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JP6291712B2 - 偽造防止媒体及びその真贋判定方法 - Google Patents

偽造防止媒体及びその真贋判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、偏光紫外線を照射することで隠し文字や隠しパターン等の潜像映像を顕在化させる偽造防止媒体及びその真贋判定方法に関する。
従来、紙幣、株券、商品券、パスポート、クレジットカード等の有価証券類を含む多くの認証媒体では、偽造や複製が困難な媒体(以下、偽造防止媒体と総称する)を貼付することにより、偽造防止対策がなされている。
そこで、これらの認証媒体においては、認証媒体に貼付される偽造防止媒体の有無あるいは偽造防止媒体自体を目視又は検証器により、偽造防止媒体自体ないし偽造防止媒体を備える認証媒体の真贋判定を行っている。
しかし、単に目視により真贋判定が可能な偽造防止媒体では簡単に偽造されやすい問題がある。
そこで、近年、より偽造を困難にするために、予め偽造防止媒体中に偏光光だけで見えるような潜像を形成し、偏光板と組み合わせることにより、潜像を顕現する偽造防止技術が提案されている(特許文献1参照)。
この偽造防止技術は、単純な平板偏光板を偽造防止媒体に重ねることにより、潜像を出現させる技術であって、潜像が見えるか否かにより真贋判定を行うものである。
特開2008−183832号公報
しかしながら、以上のような偽造防止技術を利用した偽造防止媒体は、単にひとつの画像が現出するだけであるため、検証時に視覚に訴える力が脆弱であり、一瞥して偽造とは判別できない問題がある。また、かかる偽造防止媒体は、模倣・偽造が困難であるにせよ、模倣等ができないというものではない。
また、単純に印刷された蛍光インキに対して紫外線を照射して得られる潜像パターンを媒体中に形成する偽造防止技術は、すでに一般化しており、現在の技術を適用すれば比較的容易に偽造品、模造品を作製できてしまう問題がある。
そこで、本発明は、複数の蛍光二色性区画からなる蛍光二色性色素層を形成し、偏光板や偏光紫外線を用いて、蛍光発光される潜像映像を取り出す構成とすることにより、偽造や模倣を困難にし、蛍光発光される潜像映像を可視化可能に顕在化させることで、より高い偽造判定力をもって真贋判定を行い得る偽造防止媒体及びその真贋判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、の例は、基材の一方の面に少なくとも蛍光二色性色素層が積層され、この蛍光二色性色素層は少なくとも一つの配向軸を有する複数の蛍光二色性区画からなり、これら複数の蛍光二色性区画は連続して順次異なる配向方向となるように設置されていることを特徴とする偽造防止媒体である。
偽造防止媒体の例は、の例の偽造防止媒体において、前記蛍光二色性色素層は、液晶及び蛍光二色性色素からなることを特徴とする。
の例は、1またはの例の偽造防止媒体において、前記基材と前記蛍光二色性色素層との間に前記各蛍光二色性区画と対応し、かつ所定の方向に所定の制御角度で液晶の配向を制御する複数の配向制御領域からなる配向制御層を設けていることを特徴とする偽造防止媒体である。
の例は、1ないし3の何れか一の例の偽造防止媒体において、前記基材の他方の面に粘着層を施すことにより、偽造防止用物品に貼り付けて偽造防止ラベルとして使用することを特徴とする。
の例は、1ないし3の何れか一の例の偽造防止媒体において、1ないし第3の何れかの一の例の偽造防止媒体をスレッド化して所定の紙にすき込み、かつ所要とする印刷を施すことにより、偽造防止機能を有する印刷物とする、前記スレッド化の適用対象とすることを特徴とする偽造防止媒体である。
の例は、1ないし3の何れか一の例の偽造防止媒体において、前記基材である第一の基材の一方の面に接着層を施し、当該第一の基材の前記接着層とは反対側に配置される前記蛍光二色性色素層の表面に剥離層を介して第二の基材を積層し、接着層を加熱・加圧により偽造防止用物品に転写する転写機能を備えたことを特徴とする偽造防止媒体である。
