとなる。そのため、第1の補助コイルLc1aは、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrとの間に生じる磁界を強める磁束をより一層発生し易くなるとともに、第2の補助コイルLc1bは、送電コイルLt1と後述する受電コイルLrの間に生じる磁界を強める磁束をより一層発生し易くなる。
次に、ワイヤレス受電装置Urの構成について説明する。受電コイルLrは、図2に示されるように、磁性コアCrと巻線Wrを備えている。受電コイルLrは、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCrに巻線Wrを巻回して形成されている。受電コイルLrは、送電コイルユニットLtu1の第1及び第2の送電コイルLta,Ltbから送電された交流電力を受電する機能を有する。なお、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、受電コイルLrは、車両下部に搭載されることとなる。
整流回路DBは、受電コイルLrが受電した交流電力を直流電力に整流する機能を有している。整流回路DBとしては、ダイオードブリッジを用いた全波整流機能と、コンデンサおよび三端子レギュレータを用いた電力平滑化機能を備えた変換回路などが挙げられる。この整流回路DBにより整流された直流電力は、負荷Rに出力される。ここで、負荷Rとしては、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を電気自動車などの車両への給電設備に適用した場合、車両が有する二次電池や回転機が挙げられる。なお、負荷Rが交流回転機の場合、ワイヤレス受電装置Urの整流回路DBと負荷Rとの間にインバータ(図示しない)を付加して交流回転機に交流電力を供給するように構成する必要がある。
続いて、図3を参照して、本実施形態における送電コイルが発生する磁束と補助コイルが発生する磁束の相対的な関係と不要な漏洩磁界の低減作用について詳細に説明する。図3aは、図2において、送電コイルが発生する磁束を模式的に示した図である。図3bは、図2において、送電コイルと第1及び第2の補助コイルが発生する磁束を模式的に示した図である。ここで、図3a中、送電コイルLt1が発生する磁束のうち、体表的なものとして磁束Bt1a〜Bt1dを示している。また、図3b中、送電コイルLt1が発生する磁束のうち、体表的なものとして磁束Bt1a〜Bt1dを示し、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束のうち、代表的なものとして磁束Bc13a〜Bc1dを模式的に示している。ただし、これらの磁束は、それぞれの磁束の向きのみを模式的に示したものであって、磁束密度を示すものではない。なお、図3a及び図3bでは、送電コイルLt1の磁性コアCt1と、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bの磁性コアCc1a,Cc1bと、受電コイルLrの磁性コアCrの中における磁束の図示は省略している。
まず、図3aを参照して、送電コイルLt1が発生する磁束について説明する。送電コイルLt1は、図3aに示されるように、送電コイルLt1を、第2の補助コイルLc1bから第1の補助コイルLc1aへ向かう方向(図示左向き)に鎖交する磁束Bt1a〜Bt1dを発生している。本例においては、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dは、受電コイルLrに鎖交し、電力伝送に寄与する磁束Bt1a,Bt1bと、受電コイルLrに鎖交することなく、送電コイルLt1から離れた場所を周回する磁束Bt1c,Bt1dがあり、磁束Bt1a,Bt1bが受電コイルLrに鎖交することで、受電コイルLrの巻線Wrに起電力が生じる。そして、受電コイルLrに生じた電力は、整流回路DBによって整流され、負荷Rに出力される。なお、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dは、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bには鎖交しておらず、電力伝送に寄与する磁束Bt1a,Bt1bは、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bによって相殺されないため、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
