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JP6370575B2 - イソプロパノールアミンベースのエステルクワットを含む配合物 - Google Patents

イソプロパノールアミンベースのエステルクワットを含む配合物 Download PDF

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JP6370575B2 JP2014057736A JP2014057736A JP6370575B2 JP 6370575 B2 JP6370575 B2 JP 6370575B2 JP 2014057736 A JP2014057736 A JP 2014057736A JP 2014057736 A JP2014057736 A JP 2014057736A JP 6370575 B2 JP6370575 B2 JP 6370575B2
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Description

本発明は、イソプロパノールアミンベースの特定のエステルクワットを含む化粧用配合物、化粧品におけるこれらのエステルクワットの使用に関する。
独国特許出願公開第3608093号は、第四アンモニウム化合物であって、2つの2−アシルオキシアルキル基を含み、そのアシル基が12〜22個の炭素原子を有する飽和または不飽和のカルボン酸から誘導される第四アンモニウム化合物(ジメチルジ(オレオイル−オキシイソプロピル)アンモニウムメトサルフェートを含む)、および織物柔軟化配合物でのそのような物質の使用を記載している。
独国特許第3877422号は、同様の第四アンモニウム化合物であって、その対応するアシル基が最大で17個の炭素原子を含んでいる第四アンモニウム化合物(ジメチルジ(パルミトイル−オキシイソプロピル)アンモニウムクロリドを含む)、および織物柔軟化配合物でのそのような物質の使用を記載しており、それだけでなくそれらがヘアコンディショナーに好適であることについても述べている。
ヘアコンディショニングに用いるのに適したこれまでに入手可能なエステルクワットは、固体であり、溶剤を用いてのみ配合可能な形に変換されるものである。そのため、その溶剤が最終配合物中に存在することになる。このため、配合物の選択肢の自由度が制限されてしまう。
本発明の目的は、ケラチン繊維に対して卓越したコンディショング効果を発揮する組成物を提供することであった。
驚くべきことに、以下に説明する配合物により、本発明で扱う問題を解決できることが見出された。
したがって本発明は、
0.2〜25重量%、好ましくは0.5〜15重量%、特に1〜10重量%の、少なくとも1種の一般式I)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
は、18〜24個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基またはイソステアリン酸もしくはリシノール酸のアシル基であり、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、特に好ましくはメチルであり、
a=1〜3であり、b=1〜3であり、
但し、a+b=4である]、

40〜99.8重量%、好ましくは50〜99.5重量%、特に60〜99重量%の水、および任意に、
0〜8重量%の、一般式Ia)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
1aは、Rに関して定義された別のカルボン酸のアシル基であり、
2bは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、特に好ましくはメチルであり、
c=1〜3であり、d=1〜3であり、
但し、c+d=4である]を含み、重量パーセントが全配合物を基準とする化粧用配合物であって、
一般式I)の化合物が、配合物中に存在する一般式I)およびIa)の化合物すべてをベースとして少なくとも30重量%を構成することを特徴とする、化粧用配合物を提供する。
本発明はさらに、ケラチン繊維(特に毛髪であり、ヒトの毛髪が好ましい)の美容処置のための、一般式I)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
は、18〜24個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基またはイソステアリン酸もしくはリシノール酸のアシル基であり、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり、特に好ましくはメチルであり、
a=1〜3であり、b=1〜3であり、
但し、a+b=4である]
の使用を提供する。
本発明はさらに、一般式I)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
は、イソステアリン酸のアシル基であり、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり、特に好ましくはメチルであり、
a=1〜3であり、b=1〜3であり、
但し、a+b=4である]
を提供する。
本発明の1つの利点は、使用されるエステルクワットは室温において液体であり、それゆえに溶剤を用いなくても最終的な消費者用配合物に容易に含めることができ、その結果、そのような溶剤が配合物中に必ずしも存在する必要がないことである。
本発明の更なる利点は、処置されたケラチン繊維の輝きが増すことである。
本発明の更なる利点は、使用する化合物は、使用量が少しであっても優れた効果を生み出すことである。
使用される化合物は、生態学的観点からほとんど影響がないことも更なる利点である。
使用される化合物は、これまで知られている第四エステル化合物より、すすぎ時間が長くても、ケラチン繊維に対する改善されたコンディショニング効果を示すことも更なる利点である。
本発明の更なる利点は、それらが配合物の加水分解安定性を増大させることである。
本発明の更なる利点は、それらが晶出しないことである。
本発明の更なる利点は、比較的低濃度で使用しても効果的であることである。
本発明の更なる利点は、頭髪用染料が洗い流されないようにそれらが保護することである。
本発明の更なる利点は、それらが、熱によって引き起こされる損傷からケラチン繊維を保護することである。
本発明の更なる利点は、それらにより、濡れた毛髪および乾いた毛髪における櫛通り力(combing forces)が減少することである。
本発明の更なる利点は、それらが著しく経済的であることである。
