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JP6288704B2 - 取り付け構造、光源装置、投写型表示装置および取り付け方法 - Google Patents

取り付け構造、光源装置、投写型表示装置および取り付け方法

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JP6288704B2
JP6288704B2 JP2014041325A JP2014041325A JP6288704B2 JP 6288704 B2 JP6288704 B2 JP 6288704B2 JP 2014041325 A JP2014041325 A JP 2014041325A JP 2014041325 A JP2014041325 A JP 2014041325A JP 6288704 B2 JP6288704 B2 JP 6288704B2
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Description

本発明は、集光素子が固定された台座に蛍光ユニットを取り付けるための構造、当該構造を備えた光源装置、当該光源装置を備えた投写型表示装置、および集光素子が固定された台座に蛍光ユニットを取り付ける方法に関する。
画像を投写する投写型表示装置が知られている。また、レーザ光源を備える光源装置を投写型表示装置に用いることが提案されている。
特許文献1に開示される光源装置は、レーザ光源と、レーザ光源から発せられたレーザ光を受けて蛍光を発する蛍光ユニットと、蛍光ユニットから発せられた蛍光の進行経路上に設けられた集光素子と、を含む。集光素子が固定された台座に蛍光ユニットが取り付けられることで、蛍光ユニットの位置が集光素子に対してずれないようにされている。
蛍光ユニットから発せられる蛍光は、レーザ光が照射された部分を中心に拡散しながら集光素子へ向かう。集光素子は、入射した蛍光を光軸方向に集めて出射する。
特許文献1によれば、集光素子から出射された蛍光は周囲に広がらないので、当該蛍光は明るさを保ったまま進む。したがって、より明るい蛍光が光源装置から出射される。このような光源装置を備える投写型表示装置では、比較的明るい蛍光が表示パネルに照射される。したがって、投写型表示装置から投写される画像がより明るくなる。
国際公開第2011/092841号
特許文献1に開示される光源装置では、蛍光ユニットから集光素子へ達する蛍光の量は、蛍光ユニットと集光素子との間の隙間が狭いほど多くなる。このような理由から、蛍光ユニットと集光素子との間の隙間をできるだけ狭くすることが求められている。
しかしながら、蛍光ユニットと集光素子との間の隙間が比較的狭い場合、蛍光ユニットを台座に取り付ける際に集光素子と蛍光ユニットとが接触する虞がある。集光素子と蛍光ユニットとが接触すると、集光素子や蛍光ユニットに傷がつく。当該傷は、蛍光ユニットが発する蛍光の明るさの低下や、集光素子の集光効率の低下を招く。その結果、光源装置から出射される蛍光の明るさが低下してしまう。
本発明の目的は、蛍光ユニットと集光素子とをより近づけた状態で蛍光ユニットを台座に取り付けることができるとともに蛍光ユニットと集光素子との接触を抑制することができる取り付け構造、光源装置および取り付け方法を提供することにある。
本発明の取り付け構造は、台座と、蛍光ユニットと、ガイド部材と、を備える。台座には集光素子が固定されている。蛍光ユニットは、台座に着脱可能に取り付けられる。ガイド部材は、台座に対して蛍光ユニットを、第1の位置と、第1の位置よりも蛍光ユニットを集光素子に近づける第2および第3の位置と、へ位置決め可能である。そして、ガイド部材は、第1のガイド部と、第2のガイド部と、第3のガイド部と、を含む。第1のガイド部は、第1の位置と第2の位置とに蛍光ユニットを誘導する。第2のガイド部は、第2の位置と第3の位置とへ蛍光ユニットを誘導するとともに第2および第3の位置へ誘導された蛍光ユニットが集光素子に近づくことを規制する。第3のガイド部は、第3の位置に誘導された蛍光ユニットが集光素子から遠ざかることを規制する。
また、本発明の光源装置は、前述の取り付け構造と、蛍光ユニットにレーザ光を照射するレーザ光源と、を備える。
