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JP6258665B2 - スクロール型流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は、固定スクロール部材と可動スクロール部材とを備え、これらにより形成される密閉空間の容積を変化させることで流体を圧縮又は膨張させるスクロール型流体機械に関する。
スクロール型流体機械としては、特許文献1に示されるようなスクロール型圧縮機がよく知られている。これは、固定スクロール部材と、固定スクロール部材に接しつつ公転し、固定スクロール部材との間に前記公転に従って容積変化する密閉空間を形成する可動スクロール部材と、を備えている。また、この圧縮機では、第1のハウジング(フロントハウジング)の内部に、可動スクロール部材の駆動機構を収容する収容空間部を形成し、この収容空間部の一端側に駆動機構の駆動軸を軸支する軸受部を設け、収容空間部の他端側に可動スクロール部材のスラスト力を受けるスラスト受け部を形成し、第1のハウジング(フロントハウジング)のスラスト受け部側の外周部端面に接合する第2のハウジング(センターハウジング)に、固定スクロール部材と可動スクロール部材とを有して構成される圧縮機構を収容するようにしている。
ところで、この圧縮機では、駆動機構の軸受部や各摺動部等の潤滑や冷却を目的として、第1のハウジング(フロントハウジング)内に潤滑油を供給している。特許文献1に記載されている圧縮機では、固定スクロール部材の背面側の第3のハウジング(リアハウジング)内に形成されて圧縮流体が導入される吐出室に、オイルセパレータにより流体(冷媒)中から分離した潤滑油を貯留する貯油室を設け、この貯油室内の潤滑油を第1のハウジング(フロントハウジング)内に供給している。
特開平11−93880号公報
しかしながら、特許文献1に記載された圧縮機においては、前記貯油室から第1のハウジング(フロントハウジング)に潤滑油を供給するための潤滑油供給通路の第1のハウジング(フロントハウジング)側開口端を、流体(冷媒)の吸入室に設けている。このため、潤滑油供給通路から吸入室に供給された潤滑油が、吸入冷媒と共に第2のハウジング(センターハウジング)側の圧縮機構に再度吸入されてしまい、第1のハウジング(フロントハウジング)内の軸受部、軸シール部及びスラスト受け部と可動スクロールとの摺動部に、潤滑油が十分に供給されない虞れがある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、第1のハウジング側に供給された潤滑油を、第2のハウジング側に吸入されずに第1のハウジング内の軸受部、軸シール部及びスラスト受け部と可動スクロールとの摺動部に十分に供給可能なスクロール型流体機械を提供することを目的とする。
このため、本発明のスクロール型流体機械は、第1のハウジングの内部に、固定スクロール部材に接しつつ公転し前記固定スクロール部材との間に前記公転に伴って容積変化する密閉空間を形成する可動スクロール部材の駆動機構を収容する収容空間部を形成し、該収容空間部の一端側に前記駆動機構の駆動軸を軸支する軸受部を設け、前記収容空間部の他端側に前記可動スクロール部材のスラスト力を受けるスラスト受け部を形成し、前記第1のハウジングの前記スラスト受け部側の外周部端面に接合する第2のハウジングの内部に、前記固定スクロール部材と可動スクロール部材を収容する構成としたスクロール型流体機械であって、前記収容空間部の駆動機構周りの周面に、潤滑油貯留用の凹部を形成すると共に、前記凹部に、当該凹部内の潤滑油を前記駆動機構の中心方向に案内するガイド部を設けたことを特徴する。
本発明のスクロール型流体機械によれば、可動スクロールの駆動機構を収容する第1のハウジング内の収容空間部に形成した凹部に潤滑油を貯留することができ、しかも、凹部内のガイド部によって、可動スクロールの駆動機構に向けて潤滑油を導くことができるので、第1のハウジング内の軸受部、軸シール部及び各スラスト受け部と可動スクロールとの摺動部に潤滑油を十分に供給することができるようになる。従って、軸受部、軸シール部及びスラスト受け部と可動スクロールとの摺動部の摩耗を抑制でき、流体機械の耐久性を向上できると共に、前記摺動部の発熱等による流体機械の効率低下を防止できる。
