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JP6371945B2 - 排水トラップ - Google Patents

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JP6371945B2 JP2013238725A JP2013238725A JP6371945B2 JP 6371945 B2 JP6371945 B2 JP 6371945B2 JP 2013238725 A JP2013238725 A JP 2013238725A JP 2013238725 A JP2013238725 A JP 2013238725A JP 6371945 B2 JP6371945 B2 JP 6371945B2
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Description

本発明は、シンクや洗面台等の下流側に接続される排水トラップに関するものである。
従来の排水配管において、洗面台やシンク等の設備機器より生じた排水は、排水トラップを通じて床下に配設された横引き管へと排出される。横引き管は配管内での詰まりを防ぐために所定以上の勾配を設けて配設されており、上記勾配を維持したまま、直角に近い角度で合流管へと連結し、排水を更に下流側へと排出する構造となっている。
上記従来の排水配管は、横引き管が常に勾配を有して配設されているため、床下の配管スペースを広く取る必要があった。
そこで近年、特許文献1に記載のように、前記従来の排水配管に変えて、サイフォン排水管と呼ばれる排水配管が考案されている。サイフォン排水管は、サイフォン現象を利用した排水システムであり、従来の排水配管よりも小径の横引き管を無勾配で配設した後、所定長さ垂下する縦管を介して合流管と連結する構造となっている。
上記サイフォン排水管は、縦管の垂下部分において発生する落下エネルギーによる負圧を利用して排水を行うことにより、従来の排水配管よりも強力な力で排水を行うことが可能となるとともに、横引き管が無勾配であることから、床下のスペースが小さい場合でも施工が可能となっている。
しかし、サイフォン排水管は、負圧が発生した場合に流速が増加し、強力に排水を処理することが可能となるが、負圧発生まで時間がかかるとともに、配管が無勾配且つ小径のため負圧発生前は排水の処理能力が極端に小さいという問題を有している。
そこで、サイフォン排水管に対して、サイフォン現象が発生しやすいよう、流路の一部の通水面積を狭くした排水トラップを接続することによって、より迅速に負圧を発生させ、サイフォン排水管が有する問題を解決することが可能となる。
例えば、特許文献2に記載の排水トラップは、排水トラップの流入口近傍の一部を縮径することにより通水面積を狭くし、サイフォン現象を発生させやすくしている。
しかし、特許文献2に記載の排水トラップのように、管体の一部が縮径することにより形成されている排水トラップは、当該縮径部分に汚れが堆積しやすく、縮径部分において詰まりが発生しやすくなっていた。又、特許文献2に記載の構造は排水トラップの上流側が縮径していることから、縮径部分に詰まりが生じた場合、清掃を行うためには一度配管を分解せねばならなかった。
尚、上記詰まりは排水トラップの上流側にディスポーザと呼ばれる、厨芥を粉砕する機器を接続した場合において顕著となっていた。
特開2011−147878号公報 特開2006−316472号公報
本発明は前記問題に鑑み、サイフォン排水管に接続される排水トラップに関し、好適にサイフォン現象を生じさせるとともに、配管内に詰まりが生じた際の清掃性を向上させた排水トラップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、内部に封水を形成する排水トラップであって、
下流側へ向けて流路が下降する下り部と、
上方へ向けて流路が上昇する上り部と、
下り部と上り部を繋ぎ、流路が屈曲して形成される屈曲部と、からなり、
上記上り部は、屈曲部からの立ち上がり部分において全周に亘り縮径し、通水面積が狭くなることを特徴とする排水トラップである。
尚、上記「屈曲」とは、必ずしも円弧形状に限られるものではなく、頂点を有する角形状であっても良い。又、「立ち上がり部分」とは、屈曲部より上昇に転じる部分を指す。
請求項2に記載の本発明は、前記屈曲部に清掃口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップである。
請求項3に記載の本発明は、前記立ち上がり部分より、下流側端部に至るまで通水面積が狭いままであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水トラップである。
