JP6326983B2 - 運転支援システム及び運転支援方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、減速伝播の予測精度を向上させることが可能な、運転支援システム及び運転支援方法を提供することを目的とする。
ここで、支援対象車両に対する運転支援制御が必要であるか否かの判断は、支援対象車両が走行する道路の交通状況と予測した減速行動とから行う。
これにより、車群内の先行車の減速により発生した減速波の後続車への伝播である減速伝播の予測精度を向上させることが可能となる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、第一実施形態と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
図1中に示すように、運転支援システムSは、車載装置1と、情報作成・配信装置2を備える。
車載装置1は、各車両C(運転支援システムSが行う支援の対象となる一台の車両である支援対象車両SC、複数台の他車両OC)が搭載する。なお、車載装置1の詳細な構成は、後述する。また、図1中では、支援対象車両SCが搭載する車載装置1を符号「1a」で示し、他車両OCが搭載する車載装置1を符号「1b」で示す。また、他車両OCが搭載する車載装置1bの構成は、支援対象車両SCが搭載する車載装置1aの構成と同様の構成である。
また、情報作成・配信装置2は、無線通信路等で形成する通信路を介して、複数台の車両が個別に備える車載装置1と、車両感知器6と、交通情報センター8と、情報信号(情報)の送信または受信を行なう。
車両感知器6は、路上において、例えば、信号機等に取り付けてあり、下方を通過する車両の存在を感知する。また、車両感知器6は、感知した車両の存在(単位時間当たりに感知した車両の台数等)を含む情報信号を、交通管理センター4へ出力する。すなわち、車両感知器6は、交通量を示す情報を、交通管理センター4へ出力する。
交通情報センター8は、交通情報(例えば、道路の交通量や渋滞情報)を含む情報信号を、交通管理センター4へ出力する。
図1及び図2を参照して、車載装置1の構成について説明する。
車載装置1は、車両情報検出部10と、車両情報取得部12と、走行状態記憶部14と、車両側通信部16と、運転支援制御部18と、支援制御コントローラ20を備える。
車両情報検出部10は、GPSセンサ22と、車速センサ24と、カメラ26と、点灯検出部28と、レーダ30と、車間距離算出部32と、アクセル操作量検出部34と、ブレーキ操作量検出部36を備える。
カメラ26は、車両Cの前方(車両前後方向前方)を撮像した画像を含む情報信号を生成する。なお、以降の説明では、カメラ26が撮像した画像を含む情報信号を、「前方画像信号」と記載する場合がある。そして、カメラ26は、生成した前方画像信号を、点灯検出部28に出力する。
走行状態記憶部14は、車両情報取得部12から車両状態データ信号の入力を受ける。そして、走行状態記憶部14は、車両状態データ信号が含む各種のデータを、自車位置信号が含む車両Cの位置と関連付けて記憶する。
そして、車両側通信部16は、走行状態記憶部14から取得した各種のデータを含む情報信号を、交通管理センター4に出力する。なお、以降の説明では、走行状態記憶部14から取得した各種のデータを含む情報信号を、「車両側データ信号」と記載する場合がある。
また、車両側通信部16は、交通管理センター4から、後述する支援制御信号または非支援信号の入力を受ける。そして、入力を受けた支援制御信号または非支援信号を、運転支援制御部18に出力する。なお、支援制御信号及び非支援信号に関する説明は、後述する。また、支援制御信号または非支援信号の入力は、予め設定した間隔で受ける。
支援制御コントローラ20は、駆動力コントローラ38と、制動力コントローラ40と、提示情報コントローラ42を備える。
提示情報コントローラ42は、車両Cが備える情報提供装置(例えば、カーナビゲーションシステム)や電装系(例えば、ブレーキランプ)の動作を制御するものであり、駆動力コントローラ38と同様、マイクロコンピュータで構成する。また、提示情報コントローラ42は、運転支援制御部18から入力を受けた加減速指令値信号が含む駆動力指令値や制動力指令値を用いて、情報提供装置や電装系の動作を制御する運転支援制御を行う。
制御I.駆動力指令値や制動力指令値が、車両Cを減速させる値である場合、情報提供装置から、運転者の意図に関わらず運転支援システムSで自車両を減速させる内容を含む情報を出力する制御。なお、運転支援システムSで自車両を減速させる内容を含む情報とは、例えば、車室内へ出力する音声や、画面上へ表示する文字である。
