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JP6388174B2 - フローティングジョイントの製造方法、及びその方法により製造されたフローティングジョイント - Google Patents

フローティングジョイントの製造方法、及びその方法により製造されたフローティングジョイント Download PDF

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Description

本発明は、アクチュエータと被動体の間に適用され相互の芯ずれを吸収するフローティングジョイントの製造方法、及びその方法により製造されたフローティングジョイントに関する。
フローティングジョイントは、アクチュエータの駆動軸とワーク(被動体)とを接続する構造体である。このフローティングジョイントは、駆動軸の軸心とワークとの芯ずれ、又は平行度の精度不足を吸収しつつ、アクチュエータの駆動力をワークに伝達する。
例えば、特許第3556338号公報に開示のフローティングジョイントは、弾性材料からなるジョイントケース内にスタット部のフランジを収容する一方、ジョイントケースの先端からスタット部の雄ねじ部を突出させている。また、ジョイントケース内には、スタット部を傾き自在とする内部構造物(ソケット部、押ネジ部材等)が組み込まれる。シリンダロッドとワークの間に芯ずれが生じる場合は、ジョイントケースが撓みつつスタット部が適度に傾くことで、この芯ずれを吸収する。
ところで、この種のフローティングジョイントは、通常、スタット部をスムーズに傾かせるために、内部構造物を構成するジョイントケース内の複数の部材同士又はスタット部の間に多少の隙間が必要となる。その一方で、フローティングジョイントは、複数の部材をがたつかせずにジョイントケース内に押さえ込むと共に、部材の抜けを確実に防止する構造であることが求められる。
本発明は、上記の実情を鑑みてなされたものであり、複数の部材を効率的且つ所定の隙間を持つように組み付け、しかも脱落を防止し得るフローティングジョイントの製造方法、及びその方法により製造されたフローティングジョイントを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ケースの一端に設けられる第1接続部と、前記ケースの他端に設けられる第2接続部とが相対的に揺動可能なフローティングジョイントの製造方法であって、前記第1接続部の端部で径方向外側に突出する第1接続部側突部、前記第2接続部の端部で径方向外側に突出する第2接続部側突部、前記第2接続部側突部の一方面に配置され前記第2接続部を揺動可能に押さえる押さえ部材、及び前記押さえ部材の前記第2接続部側突部の反対側に設定される所定の仮止め位置に配置される抜け止め部材、を前記ケースの内部に収容する収容工程と、前記ケースの端部を内側にかしめて前記抜け止め部を覆うかしめ工程と、前記抜け止め部材を前記仮止め位置から前記押さえ部材に向けて押圧して、前記押さえ部材と前記抜け止め部材の間の隙間を調整する隙間調整工程と、を有することを特徴とする。
上記によれば、フローティングジョイントの製造時において、収容工程後、かしめ工程と隙間調整工程とを行うことで、抜け止め部材を確実にかしめると共に、押さえ部材と抜け止め部材の隙間を精度よく調整することができる。すなわち、かしめ工程においてケースの端部を内側にかしめて抜け止め部材を覆うことで、抜け止め部材の抜けが良好に阻止され、この抜け止め部材よりもケース奥側に収容されている各部材の脱落を防ぐことができる。また、隙間調整工程において、抜け止め部材を押圧して押さえ部材との隙間を調整することで、各部材を強く押さえ付けることが抑止され、第1及び第2接続部の揺動をスムーズに行うことができる。
また、前記かしめ工程及び前記隙間調整工程では、同一のかしめ用工具を使用することが好ましい。
このように、かしめ工程と隙間調整工程で、同一のかしめ用工具を使用することで、かしめ用工具の1回の押圧動作により、かしめと隙間の調整を連続して行うことができる。これにより、フローティングジョイントの製造効率がより一層向上すると共に、製造装置の制御やメンテナンスが簡単化し、製造コストを低廉化することができる。
或いは、前記かしめ工程では、かしめ用工具の押圧により前記ケースのかしめを行い、前記隙間調整工程では、前記抜け止め部材に対向する平坦面を有する隙間調整用工具の押圧により前記隙間の調整を行う構成であってもよい。
このように、かしめ工程でかしめ用工具を使用し、隙間調整用工程で隙間調整用工具を使用しても、フローティングジョイントを良好に製造することができる。特に専用のかしめ用工具及び隙間調整用工具を個別に使い分けることにより、かしめと隙間の調整をより高精度に行うことが可能となる。
ここで、前記ケースは、前記第1接続部側突部、前記第2接続部側突部、前記押さえ部材及び前記抜け止め部材を囲う周壁を有し、前記かしめ工程では、前記かしめ用工具の押圧により前記周壁の端部の内側肉部を切削してかしめることが好ましい。
このように、かしめ工程でかしめ用工具の押圧により周壁の端部の内側肉部を切削してかしめることで、内側肉部を内側に容易に塑性変形させて抜け止め部材を押さえ付けることができる。
この場合、前記かしめ用工具は、筒状に形成され、前記ケースの端部に対向する対向面の内縁部よりも外縁部が前記ケースの方向に突出しているとよい。