請求項4に記載の本発明は、前記排水トラップは、管体を略U字形状に屈曲させることにより下り部、上り部、屈曲部を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水トラップである。
請求項5に記載の本発明は、前記清掃口が、前記立ち上がり部分の直下に設けられていることを特徴とする請求項乃至請求項4のいずれか1つに記載の排水トラップである。
請求項6に記載の本発明は、シンク又は流し台に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の排水トラップである。
請求項7に記載の本発明は、ディスポーザの下流側に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の排水トラップである。
請求項1に記載の本発明によれば、屈曲部からの立ち上がり部分において通水面積が狭くなっていることから、屈曲部において減速された排水が立ち上がり部分において加速し、流速にムラを生じさせることなく好適にサイフォン現象を生じさせることが可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、通水面積が狭くなっている部分において詰まり等が生じた場合、清掃口より容易に排水トラップ内の清掃を行うことが可能となる。
請求項3に記載の本発明によれば、乱流の発生等を防ぐことにより排水流量が安定するとともに、通水面積が狭くなっている部分以外での詰まりを防ぐことが可能となる。
請求項4及び請求項5に記載の本発明によれば、縮径部分が清掃口に近接し、清掃性が向上する。
請求項6及び請求項7に記載の本発明によれば、本発明の排水トラップの取り付け箇所を明確にすることが可能である。
本発明に係るサイフォン排水管の全体構成を示す概略図である。 本発明を示す断面図である。 (a)図2のA−A’断面図である。(b)図2のB−B’断面図である。 排水トラップの側面図である。 本発明の第二実施形態を示す断面図である。 本発明の第三実施形態を示す断面図である。 本発明の第四実施形態を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の排水トラップ1を説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって発明が制限して理解されるものではない。又、以下の実施形態においては図1に示す状態を基準として上下左右を説明する。
図1に示すように、本実施形態の排水トラップ1が配置されるサイフォン排水管11は槽体S、ディスポーザ17、排水トラップ1、直管12、横引き管13、縦管14、合流管16より構成されている。
槽体Sは使用により内部に排水及び厨芥が発生する設備機器であるシンクであって、底部に排水及び厨芥を排出するための排水口が開口している。
ディスポーザ17は槽体Sの排水口に取り付けられており、内部に侵入した厨芥を細かく粉砕する機能を有している。又、ディスポーザ17はその下流側において排水トラップ1と連結しており、ディスポーザ17によって粉砕された厨芥はディスポーザ17内に流入した排水とともに排水トラップ1へと排出される。
排水トラップ1は管体が屈曲されることによって形成されたS字型排水トラップと呼ばれる排水トラップであって、内部に封水を形成し、下流側からの臭気や害虫等の侵入を防ぐ効果を有している。
横引き管13は排水トラップ1の下流側であって、床面Fの下方において略水平に配置されている。即ち、本発明における横引き管13はほぼ無勾配となっている。又、横引き管13は従来の横引き管に比べて小径となっている。
縦管14は横引き管13と連続して設けられており、所定長さ垂下している。又、縦管14はその下端において合流継手15を介して合流管16に接続されており、内部の排水及び厨芥を更に下水側へと排水することが可能となっている。又、縦管14の径は横引き管13の径と同一である。
合流管16は横引き管13や縦管14よりも大径の管体であって、建築物を上下に貫通して設けられている。上述の通り、合流管16はシンクとしての槽体Sからの排水流路と連結されているが、図示しない他のシンクとしての槽体Sからの排水流路とも連結され、下流側において図示しない浄化槽と連結している。
ここで、前記排水トラップ1の構造について、図2乃至図4を用いて詳細に説明する。尚、図4に示す側面図においては、発明の理解を容易にするため、排水トラップ1と接続している排水流路及びナット、キャップ体5、通気弁9等の記載を省略している。
本発明の排水トラップ1は第一下り部2、第一屈曲部3、清掃口4、上り部6、第二屈曲部7、通気口8、第二下り部10より構成されている。又、排水トラップ1は管体を第一屈曲部3及び第二屈曲部7においてそれぞれ約180°屈曲して形成された略S字形状の排水トラップである。
