JP6428208B2 - 塗料組成物、該組成物を用いた自己修復型形成塗膜 - Google Patents
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変性ポリイソシアネートの原料に使用されるポリオールとして、具体的には、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3,3−ジメチロールヘプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド付加物、ビス(β−ヒドロキシエチル)ベンゼン、キシリレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールや、ポリエステルポリオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール、ポリオレフィンポリオール、シリコーンポリオール、フッ素系ポリオール、ヒマシ油系ポリオール等の水酸基が少なくとも二個以上含有するポリオールが挙げることができ、単独、又は二種類以上を組み合わせて適宜使用することができる。
変性ポリイソシアネートの原料に使用される有機ポリイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネートを使用することができる。また、性能が低下しない範囲で、これらのアロファネート変性ポリイソシアネート、イソシアヌレート変性ポリイソシアネート、ウレトジオン変性ポリイソシアネート、ウレタン変性ポリイソシアネート、ビュレット変性ポリイソシアネート、ウレトイミン変性ポリイソシアネート、アシルウレア変性ポリイソシアネート等を併用することもできる。
芳香族ポリイソシアネートの具体例としては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート混合物、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート混合物、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジフェニル−4,4’−ジイソシアネート、2,2’−ジフェニルプロパン−4,4’−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルプロパンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメトキシジフェニル−4,4’−ジイソシアネート等を挙げることができる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートの具体例としては、1,3−又は1,4−キシリレンジイソシアネート又はその混合物、1,3−又は1,4−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン又はその混合物、ω,ω’−ジイソシアナト−1,4−ジエチルベンゼン等を挙げることができる。
脂肪族ポリイソシアネートの具体例としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、2−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、トリオキシエチレンジイソシアネート等を挙げることができる。
脂環族ポリイソシアネートの具体例としては、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシレンジイソシアネート等を挙げることができる。
第1工程:数平均分子量が100〜1,000のポリテトラメチレングリコール及びポリカーボネートポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオールと有機ジイソシアネートとを、水酸基に対してイソシアネート基が過剰になる量を仕込み、有機溶剤の存在下、又は非存在下、20〜100℃でウレタン化反応させて変性ポリイソシアネート用イソシアネート基末端プレポリマーIを製造する。
有機溶剤の具体例としては、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素類、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネート等のグリコールエーテルエステル類、ジオキサン等のエーテル類、ヨウ化メチレン、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルアミド等の極性非プロトン溶剤等が挙げられる。これらの溶剤は、単独、又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
有機ポリイソシアネート及びポリオールを反応させて、変性ポリイソシアネート用イソシアネート基末端プレポリマーIを製造する際のウレタン化反応温度は、20〜120℃であり、好ましくは50〜100℃である。尚、ウレタン化反応の際、公知のウレタン化触媒を用いることができる。具体的には、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミンやトリエチルアミン等の有機アミンやその塩を選択して用いる。これらの触媒は、単独、又は二種以上併用して用いることができる。ウレタン化反応の反応時間は、触媒の有無、種類、及び温度により異なるが、一般には10時間以内、好ましくは1〜5時間で十分である。
ウレタン化反応が終了後アロファネート化反応を行い、アロファネート変性された変性ポリイソシアネート用イソシアネート基末端プレポリマーIIを製造する。この時、アロファネート化反応は、ウレタン化反応と同時に行ってもウレタン化反応後に行ってもよい。ウレタン化反応とアロファネート化反応とを同時に行う場合には、アロファネート化触媒の存在下で反応を行えばよく、ウレタン化反応後にアロファネート化反応を行う場合には、アロファネート化触媒の非存在下で、所定時間ウレタン化反応を行った後、アロファネート化触媒を添加してアロファネート化反応を行えばよい。
アロファネート化反応で使用されるアロファネート化触媒としては、公知の触媒から適宜選択して用いることができ、例えば、カルボン酸の金属塩を用いることができる。