これにより、かしめ用工具の突出した外縁部は、ケースの端部を容易に切削することができるので、かしめ工程をさらに短時間且つ精度よく行うことができる。
また、前記の目的を達成するために、本発明は、ケースの一端に設けられる第1接続部と、前記ケースの他端に設けられる第2接続部とが相対的に揺動可能なフローティングジョイントであって、前記第1接続部の端部で径方向外側に突出する第1接続部側突部、前記第2接続部の端部で径方向外側に突出する第2接続部側突部、前記第2接続部側突部の一方面に配置され前記第2接続部を揺動可能に押さえる押さえ部材、及び前記押さえ部材の前記第2接続部側突部の反対側に設定される所定の仮止め位置に配置される抜け止め部材、を前記ケースの内部に収容する収容工程と、前記ケースの端部を内側にかしめて前記抜け止め部材を覆うかしめ工程と、前記抜け止め部材を前記仮止め位置から前記押さえ部材に向けて押圧して、前記押さえ部材と前記抜け止め部材の間の隙間を調整する隙間調整工程と、を行うことにより製造されることを特徴とする。
上記によれば、フローティングジョイントは、かしめ工程と隙間調整工程とにより製造されることで、抜け止め部材が確実にかしめられ、また押さえ部材と抜け止め部材の隙間が精度よく調整される。そのため、第1接続部と第2接続部の揺動を円滑に行うことができる。
この場合、前記第1接続部は、前記ケースの一端から突出するロッドと、前記ケース内で前記ロッドとは別部材に構成され前記第2接続部側突部に接触する座部材と、を含むとよい。
このように、第1接続部がロッドと座部材とにより構成されることで、ロッドと座部材を相対的に移動させて、ロッドの軸心と第2接続部の軸心を偏心させることができる。これにより、フローティングジョイントは駆動源と被動体の芯ずれを良好に吸収することができる。
さらに、前記第1接続部と前記第2接続部側突部の接触部分、及び/又は前記第2接続部側突部と前記押さえ部材の接触部分には、潤滑剤を溜める凹部が形成されていることが好ましい。
このように、フローティングジョイントは、潤滑剤を溜める凹部を備えることで、各々の接触部分の潤滑剤の減少を抑えて、円滑な揺動を実現することができる。
本発明に係るフローティングジョイントの製造方法、及びその方法により製造されたフローティングジョイントによれば、複数の部材を効率的且つ所定の隙間を持つように組み付け、しかも脱落を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るフローティングジョイントの全体構成を示す側面断面図である。 図2Aは、図1のフローティングジョイントの斜視図であり、図2Bは、図1のフローティングジョイントのケースとスタッドの組み付けを示す斜視図である。 図1のフローティングジョイントの一部を拡大して示す側面断面図である。 本発明の他の変形例に係るフローティングジョイントの全体構成を示す側面断面図である。 図5Aは、図1のフローティングジョイントの傾動動作を示す側面断面図であり、図5Bは、図1のフローティングジョイントの偏心動作を示す側面断面図である。 図6Aは、第1実施形態に係るフローティングジョイントの製造方法を示す第1説明図であり、図6Bは、図6Aに続く製造方法を示す第2説明図であり、図6Cは、図6Bに続く製造方法を示す第3説明図である。 図7Aは、図6Cに続く製造方法を示す第4説明図であり、図7Bは、図7Aに続く製造方法を示す第5説明図である。 図8Aは、第2実施形態に係るフローティングジョイントの製造方法を示す第1説明図であり、図8Bは、図8Aに続く製造方法を示す第2説明図であり、図8Cは、図8Bに続く製造方法を示す第3説明図である。 図9Aは、図8Cに続く製造方法を示す第4説明図であり、図9Bは、図9Aに続く製造方法を示す第5説明図であり、図9Cは、図9Bに続く製造方法を示す第6説明図である。 図10Aは、第3実施形態に係るフローティングジョイントの製造方法を示す第1説明図であり、図10Bは、図10Aに続く製造方法を示す第2説明図であり、図10Cは、図10Bに続く製造方法を示す第3説明図である。 図11Aは、図10Cに続く製造方法を示す第4説明図であり、図11Bは、図11Aに続く製造方法を示す第5説明図であり、図11Cは、図11Bに続く製造方法を示す第6説明図である。
以下、本発明に係るフローティングジョイントについてその製造方法との関係で好適な実施形態をあげ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
フローティングジョイント10(以下、単にジョイント10ともいう)は、図1に示すように、シリンダ12等のアクチュエータに取り付けられ、シリンダ12の駆動力を被動体であるワークWに伝達するものである。具体的には、ジョイント10の一端部がシリンダ12の駆動軸14の先端取付部14aに接続され、その反対側の他端部がワークWに接続される。なお、ジョイント10は、ワークWに直接取り付けられる他に、ワークWが搭載される図示しない設置構造体に接続されてワークWに駆動力を伝えてもよい。
また、ジョイント10の取付対象であるシリンダ12としては、例えば、エアシリンダ、水圧シリンダ、油圧シリンダ等の流体シリンダ、或いは電動シリンダ等があげられる。勿論、アクチュエータは、シリンダ12に限定されず、他の直線駆動型の駆動源(回転駆動を直線駆動に変換したものを含む)でもよい。
