JP6368097B2 - 亜鉛負極及び電池 - Google Patents
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Description
更に、本発明は、上記多価イオン、無機化合物及び窒素含有有機化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物がアニオン伝導性を有する上記亜鉛負極でもある。
そして、本発明は、上記無機化合物が酸化物、水酸化物、層状複水酸化物、粘土化合物、及び、硫酸化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物である上記亜鉛負極でもある。なお、本明細書中、水酸化物は、層状複水酸化物以外の水酸化物を言う。
以下に本発明を詳述する。
なお、以下において記載される本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせた形態もまた、本発明の好ましい形態である。
本発明の亜鉛負極が、活物質層上、及び/又は、該層内に、固体電解質を含有することにより、電極活物質のシェイプチェンジやデンドライトといった形態変化、溶解、腐食、不動態形成を抑制したうえで、高いサイクル特性、レート特性、及び、クーロン効率といった電池性能を発現することができる効果を得ることができる。上記固体電解質は、その表面、内部に空孔を有するものであってもよく、空孔を有さないものであってもよいが、可能な限り空孔を有さないことが好ましい。
上記無機化合物は、周期表のLi、Na、K、Rb、Cs、第2族〜第14族、P、Sb、Bi、第16族、及び、第17族から選ばれる少なくとも1種の元素を含有するものであればよいが、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、Sc、Y、ランタノイド、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、P、Sb、Bi、S、Se、Te、F、Cl、Br、Iからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素を含む酸化物;複合酸化物;合金;ハイドロタルサイト等の層状複水酸化物;水酸化物;粘土化合物;固溶体;ゼオライト;ハロゲン化物;カルボキシラート化合物;炭酸化合物;炭酸水素化合物;硝酸化合物;硫酸化合物;スルホン酸化合物;スルホン酸塩化合物;ヒドロキシアパタイト等のリン酸化合物;亜リン化合物;次亜リン酸化合物、ホウ酸化合物;ケイ酸化合物;アルミン酸化合物;硫化物;オニウム化合物;塩等が挙げられる。好ましくは、上記元素の群より選ばれる少なくとも1つの元素を含む酸化物;複合酸化物;合金;ハイドロタルサイト等の層状複水酸化物;水酸化物;粘土化合物;固溶体;ゼオライト;フッ化物;炭酸化合物;硫酸化合物;ヒドロキシアパタイト等のリン酸化合物;ホウ酸化合物;ケイ酸化合物;アルミン酸化合物;塩である。
上記ハイドロタルサイトとは、下記式;
[M1 1−xM2 x(OH)2](An−)x/n・mH2O
(M1=Mg、Fe、Zn、Ca、Li、Ni、Co、Cu等;M2=Al、Fe、Mn等;A=CO3 2−等、mは0以上の正数、nは2又は3、xは、0.20≦x≦0.40程度)に代表される化合物であり、150℃〜900℃で焼成することにより、脱水した化合物や、層間内の陰イオンを分解させた化合物、層間内の陰イオンを水酸化物イオン等に交換した化合物、天然鉱物であるMg6Al2(OH)16CO3・mH2O等を上記無機化合物として使用してもよい。ハイドロタルサイトを使用する固体電解質が、ポリマーやオリゴマーを含まない場合には、ハイドロタルサイト以外の多価イオン及び/又は無機化合物を共存させるか、もしくは、x=0.33のハイドロタルサイトを使用することがより好ましい。この化合物を、150℃〜900℃で焼成することにより脱水した化合物や、層間内の陰イオンを分解させた化合物、層間内の陰イオンを水酸化物イオン等に交換した化合物、天然鉱物であるMg6Al2(OH)16CO3・mH2O等を上記無機化合物として使用してもよい。上記ハイドロタルサイトには、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、シラノール基等の官能基を持つ化合物が配位していてもよい。層間内に有機物を有していてもよい。
なお、上記ヒドロキシアパタイトとは、Ca10(PO4)6(OH)2に代表される化合物であり、調製時の条件によりCaの量を減らした化合物や、Ca以外の元素を導入したヒドロキシアパタイト化合物等を上記無機化合物として使用してもよい。
上記多価イオンは、該多価イオンの元素を含む酸化物;複合酸化物;ハイドロタルサイト等の層状複水酸化物;水酸化物;粘土化合物;固溶体;合金;ハロゲン化物;カルボキシラート化合物;炭酸化合物;炭酸水素化合物;硝酸化合物;硫酸化合物;スルホン酸化合物;リン酸化合物;亜リン化合物;次亜リン酸化合物、ホウ酸化合物;ケイ酸化合物;アルミン酸化合物;硫化物;オニウム化合物;塩等を、電解液原料、電解液、固体電解質等に導入することにより発生するアニオンやカチオンを指す。該多価イオンの元素を含む化合物の一部又は全てが電解液原料、電解液、固体電解質等に溶解することにより、上記アニオンやカチオンが発生してもよいし、該多価イオンの元素を含む化合物が不溶の場合には、それを電解液原料、電解液、固体電解質等に導入した際に、その表面等一部に上記アニオンやカチオンが発生してもよい。上記多価イオンは、上記元素を有する化合物を前駆体として、固体電解質内で生成させてもよい。上記固体電解質がポリマーを含有する固体電解質である場合には、上記多価イオンは該ポリマー由来のものであってもよい。
