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JP6270625B2 - 可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン - Google Patents

可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン Download PDF

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JP6270625B2 JP2014106837A JP2014106837A JP6270625B2 JP 6270625 B2 JP6270625 B2 JP 6270625B2 JP 2014106837 A JP2014106837 A JP 2014106837A JP 2014106837 A JP2014106837 A JP 2014106837A JP 6270625 B2 JP6270625 B2 JP 6270625B2
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Description

この発明は、2つのマイクロホンユニットを背中合わせに備えることで、可変指向性の機能を備えたコンデンサマイクロホンに関し、特にコンデンサマイクロホンユニットにエレクトレットを用いると共に、音声信号を不平衡(アンバランス)出力する可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンに関する。
指向性を可変できるマイクロホンとして、それぞれにカージオイド特性を有するマイクロホンユニットを、前後に背中合わせに配置したものが提案されている。
一般的にコンデンサマイクロホンは、ダイナミックマイクロホンに比較して広帯域の集音に適しており、かつ指向周波数応答に優れている。
このようなコンデンサマイクロホンの特質を活かし、各コンデンサマイクロホンユニットに加える成極電圧を加減することによって可変指向性を実現させたものが、非特許文献1に開示されている。
一方、本件出願人は前記非特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンにおける技術的な課題を解消した可変指向性コンデンサマイクロホンについて、先に特許出願をしており、これは特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンによれば、非特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンのように、前後の振動板を交流結合することにより生ずる出力感度の低下、S/Nの劣化を防止することができる。
前記した非特許文献1および特許文献1に開示された成極電圧を必要とする2つのコンデンサマイクロホンユニットを用いる場合においては、インピーダンス変換器等の回路を動作させる5〜20V程度の直流電源を利用して、60V以上の成極電圧をDC−DCコンバータ等により得るように構成する必要がある。
これによれば、コンデンサマイクロホンユニットに前記したDC−DCコンバータ等の付帯的な構成も備える必要があり、コストが上昇することは免れない。
そこで本件出願人は、2つのコンデンサマイクロホンユニットにエレクトレット誘電体膜を用いた可変指向性コンデンサマイクロホンについても特許出願をしており、これは特許文献2に開示されている。
この特許文献2に開示された可変指向性コンデンサマイクロホンによれば、2つのコンデンサマイクロホンユニットの出力を、可変容量コンデンサ(バリコン)によって結合することで、連続的に指向性を変化させることができるマイクロホンを実現させることができる。
Michael Gayford著「Condenser microphone with variable polar response」 Microphone Engineering Handbook(p32,Figure1.18)
特開2012−65147号公報 特開2008−118260号公報
ところで前記した特許文献1には、成極電圧を不要とするエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットを用いた可変指向性コンデンサマイクロホンの例についても開示されている。この特許文献1に開示されたエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットを用いた例によると、利得が“1”で入出力の位相が反転する位相反転増幅器を備え、利得が“1”で入出力の位相が非反転の非反転増幅器の出力も利用して、これらの出力を選択する位相調整手段が採用されている。したがって前記した位相調整手段を備えることは、その回路構成を複雑にする問題を抱えているため、改良の余地がある。
また、前記した特許文献2に開示された可変指向性コンデンサマイクロホンによると、2つのエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットの出力を、可変容量コンデンサ(バリコン)によって結合する構成が採用されているため、外部振動が可変容量コンデンサに加わった場合に静電容量が変化し、これが雑音発生の要因となる。
したがって前記した可変容量コンデンサに作用する外部振動の対策が必要となり、この点で改良の余地がある。
一方、民生用マイクロホンの多くは、その音声信号は回路構成が簡単な不平衡(アンバランス)出力方式を採用しており、これを受ける民生用のミキサー回路もしくは増幅器のマイクロホン入力端子も、その多くは低いコストで実用化できる不平衡入力方式が採用されている。
したがってこの発明は、2つのマイクロホンユニットを前後に背中合わせ状態に配置して指向性を可変するエレクトレットコンデンサマイクロホンの前記した問題点を解消すると共に、音声信号を不平衡(アンバランス)出力する可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの一つの好ましい形態は、第1、第2固定極が互いに非導通状態で背中合わせに対向配置され、前記第1、第2固定極にそれぞれ一定の間隔をおいて第1、第2振動板が前記第1、第2固定極に対向して配置された電気的に独立した第1、第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットと、前記第1固定極に入力端子が接続された第1インピーダンス変換器と、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と第2インピーダンス変換器の入力端子との間に選択的に接続される直流カットコンデンサと、少なくとも第1指向性モードから第3指向性モードを択一的に選択可能な指向性可変スイッチとが備えられ、前記指向性可変スイッチにより第1指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と前記第2インピーダンス変換器の入力端子との間に前記直流カットコンデンサが直列接続され、前記指向性可変スイッチにより第2指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2固定極が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2振動板が接続され、前記指向性可変スイッチにより第3指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2振動板が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2固定極が接続され、前記第1振動板は常時接地されて、前記第2インピーダンス変換器の出力端子より音声信号の不平衡出力が導出されることを特徴とする。
また,前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの他の一つの好ましい形態は、第1、第2固定極が互いに非導通状態で背中合わせに対向配置され、前記第1、第2固定極にそれぞれ一定の間隔をおいて第1、第2振動板が前記第1、第2固定極に対向して配置された電気的に独立した第1、第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットと、前記第1振動板に入力端子が接続された第1インピーダンス変換器と、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と第2インピーダンス変換器の入力端子との間に選択的に接続される直流カットコンデンサと、少なくとも第1指向性モードから第3指向性モードを択一的に選択可能な指向性可変スイッチとが備えられ、前記指向性可変スイッチにより第1指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と前記第2インピーダンス変換器の入力端子との間に前記直流カットコンデンサが直列接続され、前記指向性可変スイッチにより第2指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2振動板が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2固定極が接続され、前記指向性可変スイッチにより第3指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2固定極が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2振動板が接続され、前記第1固定極は常時接地されて、前記第2インピーダンス変換器の出力端子より音声信号の不平衡出力が導出されることを特徴とする。
この場合、前記いずれの形態においても、前記直流カットコンデンサの静電容量が、前記第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットにおける第2振動板と第2固定極との間の静電容量に等しく設定されていることが望ましい。
そして、好ましい形態においては、前記指向性可変スイッチとして、2連動型の3接点切替えスイッチを好適に利用することができる。
この発明にかかる前記した可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンによると、第1と第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットに加えて、第1と第2のインピーダンス変換器、直流カットコンデンサおよび指向性可変スイッチとしての切替スイッチとが備えられる。これにより、音声信号の不平衡出力を実現した可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンを提供することができる。
したがって、この発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンによると、先に説明した特許文献1に開示された例に比較して、位相反転増幅器などの特別な回路構成を備える必要はなく、回路構成を簡素化させることができる。
また、この発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンによると、先に説明した特許文献2に開示された例に比較して、可変容量コンデンサ(バリコン)を採用することによって生ずる振動による雑音発生の問題を解消することができ、かつ回路構成を簡素化させることにも寄与できる。
この発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1に示す構成において利用されるインピーダンス変換器の一例を示した結線図である。 図1に示す構成において第1指向性モードを選択したときの等価回路図である。 同じく第2指向性モードを選択したときの等価回路図である。 同じく第3指向性モードを選択したときの等価回路図である。 この発明に係る可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの第2の実施の形態を示すブロック図である。
この発明にかかる可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は、第1の実施の形態を示したものであり、電気的に独立した二つのエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットを前後に備えて構成されている。なおこの二つのエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットは、矢印0degで示す集音軸側を前側ユニットUfと称呼し、反対側を後側ユニットUbと称呼する。
そして、前側ユニットUfと後側ユニットUbを構成する第1と第2の固定極1f,1bが互いに非導通状態で背中合わせに配置され、前記第1と第2の固定極1f,1bにそれぞれ一定の間隔をおいて第1と第2の振動板2f,2bが対向して配置されている。
なお、この実施の形態においては、前記第1と第2の固定極1f,1bにおける各振動板2f,2bに対峙する面には、それぞれエレクトレット誘電体膜3f,3bが備えられて、それぞれバックエレクトレット方式によるエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットを構成している。