第一下り部2は排水トラップ1の最も上流側であって、下流側へ向けて管体が下降することによって形成された排水流路であり、前記ディスポーザ17からの排水流路と連結している。又、第一下り部2はその下端より屈曲し、第一屈曲部3と連続している。尚、第一下り部2はディスポーザ17から連続する配管を内部に挿入するため、端部がやや拡径しているが、ディスポーザ17と接続した際には、ディスポーザ17からの配管と第一下り部2の内面は面一に連続する。
第一屈曲部3は管体を約180°、略U字状に屈曲されて形成され、前記第一下り部2と後述する上り部6とを繋ぐとともに、清掃口4を有している。清掃口4は第一屈曲部3の底部に設けられた開口であって、排水トラップ1の外側に向けて垂設され、その外周に雄螺子部を有するとともに、該雄螺子部によってキャップ体5と螺合している。尚、清掃口4はキャップ体5と水密に螺合しており、該螺合状態において清掃口4より漏水することはない。
又、上記第一屈曲部3は第一下り部2との間の屈曲半径R1よりも、後述する上り部6との屈曲半径R2の方が小さく形成されている。
上り部6は排水トラップ1の上流側より下流側に向けて管体が上昇することによって形成された排水流路であって、第一屈曲部3より立ち上がり、第二屈曲部7と連続している。尚、上り部6は前記第一屈曲部3からの立ち上がり部分(上昇に転じる部分)より上り部6の1/3程度の高さ位置まで漸次縮径により通水面積が狭くなっており、当該縮径により管径が前記第一下り部2の2/3から3/4程度となっている。尚、図3に示すように、該縮径部分は楕円から円形となっており、常に円形・楕円・扁平のまま縮径しているわけではない。又、当該上り部6以降の通水面積は排水トラップ1の下端に至るまで狭くなったままとなっている。又、排水トラップ1に接続される前記横引き管13及び縦管14の径は排水トラップ1下端の径と同一である。即ち、上り部6以降、合流管16に至るまでの配管は全て同一の径であり、通水面積もほぼ同一となっている。
ここで、上り部6の中心軸Y3と清掃口4の中心軸Y2との距離d2は、第一下り部2の中心軸Y1と清掃口4の中心軸2との距離d1よりも小さく形成されている。従って、上り部6は第一下り部2に比べて清掃口4に近く配置されており、上り部6の流路の半分程度が清掃口4の直上に配置されている。
第二屈曲部7は管体を約180°、略U字状に屈曲されて形成され、上り部6と後述する第二下り部10とを繋ぐとともに、通気口8を有している。通気口8は第二屈曲部7の上面に設けられた開口であって、排水トラップ1の外側に向けて垂設され、その外周に雄螺子部を有するとともに、該雄螺子部によって通気弁9と螺合している。尚、通気口8は流路側端部の側面が突出し、流路を狭めている。通気弁9は内部に逆止め弁を備えており、排水トラップ1内に負圧が発生した際には開口し、排水トラップ1内部に空気を流入させるが、排水トラップ1の内部に正圧が発生した際には閉口し、排水トラップ1内部の空気又は排水等が外部へと流出することを防ぐよう構成されている。
第二下り部10は前記第二屈曲部7の端部より連続し、下流側へ向けて管体が下降することによって形成された排水流路であり、下端において直管12を介して横引き管13と連結している。尚、第二下り部10は直管12を内部に挿入するため端部がやや拡径しているが、直管12と接続した際には、第二下り部10と直管12の内面は面一に連続する。
上記排水トラップ1は、設備機器の使用に伴い排水が流入した際、第一屈曲部3の底面から第二屈曲部7の底面の間において、内部に排水を貯留することが可能となっている。そして、当該排水が貯留された部分は排水によって排水流路が閉塞されるため、下流側から屋内へ臭気や害虫が侵入することを防ぐことができる。尚、排水トラップ1の内部に貯留されている排水を「封水」と呼び、封水によって臭気や害虫の侵入を防ぐ構造の排水トラップは「封水式排水トラップ」と呼ばれる。
上記排水トラップ1を含むサイフォン排水管11は、以下のような流れによって排水又は厨芥を排出する。
槽体Sの使用により生じた排水は、槽体Sの底部に設けられた排水口よりディスポーザ17内を通過し、排水トラップ1内に排出される。尚、槽体Sの使用により生じた厨芥は、ディスポーザ17を作動させることによって細かく粉砕され、排水とともに排水トラップ1内に排出される。
次に、排水トラップ1内に流入した排水及び厨芥は、第一下り部2、第一屈曲部3、上り部6、第二屈曲部7、第二下り部10を通過し、直管12を通じて横引き管13へと排出される。
この時、上り部6は第一屈曲部3からの立ち上げ部分より縮径していることから、該縮径部分より流速が上昇するとともに、管内が排水(及び厨芥)で満たされた状態となり、サイフォン現象が発生する。従って、排水トラップ1内において、排水が下流側へと引き込まれるように負圧が発生し、さらに排水の流速が上昇する。