続いて、図3bを参照して、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束について説明する。なお、図3b中の送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dは図3aに示したとおりである。第1の補助コイルLc1aは、図3bに示されるように、第1の補助コイルLc1aを、第1の補助コイルLc1aから送電コイルLt1の中心部に向かう方向(図示右向き)に鎖交し、かつ、送電コイルLt1に鎖交せず、送電コイルLt1から受電コイルLrに向かう方向(図示上向き)に周回する磁束Bc1a,Bc1bを発生している。具体的には、本実施形態においては、第1の補助コイルLc1aの軸方向が送電コイルLt1と受電コイルLrとの対向方向に対して非平行となっていることから、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bは、いずれも受電コイルLrに鎖交することなく、第1の補助コイルLc1aから離れた場所を周回することとなる。特に、本実施形態においては、第1の補助コイルLc1aの軸方向が送電コイルLt1と受電コイルLrとの対向方向と直交していることから、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bは、第1の補助コイルLc1aから離れた場所にまで大きく周回している。また、第1の補助コイルLc1aの軸が送電コイルLt1の軸と一致していないことから、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bは、送電コイルLt1に鎖交しない。
同様に、第2の補助コイルLc1bは、図3bに示されるように、第2の補助コイルLc1bを、送電コイルLt1の中心部から第2の補助コイルLc1bに向かう方向(図示右向き)に鎖交し、かつ、送電コイルLt1に鎖交せず、受電コイルLrから送電コイルLt1に向かう方向(図示下向き)に周回する磁束Bc1c,Bc1dを発生している。具体的には、本実施形態においては、第2の補助コイルLc1bの軸方向が送電コイルLt1と受電コイルLrとの対向方向に対して非平行となっていることから、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dは、いずれも受電コイルLrに鎖交することなく、第2の補助コイルLc1bから離れた場所を周回することとなる。特に、本実施形態においては、第2の補助コイルLc1bの軸方向が送電コイルLt1と受電コイルLrとの対向方向と直交していることから、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dは、第2の補助コイルLc1bから離れた場所にまで大きく周回している。また、第2の補助コイルLc1bの軸が送電コイルLt1の軸と一致していないことから、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dは、送電コイルLt1に鎖交しない。
次に、本実施形態における不要な漏洩磁界の低減作用について説明する。上述したように、送電コイルLt1は、送電コイルLt1から離れた場所を周回する磁束Bt1c,Bt1dを発生している。この磁束Bt1c,Bt1dは、電力伝送には寄与せず、送電コイルLt1の周辺に不要な漏洩磁界を形成する磁束となる。本実施形態では、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1b及び第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dの周回方向は、いずれも送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dの周回方向と逆向きとなっている。したがって、図3bに示されるように、送電コイルLt1から離れた場所では、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1c,Bt1dの向きと第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dの向きは互いに逆向きとなる。つまり、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1c,Bt1dは、送電コイルLt1から離れた場所において、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dによって相殺されることとなる。その結果、不要な漏洩磁界が低減される。
一方で、送電コイルLt1の近傍においては、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a,Bt1bの向きと第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bの向きがほぼ同じ向きとなっている。つまり、第1の補助コイルLc1aが発生する磁界は、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間に生じる磁界の一部を強めている。このように、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間では、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a,Bt1bの向きと第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bの向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルLt1と受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束Bt1a,Bt1bは、第1の補助コイルLc1aが発生する磁束Bc1a,Bc1bによって相殺されない。