JP6319035B2 - チップ型電子部品収納台紙及びチップ型電子部品収納テープ - Google Patents
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Description
(1)チップ型電子部品収納台紙をテープ状に所定の幅にスリットする。
(2)得られたテープに所定大きさのキャビティと送り孔を形成してチップ型電子部品収納テープを得る。キャビティはチップ型電子部品収納のために用いられる空間であり、送り孔は電子部品充填機及び電子部品実装機において、チップ型電子部品収納テープを移動させる際に用いられる孔である。
(3)前記チップ型電子部品収納テープのキャビティ中にチップ型電子部品を充填する。
(4)チップ型電子部品収納テープの表面(トップ側)にヒートシール法によってトップカバーテープを接着してキャビティを塞ぐ。
(5)トップカバーテープを接着したチップ型電子部品収納テープをカセットリールに巻き付け、チップ型電子部品と共に出荷する。
(6)最終ユーザーにおいてトップカバーテープをチップ型電子部品収納テープ表面から剥がし、キャビティ内に収納されているチップ型電子部品を取り出す。
そこで、通常、チップ型電子部品収納テープとしては、帯電防止性を有するものが使用されている。
帯電防止性を有するチップ型電子部品収納テープとしては、例えば、チップ型電子部品収納テープを構成する紙基材の裏面に導電層が設けられたものが知られている(特許文献1)。
しかし、紙基材の裏面に導電層を設けた特許文献1に記載のチップ型電子部品収納テープでは、トラバース巻きすると、横滑りして巻き崩れが起こることがあった。特に、エンボス加工によって凹状のキャビティをチップ型電子部品収納テープに形成した場合には、巻き崩れがより起こりやすかった。
[1]紙基材と、該紙基材の一方の面に設けられた導電層とを備えるチップ型電子部品収納台紙であって、前記導電層は、ガラス転移温度が30℃以下の低ガラス転移温度樹脂と導電性物質とを含有し、前記導電層における前記低ガラス転移温度樹脂の含有割合が40〜95質量%である、チップ型電子部品収納台紙。
[2]前記低ガラス転移温度樹脂が、スチレン−ブタジエン共重合体、及び、アクリル酸アルキルエステル共重合体の少なくとも一方である、[1]に記載のチップ型電子部品収納台紙。
[3]前記導電性物質は、カーボンブラック粒子、及び、酸化チタン粒子の表面にアンチモンドープ酸化錫が覆われた複合粒子の少なくとも一方である、[1]又は[2]に記載のチップ型電子部品収納台紙。
[4]導電性物質がカーボンブラック粒子である場合、導電層における導電性物質の含有割合が1〜20質量%である、[3]に記載のチップ型電子部品収納台紙。
[5]JIS K 6911に準拠し、温度23℃且つ相対湿度50%の環境下にて測定した、導電層の露出面の表面電気抵抗値が1.0×107Ω/□以下であり、且つ、JIS L 1094の半減期測定法に記載された半減期測定装置を用いて、紙基材の露出面にて測定した初期帯電圧が10mV以下である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載のチップ型電子部品収納台紙。
[6][1]〜[5]のいずれか一項に記載のチップ型電子部品収納台紙がテープ体とされ、前記導電層が形成されていない側の面にエンボス加工が施されて、チップ型電子部品を個別に収納するための凹状のキャビティが該テープ体の長手方向に沿って複数形成され、且つ、前記キャビティが形成されていない部分に送り孔が該テープ体の長手方向に沿って複数形成された、チップ型電子部品収納テープ。
本発明のチップ型電子部品収納テープは、帯電防止性を有しながら、トラバース巻きした際の巻き崩れを防止できる。
本発明のチップ型電子部品収納台紙(以下、「収納台紙」と略す。)の一実施形態について説明する。
本実施形態の収納台紙は、紙基材と、該紙基材の一方の面(裏面)に設けられた導電層とを備える。
紙基材は、パルプが抄紙されたものであり、単層抄きのものでもよいし、多層抄きのものでもよい。
紙基材の坪量は、収納台紙として要求される物性を得やすいことから、100〜1500g/m2であることが好ましい。このような坪量範囲にするためには、地合いが取り易いため、多層抄きのものが好ましい。
パルプは叩解されたものでもよいし、叩解されていないものでもよい。
叩解されたパルプにおいては、カナダ・スタンダード・フリーネス(CFS)で250〜560mlであることが好ましい。パルプのCFSが、前記下限値以上であれば、充分な歩留りを確保でき、高密度化による量目損を防ぐことができ、前記上限値以下であれば、強度、特に層間強度が高くなる。
