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JP6349308B2 - ダンパ制御装置 - Google Patents

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JP6349308B2 JP2015513842A JP2015513842A JP6349308B2 JP 6349308 B2 JP6349308 B2 JP 6349308B2 JP 2015513842 A JP2015513842 A JP 2015513842A JP 2015513842 A JP2015513842 A JP 2015513842A JP 6349308 B2 JP6349308 B2 JP 6349308B2
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Description

本発明は、ダンパ制御装置に関する。
車両のばね上部材とばね下部材との間に介装されるダンパの減衰力を制御するダンパ制御装置にあっては、たとえば、ダンパの伸縮変位と伸縮速度(ダンパ速度)とに基づいてダンパが減速しているか増速しているかを判断して、減速時と増速時とで制御ゲインを変化させるものがある(JP2007−210590A参照)。
上記のダンパ制御装置は、減速時には、制御ゲインを大きくしてダンパに高減衰力を発揮させてばね下部材のばたつきを抑え、増速時には、制御ゲインを小さくしてダンパに低減衰力を発揮させてばね下部材の路面追従性を向上させ、車両における乗り心地を向上させている。
つまり、上記のダンパ制御装置は、ダンパが加速してダンパ速度が上昇する局面ではダンパに低い減衰力を発揮させ、ダンパが減速してダンパ速度が低下する局面ではダンパに高い減衰力を発揮させるようになっている。
ところで、ダンパを伸縮させた際にダンパが発揮する減衰力の応答性には時間遅れがある。また、ダンパ内に充填される作動油には気体が溶け込んでおり、作動油が弾性を発揮することもある。このため、ダンパを連続的に伸縮させた場合のダンパの減衰力速度波形にはヒステリシスがある。
特に、ダンパの減衰力速度特性が、ダンパ速度が低速にある際に減衰係数が高く、ダンパ速度が高速にある際に減衰係数が低くなる特性である場合は、図9に破線で示すように、ダンパの減衰力速度波形に大きなヒステリシスが発生する。
ダンパが繰り返し伸縮する場合は、上記のダンパ制御装置のように減衰力を制御すると、ダンパの応答遅れによって、特に、ダンパ速度が0を跨いで伸縮方向が切り換わる際に車体を加振してしまい、乗心地を損なう可能性がある。
また、悪路走行中等で減衰力を高めに制御している場合は、ヒステリシスが大きくなるので、減衰力の方向が切り換わる際の減衰力変化が大きくなる。このようなダンパの減衰力の急変は、車体に振動を与えて車室内に異音を発生させたり、車体にショックを与えたりする。このため、車両搭乗者に不快感を抱かせたり、車両における乗り心地を悪化させたりする一因となっている。
本発明は、ダンパの減衰力にヒステリシスが生じることを抑制でき、車両における乗り心地を向上させることができるダンパ制御装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、車両におけるばね上部材とばね下部材との間に介装されるダンパの減衰力をダンパ速度に基づいて制御するダンパ制御装置であって、前記ダンパ速度を制御用ダンパ速度に変換する速度変換部を備え、前記速度変換部は、前記ダンパが加速している場合には、前記制御用ダンパ速度と前記ダンパ速度との符号が一致するようにするとともに、前記制御用ダンパ速度の絶対値が前記ダンパ速度の絶対値以上となるように前記ダンパ速度を変換し、前記ダンパが減速している場合には、前記制御用ダンパ速度と前記ダンパ速度との符号が一致するようにするとともに、前記制御用ダンパ速度の絶対値が前記ダンパ速度の絶対値以下となるように前記ダンパ速度を変換し、前記速度変換部で求めた前記制御用ダンパ速度を用いて前記ダンパの減衰力を制御するダンパ制御装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係るダンパ制御装置の概略構成を示す図である。 図2は、ダンパの概略縦断面図である。 図3は、ダンパ制御装置の具体的な構成を示す図である。 図4は、ダンパ制御装置が行う制御の手順を示したフローチャートである。 図5は、乗算値演算部におけるマップの一例である。 図6は、減算値演算部におけるマップの一例である。 図7は、ダンパ速度と制御用ダンパ速度との経時変化を示す図である。 図8は、制御用ダンパ速度に基づいてダンパへ与える電流値を求めるマップの一例である。 図9は、本発明の実施形態に係るダンパ制御装置を適用したダンパの減衰力速度特性と、ダンパの減衰力応答遅れにより減衰力速度特性に生じるヒステリシスと、を説明するための図である。 図10は、ダンパ制御装置の変形例を示す図である。 図11は、変形例に係るダンパ制御装置が行う制御の手順を示したフローチャートである。 図12は、ダンパ制御装置の別の変形例を示す図である。 図13は、別の変形例に係るダンパ制御装置が行う制御の手順を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