次に、排水は横引き管13及び縦管14内を経て、合流管16へと排出される。
この時、排水は縦管14内を垂下する際の落下エネルギーにより、より強力に負圧を発生させて排水を下流側へと引き込むことが可能となる。このため、横引き管13が無勾配であっても問題なく排水を排出することが可能となる。
尚、サイフォン排水管11は強力に負圧を発生させて排水を排出するが、排水トラップ1が通気弁9を備えていることから過度に負圧が発生することはない。従って、排水終了時に排水トラップ1内の封水が流出してしまうことや、大きな引き込み音(排水終了時付近において封水が引き込まれて生じる「ゴボゴボ」という音)が発生することはない。
ここで、上記排水トラップ1は、縮径部分において通水面積が狭くなっていることから、当該縮径部分において汚れが堆積する等して詰まりが発生しやすい。特に、上記第一実施形態のように、サイフォン排水管がディスポーザ17を備えている場合、排水中に粉砕された厨芥が混在しており、顕著に詰まりが発生しやすい。
しかし、本発明の排水トラップ1は上り部6の立ち上がり部分より縮径しており、該縮径部分の直下に清掃口4が配置されていることから、詰まりが発生したとしても清掃口4より容易に詰まりを排除することが可能である。
又、上述の通り、本発明の排水トラップ1は、第一屈曲部3は第一下り部2との間の屈曲半径R1よりも、後述する上り部6との屈曲半径R2の方が小さく形成されているとともに、上り部6は第一下り部2に比べて清掃口4に近く配置されており、上り部6の流路の半分程度が清掃口4の直上に配置されていることから、清掃口4より容易に詰まり部分の清掃が可能となる。更に、上り6が第一下り部2に比べて清掃口4に近く配置することにより、水平方向に対して省スペース化を図ることが可能となっている。
又、排水トラップ1の流路は縮径部分を除いて常に円形となっている。従って、排水流路が常に一定の形状を保っていることから、乱流が生じにくく、且つ、縮径部分以外において汚れの堆積や排水流路の詰まりが発生しにくくなっている。
次に、図5を使用して、本発明に第二実施形態に係る排水トラップ1を説明する。尚、第二実施形態に関しては、排水トラップ1に係る部分以外は上記第一実施形態と同様であるため、排水トラップ1に係る部分のみを説明し、その他の配管に関してはその説明を省略する。
第二実施形態に係る排水トラップ1は、屈曲部31において約180°屈曲して形成された略P字状の排水トラップであって、下り部21、屈曲部31、清掃口4、上り部6、通気口8、横管部18より構成されている。
又、第二実施形態に係る排水トラップ1は、U字管19とL字管20を連結することにより形成されている。
下り部21は排水トラップ1の最も上流側であって、下流側へ向けて管体が下降することによって形成された排水流路であり、図示しないディスポーザ17からの排水流路と連結している。又、下り部21はその下端より屈曲し、屈曲部31と連続している。尚、下り部21はディスポーザ17から連続する配管を内部に挿入するため、端部がやや拡径しているが、ディスポーザ17と接続した際には、ディスポーザ17からの配管と下り部21の内面は面一に連続する。
屈曲部31は管体を約180°、略U字状に屈曲されて形成され、前記下り部21と後述する上り部6とを繋ぐとともに、清掃口4を有している。清掃口4は屈曲部31の底部に設けられた開口であって、排水トラップ1の外側であって、上流側に向けて斜設され、その外周に雄螺子部を有するとともに、該雄螺子部によってキャップ体5と螺合している。尚、清掃口4はキャップ体5と水密に螺合しており、該螺合状態において清掃口4より漏水することはない。
又、上記屈曲部31は下り部21との間の屈曲半径R3よりも、後述する上り部6との屈曲半径R4の方が小さく形成されている。
上り部6は排水トラップ1の上流側より下流側に向けて管体が上昇することによって形成された排水流路であって、屈曲部31より立ち上がり、横管部18と連続している。尚、上り部6は前記屈曲部31からの立ち上がり部分(上昇に転じる部分)より上り部6の1/3程度の高さ位置まで漸次縮径により通水面積が狭くなっており、当該縮径により管径が前記第一下り部2の2/3から3/4程度となっている。尚、該縮径部分は前記第一実施形態と同様に、楕円から円形となっており、常に円形・楕円・扁平のまま縮径しているわけではない。又、当該上り部6以降の通水面積は排水トラップ1の下端に至るまで狭くなったままとなっている。又、排水トラップ1に接続される図示しない横引き管13及び縦管14の径は排水トラップ1下端の径と同一である。即ち、上り部6以降、合流管16に至るまでの配管は全て同一の径であり、通水面積もほぼ同一となっている。
ここで、清掃口4は屈曲部31の底部において斜設されているため、上り部6の縮径部分に向けて開口している。
