JP6311984B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
また、切断誘導線を破断させることにより開封して収容物を取り出せるようになっている。
そして、蓋板の前部に折り目や切れ目を形成した押し込み部を人手で押し込んで没入させて、その凹みに指を入れて蓋板を引き上げてロックを外して開封するようになっている。
加えて、スリットが、差込み片と開閉蓋との境界となる折り曲げ線の起点から差込み片側に向けて切り込んだ後に差込み片の側端側に向けて切り込んだL字型切り込みと差込み片の開閉蓋に対する折り曲げ状態とにより形成され、開閉蓋に対する差込み片の折り曲げ状態でL字型切り込みによって差込み片との境界の折り曲げ線より前方へ突出する開閉蓋の一部が、スリットロック解除把持片の起立時にスリット内のサイドフラップと当接してスリットロック型係止構造による係止を解除自在なロック解除突片を形成していることにより、スリットロック解除把持片を起立させた際に折り曲げ線を中心にロック解除突片が揺動してスリット内のサイドフラップがスリット内から相対的に押し出されるため、差込み片における左右方向でスリットロック解除把持片が形成された側のスリットにおける差込み片とサイドフラップとの係止であるスリットロック型係止構造による係止を確実に解除することができる。
また、包装箱に収容された商品に記載された商品情報のバーコードが外部から開口窓を介して読み取り可能となるため、検品者などが商品を検品することができる。
開閉蓋は、複数あってもよく、また、多面体の1つの面によって1つの開閉蓋が構成されていてもよいし、多面体の隣接する複数の面によって1つの開閉蓋が構成されていてもよい。
一部切り込んだスリットには、単に切り込んで形成したスリットだけでなく、切り込んで切り欠きのように幅を持たせたスリットも含まれるものとする。
また、包装箱の材料は、多面体を形成するに足りる可撓性を有していれば、コート紙、ボール紙、コートボール紙、段ボールなどの紙でもよく、プラスチックなどの樹脂でもよい。
また、切り取り誘導線の形態は、所望の線に沿って所定間隔で切断されて切り取り容易な所謂、ミシン目や切り取り線でもよく、所望の線の肉厚を他の箇所より薄くして所望の線に沿って切り取り容易にしたものでもよい。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である包装箱100の概略を示す前方斜視図であり、図2は、本発明の第1実施例である包装箱100の展開図であり、図3(A)、図4(A)、図5(A)、図6(A)、図7(A)は、本発明のスリットロック解除把持片111eの動作を示す前方斜視図であり、図3(B)、図4(B)、図5(B)、図6(B)、図7(B)は、それぞれ図3(A)、図4(A)、図5(A)、図6(A)、図7(A)に対応する後方向斜視図であり、図8は、本発明の包装箱100の開閉蓋111が開いた状態を示す前方斜視図であり、図9(A)は、図1の符号9A−9Aで視た側断面図であり、図9(B)は、図3(A)の符号9B−9Bで視た側断面図であり、図9(C)は、図5(A)の符号9C−9Cで視た側断面図である。
差込み片120は、開閉蓋111の先端縁部111cで相互に折り曲げ線である開閉先端縁部折罫線BL2を介して連結して箱体110内に差し込まれ開閉蓋111を保持するように設けられている。
右サイドフラップ140は、左サイドフラップ130と同様に、開閉蓋111に対する側方に位置して逆四角錐の一部を構成する蓋側方部材としての右側壁板部材115の開閉蓋側縁部で相互に折り曲げ線である右側壁上端部折罫線BL4を介して連結して商品の食み出しを阻止するように構成されている。
また、「左」、「右」は、組み立てられた包装箱100を基準とした「左」、「右」、すなわち、包装箱100の後壁板部材112から前壁板部材114へ向かって視たときの「左」、「右」である。
後壁板部材112は、開閉蓋111の基端部111aで折り曲げ線である開閉基端部折罫線BL1を介して連結されている。
左側壁板部材113は、後壁板部材112の左端部で折り曲げ線である後壁左端部折罫線BL5を介して連結されている。
右側壁板部材115は、前壁板部材114の右端部で折り曲げ線である前壁右端部折罫線BL7を介して連結されている。
右サイド後のりしろ116は、右側壁板部材115の後端部で折り曲げ線である右側壁後端部折罫線BL8を介して連結されている。
