JP6253003B1 - 電子キーシステム及び該システムに用いられるセキュリティユニット並びに電子キー - Google Patents
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Abstract
【課題】リレーアタック対策をより簡単に実行することが可能な電子キーシステム、セキュリティユニット、及び電子キーを提供する。【解決手段】車載機10と電子キー30とを備え、車載機10と電子キー30との間で所定の無線通信処理が成立した場合に、車載機10により所定の処理が実行される電子キーシステム1であって、近距離無線通信用の非接触タグ60aを有するセキュリティユニット60を更に備え、電子キー30は、セキュリティユニット60の非接触タグ60aと無線通信するためのタグ通信部36を備えると共に、このタグ通信部36とセキュリティユニット60の非接触タグ60aとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行しないように構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、電子キーシステム、セキュリティユニット、及び電子キーに係り、特に電子キーを携帯するユーザの動作により所定の車両操作が実行される電子キーシステム、及び該システムに用いられるセキュリティユニット、電子キーに関する。
従来、スマートキーレス機能を備えた車両が知られている。このような車両では、電子キーを携帯したユーザが所定の操作を行うだけで、車両において必要な処理が実行されるようになっている。スマートキーレス機能を利用することにより、例えば、ドアノブに設けられたセンサに手を触れるだけで(又はドアに設けられたスイッチを押下するだけで)ドアが自動的に解錠され、ドアを閉めるときに車両に設けられた操作部を操作するだけでドアが自動的に施錠され、エンジンスイッチを押下しただけでエンジンが始動される。
このようなスマートキーレス機能を実行するため、上記のような操作に起因して車両に搭載された車載機とユーザが携帯する電子キーは、両者間で所定の通信処理を実行する。そして、この通信処理が成立(即ち、認証成立)することにより、車載機を介して、車両内で所定の処理が実行される。
上記通信処理において、通常、電子キーから車載機への通信可能距離は比較的長い(例えば、数十m以上)が、車載機から電子キーへの通信可能距離は短く(例えば、1m程度)設定されている。このため、電子キーを携帯するユーザは、車両の近傍又は車内にいるとき、スマートキーレス機能を有効に作動させることができる。即ち、ユーザ(即ち、電子キー)が車両から1m程度の通信可能距離よりも離れた位置にいる場合には、例えば、ドアノブのセンサに第三者が触れても、ドアは解錠されない。
しかしながら、近年、リレーアタックという盗難の手口があることが明らかになってきた。この手口は、通信電波を中継器で増幅させて、互いに遠く離れた電子キーと車載機との間で上記通信処理を成立させることにより、スマートキーレス機能を作動させるものである。このようなリレーアタックによる盗難を防ぐため、リレーアタック対策として、スマートキーレス機能をユーザの意思により停止させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、例えば、ユーザが電子キーを用いて特定の停止操作を行うことにより、スマートキーレス機能を一時的に停止させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、リレーアタック対策のためにスマートキーレス機能を停止させるには、ユーザが特定の停止操作を行う必要がある。このため、この停止操作が実行されなかった場合には、リレーアタックの遂行が可能となってしまうという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、リレーアタック対策をより簡単に実行することが可能な電子キーシステム、セキュリティユニット、及び電子キーを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両に搭載される車載機と、この車載機と無線通信可能である電子キーと、を備え、車載機と電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムであって、近距離無線通信用の非接触タグを有するセキュリティユニットを更に備え、電子キーは、セキュリティユニットの非接触タグと無線通信するためのタグ通信部を備えると共に、このタグ通信部とセキュリティユニットの非接触タグとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、車載機との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合、車載機との間で所定の無線通信処理を実行しないように構成されている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、電子キーがセキュリティユニットと近距離通信可能な通信範囲内に位置する場合は、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況であるので、電子キーと車載機との間で所定の無線通信処理が実行されず、この無線通信処理が成立しない。これにより、本発明では、例えば車両を運転後に駐車場に駐車した後、ユーザが電子キーをセキュリティユニットの近傍に置いておくだけで、ユーザは特別な操作をすることなしにスマートキーレス機能を無効化し、リレーアタック対策を簡単に実行することができる。また、本発明では、ユーザが車両を使用する場合には、例えば、セキュリティユニットの近傍から電子キーを取り上げて車両へ向かう間に、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が不可能な状況になるので、ユーザは特別な操作をすることなしにスマートキーレス機能を有効化し、リレーアタック対策を解除することができる。