後述するように、上記固体電解質がポリマーを含有する固体電解質である場合には、上記多価イオンが主に当該ポリマーが有する官能基との共有結合、配位結合や、イオン結合、水素結合、π結合、ファンデルワールス結合、アゴスチック相互作用等の非共有性結合により相互作用し、固体電解質となる。
また、上記固体電解質がポリマーを含有しない固体電解質である場合にも固体電解質を構成することは可能である。この場合には、上記多価イオンと後述する無機化合物とを電解液中に共存させるだけでよく、電解質中のイオンと共に多価イオンが無機化合物をより好適に結びつけることができるものと推察される。この際、多価イオンに含まれる元素と、無機化合物に含まれる元素とは、同じであっても異なっていてもよいが、少なくとも一つ異なる方がより好ましい。
多価イオンと無機化合物とを併用する場合は、多価イオンと無機化合物との質量割合は、50000/1〜1/100000であることが好ましい。
上記窒素含有有機化合物としては、エチレンジアミン等のアルキレンジアミン、窒素上の水素原子がアルキル基及び/又は芳香環含有基で置換されたエチレンジアミン等の置換アルキレンジアミン、ポリエチレンイミン、ビピリジン・イミダゾール・ピラゾール・トリアゾール・テトラゾール・ピラジン・フェナントロリン・フェナジン等に代表される複素環式化合物、アゾ基・ニトロ基・ニトロソ基・第四級アンモニウム塩基等を含有する有機化合物等が挙げられる。
なお、以下において、ポリマーというときには、オリゴマーも含まれる。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)やUV検出器によって、測定することができる。
上記のとおり、上記固体電解質は蓄電池の種々の特性を高めることができるものであることから、本発明の電池が蓄電池であることは本発明の好適な実施形態の1つである。
また亜鉛負極が、活物質層内に固体電解質を含有する場合は、例えば、上述したように活物質層上に塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等した固体電解質を、熱・圧力・溶媒等の使用により、活物質層内に導入することができる。この場合は、固体電解質が、実質的に活物質層の全体に導入されたものであることが好ましいが、活物質層の一部のみに導入されたものであってもよい。例えば、0℃〜400℃の熱を用いたり、常圧〜20tの圧力を用いたり、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、N−メチルピロリドン等の溶媒を用いたり、これらの組み合わせにより、好適に固体電解質を活物質層内に導入することができる。なお、固体電解質を活物質層内に導入する場合には、亜鉛負極上は、上述したように固体電解質を使用してもよいが、電解液(液体)を使用してもよい。また、固体電解質又は固体電解質原料を、亜鉛負極合剤原料と共に混合する工程を用いて亜鉛負極合剤を作製し、次いで、塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等により集電体上に固体電解質を含む活物質層を作製してもよい。この場合は、固体電解質又は固体電解質原料が亜鉛負極合剤原料と混合された亜鉛負極合剤のみを用いて固体電解質を含む活物質層のみを作製することが好ましいが、固体電解質又は固体電解質原料が亜鉛負極合剤原料と混合された亜鉛負極合剤を用いて固体電解質を含む活物質層を作製するとともに、固体電解質又は固体電解質原料が混合されていない亜鉛負極合剤を用いて固体電解質を含まない活物質層を作製し、両活物質層が積層されるようなものとしても構わない。このようにして、固体電解質をその内に含む活物質層を作製してもよい。
有機溶剤系電解液を含む水含有電解液の場合、水系電解液と有機溶剤系電解液の合計100質量%に対して、水系電解液の含有量は、好ましくは10〜99.9質量%、より好ましくは20〜99.9質量%である。
添加剤としては、例えば水酸化カリウムを電解質に使用した水系電解液の場合には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、酸化リチウム、酸化マグネシウム、酸化バリウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酢酸ストロンチウム、酢酸マグネシウム、酢酸バリウム、酢酸カルシウム、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウム、フッ化ベリリウム、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化ストロンチウム、フッ化バリウム、酢酸カリウム、ホウ酸、メタホウ酸カリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸水素カリウム、ホウ酸カルシウム、ホウフッ酸、リン酸、リン酸カリウム、ピロリン酸カリウム、亜リン酸カリウム、シュウ酸カリウム、ケイ酸カリウム、アルミン酸カリウム、硫化カリウム、硫酸カリウム、チオ硫酸カリウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化ランタノイド、酸化ニオブ、酸化クロム、酸化銅、酸化ガリウム、酸化タリウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化鉛、酸化テルル、酸化錫、酸化インジウム、トリアルキルリン酸、第四級アンモニウム塩含有化合物、第四級ホスホニウム塩含有化合物、カルボン酸塩基含有化合物、ポリエチレングリコール鎖含有化合物、キレート剤、メタノール、エタノール、ブタノール、カルボン酸、カルボン酸塩、スルホン酸、スルホン酸塩、スルホンアミド、スルホン、スルホキシド、ポリマー、ゲル化合物、カルボキシラート基、及び/又は、スルホン酸塩基、及び/又は、スルフィン酸塩基、及び/又は、第四級アンモニウム塩、及び/又は、第四級ホスホニウム塩、及び/又は、ポリエチレングリコール鎖、及び/又は、フッ素等のハロゲン基を有する低分子量有機化合物、界面活性剤、周期表の第1族〜第17族に属する元素からなる群より選択される少なくとも1つの元素を含む化合物を含有するポリマーやゲル化合物等が挙げられる。
