JP6321458B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明の空気入りタイヤによれば、ウェットブレーキ性能および操縦安定性を向上させることができる。
さらに、本発明の空気入りタイヤでは、タイヤ赤道線が、前記第1傾斜溝の前記他端と、前記第1サイプの前記他端との間に位置している。この構成によれば、操縦安定性および排水性をさらに向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、タイヤとも称す)1のトレッドパターンを示す、展開図である。図示の例のタイヤ1は、乗用車用であって、図示を省略するが、ビード部間にトロイダル状に延びるラジアル構造を有するカーカスと、トレッド部のカーカスのタイヤ径方向外側に配設されるベルトと、ベルトのタイヤ径方向外側に配設されて、トレッド踏面を形成するトレッドゴムと、を備えている。
なお、図示の主溝2は、タイヤ周方向に直線状に延びているが、ジグザグ状、波状に延びる延在形態にすることができる。また、図示の例では、主溝2の間に第1陸部3、および第1陸部3よりも幅が狭い第2陸部31の2列の陸部を配設しているが、陸部の数、陸部の幅など任意に変更することができる。
なお、このタイヤ1では、図示するように、各溝によって形成される角の先端は、摩耗点となる虞があるため、面取り等することにより各溝間の連結を滑らかにすることができる。
また、第1サイプ5は、タイヤ周方向に対して延びる角度(延在角度)が異なり、且つ、第1サイプ5の一端5a側から順にそれぞれが連結した、第1サイプ部分51から第nサイプ部分(2≦n)までで構成されている。
さらに、第1サイプ5の第nサイプ部分(図示の例では第2サイプ部分52)は、第1サイプ5の他端5bに形成される角部付近の耐摩耗性を向上させつつ、タイヤ周方向に隣り合う、第1傾斜溝4および第1サイプ5で挟まれるブロック状陸部部分の、タイヤ幅方向に対する剛性を十分に確保する観点からは、タイヤ周方向に対して、0〜45°の範囲で傾斜することが好ましい。
なお、上記角度は、鋭角側の角度をいうものとする。
この構成によれば、第1傾斜溝4と第1サイプ部分51とで形成される角部Cαは、第1サイプ部分51と第2サイプ部分52とで形成される角部Cβよりも剛性が低くなる。したがって、角部Cαは、剛性が相対的に低いので、トレッド踏面に対して力が付加された際に、隣接する第1傾斜溝4内にも倒れ込みやすくなることで、第1サイプ5によるエッジ効果を向上させることができ、それゆえにウェットブレーキ性能を向上させることができる。また、角部Cβは、剛性が相対的に高いので、タイヤ転動時に力が付加されて角部Cβとそれに向かい合う陸部とで当接した際にも倒れ込みしにくく、それゆえに操縦安定性をさらに向上させることができる。
なお、図示の例では、第1傾斜溝4、第1サイプ部分51および第2サイプ部分52がそれぞれ連結してジグザグ状になり、角度αを有する角部Cαと角度βを有する角部Cβとがタイヤ周方向で逆方向に凸となっている。
また、図示するように、第1サイプ部分51と第2サイプ部分52との連結部は、第1サイプ5の一端5a(第1サイプ部分51の一端5a)よりも他方側(図1および2では右側)に位置することが好ましい。これによれば、角部Cαの角度αが小さくなり、角部Cαの剛性が低くなりすぎるのを防止することができる。
この構成によれば、タイヤ赤道線CLが位置する部分で、タイヤ1の路面に対する接地圧が最も高くなるところ、タイヤ赤道線CLの位置が、第1陸部3の陸部剛性が高い第1傾斜溝4の他端4bと、第1サイプ5の他端5bとの間にあることにより、操縦安定性をより十分確保することができる。また、タイヤ赤道線CL付近が位置する部分は、トレッド踏面においてタイヤ周方向の接地長さが長いので、第1傾斜溝4の他端4bと、第1サイプ5の他端5bとの間にタイヤ赤道線CLが位置することで、排水性ひいてはウェットブレーキ性能をより向上させることができる。
具体的には、第2傾斜溝6は、一端6aが、第2陸部31に隣接する一方側の主溝21に開口し、他端6bが当該第2陸部31内で終端している。なお、ここでいう「第2陸部に隣接する一方側の主溝」の「一方側」と、前記した「第1陸部に隣接する一方側の主溝」の「一方側」とは、タイヤ幅方向の向きとして必ずしも同じである必要はなく、本実施形態では異なっている。後述の「他方側」も同様である。
また、図示の例では、第2サイプ7は、第1サイプ5とは異なり一つのサイプ部分で構成されているが、複数のサイプ部分で構成することもできる。