また、本発明において好ましくは、電子キーは、車載機との間の所定の無線通信処理の実行中に、セキュリティユニットの非接触タグとの間の近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が実行可能であった場合、所定の無線通信処理の実行を中止する。
このように構成された本発明によれば、スマートキーレス機能の実行のため、電子キーと車載機との間の所定の無線通信処理が始まると、電子キーがセキュリティユニットに対して近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が成立した場合に、電子キーと車載機との間の所定の無線通信処理の実行が中止される。このように、本発明では、電子キーと車載機との無線通信処理を契機として、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
このように構成された本発明によれば、スマートキーレス機能の実行のため、電子キーと車載機との間の所定の無線通信処理が始まると、電子キーがセキュリティユニットに対して近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が成立した場合に、電子キーと車載機との間の所定の無線通信処理の実行が中止される。このように、本発明では、電子キーと車載機との無線通信処理を契機として、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
また、本発明において好ましくは、セキュリティユニットは、非接触タグを用いて連続的又は断続的に所定の情報を含む無線信号を送信し、電子キーは、セキュリティユニットから所定の情報を含む無線信号を受信したことに応答して、所定期間だけ所定の無線通信処理を実行しない。
このように構成された本発明によれば、セキュリティユニットは所定の情報を含む無線信号を自発的に送信し、この無線信号を受信することにより、電子キーはセキュリティユニットが近傍に位置することを認識可能である。本発明では、電子キーは、近傍に位置するセキュリティユニットから無線信号を受信すると、所定期間だけ車載機との間の所定の無線通信処理を実行しないので、この所定の無線通信処理が成立しなくなる。このように、本発明では、セキュリティユニットの自発的な無線信号の送信により、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
このように構成された本発明によれば、セキュリティユニットは所定の情報を含む無線信号を自発的に送信し、この無線信号を受信することにより、電子キーはセキュリティユニットが近傍に位置することを認識可能である。本発明では、電子キーは、近傍に位置するセキュリティユニットから無線信号を受信すると、所定期間だけ車載機との間の所定の無線通信処理を実行しないので、この所定の無線通信処理が成立しなくなる。このように、本発明では、セキュリティユニットの自発的な無線信号の送信により、電子キーとセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、車両に搭載される車載機とこの車載機と無線通信可能である電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムで用いられる、セキュリティユニットであって、電子キーは、セキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、車載機との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合、所定の無線通信処理を実行しないように構成されており、セキュリティユニットは、電子キーと近距離無線通信するための非接触タグを備え、この非接触タグは、電子キーとの間の近距離無線通信のために所定の情報を含む無線信号を送信する、ことを特徴としている。
また、本発明において好ましくは、非接触タグは、電子キーが送信する所定の信号の受信に応答して、所定の情報を含む無線信号を送信する。
また、本発明において好ましくは、非接触タグは、所定の情報を含む無線信号を連続的又は断続的に送信する
また、本発明において好ましくは、非接触タグは、所定の情報を含む無線信号を連続的又は断続的に送信する
また、上記の目的を達成するために、本発明は、車両に搭載される車載機とこの車載機と無線通信可能である電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムで用いられる、電子キーであって、電子キーは、車載機とは異なるセキュリティユニットと近距離無線通信するためのタグ通信部を備えると共に、このタグ通信部とセキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、車載機との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合、車載機との間で所定の無線通信処理を実行しないように構成されている、ことを特徴としている。