アロファネート化反応後、触媒の活性を失活させる反応停止剤を添加してアロファネート化反応を停止させる。反応停止剤の添加時期は、アロファネート化反応後であれば特に限定されないが、副反応の進行を抑制するためにも、反応終了後速やかな添加が好ましい。
ここで使用される反応停止剤としては、具体的にはリン酸、塩酸等の無機酸、スルホン酸基、スルファミン酸基等を有する有機酸、及びこれらのエステル類、アシルハライド等公知の化合物が使用される。これらは、単独、又は二種以上を併用することができる。また、反応停止剤の添加量は触媒の種類によって異なるが、触媒の0.5〜10当量となるのが好ましく、0.8〜5.0当量が特に好ましい。反応停止剤の添加量が少ない場合には、得られるアロファネート変性された変性ポリイソシアネートの貯蔵安定性が低下する場合がある。また、添加量が多すぎる場合は着色が生じる恐れがある。
前記の反応工程終了後、遊離の未反応の有機ジイソシアネートを除去する精製工程を経ることができる。この精製工程は主に低粘度タイプのアロファネート変性ポリイソシアネートを製造する場合に用いられる。
精製工程では、反応混合物中に存在している遊離の未反応有機ジイソシアネートを、例えば10〜100Paの高真空下での120〜140℃における薄膜蒸留により、1.0質量%以下の残留含有率まで除去することが好ましい。上限値を超える場合、臭気や貯蔵安定性の低下を招く恐れがある。
ブロック剤は、アロファネート変性された変性ポリイソシアネートのイソシアネート基をブロック化し、水分や水酸基等の活性水素基との反応を消失させ一液化を可能とする。更に、ブロック化されたポリイソシアネートは、加熱することによってブロック剤が解離し、再びイソシアネート基が活性化することで、活性水素基と反応する潜在性の硬化剤である。
(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、炭素数1〜20のアルキルエステルものを挙げることができる。このような(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシルのような(メタ)アクリル酸アルキルエステル、シクロヘキシル(メタ)アクリレートのような(メタ)アクリル酸の脂環属アルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジルのような(メタ)アクリル酸アリルエステルを挙げることができる。このような(メタ)アクリル酸エステルは、単独で又は二種類以上組み合わせたものを挙げることができる。
(メタ)アクリル酸ヒドロキシ化合物の具体例としては、ポリイソシアネート組成物との反応点となりうる少なくとも分子内に1個以上の水酸基を有しており、具体的には、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等のアクリル酸ヒドロキシ化合物が挙げられる。また、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピルメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート等のメタクリル酸ヒドロキシ化合物が挙げられる。これら(メタ)アクリル酸ヒドロキシ化合物は、単独で又は二種以上を組み合わせたものを挙げることができる。
重合開始剤は、熱重合開始剤、光重合開始剤を挙げることができ、重合方法によって適宜選択される。
ポリカーボネートポリオールの具体例としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3−ジメチロールヘプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド付加物、ビス(β−ヒドロキシエチル)ベンゼン、キシリレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオールの一種類以上と、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のジアルキルカーボネート類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のアルキレンカーボネート類、ジフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ジアントリルカーボネート、ジフェナントリルカーボネート、ジインダニルカーボネート、テトラヒドロナフチルカーボネート等のジアリールカーボネート類との脱アルコール反応や脱フェノール反応から得られるものを挙げることができる。
ポリエステルポリオールとしては、具体的にはフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、クルタコン酸、アゼライン酸、セバシン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイドロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,β−ジエチルサクシン酸、マレイン酸、フマル酸等のジカルボン酸又はこれらの無水物等の1種類以上と、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3−ジメチロールヘプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド付加物、ビス(β−ヒドロキシエチル)ベンゼン、キシリレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオール類の1種類以上との縮重合反応から得られるものを挙げることができる。また、ε−カプロラクトン、アルキル置換ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、アルキル置換δ−バレロラクトン等の環状エステル(いわゆるラクトン)モノマーの開環重合から得られるラクトン系ポリエステルポリオール等を挙げることができる。更に、低分子ポリオールの一部をヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、モノエタノールアミン等の低分子ポリアミンや低分子アミノアルコールに代えて得られるポリエステル−アミドポリオールを挙げることができる。