本発明の更なる利点は、メタノールを含まないものを製造できることである。
以下の図は実施例の一部をなす。
配合物1bとV3bとの、櫛通り力の測定値の比較 配合物6bとV3bとの、櫛通り力の測定値の比較 配合物5bとV3bおよびV4bとの、櫛通り力の測定値の比較 配合物7bとV3bおよびV4bとの、櫛通り力の測定値の比較
特に記載のない限り、示されている百分率(%)はすべて質量百分率である。
本発明との関連で使用される四級化脂肪酸イソプロパノールアミンエステル塩は、有機合成化学における関連した方法で製造できる。通常、エステルクワットの製造は、多段階法ベースであり、その方法では、最初にアルカノールアミンとカルボン酸または対応する誘導体とを反応させてエステル化アルカノールアミンを製造し、その後に、アルカノールアミンを好適な試薬で四級化する。本発明との関連においては、使用されるアルカノールアミンは、ジメチルモノイソプロパノールアミン、メチルジイソプロパノールアミンまたはトリイソプロパノールアミンまたはそれらの混合物、特にメチルジイソプロパノールアミンである。
好適な製造方法については、欧州特許第0483195号を参照できる。それによれば、トリアルカノールアミンが、次亜リン酸の存在下で脂肪酸によって部分エステル化され、空気を通過させ、その後、ジメチルサルフェートまたはエチレンオキシドによって四級化が行われる。その中に列挙されている化合物は、織物用の柔軟剤として働く。独国特許第4308794号は、好適な分散剤の存在下でトリエタノールアミンエステルの四級化を行うことによって固体のエステルクワットを製造することを記載している。この論題に関する概説は、例えば、R. Puchta et al.のTens. Surf. Det., 30, 186 (1993)、M. BrockのTens. Surf. Det., 30, 394 (1993)、R. Lagerman et al.のJ. Am. Chem. Soc., 71, 97 (1994)またはI. ShapiroのCosm. Toil., 109, 77 (1994)に見いだすことができる。
bが1より大きい場合、R基は同一であっても異なっていてもよい。
18〜24個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基であるRは、1つまたは複数(例えば、2つまたは3つ)の二重結合を含むことができる。
本発明による好ましい配合物は、18〜24個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基であるRが、オレイン酸、エライジン酸、バクセン酸、ガドレイン酸、イコセン酸(icosenoic acid)、セトレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸、リノール酸、アルファ−リノレン酸、ガンマ−リノレン酸、カレンジュラ酸(calendula acid)、プニカ酸、アルファ−エレオステアリン酸、ベータ−エレオステアリン酸、アラキドン酸、チムノドン酸(timnodonic acid)、クルパノドン酸、およびセルボン酸の群からの酸のアシル基から選択されることを特徴とし、オレイン酸が特に好ましい。
本発明によれば、こうしたカルボン酸の混合物を使用することも可能である。
好ましい配合物は、a=b=2である一般式I)の少なくとも1種の化合物を含む。
特に好ましい本発明による配合物は、Rがオレイン酸のアシル基であり、a=b=2であることを特徴とする。
本発明による配合物では、一般式I)の化合物のほかに、一般式I)の化合物に対応するさらなる化合物が存在してもよいが、基Rは別のものである。すなわち、類似の基R1aは、別のカルボン酸の(特に別の脂肪酸の)アシル基である。
したがって配合物は、好ましくは、少なくとも1種の一般式I)の化合物と少なくとも1種の一般式Ia)の化合物との混合物を含む。その混合物は、例えば、Rに関して定義されたものより長いかまたは短いアシル基を有するテクニカルグレードの脂肪酸カットを使用する場合に生じる。
一般式I)の化合物は、一般式I)およびIa)の化合物全体に対して、少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも50重量%、特に好ましくは少なくとも75重量%を構成する。
とりわけ非常に好ましいのは、使用する混合物が、以下のような炭素鎖分布を有する混合植物油である場合に得られる混合物である。
またはR1aの鎖長 全混合物に対する割合
(’=二重結合の数)
C16未満 0〜2重量%
C16 4〜7重量%
C16’ 0〜2重量%
C18 0〜4重量%
C18’ 55〜65重量%
C18’’ 15〜25重量%
C18’’’ 6〜12重量%
C18より大きい 0〜4重量%
この実施形態の好ましい配合物は、a=b=c=d=2である一般式I)またはIa)の化合物を含む。
本発明はさらに、一般式I)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
は、イソステアリン酸のアシル基であり、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり、特に好ましくはメチルであり、
a=1〜3であり、b=1〜3であり、
但し、a+b=4である]
を提供する。
本発明による好ましい一般式I)の化合物は、a=b=2であるもの、特に好ましくはR=メチルであるものである。
本発明による好ましい配合物は、脂肪酸も脂肪酸塩も含まないことを特徴とする。
本発明による配合物は、0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、特に2〜7重量%の、少なくとも1種の脂肪アルコール(重量パーセントは全配合物を基準とする)をさらに含む場合に有利であることが分かった。
