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JP6378530B2 - フィルム吸着機構 - Google Patents

フィルム吸着機構 Download PDF

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JP6378530B2 JP2014095581A JP2014095581A JP6378530B2 JP 6378530 B2 JP6378530 B2 JP 6378530B2 JP 2014095581 A JP2014095581 A JP 2014095581A JP 2014095581 A JP2014095581 A JP 2014095581A JP 6378530 B2 JP6378530 B2 JP 6378530B2
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Description

本発明は、可撓性のフィルム状部材を加工、又は搬送するためのフィルム吸着機構に関する。更に詳しくは、フィルム状部材の吸着、受け渡し等を行うときに、フィルム状部材に反り、垂れ下がり等が発生しないようにして、吸着、受け渡し等を容易に行えるフィルム吸着機構に関する。
従来から薄膜トランジスタ等を含む電子積層体においては、厚さの薄いプラスチック製のフィルム状部材が使用されている。この薄いフィルム状部材は、作業者が手で触れることができないため、吸着パッドが設けられたロボットハンド等で吸着され、搬送、受け渡し等が行われている。
この厚さの薄いフィルム状部材は、中央部を吸着、保持すると、両端が自重で垂れ下がった形状になってしまう。このような垂れ下がった姿勢のフィルム状部材は、簡単に吸着、保持して搬送、加工等を行うことが容易でないという問題点があった。そのため、この薄いフィルム状部材を吸着、保持するためには、端部が自重で反ったり、垂れ下がったりしないように姿勢を矯正する必要があるが、そのフィルム状部材の矯正を簡素な構成で、確実に行うものはなかった。
一方、フィルムに関する技術としては、フィルムの皺を取り除く方法に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、押圧対象物の上方から押圧ガスを吹き付けて、押圧対象物を配置台に押圧して押圧対象物の皺をとるものである。
特開2013−216429号公報
しかしながら、この特許文献1の技術は、押圧ガスにより、押圧対象物を配置台に押圧して押圧対象物の皺をとるものであり、配置台がないと皺取りを行うことができない。そのため、配置台がなく、フィルム状部材の加工、搬送等を行うためのフィルム吸着機構に関する技術に採用することができない。
そのため、可撓性のフィルム状部材を加工、又は、搬送するためのフィルム吸着機構の分野において、簡素な構成、簡単な方法でフィルム状部材の反り、垂れ下がり等をなくして、確実に吸着、受け渡し等が行えるようにするためのフィルム吸着機構の開発が要望されていた。
本発明は、このような従来の問題点を解決するために創案されたものであり、次の目的を達成する。
本発明の目的は、可撓性のフィルム状部材の吸着、受け渡し等を行うときに、フィルム状部材に反り、垂れ下がり等が発生しないようにして、確実に吸着、受け渡しが行えるようにしたフィルム吸着機構を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、次の手段で達成される。
本発明1のフィルム吸着機構は、
可撓性のフィルム状部材を加工又は搬送するためのフィルム吸着機構であって、前記フィルム状部材を吸着する機能を有する吸着具と、加圧空気を吹き付ける機能を有するエアーノズルとを有し、前記吸着具は、複数個の吸着パッドを有し、前記フィルム状部材の第1面に前記加圧空気を吹き付けているときに、前記フィルム状部材の第2面を前記吸着具で吸着することを特徴とする。
本発明2のフィルム吸着機構は、本発明1において、
前記加圧空気の動圧の分力は、前記吸着パットの吸着方向と、前記フィルム状部材の平面方向に向けられたものであることを特徴とする。
本発明3のフィルム吸着機構は、本発明1又は2において
ロボットハンドから前記フィルム吸着機構に、前記フィルム状部材を直接的に受け渡しするときに、前記ロボットハンドを前記フィルム状部材の面と平行な軸線を中心に揺動させるための揺動駆動機構とを有することを特徴とする。
本発明4のフィルム吸着機構は、本発明1乃至3のいずれか1項において、
前記吸着具の吸着エラーを検知した場合、前記エアーノズルが、前記加圧空気を吹き付けることを特徴とする。
本発明のフィルム吸着機構は、エアーノズルから吹き付けられる加圧空気をフィルム状部材の第1面に吹き付けるためのエアーノズル、ロボットハンドを揺動させるための揺動駆動機構を設けることにより、フィルム状部材の反り、垂れ下がりをなくすように矯正を行い、その反り、垂れ下がりがなくなった状態でフィルム状部材の第2面を吸着するため、容易に、かつ、確実にフィルム吸着機構の吸着パッドで吸着させ保持することができる。