ダンパ制御装置Eは、図1に示すように、車両におけるばね上部材Bとばね下部材Wとの間に介装されるダンパDの減衰力を制御するようになっている。ダンパ制御装置Eは、ダンパ速度Vdを検知する速度検知部1と、ダンパ速度Vdを制御用ダンパ速度Vcに変換する速度変換部2と、制御用ダンパ速度Vcを用いてダンパDの減衰力を制御する制御部3と、を備えている。
速度検知部1は、ダンパDのストロークであるダンパ変位Xを検出するストロークセンサ26と、ストロークセンサ26で検出したダンパ変位Xを微分してダンパDのダンパ速度Vdを演算する微分器27と、を備えている。
速度変換部2は、ダンパDが加速しているか減速しているかを判断する加減速判断部21と、ダンパ速度Vdに乗算すべき乗算値kを求める乗算値演算部22と、ダンパ速度Vdから減算すべき減算値δを求める減算値演算部23と、加減速判断部21の判断結果に基づいて制御用ダンパ速度Vcを求める制御用ダンパ速度演算部24と、を備えている。
ダンパDは、たとえば、図2に示すように、シリンダ12と、シリンダ12内に摺動自在に挿入されるピストン13と、シリンダ12内に移動自在に挿入されてピストン13に連結されるピストンロッド14と、シリンダ12内にピストンで区画した二つの圧力室15、16と、圧力室15、16を連通する通路17と、通路17を通過する作動流体としての作動油の流れに抵抗を与える減衰力調整部4と、を備えて構成される流体圧ダンパである。
ダンパDは、ばね上部材Bとばね下部材Wとの間に、懸架バネSと並列に介装されている。ダンパDは、圧力室15、16内に充填された作動油が伸縮作動に応じて通路17を通過する際に、作動油の流れに減衰力調整部4で抵抗を与えることで、伸縮作動を抑制する減衰力を発揮する。これにより、ばね上部材Bとばね下部材Wとの相対移動が抑制される。
作動流体には、作動油のほか、水、水溶液、気体を利用することができる。作動流体が液体であって、ダンパDが片ロッドのダンパである場合は、ダンパDは、シリンダ12内にピストンロッド14が出入りする体積を補償するための気体室やリザーバを備える。作動流体が気体である場合は、気体室やリザーバを備えずともよい。
また、ダンパDがリザーバを備え、伸長しても収縮してもシリンダ12内からリザーバへと通じる通路を介して作動流体が排出されるユニフローのダンパとされる場合は、シリンダ12からリザーバへと通じる通路の途中に減衰力調整部4を設けてもよい。
減衰力調整部4は、たとえば、通路17の流路面積を可変にする減衰弁と、減衰弁の弁体を駆動して通路17の流路面積を調節することができるソレノイドやアクチュエータと、を備えて構成される。
ダンパDは、ソレノイドやアクチュエータへ与える電流量を増減させることで通路17の流路面積を調整でき、通路17を通過する作動油の流れに与える抵抗を変化させることができる。これにより、ダンパDが発生する減衰力を調整可能となっている。
ダンパDのストローク速度が変わらない場合は、減衰力調整部4へ与える電流量を大きくすると、減衰力も大きくなる。つまり、減衰力調整部4は、減衰係数を調整してダンパDが発生する減衰力を調整する。
上記の減衰力調整部4の構成は一例である。たとえば、ダンパDが、電気粘性流体や磁気粘性流体を圧力室15、16内に充填して構成される場合は、減衰弁の代わりに、電界或いは磁界を作用させることができる装置を減衰力調整部4として通路17に組み込めばよい。
この場合は、ダンパ制御装置Eから与えられる電流或いは電圧によって電界或いは磁界の大きさを調整して、通路17を流れる流体の粘性を変化させることで、ダンパDの発生減衰力を可変にすることができる。
また、ダンパDが電気粘性流体を利用する場合は、通路17に与える電界の大きさによって減衰係数を調節するので、減衰力調整部4に与える電圧を増減することで制御することになる。このため、制御部3は、制御指令値として電圧値を求め、減衰力調整部4へ電圧値の通りの電圧を与えるようにすればよい。