そして、ジョイント10は、シリンダ12とワークWの間で相互の芯ずれ又は平行度の精度不足を吸収する機能を有する。具体的には、ジョイント10は、ワークWに接続される第1接続部16と、シリンダ12に接続される第2接続部18とを備える。シリンダ12とワークWにずれが生じている場合には、第1接続部16と第2接続部18が相対的に傾く、又は相対的に径方向に偏心することで、そのずれを吸収する。以下では、ジョイント10の製造方法の理解の容易化のため、先ずジョイント10の各構成について詳述する。
本実施形態に係るジョイント10は、ケース20、スタッド22(ロッド)、ディスク24(座部材)、ソケット26、リング28(押さえ部材)、プレート30(抜け止め部材)及びダストカバー32を備える。
ケース20は、複数の部材を収容する収容空間34を備えた筐体である。このケース20は、径方向に比較的大きく、軸方向に比較的短い円筒状に形成される。また、ケース20は、その軸心に沿って平行に延びる周壁36と、周壁36の先端に連なり径方向内側に若干延びる端壁38とを有する。
周壁36の外周面は、ユーザがジョイント10を把持してねじ込み易いように、正面視で、平坦面と円弧面を交互に繰り返す多角形状(例えば、6角形や8角形)に形成される(図2Aも参照)。周壁36の基端には、収容空間34に連通する基端開口34aが設けられている。ジョイント10の各部材は、この基端開口34aから収容空間34に収容される。
また、周壁36の基端開口34a寄り内周面には、プレート30を固定するための凹部40が形成されている。この凹部40は、ジョイント10の製造時のかしめ工程前までは、プレート30を配置する仮止め位置として配置用段差40aに形成されている(図6Aも参照)。そして、かしめ後にかしめられたケース20の基端内側肉部20aと配置用段差40aが協働することで凹部40となる。
一方、端壁38は、周壁36から径方向内側に延びる延出端により収容空間34に連通する先端開口34bを形成している。先端開口34bには、スタッド22の一部(雄ねじ部44)が貫通配置される。また、端壁38の収容空間34を望む底面には、スタッド22のフランジ部46を配置するための係合穴部42が形成されている。この係合穴部42は、図2Bに示すように、ケース20の基端側から見た場合に、フランジ部46に一致する多角形状(本実施形態では6角形状)に形成されている。
スタッド22は、中実円柱状に形成され、上述した第1接続部16の一部を構成する。スタッド22は、ジョイント10の組立状態で、ケース20の端壁38から所定長さ突出しワークWに接続固定される。また組付状態では、スタッド22の軸心がケース20(ジョイント10)の軸心と同軸に設定される。このスタッド22は、軸方向に延びる雄ねじ部44と、雄ねじ部44の基端側に連なり径方向外側に突出するフランジ部46とを有する。
雄ねじ部44のケース20から突出した外周面には、ねじ山が螺旋状に形成されている。雄ねじ部44の基端側でねじ山の非形成箇所は、先端開口34bの内径に一致する外径に形成され、収容空間34の先端側を隙間なく密閉している。
フランジ部46は、ケース20の先端開口34bからのスタッド22の離脱を防止するため、収容空間34に配置される部位(第1接続部側突部)である。フランジ部46の外縁部46aは、基端方向から見た場合に多角形状(6角形状)に形成されている(図2Bも参照)。ジョイント10は、係合穴部42及びフランジ部46の形状により、ケース20とスタッド22の相対的な回転を規制する。なお、係合穴部42とフランジ部46の形状は、特に限定されず、ケース20からのスタッド22の離脱が防止され、且つスタッド22とケース20の相対回転不能とする種々の形状を採用し得る。
また、フランジ部46の基端面は、ジョイント10の組立状態で、ディスク24が接触するスタッド側基端面48となっている。スタッド側基端面48の中心部及びその周辺部には、スタッド22の先端方向に浅く切り欠かれた窪み部50(空洞部)が設けられている。窪み部50は、丸形状に形成され、潤滑剤を溜めることで、スタッド22とディスク24の相対移動を円滑にする。一方、係合穴部42の周囲を囲うスタッド側基端面48は、滑らかな平坦状に形成される。
図1に戻り、スタッド22の基端側に配置されるディスク24は、スタッド22と共に第1接続部16を構成し、ソケット26を揺動可能に受ける座となっている。このディスク24は、充分な(例えば、フランジ部46と同程度)の板厚と、フランジ部46よりも若干小さな外径を有する円盤形状に形成される。スタッド22に対向するディスク側先端面52は、滑らかな平坦状に形成され、組付状態で窪み部50全体を覆いつつスタッド側基端面48に接触する。
ディスク24の基端側を構成するディスク側基端面54は、中央部及びその周辺部でディスク側先端面52の面方向と平行な主面54aと、主面54aの外側に連なり断面円弧状を呈する周辺面54bとに形成されている。断面視で周辺面54bの形成範囲は、主面54aよりも小さいが、この周辺面54bがソケット26に直接面接触する部分となる。周辺面54bは、断面視で比較的大きな曲率半径の円弧状に設定される。
一方、ソケット26は、中空円筒状に形成され、ジョイント10の組立状態で、シリンダ12に接続固定される上述の第2接続部18を構成する。ソケット26の内部には、ソケット26の軸心に沿って貫通孔56が設けられ、貫通孔56の両端部にはソケット26の基端開口56a及び先端開口56bが連通している。このソケット26は、基端方向に所定長さ延びる雌ねじ部58と、雌ねじ部58の先端側に連なり径方向外側及び径方向内側に突出する傘部60(第2接続部側突部)とを有する。