パルプ叩解の際に使用される叩解機としては特に限定されず、ビーター、ジョルダン、デラックス・ファイナー(DF)、ダブル・ディスク・レファイナー(DDR)等が挙げられる。
内添薬品としては、例えば、内添サイズ剤、各種紙力増強剤、濾水歩留り向上剤、耐水化剤、消泡剤、タルク等の填料、染料等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン、ポリアクリルアミド、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、スチレン−イソプレン共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。
表面処理剤に含まれるスチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂は、ガラス転移温度が10〜50℃であることが好ましい。スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂のガラス転移温度が10℃以上であれば、カバーテープを貼り付ける際の貼り付け温度で、充分に繊維間を架橋できる。一方、スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂のガラス転移温度が50℃以下であれば、過剰な架橋を抑制でき、カバーテープを剥離した際の紙基材の破損を防ぎ、破損部でのケバの発生を抑制できる。
表面処理剤にスチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の少なくとも一方が含まれる場合、その塗布量を調整することによってケバ発生の抑制とカバーテープの接着強度を調整できる。スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の乾燥塗布量は、0.01〜0.10g/m2の範囲が好ましい。スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の塗布量が0.01g/m2以上であれば、スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の少なくとも一方を塗布する効果を充分に発現できる。一方、スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の塗布量が0.10g/m2を超えると、スチレン−マレイン酸共重合樹脂及びオレフィン−マレイン酸共重合樹脂の少なくとも一方を塗布する効果が頭打ちとなる。
導電層は、導電性を発現させるための導電性物質と、該導電性物質のバインダとなる低ガラス転移温度樹脂とを含有するものである。
導電性物質としては、カーボン粒子(例えば、カーボンブラック粒子等)、金属粒子(例えば、銀粒子、金粒子等)、導電性金属酸化物粒子(例えば、酸化チタン粒子の表面にアンチモンドープ酸化錫が覆われた複合粒子、アンチモンドープ酸化錫粒子、インジウムドープ酸化錫粒子等)、導電性高分子(例えば、ポリチオフェン等)等が挙げられる。ここで、粒子とは、球状粒子だけでなく、針状粒子も含む。
前記導電性物質のなかでも、収納台紙の帯電防止性をより高くできることから、カーボンブラック粒子、及び、酸化チタン粒子の表面にアンチモンドープ酸化錫が覆われた複合粒子の少なくとも一方が好ましい。
導電層における導電性物質の塗工量は特に制限されないが、0.1〜2.0g/m2が好ましい。導電性物質の塗工量が前記下限値以上であれば、容易に表面電気抵抗値を1.0×107Ω以下にでき、前記上限値以下であれば、テープ状にしたものをトラバース巻きした際の巻き崩れを充分に防止できる。
導電性物質が、酸化チタン粒子の表面にアンチモンドープ酸化錫が覆われた複合粒子である場合には、導電層における導電性物質の含有割合は10〜60質量%であることが好ましく、20〜50質量%であることがより好ましい。
導電層における導電性物質の含有割合が前記下限値以上であれば、充分に高い帯電防止性が得られ、前記上限値以下であれば、テープ状にしたものをトラバース巻きした際の巻き崩れを充分に防止できる。
低ガラス転移温度樹脂は、ガラス転移温度が30℃以下の樹脂である。ここで、ガラス転移温度は、示差熱分析(DSC)によって測定した値である。ガラス転移温度が30℃以下の樹脂は粘着性を有するため、該樹脂を含む導電層は滑りにくいものとなる。低ガラス転移温度樹脂のガラス転移温度は、導電層をより滑りにくくする点では、0℃以下であることが好ましい。