図1は、本発明の実施の形態1のフィルム吸着機構の概要を示す説明図である。 図2は、図1をA方向から矢視した図であって、実施の形態1のフィルム吸着機構において、エアーノズルから加圧空気を吹き出す前の状態を示す側面図である。 図3は、図1をA方向から矢視した図であって、実施の形態1のフィルム吸着機構において、エアーノズルから加圧空気を吹き出した後の状態を示す側面図である。 図4は、エアーノズルの一部を示す外観図である。 図5は、実施の形態2のフィルム吸着機構におけるフィルム状部材の受け渡し方法を説明するための説明図である。 図6は、実施の形態2のフィルム吸着機構に設けられる揺動駆動機構を模式的に示す模式図である。
以下、本発明のフィルム吸着機構の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。本発明は、可撓性を有するフィルム状部材(例えば、エレクトロルミネセンスを構成するフィルム状部材、又は製造プロセスで使用する合成樹脂製のフィルム状部材等)5を、貼り合わせ等の加工、又は、搬送するためのフィルム吸着機構1,2に関するものである。
〔実施の形態1〕
図1から4に従って、本発明の実施の形態1のフィルム吸着機構1について説明を行う。図1は、本発明の実施の形態1のフィルム吸着機構の概要を示す説明図、図2は、図1をA方向から矢視した図であって、実施の形態1のフィルムハンド用姿勢矯正装置において、エアーノズルから加圧空気を吹き出す前の状態を示す側面図、図3は、エアーノズルから加圧空気を吹き出した後の状態を示す側面図、図4は、エアーノズルの一部を示す外観図である。
フィルム吸着機構1のロボットハンドであるフィルム用ハンド10の下面側の周辺部には、複数の吸着具11が設けられている。フィルム用ハンド10には、第1の辺側に、複数(例えば、この形態では3個)の吸着具11a(11a1〜11a3)が設けられている。また、フィルム用ハンド10には、図示していないが、第1の辺の反対側にも、複数(例えば、この形態では3個)の吸着具が設けられている。この吸着具11aの下面には、複数の吸着パッド12が設けられている。
フィルム用ハンド10には、第1の辺に対して直交する第2の辺側に、複数(例えば、この形態では4個)の吸着具11b(11b1〜11b4)が設けられている。また、フィルム用ハンド10には、図示していないが、第2の辺の反対側にも、複数(例えば、この形態では4個)の吸着具11bが設けられている。この吸着具11bの下面には、複数の吸着パッド12が設けられている。
言い換えると、フィルム用ハンド10には、下面に、矩形状に吸着具11が配置されている。フィルム状部材5は、この吸着具11a,11bの吸着パッド12に真空吸着され保持される。フィルム状部材5は、矩形状に配置された各吸着パッド12,12,・・に、確実に吸着されておれば、搬送、貼り合わせたりする作業を容易に行うことができる。吸着パッド12は、弾性変形可能な材料で形成され、内部に空間を有し、下面端部が被吸着物(この形態ではフィルム状部材)に密着して真空発生装置6で吸引したとき内部圧力が負圧となって、被吸着物を吸着するものである。吸着パッドは、真空パッドなどとも呼ばれ、被吸着物の大きさ、重さ等により適宜選択される公知なものであり、この形態の説明では、詳細な説明を省略する。
なお、この吸着パッド12には、真空回路8を介して、真空発生装置6が接続されている。真空発生装置6は、真空ポンプ、真空切換弁等からなる公知な構成のものであり、この形態では詳細な説明を省略する。真空回路8には、吸着エラー検知手段である圧力センサ7が設けられている。すなわち、フィルム状部材5が正常に吸着されず吸着エラーが発生した場合、真空回路8の圧力が所定の圧力に低下しないことを圧力センサ7で検出している。
このようなフィルム吸着機構では、受け渡しの過程等で、例えば搬送用のロボットハンドがフィルム用ハンド10の吸着具11b側から挿入されたとき、全部の吸着パッドでなく、図1,2に示すように、図1,2における中央部、中央部近傍の吸着具11b2〜11b3の吸着パッド12にのみに吸着されることがある。この状態になると、図1,2における端部側の吸着具11a,11b4の吸着パッドに吸着されておらず、フィルム状部材5は、自重で下側に垂れ下がりが生じた状態となってしまう。この状態は、搬送、貼り合わせ等にたいへん不具合を発生させる。
この実施の形態1では、エアーノズル(第1エアーノズル15、第2エアーノズル16)を設け、フィルム状部材5の一方の面(第1面)側に加圧空気を吹き付け、フィルム状部材5の他方の面(第2面)の端部側を吸着具11a1、11a2、11a3、11bの吸着パッド12に押圧するようにしている。エアーノズル15、16は、第1の辺側と、第1の辺の反対側の両方に加圧空気を吹き付けるるように、2組配置される。このようにすると、フィルム状部材5は垂れ下がり、反りを発生することなく、矩形状の吸着具11の吸着パッド12に確実に吸着、保持される。