次に、の例は、1ないし6の何れか一の例の偽造防止媒体または判定対象物品に備える偽造防止媒体の観察側に偏光板を配置し、前記偽造防止媒体に対して、紫外線光源から無偏光紫外線を照射するとともに、前記偏光板の光軸角度を回転変化させ、前記偽造防止媒体の蛍光二色性色素層の各蛍光二色性区画から蛍光発光される潜像映像の動きから前記偽造防止媒体の真贋判定を行うことを特徴とする偽造防止媒体の真贋判定方法である。
の例は、1ないし6の何れか一の例の偽造防止媒体または判定対象物品に備える偽造防止媒体に対して、紫外線光源から得られる直線偏光紫外線を照射するとともに、この直線偏光紫外線の光軸を回転させ、前記偽造防止媒体の蛍光二色性色素層の各蛍光二色性区画から蛍光発光される潜像映像の動きから前記偽造防止媒体の真贋判定を行うことを特徴とする偽造防止媒体の真贋判定方法である。
本発明による偽造防止媒体によれば、蛍光二色性色素層は少なくとも一つの配向軸を有する複数の蛍光二色性区画からなり、これら複数の蛍光二色性区画は連続して順次異なる配向方向となるように設置されていることから、偏光紫外線を徐々に一定方向に回転させながら照射することで、その回転に応じて連続した蛍光潜像映像を観察できる特殊な視覚効果を有している。すなわち、潜像が可視化されて連続的に変化して見える画像は、単純な静止潜像の表示に比べ視覚に対する訴求力が強く、容易に判別可能なので高い偽造判別力を発揮するという効果を奏する。
また、無偏光紫外線の照射においても異なるパターンの蛍光発光がおこるため、偏光紫
外線による潜像の存在に気づきにくいという効果もある。さらに、紫外線光源から無偏光紫外線を照射するとともに、偏光板の光軸角度を回転変化させると、光軸が合っているところが光ることから、暗い領域内をあたかもホタルが点滅しながら飛んで順番に光って見えるイメージを呈することができる。
さらに、微小なパターンで蛍光潜像を動かすためには、微小領域で配向軸の異なる情報を配置する高度な加工技術が必要であり、このような環境を模倣して、真正品と同じ視覚効果を発現させることは静止潜像を模倣するのと比較すると極めて困難である。
また、従来のように単純な印刷による蛍光インキを用いて検出できる潜像を用いた偽造防止媒体に比べ、本発明の偽造防止媒体によれば、蛍光二色性色素を用いて、パターンにより異なる偏光情報を付与する必要があるので、これを第三者が偽造または模倣することは技術的に極めて困難である。
本発明に係る偽造防止媒体の一実施の形態を示す模式的な平面図。 図1に示す偽造防止媒体のa−a線に沿う矢視断面図。 図2に示す偽造防止媒体を構成する配向制御層の一実施形態を示す模式的な平面図。 本発明に係る偽造防止媒体の真贋判定方法の一実施の形態の観察形態を説明する概略的な観察例図。 本発明に係る偽造防止媒体の真贋判定方法の一実施の形態の他の観察形態を説明する概略的な観察例図。 本発明に係る偽造防止媒体の真贋判定方法の他の実施の形態を説明する概略的な観察例図。 本発明に係る偽造防止媒体の真贋判定方法の効果を説明する摸式図。 本発明に係る偽造防止媒体を転写箔として使用する場合の模式的な断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には全て同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明の偽造防止媒体に係る一実施の形態を示す模式的な平面図であり、図2は図1に示す偽造防止媒体10のa−a線に沿う矢視断面図である。
偽造防止媒体10は、フィルムやシートなどの基材11の一方の面に、少なくとも蛍光二色性色素層13が積層される構成を基本とし、必要に応じて基材11の一方の面と蛍光二色性色素層13との間に配向方向を制御する配向制御層12が介挿され、さらに蛍光二色性色素層13の配向制御層12とは反対面側に蛍光二色性色素層13や偽造防止媒体10の表示画像を保護する保護層14を設けた構成であっても良い。
なお、図1及び図2において、100は偽造防止媒体10の観察側表面となる表示部であって、少なくとも一つの配向軸を有する複数の区画表示部101〜105から構成される。121〜125は配向制御層12を構成する配向方向が異なる配向制御領域、131〜135は各配向制御領域121〜125に対応して設けられた蛍光二色性色素区画ないし蛍光二色性色素領域(蛍光二色性部位)であって、蛍光二色性色素層13を構成する。