前記低ガラス転移温度樹脂のなかでも、テープ状にしたものをトラバース巻きした際の巻き崩れをより防止できることから、スチレン−ブタジエン共重合体及びアクリル酸アルキルエステル共重合体の少なくとも一方が好ましい。アクリル酸アルキルエステル共重合体は、アクリル酸n−ブチル単位及びアクリル酸2−エチルヘキシル単位の少なくとも一方を有することが好ましい。
導電層には、低ガラス転移温度樹脂及び導電性物質以外の他の成分が含まれてもよい。
他の成分としては、ガラス転移温度が30℃を超える高ガラス転移温度樹脂が挙げられる。高ガラス転移温度樹脂としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、ポリスチレン、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体等が挙げられる。
また、他の成分として、酸化防止剤、熱安定剤等の各種添加剤が含まれてもよい。
本実施形態の収納台紙は、JIS K 6911に準拠し、温度23℃且つ相対湿度50%の環境下にて、裏面(導電層の露出面)で測定した表面電気抵抗値が1.0×107Ω/□以下であることが好ましく、1.0×106Ω/□以下であることがより好ましい。表面電気抵抗値が前記上限値以下であれば、充分に高い帯電防止性を有する収納台紙となる。
また、本実施形態の収納台紙は、JIS L 1094の「半減期測定法」に記載された半減期測定装置を収納台紙表面にて用いて測定した、初期帯電圧が10mV以下であることが好ましく、5mV以下であることがより好ましい。
初期帯電圧は、半減期測定装置(スタチックオネストメーター)を用いて10kVの電圧を一定時間印加した直後の電圧である。初期帯電圧の値が小さい程、印加中にも電気を継続して逃がすことができることを意味する。
収納台紙の初期帯電圧が10mV以下であれば、収納台紙に、電気を通しにくい物質が含まれている場合でも、速やかに放電できるものとなっている。そのため、収納台紙から得たチップ型電子部品収納テープにおいては、トップカバーテープを剥離した際に剥離帯電が起きにくく、例えば、チップ型電子部品がキャビティから飛び出すトラブルを防止できる。
収納台紙は、紙基材の一方の面に導電層を設けることにより得られる。
導電層を設ける方法としては、紙基材の一方の面に、低ガラス転移温度樹脂と導電性物質と分散媒とを含む塗料を塗布し、乾燥させる方法が挙げられる。あるいは、導電層を設ける方法としては、紙基材の一方の面に、低ガラス転移温度樹脂と導電性物質と分散媒とを含むインクを印刷し、乾燥させる方法が挙げられる。
塗料又はインクに含まれる分散媒としては、水、各種有機溶剤(炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、エーテル系溶媒等)、それらの混合溶媒を使用できる。低ガラス転移温度樹脂としてエマルション状のものを用いる場合には、分散媒は水が好ましい。
塗料を塗布する際の塗布装置としては、紙基材に表面処理剤を塗布する際に使用する塗布装置と同様のものを特に制限なく使用できる。
インクを印刷する際の印刷機としては、特に限定するものではなく、例えばグラビア印刷機、オフセット印刷機、スクリーン印刷機、フレキソ印刷機等を使用できる。
乾燥する際の乾燥機としては、熱風乾燥機、赤外線乾燥機、真空乾燥機等を特に制限なく使用できる。
本実施形態の収納台紙は、導電層におけるバインダとして低ガラス転移温度樹脂が含まれている。低ガラス転移温度樹脂は粘着性を有するため、導電層は滑りにくいものとなる。そのため、本実施形態の収納台紙をテープ状にしたものをトラバース巻きした際、収納台紙の表面と裏面との横滑りを防止でき、巻き崩れを防ぐことができる。
また、本実施形態の収納台紙は、紙基材の裏面に導電層が設けられているため、帯電防止性を有している。
次に、チップ型電子部品収納テープ(以下、「収納テープ」と略す。)について説明する。
図1,2に、本実施形態の収納テープを示す。本実施形態の収納テープ10は、上記収納台紙がスリット加工にされてテープ状にされたものであり、収納台紙と同様に、紙基材11と、紙基材11の裏面11aに形成された導電層12とを備える。
また、本実施形態の収納テープ10は、導電層12が形成されていない側の面(表面10a)にエンボス加工が施されて、チップ型電子部品を個別に収納するための凹状のキャビティ13が収納テープ10の長手方向に沿って一定間隔で複数形成されている。通常、キャビティ13の開口部は図示例のように矩形状であるが、その他の形状であっても構わない。