また、本発明の方法は、集光素子が固定された台座に蛍光ユニットを取り付ける方法に係る。この態様において、本発明は、台座と、蛍光ユニットと、ガイド部材と、を用意することを含む。ガイド部材は、台座に対して蛍光ユニットを、第1の位置と、第1の位置よりも蛍光ユニットを集光素子に近づける第2の位置および第3の位置と、に位置決め可能である。また、ガイド部材は、第1の位置と第2の位置とへ蛍光ユニットを誘導する第1のガイド部と、第2の位置と第3の位置とへ蛍光ユニットを誘導するとともに第2および第3の位置へ誘導された蛍光ユニットが集光素子に近づくことを規制する第2のガイド部と、第3の位置に誘導された蛍光ユニットが集光素子から遠ざかることを規制する第3のガイド部と、を含む。また、本発明は、第1のガイド部を用いて蛍光ユニットを第1の位置から第2の位置へ誘導することと、第2のガイド部を用いて、第2の位置へ誘導された蛍光ユニットを第3の位置へ誘導することと、第2および第3のガイド部を用いて、第3の位置へ誘導された蛍光ユニットの移動を規制することと、を含む。
本発明によれば、蛍光ユニットと集光素子とをより近づけた状態で蛍光ユニットを台座に取り付けることができるとともに蛍光ユニットと集光素子との接触を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る取り付け構造を備える光源装置の概略平面図である。 蛍光ユニットの斜視図である。 取り付け構造の拡大平面図である。 蛍光ユニットが台座から取り外された状態の平面図、蛍光面とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面の側から見た斜視図である。 蛍光ユニットが第1の位置に置かれた状態の平面図、蛍光面とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面の側から見た斜視図である。 蛍光ユニットが第2の位置に置かれた状態の平面図、蛍光面とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面の側から見た斜視図である。 蛍光ユニットが第3の位置に置かれた状態の平面図、蛍光面とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面の側から見た斜視図である。 図1に示される光源装置を備える投写型表示装置の構成を模式的に示す図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る取り付け構造を備える光源装置の概略図である。図1に示されるように、光源装置1は、第1の青色レーザ光源2と、蛍光ユニット3と、集光素子4と、蛍光ユニット3および集光素子4が取り付けられた台座5と、を含む。
第1の青色レーザ光源2は、比較的明るい青色レーザ光を発することができる。第1の青色レーザ光源2から発せられた青色レーザ光は、第1ないし第3のレンズ6,7,8を通ってライトトンネル9に入射する。その後、青色レーザ光は、ライトトンネル9から出射され、第4のレンズ10を通って第1のダイクロイックミラー11に達する。
第1のダイクロイックミラー11は、青色レーザ光を反射する特性を有する。したがって、第1のダイクロイックミラー11に達した青色レーザ光は、第1のダイクロイックミラー11で反射して集光素子4へ入射する。そして、集光素子4から出射された青色レーザ光は、蛍光ユニット3へ向かう。
集光素子4は、レンズホルダ12を介して台座5に固定された第1ないし第3の集光レンズ13,14,15を含む。そして、集光素子4は、光線を集める素子として機能する。具体的には、集光素子4に発散光が入射すると、集光素子4は、当該発散光を集光素子4の光軸に平行な平行光に変換する。また、集光素子4に平行光が入射すると、集光素子4は、当該平行光を集光素子4の光軸上のある点に集める。
本実施形態では、集光素子4は、3つの集光レンズ13,14,15から構成されているが、この形態に限られない。集光素子4は、1つまたは2つの集光レンズから構成されていてもよいし、4つ以上の集光レンズから構成されていてもよい。