本発明に関連して、脂肪アルコールは、好ましくは、8〜30個の炭素原子のアルキル基を有する枝なしまたは分枝のモノアルコール(不飽和であってもよい)を意味すると解釈される。好ましい脂肪アルコールは、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、イソラウリルアルコール(isolauryl alcohol)、アンテイソラウリルアルコール(anteisolauryl alcohol)、ミリスチルアルコール、イソミリスチルアルコール、セチルアルコール、パームオレイルアルコール(palmoleyl alcohol)、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、アンテイソステアリルアルコール(anteisostearyl alcohol)、エイコサノール、ペトロセリニルアルコール(petroselinyl alcohol)、ゲルベアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール(gadoleyl alcohol)、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ヘクタコサノール(hectacosanol)、オクタコサノール(octacosanol)およびメリシルアルコール(melissyl alcohol)ならびにそれらの混合物、特にテクニカルグレードの混合物、好ましくはテクニカルグレードのココナッツまたは獣脂脂肪アルコール(12〜18個、好ましくは16〜18個の炭素原子を有する)、ならびにモノ不飽和脂肪アルコール(オレイルアルコール、エライジルアルコール、デルタ−9−シス−ヘキサデセノール、デルタ−9−オクタデセノール、トランス−デルタ−9−オクタデセノール、シス−デルタ−11−オクタデセノール、トランス−10,シス−12−ヘキサデカジエン−1−オール、オクタコサ−10,19−ジエン−1−オールなど)およびポリ不飽和脂肪アルコール(例えば、リノレイルアルコール(9Z,12Z−オクタデカジエン−1−オール)、エライドリノレイルアルコール(9E,12E−オクタデカジエン−1−オール)、リノレニルアルコール(9Z,12Z,15Z−オクタデカトリエン−1−オール)、エライドリノレニルアルコール(9E,12E,15−E−オクタデカトリエン−1−オール)など)であり、ココナッツまたは獣脂脂肪アルコール(16〜18個の炭素原子を有するもの)の混合物が特に好ましい。
本発明による配合物は、0.1〜10重量%、好ましくは0.25〜5重量%、特に0.5〜2.5重量%の、少なくとも1種の乳化剤(重量パーセントは全配合物を基準とする)をさらに含む場合に有利であることが分かった。
本発明との関連において好ましい乳化剤は、脂肪アルコールアルコキシレート、特に脂肪アルコールエトキシレートの群から選択される。存在する特に好ましい脂肪アルコールエトキシレートは、ラウリルアルコールのポリオキシエチレンエーテル(CAS番号9002−92−0)であるマクロゴールラウリルエーテルで、例えば、
ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(ラウレス−4、INCI)、
ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテルであるラウレス−9(INCI)、
ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテルであるラウレス−23(INCI)、
セチルアルコールのポリオキシエチレンエーテル(CAS番号9004−95−9)で、例えば、
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテルであるセテス−2(INCI)、
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテルであるセテス−10(INCI)、
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテルであるセテス−20(INCI)、
セチルステアリルアルコールのポリオキシエチレンエーテル(CAS番号68439−49−6)で、例えば、
ポリオキシエチレン(6)セチルステアリルエーテルであるセテアレス−6(INCI)、
ポリオキシエチレン(20)セチルステアリルエーテルであるセテアレス−20(INCI)、
ポリオキシエチレン(25)セチルステアリルエーテルであるセテアレス−25(INCI)、
ステアリルアルコールのポリオキシエチレンエーテル(CAS番号9005−00−9)で、例えば、
ポリオキシエチレン(2)ステアリルエーテルであるステアレス−2(INCI)、
ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテルであるステアレス−10(INCI)、
ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルであるステアレス−20(INCI)、
オレイルアルコールのポリオキシエチレンエーテル(CAS番号9004−98−2)で、例えば、
ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテルであるオレス−2(INCI)、
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテルであるオレス−10(INCI)、
ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテルであるオレス−20(INCI)、
または
ポリオキシエチレン(10)トリデシルエーテル(CAS番号24938−91−8)およびトリデセス−10(INCI)
を含む群から選択される。
あるいはまた、好ましい乳化剤は、ポリオールエステルの群から選択され、特にグリセロールエステルおよびポリグリセロールエステルであり、特にポリグリセロールエステルである。好ましくは本(ポリ)グリセロールエステルは、部分エステルであることを特徴とする。特に好ましいポリグリセロール部分エステルは:欧州特許第0835862号公報に記載のポリグリセロール部分エステル(これは、ポリグリセロールのエステル化度が30〜75%であるポリグリセロール混合物と、12〜22個の炭素原子を有する飽和または不飽和の直鎖または分枝の脂肪酸および平均官能価が2〜2.4である二量体脂肪酸とのエステル化によって得ることができる);クエン酸のエステルで、例えば、水中油型乳化剤のクエン酸ステアリン酸グリセリル(2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリカルボン酸−1,2,3−プロパントリオールモノオクタデカノエート(INCIではクエン酸ステアリン酸グリセリル)CAS 39175−72−9)、AXOL C 62という名称で特に市販されているステアリン酸グリセリルのクエン酸エステル、国際公開第2006034992号および国際公開第2008092676号に記載のクエン酸ステアリン酸グリセリルおよび国際公開第2004112731号に記載のクエン酸オレイン酸グリセリルなど;また単純なポリグリセロールエステルで、例えば、ポリグリセロール−3ジステアレート、ポリグリセリル−10ステアレート、ポリグリセリル−6ジステアレートなど;ポリグリセロールとメチルグルコースとステアリン酸との混合エステルで、例えば、ポリグリセリル−3メチルグルコースジステアレートなど;および10〜24個の炭素原子を有する1つまたは複数のカルボン酸および複数の多官能性カルボン酸基を有する(ポリ)グリセロール部分エステル;を含む群から選択される。
