JP6303866B2 - 高強度鋼材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
C:0.2%を超えて0.55%以下、
Si:0.1〜0.3%、
Mn:0.1〜0.3%、
Mo:1〜4%、
Ti:0.002〜0.008%、
Al:0.01〜0.2%、
B:0.001〜0.006%、
N:0.001〜0.015%、
V:0〜0.3%、
Nb:0〜0.05%、
残部:Feおよび不純物であり、
旧オーステナイト粒径3μm以下のマルテンサイトまたは下部ベイナイトのいずれかの焼戻し組織からなる金属組織を有し、
金属組織中に含まれるセメンタイトの球状化率が0.8以上であり、
引張強度が1000〜1450MPaである、高強度鋼材。
V:0.05〜0.3%、
Nb:0.01〜0.05%、
から選択される1種以上を含有する、上記(1)に記載の高強度鋼材。
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
500〜750℃の温度域において断面減少率が20%以上となるように温間加工を加えた後、800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
断面減少率が20%以上となるように冷間加工を加えた後、800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。
各元素の限定理由は下記のとおりである。なお、以下の説明において含有量についての「%」は、「質量%」を意味する。
Cは、鉄鋼材料の強度を向上させる基本的な元素である。Cは焼戻しマルテンサイトまたは焼戻しベイナイト中の炭化物を微細に分散させ、高強度化に寄与する。加えて、伸びおよび局部延性の向上に寄与する。しかしながら、C含有量が0.2%以下では、上記作用による効果を得ることが困難である。したがって、Cは0.2%を超えて含有させる必要がある。一方、C含有量が0.55%を超えると、セメンタイトが粗大化し、延性および靭性が低下する。したがって、C含有量は0.55%以下とする。C含有量は0.25%以上であるのが望ましく、0.35%以上であるのがより望ましい。また、C含有量は0.5%以下であるのが望ましく、0.45%以下であるのがより望ましい。
Siは、脱酸効果により鋼中の介在物を抑制し、遅れ破壊を防止する効果を有する元素である。しかしながら、Si含有量が0.1%未満では、上記の効果を得ることが困難である。したがって、Si含有量は0.1%以上とする。一方、Si含有量が0.3%を超えると、焼戻しマルテンサイトまたは焼戻しベイナイト組織中の旧オーステナイト粒界が弱化し、かえって遅れ破壊が起こりやすくなる。したがって、Si含有量は0.1〜0.3%とする。Si含有量は0.15%以上であるのが望ましく、0.25%以下であるのが望ましい。
Mnは、焼入れ性を向上させ、マルテンサイト相およびベイナイト相の生成を容易にする。しかしながら、Mn含有量が0.1%未満では、上記の効果を得ることが困難である。したがって、Mn含有量は0.1%以上とする。一方、Mn含有量が0.3%を超えると、炭化物の球状化が抑制され、耐遅れ破壊性が劣化する。したがって、Mn含有量は、0.1〜0.3%とする。Mn含有量は0.15%以上であるのが望ましく、0.25%以下であるのが望ましい。
Moは、Bと複合的に含有させることにより、オーステナイト粒の微細化に寄与する元素である。しかしながら、Mo含有量が1%未満では、上記の効果を得ることが困難である。したがって、Mo含有量は1%以上とする。一方、Mo含有量が4%を超えると、旧オーステナイト粒界に粗大な炭化物が生成し、耐遅れ破壊性が低下する。したがって、Mo含有量は1〜4%とする。Mo含有量は1.5%以上であるのが望ましく、3.5%以下であるのが望ましい。
Tiは、TiC、TiN等の炭・窒化物を生成し、結晶粒の成長に対するピンニング効果により結晶粒の粗大化を抑制する効果を有する元素である。さらに、Tiは固溶Nを低減する効果を有する。後述のようにBを含有する鋼において、固溶Nが存在すると、BとNとが結合してBNを形成するため、Bを含有させることによる効果が発揮されない。したがって、TiはBの効果を間接的に発揮させるのに有効な元素である。しかしながら、Ti含有量が0.002%未満では、上記の効果を得ることが困難である。したがって、Ti含有量は0.002%以上とする。一方、Ti含有量が0.008%を超えると、粗大なTiNが生成し、耐遅れ破壊性が低下する。したがって、Ti含有量は0.002〜0.008%とする。Ti含有量は0.003%以上であるのが望ましく、0.006%以下であるのが望ましい。