同様に、前壁板部材114および右側壁板部材115が、前壁右端部折罫線BL7で相互に90度となるように折り曲げられ、右側壁板部材115および右サイド後のりしろ116が、右側壁後端部折罫線BL8で相互に90度となるように折り曲げられる。
また、左サイドフラップ130が、左側壁上端部折罫線BL3で内側である右側に折り曲げられ、同様に、右サイドフラップ140が、右側壁上端部折罫線BL4で内側である左側に折り曲げられる。
開閉蓋111が、開閉基端部折罫線BL1で内側である前側に折り曲げられ、差込み片120が、開閉先端縁部折罫線BL2で内側である下側に折り曲げられる。
具体的には、差込み片120の開閉先端縁部折罫線BL2の近傍に左側L字型切り込みCT1および右側L字型切り込みCT2があり、差込み片120を開閉先端縁部折罫線BL2で開閉蓋111に対して折り曲げることにより、差込み片120と開閉蓋111との隙間である左側スリットSL1および右側スリットSL2が形成されている。
なお、本実施例では、包装箱100の材料の厚みが比較的厚いため、L字型切り込み(CT1、CT2)でスリット(SL1、SL2)を形成したが、包装箱100の材料の厚みが比較的薄い場合は、単に直線状切り込み、すなわち、I字型切り込みでスリットを形成してもよいのは勿論である。
同様に、右サイドフラップ140の前端部に形成された右スリット係止片141が、右側スリットSL2に入り込み、右側スリットSL2において差込み片120が右スリット係止片141によって係止される。
そして、切り取り誘導線111dに沿って切り取り自在な開閉蓋111の一部が、切り取り誘導線111dに沿って人手に切り取られながら把持されて開閉蓋111に対して起立してスリットロック型係止構造LKによる係止を解除自在なスリットロック解除把持片111eを形成している。
図3(A)および図3(B)に示すように、図1に示す状態から開閉蓋111を開ける際に人手による開閉蓋111の右側フラップ対向縁部111bから上方、かつ、前方へ向かった引っ張り力で切り取り誘導線111dに沿って切り取られ、開閉蓋111の一部によってスリットロック解除把持片111eが形成される。
このとき、スリットロック解除把持片111eは、残りの部分である開閉蓋111に対して少し起き上がった姿勢になる。
これにより、人手によって開閉蓋111の右側フラップ対向縁部111bから開閉蓋111の一部を起立させる際に、切り取り誘導線111dに作用する応力の方向が、開閉蓋111の右側フラップ対向縁部111bと直交する方向から先端縁部111cと直交する方向に向かって徐々に変化する。
さらに、この応力の作用する点が、切り取り誘導線111dの一箇所に留まって集中することも無く開閉蓋111の右側フラップ対向縁部111bから先端縁部111cに向かって順次移動し、応力の作用する軌跡が円弧状となる。
つまり、切り取り誘導線111dに沿った切り取りが、スムーズになる。
これにより、人手によって開閉蓋111の右側フラップ対向縁部111bから開閉蓋111の一部を起立させる際に、切り取り誘導線111dに作用する応力の大きさが正円の半径に対応して略均一になるとともに、人手の負荷の大きさが略均一になる。
つまり、切り取り誘導線111dに沿った切り取りが、より一層スムーズになる。
図5(A)および図5(B)に示すように、図4(A)および図4(B)に示す状態から人手による前方へ向かった引っ張り力によって、差込み片120も前方へ引っ張られる。
すると、差込み片120における左右方向でスリットロック解除把持片111eが形成された側のスリットである右側スリットSL2が、右サイドフラップ140の右スリット係止片141に対して前方へ移動し、相対的に視て右スリット係止片141が右側スリットSL2から抜かれる。
なお、包装箱100は、可撓性を有しているので、人手による前方へ向かった引っ張り力によって、前壁板部材114が多少なりとも撓み、右側スリットSL2が前方へ移動する。
すると、差込み片120も上方、かつ、前方へ引っ張られて、相対的に視て右スリット係止片141が右側スリットSL2から抜かれたままの状態で、差込み片120も上方へ移動する。
このとき、差込み片120が左右方向に対して傾き、他方側の左側スリットSL1における差込み片120と左サイドフラップ130の左スリット係止片131との係止が緩む。