(基材11)
偽造防止媒体10に係る基材11としては、例えば、セロハン、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィン(PO)、エチレンビニールアルコール(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムなどの樹脂からなるフィルム又はシートなどを用いることができる。
また、基材11となるフィルムは延伸フィルムが好ましく、1軸延伸でも2軸延伸でも特に限定するものではない。また、前記基材11は、フィルムまたはシートの単体でも積層体でもよい。更に、基材11に対して、偏光潜像の画像認識に影響を及ぼさない程度で、全面もしくは部分的に帯電防止処理やマット加工、エンボス処理等の加工を施したものであっても良い。
(配向制御層12)
偽造防止媒体10に係る配向制御層12は、配向制御層12自体の上面に液晶材料などにより形成される蛍光二色性色素層13の配向方向を決定するための層である。したがって、配向制御層12は必ずしも必要な層ではなく、例えば、蛍光二色性を有するフィルム等を、光軸を合わせて設置することで蛍光二色性色素層13とすることで、配向制御層12を省略してもよい。
また、予め一軸に配向させた蛍光二色性色層13を用いて、それらを切り貼りして光軸を少しずつ異なる方向に並べてパターン化して位相差層としてもよい。また、液晶に二色性染料又は蛍光二色性染料を添加して配向させてもよい。
しかしながら、配向方向を決定する配向制御層12を設けた後、その配向制御層12の上面に蛍光二色性色素層13を施すことにより、より高精度な蛍光発光潜像を形成することができる。その結果、連続的に変化して見えるより高度な判定力で真贋判定することができる効果を奏することから、より好ましい構成であると言える。
以下、配向制御層12を採用した本発明に係る偽造防止媒体10について説明する。
この配向制御層12を形成する方法としては、公知の技術を用いることができる。例えば、ラビングや真空斜方蒸着により配向処理を行う方法、配向制御のための溝を形成する方法、さらには直線偏光や斜め非偏光照射による光反応を用いる光配向膜を使って配向させる方法等を用いて、配向制御層12を形成できる。
配向制御層12に用いられる材料としては、ポリビニルアルコール(PVA)、熱硬化性ポリイミドや可溶性ポリイミドなどのポリイミドが公知であるが、特に材料は限定されるものではない。なお、層間の密着強度を向上させる目的で、配向制御層12と蛍光二色性色素層13との間にアンカー層(接着層)を施した構成であってもよい。
図3は本発明に係る偽造防止媒体の一実施形態としての配向制御層12を模式的に示す図であって、配向制御領域121〜125の矢印は各配向制御領域121〜125の配向方向を示している。例えば、ラビングなどの公知方法を用いて、矢印の伸びる方向に液晶の配向を制御する配向制御層12を設ける場合、各配向制御領域121,122,123,124,125がそれぞれ0°、45°、90°、135°、180°の順序で順次配向制御される。
なお、配向の制御角度としては、0°から180°の間で少なくとも3段階の角度変化をもつことが好ましい。その理由は、角度が小さいほど潜像動画の動きは滑らかになり、本発明の偽造防止媒体の特徴である、偏光紫外線や偏光板を介して蛍光潜像が可視化されて連続的に変化して見える高度な真贋判定ができる効果を有する為である。
(蛍光二色性色素層13)
偽造防止媒体10に係る蛍光二色性色素層13を構成する蛍光二色性色素とは、可視領域に吸収帯を持っておらず、色素分子の長軸方向とそれと直交する方向によって、その吸光度および光の吸収に伴う蛍光発光強度が大きく異なる色素のことをいう。
この蛍光二色性色素は、異方的,すなわち特定の方向に揃って配向しているものとすれば、このような蛍光二色性色素に対して直線偏光紫外線を照射したとき、紫外線の偏光方向が蛍光二色性色素の分子長軸方向に平行な場合と、分子長軸方向に垂直な場合とが存在するが、前者のほうが紫外線を大きく吸収するため蛍光発光強度が大きくなる。