原則として、ソルビタンまたはスクロースエステルもポリオールエステルとして使用できる。通例の組合せは、例えば、ステアリン酸ソルビタンとヤシ油脂肪酸スクロースである。
好ましくはさらに別の形態で存在する乳化剤は、変性シロキサン(例えば、アルファ−オレフィンベースの脂肪族基のほかにポリエーテルも担持するもの)の群から選択される。水中油型乳剤用のシロキサン系乳化剤は、親水性を有していなければならず、それゆえにそれらは一般には純粋なポリエーテルシロキサンである。特に好適な例は、欧州特許第1125574号に記載の比較的疎水性のポリエーテルシロキサン、欧州特許出願公開第2168564号に記載の高分子量のポリエーテルシロキサンおよび国際公開第2009138306号に記載の有機変性シロキサンブロックコポリマーである。好ましくは、本変性シロキサンは、HLB値が8より大きいことを特徴とする。特に好ましい変性シロキサンは、ビス−PEG/PPG−16/16ジメチコーン、PEG/PPG−16/16ジメチコーン、ビス−PEG/PPG−20/5PEG/PPG−20/5ジメチコーンおよびメトキシPEG/PPG−25/4ジメチコーンを含む群から選択される。
本発明との関連において、前述の乳化剤により、特に貯蔵安定性のある配合物が得られる。
一般式I)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
は、イソステアリン酸のアシル基であり、
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり、特に好ましくはメチルであり、
a=1〜3であり、b=1〜3であり、但し、a+b=4である]
を含む本発明による配合物は、好ましくは、乳化剤として、エトキシル化乳化剤(例えば、TEGINACID(ステアリン酸グリセリル、セテアレス−20)またはTEGINACID C(セテアレス−25)、またはTEGO Acid S 40 P(ステアリン酸PEG−40)またはTEGO Alkanol IC 20(イソセテス−20)またはラウレス−23またはステアレス−20またはステアレス−21またはTEGO Care 165(ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG−100)またはTEGO Care 215(セテアレス−15、ステアリン酸グリセリル)、有機変性シロキサン(例えば、ABIL Care 85(ビス−PEG/PPG−16/16PEG/PPG−16/16ジメチコーン;トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルなど)またはABIL Care XL 80(ビス−PEG/PPG−20/5PEG/PPG−20/5ジメチコーン;メトキシPEG/PPG−25/4ジメチコーン;トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル)、陽イオン界面活性剤(例えば、VARISOFT PATC(パームアミドプロピルトリモニウムクロリド)またはVARISOFT TA 100(ジステアリルジモニウムクロリド)またはVARISOFT BT 85(ベヘントリモニウムクロリド)など)、糖ベースの乳化剤(例えば、TEGO Care PS(セスキステアリン酸メチルグルコース)またはTEGO Care CG 90(セテアリルグルコシド)など)、グリセロールベースの乳化剤(例えば、AXOL C62 Pellets(クエン酸ステアリン酸グリセリル)またはTEGO Care PL 4(ラウリン酸ポリグリセリル−4)など)、TEGO Care PSC 3(ポリグリセリル−3ステアレート/シトレート)、糖とグリセロールベースの乳化剤(例えば、TEGO Care 450(ジステアリン酸ポリグリセリル−3メチルグルコース)またはTEGO Care PS(セスキステアリン酸メチルグルコース)など)および特定した群の混合物(例えば、TEGO Care LTP(ソルビタンラウレート、ラウリン酸ポリグリセリル−4、クエン酸ジラウリル)など)の群から選択されるものを含むことを特徴とする。
本発明による配合物は、例えば、
皮膚軟化薬、
共乳化剤、
増粘剤/粘度調節剤/安定剤、
酸化防止剤、
ヒドロトロープ(またはポリオール)、
固体および充填剤、
真珠光沢添加剤、
消臭剤および制汗剤有効成分、
昆虫忌避剤、
セルフタンニング剤、
防腐剤、
調節剤、
香料、
染料、
化粧有効成分、
ケア添加剤、
過脂肪剤、
溶剤
の群から選択される更なる成分を、少なくとも1種さらに含むことができる。
それぞれの成分の例示的な代表例として使用できる物質は、当業者に知られており、例えば、独国特許出願公開第102008001788.4号に見いだすことができる。この特許出願を本明細書に援用する。したがってこれは本開示の一部をなす。
更なる任意成分および使用されるそのような成分の量に関しては、当業者に知られている適切なハンドブック、例えば、K. Schrader,“Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika[Fundamentals and Formulations of Cosmetics]”, 2nd edition, page 329 to 341, Huethig Buch Verlag Heidelbergを特に参照されたい。
それぞれの添加剤の量は、用途によって左右される。
それぞれの用途の典型的な指針となる配合物は、知られている先行技術であり、それらは、例えば、特定の基礎原料および有効成分の製造業者のパンフレットに記載されている。こうした既存の配合は、一般には変更を加えることなく採用できる。しかし、必要であれば、調節および最適化する目的で簡単な実験を行うことにより、問題なく、所望の変更を加えることができる。
本発明による配合物は、少なくとも1種の一般式II)の化合物
Figure 0006370575

[式中、
−COは、0、1、2または3つの二重結合を含む、6〜22個の炭素原子を有している脂肪族(直鎖または分枝)のアシル基(一般的には、天然に存在するかまたは合成によって作られる脂肪酸に由来する)から選択され、
およびRは、同一または異なるアルキル基から選択され、そのアルキル基は、ヒドロキシ基、エステル基、アミン、アミドまたは他の極性置換基などの官能基を任意に担持することができ、最大でも1つまたは複数の分枝を有する非置換炭化水素基が好ましく、1〜6個の炭素原子を有する炭化水素が特に好ましく、本発明によればエチル基およびメチル基が特に非常に好ましく、