本発明の第1実施形態を示すスクロール型圧縮機の正面図 図1のA−A矢視断面図 図2のB−B矢視断面図 図3の可動スクロール部材を取り除いた断面図 図4のスラストプレートを取り除いた断面図 図5のC−C矢視断面図 本発明の第2実施形態を示すスクロール型圧縮機の断面図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。尚、本発明に係るスクロール型流体機械は、圧縮機或いは膨張機として使用することができるが、ここでは圧縮機の例で説明する。
先ず本発明の第1実施形態について図1〜図6により説明する。
図1〜図6は、第1実施形態でのスクロール型圧縮機の全体構成を示しており、図1は正面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図2のB−B矢視断面図、図4は図3の可動スクロールを取り除いた断面図、図5は図4のスラストプレートを取り除いた断面図、図6は図5のC−C矢視断面図である。
スクロール型圧縮機1は、中心軸方向に対向配置される固定スクロール部材2と可動スクロール部材3とを備えている。固定スクロール部材2は、端板2a上に渦巻きラップ2bが一体に形成されてなる。可動スクロール部材3は、同様に、端板3a上に渦巻きラップ3bが一体に形成されてなる。
両スクロール部材2、3は、両渦巻きラップ2b、3bを噛み合わせ、渦巻きラップ2bの突出側の端縁が端板3aに接触し、渦巻きラップ3bの突出側の端縁が端板2aに接触するように配設される。尚、両渦巻きラップ2b、3bの突出側の端縁にはチップシールが埋設されている。
また、両スクロール部材2、3は、両渦巻きラップ2b、3bの周方向の角度が互いにずれた状態で、両渦巻きラップ2b、3bの側壁が互いに部分的に接触するように配設される。これにより、両渦巻きラップ2b、3b間に三日月状の密閉空間である流体ポケット4が形成される。
可動スクロール部材3は、後述する駆動機構8と自転阻止機構33により、固定スクロール部材2の中心軸回りに公転運動され、自転は阻止される。これにより、両渦巻きラップ2b、3b間に形成される流体ポケット4が渦巻きラップ2b、3bの外端部から中心部へ向かって移動されることにより、流体ポケット4の容積が縮小方向に変化する。従って、渦巻きラップ2b、3bの外端部側から流体ポケット4内に取込まれた流体(例えば冷媒ガス)が圧縮される。
尚、膨張機の場合には、流体ポケット4が逆に渦巻きラップ2b、3bの中心部から外端部へ向かって移動されることにより、流体ポケット4の容積が増大方向に変化し、渦巻きラップ2b、3bの中心部側から流体ポケット4内に取込まれた流体が膨張される。
スクロール型圧縮機1のハウジングは、フロントハウジング(第1のハウジング)5と、固定スクロール部材2を一体的に内包するセンターハウジング(第2のハウジング)6と、その背面側に配置されるリアハウジング(第3のハウジング)7とから構成されている。
フロントハウジング5は、その内部に、可動スクロール部材3の駆動機構8を収容する収容空間部9が形成され、前記収容空間部9の一端側に駆動機構8の駆動軸を軸支する軸受10と軸シール部11が設けられている。収容空間部9の他端側には、環状のスラストプレート12を介して可動スクロール部材3をスラスト方向に支持するスラスト受け部13が形成されている。また、フロントハウジング5は、収容空間部9の上方に上記流体の吸入室14が形成されており、フロントハウジング5の外壁に設けた吸入ポート15を介して外部から吸入室14へ上記流体が吸入される。
センターハウジング6は、本実施形態では、固定スクロール部材2と一体に固定スクロール部材2の筐体部(外殻シェル)として形成されている。但し、固定スクロール部材2とセンターハウジング6とを別部材として、センターハウジング6内に固定スクロール部材2を収容固定する構造としてもよい。センターハウジング6は、リア側が固定スクロール部材2の端板2bにより閉止され、フロント側が開口している。開口するフロント側は、スラスト受け部13側のフロントハウジング5外周部端面に接合し、ボルト16により締結されている。
フロントハウジング5及びセンターハウジング6には、周方向の一部に、膨出部17が形成されている。膨出部17の内部には、圧縮機中心軸と平行な方向に延在して、フロントハウジング5側の吸入室14からセンターハウジング6側の両渦巻きラップ2b、3bの外端部付近へ、上記流体を案内する流体通路空間部18が形成されている。