二つの異なる偏光光軸は必ずしも直交する必要は無く、色素の二色性比(例えば配向秩序度の違い等)に依存して蛍光強度に差が生じるため、色素分子の配向の角度によって蛍光発光強度を制御することが可能である。
なお、蛍光二色性色素としては、ベンゾチジアゾール系色素などがあるが、その他の公知の種々の蛍光二色性色素、例えばチエノチアゾールジスアゾ系色素などを用いてもよい。
蛍光二色性色素の配向を変える手段としては、公知の手段を用いることができ、例えば配向膜と液晶材料を用いることができる。なお、液晶材料を用いる場合は、前記色素を液晶中で配向させることが可能で、かつ十分な蛍光強度が得られる範囲内の任意の割合にて液晶に溶解させ、パターン配向させた配向膜上に塗付することで、蛍光二色性色素を配向させることができる。
配向に用いる液晶としては、蛍光二色性色素と相溶性のある液晶であればよく、配向膜上で蛍光二色性色素を配向させられるものであればよい。
(保護層14)
偽造防止媒体10に係る保護層14は、必要に応じて蛍光二色性色素層13の上面に形成され、蛍光二色性色素層13などの損傷や光劣化の防止や、偽造防止媒体10が表示する像の劣化を防止する役割を果たす。したがって、保護層14は、光透過性と光学的な等方性が求められ、単層または多層構造でもよい。また、蛍光発光を妨げない材料を用いる必要がある。
保護層14に用いられる材料としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂およびポリイミド樹脂などの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、又は紫外線若しくは電子線硬化樹脂が挙げられ、これらの材料は単独又は組み合わせて使用することができる。
なお、上記実施の形態では、基材11の面に配向制御層12、蛍光二色性色素層13、保護層14の順序で積層した構成としたが、例えば、基材11よりも上側のいずれかの層、または複数の層に蛍光潜像の発現を妨げない領域に限って印刷層を施した構成であってもよい。
次に、本発明に係る偽造防止媒体10を用いて、当該偽造防止媒体10から蛍光発光する潜像を観察する形態と、この観察形態を用いて偽造防止媒体10を備える判定対象物品が真正品であるかを検証するための真贋判定方法について、図4A,図4B,図5を参照して説明する。
図1に示す偽造防止媒体10に紫外線を照射せずに目視で観察したとき、区画表示部101〜105からなる表示部100は透明な状態に見え、各区画表示部101〜105がそれぞれ別の領域として区別することができず、どの区画表示部101〜105も同じ状態で見える。
ところで、このような偽造防止媒体10に紫外線を用いて観察する形態としては、無偏光紫外線を照射して観察する方法(以下、第一の観察形態と呼ぶ)と直線偏光紫外線を照射して観察する方法(以下、第二の観察形態と呼ぶ)が考えられる。
(第一の観察形態)
図4Aは第一の観察形態を説明する図であって、紫外線光源20から無偏光紫外線を照射し、偽造防止媒体10から蛍光発光される潜像を偏光板21を通して観察する形態である。
すなわち、偽造防止媒体10に光源20から無偏光紫外線を照射した場合、蛍光二色性色素層13のすべての蛍光二色性区画131〜135が蛍光発光し、各区画表示部101〜105はそれぞれ別の領域として区別することができず、どの領域も同じ明るさで観察することができる。
しかしながら、偽造防止媒体10に無偏光紫外線を照射した状態で偏光板21を回転させたとき、図5(a)〜(e)に示すような明るさの異なる潜像映像を観察することができる。図5(a)〜(e)は、それぞれ無偏光紫外線を照射しながら、XY平面上で偏光板21の光軸を0°、45°、90°、135°、180°の角度となるように合わせた状態で重ね合わせたときに蛍光二色性区画131〜135から観察される明るさが異なる潜像映像の模式図である。
(第二の観察形態)
図4Bは第二の観察形態を説明する図であって、光源20から偏光板21を介して直線偏光紫外線を照射し、偽造防止媒体10から蛍光発光される潜像を観察する形態である。
しかし、偽造防止媒体10に直線偏光紫外線を回転させつつ照射しながら観察したとき、第一の観察形態の場合と同様に、図5(a)〜(e)のような明るさの異なる潜像映像を観察することができる。