また、図示の例では、排水性の観点から、第2傾斜溝6の一端6aが主溝21に開口し、第2サイプ7の他端7bは、主溝23に開口しているが、逆に開口させることもできる。また、図示の例では、排水性の観点から、第1傾斜溝4が開口する主溝21に第2傾斜溝6が開口している(換言すれば、主溝21を介して各傾斜溝が隣り合っている)が、第1陸部3と第2陸部31とのそれぞれにおける傾斜溝とサイプの配置関係を替えて、第1サイプ5が開口する主溝21に第2サイプ7が開口する(換言すれば、主溝21を介して各サイプが隣り合う)ように配置することもできる。
また、第2サイプ7は、その他端7bに形成される角部付近の耐摩耗性を向上させつつ、タイヤ周方向に隣り合う、第2傾斜溝6および第2サイプ7で挟まれるブロック状陸部部分の、タイヤ幅方向に対する剛性を十分に確保する観点からは、タイヤ周方向に対して、0〜45°の範囲で傾斜することがより好ましい。
なお、上記角度は、鋭角側の角度をいうものとする。
2、21、22、23:主溝
3:第1陸部
31:第2陸部
32:ショルダー陸部
4:第1傾斜溝
4a:(第1傾斜溝の)一端
4b:(第1傾斜溝の)他端
5:第1サイプ
5a:(第1サイプの)一端
5b:(第1サイプの)他端
51:第1サイプ部分
52:第2サイプ部分
6:第2傾斜溝
6a:(第2傾斜溝の)一端
6b:(第2傾斜溝の)他端
7:第2サイプ
7a:(第1サイプの)一端
7b:(第2サイプの)他端
Cα、Cβ、Cγ:角部
CL:タイヤ赤道線
α、β、γ:角度
Claims (4)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも2本の主溝と、2本の当該主溝間に区画される第1陸部とを備える空気入りタイヤであって、
前記第1陸部に、一端が当該第1陸部に隣接する一方側の前記主溝に開口し、他端が当該第1陸部内で終端する、タイヤ周方向に対して傾斜する第1傾斜溝が配設され、
さらに、前記第1陸部に、一端が前記傾斜溝に開口し、他端が前記第1陸部に隣接する他方側の前記主溝に開口する、第1サイプが配設され、
前記第1サイプは、タイヤ周方向に対して延びる角度が異なり、且つ、前記第1サイプの一端側から順にそれぞれが連結した、第1サイプ部分から第nサイプ部分(2≦n)までで構成され、
タイヤ赤道線が、前記第1傾斜溝の前記他端と、前記第1サイプの前記他端との間に位置することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記第1サイプが、第1サイプ部分および第2サイプ部分で構成され(n=2)、前記第1傾斜溝および前記第1サイプ部分がなす角度αが、当該第1サイプ部分および前記第2サイプ部分がなす角度βよりも小さい、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも2本の主溝と、2本の当該主溝間に区画される第1陸部とを備える空気入りタイヤであって、
前記第1陸部に、一端が当該第1陸部に隣接する一方側の前記主溝に開口し、他端が当該第1陸部内で終端する、タイヤ周方向に対して傾斜する第1傾斜溝が配設され、
さらに、前記第1陸部に、一端が前記傾斜溝に開口し、他端が前記第1陸部に隣接する他方側の前記主溝に開口する、第1サイプが配設され、
前記第1サイプは、タイヤ周方向に対して延びる角度が異なり、且つ、前記第1サイプの一端側から順にそれぞれが連結した、第1サイプ部分および第2サイプ部分で構成され(n=2)、
前記第1傾斜溝および前記第1サイプ部分がなす角度αが、当該第1サイプ部分および前記第2サイプ部分がなす角度βよりも小さく、
トレッド踏面に配設される少なくとも3本の前記主溝によって、前記第1陸部と隣り合う第2陸部がさらに区画され、
前記第2陸部に、一端が当該第2陸部に隣接する一方側の前記主溝に開口し、他端が当該第2陸部内で終端する、タイヤ周方向に対して傾斜する第2傾斜溝が配設され、
前記第2陸部に、一端が前記第2傾斜溝に開口し、他端が、前記第2陸部に隣接する他方側の前記主溝に開口する、第2サイプが配設され、
前記第2傾斜溝および前記第2サイプがなす角度γが、前記角度αよりも大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記第1傾斜溝が開口する一方側の前記主溝は、前記第1サイプが開口する他方側の前記主溝よりも溝幅が大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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