JP6379016B2 - 戸枠装置、これのキャップ部材及び戸枠装置の施工方法 - Google Patents
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Description
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、図1、図2及び図4の断面図では、表面基材及び表面仕上シートの切断面の平行斜線(ハッチング)を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る戸枠装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る戸枠装置1は、図1及び図2に示すように、少なくとも施工された状態で露出する見付面45,45及び見込面46が、表面仕上シート7の貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた上枠材40を備えている。また、戸枠装置1は、上枠材40の長手方向両端部のそれぞれに接合され、少なくとも施工された状態で露出する見付面15,15,25及び見込面16,26が、表面仕上シート7,7の貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた両側の縦枠材10,20を備えている。また、戸枠装置1は、全長に亘ってガイド溝51が設けられ、上枠材40に取り付けられるレール部材50と、レール部材50のガイド溝51の長手方向両側の開口をそれぞれに閉塞するようにレール部材50に取り付けられるキャップ部材60,60と、を備えている。
また、この戸枠装置1が設置される開口部は、その天面が、上枠材40が固定される上枠下地4とされ、また、その開口幅(間口)方向両側の内側面が、両側の縦枠材10,20が固定される縦枠下地3,3とされている。
本実施形態では、戸枠装置1を、建具としての一枚の引戸8が袖壁納めで建て付けられるものとし、両側の縦枠材10,20(戸先側縦枠材10及び戸尻側縦枠材20)間に配される中間縦枠材(中方立)30を備えた構成としている。つまり、この中間縦枠材30、戸先側縦枠材10及び上枠材40の間口方向戸先側部位によって引戸8に開閉される出入口が区画される。また、この中間縦枠材30は、少なくとも施工された状態で露出する見付面35,35A及び見込面36が、表面仕上シート7の貼着が可能なように易貼着性の下地面とされている。この中間縦枠材30は、開口部の間口方向戸尻側部位を覆うように壁厚方向一方側部位に設けられる袖壁5の縦枠下地6に固定される。
なお、戸枠装置1は、これら各枠材10,20,30,40に加えて、さらに建具(引戸)8の下端側をガイドする下枠材等を備えたものとしてもよく、下枠材を備えていない、いわゆる三方枠としてもよい。
戸先側縦枠材10は、壁厚方向両端部が壁体2の両壁面から突出するように配され、壁厚方向両端面となる両見付面15,15及び間口方向中央側に向く見込面16が下地面とされている。また、本実施形態では、この戸先側縦枠材10の両壁面から突出するいわゆるちり部の間口方向外方側に向く両側のちり外側面18,18も表面仕上シート7の貼着が可能な易貼着性の下地面としている。また、図例では、この戸先側縦枠材10の壁厚方向両端部の間口方向中央側の縁部をC面取り状の面取部とした例を示している。
この戸尻側縦枠材20は、壁厚方向反袖壁側の端部が壁体2の壁面から突出するように配される一方、壁厚方向袖壁側の端部が袖壁5に当接して配される。また、戸尻側縦枠材20は、壁厚方向両端面となる両見付面25,25A及び間口方向中央側に向く見込面26が下地面とされている。また、本実施形態では、この戸尻側縦枠材20の壁厚方向反袖壁側の壁面から突出するいわゆるちり部の間口方向外方側に向くちり外側面28も表面仕上シート7の貼着が可能な易貼着性の下地面としている。また、図例では、この戸尻側縦枠材20の壁厚方向反袖壁側の端部の間口方向中央側の縁部をC面取り状の面取部とした例を示している。なお、この戸尻側縦枠材20の袖壁5に当接される壁厚方向袖壁側の見付面25Aを下地面としないようにしてもよい。
これら両側の縦枠材10,20の下地面は、各戸じゃくり溝17,27及び上記した各面取部を含み、一連状の下地面とされている。
また、この中間縦枠材30の引戸8に対面する側の端部には、引戸8の袖壁5に対面する側の面に摺るように接する隙間遮蔽部材(モヘア部材)39が取り付けられる取付溝37が全長に亘って設けられている。この中間縦枠材30の引戸8に対面する側の端部の見付面35Aは、この取付溝37を除いた部位が下地面とされている。また、図例では、この中間縦枠材30の反引戸対面側の端部の出入口側の縁部をC面取り状の面取部とした例を示している。