この第1エアーノズル15、第2エアーノズル16は、各々、フィルム状部材5の端部側を押圧できる角度に調整され、機体に設けられた取付部材18にボルト18aを介して固定されている。第1エアーノズル15は、図4に示すように、矩形の一方の辺が寸法lに延びた矩形状の吹き出し部を有し、この吹き出し部に複数(例えば、この形態では16個)の吹き出し口15bが形成されている。吹き出し口15bは、本体から延びた方向に噴出するように、かつ所定の間隔を有するように2列設けられている。また、第1エアーノズル15には、外部の空気を取り込むための複数の外気取込穴15aが形成されており、外気取込穴15aから外部の空気を取り込み、空気供給源19からの加圧空気と外気とが混合された加圧空気を吹き出し口15bから吹き出す構成となっている。第2エアーノズル16は、第1エアーノズル15と同様な形状、構成のものであり、吹き出し口15b、外気取込穴16aが形成されている。この第1エアーノズル15、第2エアーノズル16は、特開平10−337503号公報等で知られている構成のものであり、この形態の説明では詳細な説明を省略する。
第1エアーノズル15は、方向切換弁17を切り換える制御を行うことにより図3に示した矢印F1方向に加圧空気を吹き出し口15bより吹き出す。第2エアーノズル16は、方向切換弁(図示せず)を切り換える制御を行うことにより図3に示した矢印F2方向に加圧空気を吹き出し口(図示せず)より吹き出す。この加圧空気の動圧の分力は、吸着パッド12の吸着方向と、フィルム状部材5の平面方向に向けられたものとなる。例えば、ソレノイド17aを励磁することで方向切換弁17のスプールの位置を切り換え加圧空気を吹き出し、ソレノイド17aを消磁することで加圧空気の吹き出しを停止する。方向切換弁17はソレノイド17aを消磁するとバネ17bの作用で方向切換弁17のスプールの位置を切り換える。第2エアーノズル16も図示しない方向切換弁で、第1エアーノズル15と同様に、吹き出しに関する制御を行う。第1エアーノズル15、第2エアーノズル16は、一方の辺である2辺の吸着パッド12の配列に沿った方向に加圧空気を吹き出す。符号19は、空気圧力源である。
第1エアーノズル15、第2エアーノズル16は、例えば、フィルム状部材5を積層したトレイ(図示せず)、若しくはカセット(図示せず)、又は一次的に載置した仮置台(図示せず)上でフィルム用ハンドがフィルム状部材を吸着、保持するときに加圧空気を吹き出すものである。このフィルム吸着機構1は、フィルム状部材5の一方の面(第1面)の端部側に、第1エアーノズル15、第2エアーノズル16から加圧空気を吹き付け、フィルム状部材5の他方の面(第2面)の端部側を吸着具11a、11aの吸着パッド12に押圧するようにしている。このようにすると、フィルム状部材5は垂れ下がり、反りを発生することなく、矩形状の吸着具11の吸着パッド12に確実に吸着、保持される。確実に吸着されたことは、圧力センサ7で確認することができる。
また、フィルム状部材5が正常に吸着されず圧力センサ7で吸着エラーの発生が検知された場合、再度、フィルム状部材5の一方の面側に、第1エアーノズル15、第2エアーノズル16から加圧空気を吹き付け、フィルム状部材5の他方の面の端部側を吸着具11a、11aの吸着パッド12に押圧し、吸着させるようにしてもよい。
〔実施の形態2〕
図5,6に従って、本発明の実施の形態2のフィルム吸着機構2について説明を行う。なお、このフィルム吸着機構2は、前述したフィルム吸着機構1と同様に、吸着具11に、真空回路8、真空発生装置6、圧力センサ7等が接続されている構成のものであるが、詳細な説明は省略する。図5は、実施の形態2のフィルム吸着機構2におけるフィルム状部材5の受け渡し方法を説明するための説明図、図6は、実施の形態2のフィルム吸着機構に設けられる揺動駆動機構を模式的に示す模式図である。
このフィルム吸着機構2は、ロボットハンドであるフィルム用ハンド20,20の吸着パッド22,22で、フィルム状部材5の一方の面を吸着、保持すると、図5(a)、(b)に示すように、両端が自重で垂れ下がってしまう。このフィルム状部材5を吸着具11で吸着、保持しようとすると、図5(b)に示すように、両端側の吸着具11は、隙間hがあるため、吸着することができない。この問題を解消するために、フィルム用ハンド20,20に揺動駆動機構30を設けた形態のものである。
2つのフィルム用ハンド20,20を挟むように、中央、一方の端部側、他方の端部側に吸着具11が設けられている。この吸着具11は、フィルム状部材5を真空吸着してリフト動作させるためのものである。吸着具11の下部には、吸着パッド12が設けられている。