図1に示すF1,F2は第1と第2のインピーダンス変換器であり、これらは図2に具体的な回路構成で示したように、共に同一の回路構成により形成されている。
すなわち図2に示すように、第1と第2のインピーダンス変換器F1,F2には、バイアス回路内蔵型のFETQ1が具備されている。そして、FETQ1のドレインには直流動作電源Vddが供給され、またソースにはソース抵抗Rsが接続されてソースフォロア回路を構成している。そして、符号inはインピーダンス変換器の入力端子を示し、符号outはインピーダンス変換器の出力端子を示している。
なお、FETQ1のゲートとソースとの間には、逆並列に接続されたダイオードD1,D2および抵抗Rbが接続されており、これらはFETQ1のゲートバイアスを生成するものである。
図1に示すように、第1インピーダンス変換器F1の出力端子には、直流カットコンデンサCbが接続されている。この直流カットコンデンサCbは、その他端部が後述する指向性可変スイッチを介して第2のインピーダンス変換器F2の入力端子に接続される場合において、直流カットの機能を果たす。
これにより、第1インピーダンス変換器F1の出力端子の直流レベルと、第2インピーダンス変換器F2の入力端子の直流レベルの相異により発生する機能障害を阻止する機能を果たす。
また、図1に示す符号SW1,SW2は、2連動型の3接点切替えスイッチであり、これは第1指向性モードから第3指向性モードを、択一的に選択する指向性可変スイッチとして機能する。
そして、スイッチSW1,SW2が符号Cで示すポジションを選択した場合には、単一指向性(Cardioid特性)に設定され、またスイッチSW1,SW2が符号BIで示すポジションを選択した場合には、双指向性(Bidirectional特性)に設定される。さらにスイッチSW1,SW2が符号Oで示すポジションを選択した場合には、無指向性(Omnidirectional特性)に設定される。
これらの選択に基づく指向性の切替え作用は、図3〜図5に基づいて後で説明する。
図1に示すように前側ユニットUfを構成する第1固定極1fは、第1インピーダンス変換器F1の入力端子に接続されており、第1インピーダンス変換器F1の出力端子は、前記した直流カットコンデンサCbの一端部に接続されると共に、第1スイッチSW1の可動接点に接続されている。そして、直流カットコンデンサCbの他端部は、第2スイッチSW2の固定接点Cに接続されている。
前記後側ユニットUbを構成する第2固定極1bは、第1スイッチSW1の固定接点BIに接続されると共に、第2スイッチSW2の固定接点Oに接続されている。
さらに後側ユニットUbを構成する第2振動板2bは、第1スイッチSW1の固定接点Oに接続されると共に、第2スイッチSW2の固定接点BIに接続されている。
また、第2スイッチSW2の可動接点は、第2インピーダンス変換器F2の入力端子に接続されており、第2インピーダンス変換器F2の出力端子は、音声信号の出力端子OUTを構成している。
一方、前側ユニットUfを構成する第1振動板2fは、接地点GNDに接続されており、したがってこの実施の形態においては、可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの音声信号の出力端子OUTは、接地点GNDとの間で不平衡(アンバランス)出力されるように構成されている。
図3〜図5は、前記した図1に示す構成において指向性可変スイッチとしての第1と第2のスイッチSW1,SW2を、単一指向性C、双指向性BI、無指向性Oにそれぞれ選択した場合の等価回路図を示している。また、この等価回路図に加えて、前側ユニットUfと後側ユニットUbによって得られるポーラパターンの加減算の様子を示している。
すなわち、指向性可変スイッチが第1指向性モードである単一指向性Cを選択した場合には、図3に示したように第1インピーダンス変換器F1の出力端子と第2インピーダンス変換器F2の入力端子との間に、前記した直流カットコンデンサCbが直列接続された状態になされる。
この接続構成によると、前側ユニットUfによる音声信号が、第1インピーダンス変換器F1、直流カットコンデンサCb、第2インピーダンス変換器F2を介して音声信号出力端子OUTに出力されることになる。
したがって、図3にポーラパターンで示すように前側ユニットUfによる音声信号のポーラパターンが、音声信号出力端子OUTにそのまま出力され、これにより単一指向性の特性を得ることができる。
なお、前記した直流カットコンデンサCbは、後側ユニットUbを構成する第2振動板2bと第2固定極1bとの間の静電容量にほぼ等しく設定されていることが望ましい。
すなわち、この種のコンデンサマイクロホンにおける振動板と固定極との間の静電容量は、数十pF前後であり、前記直流カットコンデンサCbの静電容量も同じく数十pF前後のものが用いられる。
これは、次に説明する図4および図5に記載のように、第1インピーダンス変換器F1と第2インピーダンス変換器F2との間に、後側ユニットUbによる第2固定極1bと第2振動板2bとの間の静電容量が挿入される構成に対して、音声信号の伝送系が電気的に等価となるように設定するためである。
次に、指向性可変スイッチが第2指向性モードである双指向特性BIを選択した場合には、図4に示したように前記第1インピーダンス変換器F1の出力端子に、前記第2固定極1bが接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器F2の入力端子に前記第2振動板2bが接続される。
この接続構成によると、前側ユニットUfによる第1インピーダンス変換器F1からの信号が、前記第2固定極1bに加わる結果、前側ユニットUfによる信号から、後側ユニットUbによる信号が減算されて音声信号出力端子OUTに出力されることになる。
したがって、図4にポーラパターンで示すように、前側ユニットUfによる信号のポーラパターンから後側ユニットUbによる信号のポーラパターンが減算され、これにより双指向性を得ることができる。
さらに、指向性可変スイッチが第3指向性モードである無指向性Oを選択した場合には、図5に示したように前記第1インピーダンス変換器F1の出力端子に、第2振動板2bが接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器F2の入力端子に前記第2固定極1bが接続される。
この接続構成によると、前側ユニットUfによる第1インピーダンス変換器F1からの信号が、前記第2振動板2bに加わる結果、前側ユニットUfによる信号に、後側ユニットUbによる信号が加算されて音声信号出力端子OUTに出力されることになる。
したがって、図5にポーラパターンで示すように前側ユニットUfによる信号のポーラパターンに後側ユニットUbによる信号のポーラパターンが加算され、これにより無指向性を得ることができる。