n=1〜10、好ましくは2〜7、特に2〜4から選択される整数である]
をさらに含むことができる。
一般式II)の化合物は通常、天然または合成脂肪酸および脂肪酸カットを、ジアルキルアミノアミンでアミド化して製造される。そのような脂肪酸の典型的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パームオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、ならびにテクニカルグレードのそれらの混合物であり、それらは、例えば、天然の脂肪および油類を加圧分解している間、レーレン・オキソ合成からのアルデヒドの還元または不飽和脂肪酸の二量化の間に生み出される。
通常は、ヤシ油またはパーム油から得ることのできる脂肪酸カットが特に好ましく、一般にはステアリン酸を使用するのが特に好ましい。
使用目的によっては、本発明による配合物は、一般式I)、II)および任意に、Ia)の化合物を様々な比率で含むことができる。好ましくは、一般式I)および任意のIa)(この場合、その全体)の化合物と、一般式II)の化合物は、20:1〜1:20、特に10:1〜1:10の重量比で本発明による配合物中に存在する。望まれる効果に応じて、重量比は、5:1〜1:5または3:1〜1:3の範囲であってもよい。
本発明による好ましい配合物、特に、ケラチン繊維(特にヒトの毛髪)を処置するための配合物は、
任意に、合計で0.1〜7重量%、好ましくは0.2〜5重量%、特に好ましくは0.3〜3重量%の、一般式I)および任意のIa)の化合物と、任意に、
0.1〜7重量%、好ましくは0.2〜5重量%、特に好ましくは0.3〜3重量%の一般式II)の化合物とを含み、
ここで、重量%は全配合物を基準にしたものである。
特に良好な結果は、所定の濃度である0.2〜2重量%で得ることができる。しかし、ラチン繊維(特にヒトの毛髪)への本発明による配合物の塗布は、低濃度での有効成分の使用に限定されない。本発明によれば高濃度の配合物を使用することも同様に可能であり、その場合、所定の濃度は2〜20重量%または3〜14重量%(特に5〜12重量%)である。
本発明によれば、配合物のpHは、3.0〜5.5(好ましくは3.5〜5.0)であることが好ましい。
本発明による配合物中に存在する化合物1の電荷は、対応するアニオンで相殺されなければならない。これは、本発明による配合物中に存在する対アニオンによって行われる。
そのような対アニオンは、例えば、ハロゲン化物、擬ハロゲン化物、鉱酸のアニオン、サルフェート、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、スルホン酸塩、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、ホスフェート、リン酸水素、亜リン酸塩、亜リン酸水素、ホスホナイト(phosphonites)、カルボキシレート、ホウ酸塩、炭酸塩、硫化物、硫化水素、ラクテート、グリコレート、ホルメート、アセテート、プロピオン酸塩である。
こうしたアニオンは、好ましくは、化粧用途に適したものから選択され、それゆえに、例えば非毒性である。特に好ましくは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、アルキルサルフェート(例えば、メチルサルフェート、エチルサルフェート)、アルキルスルホネート(例えば、メチルスルホネート)、トリフレート、トシレート、ホスフェート、サルフェート、硫酸水素塩、ラクテート、グリコレート、アセテートおよびシトレートを含む群から選択される一般式I)の化合物(好ましくは塩化物およびメチルサルフェート)の少なくとも1種の対アニオンが存在する。
本発明による一般式I)の化合物および配合物は、本発明にしたがってケラチン繊維を処置するために(特に毛髪を処置するために)使用できる。
これに関連して、好ましくは本発明による配合物中に存在するものとして上に記載した、一般式I)の化合物を好ましくは用いることが優先される。
本発明による使用により、コンディショニング、輝き、柔軟性、弾力性および/または櫛通り性が改善され、また処置された繊維が破損する確率が減少し、さらには繊維間の静電気防止力が減少する。
本発明による使用により、繊維が熱から保護される。
以下に挙げる実施例で本発明を例によって説明しているが、その適用範囲が説明全体および請求項によって定められる本発明を、実施例に明記されている実施形態に限定する意図は決してない。
実施例1:「1−プロパンアミニウム,2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル(混合植物油脂肪酸とのジエステル),メチルサルフェート(1-propanaminium, 2-hydroxy-N-(2-hydroxypropyl)-N,N-dimethyl, diester with plant mixed oil fatty acid, methyl sulphate)」の製造(本発明による)
1120g(4mol)の混合植物油脂肪酸(段落[0037]に記載の炭素鎖分布を有する混合物)を、302g(2.05mol)のメチルジイソプロパノールアミンと混合し、撹拌しながら180℃まで加熱した。反応水を連続して留去した。反応水の大部分を大気圧で留去した後、真空にし、反応混合物の酸価は反応により7mgKOH/g未満になるまで下がった。得られたエステルアミンを冷却して60℃にし、何回かに分けて240g(1.90mol)のジメチルサルフェートと混合し、反応温度が100℃を超えないようにした。
室温まで冷却した後、最終生成物の全アミン価(TAN)および有効含有量を分析した。
TAN=5.0mgKOH/g;有効含有量1.27meq/g(Eptonによるカチオン有効含有量)。
実施例2:「1−プロパンアミニウム,2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル(ヤシ脂肪酸とのジエステル),メチルサルフェート(1-propanaminium, 2-hydroxy-N-(2-hydroxypropyl)-N,N-dimethyl, diester with palm fatty acid, methyl sulphate)」の製造(本発明によるものではない)
1020g(4mol)のパルミチン酸(テクニカルグレードの品質、およそ98%の純度)を、302g(2.05mol)のメチルジイソプロパノールアミンと混合し、実施例1で説明したようにしてエステル化した。エステルアミンの酸価は、5.6mgKOH/gであった。この混合物を、実施例1で説明したようにして、240g(1.90mol)のジメチルサルフェートでアルキル化した。