制御II.駆動力指令値や制動力指令値が、車両Cを減速させる値である場合、後続車が備える情報提供装置に対し、直近の先行車が減速する内容を含む情報信号を出力する制御。
制御III.駆動力指令値や制動力指令値が、車両Cを減速させる値である場合、自車両が備えるブレーキランプに対し、点灯開始時には明るさを抑え、点灯を開始してから時間が経過するにつれて明るさを増加させる制御。
また、運転支援制御部18は、運転者の意図に関わらず運転支援システムSにより車両Cを減速させる場合に、後続車に対し、後続車の急激な減速を抑制するための情報を後続車の乗員に報知する情報提供機能を有する。すなわち、運転支援制御部18は、後続車の減速を緩やかにするための情報として、支援対象車両SCの減速を後続車に報知する情報提供機能を有する。
図1及び図2を参照して、情報作成・配信装置2の構成について説明する。
情報作成・配信装置2は、走行履歴データベース44と、減速特性抽出部46と、減速特性データベース48と、減速パターン予測部50と、交通渋滞予測部52と、第一制御必要性判断部54と、第二制御必要性判断部56と、制御信号生成部58を備える。なお、図中及び以降の説明では、走行履歴データベース44を「走行履歴DB44」と示し、減速特性データベース48を「減速特性DB48」と示す場合がある。
ここで、減速パターン変化要因とは、例えば、天候、道路環境、走行中の車両内から見える景観、昼間や夜間等の時間帯であり、以下に記載する例がある。
道路環境による減速パターンの変化とは、例えば、幅員の狭い道路の走行時は幅員の広い道路の走行時よりも減速を開始する時間が早くなる、幅員の広い道路の走行時は幅員の狭い道路の走行時よりも減速度が低下する、等の変化である。
時間帯による減速パターンの変化とは、例えば、夜間の走行時は昼間の走行時よりも減速を開始する時間が早くなる、昼間の走行時は夜間の走行時よりも減速度が低下する、等の変化である。
また、減速特性DB48は、減速特性抽出部46が、減速パターン変化要因に応じて複数のカテゴリー毎に抽出した減速特性を、複数台の車両Cに対して個別に記憶して蓄積する。すなわち、減速特性DB48は、運転者毎に、減速行動の変化要因に応じて異なる複数の減速操作に関する情報を蓄積している。
また、減速パターンの予測は、減速パターン変化要因に応じて、減速特性DB48に蓄積している複数のカテゴリー毎の減速特性から、減速パターン変化要因に適合するデータを選択して行う。すなわち、減速パターン予測部50は、変化要因に応じて異なる減速特性から、減速行動を予測する。
そして、交通渋滞予測部52は、入力を受けた情報信号が含む交通量と交通情報を用いて、渋滞の発生が推定される地点である渋滞ポイントを予測する処理を行う。さらに、交通渋滞予測部52は、予測した渋滞ポイントを含む情報信号を、第一制御必要性判断部54に出力する。なお、以降の説明では、渋滞ポイントを含む情報信号を、「渋滞ポイント信号」と記載する場合がある。
さらに、第二制御必要性判断部56は、運転支援の必要があるか否かの判断結果を含む情報信号を、制御信号生成部58に出力する。なお、以降の説明では、第二制御必要性判断部56による運転支援の必要があるか否かの判断結果を含む情報信号を、「第二判断結果信号」と記載する場合がある。また、第二制御必要性判断部56が行う処理の説明は、後述する。
なお、制御信号生成部58が行う処理の説明は、後述する。
図1及び図2を参照しつつ、図3及び図4を用いて、減速特性抽出部46が行う処理について説明する。
図3中に示すように、減速特性抽出部46が処理を開始(START)すると、まず、ステップS101の処理を行う。
ステップS101では、走行履歴DB44から、蓄積している走行履歴データを読み込む処理(図中に示す「走行履歴データ読み込み」)を行う。ステップS101において、走行履歴DB44から走行履歴データを読み込む処理を行うと、減速特性抽出部46が行なう処理は、ステップS102へ移行する。
ステップS102において、先行車が存在する(図中に示す「Yes」)と判定した場合、減速特性抽出部46が行なう処理は、ステップS103へ移行する。
ステップS103では、ステップS101で読み込んだデータから、過去の走行時に、支援対象車両SCの前方を走行している他車両OC(先行車)が減速したか否かを判定する処理(図中に示す「先行車が減速」)を行う。