図2は蛍光ユニット3の斜視図である。図2に示されるように、蛍光ユニット3は、蛍光面16を含む蛍光ホイール17と、蛍光ホイール17を支持するとともに蛍光ホイール17を回転させる回転手段18と、回転手段18の、蛍光ホイール17とは反対の側に固定された支持部材19と、を含む。回転手段18としては、モータが挙げられる。支持部材19は、放熱手段として機能する部材であることが好ましい。本実施形態では、ヒートシンクが支持部材19として用いられている。
蛍光面16は、例えば青色レーザ光を受けて黄色の波長帯域を含む赤色から緑色の波長帯域の蛍光を発する(以下、黄色の蛍光とする)。このような蛍光面16は、レーザ光を受けて励起し黄色の蛍光を発する蛍光体を蛍光ホイール17に定着させることで形成される。
蛍光体は、レーザ光を受けて蛍光を発する際に熱を発する。回転手段18を用いて蛍光ホイール17を回転させることで、レーザ光が照射される領域が移動し、蛍光体の局部的な温度上昇を抑制することができる。
また、回転手段18に支持部材19(ヒートシンク)が固定されているので、蛍光ホイール17や回転手段18で発生した熱は、回転手段18を介してまたは直接支持部材19(ヒートシンク)に伝わる。したがって、蛍光ホイール17や回転手段18の温度上昇を抑制することができる。
再び図1を参照する。蛍光ユニット3は、台座5に着脱可能に形成されている。蛍光ユニット3が台座5に取り付けられた状態では、蛍光面16が集光素子4と対向する。したがって、集光素子4から出射された青色レーザ光は、蛍光ユニット3の蛍光面16へ達する。蛍光面16は、青色レーザ光を受けることで黄色の蛍光を発する。
集光素子4が蛍光面16に対向しているので、蛍光面16から発せられた蛍光は青色レーザ光が照射された部分を中心に放射状に広がりながら集光素子4へ向かう。集光素子4へ入射した蛍光は、集光素子4を用いて集光素子4の光軸方向に集められ、当該光軸と略平行に進む平行光となって第1のダイクロイックミラー11へ向かう。
第1のダイクロイックミラー11は、黄色の蛍光を透過する特性を有する。したがって、第1のダイクロイックミラー11へ入射した黄色の蛍光は第1のダイクロイックミラーを透過する。その後、黄色の蛍光は第5のレンズ20を通って第2のダイクロイックミラー21に達する。
第2のダイクロイックミラー21は、黄色の蛍光を反射する特性を有する。したがって、第2のダイクロイックミラー21に達した黄色の蛍光は、第2のダイクロイックミラー21で反射し、第6のレンズ22を通って光源装置1の光出射部23から出射される。
第1の青色レーザ光源2は比較的明るい青色レーザを発することができるので、光源装置1は比較的明るい黄色の蛍光を発することができる。
また、光源装置1は、青色レーザ光を発する第2の青色レーザ光源24を備える。第2の青色レーザ光源24から発せられた青色レーザ光は、第7ないし第10のレンズ25,26,27,28を通って第2のダイクロイックミラー21に達する。
第2のダイクロイックミラー21は、青色のレーザ光を透過する特性を有する。したがって、第2のダイクロイックミラー21に達した青色レーザ光は、第2のダイクロイックミラー21を透過し、さらに第6のレンズ22を通って光源装置1の光出射部23から出射される。
以上のように、光源装置1は、比較的明るい黄色の蛍光だけでなく、比較的明るい青色レーザ光も発することができる。
次に、蛍光ユニット3を台座5に取り付けるための取り付け構造について、図2または図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る取り付け構造の拡大平面図である。
図2および図3に示されるように、取り付け構造29は、台座5と、蛍光ユニット3と、台座5に対して蛍光ユニットを第1、第2および第3の位置へ位置決めするガイド部材30と、を備える。
蛍光ユニット3は、第1の位置で台座5に着脱される。第2および第3の位置は、第1の位置よりも蛍光ユニット3を集光素子4に近づける。第1の位置と第2の位置とが並ぶ方向を第1の方向Xと称する。第2および第3の位置は、第1の方向Xと交わる第2の方向Yに並んでいる。
ガイド部材30は、第1のガイド部30aと第2のガイド部30bと第3のガイド部30cとを含む。
第1のガイド部30aは、第1の位置と第2の位置とに蛍光ユニット3を誘導する。第2のガイド部30bは、第2の位置と第3の位置とへ蛍光ユニット3を誘導するとともに第2および第3の位置に誘導された蛍光ユニット3が集光素子4に近づくことを規制する。第3のガイド部30cは、第3の位置に誘導された蛍光ユニット3が集光素子4から遠ざかることを規制する。