最終生成物のTANを測定すると4.8mgKOH/gであり、有効含有量は1.33meq/gであった。
実施例3:「1−プロパンアミニウム,2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル(トール油脂肪酸とのジエステル),メチルサルフェート(1-propanaminium, 2-hydroxy-N-(2-hydroxypropyl)-N,N-dimethyl, diester with tall oil fatty acid, methyl sulphate)」の製造(本発明による)
814g(2.84mol)のトール油脂肪酸を、214g(1.46mol)のメチルジイソプロパノールアミンと混合し、実施例1に記載されているようにしてエステル化した。エステルアミンの酸価は、3.2mgKOH/gであった。この混合物を、実施例1に記載されているようにして、168g(1.33mol)のジメチルサルフェートでアルキル化した。最終生成物のTANを測定すると7.3mgKOH/gであり、有効含有量は1.24meq/gであった。
実施例4:「1−プロパンアミニウム,2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル
)−N,N−ジメチル(エルカ酸とのジエステル),メチルサルフェート(1-propanamin
ium, 2-hydroxy-N-(2-hydroxypropyl)-N,N-dimethyl, diester with erucic acid, methy
l sulphate)」の製
392g(1.15mol)のエルカ酸を、99.3g(0.68mol)のメチルジ
イソプロパノールアミンと混合し、実施例1に記載されているようにしてエステル化した
。エステルアミンの酸価は、2.2mgKOH/gであった。この混合物を、実施例1に
記載されているようにして、72.2g(0.57mol)のジメチルサルフェートでア
ルキル化した。最終生成物のTANを測定すると4.6mgKOH/gであり、有効含有
量は1.45meq/gであった。
実施例5:「1−プロパンアミニウム,2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル(イソステアリン酸とのジエステル),メチルサルフェート(1-propanaminium, 2-hydroxy-N-(2-hydroxypropyl)-N,N-dimethyl, diester with isostearic acid, methyl sulphate)」の製造(本発明による)
1017g(3.5mol)のイソステアリン酸(テクニカルグレードの品質)を、262g(1.79mol)のメチルジイソプロパノールアミンと混合し、実施例1に記載されているようにしてエステル化した。エステルアミンの酸価は、3.4mgKOH/gであった。この混合物を、実施例1に記載されているようにして、209g(1.66mol)のジメチルサルフェートでアルキル化した。
最終生成物のTANを測定すると5.1mgKOH/gであり、有効含有量は1.26meq/gであった。
実施例6:実施例1および実施例2ならびに市販製品を用いたヘアトリートメント組成物の塗布技術
塗布(application)に関連した評価を行うため、ブリーチ処置により標準化された手法であらかじめ損傷させた毛髪束を使用した。この目的のため、標準的なヘアドレッシング製品を使用した。毛髪束の損傷については、独国特許出願公開第10327871号に詳しく記載されている。
塗布に関連した評価では、実施例1の本発明による化合物を単純な化粧用配合物で使用した。
使用した対照化合物は、市販のアルキルクワットである(INCI)ベヘントリモニウムクロリド(VARISOFT(登録商標)BT 85 Pellets(Evonik Industries))および市販のエステルクワットである(INCI)ジステアロイルエチルジモニウムクロリド(VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(Evonik Industries))、ならびに化合物のジメチルジ(パルミトイルオキシイソプロピル)アンモニウムクロリドであった。
ヘアリンスに使用した場合の塗布性を、以下の配合物で試験した(表1)。
Figure 0006370575
試験配合物の組成は、(通常存在する)配合成分によって試験結果が影響を受けないようにするため、意図的に単純になるように選択した。明記された成分に加えて、かつ/または明記された成分の代わりに、本発明による配合物は更なる成分を含むこともできる。特に、更なる成分との組合せにより、記載した効果に関して、相乗的な改善がもたらされうる。
コンディショナーを含んでいないシャンプー配合物(表2)を用いて毛髪をあらかじめ処置した。
Figure 0006370575
コンディショニングサンプルによる、あらかじめ損傷させた毛髪束の標準化処置:
上記のようにあらかじめ損傷させた毛髪束を、表2のシャンプー配合物で洗った。
ここでは、温水を流しながら毛髪束を濡らした。過剰の水を手で優しく絞り出してから、シャンプーを塗布し、1分間優しく毛髪にしみこませた(0.5ml/2g(毛髪束))。温水を流しながら毛髪束を30秒間すすいだ。最後のすすぎを1分間行うこと以外は、この手順をもう一度繰り返した。
次いで、洗った直後に、表1のヘアリンス配合物で毛髪束の状態を整えた。
ここでは、リンスを塗布し、毛髪に優しくしみこませた(0.5ml/2g(毛髪束))。1分間そのままの状態にした後、毛髪を、a)1分間、またはb)3分間すすぐ。
官能評価を行う前に、50%の湿度および25℃において空気中で少なくとも12時間毛髪を乾燥させた。
評価基準:
1〜5の段階に分けて判定される等級によって官能評価を行った。1が最低評価であり、5が最高評価である。個々の試験基準は、それぞれ特有の評価による。
試験基準は以下の通りである。
濡れた状態の櫛通り性、濡れた状態の手触り、乾いた状態の櫛通り性、乾いた状態の手触り、外見/光沢。
以下の各表では、上記のようにして、a)1分間のすすぎ時間およびb)3分間のすすぎ時間で、本発明による配合物1a、比較配合物V2a、V3aおよびV4aならびに対照配合物C0a(試験物質を含まない対照)に関して行った毛髪束の処置の官能評価の結果、ならびにaa)1分間のすすぎ時間およびbb)3分間のすすぎ時間で、本発明による配合物7a、比較配合物V2a、V3aおよびV4aならびに対照配合物C0a(試験物質を含まない対照)に関して行った毛髪束の処置の官能評価の結果を比較する。
Figure 0006370575
Figure 0006370575
