JP6279334B2 - ロック装置 - Google Patents
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Description
スライド移動可能に配設された少なくとも2本のロック部材を備えたロック装置において、
前記ロック部材は、該ロック部材の移動により係合対象に係脱する一端部の閂部に連ねて形成されたラック部を有し、
前記複数のロック部材は、一部範囲で互いのラック部が噛み合うと共に、該ロック部材の移動に伴い曲げ変形可能に形成された少なくとも1本のラック部を湾曲変形させることで前記閂部側が異なる方向に分岐するように配設され、ラック部の噛み合いにより複数のロック部材が連動して移動するよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、曲げ変形可能なラック部により該ラック部の一部範囲で重なって噛み合ったロック部材を、閂部側が異なる向きになるよう分岐させた状態で配設することができる。また、曲げ変形可能なラック部により力の向きを変換し得るから、ロック部材への力の入力に伴いロック部材全体を移動できる。従って、ロック装置の各部材を軸で接続して回動可能にするリンク構造と比べて構成を簡易にすることができ、接続部位で生じるガタツキ、干渉、異音などの不具合の発生を回避できる。そして、複数のロック部材は、ラック部の一部範囲で互いに噛み合っているので、1つのロック部材が係合対象から外れる方向に移動すると、他のロック部材も同期して係合対象から外れる方向に移動させることができ、1つのロック部材が係合対象に係合する方向に移動すれば、他のロック部材も同期して係合対象に係合する方向に移動させることができる。しかも、複数のロック部材は、ラック部が互いに噛み合って連動する構成であるから同期ずれを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、ラック部が互いに噛み合う範囲で隣り合う2本のロック部材は、該ロック部材の移動に伴い曲げ変形可能に形成された夫々のラック部を湾曲変形させて閂部側が相反する方向に分岐するよう配設してあるので、ロック部材の移動に伴い互いのラック部が合流または分岐する際に互いがずれることを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、案内手段によってロック部材の移動経路を規定することで、ロック部材をスムーズに移動させることができる。
請求項4に係る発明によれば、複数のロック部材は、閂部と反対側の他端部が互いに繋げられているので、同期ずれをより確実に防止できると共に、ロック部材のラック部での噛み合い状態を保つことができる。
前記閂部と前記ラック部とが一体形成されたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、閂部とラック部とを一体形成することで、構成をより簡易できると共に、部品点数を削減できる。
制動力を付与し得る緩衝手段と、
前記ロック部材の移動方向に往復移動可能に配設された回転軸に回転可能に支持され、前記ラック部に噛み合う伝達ギヤとを備え、
係合対象から外れるロック解除方向への前記ロック部材の移動に伴い前記伝達ギヤが前記緩衝手段から離間移動して該緩衝手段から外れ、
ロック方向への前記ロック部材の移動に伴い前記伝達ギヤが前記緩衝手段に近接移動して該緩衝手段に係合することで、緩衝手段により伝達ギヤを介してロック部材を制動するよう構成したことを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、ロック部材が付勢手段に付勢されてロック方向に移動する際に、伝達ギヤが緩衝手段に係合してラック部に噛み合う伝達ギヤを介して緩衝手段によりロック部材を制動することができる。すなわち、ロック部材が付勢手段によってロック方向へ移動する際に、ロック部材と他の部材との衝突による打音の発生を防止することができる。また、ロック部材をロック解除方向に移動する際には、伝達ギヤが緩衝手段から外れて緩衝手段の制動力がロック部材にかからないので、ロック解除に要する操作力の増加を回避できる。
次に、実施例に係るロック装置20の作用について説明する。使用者が作動部26の操作片42を付勢手段28の付勢に抗して押し下げることで、左右のロック部材22,22の接続部34,34が作動部26に下方へ引っ張られ、これに伴いラック部32,32が湾曲変形しつつ閂部30,30が内側方へ移動される。ここで、左右のロック部材22,22は、作動部26を介して互いに繋がっていると共に、ラック部32,32の第2直線部分で互いに噛み合っているので、左右の閂部30,30がロック位置からロック解除位置に向けて同期して移動し、各閂部30が係合開口13から外れてリッド16の開放が許容される。そして、リッド16の開放姿勢で使用者が操作片42を離せば、作動部26が付勢手段28に付勢されて下方位置から上方位置に移動する。上方に移動する作動部26に左右のロック部材22,22の接続部34,34が上方に押されることで、これに伴いラック部32,32が湾曲変形しつつ閂部30,30が外側方へ移動される。前述の如く、左右のロック部材22,22は、作動部26を介して互いに繋がっていると共に、ラック部32,32の第2直線部分で互いに噛み合っているので、左右の閂部30,30がロック解除位置からロック位置に向けて同期して移動し、ロック位置で保持される。