上記周期表の第1族〜第17族に属する元素からなる群より選択される少なくとも1つの元素を有する化合物を電解液に添加してもよい。添加剤は、1種でも2種以上でも使用することができる。
固体電解質がポリマーを含有する場合には、その原料となるモノマーを含む固体電解質原料を用意し、それを活物質層上に塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等したのち、あるいは、上記原料を亜鉛負極合剤原料と共に混合する工程を用いて後述する亜鉛負極合剤を作製し、しかる後に、塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等により集電体上に活物質層を作製したのち、重合工程を経ることにより、固体電解質を活物質層上及び/又は該層内に含有させることができる。重合方法としては、ラジカル(共)重合、アニオン(共)重合、カチオン(共)重合、グラフト(共)重合、リビング(共)重合、分散(共)重合、乳化(共)重合、懸濁(共)重合、開環(共)重合、環化(共)重合、光・紫外線・電子線照射による重合、メタセシス(共)重合、電解(共)重合等を使用することができる。
上記固体電解質と上記活物質層中の亜鉛種(亜鉛含有化合物)との質量割合は、10000/1〜1/10000であることが好ましい。より好ましくは、1000/1〜1/10000であり、更に好ましくは、500/1〜1/10000である。
上記亜鉛含有化合物の亜鉛負極合剤中の配合量としては、亜鉛負極合剤の全量100質量%に対して、50〜99.9質量%であることが好ましい。亜鉛含有化合物の配合量がこのような範囲であると、亜鉛負極合剤から形成される亜鉛負極を、電池の負極として用いた場合に、より良好な電池性能を発揮する。より好ましくは、55〜99.5質量%であり、更に好ましくは、60〜99質量%である。
上記比表面積は、比表面積測定装置等により測定することができる。なお、比表面積が上述のような範囲の粒子は、例えば、粒子をナノ粒子化したり、粒子製造の際の調製条件を選択することにより粒子表面に凹凸をつけたりすることにより製造することが可能である。
上記亜鉛含有化合物の平均粒子径としては、好ましくは1nm〜500μm、より好ましくは5nm〜100μmであり、更に好ましくは10nm〜20μmであり、特に好ましくは、100nm〜10μmである。
上記亜鉛含有化合物は、酸化亜鉛の粒子をイオン交換水に加えて5分間超音波照射分散した後に粒度分布測定装置で測定した場合、平均粒子径は、100nm〜100μmであることが好ましい。より好ましくは、200nm〜50μmであり、更に好ましくは、300nm〜10μmである。また、モード径は、50nm〜20μmであることが好ましい。より好ましくは、70nm〜10μmであり、更に好ましくは、100nm〜5μmである。そして、メジアン径は、100nm〜10μmであることが好ましい。より好ましくは、150nm〜7μmであり、更に好ましくは、500nm〜5μmである。
上記亜鉛含有化合物のアスペクト比(縦/横)は、例えば、上記亜鉛含有化合物が直方状・円柱状・球状・曲面含有状・多面体状、鱗片状やロッド状等で測定可能な場合には、好ましくは1.1〜100000、より好ましくは1.2〜50000、更に好ましくは1.5〜10000である。上記平均粒子径及びアスペクト比を満たす粒子を含まない場合には、負極活物質の形状変化や不動態形成に伴うサイクル特性の低下や、充電状態時や充電状態での保存時における自己放電が起こりやすくなる等の可能性がある。
なお、上記平均粒子径は、亜鉛含有化合物の粒子をイオン交換水に加えて5分間超音波照射分散した後に粒度分布測定装置で測定することができる。上記アスペクト比(縦/横)は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)により観察した粒子の形状から、直方状の場合には、最も長い辺を縦、2番目に長い辺を横として、縦の長さを横の長さで除することにより求めることができる。円柱状・球状・曲面含有状・多面体状等の場合には、アスペクト比が最も大きくなるように、ある一つの部分を底面に置き、それをアスペクト比が最も大きくなるような方向から投影した時にできる二次元の形において、ある一点から最も離れた一点の長さを測定し、その最も長い辺を縦、縦の中心点を通る直線のうち最も長い辺を横として、縦の長さを横の長さで除することにより求めることができる。
上記導電助剤としては、例えば、導電性カーボン、導電性セラミックス、亜鉛・亜鉛末・亜鉛合金・(アルカリ)(蓄)電池や空気電池に使用される亜鉛(以下、纏めて金属亜鉛とも称する)、銅・真鍮・ニッケル・銀・ビスマス・インジウム・鉛・錫等の金属等を用いることができる。
上記導電性カーボンとしては、黒鉛、天然黒鉛、人造黒鉛、グラッシーカーボン、アモルファス炭素、易黒鉛化炭素、難黒鉛化炭素、カーボンナノフォーム、活性炭、グラフェン、ナノグラフェン、グラフェンナノリボン、フラーレン、カーボンブラック、黒鉛化カーボンブラック、ケッチェンブラック、気相法炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、メソカーボンマイクロビーズ、金属によりコートしたカーボン、カーボンコートした金属、ファイバー状カーボン、ホウ素含有カーボン、窒素含有カーボン、多層/単層カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、バルカン、アセチレンブラック、酸素含有官能基を導入することにより親水処理したカーボン、SiCコートカーボン、分散・乳化・懸濁・マイクロサスペンジョン重合等により表面処理したカーボン、マイクロカプセルカーボン等が挙げられる。