表3aの結果は、本発明による配合物1aは、すすぎ時間が1分間で非常によいコンディショニング特性を有し、これは、比較配合物V2a、V3aおよびV4aと比べて非常に優れていることを示す。
表3bの結果は、本発明による配合物1aが、すすぎ時間が3分間の場合、コンディショニング特性が、1分間後の場合よりも、比較配合物V2a、V3aおよびV4aと比べてさらにいっそう顕著に改善されたことを示す。比較配合物V4aは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)BT 85(イソプロパノール中の濃度85%、Evonik Industries、INCI:ベヘントリモニウムクロリド)(すすぎ時間が長くてもコンディショニング特性が非常によいことで知られているアルキルクワット)を含んでいる。比較配合物V3aは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)を含む。この化合物は、すすぎ時間が1分間の場合は非常によいコンディショニング特性を示す(表3aを参照)が、すすぎ時間が3分間の場合にコンディショニングが非常に悪くなるエステルクワットである。
Figure 0006370575
Figure 0006370575
表3cの結果は、本発明による配合物7aは、すすぎ時間が1分間で非常によいコンディショニング特性を有し、これは、比較配合物V2a、V3aおよびV4aと比べて非常に優れていることを示す。
本発明による配合物7aは、すすぎ時間が3分間の場合、コンディショニング特性が1分間の場合よりも、比較配合物V2a、V3aおよびV4aと比べてさらにいっそう顕著に改善されたことを、表3dの結果は示す。比較配合物V4aは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)BT 85(イソプロパノール中の濃度85%、Evonik Industries、INCI:ベヘントリモニウムクロリド)(すすぎ時間が長くてもコンディショニング特性が非常によいことで知られているアルキルクワット)を含んでいる。比較配合物V3aは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)を含む。この化合物は、すすぎ時間が1分間の場合は非常によいコンディショニング特性を示す(表3aを参照)が、すすぎ時間が3分間の場合にコンディショニングが非常に悪くなるエステルクワットである。
実施例7:毛髪の櫛通り力に対する本発明による化合物の影響
実験条件:
計測器:Diastron MTT 175
測定距離:20cm
櫛を通す速度:2000mm/分
使用した毛髪束:長さ=23cm、幅=1.5cm、重量=2g
測定条件:T=22℃
残留水分が60%(重量測定で測定)の毛髪束を測定する。
実験には、損傷していない暗褐色のヨーロッパ毛髪を使用する。櫛通り力の測定を行うために、標準条件にしたがって、実験室でパーマをかけてこの毛髪を損傷させる。
1.)4gのパーマ液/g(毛髪)。15分間作用させ、水道水を流しながら2分間洗い流す(T=35℃)。(パーマ液:Universal perm(Basler))。2.)4gの中和剤(中和溶液1部+水3部)/g(毛髪)。10分間作用させ、2分間洗い流す(中和剤溶液:フォーム中和剤濃縮液(Basler))
試験配合物で処置する前に櫛通り力の測定を実施する:
あらかじめ損傷させた毛髪束を、一晩落ち着かせる。
3.)毛髪束を1分間、緩衝液(クエン酸ナトリウム、pH=6)中に浸す。
4.)櫛通りの抵抗の変化を確認できなくなるまで、毛髪束を手で前もって梳く。5.)毛髪束を計測器に固定し、最初の櫛通り力の測定を行う。測定は、合計10回繰り返す。
束の処置:
毛髪束ごとに、0.5gのそれぞれの試験配合物を用いる(2gの毛髪/0.5gの溶液)。配合物を毛髪中に30秒間揉んでしみこませ、その後5分間放置してから、水道水を流しながら1分間または3分間洗い流す。
試験配合物で処置した後の櫛通り力の測定の実施:
項目3〜5を繰り返す。
その場合、試験配合物による処置の前および後に櫛通り率(%)を計算する。
使用した試験配合物:
ヘアリンスに使用した場合の櫛通り力を、以下の配合物で試験した(表4)。
Figure 0006370575
以下の図は、a)1分間のすすぎ時間の場合およびb)3分間のすすぎ時間の場合において、本発明による配合物lb、比較配合物V3bおよびV4bならびに対照配合物C0b(試験物質を含まない対照)に関して上述のようにして実施した実験の櫛通り力の測定結果を比較している。
すすぎ時間が1分間の場合の本発明による配合物1bは、比較配合物V3bよりも櫛通り力が著しく減少することを、図1の結果は示す。図1の結果はまた、すすぎ時間が3分間の場合の本発明による配合物1bが、比較配合物V3bよりも櫛通り力が著しく減少することも示す。比較配合物V3bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)(エステルクワットの1種)を含む。
すすぎ時間が3分間の場合の配合物6bは、比較配合物V3bよりも櫛通り力が著しく減少することを、図2の結果は示す。
比較配合物V3bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)(エステルクワットの1種)を含む。
すすぎ時間が3分間の場合の本発明による配合物5bは、比較配合物V3bおよびV4bよりも櫛通り力が著しく減少することを、図3の結果は示す。
比較配合物V3bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)(エステルクワットの1種)を含む。比較配合物V4bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)BT 85(イソプロパノール中の濃度85%、Evonik Industries、INCI:ベヘントリモニウムクロリド)(すすぎ時間が長くても櫛通り力が著しく減少することで知られているアルキルクワット)を含む。
すすぎ時間が3分間の場合の本発明による配合物7bは、比較配合物V3bおよびV4bよりも櫛通り力が著しく減少することを、図4の結果は示す。
比較配合物V3bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)EQ 65 Pellets(C16脂肪アルコール中の濃度65%、Evonik Industries、INCI:ジステアロイルエチルジモニウムクロリド、セテアリルアルコール)(エステルクワットの1種)を含む。比較配合物V4bは、コンディショニング化合物として、VARISOFT(登録商標)BT 85(イソプロパノール中の濃度85%、Evonik Industries、INCI:ベヘントリモニウムクロリド)(すすぎ時間が長くても櫛通り力が著しく減少することで知られているアルキルクワット)を含む。
