JP6288420B2 - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
詳しくは、例えば特許文献1に示すように、支持ブラケットに設けられた穴に、車体側に備えられたスライドピンが挿入されて、ブレーキキャリパが車体側に対して車軸方向に摺動可能に支持されている。これにより、ブレーキキャリパのブレーキパッドの位置がブレーキディスクロータに対してその軸方向に移動自在であって、一対のブレーキパッドによりブレーキディスクを挟み込んで制動したときに、ブレーキパッドの片当たりを自動的に低減させることができる。
しかしながら、摺動を繰り返し続けることで、グリスがスライドピンの摺動面からなくなる、所謂グリス切れとなって、ブレーキキャリパから異音が発生する虞がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ブレーキキャリパの支持部での潤滑性の維持を図り、異音発生を防止するディスクブレーキ装置を提供することにある。
また、請求項3の発明では、請求項2において、前記潤滑剤保持部材は網目状の部材で形成されることを特徴とする。
また、スライドピンの挿入方向の移動で潤滑剤保持部材をボス部内に押し込むことができ、スライドピンが繰り返し移動しても潤滑剤保持部材のボス部からの離脱を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態のディスクブレーキ装置1の全体構造を示す斜視図である。図2は、本実施形態におけるブレーキキャリパ2の支持構造を示す斜視図である。図3は、本実施形態のブレーキキャリパ2の支持部の断面図である。
本発明の一実施形態のディスクブレーキ装置1は、車両の車輪を制動するブレーキ装置である。
ブレーキキャリパ2は、車体側に固定された支持ブラケット5に支持されている。
ブレーキキャリパ2には、ブレーキシリンダ6と、ブレーキディスクロータ3を挟むように一対のブレーキパッド7が備えられており、配管8を介してブレーキシリンダ内6に油圧が供給されることで、一対のブレーキパッド7の少なくとも一方が他方に近づく方向に移動して、ブレーキディスクロータ3を挟み、ブレーキディスクロータ3の両面を押圧して、ブレーキディスクロータ3の回転に制動力を与える構成になっている。
支持ブラケット5には、フランジ部9に面して車両左右方向に延びる筒状のボス部11が夫々備えられている。ボス部11のフランジ部9側の一端は開口し、他端は閉塞している。ボス部11には、フランジ部9に固定されているスライドピン10が摺動可能に挿入されている。よって支持ブラケット5に対して、ブレーキキャリパ2が車両左右方向に、即ちブレーキディスクロータ3の軸方向に移動可能に支持されている。
スライドピン10は、円柱状のシャフト部22と、当該シャフト部22の一端部にシャフト部22より大径の頭部23とを有している。スライドピン10のシャフト部22には、頭部23に隣接した部分に雄ねじ部24が形成されている。そして、このスライドピン10をフランジ部9に設けられた孔20の雌ねじ部21に、スライドピン10の頭部23がフランジ部9に当接するまでねじ込んで、スライドピン10がブレーキキャリパ2に固定されている。このときスライドピン10の先端部がフランジ部9から大きく突出する。
グリス保持用孔31は、グリス保持部材30を貫通する孔ではなく、摺動面側に窪みを設けて形成してもよい。また、グリス保持部材30にパンチング等で孔をあけてグリス保持用孔31を形成してもよいし、あらかじめ孔や摺動面側に窪みを有する部材でグリス保持部材30を形成してもよい。グリス保持用孔31の形状についても円形やその他の形状でもよい。また、網目状の部材でグリス保持部材30を形成してもよい。
また、グリス保持部材30を有しない構造のディスクブレーキ装置に対し、例えばスライドピン10を外径の若干小さいものに交換してグリス保持部材30を追加すれば、ブレーキキャリパ2や支持ブラケット5等の周囲の部品を交換または追加工せずに、グリス保持部材30を後から容易に追加して、異音の発生を抑えることができる。このとき、スライドピン10がブレーキキャリパ2のフランジ部9に着脱可能に固定されているので、スライドピン10を容易に交換することができる。
また、グリス保持部材30を袋状に形成しているので、スライドピン10がボス部11内に押し込まれたときに、グリス保持部材30もボス部11内に押し込まれる。これにより、グリス保持部材30のボス部11からの離脱を防止することができる。
例えば、グリス保持部材30を両端が開いた筒状に形成してもよい。グリス保持用孔31については、上述のように各種形状が可能である。
また、上記実施形態では、ブレーキキャリパ2にスライドピン10が固定され、支持ブラケット5にボス部11が設けられているが、この反対、即ちブレーキキャリパ2にボス部11が設けられ、支持ブラケット5にスライドピン10が固定されている構造であっても本発明を適用できる。
本発明は、ボス部にスライドピンを挿入して移動可能に支持されるブレーキキャリパの支持部に広く適用可能である。
2 ブレーキキャリパ
3 ブレーキディスクロータ
5 支持ブラケット
10 スライドピン
11 ボス部
30 グリス保持部材(潤滑剤保持部材)
31 グリス保持用孔(潤滑剤保持用孔)
Claims (4)
- 車体側に設けられた支持ブラケットに対してブレーキディスクロータの軸方向に移動可能に支持されたブレーキキャリパを備えたディスクブレーキ装置であって、
前記支持ブラケット及び前記ブレーキキャリパの一方に設けられ前記ブレーキディスクロータの軸方向に延びるスライドピンと、
前記支持ブラケット及び前記ブレーキキャリパの他方に設けられ前記スライドピンが摺動可能に挿入されるボス部と、
前記スライドピンと前記ボス部との間に配置され、前記スライドピンと前記ボス部との摺動面に面して潤滑剤を滞留させる潤滑剤保持用孔を有する潤滑剤保持部材と、を備え、
前記潤滑剤保持部材は袋状に形成され、前記スライドピンの先端部を覆い、前記スライドピンが前記ボス部内に押し込まれたときに前記潤滑剤保持部材も前記ボス部内に押し込まれるように配置されることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 前記潤滑剤保持用孔は、前記スライドピンと前記ボス部との摺動面に面して複数設けられることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ装置。
- 前記潤滑剤保持部材は網目状の部材で形成されることを特徴とする請求項2に記載のディスクブレーキ装置。
- 前記スライドピンは、前記支持ブラケット及び前記ブレーキキャリパの一方に着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のディスクブレーキ装置。
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