リアハウジング7は、固定スクロール部材2の端板2bの背面側にボルト19により締結され、端板2bとの間に上記流体の吐出室20を形成している。端板2bの中心部には、可動スクロール部材3の公転運動により圧縮された流体ポケット4内の上記流体を吐出室20へ導入する吐出孔21が開設され、吐出孔21の出口側には一方向弁22が付設されている。また、リアハウジング7の外壁には、吐出室20から外部への上記流体の吐出ポート23が設けられている。
上記流体は、フロントハウジング5に設けられた吸入ポート15からフロントハウジング5内の吸入室14に導入され、フロントハウジング5及びセンターハウジング6の膨出部17内側の流体通路空間18を経由して、渦巻きラップ2b、3bの外端部側から前述の流体ポケット4内に取込まれ、圧縮に供される。圧縮された流体は、固定スクロール部材2の端板2aの中央部に穿設された吐出孔21から、リアハウジング7内の吐出室20に吐出され、そこから吐出ポート23を介して外部に導出される。
フロントハウジング5の収容空間部9に収容される駆動機構8は、例えば特開2012−237288号公報等に記載されているように、外部から入力される回転駆動力により回転駆動される駆動軸にクランク機構を設け、このクランク機構を介して可動スクロール部材3に連結されている。
駆動機構8は、収容空間部9の一端側で駆動軸24が軸受10により回転自在に軸支されている。この駆動軸24の一端側はフロントハウジング5の外に突出しており、ここに電磁クラッチ25を介してプーリ26が取付けられている。従って、プーリ26から電磁クラッチ25を介して入力される回転駆動力により、駆動軸24が回転駆動される。駆動軸24の他端側に設けられるクランク機構は、収容空間部9の内周壁に軸受27を介して軸支されるクランク28と、このクランク28に駆動軸24の中心軸に対して偏心させて取付けられる偏心ブッシュ29と、を備えて構成され、偏心ブッシュ29は、可動スクロール部材3の端板3bの背面に突出形成された円筒状のボス部30の内部に軸受31を介して嵌合している。クランク機構には、バランサウエイト32が取付けられている。尚、図2及び図6において、図の簡略化のため、駆動軸24から偏心ブッシュ29までを駆動機構8として一体的に図示している。
従って、駆動軸24の回転によりクランク機構を介して可動スクロール部材3は旋回し、可動スクロール部材3は、後述の自転阻止機構33により自転が阻止され、可動スクロール部材3は、固定スクロール部材2の中心軸周りに公転旋回運動する。
可動スクロール部材3の自転阻止機構33は、本実施形態では、可動スクロール部材3の端板3aの背面の外周部寄りに複数(本実施形態では4個)形成された丸穴34と、各丸穴34内にわずかな隙間を有して挿入され、中心位置からずれた位置に偏心穴を有する円板部材35と、フロントハウジング5のスラスト受け部13に丸穴34と同じ数突設されてスラストプレート12を貫通するピン36(本実施形態では4個)とを含んで構成され、各円板部材35の偏心穴にわずかな隙間を設けて各ピン36を嵌合させて可動スクロール部材3の自転を規制している。
ここにおいて、フロントハウジング5の収容空間部9の駆動機構8周りの周面には、複数(本実施形態では4個)の潤滑油貯留用の凹部40が形成されている。これら凹部40は、スラスト受け部13におけるピン36の取付け領域を挟んで駆動機構8の中心軸に沿ってスラスト受け部13から軸受27方向に向かって形成されている。また、収容空間部9の径方向における凹部40の外径は、スラストプレート12の外径より小さく形成されている。従って、収容空間部9は、スラストプレート12と可動スクロール部材3の端板3bによって、吸入室14側及び流体通路空間部18側と仕切られている。また、各凹部40の互いに対向する側面部は、駆動機構8の中心方向に向けて形成されており、凹部40内に貯留される潤滑油を駆動機構8の中心方向に案内するガイド部40aとなっている。
リアハウジング7には、図示しないがオイルセパレータが内蔵されており、オイルセパレータで流体中から分離された潤滑油を貯留する貯油室51がリアハウジング7下部に形成されている。