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。同様に、送電コイルLt1の近傍においては、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a,Bt1bの向きと第2の補助コイルLc1bが発生するほぼ磁束Bc1c,Bc1dの向きが同じ向きとなっている。つまり、第2の補助コイルLc1bが発生する磁界は、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間に生じる磁界の一部を強めている。このように、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間では、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a,Bt1bの向きと第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dの向きがほぼ同じ向きとなる。したがって、送電コイルLt1と受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束Bt1a,Bt1bは、第2の補助コイルLc1bが発生する磁束Bc1c,Bc1dによって相殺されない。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
このように、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dは、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dのうち、受電コイルLrに鎖交する磁束Bt1a,Bt1dを相殺せずに受電コイルLrに鎖交しない磁束Bt1c,Bt1dを相殺している。そのため、送電コイルLt1から離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係る送電コイルユニットLtu1は、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bの軸は、送電コイルLt1の電力送電方向に対して非平行であり、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dの周回方向は、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a〜Bt1dの周回方向と逆向きである。したがって、送電コイルLt1から離れた場所においては、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1c、Bt1dと、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dが互いに打消し合う。その結果、送電コイルLt1から離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減することができる。
また、本発明に係る送電コイルユニットLtu1においては、送電コイルLt1の軸方向に直交する方向から見て、送電コイルLt1の巻線Wt1と、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bの巻線Wc1a、Wc1bが重ならないように配置される。このような配置により、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dは、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間に形成される磁界の一部を強める。すなわち、送電コイルLt1と受電コイルLrとの間の一部の領域では、送電コイルLt1が発生する磁束Bt1a、Bt1bの向きと第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dの向きがほぼ同じ向きとなり、送電コイルLt1と受電コイルLrを共に鎖交する電力伝送に寄与する磁束Bt1a、Bt1bが、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dに相殺されることを抑制できる。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
さらに、本発明に係る送電コイルユニットLtu1においては、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bの軸は、送電コイルLt1の軸と一致しない。このような配置により、第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dが送電コイルLt1に鎖交し難くなるので、送電コイルLt1において、電力伝送に寄与する磁束Bt1a、Bt1bが第1及び第2の補助コイルLc1a、Lc1bが発生する磁束Bc1a〜Bc1dに相殺されることを抑制できる。その結果、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
以下、本実施形態によって、送電コイルから離れた場所に形成される不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制できることを実施例1と比較例1、2とによって具体的に示す。
