JP6391044B2 - プレート式熱交換器およびそのペアプレート - Google Patents
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Description
このような構成によれば、ペアプレートの一部に仮に破損が発生し、流路内の流体が破損箇所から漏出する事態が発生したとしても、この流体が前記流路の隣に位置する他の流路に直ちに流入することは防止され、2種類の熱交換対象流体どうしが混合しないようにすることが可能である。また、ペアプレートは、たとえば1枚の金属板を加工して形成されただけの伝熱プレート(非ペアプレート)と比較して強度を高くし、全体の耐久寿命なども長くすることが可能である。
このような手法を実現するには、ペアプレートを構成する上下2枚の伝熱プレートを接合する場合に、前記した流体がペアプレートの外部に流出可能な隙間が生じるように設定する必要がある。伝熱プレートの接合手段としては、一般的にロウ付けが採用されているが、このようなロウ付けを行なう場合、たとえば上下2枚の伝熱プレートの全周どうしを隙間なくロウ付けしたのでは、外部への流体流出が困難となる。ロウ付けされていない箇所を部分的に設ければ、ペアプレートの外部への流体流出が可能となるものの、このような仕様に適切に仕上げることは難しく、ロウ付けが不適切である場合には、ペアプレートの強度を十分に確保することができない。従来においては、このような点において苦慮するものとなっていた。
前記構成は、ペアプレートを水平な姿勢に設定した状態における構成(上下などの位置関係)であり、必ずしもペアプレートを備えたプレート式熱交換器の実際の使用状況(たとえば、横倒し姿勢の使用状況)下における構成ではない。
第1に、前記した構成におけるロウ付けは、後述する実施形態においても説明するように、たとえば上側の伝熱プレートの本体プレート上にロウ材を載せて加熱溶融させ、溶融したロウ材を上側の伝熱プレートの周壁部および下側の伝熱プレートの周壁部の外面に沿って流れさせることにより行なうことが可能である。このようなロウ付けの手法を採用した場合、フランジ部の先端裏側にロウ材が回り込まないようにし、フランジ部が設けられた位置においては、上側および下側の伝熱プレートの周壁部どうしのロウ付けがなされないようにすることができる。これに対し、フランジ部が設けられていない位置においては、上側の伝熱プレートの周壁部の下端縁と下側の伝熱プレートの周壁部との間に溶融したロウ材を到達させ、この部分をロウ付けすることができる。このように、本発明が意図するロウ付けは、簡易な手法により実現することができ、生産コストを廉価に抑制することが可能である。
第2に、フランジ部が設けられた位置においては、上側および下側の伝熱プレートの周壁部どうしのロウ付けが回避されているために、この部分を、流体漏れ発生時において上側および下側の伝熱プレートの相互間に流入した流体を外部へ流出させるための部分とすることが可能となる。したがって、ペアプレートの内部への流体漏れが発生した場合に、これを的確に検知することの実現に役立つ。
第3に、上側および下側の伝熱プレートのそれぞれの周壁部のうち、前記フランジ部が設けられていない箇所においては、適切にロウ付けを図ることが可能である。したがって、上側および下側の伝熱プレートの接合強度を適切に確保することができる。本発明では、フランジ部をどの位置にどのようなサイズで設けるかによって、上側および下側の伝熱プレートの接合強度などを適宜変更することが可能であり、設計製作も容易である。
にする効果をもたらす。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるプレート式熱交換器のペアプレートについて述べたのと同様な効果が得られる。
らは、いずれもステンレス製などの金属板をプレス加工して形成され、その平面視形状は、略矩形状である。また、これらの部材は、厚み方向に積層され、かつロウ付けされている。なお、図面においては、第1および第2のペアプレートP1,P2などが上下高さ方向に積層した起立状態に示されているが、プレート式熱交換器HEは、これとは異なり、横倒し状態で用いられる場合が多い。以降の説明における各部の上下関係などの配置は、図面に則したものとする。