雌ねじ部58は、雄ねじ部44の外径よりも多少大きな外径を有する筒状に形成され(図2Aも参照)、貫通孔56を構成する内周面に螺旋状のねじ山を有する。本実施形態に係る雌ねじ部58は、雄ねじ部44と同じ規格のねじを螺合するように設定され、シリンダ12の駆動軸14の先端取付部14aをねじ止めする。これによりジョイント10が駆動軸14に接続される。
また、雌ねじ部58の外周面は、駆動軸14との取付を容易化するため、ソケット26の基端側から見た場合(図2A参照)に多角形状(本実施形態では8角形状)に形成される。さらに、雌ねじ部58の外周面の中間位置には、ダストカバー32を取り付けるための取付溝部58aが周方向に沿って設けられる。
図1に戻り、ソケット26の傘部60は、ディスク24との接触状態で、第1接続部16と第2接続部18を相対的に傾斜可能な形状に形成される。具体的に傘部60は、断面視で、径方向外側部分と径方向内側部分とを一連にした椀形状を呈し、ディスク24の周辺面54bを覆う。傘部60の径方向内側の突出部分は、貫通孔56の先端開口56bを構成する。この先端開口56bは、ジョイント10の組立状態でディスク側基端面54を基端方向に臨ませる。
傘部60は、雌ねじ部58の壁部の厚みよりも肉厚に形成され、円弧を描く内面(傘部側先端面62)がディスク24の周辺面54bに面接触する。すなわち、傘部側先端面62は、図3に示すように周辺面54bと曲率半径が一致している。傘部側先端面62と周辺面54bの接触箇所には、グリス等の潤滑剤が塗布される。これにより、ソケット26がディスク24に対しスムーズに摺動する。
また、傘部60の径方向外側に突出した部分で、傘部側先端面62の反対面に位置する傘部側基端面64も、断面視で円弧状に形成されている。この傘部側基端面64は、傘部側先端面62の曲面に平行する曲率半径に設定され、リング28に面接触する。
さらに、傘部側先端面62及び傘部側基端面64の所定箇所には、図3に示すように、微小な切り欠き部66(凹部)が各々形成されている。この切り欠き部66は、潤滑剤を溜める機能を有し、ソケット26とディスク24の間、又はソケット26とリング28の間の摺動性や耐摩耗性を向上する。なお、切り欠き部66は、傘部60の周方向に沿って環状の溝に形成されてもよく、或いは島状に離散的に形成されていてもよい。
なお、第2接続部18は、シリンダ12の駆動軸14の外周面にねじ止めされるソケット26に限定されず、種々の構成を適用可能である。例えば、図4に示すように、第2接続部18は、中実状に形成され、基端方向に突出する雄ねじ74aを有するブロック74であってもよい。このブロック74も、傘部60、傘部側先端面62及び傘部側基端面64を有することで、ソケット26と同様の動作を行うことができる。また、雄ねじ74aは、雌ねじ孔を有する駆動軸15にねじ込まれることで、シリンダ12に強固に連結される。
傘部側先端面62に配置されるリング28は、ジョイント10の組立状態でソケット26の傘部60に面接触し、ソケット26の円滑な揺動を実現する。このリング28は、ソケット26の雌ねじ部58の外径よりも大きな内径と、ケース20の周壁36の内径よりも小さな外径を有し、また充分な(ディスク24と同程度の)厚みを有する。
リング28の先端且つ内側寄りは、断面円弧状を描くリング側曲面68(押さえ部材の一方面)に形成されている。このリング側曲面68は、傘部側基端面64の曲率半径と同一に設定されることで、ソケット26との相対的な揺動を案内しつつ、該ソケット26を安定的に押さえる。
また、リング28の基端側には、微小な隙間70を挟んでプレート30が配置される。隙間70は、プレート30が、ディスク24及びソケット26、並びにリング28を強く押圧しないように設定されるものであり、これによりジョイント10のがたつきを抑える。隙間70は、製造時にプレート30を位置決めすることで適宜調整される。この隙間70の調整については、製造方法の説明時に詳述する。
プレート30は、ケース20の基端開口34aからの各部材の脱落を防止するリング体である。このプレート30の外径は、ケース20の凹部40を構成する内径に略一致する寸法に設定される。一方、プレート30の内径は、リング28の内径よりも多少大きな寸法に設定されている。
プレート30は、ケース20の配置用段差40aへの配置状態で、ケース20の基端側の周壁36がかしめられることで、その基端面(プレート側基端面72)が押さえられる。これにより、プレート30は、ケース20の凹部40内に固定された状態となり、先端側に収容される各部材の脱落を防止する。
さらに、ジョイント10のダストカバー32は、ケース20の基端開口34aを塞ぐために設けられる。このダストカバー32は、ケース20の周壁36の基端に固着されると共に、ソケット26の取付溝部58aに固着される。また、ダストカバー32は、ある程度の皺をもって設けられることで、ソケット26の傾斜や偏心時でも皺の部分が広がって、破れることがなくなる。
本実施形態に係るジョイント10は、基本的には以上のように構成される。以下、このジョイント10の使用時の動作について説明する。
ジョイント10は、図1に示すように、使用時にシリンダ12とワークWを接続する。このジョイント10は、駆動軸14の進出に伴いソケット26がディスク24を押圧し、この押圧力がディスク24、スタッド22を通してワークWに伝達され、ワークWを進出させる。一方、駆動軸14が後退すると、ソケット26の傘部60がリング28に引っ掛かって基端方向に後退させる。これによりプレート30、ケース20、ディスク24、スタッド22も一体的に変位し、ワークWも追従して基端方向に後退する。