Alは、脱酸効果により鋼中の介在物を抑制し、遅れ破壊を防止する効果がある。しかしながら、Al含有量が0.01%未満では、上記の効果を得ることが困難である。一方、Al含有量が0.2%を超えると、酸化物および窒化物を粗大化し、かえって遅れ破壊が助長される。したがって、Al含有量は0.01〜0.2%とする。Al含有量は0.02%以上であるのが望ましく、0.1%以下であるのが望ましい。
Bは、Moと複合的に含有させることにより、焼入れ性を向上させ、マルテンサイト相およびベイナイト相の生成を容易にする元素である。しかしながら、B含有量が0.001%未満では、上記の効果を得ることが困難である。したがって、B含有量は0.001%以上とする。一方、B含有量が0.006%を超えると、旧オーステナイト粒界に粗大な炭化物が生成し、局部延性および耐遅れ破壊性が低下する。したがって、B含有量は0.001〜0.006%とする。B含有量は0.003%以上であるのが望ましく、0.005%以下であるのが望ましい。
Nは、窒化物を生成することにより、オーステナイトおよびフェライトの粒成長を抑制し、遅れ破壊を抑制する効果を有する元素である。しかしながら、N含有量が0.001%未満では、上記の効果を得ることが困難である。一方、N含有量が0.015%を超えると窒化物が粗大化し、かえって遅れ破壊が助長される。したがって、N含有量は0.001〜0.015%とする。N含有量は0.002%以上であるのが望ましく、0.010%以下であるのが望ましい。
VはMoと同様、Bと複合的に含有させることにより、オーステナイト粒の微細化に寄与する元素である。したがって、必要に応じてVを含有させても良い。しかしながら、V含有量が0.3%を超えると、粗大なVCおよびVNが生成し、延性および耐遅れ破壊性が低下する。したがって、V含有量は、0〜0.3%とする。V含有量は0.25%以下であるのが望ましい。また、上記の効果を得たい場合は、V含有量を0.05%以上とすることが望ましい。
NbはMoと同様、Bと複合的に含有させることにより、オーステナイト粒の微細化に寄与する元素である。したがって、必要に応じてNbを含有させても良い。しかしながら、Nb含有量が0.05%を超えると、粗大なNbCおよびNbNが生成し、延性および耐遅れ破壊性が低下する。したがって、Nb含有量は0〜0.05%とする。Nb含有量は0.04%以下であるのが望ましい。また、上記の効果を得たい場合は、Nb含有量を0.01%以上とすることが望ましく、0.015%以上とすることがより望ましい。
Pは、不純物として含有され、粒界を脆弱にし、遅れ破壊を招く。P含有量が0.02%を超えると耐遅れ破壊性の悪化が顕著となる。したがって、P含有量は0.02%以下とする。P含有量は0.015%以下であるのが望ましい。P含有量は少なければ少ないほど望ましいが、過剰な低減は著しいコスト上昇を招く。現実的な製造工程と製造コストとの観点から、P含有量は0.001%以上とすることが望ましい。
Sは、不純物として含有され、粒界を脆弱にし、遅れ破壊を招く。S含有量が0.005%を超えると耐遅れ破壊性の劣化が顕著となる。したがって、S含有量は0.005%以下とする。S含有量は0.004%以下であるのが望ましい。S含有量は少なければ少ないほど望ましいが、過剰な低減は著しいコスト上昇を招く。現実的な製造工程と製造コストとの観点から、S含有量は0.0005%以上とすることが望ましい。
組織:マルテンサイトまたは下部ベイナイトのいずれかの焼戻し組織
本発明に係る高強度鋼材は、1000〜1450MPaの引張強度を有しつつ、延性と耐遅れ破壊性とを向上させるため、マルテンサイトまたは下部ベイナイトのいずれかの焼戻し組織からなる金属組織を有するものとする。マルテンサイトまたは下部ベイナイトの焼戻し組織は、方位関係から他の組織(フェライト、パーライト、上部ベイナイト等)と容易に峻別することができる。通常、走査型電子顕微鏡または透過型電子顕微鏡を用いた観察によって、解析することができる。