ポリエーテルポリオールとしては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシテトラメチレン基、オキシシクロヘキシル基から選ばれる少なくとも一種類のオキシアルキレン基を分子骨格中に有するポリエーテルポリオールを使用することができる。ポリエーテルポリオールの具体例としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3−ジメチロールヘプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールA、ビス(β−ヒドロキシエチル)ベンゼン、キシリレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオール類、又はエチレンジアミン、プロピレンジアミン、トルエンジアミン、メタフェニレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、キシリレンジアミン等の低分子ポリアミン類等のような活性水素基を2個以上、好ましくは2〜3個有する化合物を開始剤として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイド類を付加重合させることによって得られるポリエーテルポリオール、或いはメチルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエーテル類、フェニルグリシジルエーテル等のアリールグリシジルエーテル類、テトラヒドロフラン等の環状エーテルモノマーを開環重合することで得られるポリエーテルポリオールを挙げることができる。
ポリオレフィンポリオールの具体例としては、水酸基を2個以上有するポリブタジエン、水素添加ポリブタジエン、ポリイソプレン、水素添加ポリイソプレン等を挙げることができる。
シリコーンポリオールの具体例としては、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等を重合したビニル基含有シリコーン化合物、及び分子中に少なくとも1個の末端水酸基を有する、α,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン、α,ω−ジヒドロキシポリジフェニルシロキサン等のポリシロキサンを挙げることができる。
フッ素系ポリオールの具体例としては、含フッ素モノマーとヒドロキシ基を有するモノマーとを必須成分として共重合反応により得られる線状、又は分岐状のポリオールである。ここで、含フッ素モノマーとしては、フルオロオレフィンであることが好ましく、例えば、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリクロロフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、トリフルオロメチルトリフルオロエチレンが挙げられる。また、ヒドロキシル基を有するモノマーとしては、例えば、ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、シクロヘキサンジオールモノビニルエーテル等のヒドロキシアルキルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルアリルエーテル等のヒドロキシアルキルアリルエーテル、ヒドロキシアルキルクロトン酸ビニル等のヒドロキシル基含有カルボン酸ビニル、又はアリルエステル等のヒドロキシル基を有するモノマーが挙げられる。
動植物系ポリオールの具体例としては、ヒマシ油脂肪酸とポリオールとの反応により得られる線状又は分岐状ポリエステルポリオールであるヒマシ油が挙げられる。また、脱水ヒマシ油、一部分を脱水した部分脱水ヒマシ油、水素を付加させた水添ヒマシ油も使用することができる。その他に、絹フィブロイン等も挙げられる。
次に、本発明の自己修復型塗料組成物の具体的な製造手順について説明する。なお、自己修復型塗料組成物の製造方法としては、本発明の効果を奏すれば特に限定されない。
本発明において、有機ポリイソシアネート(A)と、アクリルポリオール(B)と、ポリカーボネートポリオール(C)を使用した自己修復型塗料組成物の製造方法としては、特に限定するものではないが、有機ポリイソシアネート(A)中のイソシアネート基と、アクリルポリオール(B)及びポリカーボネートポリオール(C)中の水酸基のモル比(R)が、R=イソシアネート基/水酸基で0.8〜1.2となるように配合することが好ましい。下限値未満の場合には水酸基が過剰になり、耐水性や耐湿熱性の低下を招く恐れがある。また、架橋密度が低下し耐久性の低下やコーティング塗膜の機械的強度が低下する恐れがある。上限値を超える場合にはイソシアネート基が過剰になり、イソシアヌレート基やウレア基が生成し、コーティング塗膜の柔軟性の低下を招き、実使用上の自己修復性が得られない恐れがある。
<合成例1>
撹拌機、温度計、冷却管、滴下ロートを備えた容量1000ミリリットルの四つ口フラスコに、ヘキサメチレンジイソシアネート(東ソー社製、NCO含有量:49.9質量%、以下「HDI」という。)を700g、PTMG−250(保土谷化学工業社製、PTG−250):ポリテトラメチレングリコール、数平均分子量250を300g仕込み、窒素気流下、80℃でウレタン化反応を2時間行った。その後、オクチル酸ジルコニウム(商品名:オクチル酸ジルコニール、第一稀元素化学工業社製、以下「OctZr」という。)を0.05g添加し、110℃でアロファネート化反応を2時間行った。NCO含有量が40.3質量%に達した後、JP−508(城北化学工業社製、酸性リン酸エステル)を0.11g添加し、停止反応を行い、反応液を室温に冷却した。
・測定器:「HLC−8120」(東ソー社製)
・カラム:「TSKguardcolumn HXL−L」(東ソー社製)
粒径=6μm、サイズ=6mmID×30cm×4本
・キャリア:テトラヒドロフラン(THF)
・検出器:視差屈折
・サンプル:0.1%THF溶液
・検量線:ポリスチレン。
・AP−B:DIC社製アクリディックA−801
・AP−C:DIC社製アクリディックZHP−108,Tg19℃
・AP−D:DIC社製アクリディックZHP−972,Tg21℃
・PCP−A:1,6−ヘキサンジオール/3−メチル−1,5−ペンタンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量500
・PCP−B:1,6−ヘキサンジオール/ポリカプロラクトン系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量500