この中間縦枠材30の下地面は、取付溝37を除き、面取部を含んで一連状の下地面とされている。
この上枠材40は、図1に示すように、戸先側部位の壁厚方向両端部が壁体2の両壁面から突出するように配される。また、上枠材40の戸尻側部位は、壁厚方向反袖壁側の端部が壁体2の壁面から突出するように配される一方、壁厚方向袖壁側の端部が袖壁5に当接して配される。また、上枠材40は、壁厚方向両端面となる両見付面45,45及び下側に向く見込面46が下地面とされている。また、本実施形態では、上記と概ね同様、この上枠材40の壁面から突出するいわゆるちり部の上側に向くちり上側面48,48も表面仕上シート7の貼着が可能な易貼着性の下地面としている。なお、この上枠材40の戸尻側部位の袖壁5に当接される壁厚方向袖壁側の見付面を下地面としないようにしてもよい。また、この上枠材40のちり部の下縁部に、上記同様の面取部を設けた構成としてもよい。
この上枠材40の下地面は、凹溝47を除き、一連状の下地面とされている。
また、本実施形態では、この上枠材40の長手方向の各端面に、両側の縦枠材10,20の上端部の見込面16,26がそれぞれに突き合わせられて接合される構成としている。これら上枠材40と各縦枠材10,20,30とは、釘やねじ等の止具によって接合されるものとしてもよい。また、これら上枠材40及び各縦枠材10,20,30の接合部に、ダボやダボ穴等の接合補助部を設けた構成としてもよい。
表面基材12,22,32,42は、薄板状の木質系基材13,23,33,43の表面に、下地面を構成する下地シート14,24,34,44をそれぞれに貼着した構成とされている。また、裏面側に芯材11,21,31,41の四周の角部(図例では、面取部や戸じゃくり溝17,27の角部を含む角部)に応じた折曲溝を設けた構成とされている。また、表面基材12,22,32,42は、折曲溝の部位において残存する少なくとも下地シート14,24,34,44の部位がヒンジ部(折曲部)のように機能し、これらの部位において折り曲げ可能とされている。また、図例では、各枠材10,20,30,40の芯材11,21,31,41の壁厚方向両端部の枠下地側に、表面基材12,22,32,42を受け入れる切欠状の凹段部を設けた例を示している。なお、中間縦枠材30及び上枠材40の表面基材32,42は、上記した取付溝37や凹溝47を挟むように貼着した態様としてもよく、または、これら表面基材32,42を貼着した後に取付溝37や凹溝47が形成されたものとしてもよい。
また、各枠材10,20,30,40の表面基材12,22,32,42の裏面側層を構成する木質系基材13,23,33,43としては、上記同様の木質系材料から形成されたものとしてもよい。この木質系基材13,23,33,43は、例えば、1.0mm〜5.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。
また、当該戸枠装置1に建て付けられる建具の種類や建て付け態様等に応じて、適宜、蝶番等の回動連結部材の取付凹所、ラッチ受や錠装置等を取り付けるための収納凹所や加工孔等を適宜、設けておくようにしてもよい。
また、各枠材10,20,30,40の下地面15,16,18,25,26,28,35,36,38,45,46,48を全面に亘って覆うように、剥離可能な剥離シート等の保護シートを貼着した構成としてもよい。
また、本実施形態では、このレール部材50を、図1及び図3に示すように、下向きに開口するようにガイド溝51が設けられたものとし、上枠材40の凹溝47に取り付けられる構成としている。また、このレール部材50を、その幅方向(レール幅方向)両側の下側部位に、幅方向外方側に向けて突出し上枠材40の凹溝47の両開口縁に当接される突段部56,56が形成されるように、ガイド溝51の両内側壁の下側部位に凹段部57,57を設けた構成としている。図例では、レール部材50の上下方向下側略半部に突段部56,56を形成するように、レール部材50の下側略半部の外郭の幅寸法を上側略半部の外郭の幅寸法よりも大きくした例を示している。このレール部材50の上側略半部の外郭の幅寸法は、上枠材40の凹溝47の溝幅寸法と略同寸法とされている。
これら天壁部53、両側壁部55,55及び両下片部58,58によって区画されたガイド溝51に、引戸8の上端部に設けられたランナー8aの転動部等が収容され、引戸8がガイド溝51に沿って案内支持される。図例では、ランナー8aを、壁厚方向に間隔を空けて設けられ、壁厚方向に沿う軸廻りに転動する転動部を設けた構成とし、これら壁厚方向両側の転動部が、レール部材50の両下片部58,58上を転動する構成としている(図1(b)参照)。
また、この天壁部53の幅方向両側部位の下面側には、各側壁部55,55の上端部位とによって下方に向けて開口する凹溝を形成するように、リブ状の突条53a,53aが下方に向けて突出するように設けられている。