一方、ステップS103において、先行車が減速していない(図中に示す「No」)と判定した場合、減速特性抽出部46が行なう処理を終了(END)する。
ステップS104では、ステップS101で読み込んだデータから、過去の走行時に、支援対象車両SCが減速したか否かを判定する処理(図中に示す「自車両が減速」)を行う。
一方、ステップS104において、支援対象車両SCが減速していない(図中に示す「No」)と判定した場合、減速特性抽出部46が行なう処理を終了(END)する。
ステップS105では、ステップS101で読み込んだデータから、過去の走行時に減速した先行車のデータを抽出する処理(図中に示す「先行車データ抽出」)を行う。ステップS105において、過去の走行時に減速した先行車のデータを抽出する処理を行うと、減速特性抽出部46が行なう処理は、ステップS106へ移行する。
ステップS106では、ステップS101で読み込んだデータから、過去の走行時に先行車の後方で減速した支援対象車両SCのデータを抽出する処理(図中に示す「自車両データ抽出」)を行う。ステップS106において、過去の走行時に先行車の後方で減速した支援対象車両SCのデータを抽出する処理を行うと、減速特性抽出部46が行なう処理は、ステップS107へ移行する。
ステップS107では、ステップS105及びステップS106で抽出したデータから、先行車及び支援対象車両SCの減速特性をマップ化する処理(図中に示す「減速特性マップ化」)を行う。ステップS107において、先行車及び支援対象車両SCの減速特性をマップ化する処理を行うと、減速特性抽出部46が行なう処理は、ステップS108へ移行する。
ステップS108では、ステップS107でマップ化した減速特性を含む減速特性信号を減速特性DB48に出力し、ステップS107でマップ化した減速特性を減速特性DB48に書き込む処理(図中に示す「減速特性書き込み」)を行う。
ステップS108において、マップ化した減速特性を減速特性DB48に書き込む処理を行うと、減速特性抽出部46が行なう処理を終了(END)する。
図1から図4を参照しつつ、図5を用いて、減速パターン予測部50が行う処理について説明する。
図4中に示すように、減速パターン予測部50が行う処理を開始(START)すると、まず、ステップS201の処理を行う。
ステップS201では、各車両Cから入力を受けた車両側データ信号から、各車両Cの現在の走行状態を示すデータ(走行データ)を読み込む処理(図中に示す「車両データ読み込み」)を行う。ステップS201において、各車両Cの現在の走行データを読み込む処理を行うと、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS202へ移行する。
具体的に、ステップS202では、支援対象車両SCに対して、同一の車線上で前方の所定の車頭時間(time‐headway)以内に他車両が存在するか否かを判断し、先行車の存在の有無を判定する。
一方、ステップS202において、先行車が存在しない(図中に示す「No」)と判定した場合、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS212へ移行する。
ステップS203では、ステップS201で読み込んだデータから、現在の走行時において、支援対象車両SCの前方を走行している直近の他車両OCよりも前方に、他車両OCが存在するか否かを判定する処理を行う。そして、直近の他車両OCよりも前方に存在する他車両OCが途切れる(例えば、所定の車間距離内に他車両が存在しなくなる)まで、直近の他車両OCよりも前方に他車両OCが存在するか否かを判定する処理を繰り返す。これにより、ステップS203では、支援対象車両SCの前方を走行している他車両OCの台数を計測する処理(図中に示す「先行車台数カウント」)を行う。ステップS203において、支援対象車両SCの前方を走行している他車両OCの台数を計測する処理を行うと、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS204へ移行する。
ステップS204において、ステップS203で台数を計測した全ての他車両OC中に、減速した車両が存在する(図中に示す「Yes」)と判定した場合、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS205へ移行する。