また、本発明において好ましくは、電子キーは、車載機との間の所定の無線通信処理の実行中に、セキュリティユニットの非接触タグとの間の近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が実行可能であった場合、所定の無線通信処理の実行を中止する。
また、本発明において好ましくは、電子キーは、セキュリティユニットから所定の情報を含む無線信号を受信したことに応答して、所定期間だけ前記所定の無線通信処理を実行しない。
また、本発明において好ましくは、電子キーは、セキュリティユニットから所定の情報を含む無線信号を受信したことに応答して、所定期間だけ前記所定の無線通信処理を実行しない。
本発明の電子キーシステム、セキュリティユニット、及び電子キーによれば、リレーアタック対策をより簡単に実行することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の電子キーシステムの構成を説明する。図1は電子キーシステムの構成図である。
まず、図1を参照して、本発明の電子キーシステムの構成を説明する。図1は電子キーシステムの構成図である。
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステム1は、車両2に搭載された車載機10と、ユーザが携帯可能な電子キー30と、所定の場所に配置されたセキュリティユニット60とを備えている。電子キーシステム1では、スマートキーレス機能により、電子キー30を携帯したユーザが所定の操作を行うだけで、車両2において所定の処理が実行される。具体的には、ユーザが車両2のドアを開けるためにドアノブに手を掛けるだけで、ドアロック機構が自動的にアンロックされ、ドアを閉めるときに車両2に設けられたドアスイッチを押下するだけでドアロック機構が自動的にロックされ、エンジンスイッチを押下しただけでエンジンが始動される。
電子キーシステム1は、リレーアタック対策のためにスマートキーレス機能を一時的に無効化することができる(停止モード)。具体的には、本実施形態では、ユーザが電子キー30をセキュリティユニット60の近傍に置いている間は停止モードとなり、リレーアタックから車両2を保護することができる。
車載機10は、制御部11と、LF送信部13と、RF受信部15と、メモリ17と、操作部19とを備えている。
制御部11は、CPU等からなり、電子キー30との通信処理に基づいて、車両2のドアロック機構50,エンジン制御システム52へ制御信号(ロック指令信号,アンロック指令信号,エンジン始動指令信号)を出力するように構成されている。
制御部11は、CPU等からなり、電子キー30との通信処理に基づいて、車両2のドアロック機構50,エンジン制御システム52へ制御信号(ロック指令信号,アンロック指令信号,エンジン始動指令信号)を出力するように構成されている。
LF送信部13は、送信機と送信アンテナを備え、制御部11の指令に基づいてLF信号を電子キー30に対して送信する。LF信号による通信の通信可能距離は、ユーザが車両2の近傍又は車内にいるときに通信可能となるように短く設定されており、例えば1m程度である。
RF受信部15は、受信器と受信アンテナを備え、電子キー30から受信したRF信号を制御部11へ出力する。RF信号による通信の通信可能距離は、LF信号に比べて長く設定されており、例えば数十m〜100m程度である。
RF受信部15は、受信器と受信アンテナを備え、電子キー30から受信したRF信号を制御部11へ出力する。RF信号による通信の通信可能距離は、LF信号に比べて長く設定されており、例えば数十m〜100m程度である。
メモリ17は、制御部11のためのアプリケーションや必要なデータを記憶する。メモリ17には、データとして、キーID20と、車両ID22が含まれる。キーID20は、車両2(即ち、車載機10)に専用の電子キー30の固有ID情報である。車両ID22は、車両2の固有ID情報である。
操作部19は、タッチセンサ19a,ドアスイッチ19b,エンジンスイッチ19cを含む。タッチセンサ19aは、車両2のドアノブに設けられており、ユーザがドアを開けようとしてドアノブに手を掛けると、ユーザの手が触れるように配置されている。タッチセンサ19aは、ユーザの手の接触又は接近により、検知信号(操作信号)を出力する。ドアスイッチ19bは、車両2に設けられており、ドアを閉めるときにユーザが押下可能となっている。ドアスイッチ19bは、押下されることにより操作信号を出力する。エンジンスイッチ19cは、車室内に設けられており、エンジンを始動させる際にユーザが押下可能となっている。エンジンスイッチ19cは、押下されることにより操作信号を出力する。
ドアロック機構50は、車両2の各ドアに設けられており、車載機10からロック指令信号,アンロック指令信号を受け取ると、それぞれドアの施錠(ロック)及び解錠(アンロック)を行うようになっている。
エンジン制御システム52は、車両2のエンジンを制御する制御部を含み、車載機10からエンジン始動指令信号を受け取ると、エンジンを始動させるようになっている。
エンジン制御システム52は、車両2のエンジンを制御する制御部を含み、車載機10からエンジン始動指令信号を受け取ると、エンジンを始動させるようになっている。