フィルム用ハンド20,20の下面には、吸着パッド22,22が設けられている。フィルム用ハンド20,20は、図5における後方側にハンド支持軸部36が形成されている。このハンド支持軸部36は、図示しない軸受部により、ハンド支持軸部36の周り方向に揺動可能に支持されている。また、ハンド支持軸部36には、ピニオン36aが形成されている。このピニオン36aには、ラック体36のラック35aが噛み合っている。ラック体36は、3位置用シリンダのピストンロッドに固定されている。3位置用シリンダは、シリンダ本体31、第1ピストン32、第2ピストン33等から構成されている。3位置用シリンダは、方向切換弁34を切り換えることにより、第1の位置、第2の位置、中間位置の3位置に移動、位置決め可能なものである。
すなわち、ソレノイド34aを励磁することにより、第2ピストン33のピストンロッドが一番引っ込んだ位置(第1の位置)に位置する。また、ソレノイド34bを励磁することにより、第2ピストン33のピストンロッドが一番突出した位置(第2の位置)に位置する。更に、第1ソレノイド34a、第2ソレノイド34bを消磁することにより、中間位置に位置する。この第2ピストン33のピストンロッドの進退移動は、ラック35a、ピニオン36aを介してハンド支持軸部36を揺動させる。揺動駆動機構30は、3位置シリンダ31,32,33、ラック・ピニオン機構35a,36a、方向切換弁34等から構成されている。符号38は、空気圧力源である。
図5(a)に示すようにフィルム用ハンド20,20に吸着、保持されたフィルム状部材5に対して、吸着具11を下降させる。図5(b)に示すように、中央の吸着具11でフィルム状部材5を真空吸着する。
揺動駆動機構30により、フィルム用ハンド20,20を、ハンド支持軸部36の軸線を中心に、図5における時計回り方向に所定量(θ1)揺動させると、フィルム状部材5は、図5における左側が持ち上がり、左側の吸着具11でフィルム状部材5を真空吸着する(図5(c)参照)。その後、揺動駆動機構30により、フィルム用ハンド20,20を、ハンド支持軸部36の軸線を中心に、図5における反時計回り方向に所定量(例えば、θ2)揺動させると、フィルム状部材5は、図における右側が持ち上がり、右側の吸着具11でフィルム状部材5を真空吸着する(図5(d)参照)。
このように、揺動駆動機構30を設けることで、フィルム状部材5の両端が垂れ下がったような状態になっても、確実に、フィルム状部材5がフィルム用ハンド20側から吸着具11側へ確実に受け渡すことができる。
[その他の実施の形態]
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこの実施の形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、揺動駆動機構は、ロボットハンド(フィルム用ハンド)を揺動させることができる構成のものであれば他の機構のものであってもよい。また、フィルム吸着機構は、上下反対の吸着パッドの吸着面が上方を向いている構成で、フィルム状部材を下側から吸着パッドで吸着させるものであってもよい。本発明及び本実施の形態でいうロボットハンドとは、いわゆるロボットでなくても搬送装置のハンドも含む意味である。また、吸着パッドの吸着面が重力方向に対して平行な方向、または斜め方向を向いている構成であってもよい。更に、フィルム吸着機構は、フィルム状部材が金属箔等であれば、磁気吸着するフィルム吸着機構であってもよい。
1,2…フィルム吸着機構
5…フィルム状部材
10…フィルム用ハンド
11…吸着具
12…吸着パッド
15…第1エアーノズル
16…第2エアーノズル
17…方向切換弁
20…フィルム用ハンド(ロボットハンド)
22…吸着パッド
30…揺動駆動機構

Claims (3)

  1. 可撓性のフィルム状部材を加工又は搬送するためのフィルム吸着機構であって、
    前記フィルム状部材を吸着する機能を有する吸着具と、
    加圧空気を吹き付ける機能を有するエアーノズルとを有し、
    前記吸着具は、複数個の吸着パッドを有し、
    前記フィルム状部材の第1面に前記加圧空気を吹き付けているときに、前記フィルム状部材の第2面を前記吸着具で吸着し、
    ロボットハンドから前記フィルム吸着機構に、前記フィルム状部材を直接的に受け渡しするときに、前記ロボットハンドを前記フィルム状部材の面と平行な軸線を中心に揺動させるための揺動駆動機構とを有する
    ことを特徴とするフィルム吸着機構。
  2. 請求項1において、
    前記加圧空気の動圧の分力は、前記吸着パットの吸着方向と、前記フィルム状部材の平面方向に向けられたものである
    ことを特徴とするフィルム吸着機構。
  3. 請求項1又は2において、
    前記吸着具の吸着エラーを検知した場合、
    前記エアーノズルが、前記加圧空気を吹き付ける
    ことを特徴とするフィルム吸着機構。
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