介してロウ付けされている。ロウ材90は、開口部13を構成する孔部13a,13bの対向領域を囲む環状である。
まず、図5に示すように、プレート本体部10a上に、シート状のロウ材91を配置する。このロウ材91は、開口部13を避けるように形成されており、好ましくは、プレート本体部10aの上面をできるだけ大きな面積で覆うサイズとされている。上側および下側の伝熱プレート1A,1Bの相互間には、図3(b)で示したロウ材90も配設しておく。このような設定状態において、ロウ材90,91を加熱溶融させる。すると、ロウ材91については、図6(a)の矢印で示すように流れる。具体的には、溶融ロウ材は、上側の伝熱プレート1Aのプレート本体部10a上から周壁部11aの外面に沿って流れ、さらに下方へ流れていく。この過程において、フランジ部12が設けられていない領域においては、溶融ロウ材の一部が、図6(c)で示す周壁部11aの下端縁の下側領域n1に回り込み、この下端縁と周壁部11bの外面とはロウ付けされる。
なお、図5および図6を参照して説明したロウ付け作業は、プレート式熱交換器HEの製造に際し、第1および第2のペアプレートP1,P2ごとに個別に行なわれるものではない。プレート式熱交換器HEの製造に際しては、まず複数の第1および第2のペアプレートP1,P2の構成要素を積層させることにより、ロウ付けされていない状態のプレート式熱交換器HEを組み立て、かつこれを加熱炉に搬入して加熱することにより、各部のロウ付けを纏めて行なわせることとなる。
うしは接触しており、流体流出用の隙間が積極的に設けられた構成とはなっていないが、前記流体は所定の圧力をもっているため、この圧力により周壁部11a,11bどうしの間を通過し、第1のペアプレートP1の外部に円滑に流出することとなる。
第2のペアプレートP2についても、第1のペアプレートP1について述べたのと同様な作用が得られる。
P1,P2 第1および第2のペアプレート(ペアプレート)
1A,1B 上側および下側の伝熱プレート
10a,10b プレート本体部
11a,11b 周壁部
12 フランジ部
13a,13b 孔部
90,91 ロウ材
Claims (4)
- プレート本体部の外周縁に下向き突出状の周壁部が連設された構成をそれぞれ有する上側および下側の伝熱プレートを備えており、
これら上側および下側の伝熱プレートは、前記上側の伝熱プレートの周壁部が前記下側の伝熱プレートの周壁部に外嵌されるようにして互いに重ね合わされ、かつ前記上側の伝熱プレートの周壁部の下端縁が、前記下側の伝熱プレートの周壁部にロウ付けされている、プレート式熱交換器のペアプレートであって、
前記上側の伝熱プレートの周壁部には、この周壁部の前記下端縁よりも外方に向けて突出する少なくとも1つのフランジ部が連設されており、このフランジ部が設けられた位置においては、前記上側および下側の伝熱プレートの周壁部どうしのロウ付けが回避された構成とされていることを特徴とする、プレート式熱交換器のペアプレート。 - 請求項1に記載のプレート式熱交換器のペアプレートであって、
前記フランジ部は、先上がり状に湾曲または屈曲した形態とされている、プレート式熱交換器のペアプレート。 - 請求項1または2に記載のプレート式熱交換器のペアプレートであって、
前記上側および下側の伝熱プレートの両プレート本体部の四隅部分のそれぞれの近傍には、熱交換対象流体通過用の上下一対の孔部が対向して設けられ、かつ前記両プレート本体部は、前記一対の孔部の対向領域を囲むロウ材を介して互いに接合されており、
前記フランジ部は、前記上側の伝熱プレートの周壁部の四隅部分に設けられている、プレート式熱交換器のペアプレート。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のプレート式熱交換器のペアプレートが用いられていることを特徴とする、プレート式熱交換器。
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