前述した構成に限定されず、例えば以下のようにも変更することが可能である。
(1)ロック部材22は、2本に限られず、3本以上であってもよい。ロック部材22が3本以上ある構成では、図6に示す変更例のロック装置のように、2本のロック部材22,22の間に挟まれるロック部材22は、ラック部32,32が両面に設けられている。
(2)全てのロック部材22のラック部32を湾曲変形した状態で配設する構成に限られず、図6に示す変更例のロック装置のように、ラック部32を直線的に延在するように配設してもよい。なお、ラック部32を直線的に延在するように配設するロック部材22は、ラック部32が曲げ変形しない剛体としてもよい。
(3)実施例では、ロック部材22の各部を一体成形したが、別体に形成した各部を剛接合することで一体的に繋げる構成であってもよい。ここで、「一体的に繋がる」とは、ロック部材22を構成する各部を一体成形したものであること(実施例)や、または各部が別体であっても、隣り合う部分が固定的に接続されることをいう。すなわち、ロック部材22は、各部を軸支等の変動する構造により接続するものではない。なお、ロック部材22は、接続部34や中継部36を省略してもよい。
(4)実施例では、2本のロック部材22,22が対称である構成を説明したが、これに限られず、一方のロック部材22が他方のロック部材22より長かったり、ラック部32の湾曲部分の形状が相違したりするなど、非対称の構成であってもよい。
(5)ラック部32を予め湾曲した状態で形成し、ラック部32の反力がかからない構成としてもよい。
(6)ロック装置の操作構成は、実施例に限定されず、操作片を回動するノブ式や、摘みを回す形式や、ボタンと押圧する形式など、各種構成を採用し得る。また、作動部を操作する構成ではなく、ロック部材22に操作部を設けてロック部材22を直接操作する構成など、操作部を設ける部分も特に限定されない。
(7)案内手段としては、壁状の案内片に限られず、柱形状、ラック部32に噛み合う歯車やロック部材22に当接する回転体など、その他のものであってもよい。
(8)緩衝手段56が伝達ギヤ58を介さずラック部32に直接噛み合っていてもよく、緩衝機構を省略することもできる。
(9)付勢手段28を省略して、ロック部材22をロック解除する際に移動させるだけでなく、ロック部材22をロックする際にも使用者が操作する構成であってもよい。
(10)実施例ではロック装置をボックスに適用する例を説明したが、グローブボックスや、コンソールボックスのコンソールリッドを開放規制する場合や、小物入れの蓋を開放規制する場合など、各種の車両搭載装置に本発明に係るロック装置を適用可能である。
34 歯部,46 凸側案内片(案内手段),48 凹側案内片(案内手段),
50 第1案内片(案内手段),52 第2案内片(案内手段),56 緩衝手段,
58 伝達ギヤ,58a 回転軸
Claims (6)
- スライド移動可能に配設された少なくとも2本のロック部材を備えたロック装置において、
前記ロック部材は、該ロック部材の移動により係合対象に係脱する一端部の閂部に連ねて形成されたラック部を有し、
前記複数のロック部材は、一部範囲で互いのラック部が噛み合うと共に、該ロック部材の移動に伴い曲げ変形可能に形成された少なくとも1本のラック部を湾曲変形させることで前記閂部側が異なる方向に分岐するように配設され、ラック部の噛み合いにより複数のロック部材が連動して移動するよう構成された
ことを特徴とするロック装置。 - 前記ラック部が互いに噛み合う範囲で隣り合う2本のロック部材は、該ロック部材の移動に伴い曲げ変形可能に形成された夫々のラック部を湾曲変形させて前記閂部側が相反する方向に分岐するよう配設された請求項1記載のロック装置。
- 前記ロック部材との当接により該ロック部材の移動経路を規定する案内手段を備えた請求項1または2記載のロック装置。
- 前記複数のロック部材は、前記閂部と反対側の他端部が互いに繋げられた請求項1〜3の何れか一項に記載のロック装置。
- 前記ラック部は、前記閂部より薄肉にすることで曲げ変形可能に形成された基部と、この基部に突出形成された歯部とを有し、
前記閂部と前記ラック部とが一体形成された請求項1〜4の何れか一項に記載のロック装置。 - 前記ロック部材を係合対象に係合するロック方向に向けて付勢する付勢手段と、
制動力を付与し得る緩衝手段と、
前記ロック部材の移動方向に往復移動可能に配設された回転軸に回転可能に支持され、前記ラック部に噛み合う伝達ギヤとを備え、
係合対象から外れるロック解除方向への前記ロック部材の移動に伴い前記伝達ギヤが前記緩衝手段から離間移動して該緩衝手段から外れ、
ロック方向への前記ロック部材の移動に伴い前記伝達ギヤが前記緩衝手段に近接移動して該緩衝手段に係合することで、緩衝手段により伝達ギヤを介してロック部材を制動するよう構成した請求項1〜5の何れか一項に記載のロック装置。
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