実施例8:ケラチン繊維の静電気防止仕上げ
静電気防止挙動を試験するために、シャドウ・シルエット法を使用した。
上述のあらかじめ処置した毛髪束、プラスチックの櫛、スポットライトおよび同心半円のマークが付けられた投影領域を使用する。
実験は、標準化された気候条件のもとで実施した。
毛髪束を投影領域から15cmの距離につるす。影が投影領域に収まるように、スポットライトを毛髪束から145cmの距離に配置する。
次いで、毛髪束を5回続けて櫛ですく。影の外側の2つの点にマークを付け、それらの間の距離を測ることにより、シャドウ・シルエットで静電帯電を測定する。影の面積が小さいほど、静電気防止効果が有効である。
Figure 0006370575
配合物例
Figure 0006370575
Figure 0006370575
Figure 0006370575
Figure 0006370575
Figure 0006370575
Figure 0006370575
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Figure 0006370575
Figure 0006370575
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Figure 0006370575
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Figure 0006370575
Figure 0006370575
Figure 0006370575

Claims (14)

  1. 0.2〜25重量%の、少なくとも1種の一般式I)の化合物
    Figure 0006370575

    [式中、
    は、オレイン酸、リノール酸、アルファ−リノレン酸およびガンマ−リノレン酸のアシル基から選択される、18個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基であるか、またはイソステアリン酸もしくはリシノール酸のアシル基であり、
    は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    a=1〜3であり、b=1〜3であり、
    但し、a+b=4である]、
    40〜99.8重量%の水、および任意に、
    0〜8重量%の、一般式Ia)の化合物
    Figure 0006370575

    [式中、
    1aは、Rに関して定義される通りの別のカルボン酸のアシル基であり、
    は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    a=1〜3であり、b=1〜3であり、
    但し、a+b=4である]
    を含み、重量パーセントが全配合物を基準とする化粧用配合物であって、
    一般式I)の化合物が、配合物中に存在する一般式I)およびIa)の化合物すべてをベースとして少なくとも50重量%を構成することを特徴とする、化粧用配合物。
  2. a=b=2であることを特徴とする、請求項に記載の配合物。
  3. 脂肪酸も脂肪酸塩も含まないことを特徴とする、請求項1または2に記載の配合物。
  4. 0.5〜20重量%の少なくとも1種の脂肪アルコール
    をさらに含み、重量パーセントが全配合物を基準とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
  5. 脂肪アルコールが、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、イソラウリルアルコール、アンテイソラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、イソミリスチルアルコール、セチルアルコール、パームオレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、アンテイソステアリルアルコール、エイコサノール、ペトロセリニルアルコール、ゲルベアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ヘクタコサノール、オクタコサノール、およびメリシルアルコール、ならびにそれらの混合物を含む群から選択されることを特徴とする、請求項に記載の配合物。
  6. 塩化物、臭化物、ヨウ化物、アルキルサルフェート、例えば、メチルサルフェート、エチルサルフェート、アルキルスルホネート、例えば、メチルスルホネート、トリフレート、トシレート、ホスフェート、サルフェート、硫酸水素塩、ラクテート、グリコレート、アセテートおよびシトレートを含む群から選択される、一般式I)の化合物の対イオンを少なくとも1種さらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の配合物。
  7. 一般式I)の化合物
    Figure 0006370575

    [式中、
    は、イソステアリン酸のアシル基であり、
    は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルであり、特に好ましくはメチルであり、
    a=1〜3であり、b=1〜3であり、
    但しa+b=4である]。
  8. ケラチン繊維の美容処置のための、一般式I)の化合物
    Figure 0006370575

    [式中、
    は、オレイン酸、リノール酸、アルファ−リノレン酸およびガンマ−リノレン酸のアシル基から選択される、18個の炭素原子の鎖長を有する少なくともモノ不飽和の脂肪酸のアシル基であるか、またはイソステアリン酸のアシル基であり、
    は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    a=1〜3であり、b=1〜3であり、
    但し、a+b=4である]
    または請求項1〜の少なくとも一項に記載の配合物の使用。
  9. 繊維の輝きを増大させるための、請求項に記載の使用。
  10. 繊維の柔軟性を増大させるための、請求項に記載の使用。
  11. 繊維の櫛通り性を増大させるための、請求項に記載の使用。
  12. 繊維の弾力性を増大させるための、請求項に記載の使用。
  13. 繊維間の静電気防止力を減少させるための、請求項に記載の使用。
  14. 繊維を熱から保護するための、請求項に記載の使用。
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