また、本実施形態の収納テープ10は、丸孔の送り孔14が収納テープ10の長手方向に沿って一定間隔で複数形成されている。送り孔14は、キャビティ13が形成された部分が重ならないように、収納テープ10の幅方向の一方の端部近傍に形成されている。
プレス加工では、キャビティ形成用の押し型を紙基材11の表面に押し当てて、キャビティ13を形成する。打ち抜き加工では、送り孔形成用の抜き刃によって収納台紙を打ち抜いて送り孔14を形成する。
プレス加工及び打ち抜き加工の際に、凹状のキャビティ13と送り孔14を同時に形成可能な押し型及び抜き刃を備える加工機を用いてもよい。
本実施形態の収納テープ10は、導電層12に特定量の低ガラス転移温度樹脂が含まれているため、プレス加工による導電層の圧縮処理後も滑りにくくなっている。例えば、JIS P 8147に準拠して測定した、収納テープ10の表面10aと裏面10bとにおける静摩擦係数を0.35以上にすることができる。したがって、本実施形態の収納テープ10は、トラバース巻きした際、その表面10aと裏面10bとが横滑りしにくく、巻き崩れが起きにくい。
凹状のキャビティ13をプレス加工によって形成する際には、押し型が押圧されて収納テープ10の裏面10bが僅かに突出し、凸部15が形成されることがある。裏面10bに形成された凸部15の表面は、プレス加工後導電層が圧縮され滑りやすくなっている上に、収納テープ10を巻いたときに、収納テープ10の表面10aとの接触面積を小さくし、滑りやすくする。しかし、本実施形態の収納テープ10では、導電層12が滑りにくくされているので、凹状のキャビティ13が形成されているにもかかわらず、トラバース巻きした際の巻き崩れを防止できる。
収納テープ10が電子部品実装機の金属製フィーダー上に走行する際に、収納テープ10と金属製フィーダーとが摩擦するため、摩擦帯電が起きやすい状況にある。しかし、本実施形態の収納テープ10において、金属製フィーダーに接するのは導電層12であるから、帯電しても速やかに放電することができる。
また、収納テープ10に貼り付けたトップカバーテープを剥離した際に剥離帯電が生じた場合でも、発生した電荷は収納テープ10の厚み方向を移動して導電層12に達し、導電層12に達した電荷が金属製フィーダー及びを介して放電される。
このような帯電防止性に優れた収納テープ10を用いることにより、キャビティ13からのチップ型電子部品の飛び出し、チップ型電子部品の故障等を防ぐことができる。
下記方法により、表層と中層と裏層からなる多層の紙基材を製造した。
針葉樹クラフトパルプ30質量%、広葉樹晒クラフトパルプ70質量%の混合パルプをダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解してCSF(カナダ・スタンダード・フリーネス)450mlに調整した表層形成用パルプを得た。該表層形成用パルプに硫酸バンドを添加してpH6.0に調整し、内添紙力剤としてポリアクリルアミド系紙力剤(荒川化学工業社製ポリストロン1250)を1.0質量%添加して、表層形成用パルプスラリーを得た。
針葉樹クラフトパルプ10質量%、広葉樹晒クラフトパルプ90質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解してCSF(カナダ・スタンダード・フリーネス)410mlに調整した中層形成用パルプを得た。該中層形成用パルプにロジン系サイズ剤(サイズパインN−111:荒川化学工業製)をパルプ質量に対して0.7質量%添加し、硫酸バンドを添加してpH6.0に調整し、内添紙力剤としてポリアクリルアミド系紙力剤(荒川化学工業社製ポリストロン1250)を1.0質量%添加して、中層形成用パルプスラリーを得た。
広葉樹晒クラフトパルプを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダ・スタンダード・フリーネス)470mlまで叩解して裏層形成用パルプを得た。該裏層形成用パルプに硫酸バンドを添加してpH6.0に調整し、内添紙力剤としてポリアクリルアミド系紙力剤(荒川化学工業社製ポリストロン1250)を1.0質量%添加して、裏層形成用パルプスラリーを得た。
前記3種のパルプスラリーを、3層抄き合わせ抄紙機を用い、表層:中層:裏層=1:1.5:1の質量割合でウェットシートを形成し、抄紙機に設置されたカレンダーで平滑化処理して紙基材を得た。その後、紙基材の表面(表層の露出面)に、ポリアクリルアミド(荒川化学製ポリマセット−512、質量平均分子量20万)を0.9g/m2塗工し、乾燥させて、坪量370g/m2、厚さ0.42mmの表面処理済みの紙基材aを製造した。