ダンパDは、上記以外にも、電磁力でばね上部材Bとばね下部材Wとの相対移動を抑制する減衰力を発揮する電磁ダンパとしてもよい。電磁ダンパは、たとえば、モータと、モータの回転運動を直線運動に変換する運動変換機構と、を備えて構成されるか、リニアモータとされる。ダンパDが電磁ダンパである場合は、減衰力調整部4は、モータ或いはリニアモータに流れる電流を調節するモータ駆動装置とすればよい。
続いて、ダンパ制御装置Eが行う制御について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ダンパ制御装置Eは、速度検知部1で、ストロークセンサ26で検出したダンパ変位Xを微武器27で微分してダンパ速度Vdを求める(S1)。
速度検知部1は、検知したダンパ速度Vdを速度変換部2に入力する。速度検知部1は、たとえば、ダンパDが伸長する方向を正とし、反対に、ダンパDが収縮する方向を負として、ダンパ速度Vdを検知するようになっている。
次に、ダンパ制御装置Eは、乗算値演算部22で、S1で求めたダンパ加速度Vdからダンパ加速度αを求め、ダンパ加速度αから乗算値kを求める(S2)。
乗算値演算部22は、図5に示すように、ダンパ加速度αの絶対値とダンパ速度Vdに乗算すべき乗算値kとの関係についてのマップを保有している。乗算値演算部22は、ダンパ加速度αの絶対値をパラメータとして、乗算値kをマップ演算によって求める。
図5に示すように、乗算値kは、下限値を1として、ダンパ加速度αの絶対値が大きくなると、乗算値kも大きくなるように設定されている。詳しくは後述するが、加減速判断部21がダンパDが加速中であると判断した場合には、乗算値演算部22で求めた乗算値kをダンパ速度Vdに乗じて、制御用ダンパ速度Vcが求められる。
上記のマップは任意に設定することができる。ただし、ダンパ加速度αの絶対値が設定値β以下では、乗算値kが1をとるように設定されている。よって、ダンパDが加速中であって、ダンパ加速度αが0に近い値をとる状況、つまり、ダンパDの速度の変化率が小さい場合には、制御用ダンパ速度Vcは、ダンパ速度Vdに近い値をとるようになっている。これにより、ダンパDの加速中は、制御用ダンパ速度Vcが、常にダンパ速度Vd以上の値をとることになる。
ダンパ加速度αの上昇に対する乗算値kの上昇割合については、任意に設定することができる。ダンパDが振動する際にその振動でダンパ速度Vdが到達するであろう最高値を、制御用ダンパ速度Vcが上回らないように、経験的或いは実験的に乗算値kの上昇割合を設定すれば、制御用ダンパ速度Vcがダンパ速度Vdに対して過大となってしまうことを防止できる。
また、設定値βは任意に設定することができ、0に設定することもできる。この場合は、ダンパ加速度αが0の際に乗算値kが1をとるように、マップを設定すればよい。
次に、ダンパ制御装置Eは、減算値演算部23で、ダンパ加速度αの絶対値とダンパ速度Vdとから減算値δを求める(S3)。
減算値演算部23は、具体的には、図3に示すように、マップ演算部23aと、マップ演算部23aで求めた仮値の符号を決定して当該仮値に基づいて減算値δを求める符号判定部23bと、を備えている。マップ演算部23aは、ダンパ加速度αの絶対値と仮値との関係についてのマップを保有している。仮値は、ダンパ速度Vdから減算すべき減算値δを求める上で必要となる数値である。減算値演算部23は、ダンパ加速度αの絶対値をパラメータとして、仮値をマップ演算によって求める。
この場合、仮値は、正の値をとるように設定されている。また、仮値を求めるためのマップは、任意に設定することができる。図6に示すように、ダンパ加速度αの絶対値が大きくなると、仮値も大きくなるように設定されている。
符号判定部23bは、ダンパ速度Vdが正の場合は、仮値の符号を正とするために1を乗じて減算値δを求める。ダンパ速度Vdが負の場合は、仮値の符号を負とするために−1を乗じて減算値δを求める。
次に、ダンパ制御装置Eは、加減速判断部21で、ダンパ速度Vdの符号とダンパ加速度αの符号とから、ダンパDが加速しているか減速しているかを判断する(S4)。
ダンパDが加速するとは、ダンパ速度Vdの絶対値の変化率が正である状態のことであり、ダンパDが減速するとは、ダンパ速度Vdの絶対値の変化率が負である状態のことである。つまり、加減速判断部21は、ダンパ速度Vdの絶対値が経時的に増大する状況では、ダンパDが加速中であると判断し、ダンパ速度Vdの絶対値が経時的に減少する状況では、ダンパDが減速中であると判断する。