すなわち、左側スリットSL1における差込み片120と左スリット係止片131との係止が解除される。
以上、説明したように、人手による引っ張り力の方向が上方、前方であり、引っ張り力の方向を逆向きに返す必要がないため、スムーズにスリットロックを解除して開閉蓋111を開けることができる。
そして、カッターなどの道具が不要であり、包装箱100に収容された化粧箱を取り出すことができる。
右側L字型切り込みCT2は、差込み片120と開閉蓋111との境界となる開閉先端縁部折罫線BL2の起点から差込み片120側に向けて右サイドフラップ140の少なくとも厚みd1分を切り込んだ後に差込み片120の側端側に向けて切り込んで形成されている。
ロック解除突片111fは、スリットロック解除把持片111eの起立時に右側スリットSL2の内側の右スリット係止片141と当接してスリットロック型係止構造LKによる係止を解除自在に構成されている。
図9(A)に示すように、右スリット係止片141が、右サイドフラップ140の少なくとも厚みd1分程度の右側スリットSL2の内側に入って差込み片120を係止している。
また、ロック解除突片111fが、開閉先端縁部折罫線BL2より前方へ突出している。
そして、人手による上方、かつ、前方へ向かった引っ張り力によって、スリットロック解除把持片111eは、開閉先端縁部折罫線BL2を中心に上方、かつ、前方へ揺動する。
このとき、開閉先端縁部折罫線BL2を基準としたスリットロック解除把持片111eの反対側に設けられたロック解除突片111fは、右側スリットSL2を塞ぐように下方、かつ、後方へ揺動し、右側スリットSL2の内側にある右スリット係止片141と当接する。
このとき、右スリット係止片141に対する反力により、開閉先端縁部折罫線BL2およびその近傍のスリットロック解除把持片111e、差込み片120、右側スリットSL2が前方へ少し移動するとともに、前壁板部材114が前方へ撓む。
すると、ロック解除突片111fが右スリット係止片141の前方を押えるようにして、開閉先端縁部折罫線BL2およびその近傍のスリットロック解除把持片111e、差込み片120、右側スリットSL2が前方へさらに少し移動するとともに、前壁板部材114が前方へさらに撓む。
つまり、ロック解除突片111fを設けることにより、上述した図4(A)〜図5(B)辺りのタイミングで、右側スリットSL2における差込み片120と右スリット係止片141との係止が解除され、開閉蓋111をより開けやすくなる。
本実施例では、スリットロック解除把持片111eを左右方向右側のみに設けたが、左側に設けてもよく、さらに、左右方向両側にそれぞれ設けてもよい。
また、説明の便宜上、開閉蓋111を上方する向きで説明したが、開閉蓋111の位置は、上方に限らず、下方でもよく、側方でもよい。
さらに、本実施例では、多面体の一つの面を開閉蓋111としたが、多面体の複数の面を開閉蓋111とし、開閉蓋111の数を複数にしてもよい。
これにより、包装箱100に収容された商品が外部から開口窓を介して視認可能となる。
また、開口窓に位置と商品に記載された商品情報のバーコードの位置とを合わせるようにして商品を収容すると、包装箱100に収容された商品に記載された商品情報のバーコードが外部から開口窓を介して読み取り可能となる。
これにより、スリットロック解除把持片111eが開閉蓋111と同一面の姿勢で仮留めされる。
開閉蓋111と前壁板部材114との成す角度が鋭角であると、開閉蓋と前壁板部材との成す角度が直角であるときと比べて、差込み片120の先端側が開閉蓋111の基端部側に位置してスリット内にサイドフラップのスリット係止片が深く入り込んでいるため、人の手の特に指先を差込み片120と前壁板部材114との間に入れてスリットロックを解除することは困難である。
したがって、開閉蓋111と前壁板部材114との成す角度が鋭角であるとき、箱体110内が隙間なく充填されていなくても、スリットロック解除把持片111eを有する構成は有効である。
ここで、図10は、本発明の第2実施例である包装箱200の概略を示す斜視図であり、図11は、本発明の第2実施例である包装箱200の展開図である。
なお、他方の開閉蓋211B側の構造は、一方の開閉蓋211A側の構造と同様であるので、詳しい説明は省略する。
その他は、上述した第1実施例と同様であるので、詳しい説明は省略する。