また、シリンダ12とワークWの間で芯ずれや平行度の精度不足が生じている場合、ジョイント10は「傾動動作」又は「偏心動作」を行う。傾動動作とは、第2接続部18の軸心O2に対し第1接続部16の軸心O1を傾ける作用である。偏心動作とは、第2接続部18の軸心O2と第1接続部16の軸心O1をずらす作用である。
例えば、図5Aに示す傾動動作において、ジョイント10は、駆動軸14に固定されるソケット26に対して他の部材が傾斜する。具体的には、ソケット26の傘部60の曲面(傘部側先端面62及び傘部側基端面64)に沿ってディスク24とリング28がそれぞれ摺動することで、ケース20、スタッド22、プレート30及びダストカバー32も一体的に傾く。
この際、各部材の接触部分に塗布される潤滑剤は、傘部60に対するディスク24及びリング28の摺動を補助する。また、ソケット26の切り欠き部66は、各々の接触部分の潤滑剤を溜めて円滑な揺動を実現させる。これにより、ディスク側基端面54は、面接触している傘部側先端面62に沿って滑らかに変位し、リング側曲面68も、面接触している傘部側基端面64に沿って滑らかに変位する。
すなわち、シリンダ12の駆動軸14とワークWの芯ずれに応じてスタッド22の軸心O1が、ソケット26の軸心O2に対し僅かな角度傾いて、駆動軸14の駆動力を伝達する。スタッド22の傾きの角度は、例えばソケット26の軸心O2から5°の範囲内である。ソケット26、ディスク24及びリング28は、傾動動作により互いの接触位置が変わるものの、曲面での面接触を良好に継続する。その結果、ジョイント10は、芯ずれを吸収してワークWを良好に変位させる。
また例えば、ジョイント10は、図5Bに示す偏心動作において、ソケット26の軸心O2と直交する方向(ジョイント10の径方向)にスタッド22を変位させる。具体的には、ソケット26の傘部60がディスク24を押さえて、ディスク24の面方向にスタッド22が摺動することで、スタッド22及びケース20が偏心する。つまり、第1接続部16がスタッド22とディスク24とにより構成されることで、ディスク24に対しスタッド22を相対移動させてスタッド22の軸心O1とソケット26の軸心O2を偏心させる。
なお、ジョイント10は、ディスク24とスタッド22の間にも潤滑剤が塗布されることが好ましい。これにより、ディスク24とスタッド22の相対移動が円滑化する。さらに、スタッド22の窪み部50は、潤滑剤を溜めることでディスク24との摩擦抵抗を低減し、スタッド22とディスク24の相対移動を容易化することができる。
このように、ジョイント10は、シリンダ12の駆動軸14とワークWの芯ずれに応じて、スタッド22の軸心O1とソケット26の軸心O2を偏心させて、駆動軸14の駆動力を伝達する。ディスク24とスタッド22は、偏心動作により互いの接触位置が変わるものの、相互の平坦面同士が良好に接触し続け、シリンダ12とワークWの芯ずれを良好に吸収することができる。
次に、以上のように構成されるジョイント10の製造方法について、図6A〜図11Cを参照して説明していく。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係るジョイント10の製造では、各部材(ケース20、スタッド22、ディスク24、ソケット26、リング28及びプレート30)を個別に成形した後、ジョイント組付用の製造装置80により部材同士の組付作業を行う。具体的には、各部材が収容された組付前のジョイント10にかしめを行うと共に、リング28とプレート30の隙間調整を行う。
そのため、製造装置80は、図6Aに示すように、ケース20を配置する台座82と、この台座82の対向位置で台座82に向かって進退するポンチ84(かしめ用工具)とを備える。また、製造装置80は、ジョイント10の製造を管理及び制御する制御部(図示せず)を有する。この制御部は、組付時におけるポンチ84の移動量や移動時間を適宜制御する。
台座82は、例えば、硬質な金属材料により構成され、ジョイント10のケース20の端壁38を載置する載置面82aを有する。この載置面82aの所定位置には、ジョイント10のスタッド22を挿入するための挿入穴86が設けられている。挿入穴86の周囲の載置面82aはケース20の先端形状に合わせて平坦面に形成されており、図示しない適宜の位置決め手段によりケース20を位置決め固定することが可能となっている。
ポンチ84は、例えば、硬質な金属材料により円筒体に形成されている。ポンチ84は、比較的厚い肉からなる筒壁90を有し、その軸心に中空部88が設けられる。このポンチ84の上端は、図示しない駆動機構(シリンダ等)に取り付けられる。この取付状態で、ポンチ84の軸心は台座82の挿入穴86の軸心に一致する位置にあり、ポンチ84は駆動機構により軸心に沿って進退する。
ポンチ84の筒壁90は、その外径がケース20の収容空間34の内径よりも多少大きく、またその内径がソケット26の雌ねじ部58の外径よりも多少大きく設定される。筒壁90の先端部(図6A中の下端部)のうち厚み方向中央部から径方向内側(中空部88)に向かう部分は、平坦状の押圧面90aとなっている。その一方で、筒壁90の押圧面90aに連なる連結箇所から筒壁90の外周面に向かう部分には、押圧面90aよりも先端方向に突出する凸部90bが形成されている。