実施例1として、上述した実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置S1を用いた。比較例1として、実施例1と特性を比較するために、ワイヤレス電力伝送装置S1において、補助コイルを取り除いたワイヤレス電力伝送装置を用いた。比較例2として、実施例1と特性を比較するために、比較例1に送電コイルの作る磁束と鎖交するノイズ相殺用コイルLn20を追加したワイヤレス電力伝送装置を用いた。
まず、図4を参照して、比較例1のワイヤレス電力伝送装置における送電コイルユニットLtu10と受電コイルLr10の構成を説明する。図4は比較例1の送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。比較例1の送電コイルユニットLtu10は、送電コイルLt10を備える。送電コイルLt10は、螺旋状に巻回されるソレノイド構造のコイルであり、図4に示されるように、磁性コアCt10に巻線Wt10が巻回されて形成されている。比較例1の送電コイルユニットLtu10は、実施例1のワイヤレス電力伝送装置S1の送電コイルユニットLtu1から、第1補助コイルLc1a及び第2の補助コイルLc1bを取り除いた形態である。また、受電コイルLr10は、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCr10に巻線Wr10を巻回して形成されている。なお、比較例1の受電コイルLr10は、実施例1における受電コイルLrと同様である。
次に、図5を参照して、比較例2のワイヤレス電力伝送装置における送電コイルユニットLtu20と受電コイルLr10の構成を説明する。図5は比較例2の送電コイルユニットを受電コイルとともに示す断面図である。送電コイルユニットLtu20は、送電コイルLt20と、ノイズ相殺用コイルLn20と、を備える。比較例2の送電コイルユニットLtu20は、比較例1の送電コイルユニットLtu10にノイズ相殺用コイルLn20を追加した形態である。ノイズ相殺用コイルLn20は、螺旋状に巻回されるソレノイド構造のコイルであり、図5に示されるように、磁性コアCt10にノイズ相殺用コイルLn20の巻線Wn20が巻回され、さらに、ノイズ相殺用コイルLn20の外側に送電コイルLt20の巻線Wt20が巻回されて構成されている。このような構成により、ノイズ相殺用コイルLn20は、送電コイルLt20の作る磁束に鎖交することとなる。ここで、ノイズ相殺用コイルLn20は、送電コイルLt20に対して巻回方向が逆向きである。また、受電コイルLr10は、螺旋状に巻回されるソレノイドコイルであり、板状または棒状の磁性コアCr10に巻線Wr10を巻回して形成されている。なお、比較例2の受電コイルLr10は、実施例1における受電コイルLrと同様である。
ここで、実施例1、比較例1,2における、送電コイルLt1,Lt10、Lt20の巻線Wt1、Wt10、Wt20、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bの巻線Wc1a,Wc1b、ノイズ相殺用コイルLn20の巻線Wn20、及び受電コイルLr,Lr10の巻線Wr、Wr10には、ポリイミドで被覆した直径0.05mmの銅線を4000本程度撚り合わせた直径約6mmのリッツ線を用いた。また、送電コイルLt1,Lt10、Lt20の磁性コアCt1,Ct10、Ct40、第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bの磁性コアCc1a,Cc1b、及び受電コイルLr,Lr10の磁性コアCr,Cr10には、同じ材質のフェライト(比透磁率3000程度)を用いた。
さらに、実施例1における送電コイルユニットLtu1においては、長さ300mm、幅300mm、厚さ15mmの送電コイルLt1の磁性コアCt1と、長さ60mm、幅300mm、厚さ15mmの第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1bの磁性コアCc1a,Cc1bと、長さ300mm、幅300mm、厚さ10mmの受電コイルLrの磁性コアCrを用いた。比較例1の送電コイルユニットLtu10及び比較例2の送電コイルユニットLtu20においては、長さ300mm、幅300mm、厚さ15mmの送電コイルLt10、Lt20の磁性コアCt10と、300mm、幅300mm、厚さ10mmの受電コイルLr10の磁性コアCr10を用いた。
またさらには、実施例1及び比較例1,2における各コイルの巻数は、以下の表1のとおりに設定した。
Figure 0006432251
なお、実施例1及び比較例1、2において、それぞれの送電コイルユニットと受電コイルの間の距離は150mmに設定した。
続いて、実施例1及び比較例1、2において、電力伝送効率と不要な漏洩磁界を測定した。このとき受電コイルは、位置ずれが無い状態、すなわち、送電コイルユニットと受電コイルの間の距離を150mmに保ちつつ、受電コイルの中心とそれぞれの送電コイルユニットの中心の距離も150mmとなる状態で測定を行った。なお、電源PWの供給電力は、負荷Rに供給される電力が3kWとなるように調節した。