ここで、図12は、本発明の第3実施例である包装箱300の概略を示す斜視図であり、図13は、本発明の第3実施例である包装箱300の展開図である。
本実施例では、包装箱300の向きについて、説明の便宜上、一方の開閉蓋311Aを上方とし、この開閉蓋311Aの自由端である先端縁部311Acが前側、基端部311Aaが後側として説明する。
なお、他方の開閉蓋311B側の構造は、一方の開閉蓋311A側の構造と同様であるので、詳しい説明は省略する。
その他は、上述した第2実施例と同様であるので、詳しい説明は省略する。
つまり、包装箱300の箱体310が、後方左側曲面317および後方右側曲面318などの曲面を有する多面体であっても、上述した第2実施例などと同様の効果を得ることができる。
ここで、図14は、本発明の第4実施例である包装箱400の概略を示す斜視図であり、図15は、本発明の第4実施例である包装箱400の展開図である。
本実施例の説明では、包装箱400の向きについて、説明の便宜上、一方の開閉蓋411Aを上方とし、この開閉蓋411Aの自由端である先端縁部411Acが前側、基端部411Aaが後側として説明する。
なお、他方の開閉蓋411B側の構造は、一方の開閉蓋411A側の構造と同様であるので、詳しい説明は省略する。
そして、左サイドフラップ430Aおよび右サイドフラップ440Aがそれぞれ内側に折り曲げられ、開閉蓋411Aの差込み片420Aが箱体410内に差し込まれ、箱体410の斜方立方八面体(二十六面体)が形成される。
開閉蓋411Aと前壁板部材414との成す角度が鈍角であると、人の手の特に指先を差込み片420Aと前壁板部材414との間に入れようとしても、前壁板部材414に対してその間を広げる方向へ力が作用しないため、その間に指先が入りにくい。
したがって、開閉蓋411Aと前壁板部材414との成す角度が鈍角であるとき、箱体410内が隙間なく充填されていなくても、スリットロック解除把持片411Aeを有する構成は有効である。
110、 210、 310、 410 ・・・箱体
111、 211A、 311A、 411A ・・・開閉蓋
211B、 311B、 411B ・・・(他方の)開閉蓋
111a、211Aa、311Aa、411Aa・・・基端部
211Ba、311Ba、411Ba・・・(他方の)基端部
111b、211Ab、311Ab ・・・右側フラップ対向縁部
411Ab・・・左側フラップ対向縁部
211Bb、311Bb、411Bb・・・(他方の)フラップ対向縁部
111c、211Ac、311Ac、411Ac・・・先端縁部
211Bc、311Bc、411Bc・・・(他方の)先端縁部
111d、211Ad、311Ad、411Ad・・・切り取り誘導線
211Bd、311Bd、411Bd・・・(他方の)切り取り誘導線
111e、211Ae、311Ae、411Ae・・・スリットロック解除把持片
211Be、311Be、411Be・・・(他方の)スリットロック解除把持片
111f、211Af、311Af、411Af・・・ロック解除突片
211Bf、311Bf、411Bf・・・(他方の)ロック解除突片
112 ・・・後壁板部材
412 ・・・四角形状板部材
113 ・・・左側壁板部材(蓋側方部材)
114、 414 ・・・前壁板部材
115、 215、 315 ・・・右側壁板部材(蓋側方部材)
116 ・・・右サイド後のりしろ
216、 316 ・・・のりしろ
416A ・・・三角形のりしろ
416B ・・・四角形のりしろ
317 ・・・後方左側曲面
318 ・・・後方右側曲面
419 ・・・後右側側板部材
120、 220A、 320A、 420A ・・・差込み片
220B、 320B、 420B ・・・(他方の)差込み片
130、 230A、 330A、 430A ・・・左サイドフラップ
230B、 330B、 430B ・・・(他方の)左サイドフラップ
131 ・・・左スリット係止片
140、 240A、 340A、 440A ・・・右サイドフラップ
240B、 340B、 440B ・・・(他方の)右サイドフラップ
141 ・・・右スリット係止片
142 ・・・仮留めのり部
BL ・・・折り曲げ線
BL1・・・開閉基端部折罫線(折り曲げ線)
BL2・・・開閉先端縁部折罫線(折り曲げ線)
BL3・・・左側壁上端部折罫線(折り曲げ線)
BL4・・・右側壁上端部折罫線(折り曲げ線)
BL5・・・後壁左端部折罫線(折り曲げ線)
BL6・・・左側壁前端部折罫線(折り曲げ線)
