JP6290164B2 - 吸収性物品、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、トップシートの非肌側面に当接する上記中間シート(例えば、所謂セカンドシート、或いは、セカンドシートが無い場合には所謂コアラップシート)にも排泄液が残留する恐れがあるが、かかる中間シートにも抗菌剤が含まれていない。そのため、当該中間シートに残留する排泄液に対しても抗菌作用を効果的に及ぼすことができない。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有した吸収性物品であって、
着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、
前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、
前記液透過性シートよりも前記厚さ方向の非肌側に配された、液体を吸収する吸収性コアと、
を有し、
前記トップシートには、抗菌剤が含まれており、
前記液透過性シートにも、抗菌剤が含まれており、
前記トップシートにおける前記幅方向の各端部には、前記抗菌剤が存在しない非存在領域が形成されており、
前記抗菌剤が存在する存在領域は、前記吸収性コアよりも前記長手方向及び前記幅方向に突出するような範囲に設定されていることを特徴とする吸収性物品である。
また、
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記塗布することにおいては、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記抗菌剤を塗布し、
前記塗布することと、前記当接させることとの間では、前記非肌側面に接着剤を塗布することを行い、
前記当接させることにおいては、前記液透過性シートの基材シートは、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記接着剤で固定され、
前記非肌側面において前記抗菌剤が塗布された領域は、前記接着剤が存在する接着剤存在部分と前記接着剤が存在しない接着剤非存在部分とを有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有した吸収性物品であって、
着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、
前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有し、
前記トップシートには、抗菌剤が含まれており、
前記液透過性シートにも、抗菌剤が含まれていることを特徴とする吸収性物品である。
前記トップシートに含まれる前記抗菌剤の量の方が、前記液透過性シートに含まれる前記抗菌剤の量よりも多いのが望ましい。
前記トップシートに含まれる前記抗菌剤と、前記液透過性シートに含まれる前記抗菌剤とは、互いに同種の抗菌剤であるのが望ましい。
前記液透過性シートよりも前記厚さ方向の非肌側には、液体を吸収する吸収性コアが配されており、
前記吸収性コアにも抗菌剤が含まれているのが望ましい。
前記トップシートにおける前記幅方向の各端部には、前記抗菌剤が存在しない非存在領域が形成されているのが望ましい。
前記トップシートの前記端部に前記厚さ方向の肌側から重ねられつつ前記端部よりも前記幅方向の外側に突出して設けられたサイドシートを有し、
前記トップシート及び前記サイドシートは、共に繊維で形成されているとともに、前記サイドシートは、前記トップシートの前記端部に圧着された部分を有しているのが望ましい。
前記液透過性シートは、当該液透過性シートの素材色と色違いに着色された着色部分を有し、
前記着色部分は、前記トップシートを透かして前記厚さ方向の前記トップシート側から視認可能に設けられているのが望ましい。
前記液透過性シートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して、液体を吸収する吸収性コアと、
前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側面に当接する第2シートと、
前記トップシートと前記液透過性シートと前記吸収性コアと前記第2シートとが一緒に前記厚さ方向の肌側から圧搾形成された圧搾部と、を有し、
前記圧搾部には、抗菌剤が存在しているのが望ましい。
前記液透過性シート及び前記第2シートは、それぞれ、繊維で形成されており、
前記圧搾部において前記液透過性シートの繊維密度(g/cm3)と前記第2シートの繊維密度(g/cm3)とを比較した場合に、前記第2シートの繊維密度の方が大きいのが望ましい。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
前記塗布することにおいては、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記抗菌剤を塗布するのが望ましい。
前記塗布することと、前記当接させることとの間では、前記非肌側面に接着剤を塗布することを行い、
前記当接させることにおいては、前記液透過性シートの基材シートは、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記接着剤で固定され、
前記非肌側面において前記抗菌剤が塗布された領域は、前記接着剤が存在する接着剤存在部分と前記接着剤が存在しない接着剤非存在部分とを有するのが望ましい。
前記抗菌剤が塗布された領域に占める前記接着剤非存在部分の割合の方が、前記領域に占める前記接着剤存在部分の割合よりも大きいのが望ましい。
前記抗菌剤は液体であり、