ダンパ速度Vdが正の値をとる場合において、ダンパDが加速しているとは、ダンパ速度Vdの値が増加中の状態であり、ダンパDが減速しているとは、ダンパ速度Vdの値が減少中の状態である。また、ダンパ速度Vdが負の値をとる場合において、ダンパDが加速しているとは、ダンパ速度Vdの値が負方向へ増加中の状態であり、ダンパDが減速しているとは、ダンパ速度Vdの値が正方向へ減少中の状態である。よって、ダンパDが加速しているか減速しているかは、ダンパ速度Vdの符号およびダンパ加速度αの符号から判断することができる。
したがって、加減速判断部21は、具体的には、ダンパ速度Vdを微分して得られるダンパ加速度αとダンパ速度Vdとの積の値が正の場合は、ダンパDが加速していると判断し、ダンパ加速度αとダンパ速度Vdとの積の値が負の場合は、ダンパDが減速していると判断する。
ダンパ変位Xは、ダンパ加速度αと位相が逆であるので、ダンパ変位Xの符号とダンパ速度Vdの符号とによっても、ダンパDが加速中であるか減速中であるかを判断することができる。なお、上記の積の値が0の場合は、ダンパDが加速中であると判断するようにしてもよいし、減速中であると判断するようにしてもよい。
具体的には、ダンパ速度Vdとダンパ変位Xとを乗じた値が正の値になる場合には、ダンパDが減速中と判断し、負の値になる場合には、ダンパDが加速中と判断すればよい。このように、加減速判断部21では、ダンパ変位Xの符号とダンパ速度Vdの符号とによってダンパDが加速中であるか減速中であるかを判断してもよい。
ダンパ制御装置Eは、S4でダンパDが加速していると判断した場合は、制御用ダンパ速度演算部24で、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、ダンパ速度VdとS2で求めた乗算値kとから制御用ダンパ速度Vcを求める(S5)。また、S4でダンパDが減速していると判断した場合は、制御用ダンパ速度演算部24で、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、ダンパ速度VdとS3で求めた減算値δとから制御用ダンパ速度Vcを求める(S6)。
制御用ダンパ速度演算部24は、具体的には、図3に示すように、乗算値kをダンパ速度Vdに乗じる乗算部24bと、減算値δをダンパ速度Vdから減算する減算部24cと、加減速判断部21での判断結果により乗算部24bのパスと減算部24cのパスとのいずれか一方を選択する選択部24aと、減算部24cの演算結果の値の符号がダンパ速度Vdの符号と一致しない場合には0を出力し、符号が一致する場合には減算部24cの演算結果の値をそのまま出力するリミッタ部24dと、を備えている。
選択部24aは、加減速判断部21がダンパDが加速中であると判断すると、その判断結果を受けて乗算部24bのパスを選択する。乗算部24bは、乗算値演算部22で求めた乗算値kをダンパ速度Vdに乗じて制御用ダンパ速度Vcを出力する。また、選択部24aは、加減速判断部21がダンパDが減速中であると判断すると、その判断結果を受けて減算部24cのパスを選択する。減算部24cは、ダンパ速度Vdから減算値δを減算して得られた値をリミッタ部24dへ出力する。
リミッタ部24dは、ダンパ速度Vdの符号と減算部24cの演算によって得られた値の符号とが同じ場合は、当該値をそのまま制御用ダンパ速度Vcとして出力する。また、ダンパ速度Vdの符号と減算部24cの演算によって得られた値の符号とが異なる場合は、制御用ダンパ速度Vcを0として出力する。
これによれば、図7に示すように、ダンパDが加速中の領域A1、A2では、ダンパ速度Vd(破線)に対して制御用ダンパ速度Vc(実線)が大きくなり、ダンパ速度Vdの変化率が小さくなると、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとがほぼ同じ速度となる。
これに対して、ダンパDが減速中の領域R1、R2では、ダンパ速度Vd(破線)に対して制御用ダンパ速度Vc(実線)が小さくなり、ダンパ速度Vdの変化率が小さくなると、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの差が小さくなる。
また、ダンパDが減速中の場合は、ダンパ速度Vdから減算値δを減算して制御用ダンパ速度Vcを求めるので、ダンパ速度Vdが0となるよりも時間的に早く、制御用ダンパ速度Vcが0となる。そして、ダンパ速度Vdの符号と減算部24cの演算によって得られた値の符号とが異なる場合には、制御用ダンパ速度Vcが0に制限され、制御用ダンパ速度Vcの方向がダンパ速度Vdの方向に対して反転してしまうことが阻止される。
よって、ダンパDが伸長している場合に、ダンパ速度Vdから変換された制御用ダンパ速度VcがダンパDの収縮を示すことがない。また、ダンパDが収縮している場合に、変換された制御用ダンパ速度VcがダンパDの伸長を示すことがない。