凸部90bは、側面断面視で、外周面側が最も突出した三角形状に形成され、先端側の頂部が鋭角となっている。この凸部90bの頂部は、ポンチ84の取付状態で、ケース20の基端と対向する位置に配置される。
ジョイント10の製造時には、ケース20を台座82の載置面82aに位置決め固定して、このケース20の収容空間34に各部材を収容する収容工程を行う。この場合、ケース20の基端開口34aから収容空間34に、スタッド22、ディスク24、ソケット26、リング28及びプレート30を順次収容する。
各部材の収容状態では、スタッド側基端面48にディスク24が置かれ、ディスク側基端面54にソケット26が置かれ、傘部側基端面64にリング28が置かれる。一方で、プレート30は、その外周部分がケース20の配置用段差40aに載せられ、リング28に対し比較的大きな隙間70αで離間している。
製造装置80は、収容工程後、図6Bに示すようにポンチ84をケース20に向けて進出させ、ケース20に対し各部材をかしめるかしめ工程を行う。具体的には、ポンチ84がケース20に接する初期段階において、先ずケース20の基端の所定位置(ケース20の厚み方向中央部付近)に凸部90bを接触させる。
この状態で、ポンチ84をケース20に向けて進出すると、図6Cに示すようにケース20の基端が凸部90bにより切削される。この切削されたケース20の基端内側肉部20aは、凸部90bの傾斜に従って径方向内側に傾けられ、さらに押圧面90aの面方向に倒れる。これによりプレート30はケース20の基端内側肉部20aによりかしめがなされる。ケース20内の各部材は、このかしめ工程によりケース20の基端開口34aからの抜けが防止される。
次に製造装置80は、ポンチ84をさらに進出させることで、図7Aに示すようにリング28とプレート30の隙間70の間隔を短くする隙間調整工程を行う。この場合、製造装置80の制御部は、ポンチ84を下端方向に所定量進出させることで、基端内側肉部20a(すなわち凹部40)及びプレート30をまとめて下方向に押し込む。この押圧によりケース20の配置用段差40aが下方向に潰れるように塑性変形する。そのため、かしめ工程時の隙間70αよりも幅狭となった隙間70が形成される。
隙間調整工程後の隙間70は、リング28とプレート30が微量に離れる程度の間隔となる(図3も参照)。これにより各部材同士がきつく接触することが抑えられる。また、かしめ工程及び隙間調整工程によって、基端内側肉部20aは塑性変形した位置(かしめ状態)を維持するように作用する。
製造装置80は、隙間調整工程が終了すると、図7Bに示すように、ジョイント10と相対的にポンチ84を後退(上昇)させる。そして、組み付けたジョイント10を製造装置80から取り出して(或いはそのままの状態で)、ケース20の基端部にダストカバー32を固着する。これによりジョイント10の製造が終了する。製造装置80は、上述した工程を繰り返すことで、複数のジョイント10を連続的に製造する。
以上のように、本実施形態に係るジョイント10の製造方法によれば、ジョイント10は、プレート30が確実にかしめられ、またリング28とプレート30の隙間70が精度よく調整されて製造される。すなわち、かしめ工程においてケース20の基端内側肉部20aを内側にかしめてプレート30を覆うことで、プレート30の抜けが良好に阻止され、プレート30よりもケース20の奥側に収容されている各部材の脱落を防ぐことができる。また、隙間調整工程において、プレート30を押圧してリング28との隙間70を調整することで、プレート30が各部材を強く押さえ付けることが抑止され、ソケット26の傾動動作や偏心動作をスムーズに行うことができる。
また、かしめ工程と隙間調整工程で、同一のポンチ84を使用することで、ポンチ84の1回の押圧動作により、かしめと隙間70の調整を連続して行うことができる。これにより、ジョイント10の製造効率がより一層向上すると共に、製造装置80の制御やメンテナンスが簡単化し、製造コストが低減する。
さらに、かしめ工程でポンチ84の押圧によりケース20の周壁36の基端内側肉部20aを切削してかしめることで、基端内側肉部20aを内側に容易に塑性変形させてプレート30を押さえ付けることができる。この際、ポンチ84の突出した凸部90bは、ケース20の基端を容易に切削することができるので、かしめ工程をさらに短時間且つ精度よく行うことができる。
なお、本発明に係るジョイント10の製造方法及びその方法により製造されたジョイント10は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例及び応用例を採り得る。例えば、第1接続部16は、スタッド22とディスク24の2つの部材によって構成されるだけでなく、一体成形された部材を適用してもよい。この場合、ジョイント10は、偏心動作が制限されてしまうものの、傾動動作を一層円滑に実施させることができる。
以下、他のジョイント10の製造方法について幾つか例示する。なお、以降の説明において第1実施形態と同じ構成又は同じ機能を有する構成については、同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係るジョイント10の製造方法は、図8A〜図9Cに示すように、製造装置100が使用する工具をかしめ工程と隙間調整工程でそれぞれ換えている点で、第1実施形態に係る製造方法と異なる。すなわち、製造装置100は、図8Aに示すようにかしめ工程に使用するかしめ用ポンチ102(かしめ用工具)と、図9Aに示すように隙間調整工程に使用する調整用ポンチ104(隙間調整用工具)とを有する。そして、製造装置100は、工程毎にケース20(挿入穴86の軸心に一致する位置に)に対向させる工具を交換する構成となっている。