リアハウジング7の貯油室51には、図6に示すようにセンターハウジング6とフロントハウジング5に穿設した潤滑油供給通路52の一端が開口している。前記潤滑油供給通路52は、センターハウジング6とフロントハウジング5の一部に形成した厚肉のリブ部に形成され、収容空間部9に形成された4つのうちの1つの凹部40に開口している。潤滑油供給通路52の凹部40側の開口部53は、凹部40の軸受27側の端部に開口させている。
かかる構成のスクロール型圧縮機1では、外部からの回転駆動力によりプーリ26が回転すると、電磁クラッチ25を介して駆動軸24が回転し、クランク機構によって可動スクロール部材3が、固定スクロール部材2の中心軸周りに公転運動する。可動スクロール部材3の公転運動により、吸入ポート15から吸入室14及び流体通路空間18を経由して渦巻きラップ2b、3bの外端部側から流体ポケット4内に流体(冷媒ガス)が取込まれ、流体ポケット4の容積の縮小変化によって圧縮された流体は、固定スクロール部材2中央部の吐出孔21から吐出室20に吐出される。吐出室20に吐出された流体は、オイルセパレータにより流体中に混入している潤滑油が分離され、潤滑油の分離された冷媒ガスは、吐出ポート23を介して外部に導出される。
一方、オイルセパレータで分離された潤滑油は、リアハウジング7の下部の貯油室51に貯留される。貯油室51内の潤滑油は、高圧領域であるリアハウジング7内部と低圧領域であるフロントハウジング5の収容空間部9内部との圧力差によって、貯油室51から潤滑油供給通路52を通って収容空間部9側に供給され、スラスト受け部13側とは反対側の軸受27側から凹部40に供給される。凹部40に供給された潤滑油は、凹部40の側壁部、即ち、ガイド部40aによって、駆動機構8の中心方向に向けて案内され、駆動機構8の各軸受27,31、軸シール部11や可動スクロール部材3の端板3aとスラストプレート12との摺動面等に供給される。
かかる本実施形態のスクロール型圧縮機1によれば、可動スクロール部材3の端板3aとスラストプレート12によって、流体が吸入される吸入側空間と仕切られた収容空間部9側へ潤滑油を供給するので、潤滑油が吸入側空間へそのまま導出されることを防止でき、駆動機構8の各軸受27,31、軸シール部11や可動スクロール部材3の端板3aとスラストプレート12との摺動面等に、十分な潤滑油を供給することができる。
また、凹部40の側面部を駆動機構8の中心方向に向けて形成することで、潤滑油を駆動機構8の中心方向に案内するガイド部40aの機能を持たせるようにしたので、凹部40に付着した潤滑油を効果的に、駆動機構8の各軸受27,31、軸シール部11や可動スクロール部材3の端板3aとスラストプレート12との摺動面等へ継続的に供給できるようになる。
従って、潤滑油の供給を必要とする各軸受部や摺動部の摩耗や発熱を抑制でき、圧縮機1の効率向上及び耐久性向上を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図7により説明する。
図7は、本発明の第2実施形態を示すスクロール型圧縮機の断面図である。尚、説明を簡略化するため、第1実施形態と同一要素には同一符号を付してある。
第1実施形態では、可動スクロール部材3の端板3aとスラスト受け部13との間に、スラストプレート12を介在させる構成である。これに対して、第2実施形態では、スラストプレート12を設けずに、可動スクロール部材3の端板3aをスラスト受け部13に直接接触させる構成である。その他の構成は、第1実施形態と同じである。
かかる構成の第2実施形態では、収容空間部9の径方向における凹部40の外径は、固定スクロール部材3の中心軸に対する可動スクロール部材3の最小公転半径より小さく形成している。これにより、可動スクロール部材3が公転運動した時でも、可動スクロール部材3の端板3aによって収容空間部9側と吸入室14側を仕切ることができる。
従って、第2実施形態の場合も、吐出室20の貯油室51から収容空間部9の凹部40に供給された潤滑油が、そのまま吸入側に吸い込まれることがなく、収容空間部9内に留めることができる。これにより、駆動機構8の各軸受27,31、軸シール部11や可動スクロール部材3の端板3aとスラスト受け部13との摺動面等へ十分に潤滑油を供給でき、第1実施形態と同様に、潤滑油の供給を必要とする各軸受部や摺動部の摩耗や発熱を抑制でき、圧縮機1の効率向上及び耐久性向上を図ることができる。