上記のように処理することで、ダンパ制御装置Eは、速度変換部2で、ダンパDが加速している場合には、ダンパ速度Vdと符号が一致するようにするとともに、絶対値がダンパ速度Vdの絶対値以上となるように、ダンパ速度Vdを制御用ダンパ速度Vcに変換する。また、ダンパDが減速している場合には、ダンパ速度Vdと符号が一致するようにするとともに、絶対値がダンパ速度Vdの絶対値以下となるように、ダンパ速度Vdを制御用ダンパ速度Vcに変換する。
次に、ダンパ制御装置Eは、制御部3で、制御用ダンパ速度Vcに基づいて、減衰力調整部4へ与える制御指令値としての電流値Iを求める(S7)。
制御部3は、本実施形態では、減衰力調整部4に供給する電流量によってダンパDの減衰係数を調整する。制御部3が出力する制御指令は、減衰力調整部4のソレノイドへ電流を供給するドライバ5に入力される。
そして、ドライバ5で、S7で求めた電流値Iの通りに減衰力調整部4へ電流を供給することで、ダンパDの減衰力が制御される(S8)。
ドライバ5は、たとえば、PWM回路等を備えており、制御部3から入力された電流値Iの通りに、減衰力調整部4へ電流を供給することができるようになっている。
具体的には、たとえば、制御部3は、ソフト、ミディアム、ハードの三つの減衰特性を実現するべく、制御用ダンパ速度Vcをパラメータとして変化する電流値Iのマップを複数保有している。制御部3は、車両におけるばね下部材Wの振動強度に基づいてマップを選択し、制御用ダンパ速度Vcを用いてマップ演算を行う。そして、求めた電流値Iの通りに電流を出力させるべく、ドライバ5に制御指令を出力する。
ばね下部材Wの振動強度とは、ばね下部材Wの振動の大きさのことである。たとえば、角周波数の値で割ったダンパ加速度αとダンパ速度Vdとの合成ベクトルの長さ、或いは、角周波数の値を乗じたダンパ変位Xとダンパ速度Vdとの合成ベクトルの長さで求めることができる。
マップは、振動強度が大きくなるほど、制御用ダンパ速度Vcに対して減衰力が大きくなるように、つまり、電流値Iが大きくなるように設定されている。
具体的には、図8に示すように、振動強度の大きさによって振動強度を大中小の区分に区分けして、区分毎に対応するマップが用意されている。たとえば、振動強度が区分小に属する場合は、制御部3は、区分小に対応したマップ、すなわち、減衰特性をソフトの特性とするマップM1をマップ群から選択する。そして、選択されたマップM1を利用して、制御用ダンパ速度Vcを用いて制御指令値である電流値Iを求める。
また、振動強度が区分中に属する場合は、制御部3は、区分中に対応したマップ、すなわち、減衰特性をミディアムの特性とするマップM2をマップ群から選択する。そして、選択されたマップM2を利用して、制御用ダンパ速度Vcを用いて制御指令値である電流値Iを求める。
また、振動強度が区分大に属する場合は、制御部3は、区分大に対応したマップ、すなわち、減衰特性をハードの特性とするマップM3をマップ群から選択する。そして、選択されたマップM3を利用して、制御用ダンパ速度Vcを用いて制御指令値である電流値Iを求める。
上記の制御手順は一例であって、制御部3は、スカイフック制御を採用して、制御用ダンパ速度Vcからドライバ5へ与える制御指令を生成するようにしてもよい。スカイフック制御に当たってはカルノップ切替則を用いることもできる。なお、制御指令を得るためにマップ演算を行ってもよいし、マップ演算を行わずに制御指令を求めることができる場合は、マップ演算を行わなくてもよい。
減衰力調整部4は、ドライバ5から電流値Iの通りの電流量の供給を受けてダンパDにおける減衰係数を調整する。このとき、ダンパDは、ダンパ速度Vdではなく、制御用ダンパ速度Vcに応じた減衰力を発揮する。このように、ダンパDの減衰力は、ダンパ制御装置Eによって制御される。
上記のように、ダンパ制御装置Eは、ダンパDが加速中の場合は、ダンパ速度Vdを、ダンパ速度Vd以上の制御用ダンパ速度Vcに変換する。そして、変換された制御用ダンパ速度Vcによって、ダンパDの減衰力を制御するようになっている。
ダンパDの速度方向によらず、ダンパDが加速中の場合は、ダンパ速度Vdは、ダンパ速度Vdと符号が一致するようにするとともに、絶対値がダンパ速度Vdの絶対値以上となるように、制御用ダンパ速度Vcに変換される。
変換後の制御用ダンパ速度Vcは、ダンパ速度Vdに対して時間的に位相が進められたかのように推移する。ただし、ダンパ速度Vdに対して完全に位相が進んだように推移するのではなく、ダンパDが加速中の場合は、ダンパ加速度αが減少に転じるまでは、ダンパ速度Vdを下回ることはない。