すなわち、図5(a)〜(e)は、XY平面上で直線偏光紫外線の光軸を0°、45°、90°、135°、180°の角度となるように合わせた状態で重ね合わせたときに観察される明るさが異なる潜像映像の模式図である。つまり、直線偏光紫外線の光軸を0°から180°まで徐々に回転されたとき、蛍光発光された潜像映像は図5(a)から(e)まで約45°刻みで連続的に変化し、明るさの異なる潜像映像を観察することができる。
なお、以上のような第一及び第二の観察形態を用いた真贋判装置を用いて、偽造防止媒体10又は判定対象物品に備えた偽造防止媒体10の真贋判定を行ってもよい。
第一及び第二の観察形態においては、基材11に積層される蛍光二色性色素層13に無偏光紫外線や直線偏光紫外線を照射するが、例えば直線偏光紫外線の場合に照射する光の波長は、可視光領域(波長:361〜700nm)を含まない紫外領域(波長:200〜360nm)の光を用いることが望ましい。
これら紫外線光源20の例としては、水銀灯、蛍光灯、キセノンランプ、レーザーなどがある。紫外線を直線偏光する場合、図4Bに示すように光源20から発する紫外線の出力側に偏光板21を配置し、この偏光板21を通して直線偏光紫外線を蛍光二色性色素層13に照射する。このとき、偏光板21が紫外線を吸収しない材料を選択することが好ましい。
なお、紫外線光源20の一つであるレーザーを用いた場合、レーザービーム自体が直線偏光であれば、偏光板21が無くてもよい。
偏光板21の材料は、公知の樹脂材料を用いることができるが、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)にヨウ素もしくは二色性染料を含浸させ、延伸配向させた吸収型偏光板、もしくは二色性染料を配向膜状で配向させた吸収型偏光板などが用いられる。
その他、偏光板21としては、例えば透過光にて特定の偏光成分を分離もしくは抽出できる素子であれば、本発明に係る偽造防止媒体10の真贋判定方法の検証に利用できる偏光板21として用いることができる。
また、偏光板21はワイヤーグリッド偏光子であってもよい。ワイヤーグリッド偏光子は、光透過性を持つ樹脂で形成された直線凹凸構造であり、ここに蒸着などの方法を用いて導体を形成すると、主に凹凸構造の凸部に導体が堆積し、前記直線極細導体が並んでいる状態と同じ現象が発生する。このため、直線凹凸構造に導体が形成された導体直線凹凸構造で作られた偏光子は、導体直線凹凸構造の直線方向に一致する直線偏光を反射し、導体直線凹凸構造の直線方向に直交する直線偏光を透過する。
次に、第一及び第二の観察形態を用いた偽造防止媒体10の真贋判定方法について説明する。
(第一の観察形態における真贋判定方法)
第一の観察形態においては、図4Aに示すように偽造防止媒体10に対して、光源20から無偏光紫外線を照射し、偽造防止媒体10から蛍光発光される潜像を観察する方法である。
この観察形態では、表示部100の区画表示部103は、偏光板21の光軸と液晶からなる位相差層の光軸との角度が平行なとき、偏光板21を通して偏光が透過され、潜像が明るく表示される。
このとき、表示部100の区画表示部101及び105は、偏光板21の光軸と液晶からなる位相差層の光軸との角度が90°で交わるとき、偏光板21を介して偏光が遮光され、暗く表示される。また、区画表示部102及び104は、偏光板21の光軸と液晶からなる位相差層の光軸との角度45°に応じた中間の明るさの潜像映像が表示される。
しかして、偽造防止媒体10に無偏光紫外線を照射した状態で偏光板21を回転させたとき、図5(a)〜(e)に示すような明るさの異なる潜像の映像を観察できる。すなわち、図5(a)〜(e)においても同様であって、回転される偏光板21の光軸と蛍光二色性色素層13の光軸との角度が平行なとき、該当する区画表示部101〜105の何れか一つが順次明るく表示され、また、回転される偏光板21の光軸と蛍光二色性色素層13の光軸との角度が90°で交わるときに暗く表示され、さらに、その間の角度ではその間の明るさで表示される。例えば、光源20から無偏光紫外線を照射した状態において、偏光板21を回転させると、図6に示すように光軸が合っているところが光ることから、蛍光二色性部位が暗い領域をあたかもホタルが点滅しながら飛んで順番に光って見えるイメージを呈することができる。