電力伝送効率は、事前に測定したインバータINVでの損失と、整流回路DBでの損失を考慮しつつ、電源PWが供給する電力と負荷Rに供給される電力を測定して送電コイルユニットと受電コイルの間の効率を算出した。
不要な漏洩磁界は、送電コイルユニットの中心から10m離れた位置の磁界強度を指標とした。送電コイルユニットの中心から、受電コイルの軸方向に10m離れた位置にループアンテナを設置して磁界強度を測定した。ここで、ループアンテナでは、直交する3方向(X、Y、Z方向)の磁界強度を測定し、これらを合成することで漏洩磁界強度を算出した。なお、送電コイルユニットは床面から500mmの高さに、電力を伝送する面を上に向けて設置しており、受電コイルは、送電コイルユニットの上に、150mmの間隔を空けて設置した。また、ループアンテナは中心が電波暗室の床から1.5mの高さとなるように設置した。
測定結果を図6に示す。図6は実施例1と比較例1,2の測定結果である。図中、棒グラフが電力伝送効率を示しており、折れ線グラフが漏洩磁界強度を示している。
実施例1と比較例1,2の測定結果について考察する。図6に示されるように、実施例1は、比較例1に比べて、電力伝送効率はほぼ同じであり、漏洩磁界強度は低くなっている。また、実施例1は、比較例2に比べて、電力伝送効率は高く、漏洩磁界強度は同程度である。実施例1の補助コイル(第1及び第2の補助コイルLc1a,Lc1b)は、電力伝送に寄与する磁束は相殺しないので、補助コイルを備えない比較例1に対して、電力伝送効率の低下が抑制されている。具体的には、補助コイルに寄生する僅かな抵抗で発生するジュール熱の分だけ、損失が僅かに増加したと考えられる。また、実施例1では、補助コイルが不要な漏洩磁界を形成する磁束を相殺するので、補助コイルを備えない比較例1に比べて、漏洩磁界強度は顕著に小さくなっている。一方、比較例2では、ノイズ相殺用コイル(ノイズ相殺用コイルLn20)が、電力伝送に寄与する磁束と、不要な漏洩磁界を形成する磁束を、共に相殺するため、電力伝送効率と漏洩磁界強度が共に低下したと考えられる。以上のように、実施例1の送電コイルユニットLtu1は、不要な漏洩磁界を低減しつつ、電力伝送効率の低下を抑制できることが確認できた。以上のことから、本実施形態の有効性が確認できた。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
S1…ワイヤレス電力伝送装置、Ut1…ワイヤレス送電装置、PW…電源、INV…インバータ、Ur…ワイヤレス受電装置、Ltu1,Ltu10,Ltu20…送電コイルユニット、Lt1,Lt10、Lt20…送電コイル、Ct1,Ct10…送電のコイルの磁性コア、Wt1、Wt10、Wt20…送電コイルの巻線、Lc1a…第1の補助コイル、Lc1b…第2の補助コイル、Cc1a…第1の補助コイルの磁性コア、Cc1b…第2の補助のコイルの磁性コア、Wc1a…第1の補助コイルの巻線、Wc1b…第2の補助コイルの巻線、Lr、Lr10…受電コイル、Cr、Cr10…受電コイルの磁性コア、Wr、Wr10…受電コイルの巻線、DB…整流回路、R…負荷、Ln20…ノイズ相殺用コイル、Wn20…ノイズ相殺用コイルの巻線、Bt1a〜Bt1d…送電コイルが発生する磁束、Bc1a,Bc1b…第1の補助コイルが発生する磁束、Bc1c,Bc1d…第2の補助コイルが発生する磁束。

Claims (4)

  1. ワイヤレスにて電力を送電する送電コイルユニットであって、
    巻線が螺旋状に巻回された送電コイルと、
    巻線が螺旋状に巻回された第1及び第2の補助コイルと、を備え、
    前記送電コイルの軸は、前記送電コイルと受電コイルとの対向方向に対して直交し、
    前記第1及び第2の補助コイルは、前記送電コイルの背面側に位置し、前記送電コイルの軸方向に直交する方向から見て、前記送電コイルの前記巻線と、前記第1及び第2の補助コイルの前記巻線が重ならないように配置され、
    前記第1及び第2の補助コイルが発生する磁束の周回方向は、前記送電コイルが発生する磁束の周回方向とは互いに逆向きであり、
    前記第1及び第2の補助コイルの軸は、前記送電コイルの電力送電方向に対して非平行であり、且つ、前記送電コイルの軸と一致しないことを特徴とする送電コイルユニット。
  2. 前記第1及び第2の補助コイルの軸は、前記送電コイルの電力送電方向に対して略直交することを特徴とする請求項1に記載の送電コイルユニット。
  3. 前記送電コイルと前記第1及び第2の補助コイルは、それぞれ磁性コアをさらに備え、
    前記第1の補助コイルの磁性コアは、前記送電コイルの磁性コアに連結され、
    前記第2の補助コイルの磁性コアは、前記送電コイルの磁性コアに連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の送電コイルユニット。
  4. ワイヤレスにて電力が伝送されるワイヤレス電力伝送装置であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の送電コイルユニットと、
    磁性コアに巻線が巻回された螺旋状コイルである受電コイルと、を備えることを特徴とするワイヤレス電力伝送装置。
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