電子キー30は、制御部31と、LF受信部33と、RF送信部35と、タグ通信部36と、メモリ37と、操作部39とを備えている。なお、車載機10及び電子キー30は、電子キーシステムに加えて、リモートエントリシステムとしても機能する。このため、電子キー30は、リモートエントリ機能のためのリモートコントローラとしても使用される。
制御部31は、CPU等からなり、車載機10やセキュリティユニット60との通信処理等を実行するように構成されている。
LF受信部33は、受信機と受信アンテナを備え、車載機10から受信したLF信号を制御部31へ出力する。
RF送信部35は、送信器と送信アンテナを備え、制御部31の指令に基づいてRF信号を車載機10に対して送信する。
タグ通信部36は、送受信器と送受信アンテナを備え、制御部31の指令に基づいてセキュリティユニット60との間で近距離無線通信を行う。即ち、電子キー30は、セキュリティユニット60が有する非接触タグ60aに対応するタグリーダとして機能する。この近距離無線通信は、通信可能距離が1m程度に設定されている。なお、本明細書において、近距離無線通信は、通信可能距離が数cmから数m程度の近距離で無線通信可能な通信方式を意味する。
RF送信部35は、送信器と送信アンテナを備え、制御部31の指令に基づいてRF信号を車載機10に対して送信する。
タグ通信部36は、送受信器と送受信アンテナを備え、制御部31の指令に基づいてセキュリティユニット60との間で近距離無線通信を行う。即ち、電子キー30は、セキュリティユニット60が有する非接触タグ60aに対応するタグリーダとして機能する。この近距離無線通信は、通信可能距離が1m程度に設定されている。なお、本明細書において、近距離無線通信は、通信可能距離が数cmから数m程度の近距離で無線通信可能な通信方式を意味する。
メモリ37は、制御部31のためのアプリケーションや必要なデータを記憶する。メモリ37には、データとして、キーID40と、車両ID42と、タグID46と、停止モードフラグ44が含まれる。キーID40は、電子キー30の固有ID情報である。車両ID42は、車両2の固有ID情報である。タグID46は、電子キー30に対応するセキュリティユニット60の固有ID情報である。停止モードフラグ44は、スマートキーレス機能の実行が一時的に停止されている状態(停止モード)のときにオンとなる。
操作部39は、ロックスイッチ39aと、アンロックスイッチ39bを含む。リモートエントリシステムとして電子キーシステム1が機能するとき、ユーザは、電子キー30の操作部39を操作することにより、車両2のドアを解錠及び施錠することができる。即ち、ユーザがロックスイッチ39a,アンロックスイッチ39bを押下することにより、電子キー30からRF信号(ロック信号、アンロック信号)が出力され、これらRF信号を受信した車載機10がドアロック機構50をロック又はアンロックする。
セキュリティユニット60は、例えば、車両2のユーザが車両2の不使用時に電子キー30を保管又は保持する場所に配置される。例えば、セキュリティユニット60はユーザの自宅内に配置され、電子キー30の載置台や保管箱とすることができる。
セキュリティユニット60は、近距離無線通信用のICチップ構造の非接触タグ60aを備える。この非接触タグ60aは、制御部61と、送受信部63と、メモリ67と、バッテリ65とを備えている。
制御部61は、CPU等からなり、電子キー30のタグ通信部36との近距離無線通信処理を実行するように構成されている。
送受信部63は、送受信機と送受信アンテナを備え、電子キー30から受信した無線信号(タグ要求信号)を制御部61へ出力し、また、制御部61の指令に基づいて無線信号(タグ応答信号)を送信する。
送受信部63は、送受信機と送受信アンテナを備え、電子キー30から受信した無線信号(タグ要求信号)を制御部61へ出力し、また、制御部61の指令に基づいて無線信号(タグ応答信号)を送信する。
メモリ67は、制御部61のためのアプリケーションや必要なデータを記憶する。メモリ67には、データとして、キーID70と、タグID76が含まれる。キーID70は、電子キー30の固有ID情報である。タグID76は、セキュリティユニット60の固有ID情報である。
バッテリ65は、制御部61等に作動電力を供給する。バッテリ65は、充電用ケーブルの電源プラグ66を電源コンセント(図示せず)に接続することにより充電可能となっている。本実施形態では、非接触タグ60aはアクティブタイプであり、バッテリ65による電力供給により送受信部63を介して無線信号を送信可能である。しかしながら、非接触タグ60aはパッシブタイプであってもよく、この場合は、電子キー30からの無線信号(電波)を電源として作動するため、バッテリ65は不要である。
次に、図2を参照して、本実施形態の電子キーシステムにおいてスマートキーレス機能が有効化及び無効化について説明する。図2は、スマートキーレス機能が有効となる場合(図2(A))及び無効となる場合(図2(B))の説明図である。
本実施形態の電子キーシステム1において、セキュリティユニット60は、スマートキーレス機能を無効化する手段として利用される。
本実施形態の電子キーシステム1において、セキュリティユニット60は、スマートキーレス機能を無効化する手段として利用される。