従って、無偏光紫外線を照射し、偏光板21を回転させながら偽造防止媒体10を観察すると、偽造防止媒体10から蛍光発光される潜像がつくる映像が所定の動きを表すことになる。よって、映像の所定の動きを確認することで、偽造防止媒体10が正規のものであることが確認できる。このことは、同じ所定の動きをもった蛍光発光の潜像映像を示す偽造防止媒体10であれば、その偽造防止媒体10を備える判定対象物品は真正品であると真贋判定できる。
(第二の観察形態における真贋判定方法)
第二の観察形態においては、図4Bに示すように偽造防止媒体10に光源20から直線偏光紫外線を照射し、偽造防止媒体10から得られる潜像を観察する方法である。
表示部100の区画表示部101及び105は、直線偏光紫外線の光軸と蛍光二色性色素層13の光軸との角度が平行であるとき、蛍光二色性色素は励起され蛍光を発し、それぞれの領域から蛍光発光される潜像が明るく表示される。また、区画表示部103は、直線偏光紫外線の光軸と蛍光二色性色素層13の光軸との角度が90°で交わるとき、励起は起こらず発光しないため、暗く表示される。また表示部102及び104においては、その間の明るさで表示される。
しかして、偽造防止媒体10に直線偏光紫外線の光軸を回転させながら照射したとき、第一の観察形態の場合と同様に図5(a)〜(e)に示すような明るさの異なる発光潜像の映像を観察できる。すなわち、直線偏光紫外線の光軸と蛍光二色性色素層13の光軸の角度が平行なときには明るく表示され、90°の角度で交わるときに暗く表示され、その間の角度ではその間の明るさで表示される。
このため、直線偏光紫外線の光軸を回転させながら偽造防止媒体10を観測することで、蛍光発光される潜像がつくる映像が所定の動きであることを確認することにより、偽造防止媒体10が正規のものであることが確認できる。このことは、同じ所定の動きをもった蛍光潜像を示す偽造防止媒体10であれば、その偽造防止媒体10を備える判定対象物品は真正品であると真贋判定できる。
なお、上記実施の形態では、蛍光二色性色素層13の各蛍光二色性区画131〜135の配向方向が約45°刻みとする角度変化としたが、任意の配向角度であればよく、例えば15°または30°ごとに異なる配向角度であってもよい。
さらに、本発明に係る偽造防止媒体10を使用する形態に応じて適宜加工を施すことにより、偽造防止ラベルや紙にすき込んだ印刷物などを提供することができる。
以下、これらの偽造防止ラベルや印刷物について説明する。
<偽造防止ラベル>
例えば、本発明に係る偽造防止媒体10の他方の面、ここでは基材11の配向制御層12とは反対側の面に粘着剤を塗布して粘着層を設けることで偽造防止ラベルを提供することができる。
粘着剤としては、一般的な材料を用いることができる。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系ポリアミド、アクリル系、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリコン系、ポリイソブチル系などの粘着剤を単独で用いることもできるし、またはこれらの粘着剤にアルキルメタクリレート、ビニルエステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマー等の凝集成分、不飽和カルボン酸、ヒドロキシ基含有モノマー、アクリルニトリル等に代表される改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、酸化防止剤等の添加剤を必要に応じて添加したものを用いることもできる。
粘着層を形成する方法としては、公知のグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法やバーコート法、グラビア法、ロールコート法などの塗布方法を用いることができる。
さらに、予め粘着剤をセパレーター(剥離性基材)に形成したものを準備しておき、偽造防止媒体へセパレーターを剥がして貼り合わせてもよい。