また、ダンパDの速度方向によらず、ダンパDが減速中の場合は、ダンパ速度Vdは、ダンパ速度Vdと符号が一致するようにするとともに、絶対値がダンパ速度Vdの絶対値以下となるように、制御用ダンパ速度Vcに変換される。
変換後の制御用ダンパ速度Vcは、ダンパ速度Vdに対して時間的に位相が進められたかのように推移する。ただし、ダンパ速度Vdに対して完全に位相が進んだように推移するのではなく、ダンパDが減速中の場合は、ダンパ加速度αが増大に転じるまでは、ダンパ速度Vdを上回ることはない。
よって、制御用ダンパ速度Vcを用いてダンパDの減衰力を制御すれば、制御用ダンパ速度Vcは、ダンパDの実際の速度であるダンパ速度Vdに対して時間的に進んでいることから、ダンパDの減衰力応答の時間的な遅れが相殺される。したがって、図9に実線で示すように、ダンパDの減衰特性(ダンパ速度に対するダンパDが発生する減衰力の特性)におけるヒステリシスを非常に小さくすることができる。
以上より、本実施形態のダンパ制御装置Eによれば、ダンパDの減衰力にヒステリシスが生じることを抑制でき、車両における乗り心地を向上させることができるのである。
また、単に、制御用ダンパ速度Vcの位相をダンパ速度Vdに対して進ませるのではなく、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdの速度方向とが、常に一致するようになっている。このため、ダンパDが減速してダンパ速度Vdが0に近づいた場合において、制御用ダンパ速度Vcの符号が反転した状態で制御用ダンパ速度Vc絶対値が大きくなり、ダンパDが発生する減衰力が大きくなってしまうことを防止できる。
したがって、本実施形態のダンパ制御装置Eによれば、減速時においてダンパ速度Vdが0に近づいた場合に、減衰力が大きくなって車両における乗り心地を悪化させてしまうことも防止することができる。
ダンパDのヒステリシスは、ダンパ速度Vdが低速領域にある際の減衰係数が高速領域にある際の減衰係数よりも高くなるようにダンパDの減衰特性を制御する場合に、顕著に現れる。
したがって、ダンパ速度Vdが低速領域にある場合であって、ダンパ速度Vdが低速領域にある際の減衰係数が高速領域にある際の減衰係数よりも高くなるようにダンパDの減衰力を制御する場合にのみ、上記の如く制御用ダンパ速度Vcを用いた制御を実行するようにしてもよい。このようにしても、ダンパDのヒステリシスを小さくすることができる。
また、本実施形態では、ダンパ加速度αの絶対値が大きければ大きいほど、ダンパ速度Vdと制御用ダンパ速度Vcとの差が大きくなるように、ダンパ速度Vdを制御用ダンパ速度Vcに変換している。これによれば、ダンパDの速度変化が激しい場面において、制御用ダンパ速度Vcをダンパ速度Vdに対して時間的に進めることができるので、ダンパDの減衰力のヒステリシスをより効果的に小さくすることができる。
さらに、ダンパDの減速時には、減算値δを求めてダンパ速度Vdから減算値δを減算するようにしている。これによれば、ダンパ速度Vdが0になるよりも時間的に早く、制御用ダンパ速度Vcを0とすることができ、より一層ヒステリシスを小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
たとえば、上記実施形態では、ダンパDの減速時において、ダンパ速度Vdから減算値δを減算することで、制御用ダンパ速度Vcを求めているが、図10に示す速度変換部2のように、減算値演算部23に代えて、0以上1以下の値をもつ減速用乗算値jを求める減速用乗算値演算部25を設け、減算部24cに代えて、ダンパ速度Vdに減速用乗算値jを乗算する乗算部24eを設け、ダンパ速度Vdに減速用乗算値jを乗算することで、制御用ダンパ速度Vcを求めることも可能である。
この場合は、ダンパ制御装置Eは、図11のフローチャートに示す手順で制御を行う。
具体的には、まず、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態におけるS1、S2と同様に、ダンパ速度Vd、乗算値kを求める(S11、S12)。
次に、ダンパ制御装置Eは、減速用乗算値演算部25で、ダンパ速度Vdから減速用乗算値jを求める(S13)。
次に、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態におけるS4と同様に、ダンパDが加速しているか減速しているかを判断する(S14)。