かしめ用ポンチ102の筒壁103の先端は、内周面から外周面に向かって下端方向に突出するテーパ面103aに形成されている。また、筒壁103の内径及び外径は、第1実施形態に係るポンチ84の内径及び外径と同じ寸法に設定されている。一方、調整用ポンチ104の筒壁105の先端は、台座82の載置面82aに平行な平坦面105aに形成されている。また、筒壁105の外径は、かしめ用ポンチ102の外径よりも若干小さく設定されている。なお、かしめ用ポンチ102と調整用ポンチ104の交換は、製造装置100の図示しない駆動機構により平行移動又は回転等することにより自動的に行われるとよい。
第2実施形態に係るジョイント10の製造方法では、図8Aに示すようにケース20を載置面82aに位置決め固定し、ケース20の収容空間34に各部材を収容する収容工程を行う。この際、かしめ用ポンチ102をケース20に対向する位置に配置しておくとよい。
収容工程後、かしめ用ポンチ102をケース20に向けて前進させて、ケース20の周壁36の基端にテーパ面103aの頂部を接触させて周壁36の内側を切削し(図8B参照)、内側にかしめるかしめ工程を行う。筒壁103の先端のテーパ面103aは、接触後にかしめ用ポンチ102の進出に伴い、基端内側肉部20aを斜めに倒れさせる(図8C参照)。ジョイント10は、このかしめ工程後の状態でも、基端内側肉部20aによりプレート30の抜けを阻止し得る。
かしめ工程後、製造装置100は、かしめ用ポンチ102をケース20から後退させて、さらにかしめ用ポンチ102及び調整用ポンチ104を移動させ、調整用ポンチ104をケース20の対向位置に配置する(図9A参照)。そして隙間調整工程を実施する。
隙間調整工程では、調整用ポンチ104をケース20に向けて前進させ、既に内側にかしめられている基端内側肉部20aを押圧する(図9B参照)。ここで、調整用ポンチ104は、先端の平坦面105aにより、下端方向の押圧力を基端内側肉部20aに直線的に加えて、基端内側肉部20aと共にプレート30を下方向にスムーズに押し込む。その結果、プレート30を支持している配置用段差40aが押し下げられ、プレート30とリング28の隙間70が精度よく設定される。
製造装置100は、隙間調整工程が終了すると、ジョイント10と相対的に調整用ポンチ104を後退させる(図9C参照)。ジョイント10は、ケース20の基端内側肉部20aが塑性変形されプレート30の基端面が押さえられた状態となる。そして、ケース20の基端部にダストカバー32が固着されることで製造がなされる。
以上のように、第2実施形態に係るジョイント10の製造方法でも、かしめ工程でかしめ用ポンチ102を使用し、隙間調整用工程で調整用ポンチ104を使用することで、ジョイント10を良好に製造することができる。特に専用のかしめ用ポンチ102及び調整用ポンチ104を個別に使い分けることにより、かしめと隙間70の調整をより高精度に行うことが可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係るジョイント10の製造方法(製造装置100A)は、図10A〜図11Cに示すように、製造時のかしめ工程と隙間調整工程の順序を逆に行う点で、第2実施形態に係る製造方法と異なる。なお、この製造装置100Aは、かしめ用ポンチ102と調整用ポンチ104を使い分ける点で、第2実施形態に係る製造装置100と同じである。
つまり、製造装置100Aは、図10Aに示す収容工程後に、隙間調整工程を先に実施する。そのため、収容空間34に各部材が収容されたケース20に対し、先に調整用ポンチ104が対向配置される。なお、調整用ポンチ104の筒壁106は、ケース20の基端側の周壁36の内径よりも僅かに小径の外径に形成されている。
製造装置100Aは、調整用ポンチ104を下端方向に前進させて、図10Bに示すように、調整用ポンチ104の平坦面106aをプレート30に接触させプレート30を下方向に押圧する。このため、図10Cに示すように、プレート30と共にケース20の内側の配置用段差40aが押し込まれて、リング28とプレート30との隙間70の間隔が調整される。この場合、調整用ポンチ104の押圧力はプレート30及びケース20に容易に伝わるので、隙間70の調整を一層精度よく行うことができる。
隙間調整工程後は、調整用ポンチ104をケース20から後退させて、さらに調整用ポンチ104及びかしめ用ポンチ102を移動させ、図11Aに示すように、かしめ用ポンチ102をケース20の対向位置に配置する。そしてかしめ工程を実施する。
かしめ工程では、かしめ用ポンチ102をケース20に向けて前進させ、ケース20の周壁36の基端を切削して、基端内側肉部20aをテーパ面103aによって内側に倒す。これにより、基端内側肉部20aが斜めに塑性変形してプレート側基端面72をかしめる。基端内側肉部20aは横倒しにならなくてもプレート30の外縁で凹部40を形成してプレート30を固定するので、プレート30の抜けが確実に防止される。
製造装置100Aは、かしめ工程が終了すると、図11Cに示すように、ジョイント10と相対的にかしめ用ポンチ102を後退させる。そして、ジョイント10は、ケース20の基端部にダストカバー32が固着されることで製造がなされる。