前記トップシートの基材シートに塗布された前記抗菌剤が乾燥する前に、前記当接させることを行うのが望ましい。
前記当接させることの後で、前記トップシートの基材シートと前記液透過性シートの基材シートとを一緒に前記厚さ方向に押圧するのが望ましい。
前記トップシートの基材シート及び前記液透過性シートの基材シートは、それぞれ、繊維で形成されており、
前記当接させることにおいては、前記トップシートの基材シートの繊維密度(g/cm3)よりも前記液透過性シートの基材シートの繊維密度(g/cm3)の方が大きいのが望ましい。
前記液透過性シートの基材シートよりも前記厚さ方向の非肌側には、液体を吸収する吸収性コアが設けられ、
前記塗布することにおいては、前記吸収性コアよりも前記幅方向及び前記長手方向に突出するように、前記トップシートの基材シートに対して前記抗菌剤を塗布し、
前記移行させることにおいては、前記抗菌剤の一部を前記液透過性シートの基材シート経由で前記吸収性コアへ移行させるのが望ましい。
前記液透過性シートの基材シートよりも前記厚さ方向の非肌側には、液体を吸収する吸収性コアが設けられ、
前記塗布することにおいては、前記吸収性コアよりも前記幅方向に突出しないように、前記トップシートの基材シートに対して前記抗菌剤を塗布し、
前記移行させることにおいては、前記抗菌剤の一部を前記液透過性シートの基材シート経由で前記吸収性コアへ移行させるのが望ましい。
前記当接させることは、前記トップシートの基材シートの搬送路が前記液透過性シートの基材シートの搬送路に合流する合流位置で行われ、
前記トップシートの基材シートの搬送路において前記抗菌剤を塗布する塗布位置よりも搬送方向の上流側の位置には、シートロールから前記トップシートの基材シートを繰り出す繰り出し位置が設定されており、
前記トップシートの基材シートの搬送路における前記塗布位置は、前記繰り出し位置よりも前記合流位置の方に近いのが望ましい。
図1乃至図4は、本実施形態の吸収性物品の一例としての生理用ナプキン1の説明図である。図1は、同ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図であり、図2は、同ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。また、図3は、図1中のIII−III矢視で示す概略分解図である。更に、図4は、吸収体10を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。
また、この例では、同コア10cは、液体吸収性繊維に加えて液体吸収性粒状物の一例として高吸収性ポリマー(所謂SAP)も例えば坪量5(g/m2)〜50(g/m2)の範囲で有しているが、このSAPも省略可能である。
更に、この例では、第1被覆シート11として例えば坪量が10(g/m2)〜70(g/m2)の範囲のエアスルー不織布を使用しているが、液透過性で柔軟なシートであれば、何等これに限らない。すなわち、他の種類の不織布を使用しても良いし、或いは、ティッシュペーパー等を使用しても良い。また、第2被覆シート12としては例えばSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布を使用しているが、柔軟なシートであれば、何等これに限らない、すなわち、他の種類の不織布を使用しても良いし、或いは、ティッシュペーパー等を使用しても良く、更に言えば、同第2被覆シート12については省略可能である。
また、この例では、各シート20,11,12及び吸収性コア10cの何れの部材にも、同種の抗菌剤が使用されている。よって、これら部材20,11,12,10c毎に抗菌剤の種類が異なる場合に起こり得る不具合、例えば、互いに種類の異なる抗菌剤同士が接触して反応等して抗菌作用が低下してしまうことを未然に防ぐことができる。但し、何等これに限らない。すなわち、互いに接触しても反応等せずに抗菌作用が低下しないように複数の抗菌剤を選択して使用するのであれば、抗菌剤の種類を部材20,11,12,10c毎に異ならせても良い。
先ず、トップシート20の幅方向の各端部20ewは、着用対象者の股間における脚の付け根に当たり得る部分であることから、当該端部20ewで特に当該着用対象者の肌を擦るなどして当該肌を痛め易い。よって、当該端部20ewに抗菌剤が存在していると、この痛めることを助長する恐れがあるが、この点につき、この例では、当該端部20ewは、抗菌剤が存在しない非存在領域ARNとされている。よって、上記の痛めることの助長を抑制することができる。
但し、何等これに限らない。すなわち、抗菌剤の存在領域ARが、トップシート20の幅方向の全長に亘って設定されていても良い。
ちなみに、圧搾部EMD,EMLでの各シート20,11,12及び吸収性コア10cの繊維密度(g/cm3)の各値については、例えば、算出対象の各部材20,11,12,10cの圧搾部EMD,EMLでの坪量(g/m2)を、それぞれ、圧搾部EMD,EMLでの各部材20,11,12,10cの厚さで除算した除算値として求めることができる。
この製造ラインLMでは、先ず、下工程で生成された複数の吸収体10,10…が搬送方向に所定ピッチP1で並んでベルトコンベアCV等の搬送路を搬送されている。すなわち、この時点では、既に吸収体10の形態とされていることから、吸収性コア10cの肌側面には第1被覆シート11がホットメルト接着剤HMA等で接合済みであり、また、非肌側面には第2被覆シート12がホットメルト接着剤HMA等で接合済みの状態となっている。