ステップS205では、ステップS204で減速したと判定した先行車のうち、支援対象車両SCに最も近い先行車を検出する。さらに、支援対象車両SCに最も近い減速した先行車と支援対象車両SCとの間に存在する他車両OCの台数を計測する処理(図中に示す「車間台数をカウント」)を行う。ステップS205において、減速した先行車と支援対象車両SCとの間に存在する他車両OCの台数を計測する処理を行うと、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS206へ移行する。
ステップS207では、ステップS206で減速特性を読み込んだ対象車に対し、減速行動を予測する処理(図中に示す「対象車の減速行動予測」)を行う。ステップS207において、対象車の減速行動を予測する処理を行うと、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS208へ移行する。
ステップS208において、ステップS206及びS207の処理を、ステップS205で台数を計測した全ての他車両OCに実施している(図中に示す「Yes」)と判定した場合、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS209へ移行する。
ステップS209では、支援対象車両SCに対し、減速行動を予測する処理(図中に示す「自車両の減速行動予測」)を行う。ステップS209において、自車両の減速行動を予測する処理を行うと、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS210へ移行する。
一方、ステップS210において、自車両が減速した際に、自車両の減速度が後続車の減速度以上となる(図中に示す「No」)と判定した場合、減速パターン予測部50が行なう処理は、ステップS212へ移行する。
図1から図5を参照しつつ、図6を用いて、第二制御必要性判断部56が行う処理について説明する。
図6中に示すように、第二制御必要性判断部56が行う処理を開始(START)すると、まず、ステップS301の処理を行う。
ステップS301では、第一制御必要性判断部54から入力を受けた第一判断結果信号が含む判断結果を読み込む処理を行う。すなわち、ステップS301では、交通状況に基づく運転支援の必要性の判断結果を示すフラグを読み込む処理(図中に示す「運転支援必要性判断(交通状況)フラグ読み込み」)を行う。ステップS301において、交通状況に基づく運転支援の必要性の判断結果を示すフラグを読み込む処理を行うと、第二制御必要性判断部56が行なう処理は、ステップS302へ移行する。
ステップS303において、ステップS301で読み込んだフラグがON(「1」)に設定されている(図中に示す「Yes」)と判定した場合、第二制御必要性判断部56が行なう処理は、ステップS304へ移行する。
ステップS304では、ステップS302で読み込んだフラグがON(「1」)に設定されているか否かを判定する処理(図中に示す「運転支援必要性判断(減速)=1」)を行う。
一方、ステップS304において、ステップS302で読み込んだフラグがOFF(「0」)に設定されている(図中に示す「No」)と判定した場合、第二制御必要性判断部56が行なう処理は、ステップS306へ移行する。
以上説明したように、第二制御必要性判断部56は、支援対象車両SCが走行する道路の交通状況と、減速パターン予測部50が予測した他車両OCの減速行動から、支援対象車両SCに対する運転支援制御が必要であるか否かを判断する。
図1から図6を参照しつつ、図7を用いて、制御信号生成部58が行う処理について説明する。
図7中に示すように、制御信号生成部58が行う処理を開始(START)すると、まず、ステップS401の処理を行う。
ステップS402において、ステップS401で読み込んだフラグがON(「1」)に設定されている(図中に示す「Yes」)と判定した場合、制御信号生成部58が行なう処理は、ステップS403へ移行する。
ステップS403では、予測減速パターン信号が含む減速パターンから、支援対象車両SCの前方を走行している直近の他車両OC(先行車)の減速パターン、すなわち、先行車の減速状態におけるパラメータの予測値を抽出する。そして、支援対象車両SCの前方を走行している先行車に対し、先行車の減速状態におけるパラメータの予測値から、減速状態におけるパラメータを算出する処理を行う。ここで、減速状態におけるパラメータは、減速時の最低速度と、減速を開始してから最低速度に到達するまでの経過時間である。