本実施形態では、ガイド部材30は蛍光ユニット3に設けられている。ガイド部材30にはL字形の穴31が形成されている。穴31は、第1の方向Xへ延びる第1の長穴部32と、第2の方向Yへ延びる第2の長穴部33と、を含む。第2の長穴部33の一部は第1の長穴部32と重複している。
穴31の内側面が第1、第2および第3のガイド部30a,30b,30cとして機能する。第1、第2および第3のガイド部30a,30b,30cが台座5に設けられた突起34に当接することで、ガイド部材30は台座5に対する蛍光ユニット3の移動を規制する。
第1の長穴部32の内側面のうち第1の方向Xに沿って延びる2つの面が第1のガイド部30aとして機能する。蛍光ユニット3が第1の位置にある状態では、突起34は、当該第1の長穴部32のうち集光素子4に最も近い部分に位置する。
第1のガイド部30aが第1の方向Xに沿って延びているので、突起34は第1の方向Xへ誘導される。したがって、蛍光ユニット3は、第1の位置と第2の位置とに誘導される。
第2の長穴部33の内側面のうち集光素子4の側に位置する面が第2のガイド部30bとして形成されている。蛍光ユニット3が第2および第3の位置にある状態では、第2のガイド部30bは突起34に当接する。
第2のガイド部30bが突起34に当接することで、蛍光ユニット3は、集光素子4に近づく方向へ移動しなくなる。すなわち、第2のガイド部30bを用いて、第2および第3の位置に誘導された蛍光ユニット3が集光素子4に近づく方向へ移動することが規制される。
第2の長穴部33の内側面のうち集光素子4とは反対の側に位置する面が第3のガイド部30cとして形成されている。蛍光ユニット3が第3の位置にある状態では、第3のガイド部30cは突起34に当接する。
突起34が第3のガイド部30cに当接することで、蛍光ユニット3は、集光素子4から遠ざかる方向へ移動しなくなる。第1の方向Xへの突起34の移動が規制される。すなわち、第3のガイド部30cを用いて、第3の位置に誘導された蛍光ユニット3が集光素子4から遠ざかる方向へ移動することが規制される。
本発明は、ガイド部材30が蛍光ユニット3に設けられた形態に限られない。実施形態の変形例として、ガイド部材30が台座5に設けられていてもよい。台座5にガイド部材30が設けられた形態では、ガイド部材30が蛍光ユニット3に当接することで前記台座に対する前記蛍光ユニットの移動が制限される。また、突起34が蛍光ユニット3に設けられてもよい。突起34が蛍光ユニット3に設けられた形態では、ガイド部材30が蛍光ユニット3に設けられた突起34に当接することで前記台座に対する前記蛍光ユニットの移動が制限される。
また、本発明は、L字状の穴の内側面が第1、第2および第3のガイド部30a,30b,30cに用いられた形態に限られない。実施形態の変形例として、第1、第2および第3のガイド部30a,30b,30cにレールが用いられていてもよい。レールが第1、第2および第3のガイド部30a,30b,30cに用いられた形態では、蛍光ユニット3または台座5がレールに沿って進むことで前記台座に対する前記蛍光ユニットの移動が制限される。
図4ないし図7を用いて、台座5に蛍光ユニット3を取り付ける際の手順について説明する。図4(a)、図4(b)および図4(c)は、それぞれ、蛍光ユニット3が台座5から取り外された状態の平面図、蛍光面16とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面16の側から見た斜視図である。
図4に示されるように、用意された蛍光ユニット3を台座5に取り付ける際には、蛍光ユニット3は台座5の上方に配置される。蛍光ユニット3と集光素子4とが接触しないように蛍光ユニット3は集光素子4から十分に離される。
まず、ユーザは、蛍光ユニット3を第1の位置に置き、突起34をガイド部材30に形成されたL字状の穴に挿入する。図5(a)、図5(b)および図5(c)は、それぞれ、蛍光ユニット3が第1の位置に置かれた状態の平面図、蛍光面16とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面16の側から見た斜視図である。