本発明に係る偽造防止媒体10は、様々な方法で印刷物に適用できる。例えば、上記の粘着剤の層を介して偽造防止ラベルを印刷物に貼り付けてもよい。このとき、基材11に貼替え防止のための切り込み又はミシン目を設けておいてもよい。すなわち、ラベルを剥がそうとしたとき、基材11が切り込みから破れるような構造を採用してもよい。もちろん、偽造防止媒体10は、印刷物以外の物品に貼り付けることもできる。
さらに、粘着加工を施した偽造防止媒体10の取り扱いを容易にするため、離型処理を行った離型紙や離型フィルムを粘着層の上に設置してもよい。
<印刷物>
本発明に係る偽造防止媒体10を、スレッド(ストリップ、フィラメント、糸状物、安全帯片などとも称される)と呼ばれる形態で紙にすき込んだ、当該紙に印刷することにより、偽造防止機能を有する印刷物を提供することができる。このスレッドを紙にすきこむことで、偽造防止媒体の貼り代えなどを防ぐことができる。
<転写箔30>
さらに、図7に示すように、本発明に係る偽造防止媒体10に裏面側に、例えば剥離層31を介して第二の基材32に積層し、当該偽造防止媒体10の表面側に接着層33を施すことにより転写箔30を得ることができる。
この偽造防止媒体10を有する転写箔60を用いて、判定対象物品の表面に加熱・加圧転写などにより転写することで、偽造防止機能を付与することもできる。
以下、本発明に係る偽造防止媒体の具体的な実施例について、図1ないし図3を参照して説明する。
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであるルミラー25F65(東レ社製)を材料とする基材11上に、バーコーター法を用いて、下記組成の配向層用インキを乾燥後の膜厚が2μmになるように塗布して配向制御層13を形成した。
ポリビニルアルコール樹脂 10重量%
…… (商品名:PVA−117 クラレ社製)
溶剤(水) 90重量%
次に、前記配向制御層12の上面をラビング布(FINE…PUFF…YA−20−R…吉川化工社製)を用いて、図1に示す区画表示部101、102、103、104、105に対応する、図3に矢印で示すそれぞれ配向方向の異なる5つの配向制御領域121、122、123、124、125を形成した。
その後、大日本インキ化学工業製のUVキュアラブル液晶UCL−008に蛍光二色性色素ベンゾ−2,1,3−チジアゾールを5%溶解し、マイクログラビアにて塗工した後、無偏光紫外線を照射することにより硬化させ前記配向制御領域121、122、123、124、125に対応した配向の異なる蛍光二色性区画ないし領域131、132、133、134、135からなる蛍光二色性色素層13を形成した。
さらに、蛍光二色性色素層13上にアクリル樹脂を用い、マイクログラビアにて塗布厚1μm、乾燥温度100℃で保護層14を形成し、偽造防止媒体10を作製した。
以上のようにして得られた偽造防止媒体10を用いて蛍光潜像の発現を観察した。なお、観察方法は、作製された偽造防止媒体10に対して直線偏光紫外線を回転させながら照射、もしくは無偏光紫外線を照射しながら偏光板21を回転させながら観察することで所望の潜像映像の発現を観察した。
本発明に係る偽造防止ラベル、印刷物、転写箔を含む偽造防止媒体は、銀行券、商品券、パスポートなどの有価証券を含む各種認証媒体等の物品に施すことで、偽造防止対策として用いることができる。本発明に係る偽造防止媒体は、偽造や複製に対する手段としての媒体に使用されるだけでなく、例えば、光学及び配向性機能を果たす電気光学的な液晶セルとして利用してもよい。さらには、ユニークな効果を用いて、エンターテイメント、アミューズメントや広告などの広い分野で使用することができる。
また、本発明に係る偽造防止媒体の真贋判定方法は、偽造防止媒体を備えた前述する各物品の真贋判定が可能になる。
なお、前記実施の形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。前記各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…偽造防止媒体、11…基材、12…配向制御層、13…蛍光二色性色素層、14…保護層、20…光源、21…偏光板、30…転写箔、31…剥離層、32…第二の基材、33…接着層、100…表示部、101、102、103、104、105…区画表示部、121、122、123、124、125…配向の方向が異なる配向制御領域、131、132、133、134、135・・・各配向制御領域に対応する蛍光二色性色素区画(又は蛍光二色性色素領域、蛍光二色性部位)。