なお、このときには、図6に示すように、トップシートの連続シート20aの非肌側面が、吸収体10の第1被覆シート11の肌側面に当接されるが、連続シート20aの非肌側面には抗菌剤塗布領域ARが形成されているとともに、図7に示すように、当該塗布領域ARは、接着剤存在部分PHMAと、接着剤非存在部分PHMANとを有している。よって、接着剤存在部分PHMAにおいては、抗菌剤の第1被覆シート11への移行が抑制される一方、接着剤非存在部分PHMANにおいては、抗菌剤の第1被覆シート11への移行が概ね阻害されずに当該移行が速やかに行われる。よって、トップシートの連続シート20a及び第1被覆シート11の両者に抗菌剤を確実に含ませることができる。
先ず、サイドシート25における上記圧着部E25,E25…は、当該圧着に基づいて繊維密度(g/cm3)が高くなっている。そのため、前述の製造ラインLMにおいてトップシートの連続シート20aにサイドシート25の連続シート(不図示)を圧着した後に、液状の抗菌剤をトップシートの連続シート20aの非肌側面に向けて塗布すると、同連続シート20aに塗布された液状の抗菌剤が、毛細管現象によって、サイドシート25の連続シートにおける当該圧着部E25,E25…に移行して集まり易い。一方、このサイドシート25の肌側面は、着用対象者の股間における脚の付け根に当たり得る部分であることから、当該サイドシート25で特に着用対象者の肌を擦るなどして肌を痛め易い。そして、このサイドシート25に抗菌剤が存在していると、この痛めることを助長する恐れがある。
前述の実施形態では、図5に示すように抗菌剤塗布領域(存在領域)ARが、吸収性コア10cよりも幅方向の外側に突出して形成されていたが、この第2変形例では、吸収性コア10cよりも幅方向の外側に突出しないように、すなわち、同コア10cの幅方向の内側に収まるように抗菌剤塗布領域ARが形成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
何等これに限らない。例えば、上記の液透過性シートが、トップシート20と吸収体10との間に配される所謂セカンドシートであっても良い。つまり、当該液透過性シートが、トップシート20と上記のコアラップシート(第1被覆シート11)との間に配されるシートであっても良い。
20cw 中央部、20cw1 中央部、20e 外周縁部、20ew1 端部、20w 部分、25 サイドシート、25p 部分、30 バックシート、30a バックシートの連続シート、30c 部分、30ew 端部、30w 部分、40c 粘着部、40w 粘着部、50 繰り出し装置、53 抗菌剤塗布装置、55 接着剤塗布装置、60 エンボス加工装置、60d 上ロール、60u 下ロール、65 ラウンドシール装置、65d 上ロール、65u 下ロール、70 ダイカッター装置、70d 上ロール、70u 下ロール、72 カッター刃、AR 存在領域(抗菌剤塗布領域、塗布された領域)、ARc 中央部、ARe 端部、ARN 非存在領域、AEML 領域、EM 圧搾部、EMD 点状の圧搾部、EML 線状の圧搾部、ED10 圧搾部、E25 圧着部(圧着された部分)、HMA 接着剤、PHMA 接着剤存在部分、PHMAN 接着剤非存在部分、LM 製造ライン、CV ベルトコンベア、CVa ベルトコンベア、CVB 無端ベルト、P20ar 繰り出し位置、Pj20a 合流位置、P53 塗布位置、P55 塗布位置、Pj30a 合流位置、
Claims (16)
- 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有した吸収性物品であって、
着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、
前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、
前記液透過性シートよりも前記厚さ方向の非肌側に配された、液体を吸収する吸収性コアと、
を有し、
前記トップシートには、抗菌剤が含まれており、
前記液透過性シートにも、抗菌剤が含まれており、
前記トップシートにおける前記幅方向の各端部には、前記抗菌剤が存在しない非存在領域が形成されており、
前記抗菌剤が存在する存在領域は、前記吸収性コアよりも前記長手方向及び前記幅方向に突出するような範囲に設定されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記トップシートに含まれる前記抗菌剤の量の方が、前記液透過性シートに含まれる前記抗菌剤の量よりも多いことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記トップシートに含まれる前記抗菌剤と、前記液透過性シートに含まれる前記抗菌剤とは、互いに同種の抗菌剤であることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品であって、
前記吸収性コアにも抗菌剤が含まれていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品であって、
前記トップシートの前記端部に前記厚さ方向の肌側から重ねられつつ前記端部よりも前記幅方向の外側に突出して設けられたサイドシートを有し、
前記トップシート及び前記サイドシートは、共に繊維で形成されているとともに、前記サイドシートは、前記トップシートの前記端部に圧着された部分を有していることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品であって、
前記液透過性シートは、当該液透過性シートの素材色と色違いに着色された着色部分を有し、
前記着色部分は、前記トップシートを透かして前記厚さ方向の前記トップシート側から視認可能に設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品であって、