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、下記組成の墨インキを、固形分の付着量が3.8g/m2となるようにグラビア印刷して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。なお、紙基材aの裏面とは、裏層の露出面のことである。
得られた収納台紙を、温度23℃、相対湿度50%の環境下で8mm幅にスリットしてテープ状にした。
次いで、得られたテープを、プレス加工機(型式ACP505S、日本オートマチックマシン社製)を用いてプレス加工及び穿孔して、送り孔と電子部品収納用の凹状のキャビティを同時に形成した。その際、JIS C 0806−3に準拠し、送り孔は、4mm間隔で直径1.54mmの丸孔とした。また、キャビティは、2mm間隔で、収納台紙の表面(導電層が設けられていない側の面)に形成された凹部とした。その凹部は、テープの幅方向と同方向の長さを0.66mm、テープの長手方向と同方向の長さを0.36mm、テープの厚さ方向と同方向の長さを0.35mmとした。
これにより、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
・カーボンブラック 5.2質量部
・ポリメチルメタクリレート(ガラス転移温度:100℃) 18.9質量部
・塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(質量組成比93/2/5)共重合体(ガラス転移温度:76℃) 18.9質量部
・ポリアクリル酸アルキルエステル(商品名:ポリゾールAM291、昭和電工社製、ガラス転移温度:−16℃) 57質量部
(導電性塗料1の調製)
カーボンブラックの9.5質量%水分散液(商品名:OKHA−02、テルナイト社製)27.6質量部、固形分濃度46質量%のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407S12、日本ゼオン社製、ガラス転移温度:17℃)33.1質量部、固形分濃度8質量%のエチレン変性ポリビニルアルコール(商品名:エクセバールHR3010、クラレ社製、ガラス転移温度:85℃以上)の水溶液39.3質量部、水16.6質量部を混合撹拌して、固形分濃度18質量%の導電性塗料1を得た。
(導電層の形成)
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、上記導電性塗料1を、乾燥後の塗工量が2.2g/m2となるようにバーコーターで塗工して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
(導電性塗料2の調製)
アンチモンドープ酸化錫で表面が覆われた針状酸化チタン(商品名:FT−1000、石原産業社製)10質量部、46質量%スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407S12、日本ゼオン社製、ガラス転移温度:17℃)30質量部、固形分濃度8質量%のエチレン変性ポリビニルアルコール(商品名:エクセバールHR3010、クラレ社製、ガラス転移温度:85℃以上)の水溶液31.2質量部、水28.8質量部を混合撹拌して、固形分濃度26.3質量%の導電性塗料2を得た。
(導電層の形成)
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、上記導電性塗料2を、乾燥後の塗工量が3.7g/m2となるようにバーコーターで塗工して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、下記組成の墨インキを、固形分付着量が3.8g/m2となるようにグラビア印刷して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
・カーボンブラック 5.2質量部
・ポリメチルメタクリレート(ガラス転移温度:100℃) 24.9質量部
・塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(質量組成比93/2/5)共重合体(ガラス転移温度:76℃) 24.9質量部
・ポリアクリル酸アルキルエステル(商品名:ポリゾールAM291、昭和電工社製、ガラス転移温度:−16℃) 45.0質量部
(導電性塗料3の調製)