図2(A)は、スマートキーレス機能が有効に作動する状況を示している。図2(A)では、電子キー30は、ユーザによって携行され、車両2(車載機10)から所定の通信可能距離(例えば、1m)以内に位置するが、セキュリティユニット60との近距離無線通信可能距離(例えば、1m)以内には位置しない。本実施形態では、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が実行不可な状況では、スマートキーレス機能が有効となる。
一方、図2(B)は、リレーアタック対策のためスマートキーレス機能が一時的に無効化された状況を示している。図2(B)では、電子キー30がセキュリティユニット60の近傍に配置されている(セキュリティユニット60との近距離無線通信可能距離以内に位置する)。本実施形態では、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が実行可能な状況では、スマートキーレス機能が無効となる。したがって、ユーザは、車両2を使用しない間、電子キー30をセキュリティユニット60の近傍に配置すれば、リレーアタックから車両2を保護することができる。なお、この場合、電子キー30が車両2(車載機10)から所定の通信可能距離以内に位置しているか否かに関係なく、スマートキーレス機能は無効となる。
次に、図3を参照して、本実施形態の電子キーシステムにおけるスマートキーレス機能の概略を説明する。図3は、スマートキーレス機能の基本的な処理の流れの説明図である。
先ず、電子キー30を携帯するユーザが、車両2に設けられた操作部19のうちいずれかを操作すると(S10)、車載機10の制御部11は、操作部19から操作したセンサ又はスイッチに応じた操作信号を受信する(S11)。制御部11は、この操作信号に基づいて、LF信号を送信する(S12)。このLF信号は、認証要求信号であり、車両ID22が含まれる。
電子キー30では、制御部31がLF受信部33を介して、LF信号を受信する(S21)。LF信号を受信すると、制御部31は、タグ通信部36を介してセキュリティユニット60に向けて無線信号を送信する(S22)。この無線信号は、タグ要求信号であり、電子キー30のキーID40が含まれる。
セキュリティユニット60は、電子キー30から近距離無線通信可能距離以内に位置している場合(図2(B)の場合)、電子キー30から無線信号(タグ要求信号)を受信し(S31)、この無線信号の受信に応答して無線信号(タグ応答信号)を送信する(S32)。即ち、セキュリティユニット60では、制御部61は、送受信部63を介して無線信号を受信すると、これに応答して、セキュリティユニット60のタグID76を含む無線信号を返信する。
なお、セキュリティユニット60が無線信号を受信したときに、この無線信号の認証処理を制御部61が実行するように構成してもよい。この認証処理では、無線信号に含まれるキーID40とメモリ67に記憶されたキーID70との照合を行うことができる。そして、制御部61は、これらが一致する場合、上記処理(S32)を実行し、これらが一致しない場合、受信した無線信号を無視して処理を終了する。
電子キー30では、制御部31は、タグ通信部36を介してセキュリティユニット60が返信した無線信号(タグ応答信号)を無線信号(タグ要求信号)の送信から所定時間以内に受信するか否かを判定する(S23)。即ち、制御部31は、所定時間だけタグ応答信号を受信する受信窓を設定し、この受信窓でタグ応答信号を受信するか否かを判定する。
電子キー30において、タグ応答信号を所定時間以内に受信した場合(S23;Yes、図2(B)の場合)、リレーアタック対策としてスマートキーレス機能を無効にするため、制御部31は、停止モードフラグ44をオンにして(停止モードに移行)、処理を終了する。この場合、図2(B)に示すように、電子キー30がセキュリティユニット60の近傍に位置しており、両者間で近距離無線通信が可能である。
一方、セキュリティユニット60は、電子キー30から近距離無線通信可能距離よりも遠方に位置している場合(図2(A)の場合)、電子キー30から無線信号(タグ要求信号)を受信できない。したがって、セキュリティユニット60は、無線信号(タグ応答信号)を返信しない。
電子キー30において、タグ応答信号を所定時間以内に受信しない場合(S23;No、図2(A)の場合)、リレーアタック対策は不要であり、スマートキーレス機能を有効にするため、制御部31は、RF信号をRF送信部35を介して送信して(S24)、処理を終了する。このRF信号は、認証応答信号であり、車両ID42,電子キー30のキーID40が含まれる。
なお、電子キー30が無線信号(タグ応答信号)を受信したときに、この無線信号の認証処理を制御部31が実行するように構成してもよい。この認証処理では、無線信号に含まれるタグID76とメモリ37に記憶されたタグID46との照合を行うことができる。そして、制御部31は、これらが一致する場合、上記処理(S24)を実行し、これらが一致しない場合、受信した無線信号を無視して処理を終了する。
車載機10では、制御部11は、RF受信部15を介して電子キー30が返信したRF信号をLF信号の送信から所定時間以内に受信した場合(S13)、このRF信号の認証処理を行う(S14)。具体的には、制御部11は、RF信号に含まれる車両ID42,キーID40とメモリ17に記憶された車両ID22,キーID20との照合を行う。なお、LF信号の送信から所定時間以内にRF信号を受信しない場合、制御部11は、処理を終了する。