なお、この天壁部53の幅方向中央の下面側に、レール部材50を上枠材40に固定する釘やねじ等の止具の誘い(目印)となる細溝を全長に亘って設けるようにしてもよい。また、このような細溝に代えて、または加えて、天壁部53に、止具の挿通孔を設けた構成としてもよい。
また、図例では、これら下片部58,58の突条58a,58aよりもレール幅方向中央側部位の上面側を、ランナー8aの転動部に対応させた凹湾曲形状とした例を示している。
なお、このレール部材50の天壁部53、両側壁部55,55及び両下片部58,58は、上記した突条53a,53a,58a,58aが形成された部位を除いて互いに略同厚さとされている。また、レール部材50は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から押出成形や鋳造成形または切削加工等によって一体的に成形されたものとしてもよい。
このキャップ部材60は、図1に示すように、当該キャップ部材60が取り付けられたレール部材50が上枠材40に取り付けられた状態で、レール長手方向に見て、縦枠材10の見込面16のガイド溝51と重なり合う部位(溝重合部位)16aを覆うように配される。なお、図1では、戸先側縦枠材10側のキャップ部材60を図示しているが、戸尻側縦枠材20側のキャップ部材60も同様、見込面26の溝重合部位を覆うように配される(図2も参照)。
また、このキャップ本体61は、図1及び図3(c)に示すように、厚さ方向(レール長手方向)に見て、レール部材50の外郭形状に応じた形状とされている。つまり、キャップ本体61は、下側略半部のレール幅方向に沿う寸法が上側略半部のレール幅方向に沿う寸法よりも大とされ、下側略半部のレール幅方向両側部位をレール幅方向外方側に向けて突出させたような略逆T字状の形状とされている。また、キャップ本体61は、レール部材50に取り付けられた状態では、レール長手方向に見て、レール部材50の上面側の凹溝54,54の部位及び両下片部58,58間の開口の部位を除いて、レール部材50の外郭形状内に納まるような形状とされている。
また、本実施形態では、このキャップ本体61の上端を、レール部材50の天壁部53の幅方向両側部位の凹溝54,54間の突出部の上端に概ね一致させるようにかつ全体に亘って水平面状としている。つまり、レール部材50の天壁部53の凹溝54,54に応じた形状とせずに、キャップ本体61の上端を水平面状としている。
上記のような構成により、このキャップ本体61の周縁部の当接部62は、レール部材50の長手方向端面52を略全体に亘って覆うように長手方向端面52に当接される。
上片部63は、レール部材50のガイド溝51の溝底を構成する天壁部53に沿うように配される。この上片部63は、天壁部53の下面側の形状に概ね沿う形状とされ、天壁部53の幅方向中央部位の下面側の凹溝に嵌め入れられる係合突部をレール幅方向中央部位に設けた構成とされている。図例では、この係合突部の上面側に、天壁部53の下面に擦るように当接される小突起を設けた例を示している。
また、この上片部63は、レール幅方向両側端部に天壁部53の幅方向両側部位の突条53a,53aをそれぞれに受け入れるような凹段部を設けた構成とされている。
また、これら両側片部65,65の上端部は、上片部63のレール幅方向両側端部に接続されるように設けられ、上記した天壁部53の各突条53a,53aと各側壁部55,55の上端部位とによって形成された凹溝に係合する。また、これら両側片部65,65の上端部間のレール幅方向に沿う寸法は、天壁部53の一方の突条53aのレール幅方向外側面から他方の突条53aのレール幅方向外側面までのレール幅方向に沿う寸法と略同寸法とされている。つまり、これら両側片部65,65の上端部が天壁部53の各突条53a,53aに当接されレール部材50に対するキャップ部材60のレール幅方向への移動が抑制される。
また、両側片部65,65の突出寸法を、後記する第2実施形態において説明するように、複数連レールとされたレール部材50Aに取り付けた状態における区画側壁部55Aとキャップ部材60との隙間を斜め下側から見て見え難くするような寸法としてもよい。例えば、両側片部65,65の突出寸法を、3mm〜20mm程度としてもよく、好ましくは、5mm〜10mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、キャップ本体61の両側片部65,65の下端部間に架け渡すように、リブ状片部67を設けた構成としている。このリブ状片部67は、レール長手方向に沿って突出するように、かつレール幅方向に延びるように設けられている。また、図例では、リブ状片部67のレール幅方向両端部がレール部材50の両下片部58,58の突条58a,58aに当接または近接される構成とした例を示している。