マルテンサイトまたは下部ベイナイトの焼戻し組織は、マルテンサイトまたは下部ベイナイトからなる初期組織に対して、後述の焼戻し処理を施すことによって得ることが可能である。そして、上記の焼戻し処理を行うことによって、球状のセメンタイトが分散した組織が得られる。セメンタイトの球状化率が0.8未満では、扁平化したセメンタイトの長径先端部に応力集中が起こりやすく、またその部分に水素が堆積しやすくなり、破壊の起点となりやすくなるため、耐遅れ破壊性が劣化する。したがって、金属組織中に含まれるセメンタイトの球状化率は0.8以上とする。
初期組織における旧オーステナイト粒径を3μm以下にすることによって、焼戻し後のマルテンサイトまたは下部ベイナイトの組織中の炭化物が球状化しやすくなる。なお、初期組織におけるマルテンサイトまたは下部ベイナイトの旧オーステナイト粒径は、焼戻し後においても変化することはない。したがって、初期組織における旧オーステナイト粒径を3μm以下にすることで、マルテンサイトまたは下部ベイナイトの焼戻し組織の旧オーステナイト結晶粒径も、3μm以下となる。
本発明に係る高強度鋼材の製造方法について特に制限はないが、例えば、上記の化学組成を有する鋼に対して、以下に示す熱処理および焼戻し処理を施すことにより製造することができる。
熱処理に供する鋼(以下、「熱処理用鋼」ともいう。)の金属組織は、フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織とすることが望ましい。その組織は細粒であるのが望ましく、フェライトとパーライトとの複合組織またはフェライトとセメンタイトとの複合組織の場合には、フェライト粒径は10μm以下に制御することが望ましい。また、焼戻しマルテンサイトの場合には、旧オーステナイト粒径を10μm以下とすることが望ましい。これらの結晶粒径は、5μm以下とすることがより望ましく、3μm以下とすることがさらに望ましい。上記の組織要件を満足する熱処理用鋼は熱間圧延、熱間鍛造、熱処理のいずれの工程で製造しても良い。
上述のように、本発明においては、上記熱処理用鋼に対して、まず下記のステップを含む熱処理を施す。上記の金属組織を有する熱処理用鋼に対して、適切な条件における熱処理を施すことによってマルテンサイト組織単相または下部ベイナイト組織単相からなる初期組織を有する鋼を得ることができるようになる。熱処理工程における各ステップについて、以下に詳しく説明する。
本発明の熱処理工程においては、800〜900℃の温度域まで加熱する。組織をオーステナイト化するため、加熱温度は800℃以上とすることが望ましい。一方、加熱温度が900℃を超えると結晶粒が粗大化し延性および靭性に悪影響を及ぼす。したがって、加熱温度は800〜900℃の範囲にすることが望ましい。
加熱後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却した後、冷却を停止する。冷却速度が10℃/s未満であると、フェライトが析出し、マルテンサイト組織単相または下部ベイナイト組織単相とならなくなるおそれがある。また、冷却停止温度が450℃を超えると、ベイナイトまたはマルテンサイトの変態温度範囲とはならないず、フェライトが析出する場合がある。一方、冷却停止温度が250℃未満ではセメンタイトの球状化が抑制されるおそれがある。
上記冷却停止温度まで冷却させた後、その温度で10〜100s保持する。この保持時間内で、ベイナイトまたはマルテンサイト変態させるが、保持時間が10s未満だと、ベイナイト変態が完了せず、延性および靭性が劣化するおそれがある。一方、保持時間が100sを超えると炭化物が粗大化し靭性に悪影響を及ぼすおそれがある。
上記の熱処理に続いて、焼戻し処理を施すことによって、初期組織を有する鋼から、マルテンサイトまたは下部ベイナイトの焼戻し組織を有する鋼が得られる。焼戻し処理工程においては、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する。焼戻し温度が400℃未満の場合にはセメンタイトが球状化せず、耐遅れ破壊特性に悪影響を及ぼすおそれがある。一方、680℃を超えると、オーステナイト相に逆変態する場合があり、下部ベイナイト組織またはマルテンサイト組織が崩れ、耐遅れ破壊特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