すなわち、先行車の減速状態におけるパラメータの予測値と、先行車の減速状態におけるパラメータの実測値との偏差を算出する処理(図中に示す「予測値と実測値との偏差を算出」)を行う。ステップS405において、先行車の減速状態におけるパラメータの、予測値と実測値との偏差を算出する処理を行うと、制御信号生成部58が行なう処理は、ステップS406へ移行する。
次に、図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、第一実施形態の運転支援システムSを用いて行なう動作を説明する。
図8中に示すように、運転支援システムSを用いて行なう動作を開始(START)すると、まず、ステップS501において、各車両Cから交通管理センター4に車両側データ信号を出力(図中に示す「車両側データ信号出力」)する処理を行う。ステップS501において、各車両Cから交通管理センター4に車両側データ信号を出力する処理を行うと、運転支援システムSを用いて行なう動作は、ステップS502へ移行する。
なお、上述した減速パターン予測部50、第一制御必要性判断部54、第二制御必要性判断部56は、運転支援制御必要性判断部に対応する。
また、上述した提示情報コントローラ42は、後続車対象情報提供部に対応する。
また、上述したように、第一実施形態の運転支援システムSの動作で実施する運転支援方法では、予測対象車両の減速行動を、予測対象車両の運転者が過去に行った減速操作に基づいて予測する。そして、支援対象車両SCに対する運転支援制御が必要であると判断すると、先行する他車両OCから支援対象車両SCに伝播する減速波を吸収するように、運転者への情報提供及び支援対象車両SCの減速状態の制御のうち少なくとも一方を運転支援制御として行う。
なお、上述した第一実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
第一実施形態の運転支援システムSであれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)減速パターン予測部50が、予測対象車両の運転者が過去に行った減速操作に基づいて、予測対象車両の減速行動を予測する。さらに、運転支援制御必要性判断部が、支援対象車両SCが走行する道路の交通状況と、減速パターン予測部50が予測した予測対象車両の減速行動から、支援対象車両SCに対する運転支援制御が必要であるか否かを判断する。
その結果、減速伝播を早期に推定して、車群内の先行車の減速に行う支援対象車両SCに対する減速等の運転支援制御を、早期に実施することが可能となる。
さらに、減速パターン予測部50が予測した減速行動により早期に推定した減速伝播に応じて、車群内の先行車が減速を開始してから支援対象車両SCに対する減速状態の運転支援制御を開始するまでの経過時間を、短縮することが可能となる。
また、支援対象車両SCに対する運転支援制御で実施する減速を緩やかな減速として、後続車に緩やかな減速を促すことが可能となるため、車群全体の減速行動を円滑化することが可能となる。
その結果、支援対象車両SCの減速状態を、予測対象車両の減速行動に応じた状態に制御することが可能となる。
その結果、複数の車両Cから収集した情報を蓄積している減速特性DB48から取得したデータを用いて、減速パターン予測部50が、予測対象車両の減速行動を予測することが可能となる。
その結果、天候や時間帯等により変化する減速特性に応じて、車群の走行時における予測対象車両の減速行動を予測することが可能となるため、減速行動の予測精度を向上させることが可能となる。
その結果、支援対象車両SCの乗員に対し、運転者の意図に関わらず運転支援システムSにより支援対象車両SCを減速させている状況を認識させることが可能となるため、支援対象車両SCの乗員が受ける違和感を低減させることが可能となる。
その結果、後続車の乗員に対し、支援対象車両SCを減速させている状況を認識させることが可能となるため、後続車の運転者が急激な減速動作を行う可能性を低減させることが可能となる。
その結果、立ち上がりが緩やかに点灯するブレーキランプを視認した後続車の乗員に対し、支援対象車両SCを減速させている状況を認識させることが可能となるため、後続車の運転者が急激な減速動作を行う可能性を低減させることが可能となる。
その結果、減速伝播を早期に推定して、車群内の先行車の減速に行う支援対象車両SCに対する減速等の運転支援制御を、早期に実施することが可能となる。
さらに、予測した予測対象車両の減速行動により早期に推定した減速伝播に応じて、車群内の先行車が減速を開始してから支援対象車両SCに対する減速状態の運転支援制御を開始するまでの経過時間を、短縮することが可能となる。