上記導電性セラミックスとしては、例えば、酸化亜鉛と共に焼成したBi、Co、Nb及びYから選ばれる少なくとも1種を含有する化合物等が挙げられる。
上記導電助剤の中でも、黒鉛、天然黒鉛、人造黒鉛、易黒鉛化炭素、難黒鉛化炭素、グラフェン、カーボンブラック、黒鉛化カーボンブラック、ケッチェンブラック、気相成長炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、メソカーボンマイクロビーズ、ファイバー状カーボン、多層/単層カーボンナノチューブ、バルカン、アセチレンブラック、酸素含有官能基を導入することにより親水処理したカーボン、金属亜鉛、銅・真鍮・ニッケル・銀・ビスマス・インジウム・鉛・錫等の金属が好ましい。なお、金属亜鉛はアルカリ(蓄)電池や空気電池のような実電池に使用されるものであってもよく、表面を他元素やカーボン等で処理されたものであってもよいし、合金化されていてもよい。固溶体であってもよい。上記導電助剤は、1種でも2種以上でも使用することができる。
金属亜鉛は、負極の調製段階で負極合剤として加えることになる。電池の使用の過程で、亜鉛含有化合物である酸化亜鉛や水酸化亜鉛等から生成する亜鉛金属は導電助剤としても機能することになる。この場合、亜鉛含有化合物は、電池の使用の過程では、負極活物質かつ導電助剤として実質的に機能することになる。
上記導電助剤は、これを用いて蓄電池を作製した際に水含有電解液を使用した場合には、電池の使用の過程で水の分解副反応を進行させる場合があり、該副反応を抑制するために、特定の元素を導電助剤に導入してもよい。特定の元素としては、Al、B、Ba、Bi、Br、C、Ca、Cd、Ce、Cl、Cu、Eu、F、Ga、Hg、In、La、Mg、Mn、N、Nb、Nd、Ni、P、Pb、Sb、Sc、Si、Sm、Sn、Sr、Ti、Tl、Y、Zr等が挙げられる。導電性カーボンを導電助剤の一つとして使用する場合には、特定の元素としては、Al、B、Ba、Bi、C、Ca、Cd、Ce、Cu、F、In、La、Mg、Mn、N、Nb、Nd、Ni、P、Pb、Sb、Sc、Si、Sn、Tl、Y、Zrが好ましい。
ここで、特定の元素を導電助剤に導入するとは、導電助剤をこれらの元素を構成元素とする化合物とすることを意味する。
なお、金属亜鉛を負極合剤調製時に導電助剤として使用する場合には、金属亜鉛は亜鉛含有化合物ではなく、導電助剤として考えて計算する。また、亜鉛含有化合物である酸化亜鉛や水酸化亜鉛等から電池の使用の過程で生成する亜鉛金属は、系中で導電助剤としての機能も果たすことになるが、亜鉛負極合剤や亜鉛負極調製時には0価の亜鉛金属ではないため、ここでは導電助剤として考慮しないこととする。すなわち、上記導電助剤の好ましい配合量は、亜鉛負極合剤や亜鉛負極の調製時に配合する導電助剤の好ましい量である。
導電助剤の比表面積を上記値とすることにより、電池の使用の過程で活物質である亜鉛含有化合物の形状変化や不動態の形成を抑制することができる等の効果がある。
なお、上記平均粒子径及び比表面積は、前述と同じ方法により測定することができる。
上述した調製方法により得られた亜鉛負極合剤に、上記同様のポリマーをバインダーや増粘剤等として使用することにより、亜鉛負極合剤含有スラリー又はペースト混合物を得る。次に、得られたスラリー又はペースト混合物を、集電体の上に、できる限り膜厚が一定になるように塗工、圧着、接着、圧電、圧延、延伸・溶融等する。なお、上述したように、本発明の亜鉛負極が活物質層上に固体電解質を含有する場合は、亜鉛負極合剤を集電体の上に塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等して活物質層を調製した後、該活物質層上に固体電解質を形成することができる。また、上述したように、本発明の亜鉛負極が活物質層内に固体電解質を含有する場合は、活物質層上に塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等した固体電解質を、熱・圧力・溶媒等の使用により、活物質層内に導入すればよい。また、固体電解質又は固体電解質原料を、亜鉛負極合剤原料と共に混合する工程を用いて亜鉛負極合剤を作製し、しかる後に、塗工・圧着・接着・圧電・圧延・延伸・溶融等により集電体に固体電解質を含む活物質層を作製してもよい。これにより、固体電解質をその内に含む活物質層が作製される。
亜鉛負極の膜厚は、電池構成や集電体からの活物質の剥離抑制等の点から1nm〜10000μmであることが好ましい。より好ましくは、10nm〜1500μmであり、更に好ましくは、20nm〜1000μmであり、特に好ましくは、100nm〜800μmである。
上記本発明の電池は、上記亜鉛負極以外に、正極、亜鉛負極と正極との間に挟持される電解質等を含むことができる。このように、本発明の亜鉛負極、正極、及び、電解質を用いて構成される電池も、本発明の1つである。
また、電解液としては、後述のように水含有電解液が好ましい。そこで、本発明の亜鉛負極、正極、セパレーター、及び、亜鉛負極と正極との間に挟持される水含有電解液を有してなる電池も、本発明の1つである。本発明の電池は、これらの各成分をそれぞれ1種含むものであってもよいし、2種以上を含んでいてもよい。
本発明の電池における亜鉛負極の好ましい構成は、上述した本発明の亜鉛負極の好ましい構成と同様である。
上記水系電解液の好ましいものは、上述した活物質層上、及び/又は、該層内の固体電解質に用いた水系電解液の好ましいものと同様である。すなわち、上記電解液を固体電解質の原料として使用してもよいし、固体電解質を活物質層内に含有する場合には、正極/負極間は電解液のみを使用してもよい。
なお、電解液は循環させてもよいし、させなくてもよい。