この認証処理において、車両ID42,キーID40と、車両ID22,キーID20とがそれぞれ一致する場合(認証成立)、車載機10は対応する電子キー30からRF信号を受け取っているので、制御部11は、所定の制御信号を送信して(S15)、処理を終了する。一方、これらのIDが一致しない場合(認証不成立)、車載機10が受信したRF信号は対応する電子キー30以外から送信されたものであるため、制御部11は、受信したRF信号を無視して、処理を終了する。
所定の制御信号として、タッチセンサ19aが操作された場合は、アンロック指令信号がドアロック機構50へ出力され、ドアスイッチ19bが操作された場合は、ロック指令信号がドアロック機構50へ出力され、エンジンスイッチ19cが操作された場合は、エンジン始動指令信号がエンジン制御システム52へ出力される。
このように、電子キーシステム1において、電子キー30がセキュリティユニット60から離れた位置にある場合は、スマートキーレス機能が有効になり、電子キー30を携帯するユーザが所定の操作を行うことにより、車両2において所定の処理が実行される。即ち、車載機10と電子キー30との間で認証要求信号の送信及び認証応答信号の返信を含む所定の無線通信処理(S12−S14、S21−S24)が実行され、この無線通信が成立すれば、所定の処理が自動的に実行される。
一方、電子キーシステム1において、電子キー30がセキュリティユニット60の近傍に位置する場合は、スマートキーレス機能が無効になる。即ち、本実施形態では、電子キー30は、LF信号を受信してもRF信号を送信しない。このため、車載機10は、ステップS13−S15の処理を実行することができないので、所定の処理は実行されない。したがって、ユーザは、電子キー30をセキュリティユニット60の近傍に配置することにより、リレーアタックによって車両2のドアが開扉されることを防止することができる。
次に、図4及び図5を参照して、第2の実施形態の電子キーシステムにおけるスマートキーレス機能の概略を説明する。図4は、スマートキーレス機能の停止処理の流れの説明図、図5は、スマートキーレス機能の処理の流れの説明図である。なお、図5において、図3と同様の処理は同じ処理番号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態では、セキュリティユニット60は、所定時に無線信号(タグ識別信号)を送信し、この無線信号を受信すると電子キー30は停止モードに移行する。したがって、電子キー30がセキュリティユニット60の近傍に配置されている間、電子キー30は自動的に停止モードへ移行し、これによりスマートキーレス機能が無効化される。
図4において、セキュリティユニット60では、制御部61は、連続的(時間的に途切れることなく)又は断続的(例えば、1分間隔)に無線信号を送信する(S41)。この無線信号は、タグ識別信号であり、セキュリティユニット60のタグID76が含まれる。
電子キー30は、セキュリティユニット60の近傍に位置する場合、セキュリティユニット60が送信した無線信号を受信する(S44)。電子キー30では、制御部31は、タグ通信部36を介して、この無線信号を受信すると、無線信号に含まれるタグID76とメモリ37に記憶されたタグID46とを照合する。そして、これらが一致する場合(認証成立)、制御部31は、セキュリティユニット60が近傍に位置し、近距離無線通信が可能な状況であると認識する。一方、これらが一致しない場合(認証不成立)、受信した無線信号は電子キー30に関連付けられたセキュリティユニット60が送信したものではないので、この無線信号を無視して処理を終了する。
そして、電子キー30では、制御部31は、無線信号の認証が成立した場合、停止モードフラグ44をオンにして(停止モードへ移行して)、処理を終了する。本実施形態では、電子キー30は、セキュリティユニット60の送信した無線信号を受信してから所定時間(例えば、2分)だけ停止モードに留まり、停止モードフラグ44をオンにし続ける。なお、停止モードフラグ44がオンになる継続時間は、電子キー30が無線信号を送信する間隔よりも長いことが好ましい。しかしながら、所定時間が経過すると、電子キー30は、停止モードフラグ44をオフにして、停止モードから通常のスマートキーレス機能を実行する通常モードへ復帰する。
次に、図5を参照すると、ステップS10〜S15,S21及びS24は、図3と同様である。即ち、ユーザが操作部19を操作すると(S10)、車載機10は、操作信号を受け取る(S11)。操作信号を受け取ると、車載機10は、図2のステップS12と同様にLF信号(認証要求信号)を送信する(S12)。
電子キー30は、図3のステップS21と同様に、このLF信号を受信する(S21)。また、このとき上述と同様に認証処理を実行してもよい。LF信号を受信すると、制御部31は、電子キー30が停止モード中であるか否か(停止モードフラグ44がオンかオフか)を判定する(S23a)。停止モード中である場合(S23a;Yes)、処理は終了される。一方、停止モード中でない場合(S23a;No)、制御部31は、RF信号(認証応答信号)をRF送信部35を介して送信して、処理を終了する。また、車載機10が電子キー30からRF信号を受信すると(S13)、車載機10は、図2のステップS13〜S15と同様の処理を実行する。
このように本実施形態では、セキュリティユニット60が所定時に近距離無線信号(タグ識別信号)を送信し、電子キー30がこれを受信することにより、電子キー30が停止モード(リレーアタック対策モード)に移行する。そして、電子キー30がセキュリティユニット60の近傍に位置する限り、したがって、近距離無線通信が可能な状況である限り、電子キー30は停止モードに留まる。