また、支援対象車両SCに対する運転支援制御で実施する減速を緩やかな減速として、後続車に緩やかな減速を促すことが可能となるため、車群全体の減速行動を円滑化することが可能となる。
(1)第一実施形態では、運転支援システムSの構成を、情報作成・配信装置2が、走行履歴データベース44と、減速特性抽出部46と、減速特性データベース48を備える構成とした。これに加え、情報作成・配信装置2が、減速パターン予測部50と、交通渋滞予測部52と、第一制御必要性判断部54と、第二制御必要性判断部56と、制御信号生成部58を備える構成としたが、これに限定するものではない。
すなわち、図10中に示すように、運転支援システムSの構成を、クラウドサーバCSが構成するインターネット上(インターネットクラウド上)で、情報作成・配信装置2が有する機能を実施する構成としてもよい。
Claims (8)
- 先行する複数の他車両のうち減速を開始した他車両と支援対象車両との間で走行している車両である予測対象車両の減速行動を、前記予測対象車両の運転者が過去に行った減速操作に基づいて予測する減速パターン予測部と、
前記支援対象車両が走行する道路の交通状況と前記予測した減速行動とから、前記支援対象車両に対する運転支援制御が必要であるか否かを判断する運転支援制御必要性判断部と、
前記運転支援制御が必要であると判断すると、先行する他車両から前記支援対象車両に伝播する減速波を吸収するように、運転者への情報提供及び前記支援対象車両の減速状態の制御のうち少なくとも一方を前記運転支援制御として行う運転支援制御部と、を備え、
前記減速パターン予測部は、前記支援対象車両の後続車のうち予め設定した台数の後続車を対象の車両として設定し、さらに、前記対象の車両として設定した後続車の減速行動を予測することを特徴とする運転支援システム。 - 前記運転支援制御部は、前記予測した減速行動と前記予測対象車両の実際の減速行動との差異に応じて、前記運転支援制御の内容を補正することを特徴とする請求項1に記載した運転支援システム。
- 前記減速パターン予測部は、前記予測対象車両の運転者が過去に行った減速操作を、前記過去に行った減速操作に関する情報を運転者毎に蓄積している減速特性データベースから取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した運転支援システム。
- 前記減速特性データベースは、前記運転者毎に、前記減速行動の変化要因に応じて異なる複数の減速操作に関する情報を蓄積しており、
前記減速パターン予測部は、前記減速特性データベースから前記変化要因に応じた減速操作に関する情報を取得することを特徴とする請求項3に記載した運転支援システム。 - 前記運転支援制御部は、前記減速状態の制御状況を前記支援対象車両の乗員に報知して、前記支援対象車両の運転者への情報提供を前記運転支援制御として行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載した運転支援システム。
- 前記運転支援制御部は、前記支援対象車両に後続して走行する後続車の減速を緩やかにするための情報として支援対象車両の減速を前記後続車に報知して、前記後続車の運転者への情報提供を前記運転支援制御として行うことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した運転支援システム。
- 前記運転支援制御部は、前記支援対象車両が備えるブレーキランプ点灯の立ち上がりを緩やかな変化に制御して、前記支援対象車両の減速を前記後続車に報知することを特徴とする請求項6に記載した運転支援システム。
- 先行する複数の他車両のうち減速を開始した他車両と支援対象車両との間で走行している車両である予測対象車両の減速行動を、前記予測対象車両の運転者が過去に行った減速操作に基づいて予測し、
前記支援対象車両が走行する道路の交通状況と前記予測した減速行動とから、前記支援対象車両に対する運転支援制御が必要であると判断すると、先行する他車両から前記支援対象車両に伝播する減速波を吸収するように、運転者への情報提供及び前記支援対象車両の減速状態の制御のうち少なくとも一方を前記運転支援制御として行い、
前記支援対象車両の後続車のうち予め設定した台数の後続車を対象の車両として設定し、さらに、前記対象の車両として設定した後続車の減速行動を予測することを特徴とする運転支援方法。
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