Claims (7)

  1. 基材と、蛍光二色性色素層とをこの順に含み、
    前記蛍光二色性色素層が、少なくとも3つの蛍光二色性区画を有し、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画は、液晶中で蛍光二色性色素が互いに異なる配向方向となるように設置されており、前記蛍光二色性色素層に対して偏光板の光軸角度を回転させながら無偏光紫外線を照射したときに、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画が順番に光って動いて見えるように構成されていることにより、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画の順番が所定の映像の動きとして観察し得るように構成されている、偽造防止媒体。
  2. 基材と、蛍光二色性色素層とをこの順に含み、
    前記蛍光二色性色素層が、少なくとも3つの蛍光二色性区画を有し、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画は、液晶中で蛍光二色性色素が互いに異なる配向方向となるように設置されており、前記蛍光二色性色素層に対して直線偏光紫外線光源の光軸を回転させながら直線偏光紫外線を照射したときに、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画が順番に光って動いて見えるように構成されていることにより、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画の順番が所定の映像の動きとして観察し得るように構成されている、偽造防止媒体。
  3. 前記少なくとも3つの蛍光二色性区画が、互いに間隔を空けて飛び飛びに配置されている、請求項1または2に記載の偽造防止媒体。
  4. 前記少なくとも3つの蛍光二色性区画が、円形に構成されていて互いに間隔を空けて飛び飛びに配置されていることにより、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画が、ホタルが点滅しながら飛んで順番に光って見えるイメージを呈するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の偽造防止媒体。
  5. 前記互いに異なる配向方向が、0°、15°、30°、45°、90°、135°、180°の配向方向のうち少なくとも3つの配向方向であり、前記少なくとも3つの配向方向において、1つの配向方向を0°としたとき、他の少なくとも2つの配向方向が、15°、30°、45°、90°、135°、および180°からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の偽造防止媒体。
  6. 偽造防止媒体の真贋判定方法であって、請求項1、3〜5のいずれか1項に記載の偽造防止媒体と無偏光紫外線光源との間に偏光板を配置し、前記蛍光二色性色素層に対して偏光板の光軸角度を回転させながら無偏光紫外線を照射して、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画の順番を観察することにより、前記偽造防止媒体の真贋判定を行うことを特徴とする、真贋判定方法。
  7. 偽造防止媒体の真贋判定方法であって、請求項2〜5のいずれか1項に記載の偽造防止媒体と直線偏光紫外線光源とを配置し、前記蛍光二色性色素層に対して直線偏光紫外線光源の光軸を回転させながら直線偏光紫外線を照射して、前記少なくとも3つの蛍光二色性区画の順番を観察することにより、前記偽造防止媒体の真贋判定を行うことを特徴とする、真贋判定方法。
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