・PCP−C:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量500
・PCP−D:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量600
・PCP−E:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量700
・PCP−F:1,6−ヘキサンジオール/3−メチル−1,5−ペンタンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量1000
・PCP−G:1,6−ヘキサンジオール/3−メチル−1,5−ペンタンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量2000
・PCP−H:1,6−ヘキサンジオール/3−メチル−1,5−ペンタンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量3000
・PCP−I:1,6−ヘキサンジオール/ポリカプロラクトン系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量1000
・PCP−J:1,6−ヘキサンジオール/ポリカプロラクトン系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量2000
・PCP−K:1,6−ヘキサンジオール/ポリカプロラクトン系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量3000
・PCP−L:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量800
・PCP−M:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量900
・PCP−N:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量1000
・PCP−O:1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール、数平均分子量2000。
表1〜3に示すように、得られた変性有機ポリイソシアネートと、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、添加剤としてBYK−SILCLEAN3700、触媒として、U−CAT SA102、希釈溶剤として酢酸エチルを加え混合し、塗料を調整した。
・塗装方法:アプリケーターを使用
・湿度条件:50%RH
・温度条件:23℃
・被着体:アクリル樹脂(クラレ社製、2mm厚)
・乾燥条件:80℃で5時間強制乾燥
・膜厚:約20μm。
・塗装方法:ポリスポイトを使用
・湿度条件:50%RH
・温度条件:23℃
・被着体:アクリル樹脂(クラレ社製、2mm厚)
・乾燥条件:80℃で5時間強制乾燥
・膜厚:約150μm。
<自己修復性>
得られた塗膜に、温度23℃、50%RHの環境下において、真鍮製のワイヤーブラシで塗膜をこすり、塗膜表面に形成した傷の自己修復する時間を測定した。
・60秒未満で傷跡が修復する:合格
・60秒以上、又は塗膜の破れを生じる:不合格
(2)評価試験2:
<修復限界強度>
得られた塗膜に、温度23℃、50%RHの環境下において、画鋲にのせるおもりの重量を変えて傷つけ,60秒以内に復元可能な最大荷重を評価した。
<塗料配合液外観>
調製した塗料配合液の外観を観察した。
・塗料配合液が透明:合格
・塗料配合液に濁りが認められる:不合格
(4)評価試験4:
<塗膜外観>
得られた塗膜の外観を観察した。
・塗膜が平滑でかつ透明:合格
・塗膜に凸凹やヒビが発生したり、濁りが認められる:不合格。
Claims (8)
- 有機ポリイソシアネート(A)と、アクリルポリオール(B)と、ポリカーボネートポリオール(C)とから得られる自己修復型塗料組成物であって、有機ポリイソシアネート(A)が、ポリテトラメチレングリコールと有機ジイソシアネートとから得られる、3.0以上の官能基数をもつ変性ポリイソシアネートであり、ポリカーボネートポリオール(C)の数平均分子量が250〜750であることを特徴とする自己修復型塗料組成物。
- 有機ポリイソシアネート(A)の原料に用いる有機ジイソシアネートが脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の自己修復型塗料組成物。
- 有機ポリイソシアネート(A)の原料に用いる有機ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートであることを特徴とする請求項1に記載の自己修復型塗料組成物。
- 有機ポリイソシアネート(A)が、アロファネート変性ポリイソシアネート及びイソシアヌレート変性ポリイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自己修復型塗料組成物。
- アクリルポリオール(B)のガラス転移点が−20〜50℃であり、水酸基価が20〜50mgKOH/gであり、かつ数平均分子量が6,000〜15,000であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自己修復型塗料組成物。
- 有機ポリイソシアネート(A)中のイソシアネート基と、アクリルポリオール(B)及びポリカーボネートポリオール(C)中の水酸基のモル比(R)が、R=イソシアネート基/水酸基で0.8〜1.2の比で配合することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自己修復型塗料組成物。
- アクリルポリオール(B)とポリカーボネートポリオール(C)とを9:1〜7:3(質量比)で配合することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自己修復型塗料組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の自己修復型塗料組成物を被着体表面上に塗布し、塗膜を形成することを特徴とする自己修復型形成塗膜の形成方法。
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