これら係合片部64,64及びリブ状片部67の突出寸法は、上片部63の突出寸法と同程度としてもよい。
また、キャップ部材60は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から押出成形や鋳造成形または切削加工等によって一体的に成形されたものとしてもよい。
また、このキャップ部材60は、レール部材50に取付けられて施工された状態で目立ち難くなるよう、レール部材50と略同色または同系色とされたものとしてもよく、また、黒色等とされたものとしてもよい。
まず、上記のように、少なくとも施工された状態で露出する見付面45,45及び見込面46が下地面とされた上枠材40を、枠下地としての上枠下地4に固定する。また、少なくとも施工された状態で露出する見付面15,15,25(25A)及び見込面16,26が下地面とされた両側の縦枠材10,20を、枠下地としての縦枠下地3,3に固定する。また、少なくとも施工された状態で露出する見付面35,35A及び見込面36が下地面とされた中間縦枠材30を、枠下地としての縦枠下地6に固定する。これら各枠材10,20,30,40は、枠状に組み付けた状態で枠下地3,3,6,4に固定するようにしてもよく、または個別に枠下地3,3,6,4に固定するようにしてもよい。
戸枠装置1は、上記のように表面仕上シート7が貼着されて表面仕上済戸枠装置9となる。
なお、各枠材10,20,30,40の下地面への表面仕上シート7の貼着は、引戸8を建て付けた状態で行うようにしてもよく、または、引戸8が建て付けられていない状態で行うようにしてもよい。また、上記施工手順は一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよい。
つまり、上枠材40及び両側の縦枠材10,20、並びに本実施形態では、中間縦枠材30のそれぞれの少なくとも施工された状態で露出する面を、表面仕上シート7の貼着が可能な易貼着性の下地面としている。従って、他の内装材や内装設備等の表面意匠と色柄等を合わせた表面仕上シート7を選択したり、内装の仕上げ段階の際や部分リフォームの際等に、他の内装部位との調和性を見るなどして表面仕上シート7を選択したりすることができる。そして、その選択した表面仕上シート7を、各枠材10,20,30,40の下地面に容易に貼着することができ、表面意匠の選択自由度を向上させることができる。
また、このようなキャップ部材60,60を設けることで、例えば、レール部材50自体の形状を、長手方向両端部を封止するような形状としたようなものと比べて、汎用性を向上させることができる。つまり、長尺なレール部材50の長さを、間口寸法に応じた長さに切断等によって調整することができ、汎用性を向上させることができる。
また、レール部材50のガイド溝51の両内側壁の下側部位に凹段部57,57を設けた構成とし、キャップ部材60の突出部(両側片部)65,65を、少なくともガイド溝51の両内側壁に沿うように設けている。従って、キャップ部材60をレール部材50に安定的に取り付けることができる。
図4及び図5は、第2実施形態に係る戸枠装置及び戸枠装置の施工方法の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
また、本実施形態では、戸枠装置1Aは、上記のような中間縦枠材30を備えておらず、上枠材40Aと両側の縦枠材10Aとを備えた構成とされている。なお、図示は省略しているが、上枠材40Aは、全長に亘って同幅とされている。また、図例では、一方の縦枠材10Aのみを例示しているが、他方の縦枠材も一方の縦枠材10Aと同様の構成とされている。これら両側の縦枠材10Aは、上記した戸先側縦枠材10と概ね同様の構成とされている。図例では、戸じゃくり溝17の開口側の溝幅が、レール部材50Aの下側略半部の外郭の幅寸法を1/2にした寸法よりも小さくなるように、戸じゃくり溝17の溝幅を、上記よりも小さくした例を示している。
天壁部53Aは、レール幅方向両側部位のそれぞれに上記同様の凹溝54,54を設け、これら凹溝54,54のレール幅方向中央側のそれぞれに上記同様の下面側に凹溝が形成されるように上方に向けて突出する突出部を設けた構成とされている。これら両側の突出部の下面側に、上記した細溝等を設けてもよい。また、これら両側の突出部の間に、図5(a)に示すように、レール部材50Aの各ガイド溝51A,51Aに取り付けられた隣り合うキャップ部材60,60の係合片部64,64が係合する単一の凹溝54Aを設けた構成としている。つまり、天壁部53Aのレール幅方向中央部位に単一の凹溝54Aを設けた構成としている。
また、本実施形態では、このレール部材50Aの区画側壁部55Aを、幅方向外方側の両側壁部55,55とは異なり、レール幅方向に厚さ方向を沿わせた平板状としている。つまり、区画側壁部55Aは、厚さ方向両面が平坦面状とされている。