カーボンブラックの9.5質量%水分散液(商品名:OKHA−02、テルナイト社製)16.6質量部、固形分濃度46質量%のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(LX407S12、日本ゼオン社製、ガラス転移温度:17℃)41.1質量部、固形分濃度8質量%のエチレン変性ポリビニルアルコール(商品名:エクセバールHR3010、クラレ社製、ガラス転移温度:85℃以上)の水溶液6.6質量部、水52.3質量部を混合撹拌して、固形分濃度18質量%の導電性塗料3を得た。
(導電層の形成)
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、上記導電性塗料3を、乾燥後の塗工量が4.0g/m2となるようにバーコーターで塗工して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
紙基材aをそのまま収納台紙として使用した。その収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、下記組成の墨インキを、固形分付着量が1.6g/m2となるようにグラビア印刷して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
・カーボンブラック 12質量部
・ポリメチルメタクリレート(ガラス転移温度:100℃) 44質量部
・塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(質量組成比93/2/5)共重合体(ガラス転移温度:76℃) 44質量部
紙基材aの巻き取り物を用意し、その巻き取り物から繰り出した紙基材aの裏面に、下記組成の墨インキを、固形分付着量が3.8g/m2となるようにグラビア印刷して、紙基材aの裏面に導電層が設けられた収納台紙を得た。
得られた収納台紙を、実施例1と同様にスリットし、プレス加工及び穿孔して、送り孔及びキャビティが形成された収納テープを得た。
・カーボンブラック 5.2質量部
・ポリメチルメタクリレート(ガラス転移温度:100℃) 47.4質量部
・塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール(質量組成比93/2/5)共重合体(ガラス転移温度:76℃) 47.4質量部
収納テープ裏面の表面電気抵抗、収納テープ表面の初期帯電圧、収納台紙及び収納テープの表面と裏面における静摩擦係数を下記のように測定した。結果を表1に示す。なお、収納台紙及び収納テープはJIS P 8111に準じて前処理を行った後、測定に供した。
また、トラバース巻き加工適性を下記のように評価した。評価結果を表1に示す。
なお、表1における「低ガラス転移温度樹脂含有割合」は、導電層を構成する低ガラス転移温度樹脂と高ガラス転移温度樹脂と導電性物質の固形分の合計質量を100質量%とした際の、低ガラス転移温度樹脂の質量割合である。「導電性物質含有割合」は、導電層を構成する低ガラス転移温度樹脂と高ガラス転移温度樹脂と導電性物質の固形分の合計質量を100質量%とした際の、導電性物質の質量割合である。
送り孔及びキャビティを形成した幅8mmの収納テープから、長さ45mmのテープ片を3本採取した。これら3本のテープ片を、水平な上面を有する台上に、裏面を上にした状態で重なりが無いよう且つ隙間が生じないように並べて、幅24mm×長さ45mmの長方形の試験体を得た。そして、その試験体について、JIS K 6911に準拠し、表面電気抵抗計(三菱化学アナリテック(株)製、型式:Hiresta IP MCP−HT260、またはLoresta GP MCP−T610)を使用して表面電気抵抗を測定した。
送り孔とキャビティを形成した幅8mmの収納テープから、長さ45mmのテープ片を5本採取した。これら5本のテープ片を、スタチックオネストメーター(シシド静電気(株)製、型式:S−5109)のサンプル窓に、表面を上にした状態で重なりが無いよう且つ隙間が生じないように並べつつ挟み込んだ。そして、JIS L 1094における半減期測定法に準じて、印加電圧(+)10kV、印加時間30秒で印加した直後の帯電圧(初期帯電圧)を測定した。
送り孔とキャビティを形成していない幅8mmのテープ状の収納台紙から、長さ300mmのテープ片を10本採取した。これら10本の収納台紙のテープ片を、水平な上面を有する台130上に、収納台紙111の裏面111aを上にした状態で重なりが無いよう且つ隙間が生じないように並べて、幅80mm×長さ300mmの長方形の被摺動試験体110を形成させた(図3参照)。