図6は、この発明にかかる可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンの第2の実施の形態を示したものである。
この図6に示す例においては、すでに説明した図1に示す例に対して、前側ユニットUfにおける第1固定極1fと第1振動板2fの接続が相互に入れ替わって接続され、また後側ユニットUbにおける第2固定極1bと、第2振動板2bの接続も相互に入れ替わって接続されている。
すなわち、前側ユニットUfを構成する第1振動板2fが、第1インピーダンス変換器F1の入力端子に接続されると共に、第1固定極1fは接地点GNDに接続されている。
また、後側ユニットUbを構成する第2振動板2bは、第1スイッチSW1の固定接点BIに接続されると共に、第2スイッチSW2の固定接点Oに接続されている。
さらに後側ユニットUbを構成する第2固定極1bは、第1スイッチSW1の固定接点Oに接続されると共に、第2スイッチSW2の固定接点BIに接続されている。
その他の構成については、図1に示した構成と同一である。
この図6に示す構成によると、矢印0degで示す集音軸が後側ユニットUbの正面側になされる点で、図1に示す可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホンと異なるものの、それぞれの指向性の切替え動作は、図3〜図5に示した等価回路図と同様である。また図6に示す構成によると、ポーラパターンの集音軸が図3〜図5に示した例に対して左右に反転することになるが、加減算の様子は図3〜図5に示した例と同様となる。
1f 第1固定極
1b 第2固定極
2f 第1振動板
2b 第2振動板
3f エレクトレット誘電体膜
3b エレクトレット誘電体膜
Uf 前側ユニット(第1エレクトレットコンデンサマイクロホンユニット)
Ub 後側ユニット(第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニット)
F1 第1インピーダンス変換器
F2 第2インピーダンス変換器
Cb 直流カットコンデンサ
SW1 第1スイッチ(指向性可変スイッチ)
SW2 第2スイッチ(指向性可変スイッチ)
OUT 音声信号出力端子
GND 接地点

Claims (4)

  1. 第1、第2固定極が互いに非導通状態で背中合わせに対向配置され、前記第1、第2固定極にそれぞれ一定の間隔をおいて第1、第2振動板が前記第1、第2固定極に対向して配置された電気的に独立した第1、第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットと、
    前記第1固定極に入力端子が接続された第1インピーダンス変換器と、
    前記第1インピーダンス変換器の出力端子と第2インピーダンス変換器の入力端子との間に選択的に接続される直流カットコンデンサと、
    少なくとも第1指向性モードから第3指向性モードを択一的に選択可能な指向性可変スイッチとが備えられ、
    前記指向性可変スイッチにより第1指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と前記第2インピーダンス変換器の入力端子との間に前記直流カットコンデンサが直列接続され、
    前記指向性可変スイッチにより第2指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2固定極が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2振動板が接続され、
    前記指向性可変スイッチにより第3指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2振動板が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2固定極が接続され、
    前記第1振動板は常時接地されて、前記第2インピーダンス変換器の出力端子より音声信号の不平衡出力が導出されることを特徴とする可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン。
  2. 第1、第2固定極が互いに非導通状態で背中合わせに対向配置され、前記第1、第2固定極にそれぞれ一定の間隔をおいて第1、第2振動板が前記第1、第2固定極に対向して配置された電気的に独立した第1、第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットと、
    前記第1振動板に入力端子が接続された第1インピーダンス変換器と、
    前記第1インピーダンス変換器の出力端子と第2インピーダンス変換器の入力端子との間に選択的に接続される直流カットコンデンサと、
    少なくとも第1指向性モードから第3指向性モードを択一的に選択可能な指向性可変スイッチとが備えられ、
    前記指向性可変スイッチにより第1指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子と前記第2インピーダンス変換器の入力端子との間に前記直流カットコンデンサが直列接続され、
    前記指向性可変スイッチにより第2指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2振動板が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2固定極が接続され、
    前記指向性可変スイッチにより第3指向性モードを選択したとき、前記第1インピーダンス変換器の出力端子に前記第2固定極が接続されると共に、前記第2インピーダンス変換器の入力端子に前記第2振動板が接続され、
    前記第1固定極は常時接地されて、前記第2インピーダンス変換器の出力端子より音声信号の不平衡出力が導出されることを特徴とする可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン。
  3. 前記直流カットコンデンサの静電容量が、前記第2エレクトレットコンデンサマイクロホンユニットにおける第2振動板と第2固定極との間の静電容量に等しく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン。
  4. 前記指向性可変スイッチが、2連動型の3接点切替えスイッチにより構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された可変指向性エレクトレットコンデンサマイクロホン。
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