以上のように、第3実施形態に係るジョイント10の製造方法でも、先に隙間調整工程を行って、その後にかしめ工程を行うことで、ジョイント10を効率的且つ精度よく製造することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。

Claims (8)

  1. ケース(20)の一端に設けられる第1接続部(16)と、前記ケース(20)の他端に設けられる第2接続部(18)とが相対的に揺動可能なフローティングジョイント(10)の製造方法であって、
    前記第1接続部(16)の端部で径方向外側に突出する第1接続部側突部(46)、前記第2接続部(18)の端部で径方向外側に突出する第2接続部側突部(60)、前記第2接続部側突部(60)の一方面に配置され前記第2接続部(18)を揺動可能に押さえる押さえ部材(28)、及び前記押さえ部材(28)の前記第2接続部側突部(60)の反対側に設定される所定の仮止め位置(40a)に配置される抜け止め部材(30)、を前記ケース(20)の内部に収容する収容工程と、
    前記ケース(20)の端部を内側にかしめて前記抜け止め部材(30)を覆うかしめ工程と、
    前記抜け止め部材(30)を前記仮止め位置(40a)から前記押さえ部材(28)に向けて押圧して、前記押さえ部材(28)と前記抜け止め部材(30)の間の隙間(70)を調整する隙間調整工程と、を有する
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)の製造方法。
  2. 請求項1記載のフローティングジョイント(10)の製造方法において、
    前記かしめ工程及び前記隙間調整工程では、同一のかしめ用工具(84)を使用する
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)の製造方法。
  3. 請求項1記載のフローティングジョイント(10)の製造方法において、
    前記かしめ工程では、かしめ用工具(102)の押圧により前記ケース(20)のかしめを行い、
    前記隙間調整工程では、前記抜け止め部材(30)に対向する平坦面(105a、106a)を有する隙間調整用工具(104)の押圧により前記隙間(70)の調整を行う
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)の製造方法。
  4. 請求項2又は3記載のフローティングジョイント(10)の製造方法において、
    前記ケース(20)は、前記第1接続部側突部(46)、前記第2接続部側突部(60)、前記押さえ部材(28)及び前記抜け止め部材(30)を囲う周壁(36)を有し、
    前記かしめ工程では、前記かしめ用工具(84、102)の押圧により前記周壁(36)の端部の内側肉部(20a)を切削してかしめる
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)の製造方法。
  5. 請求項4記載のフローティングジョイント(10)の製造方法において、
    前記かしめ用工具(84、102)は、筒状に形成され、前記ケース(20)の端部に対向する対向面の内縁部よりも外縁部が前記ケース(20)の方向に突出している
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)の製造方法。
  6. ケース(20)の一端に設けられる第1接続部(16)と、前記ケース(20)の他端に設けられる第2接続部(18)とが相対的に揺動可能なフローティングジョイント(10)であって、
    前記第1接続部(16)の端部で径方向外側に突出する第1接続部側突部(46)、前記第2接続部(18)の端部で径方向外側に突出する第2接続部側突部(60)、前記第2接続部側突部(60)の一方面に配置され前記第2接続部(18)を揺動可能に押さえる押さえ部材(28)、及び前記押さえ部材(28)の前記第2接続部側突部(60)の反対側に設定される所定の仮止め位置(40a)に配置される抜け止め部材(30)、を前記ケース(20)の内部に収容する収容工程と、
    前記ケース(20)の端部を内側にかしめて前記抜け止め部材(30)を覆うかしめ工程と、
    前記抜け止め部材(30)を前記仮止め位置(40a)から前記押さえ部材(28)に向けて押圧して、前記押さえ部材(28)と前記抜け止め部材(30)の間の隙間(70)を調整する隙間調整工程と、を行うことにより製造される
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)。
  7. 請求項6記載のフローティングジョイント(10)において、
    前記第1接続部(16)は、前記ケース(20)の一端から突出するロッド(22)と、前記ケース(20)内で前記ロッド(22)とは別部材に構成され前記第2接続部側突部(60)に接触する座部材(24)と、を含む
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)。
  8. 請求項6又は7に記載のフローティングジョイント(10)において、
    前記第1接続部(16)と前記第2接続部側突部(60)の接触部分、及び/又は前記第2接続部側突部(60)と前記押さえ部材(28)の接触部分には、潤滑剤を溜める凹部(66)が形成されている
    ことを特徴とするフローティングジョイント(10)。
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