BL7・・・前壁右端部折罫線(折り曲げ線)
BL8・・・右側壁後端部折罫線(折り曲げ線)
CP ・・・(先端縁部とフラップ対向縁部との)交差点
CT1・・・左側L字型切り込み
CT2・・・右側L字型切り込み
d1 ・・・サイドフラップの厚み
EE ・・・商品出し入れ口
LK ・・・スリットロック型係止構造
SL1・・・左側スリット
SL2・・・右側スリット
Claims (6)
- 商品を収容する多面体の箱体の少なくとも一面を構成するとともに基端部を支点に揺動開閉自在で前記一面の位置に形成された商品出し入れ口を封止する開閉蓋と該開閉蓋に対する側方に位置して多面体の一部を構成する蓋側方部材の開閉蓋側縁部で相互に折り曲げ線を介して連結して商品の食み出しを阻止するサイドフラップと前記開閉蓋の先端縁部で相互に折り曲げ線を介して連結して箱体内に差し込まれ開閉蓋を保持する差込み片とを備え、前記差込み片の連結基端部を折り曲げ線に沿って一部切り込んだスリット内に前記サイドフラップの一部であるスリット係止片を係止させて開閉蓋を閉じた状態を保持するスリットロック型係止構造を形成する包装箱において、
前記開閉蓋でのサイドフラップと対向するフラップ対向縁部から先端縁部まで延設した切り取り誘導線に沿って切り取り自在な開閉蓋の一部が、前記切り取り誘導線に沿って人手に切り取られながら把持されて開閉蓋から起立してスリットロック型係止構造による係止を解除自在なスリットロック解除把持片を形成し、
前記スリットが、前記差込み片と開閉蓋との境界となる折り曲げ線の起点から差込み片側に向けて切り込んだ後に差込み片の側端側に向けて切り込んだL字型切り込みと、前記差込み片の開閉蓋に対する折り曲げ状態とにより形成され、
前記開閉蓋に対する差込み片の折り曲げ状態でL字型切り込みによって差込み片との境界の折り曲げ線より前方へ突出する開閉蓋の一部が、スリットロック解除把持片の起立時に前記スリット内のサイドフラップと当接してスリットロック型係止構造による係止を解除自在なロック解除突片を形成し、
前記人手による上方、かつ、前方へ向かった引っ張り力によって、前記スリットロック解除把持片が、前記起立し、前記人手による前方へ向かった引っ張り力によって、前記差込み片も前方へ引っ張られ、前記差込み片における左右方向でスリットロック解除把持片が形成された側の前記スリットが、前記サイドフラップのスリット係止片に対して前方へ移動し、相対的に視て前記スリット係止片が、前記スリットから抜かれることを特徴とする包装箱。 - 前記L字型切り込みが、前記差込み片と開閉蓋との境界となる折り曲げ線の起点から差込み片側に向けてサイドフラップの少なくとも厚み分を切り込んだ後に差込み片の側端側に向けて切り込んで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
- 前記切り取り誘導線が、前記開閉蓋のフラップ対向縁部および先端縁部と直交する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。
- 前記切り取り誘導線が、前記開閉蓋の先端縁部とフラップ対向縁部との交差点を中心とした正円の円弧状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
- 前記多面体のいずれか一面に開口窓が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の包装箱。
- 前記スリットロック解除把持片およびサイドフラップの少なくとも一方が、他方と対向する面に互いに引き剥がして再貼り合わせ自在な接着剤を塗布した仮留めのり部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の包装箱。
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JP7505818B2 (ja) | 2015-02-17 | 2024-06-25 | リブスメド インコーポレーテッド | 手術用インスツルメント |
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JP2016008069A (ja) | 2016-01-18 |
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