蛍光ユニット3が第1の位置にある状態では、突起34は、L字状の穴のうち集光素子4に最も近いところに位置する。すなわち、突起34がL字状の穴に挿入された状態において、蛍光ユニット3は集光素子4から最も離れたところに位置する。蛍光ユニット3と集光素子4とが十分に離された第1の位置に蛍光ユニット3が置かれるので、蛍光ユニット3と集光素子4との接触が抑制される。
続いて、ユーザは、蛍光ユニット3を第1の位置から第2の位置へ移動させ、蛍光ユニット3を集光素子4に近づける。図6(a)、図6(b)および図6(c)は、それぞれ、蛍光ユニット3が第2の位置にある状態の平面図、蛍光面16とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面16の側から見た斜視図である。
蛍光ユニット3が第1の位置から第2の位置へ移動することで、突起34は、第2のガイド部30bに当接する。そのため、蛍光ユニット3は、第2の位置からさらに集光素子4に近づく方向へ移動しない。したがって、蛍光面16と集光素子4とを接触させることなく蛍光面16を集光素子4に近づけることができる。
次に、ユーザは、蛍光ユニット3を第2の位置から第3の位置へ移動させる。図7(a)、図7(b)および図7(c)は、それぞれ、蛍光ユニット3が第3の位置にある状態の平面図、蛍光面16とは反対の側から見た斜視図、および蛍光面16の側から見た斜視図である。
蛍光ユニット3が第2の位置から第3の位置へ移動することで、突起34は、第2および第3のガイド部30b,30cに当接する。そのため、蛍光ユニット3は、第3の位置から、集光素子4に近づく方向および集光素子4から遠ざかる方向へ移動しない。したがって、蛍光ユニット3を集光素子4に比較的近い位置に取り付けることができる。
このように、本実施形態によれば、蛍光ユニット3は、集光素子4から比較的離れた第1の位置で台座5に着脱される。したがって、蛍光ユニット3と集光素子4との接触を抑制することができる。
また、蛍光ユニット3を第1の位置から第2の位置へ移動させる際には、第2のガイド部30bが蛍光ユニット3の移動を規制する。したがって、蛍光ユニット3を集光素子4に近づけても蛍光ユニット3と集光素子4との接触が抑制される。
さらに、蛍光ユニット3が第3の位置にある状態では、第2および第3のガイド部30b,30cが蛍光ユニット3の移動を規制する。したがって、蛍光ユニット3と集光素子4とをより近づけた状態で蛍光ユニット3を台座5に取り付けることができるとともに、蛍光ユニット3と集光素子4との接触を抑制することができる。
特に、モータといった回転手段18は、集光素子4に比べて故障しやすく、蛍光ユニット3の交換頻度は比較的高い。蛍光ユニット3を台座5に取り付ける際の蛍光ユニット3と集光素子4とを接触を抑制することができるので、蛍光ユニット3をより容易に交換することが可能になる。
蛍光ユニット3と集光素子4との接触が抑制されるので、蛍光ユニット3と集光素子4とが傷つくのが抑制される。その結果、蛍光ユニット3が発する蛍光や集光素子4が出射する蛍光がより明るくなり、光源装置1は、より明るい蛍光を出射することができる。
蛍光ユニット3と集光素子4との間の隙間を狭くすることができるので、蛍光ユニット3から集光素子4へ達する蛍光の量が多くなる。したがって、光源装置1から出射される蛍光がより明るくなる。
再び図1ないし図4を参照する。取り付け構造29は、第3の位置にある蛍光ユニット3を台座5に固定する固定手段35をさらに備えていてもよい。本実施形態では、固定手段としてねじが用いられている。
固定手段35について具体的に説明する。貫通穴36が蛍光ユニット3に形成されており、貫通穴37が台座5に形成されている。蛍光ユニット3が第3の位置にある状態では、貫通穴36と貫通穴37とが通じる。貫通穴36,37に固定手段35としてのねじを挿入することで、蛍光ユニット3が第3の位置で台座5により強固に固定される。
固定手段35は、ねじに限られずボルトおよびナットであってもよい。
また、突起34を固定手段35として併用しても良い。例えば、突起34の一部をボルト形状とし第三の位置で突起34にナットを用いて固定する。
本実施形態では、ユーザは、上方から光源装置1を見ることで蛍光ユニット3と集光素子4との隙間、固定手段35、突起34およびガイド部材30を同時に見ることができる。したがって、台座5へ蛍光ユニット3を取り付ける作業がより容易になる。