添加剤の好ましいものは、上述した活物質層上、及び/又は、該層内の固体電解質の電解液への添加剤の好ましいものと同様である。
空気電池や燃料電池等に使用する際には、アニオン伝導性材料、固体電解質、アニオン伝導性材料や固体電解質を一体化させた構造体は、触媒層やガス拡散層を備えていてもよい。
上記セパレーターは、1種でも2種以上でも使用することができ、抵抗が上昇し電池性能が低下しなければ、任意の枚数を使用することができる。セパレーターは、細孔、微細孔やガス拡散層を有していてもよい。水含有電解液を使用する場合、界面活性剤導入等により、セパレーターの親水処理を施すことが好ましい。水含有電解液と、固体電解質とを併用してもよい。
上記ニッケル・亜鉛蓄電池は、上記亜鉛負極、ニッケル正極、正極と負極を隔てるセパレーター、電解質や電解液、それらを含むアッセンブリ、及び、保持容器から成る。
ニッケル極としては、特に制限はなく、ニッケル・水素電池、ニッケル・金属水素化物電池(ニッケル水素吸蔵合金電池)、ニッケル・カドミウム電池等に使用されるニッケル極を使用することも可能である。アッセンブリや保持容器の内壁は、腐食や電池の使用の過程での反応等により劣化しない物質を使用する。アルカリ電池や空気亜鉛電池に使用される容器を使用することも可能である。蓄電池は、単一型、単二型、単三型、単四型、単五型、単六型、R123A型、R−1/3N型等の円筒型;9V型、006P型等の角型;ボタン型;コイン型;ラミネート型;積層型;短冊状に成形した正負極板をプリーツ加工したセパレーターに交互に挟み込んだ型等でもよく、また、密閉型や開放型でもよいし、ベント型でもよい。電池の使用の過程で発生する気体をリザーブする部位を有していてもよい。
図1は、実施例1に係る固体電解質について充放電試験をおこなった結果を示すグラフである。図1中、「1st−charge」、「100th−charge」は、それぞれ、1回目、100回目の充電曲線を表す。また、「3rd−discharge」、「10th−discharge」、「20th−discharge」、「40th−discharge」、「80th−discharge」、「100th−discharge」は、それぞれ、3回目、10回目、20回目、40回目、80回目、100回目の放電曲線を表す。
酸化亜鉛(27.6g)、アセチレンブラック(0.90g)、酸化セリウム(IV)(2.4g)、エタノール(99.5%)(92.7g)、水(92.7g)をボールミル中に添加し、ボールミル混合を行った。その後、エバポレーターにて減圧下100℃で2時間乾燥し、更に、静置式の減圧乾燥機にて減圧下110℃で1晩乾燥した。乾燥後の固体は、粉砕機(WARING社製X−TREME MX1200XTM)を用いて、回転数18000rpmで60秒間粉砕した。得られた固体(1.1g)、12%ポリフッ化ビニリデン/N−メチルピロリドン溶液(2.0g)、N−メチルピロリドン(0.90g)をガラスバイアルに加え、スターラーバーを用いて、スターラーで一夜間撹拌した。得られたスラリーを銅箔に自動塗工装置を用いて塗工し、80℃で12時間乾燥した。亜鉛合剤を塗工した銅箔を3tのプレス圧でプレスした後、これを打ち抜き機(直径:15.95mm)で打ち抜くことにより亜鉛合剤電極とし、見かけ面積0.50cm2のワーキング電極となるようにして使用した。
実施例1と同様に亜鉛合剤電極を作製し、見かけ面積0.50cm2のワーキング電極となるようにして使用した。次に、実施例1と同様にハイドロタルサイト含有アクリル酸塩固体電解質(2)を調製し、これを上記亜鉛合剤電極に塗布して24時間放置した。この操作により、電極活物質上、及び、該層内の一部にハイドロタルサイト含有アクリル酸塩固体電解質(2)が形成したことをSEMやレーザー顕微鏡により確認した。
酸化亜鉛(0.86g)、亜鉛(0.26g)、ハイドロタルサイト[Mg0.67Al0.33(OH)2](CO3 2−)0.165・mH2O(0.1g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.2g)、2%ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量150万)水溶液(0.1g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、ロールプレス機で銅メッシュ集電体に圧着(活物質層厚み:片面約300μm)して亜鉛合剤電極とし、見かけ面積1cm2のワーキング電極となるようにして使用した。
電解液として酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた4mol/L水酸化カリウム水溶液、セパレーターとして不織布、カウンター電極としてニッケル極(活物質:コバルトコート水酸化ニッケル、容量は亜鉛極の1.8倍に設定)を使用し、三極セルを用いて10mA/cm2の電流値で充放電試験を行った(充放電時間:各1時間)。少なくとも50サイクルの充放電が可能であり、また、50サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMやレーザー顕微鏡により観察したところ、電極には亀裂・活物質形態変化等の劣化は全く見られなかった。この時、集電体の銅が亜鉛によりメッキされていることも確認できた。
2%ポリアクリル酸ナトリウム水溶液(0.1g)を2%カルボキシメチルセルロース水溶液に代えた以外は、実施例3と同様にして亜鉛合剤電極を作製し、見かけ面積1cm2のワーキング電極となるようにして使用した。