ダンパ制御装置Eは、S14でダンパDが加速していると判断した場合は、上記実施形態におけるS5と同様に、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、ダンパ速度VdとS12で求めた乗算値kとから制御用ダンパ速度Vcを求める(S15)。また、S14でダンパDが減速していると判断した場合は、乗算部24eで、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、ダンパ速度VdとS13で求めた減速用乗算値jとから制御用ダンパ速度Vcを求める(S16)。
そして、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態におけるS7、S8と同様に、電流値Iを求め、減衰力調整部4へ電流を供給する(S17、S18)。
また、図12に示す速度変換部2のように、減算値演算部23に加えて、減速用乗算値演算部25を設け、減算部24cに代えて、ダンパ速度Vd、減算値δ、および減速用乗算値jから制御用ダンパ速度Vcを求める演算部24fを設けてもよい。
この場合は、ダンパ制御装置Eは、図13のフローチャートに示す手順で制御を行う。
具体的には、まず、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態におけるS1〜S3と同様に、ダンパ速度Vd、乗算値k、減算値δを求める(S21〜S23)。また、図10に示す形態におけるS13と同様に、減速用乗算値jを求める(S24)。
次に、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態におけるS4と同様に、ダンパDが加速しているか減速しているかを判断する(S25)。
ダンパ制御装置Eは、S25でダンパDが加速していると判断した場合は、上記実施形態におけるS5と同様に、制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、ダンパ速度VdとS22で求めた乗算値kとから制御用ダンパ速度Vcを求める(S26)。また、S25でダンパDが減速していると判断した場合は、演算部24fで、ダンパ速度Vdから減算値δを減算して第一制御用ダンパ速度Vc1を求めるとともに(S27)、減速用乗算値jをダンパ速度Vdに乗じて第二制御用ダンパ速度Vc2を求め(S28)、第一制御用ダンパ速度Vc1と第二制御用ダンパ速度Vc2とから制御用ダンパ速度Vcとダンパ速度Vdとの符号が一致するように、制御用ダンパ速度Vcを求める(S29)。
この場合は、たとえば、第一制御用ダンパ速度Vc1と第二制御用ダンパ速度Vc2とのいずれか一つを制御に使用する制御用ダンパ速度Vcとして採用してもよいし、第一制御用ダンパ速度Vc1と第二制御用ダンパ速度Vc2とを平均した値を採用してもよいし、両者にウエイトを乗じて合算する等して得た値を採用してもよい。
そして、ダンパ制御装置Eは、上記実施形態のS7、S8と同様に、電流値Iを求め、減衰力調整部4へ電流を供給する(S30、S31)。
また、ダンパDの加速時において、ダンパ速度Vdに乗算値kを乗算して制御用ダンパ速度Vcを求めるのではなく、1以上の値をもつ加算値を求めて、ダンパ速度Vdに当該加算値を加算して制御用ダンパ速度Vcを求めるようにしてもよい。
また、速度変換部2は、ダンパ速度Vdが減速している場合にダンパ速度Vdを制御用ダンパ速度Vcへと変換した結果、ダンパ速度Vdの符号と制御用ダンパ速度Vcの符号とが異なる場合は、制御用ダンパ速度Vcを0としているが、ダンパ速度Vdと符号が一致する所定値とするようにしてもよい。これによれば、制御用ダンパ速度Vcを0とする場合と同様に、ダンパDが減速してダンパ速度Vdが0に近づいた場合において、制御用ダンパ速度Vcの符号が反転した状態で制御用ダンパ速度Vcの絶対値が大きくなってダンパDが発生する減衰力が大きくなってしまうことを防止できる。所定値は、0に近い小さな値に設定しておくと、減衰力のヒステリシスを小さくするうえで有利である。また、所定値は、ダンパ速度Vdに応じて変化する値であってもよい。
本願は2013年4月25日に日本国特許庁に出願された特願2013−091885に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (9)

  1. 車両におけるばね上部材とばね下部材との間に介装されるダンパの減衰力をダンパ速度に基づいて制御するダンパ制御装置であって、
    前記ダンパ速度を制御用ダンパ速度に変換する速度変換部を備え、
    前記速度変換部は、前記ダンパが加速している場合には、前記制御用ダンパ速度と前記ダンパ速度との符号が一致するようにするとともに、前記制御用ダンパ速度の絶対値が前記ダンパ速度の絶対値以上となるように前記ダンパ速度を変換し、前記ダンパが減速している場合には、前記制御用ダンパ速度と前記ダンパ速度との符号が一致するようにするとともに、前記制御用ダンパ速度の絶対値が前記ダンパ速度の絶対値以下となるように前記ダンパ速度を変換し、