上記の鋼に対して熱処理を行う前に温間加工を施すと、その後の熱処理で、オーステナイト結晶粒の微細化が起こりやすくなり、旧オーステナイト粒径の微細な下部ベイナイト組織からなる金属組織を有する鋼材を得るのが容易になる。温間加工を熱処理前に施す場合には、500〜750℃の温度域で、断面減少率が20%以上となるような条件で行うことが望ましい。温間加工温度が750℃を超える場合または断面減少率が20%未満の場合には、温間加工の効果が発揮されないおそれがある。一方、温間加工温度は低い方が望ましいが、現実的には500℃以上とすることが望ましく、600℃以上とすることがより望ましい。また、断面減少率は高ければ高い方が望ましいが、設備の性能上、上限は50%とすることが望ましい。なお、温間加工は、板圧延、穴型圧延、温間プレス等の一般的な工程により行うことができる。
上記の鋼に対して熱処理を行う前に冷間加工を施すと、その後の熱処理で、オーステナイト結晶粒の微細化が起こりやすくなり、旧オーステナイト粒径の微細な下部ベイナイト組織からなる金属組織を有する鋼材を得るのが容易になる。冷間加工を熱処理前に施す場合には、断面減少率が20%以上となるような条件で行うことが望ましい。断面減少率は高ければ高い方が望ましいが、設備の性能上、上限は50%とすることが望ましい。なお、冷間加工は、圧延、プレス、曲げ加工等の一般的な工程により行うことができる。
JIS13号引張試験片を採取して引張試験を行うことにより、0.2%耐力(MPa)、最大引張応力(MPa)、降伏比、伸び(%)および幅絞り(%)の値を測定した。
水素チャージ下の低荷重試験で評価した。水素チャージ条件は3%食塩水中でAg/AgCl電極に対して−1.2Vの分極とした。水素チャージ下で荷重を100MPaずつ変化させ、試験時間200h経過後の割れの発生を調査し、破断する最小付加応力と破断しない最大付加応力との平均を最小下限応力とした。その最小下限応力を大気中の引張強さで除した値を遅れ破壊強度比として耐遅れ破壊性の指標とした。試験片のサイズは、板厚2mm、ゲージ長25mm、ゲージ幅6mmの板状引張試験片である。
Claims (5)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.2%を超えて0.55%以下、
Si:0.1〜0.3%、
Mn:0.1〜0.3%、
Mo:1〜4%、
Ti:0.002〜0.008%、
Al:0.01〜0.2%、
B:0.001〜0.006%、
N:0.001〜0.015%、
V:0〜0.3%、
Nb:0〜0.05%、
残部:Feおよび不純物であり、
旧オーステナイト粒径3μm以下のマルテンサイトまたは下部ベイナイトのいずれかの焼戻し組織からなる金属組織を有し、
金属組織中に含まれるセメンタイトの球状化率が0.8以上であり、
引張強度が1000〜1450MPaである、高強度鋼材。 - 前記化学組成が、質量%で、
V:0.05〜0.3%、
Nb:0.01〜0.05%、
から選択される1種以上を含有する、請求項1に記載の高強度鋼材。 - 請求項1または請求項2に記載の高強度鋼材を製造する方法であって、
請求項1または請求項2に記載の化学組成を有し、
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の高強度鋼材を製造する方法であって、
請求項1または請求項2に記載の化学組成を有し、
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
500〜750℃の温度域において断面減少率が20%以上となるように温間加工を加えた後、800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の高強度鋼材を製造する方法であって、
請求項1または請求項2に記載の化学組成を有し、
フェライト、パーライト、セメンタイトおよび焼戻しマルテンサイトから選択される1種の単相組織または2種以上が混在する複相組織で構成され、フェライトまたは旧オーステナイト粒径が10μm以下である金属組織を有する鋼を、
断面減少率が20%以上となるように冷間加工を加えた後、800〜900℃の温度域まで加熱した後、10℃/s以上の冷却速度で250〜450℃の温度域まで冷却し、その温度で10〜100s保持し、その後、冷却する熱処理工程と、
該熱処理工程後に、400〜680℃の温度域で10min〜1h保持する焼戻し処理工程とを備える、高強度鋼材の製造方法。
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