取り付け構造29は、蛍光ユニット3が第3の位置にある状態で集光素子4から遠ざかる方向または集光素子4へ近づく方向へ蛍光ユニット3を押し付ける押付手段をさらに備えていてもよい。
蛍光ユニット3が集光素子4から遠ざかる方向へ押し付けられることで、突起34が第3のガイド部30cに押し付けられる。突起34と第3のガイド部30cとの間で摩擦力が発生し、蛍光ユニット3の移動、特に第2の方向Yへの移動が抑制される。
蛍光ユニット3が集光素子4に近づく方向へ押し付けられることで、突起34が第2のガイド部30bに押し付けられる。突起34と第2のガイド部30bとの間で摩擦力が発生し、蛍光ユニット3の移動、特に第2の方向Yへの移動が抑制される。
第2の方向Yへの蛍光ユニット3の移動が抑制されることで、ユーザは、固定手段35を用いて蛍光ユニット3を台座5に固定する際に蛍光ユニット3を押さえておく必要なくなる。したがって、固定手段35を用いた蛍光ユニット3の固定がより容易になる。
本実施形態に係る取り付け構造29は、台座5に固定された壁38をさらに備える。壁38には貫通部39が形成されている。貫通部39は壁38によって隔てられる空間を通ずる切欠きまたは穴である。蛍光ユニット3が第3の位置にある状態では、蛍光ホイール17と支持部材19との間に壁38が位置し、回転手段18が貫通部39に通されている。
蛍光ホイール17と支持部材19との間に壁38が位置しているので、支持部材19から放出される熱は、支持部材19から蛍光ホイール17へ向いにくい。したがって、支持部材19や回転手段18の温度上昇が抑制される。
取り付け構造29は、さらに、蛍光ユニット3が第3の位置にある状態で支持部材19と壁38との間の隙間に位置する遮光部材40をさらに備える。当該隙間に遮光部材が設けられることで、レーザ光が当該隙間から漏れにくくなる。
遮光部材40として弾性を有する部材を用い、蛍光ユニット3が第3の位置にある状態で第1の方向Xに遮光部材40が圧縮されることが好ましい。遮光部材40の復元力が集光素子4から遠ざかる方向へ蛍光ユニット3を押し付けるので、遮光部材40が前述の押付手段として機能する。
光源装置1は、蛍光ホイール17の蛍光面16に冷却風を送る送風機41をさらに備えていてもよい。蛍光面16と集光素子4との間の隙間を十分な冷却風が流れるように、当該隙間の間隔Aを1.5mm程度としておくことが好ましい。間隔Aは、狭い方が多くの光を集光素子4に入射できるが、狭すぎると蛍光面の発熱部などに十分な冷却風が流れなくなり冷却の効果が低下する。
送風機41と蛍光ホイール17との間の隙間の間隔Bは、例えば2.5mmであるが、これに限られない。間隔Bは2.5mmよりも狭くてもよい。例えば、間隔Bは0.5mmから1.0mmの範囲であってもよい。
図8は、図1に示される光源装置1を備える投写型表示装置の一例を模式的に示す図である。投写型表示装置42は、表示素子43と、光源装置1から発せられる光を表示素子43に照射する照明光学部44と、表示素子43から発せられる光を投写する投写光学部45と、を備える。
表示素子43は、例えばDMD(Digital Mirror Device)または液晶パネルであり、照射された光を映像信号に応じて変調して画像光を生成する。照明光学部44は、例えば、ロッドインテグレータ46、反射ミラー47およびプリズム48を含む。投写光学部45は、例えば、プリズム48および投写レンズ49を含む。表示素子43を用いて生成された画像光は、投写レンズ49を経由してスクリーン50に拡大投写される。
本発明によれば、光源装置1がより明るい光を発するので、投写型表示装置42はより明るい画像光を投写することができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 光源装置
2 第1の青色レーザ光源
3 蛍光ユニット
4 集光素子
5 台座
13 第1の集光レンズ
14 第2の集光レンズ
15 第3の集光レンズ
16 蛍光面
17 蛍光ホイール
18 回転手段
19 支持部材
29 取り付け構造
30 ガイド部材
30a 第1のガイド部
30b 第2のガイド部
30c 第3のガイド部
34 突起
38 壁
39 貫通部
40 遮光部材
41 送風機

Claims (10)

  1. 集光素子が固定された台座と、
    前記台座に着脱可能に取り付けられる蛍光ユニットと、