前記液透過性シートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して、液体を吸収する吸収性コアと、
前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側面に当接する第2シートと、
前記トップシートと前記液透過性シートと前記吸収性コアと前記第2シートとが一緒に前記厚さ方向の肌側から圧搾形成された圧搾部と、を有し、
前記圧搾部には、抗菌剤が存在していることを特徴とする吸収性物品 - 請求項7に記載の吸収性物品であって、
前記液透過性シート及び前記第2シートは、それぞれ、繊維で形成されており、
前記圧搾部において前記液透過性シートの繊維密度(g/cm3)と前記第2シートの繊維密度(g/cm3)とを比較した場合に、前記第2シートの繊維密度の方が大きいことを特徴とする吸収性物品。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記塗布することにおいては、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記抗菌剤を塗布し、
前記塗布することと、前記当接させることとの間では、前記非肌側面に接着剤を塗布することを行い、
前記当接させることにおいては、前記液透過性シートの基材シートは、前記トップシートの基材シートの前記非肌側面に前記接着剤で固定され、
前記非肌側面において前記抗菌剤が塗布された領域は、前記接着剤が存在する接着剤存在部分と前記接着剤が存在しない接着剤非存在部分とを有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項9に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記抗菌剤が塗布された領域に占める前記接着剤非存在部分の割合の方が、前記領域に占める前記接着剤存在部分の割合よりも大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項9又は10に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記抗菌剤は液体であり、
前記トップシートの基材シートに塗布された前記抗菌剤が乾燥する前に、前記当接させることを行うことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項11に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記当接させることの後で、前記トップシートの基材シートと前記液透過性シートの基材シートとを一緒に前記厚さ方向に押圧することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記トップシートの基材シート及び前記液透過性シートの基材シートは、それぞれ、繊維で形成されており、
前記当接させることにおいては、前記トップシートの基材シートの繊維密度(g/cm3)よりも前記液透過性シートの基材シートの繊維密度(g/cm3)の方が大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記液透過性シートの基材シートよりも前記厚さ方向の非肌側には、液体を吸収する吸収性コアが設けられ、
前記塗布することにおいては、前記吸収性コアよりも前記幅方向及び前記長手方向に突出するように、前記トップシートの基材シートに対して前記抗菌剤を塗布し、
前記移行させることにおいては、前記抗菌剤の一部を前記液透過性シートの基材シート経由で前記吸収性コアへ移行させることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記液透過性シートの基材シートよりも前記厚さ方向の非肌側には、液体を吸収する吸収性コアが設けられ、
前記塗布することにおいては、前記吸収性コアよりも前記幅方向に突出しないように、前記トップシートの基材シートに対して前記抗菌剤を塗布し、
前記移行させることにおいては、前記抗菌剤の一部を前記液透過性シートの基材シート経由で前記吸収性コアへ移行させることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有するとともに、着用対象者の肌と当接する液透過性のトップシートと、前記トップシートの前記厚さ方向の非肌側面に当接して配された液透過性シートと、を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記トップシートの基材シートに抗菌剤を塗布することと、
前記抗菌剤が塗布された前記トップシートの基材シートの前記厚さ方向の非肌側面に前記液透過性シートの基材シートを当接させることと、
前記抗菌剤の一部を前記トップシートの基材シートから前記液透過性シートの基材シートへ移行させることと、を有し、
前記当接させることは、前記トップシートの基材シートの搬送路が前記液透過性シートの基材シートの搬送路に合流する合流位置で行われ、
前記トップシートの基材シートの搬送路において前記抗菌剤を塗布する塗布位置よりも搬送方向の上流側の位置には、シートロールから前記トップシートの基材シートを繰り出す繰り出し位置が設定されており、
前記トップシートの基材シートの搬送路における前記塗布位置は、前記繰り出し位置よりも前記合流位置の方に近いことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
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