停止モードでは、ユーザ(又は第三者)が車載機10の操作部19を操作したことに起因して車載機10がLF信号を送信し、電子キー30がこのLF信号を受信しても、電子キー30はRF信号を返信しない。よって、停止モード中は、電子キー30と車載機10との間の所定の無線通信処理(S11〜S14、S21、S24)が成立しないため、車載機10によるスマートキーレス機能に関する所定の処理(ドアロック、ドアアンロック、エンジン始動)は実行されない。
次に、本実施形態の電子キーシステム1の作用について説明する。
本実施形態は、車両2に搭載される車載機10と、この車載機10と無線通信可能である電子キー30とを備え、車載機10と電子キー30との間で所定の無線通信処理(図3のS11〜S15、S21〜S24、及び、図5のS11〜S15、S21〜S24)が成立した場合に、車載機10により所定の処理(S15)が実行される電子キーシステム1である。本実施形態の電子キーシステム1は、近距離無線通信用の非接触タグ60aを有するセキュリティユニット60を更に備え、電子キー30は、セキュリティユニット60の非接触タグ60aと無線通信するためのタグ通信部36を備えると共に、このタグ通信部36とセキュリティユニット60の非接触タグ60aとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合(S23;No、S23a;No)、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合(S23;Yes、S23a;Yes)、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行しないように構成されている。
本実施形態は、車両2に搭載される車載機10と、この車載機10と無線通信可能である電子キー30とを備え、車載機10と電子キー30との間で所定の無線通信処理(図3のS11〜S15、S21〜S24、及び、図5のS11〜S15、S21〜S24)が成立した場合に、車載機10により所定の処理(S15)が実行される電子キーシステム1である。本実施形態の電子キーシステム1は、近距離無線通信用の非接触タグ60aを有するセキュリティユニット60を更に備え、電子キー30は、セキュリティユニット60の非接触タグ60aと無線通信するためのタグ通信部36を備えると共に、このタグ通信部36とセキュリティユニット60の非接触タグ60aとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合(S23;No、S23a;No)、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行するが、近距離無線通信が可能な状況である場合(S23;Yes、S23a;Yes)、車載機10との間で所定の無線通信処理を実行しないように構成されている。
これにより、本実施形態では、電子キー30がセキュリティユニット60と近距離通信可能な通信範囲内に位置する場合は、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が可能な状況であるので、電子キー30と車載機10との間で所定の無線通信処理が実行されず、この無線通信処理が成立しない。これにより、本実施形態では、例えば車両2を運転後に駐車場に駐車した後、ユーザが電子キー30をセキュリティユニット60の近傍に置いておくだけで、スマートキーレス機能が無効化されるので、リレーアタック対策を簡単に実行することが可能である。また、本実施形態では、ユーザが車両2を使用する場合には、例えば、セキュリティユニット60の近傍から電子キー30を取り上げて車両2へ向かう間に、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が不可能な状況になるので、自動的にリレーアタック対策が解除され、スマートキーレス機能を有効化することができる。
また、本実施形態では、電子キー30は、車載機10との間の所定の無線通信処理の実行中に、セキュリティユニット60の非接触タグ60aとの間の近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が実行可能であった場合(S23;Yes)、所定の無線通信処理の実行を中止する。これにより、本実施形態では、スマートキーレス機能の実行のため、電子キー30と車載機10との間の所定の無線通信処理が始まると、電子キー30がセキュリティユニット60に対して近距離無線通信を試み、この通信が成立した場合に、電子キー30と車載機10との間の所定の無線通信処理の実行が中止される。このように、本実施形態では、電子キー30と車載機10との無線通信処理を契機として、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、セキュリティユニット60は、非接触タグ60aを用いて連続的又は断続的に所定の情報(タグID76)を含む無線信号(タグ識別信号)を送信し、電子キー30は、セキュリティユニット60から所定の情報を含む無線信号の受信に応答して、所定期間だけ所定の無線通信処理を実行しない。これにより、本実施形態では、セキュリティユニット60は所定の情報を含む無線信号を自発的に送信し、この無線信号を受信することにより、電子キー30はセキュリティユニット60が近傍に位置することを認識可能である。そして、本実施形態では、セキュリティユニット60が電子キー30の近傍に位置すると電子キー30は所定期間だけ、電子キー30と車載機10との間の所定の無線通信処理を実行しないので、この所定の無線通信処理が成立しなくなる。このように、本実施形態では、セキュリティユニット60の自発的な無線信号の送信により、電子キー30とセキュリティユニット60との間の近距離無線通信が可能な状況であるか否かを判定することができる。