    前記速度変換部で求めた前記制御用ダンパ速度を用いて前記ダンパの減衰力を制御するダンパ制御装置。
  2. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、ダンパ加速度に基づいて前記ダンパ速度を変換するダンパ制御装置。
  3. 請求項2に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、前記ダンパ加速度が大きいほど、大きくダンパ速度を変換するダンパ制御装置。
  4. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、前記ダンパ速度が減速している場合に前記ダンパ速度を前記制御用ダンパ速度に変換した結果、前記ダンパ速度の符号と前記制御用ダンパ速度の符号とが異なる場合は、前記制御用ダンパ速度を前記ダンパ速度と符号が一致する所定値または0とするダンパ制御装置。
  5. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、前記ダンパが加速しているか減速しているかを判断する加減速判断部を備え、前記加減速判断部が前記ダンパが減速していると判断した場合は、前記ダンパ速度から減算値を減算して前記制御用ダンパ速度を求めるダンパ制御装置。
  6. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、
    前記ダンパが加速しているか減速しているかを判断する加減速判断部と、
    前記ダンパが加速している場合に前記ダンパ速度に乗算すべき乗算値を求める乗算値演算部と、
    前記ダンパが減速している場合に前記ダンパ速度から減算すべき減算値を求める減算値演算部と、
    前記加減速判断部が前記ダンパが加速していると判断した場合は、前記ダンパ速度に前記乗算値を乗じて前記制御用ダンパ速度を求め、前記ダンパが減速していると判断した場合は、前記ダンパ速度から前記減算値を減算して前記制御用ダンパ速度を求める制御用ダンパ速度演算部と、
    を備えるダンパ制御装置。
  7. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、
    前記ダンパが加速しているか減速しているかを判断する加減速判断部と、
    前記ダンパが加速している場合に前記ダンパ速度に乗算すべき乗算値を求める乗算値演算部と、
    前記ダンパが減速している場合に前記ダンパ速度に乗算すべき0以上1以下の減速用乗算値を求める減速用乗算値演算部と、
    前記加減速判断部が前記ダンパが加速していると判断した場合は、前記ダンパ速度に前記乗算値を乗じて前記制御用ダンパ速度を求め、前記ダンパが減速していると判断した場合は、前記ダンパ速度に前記減速用乗算値を乗算して前記制御用ダンパ速度を求める制御用ダンパ速度演算部と、
    を備えるダンパ制御装置。
  8. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    前記速度変換部は、
    前記ダンパが加速しているか減速しているかを判断する加減速判断部と、
    前記ダンパが加速している場合に前記ダンパ速度に乗算すべき乗算値を求める乗算値演算部と、
    前記ダンパが減速している場合に前記ダンパ速度から減算すべき減算値を求める減算値演算部と、
    前記ダンパが減速している場合に前記ダンパ速度に乗算すべき0以上1以下の減速用乗算値を求める減速用乗算値演算部と、
    前記加減速判断部が前記ダンパが加速していると判断した場合は、前記ダンパ速度に前記乗算値を乗じて前記制御用ダンパ速度を求め、前記ダンパが減速していると判断した場合は、前記ダンパ速度から前記減算値を減算して第一制御用ダンパ速度を求めるとともに前記ダンパ速度に前記減速用乗算値を乗算して第二制御用ダンパ速度を求めて、前記第一制御用ダンパ速度と前記第二制御用ダンパ速度とに基づいて前記制御用ダンパ速度を求める制御用ダンパ速度演算部と、
    を備えるダンパ制御装置。
  9. 請求項1に記載のダンパ制御装置であって、
    ダンパ速度が低速領域にある際の減衰係数が高速領域にある際の減衰係数よりも高くなるように前記ダンパの減衰力を制御する場合には、前記制御用ダンパ速度を用いて前記ダンパの減衰力を制御するダンパ制御装置。
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