電解液として酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた4mol/L水酸化カリウム水溶液、セパレーターとして不織布、カウンター電極としてニッケル極(活物質:コバルトコート水酸化ニッケル、容量は亜鉛極の1.8倍に設定)を使用し、三極セルを用いて10mA/cm2の電流値で充放電試験を行った(充放電時間:各1時間)。少なくとも50サイクルの充放電が可能であり、また、50サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMやレーザー顕微鏡により観察したところ、電極には亀裂・活物質形態変化等の劣化は全く見られなかった。この時、集電体の銅が亜鉛によりメッキされていることも確認できた。
酸化セリウムを加えなかった以外は実施例1と同様に亜鉛合剤電極を作製し、見かけ面積0.50cm2のワーキング電極となるようにして使用した。次に、酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた8mol/L水酸化カリウム+20g/L水酸化リチウム水溶液(8.2g)にポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量150万)(1.0g)を加えて撹拌することにより、アクリル酸塩固体電解質(3)を調製し、これを上記亜鉛合剤電極に塗布して24時間放置した。この操作により、電極活物質上、及び、該層内の一部にアクリル酸塩固体電解質(3)が形成したことをSEMやレーザー顕微鏡により確認した。
酸化セリウムを加えなかった以外は実施例1と同様に亜鉛合剤電極を作製し、見かけ面積2cm2のワーキング電極となるようにして使用した。カウンター電極としてニッケル極(活物質:コバルトコート水酸化ニッケル、容量は亜鉛極の3倍以上に設定)、電解液には、酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた8mol/L水酸化カリウム+20g/L水酸化リチウム水溶液(8.2g)を使用し、亜鉛極とニッケル極の間に不織布(2枚)と親水性微多孔膜(1枚)をセパレーターとして挟み、コインセルを用いて3.2mAの電流値で充放電試験を行った(充放電時間:各1時間)。しかしながら、ニッケル極からの酸素、及び/又は、亜鉛極からの水素の発生に伴い、コインセルに膨らみが観測され、これにより放電容量が徐々に減少し、19サイクル目で充放電が不可能となった。
ハイドロタルサイト[Mg0.8Al0.2(OH)2](CO3 2−)0.1・mH2O(2.0g)にポリテトラフルオロエチレン(3g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、ロールプレス機で圧延して固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ビスマス(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、これをロールプレス機で銅メッシュ集電体に圧着し、続いて上記固体電解質をロールプレス機で圧着して、活物質上に固体電解質を有する亜鉛合剤電極を見かけ面積1cm2のワーキング電極となるようにして使用した。
電解液として酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた8mol/L水酸化カリウム水溶液、
セパレーターとして不織布、カウンター電極としてニッケル極(活物質:コバルトコート水酸化ニッケル、容量は亜鉛極の0.7倍に設定)、参照極として正極(カウンター電極)と同じ電極を50%充電した電極を使用し、三極セルを用いて25mA/cm2の電流値で充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:88.6%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。また、集電体を銅メッシュから、ニッケルメッキ鋼板、錫メッキ鋼板、亜鉛メッキ鋼板に変更した場合にも同様の結果が得られた。
参考として、実施例5において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図2、図3に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ビスマスナノ粒子(0.019g:平均粒子径87nm)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:94.5%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化錫(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:90.8%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例7において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図4、図5に示す。
ハイドロタルサイト[Mg0.8Al0.2(OH)2](CO3 2−)0.1・mH2O(2.0g)に、2%ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量150万)(0.1g)、ポリテトラフルオロエチレン(3g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、ロールプレス機で圧延して固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ビスマス(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:92.8%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化インジウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:90.3%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