また、本実施形態では、このレール部材50Aの長さ寸法を、長手方向両端にキャップ部材60,60,60,60が取り付けられた状態で、上枠材40Aの長さ寸法と同長さとなるような寸法としている。
また、キャップ部材60,60の上側部位同士の間において露出するレール部材50Aの長手方向端面52Aの区画側壁部55Aの上側部位の両側と各キャップ部材60,60の上側部位との間にも隙間が形成される。この区画側壁部55Aの両側の隙間が斜め下側から見て目立ち難くなるように、上記した側片部65,65を設けるようにしてもよい(図3(b)も参照)。このような構成とすれば、単レールとされたレール部材50に取り付けられるキャップ部材60を、複数連レールのレール部材50Aに取り付け可能でありながらも、区画側壁部55Aを平坦面状で薄くすることができる。また、区画側壁部55Aを薄くした場合にもその両側に形成される隙間を、キャップ部材60,60の側片部65,65によって目立ち難くすることができる。
本実施形態に係る戸枠装置1Aにおいても、上記した第1実施形態と略同様の効果を奏する。
なお、上記のように、単レールとされたレール部材50に取り付けられるキャップ部材60を、複数連レールのレール部材50Aに取り付け可能とした態様に代えて、複数連レールのレール部材50A専用のキャップ部材を設けた構成としてもよい。
また、レール部材50,50Aを、下向きに開口するガイド溝51,51Aを設けた構成とした態様に代えて、レール幅方向一方側に開口するガイド溝を設けたような構成等としてもよい。このようにレール部材50,50Aを変形した場合には、適宜、必要に応じて、キャップ部材60を変形するようにしてもよい。
10 戸先側縦枠材(縦枠材)
10A 縦枠材
15 見付面(下地面)
16 見込面(下地面)
20 戸尻側縦枠材(縦枠材)
25 見付面(下地面)
26 見込面(下地面)
40,40A 上枠材
45 見付面(下地面)
46 見込面(下地面)
47,47A 凹溝
50,50A レール部材
51,51A ガイド溝
52,52A 長手方向端面
56 突段部
57 凹段部
60 キャップ部材
61 キャップ本体
62 当接部
63 上片部(突出部)
65 側片部(突出部)
3 縦枠下地(枠下地)
4 上枠下地(枠下地)
7 表面仕上シート
Claims (5)
- 少なくとも施工された状態で露出する見付面及び見込面が、表面仕上シートの貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた上枠材と、
前記上枠材の長手方向両端部のそれぞれに接合され、少なくとも施工された状態で露出する見付面及び見込面が、表面仕上シートの貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた両側の縦枠材と、
全長に亘ってガイド溝が設けられ、前記上枠材に取り付けられるレール部材と、
前記レール部材のガイド溝の長手方向両側の開口をそれぞれに閉塞するように前記レール部材に取り付けられるキャップ部材と、
を備えていることを特徴とする戸枠装置。 - 請求項1において、
前記キャップ部材は、前記ガイド溝の前記開口を閉塞するキャップ本体の周縁部に前記レール部材の長手方向端面に当接される当接部を設けた構成とされ、かつ該キャップ本体に、レール長手方向に沿って突出するように前記ガイド溝に嵌め入れられる突出部を設けた構成とされていることを特徴とする戸枠装置。 - 請求項2において、
前記レール部材は、下向きに開口するように前記ガイド溝が設けられ、前記上枠材に設けられた凹溝に取り付けられる構成とされ、かつ、当該レール部材の幅方向両側の下側部位に、幅方向外方側に向けて突出し前記上枠材の前記凹溝の両開口縁に当接される突段部が形成されるように、前記ガイド溝の両内側壁の下側部位に凹段部を設けた構成とされており、
前記キャップ部材の突出部は、少なくとも前記ガイド溝の両内側壁に沿うように設けられていることを特徴とする戸枠装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の戸枠装置のキャップ部材。
- 少なくとも施工された状態で露出する見付面及び見込面が、表面仕上シートの貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた上枠材と、少なくとも施工された状態で露出する見付面及び見込面が、表面仕上シートの貼着が可能なように易貼着性の下地面とされた両側の縦枠材と、を枠下地に固定し、ガイド溝の長手方向両側の開口がキャップ部材によってそれぞれに閉塞されたレール部材を前記上枠材に取り付け、前記上枠材及び前記両側の縦枠材の下地面に表面仕上シートを貼着することを特徴とする戸枠装置の施工方法。
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