尚、上記各実施形態では、オイルセパレータを内蔵するスクロール型流体機械について説明したが、オイルセパレータを内蔵しないスクロール型流体機械では、上記各実施形態の潤滑油供給通路52に代えて、吸入した流体を圧縮機構側に導く流体供給通路空間と収容空間部9の凹部40とを連通する連通路を、スラスト受け部13に形成する。これにより、吸入された流体中に混在した潤滑油を収容空間部9の凹部40に導入することができるので、駆動機構8の各軸受27,31、軸シール部11や可動スクロール部材3の端板3aとスラスト受け部13との摺動面等へ十分に潤滑油を供給できるようになる。
1 スクロール型圧縮機
2 固定スクロール部材
2a 端板
2b 渦巻きラップ
3 可動スクロール部材
3a 端板
3b 渦巻きラップ
4 流体ポケット(密閉空間)
5 フロントハウジング(第1のハウジング)
6 センターハウジング(第2のハウジング)
7 リアハウジング(第3のハウジング)
8 駆動機構
9 収容空間部
10 軸受
11 軸シール部
12 スラストプレート
13 スラスト受け部
14 吸入室
20 吐出室
21 吐出孔
22 一方向弁
23 吐出ポート
24 駆動軸
27 軸受
28 クランク
29 偏心ブッシュ
30 ボス部
31 軸受
33 自転阻止機構
36 自転阻止機構のピン
40 凹部
40a ガイド部
51 貯油室
52 潤滑油供給通路
53 開口部(凹部側)

Claims (8)

  1. 第1のハウジングの内部に、固定スクロール部材に接しつつ公転し前記固定スクロール部材との間に前記公転に伴って容積変化する密閉空間を形成する可動スクロール部材の駆動機構を収容する収容空間部を形成し、該収容空間部の一端側に前記駆動機構の駆動軸を軸支する軸受部を設け、前記収容空間部の他端側に前記可動スクロール部材のスラスト力を受けるスラスト受け部を形成し、前記第1のハウジングの前記スラスト受け部側の外周部端面に接合する第2のハウジングの内部に、前記固定スクロール部材と可動スクロール部材を収容する構成としたスクロール型流体機械であって、
    前記収容空間部の駆動機構周りの周面に、潤滑油貯留用の凹部を形成すると共に、前記凹部に、当該凹部内の潤滑油を前記駆動機構の中心方向に案内するガイド部を設けたことを特徴するスクロール型流体機械。
  2. 前記第2のハウジングの固定スクロール部材背面側の外周部に接合されて圧縮流体が導入される第3のハウジング内に、オイルセパレータで流体中から分離された潤滑油を貯留する貯油部を設け、該貯油部と前記凹部とを連通する潤滑油供給通路を、前記第1及び第2のハウジングに形成した請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記潤滑油供給通路の凹部側開口部位置を、前記駆動機構の中心軸方向における前記軸受部側とした請求項2に記載のスクロール型流体機械。
  4. 前記凹部を、収容空間部の駆動機構周りに複数設けた請求項1〜3のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械。
  5. 前記凹部は、前記収容空間部の駆動機構周りの周面に、前記駆動機構の中心軸に沿って前記スラスト受け部から前記軸受部方向に向かって形成した請求項1〜4のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械。
  6. 前記スラスト受け部は、前記可動スクロール部材側に突出して、前記可動スクロール部材の自転を阻止するピンが取り付けられており、前記複数の凹部は、前記ピンの取付け領域を挟んで形成する請求項4又は5に記載のスクロール型流体機械。
  7. 前記スラスト受け部が、スラストプレートを介して前記可動スクロール部材のスラスト力を受ける構成であって、前記収容空間部の径方向における前記凹部の外径が、前記スラストプレートの外径より小さい請求項5に記載のスクロール型流体機械。
  8. 前記スラスト受け部が、前記可動スクロール部材のスラスト力を直接受ける構成であって、前記収容空間部の径方向における前記凹部の外径が、前記固定スクロール部材の中心軸に対する前記可動スクロール部材の最小公転半径より小さい請求項5に記載のスクロール型流体機械。
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