横管部18は上記上り部6より約90°屈曲して形成され、略水平方向に向けて延設している。尚、横管部18はその端部より下方に向けて約90°屈曲し、横引き管13と連結する(図示せず)。又、横管部18は通気口8を有している。通気口8は横管部18の上面に設けられた開口であって、排水トラップ1の外側に向けて垂設され、その外周に雄螺子部を有するとともに、該雄螺子部によって通気弁9と螺合している。尚、通気口8は流路側端部の側面が突出し、流路を狭めている。通気弁9は内部に逆止め弁を備えており、排水トラップ1内に負圧が発生した際には開口し、排水トラップ1内部に空気を流入させるが、排水トラップ1の内部に正圧が発生した際には閉口し、排水トラップ1内部の空気又は排水等が外部へと流出することを防ぐよう構成されている。
上記第二実施形態に係る排水トラップ1は、清掃口4を傾斜させて設けていることから、清掃口4が縮径部分を向いて開口するため、より清掃性が向上する。
本発明の第二実施形態は以上であるが、本発明は上記第一、第二実施形態の形状に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
例えば、第一実施形態の清掃口4は第一屈曲部3より垂設されていたが、図6に示す第三実施形態のように、略S字形状の排水トラップ1であっても、第二実施形態に係る排水トラップ1のように清掃口4が斜設されていても良い。この様にすることで、清掃口4の作業が第二下り部10に干渉しにくく、清掃作業が容易となる。
又、排水トラップ1の内面に撥水コーティング又は親水コーティング等の潤滑コーティングを施しても良い。この場合において、排水トラップ1内部に汚れが堆積することを防ぐことが可能となる。又、コーティングの際には汚れが特に堆積し易い縮径部分にコーティングを施すことが有用であることから、縮径部分以降にのみコーティングを施しても良い。即ち、第二実施形態に係る排水トラップ1においては、L字管20の内部にのみコーティングを施しても良い。
又、上記各実施形態においては、屈曲部31がそれぞれ円弧状に屈曲していたが、頂点を有する角形状に屈曲していても良い。
又、各実施形態においては、縮径部分は楕円が円形となりながら縮径していたが、常に円形・楕円・扁平のまま縮径しても良い。
又、各実施形態においては、立ち上がり部分より下流は常に通水面積が狭くなった状態となっていたが、立ち上がり部分のみ通水面積が狭くなっていても良い。
又、本発明は管体を屈曲させて形成されたS字型排水トラップ又はP字型排水トラップにのみ採用可能な構造ではない。即ち、図7に示すボトル型排水トラップを排水トラップ1として採用しても良く、その他、椀トラップや逆椀トラップ等、種々の形状の排水トラップ1に本発明の構造を採用することが可能である。
1 排水トラップ
2 第一下り部
21 下り部
3 第一屈曲部
31 屈曲部
4 清掃口
5 キャップ体
6 上り部
7 第二屈曲部
8 通気口
9 通気弁
10 第二下り部
11 サイフォン排水管
12 直管
13 横引き管
14 縦管
15 合流継手
16 合流管
17 ディスポーザ
18 横管部
19 U字管
20 L字管
S 槽体
F 床面
Y1、Y2、Y3 中心軸
d1、d2 距離

Claims (7)

  1. 内部に封水を形成する排水トラップであって、
    下流側へ向けて流路が下降する下り部と、
    上方へ向けて流路が上昇する上り部と、
    下り部と上り部を繋ぎ、流路が屈曲して形成される屈曲部と、からなり、
    上記上り部は、屈曲部からの立ち上がり部分において全周に亘り縮径し、通水面積が狭くなることを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記屈曲部に清掃口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記立ち上がり部分より、下流側端部に至るまで通水面積が狭いままであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 前記排水トラップは、管体を略U字形状に屈曲させることにより下り部、上り部、屈曲部を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水トラップ。
  5. 前記清掃口が、前記立ち上がり部分の直下に設けられていることを特徴とする請求項乃至請求項4のいずれか1つに記載の排水トラップ。
  6. シンク又は流し台に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の排水トラップ。
  7. ディスポーザの下流側に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の排水トラップ。
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