    前記台座に対して前記蛍光ユニットを、第1の位置と、前記第1の位置よりも前記蛍光ユニットを前記集光素子に近づける第2の位置および第3の位置と、へ位置決め可能なガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、前記第1の位置と前記第2の位置とへ前記蛍光ユニットを誘導する第1のガイド部と、前記第2の位置と前記第3の位置とへ前記蛍光ユニットを誘導するとともに前記第2および第3の位置へ誘導された前記蛍光ユニットが前記集光素子に近づくことを規制する第2のガイド部と、前記第3の位置に誘導された前記蛍光ユニットが前記集光素子から遠ざかることを規制する第3のガイド部と、を含む、取り付け構造。
  2. 前記ガイド部材は、前記第1の位置から前記第2の位置へ向かう第1の方向へ延びる第1の長穴部と、一部が前記第1の長穴部と重複し前記第2の位置から前記第3の位置へ向かう第2の方向へ延びる第2の長穴部と、を含むL字形の穴を有し、
    前記第1のガイド部は前記第1の長穴部の内側面のうち前記第1の方向に沿った内側面であり、前記第2のガイド部は前記第2の長穴部の内側面のうち前記集光素子の側に位置する内側面であり、前記第3のガイド部は前記第2の長穴部の内側面のうち前記集光素子とは反対の側に位置する内側面である、請求項1に記載の取り付け構造。
  3. 前記蛍光ユニットは、蛍光ホイールと、該蛍光ホイールを支持するとともに該蛍光ホイールを回転させる回転手段と、を備える、請求項1または2に記載の取り付け構造。
  4. 貫通部を含み前記台座に固定された壁をさらに備え、
    前記蛍光ユニットが、前記回転手段の、前記蛍光ホイールとは反対の側に固定された支持部材をさらに備え、
    前記蛍光ユニットが前記第3の位置にある状態で、前記壁が前記蛍光ホイールと前記支持部材との間に位置しかつ前記蛍光ユニットが前記貫通部に通されている、請求項3に記載の取り付け構造。
  5. 前記蛍光ユニットが前記第3の位置にある状態で前記支持部材と前記壁との間の隙間に位置する遮光部材をさらに備える、請求項4に記載の取り付け構造。
  6. 前記遮光部材が弾性を有し、
    前記遮光部材は、前記蛍光ユニットが前記第3の位置にある状態で、前記支持部材と前記壁との間で前記蛍光ユニットが前記集光素子に近づく方向に圧縮される、請求項5に記載の取り付け構造。
  7. 前記蛍光ユニットを前記台座に固定する固定手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の取り付け構造。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の取り付け構造と、
    前記蛍光ユニットにレーザ光を照射するレーザ光源と、を備える光源装置。
  9. 請求項8に記載の光源装置と、
    前記光源装置の前記蛍光ユニットから発せられる光を変調して画像光を形成する表示素子と、
    前記画像光を拡大投写する投写レンズと、を備える投写型表示装置。
  10. 集光素子が固定された台座と、蛍光ユニットと、ガイド部材であって、前記台座に対して前記蛍光ユニットを、第1の位置と、前記第1の位置よりも前記蛍光ユニットを前記集光素子に近づける第2の位置および第3の位置と、に位置決め可能でありかつ前記第1の位置と前記第2の位置とへ前記蛍光ユニットを誘導する第1のガイド部と、前記第2の位置と前記第3の位置とへ前記蛍光ユニットを誘導するとともに前記第2および第3の位置へ誘導された前記蛍光ユニットが前記集光素子に近づくことを規制する第2のガイド部と、前記第3の位置に誘導された前記蛍光ユニットが前記集光素子から遠ざかることを規制する第3のガイド部と、を含むガイド部材と、を用意することと、
    前記第1のガイド部を用いて前記蛍光ユニットを前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導することと、
    前記第2のガイド部を用いて、前記第2の位置へ誘導された前記蛍光ユニットを前記第3の位置へ誘導することと、
    前記第2および第3のガイド部を用いて、前記第3の位置へ誘導された前記蛍光ユニットの移動を規制することと、を含む、取り付け方法。
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