次に、送り孔及びキャビティを形成していない幅8mmのテープ状の収納台紙から、長さ100mmのテープ片を7本と幅4mmのテープ状の収納台紙1本を採取した。これら8本のテープ片を、重さ約1kgの直方体の金属ブロックの一面(短辺の長さが60mmで長辺の長さが100mmの面)に、その面の長辺と平行に、重なりが無いよう且つ隙間が生じないように並べ、接着剤により接着させた。これにより、金属ブロック122の一面に収納台紙121が接着された摺動試験体120を得た。その際、収納台紙121の裏面121aが金属ブロック122に接するようにした(図3参照)。
図3に示すように、台130上の被摺動試験体110に摺動試験体120を、収納台紙111,121同士が重なるように載せた。このとき、被摺動試験体110の収納台紙111の裏面111a(導電層が設けられた面)と摺動試験体120の収納台紙121の表面121b(導電層が設けられていない面)とが接触するようにした。また、被摺動試験体110のテープ片と摺動試験体120のテープ片が互いに平行になるように、被摺動試験体110及び摺動試験体120を配置した。
そして、JIS P 8147に準拠し、摺動試験体120を被摺動試験体110上で一方向に引張ることにより摺動させて、送り孔及びキャビティを形成していないプレス加工前の収納台紙同士の静摩擦係数を測定した。
また、送り孔とキャビティを形成していない幅8mmのテープ状の収納台紙の代わりに、送り孔とキャビティを形成した幅8mmの収納テープを用いた以外は上記と同様にして、プレス加工後の静摩擦係数を測定した。
測定された静摩擦係数は、収納テープを巻いた状態での表面と裏面との滑りにくさの指標となる。具体的には、静摩擦係数が大きい程、収納テープを巻いた状態で表面と裏面とが滑りにくいことを意味する。
得られた収納テープをトラバース巻き加工した際の巻き加工適性を下記の基準で評価した。
○:トラバース巻き加工の際に横滑りが起こらず、トラバース巻き加工適性に優れていた。
△:トラバース巻き加工の際に横滑りは起こらないが、やや柔巻きとなりトラバース巻き加工適性がやや低かった。
×:トラバース巻き加工の際に横滑りが起こり、トラバース巻き加工適性が低かった。
導電層を備えていない比較例1の収納テープは、裏面の表面電気抵抗が大きく、表面の初期帯電圧も大きく、帯電防止性能を有していなかった。
導電層に含まれる全ての樹脂のガラス転移温度が30℃を超えていた比較例2,3の収納テープは、プレス加工後の表面と裏面との静摩擦係数が小さく、トラバース巻き加工適性が低かった。
10a 表面
10b 裏面
11 紙基材
12 導電層
13 キャビティ
14 送り孔
Claims (6)
- 紙基材と、該紙基材の一方の面に設けられた導電層とを備えるチップ型電子部品収納台紙であって、
前記導電層は、ガラス転移温度が30℃以下の低ガラス転移温度樹脂と導電性物質とを含有し、前記導電層における前記低ガラス転移温度樹脂の含有割合が40〜95質量%であり、前記導電性物質がカーボン粒子、金属粒子、及び、導電性金属酸化物粒子からなる群より選ばれる少なくとも一種である、チップ型電子部品収納台紙。 - 前記低ガラス転移温度樹脂が、スチレン−ブタジエン共重合体、及び、アクリル酸アルキルエステル共重合体の少なくとも一方である、請求項1に記載のチップ型電子部品収納台紙。
- 前記導電性物質は、カーボンブラック粒子、及び、酸化チタン粒子の表面にアンチモンドープ酸化錫が覆われた複合粒子の少なくとも一方である、請求項1又は2に記載のチップ型電子部品収納台紙。
- 導電性物質がカーボンブラック粒子である場合、導電層における導電性物質の含有割合が1〜20質量%である、請求項3に記載のチップ型電子部品収納台紙。
- JIS K 6911に準拠し、温度23℃且つ相対湿度50%の環境下にて測定した、導電層の露出面の表面電気抵抗値が1.0×107Ω/□以下であり、且つ、JIS L 1094の半減期測定法に記載された半減期測定装置を用いて、紙基材の露出面にて測定した初期帯電圧が10mV以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチップ型電子部品収納台紙。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のチップ型電子部品収納台紙がテープ体とされ、
前記導電層が形成されていない側の面にエンボス加工が施されて、チップ型電子部品を個別に収納するための凹状のキャビティが該テープ体の長手方向に沿って複数形成され、且つ、前記キャビティが形成されていない部分に送り孔が該テープ体の長手方向に沿って複数形成された、チップ型電子部品収納テープ。
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