1 電子キーシステム
2 車両
10 車載機
30 電子キー
50 ドアロック機構
52 エンジン制御システム
60 セキュリティユニット
60a 非接触タグ
2 車両
10 車載機
30 電子キー
50 ドアロック機構
52 エンジン制御システム
60 セキュリティユニット
60a 非接触タグ
Claims (9)
- 車両に搭載される車載機と、この車載機と無線通信可能である電子キーと、を備え、前記車載機と前記電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、前記車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムであって、
近距離無線通信用の非接触タグを有するセキュリティユニットを更に備え、
前記電子キーは、前記セキュリティユニットの前記非接触タグと無線通信するためのタグ通信部を備えると共に、このタグ通信部と前記セキュリティユニットの非接触タグとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、前記車載機との間で前記所定の無線通信処理を実行するが、前記近距離無線通信が可能な状況である場合、前記車載機との間で前記所定の無線通信処理を実行しないように構成されている、電子キーシステム。 - 前記電子キーは、前記車載機との間の前記所定の無線通信処理の実行中に、前記セキュリティユニットの非接触タグとの間の近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が実行可能であった場合、前記所定の無線通信処理の実行を中止する、請求項1に記載の電子キーシステム。
- 前記セキュリティユニットは、前記非接触タグを用いて連続的又は断続的に所定の情報を含む無線信号を送信し、
前記電子キーは、前記セキュリティユニットから前記所定の情報を含む無線信号を受信したことに応答して、所定期間だけ前記所定の無線通信処理を実行しない、請求項1に記載の電子キーシステム。 - 車両に搭載される車載機とこの車載機と無線通信可能である電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、前記車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムで用いられる、セキュリティユニットであって、
前記電子キーは、前記セキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、前記車載機との間で前記所定の無線通信処理を実行するが、前記近距離無線通信が可能な状況である場合、前記所定の無線通信処理を実行しないように構成されており、
前記セキュリティユニットは、前記電子キーと近距離無線通信するための非接触タグを備え、この非接触タグは、前記電子キーとの間の近距離無線通信のために所定の情報を含む無線信号を送信する、セキュリティユニット。 - 前記非接触タグは、前記電子キーが送信する所定の信号の受信に応答して、前記所定の情報を含む無線信号を送信する、請求項4に記載のセキュリティユニット。
- 前記非接触タグは、前記所定の情報を含む無線信号を連続的又は断続的に送信する、請求項4に記載のセキュリティユニット。
- 車両に搭載される車載機とこの車載機と無線通信可能である電子キーとの間で所定の無線通信処理が成立した場合に、前記車載機により所定の処理が実行される電子キーシステムで用いられる、電子キーであって、
前記電子キーは、前記車載機とは異なるセキュリティユニットと近距離無線通信するためのタグ通信部を備えると共に、このタグ通信部と前記セキュリティユニットとの間の近距離無線通信が可能な状況でない場合、前記車載機との間で前記所定の無線通信処理を実行するが、前記近距離無線通信が可能な状況である場合、前記車載機との間で前記所定の無線通信処理を実行しないように構成されている、電子キー。 - 前記電子キーは、前記車載機との間の前記所定の無線通信処理の実行中に、前記セキュリティユニットとの間の近距離無線通信を試み、この近距離無線通信が実行可能であった場合、前記所定の無線通信処理の実行を中止する、請求項7に記載の電子キー。
- 前記電子キーは、前記セキュリティユニットから所定の情報を含む無線信号を受信したことに応答して、所定期間だけ前記所定の無線通信処理を実行しない、請求項7に記載の電子キー。
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JP2015031072A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社東海理化電機製作所 | キー使用可否切替システム |
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