例9において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図6、図7に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化カルシウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:89.8%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化イットリウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:91.0%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例11において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図8、図9に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ランタン(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:92.2%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化セリウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:91.7%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化チタン(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、これをロールプレス機で銅メッシュ集電体に圧着(活物質層厚み:片面約300μm)し、続いて上記固体電解質をロールプレス機で圧着し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:89.1%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ジルコニウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:86.2%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例15において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図10、図11に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ニオブ(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:94.5%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、ホウ酸(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:88.3%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化アルミニウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:92.9%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ガリウム(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:92.8%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、ヒドロキシアパタイト(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:89.2%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、ドデシル硫酸ナトリウム(0.0063g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:75.6%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例21において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図12、図13に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、臭化テトラブチルアンモニウム(0.0063g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:86.4%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例22において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図14、図15に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、チオ尿素(0.019g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:87.0%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(0.61g)、酸化ビスマスナノ粒子(0.0095g:平均粒子径87nm)及び酸化セリウムナノ粒子(0.0095g:平均粒子径15nm)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(0.033g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例5と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例5と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した(200回目充放電のクーロン効率:86.5%)。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
参考として、実施例24において、200サイクル充放電試験前後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察した結果を図16、図17に示す。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(28.5g)、酸化ビスマス(1.5g)、27%ポリオレフィン水溶液(1g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(2.0g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌した。得られた固体をローリングミルで加圧した後、これをロールプレス機で銅メッシュ集電体に圧着(理論容量:80mAh/cm2)し、続いて上記固体電解質をロールプレス機で圧着して、活物質上に固体電解質を有する亜鉛合剤電極を見かけ面積1.95cm2のワーキング電極となるようにして使用した。
電解液として酸化亜鉛を飽和するまで溶解させた8mol/L水酸化カリウム水溶液、
セパレーターとして不織布、カウンター電極としてニッケル極(活物質:コバルトコート水酸化ニッケル、容量は亜鉛極の1倍に設定)、参照極として正極(カウンター電極)と同じ電極を50%充電した電極を使用し、三極セルを用いて20mA/cm2の電流値で充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(28.5g)、酸化ビスマス(1.5g)、100%ポリエチレンイミン(2.0g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(2g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例25と同様と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例25と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも150サイクル以上のサイクル寿命を観測した。また、150サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
実施例5と同様にして固体電解質を作製した。
次に、酸化亜鉛(28.5g)、酸化ビスマス(1.5g)、2%ポリアクリル酸ナトリウム水溶液(15g)に、60%ポリテトラフルオロエチレン水溶液(2.0g)、水を加え、メノウ乳鉢で撹拌し、実施例25と同様と同様にしてワーキング電極を作製した。
実施例25と同様に充放電試験(充放電時間:各1時間)を行い、少なくとも200サイクル以上のサイクル寿命を観測した。また、200サイクル充放電試験後の亜鉛合剤電極をSEMにより観察したところ、デンドライトや大きな活物質形態変化等の劣化は見られなかった。
集電体と、亜鉛種を含む活物質層とを含んで構成される亜鉛負極であって、上記亜鉛負極は、活物質層上、及び/又は、該層内に、固体電解質を含有し、上記固体電解質は、多価イオン及び/又は無機化合物を含み、上記多価イオン及び/又は無機化合物は、周期表のLi、Na、K、Rb、Cs、第2族〜第14族、P、Sb、Bi、第16族、及び、第17族から選ばれる少なくとも1種の元素を含有する亜鉛負極は、活物質の形状・形態変化を充分に抑制するとともに、電池性能が充分に向上された電池を形成することができることが実証された。
なお、上記実施例においては、多価イオン及び/又は無機化合物として、特定の無機化合物を用いているが、本発明の亜鉛負極が、活物質層上、及び/又は、該層内に、固体電解質を含有し、活物質の形状・形態変化を充分に抑制し、更に、該固体電解質が周期表のLi、Na、K、Rb、Cs、第2族〜第14族、P、Sb、Bi、第16族、及び、第17族から選ばれる少なくとも1種の元素を含有する多価イオン及び/又は無機化合物を含むものとすれば、固体電解質の膨張・収縮を抑制することができ、電子伝導パスを保持し、電極活物質層に亀裂が入る等の不具合が生じないものとすることができる。更に、このような多価イオン及び/又は無機化合物によってイオン伝導性も充分に優れたものとすることができる。このように、電池性能が充分に向上された電池を形成することができることは、周期表のLi、Na、K、Rb、Cs、第2族〜第14族、P、Sb、Bi、第16族、及び、第17族から選ばれる少なくとも1種の元素を含有する多価イオン及び/又は無機化合物を用いた場合には全て同様であるといえる。
従って、上記実施例の結果から、本発明の技術的範囲全般において、また、本明細書において開示した種々の形態において本発明が適用でき、有利な作用効果を発揮することができるといえる。
Claims (3)
- 集電体と、亜鉛含有化合物を含む活物質層とを含んで構成される亜鉛負極であって、
該亜鉛負極は、活物質層上に、固体電解質を含有し、
該固体電解質は、マグネシウムを含む、層状複水酸化物及び/又は水酸化物を含有する
ことを特徴とする亜鉛負極。 - 前記固体電解質は、ポリマーを含有する電解質である
ことを特徴とする請求項1に記載の亜鉛負極。 - 請求項1又は2に記載の亜鉛負極、正極、セパレーター、及び、電解質を用いて構成されることを特徴とする電池。
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