JP6248576B2 - 機能素子、電子機器、および移動体 - Google Patents
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Description
本適用例に係る機能素子は、駆動部と、第1の方向に沿って加振される第1質量部と、第1質量部に接続され、第1の方向に沿って伸縮および伸長する第1運動が可能な第1連結部と、第1連結部に接続され、第1の方向と交差する第2の方向に延出し、第2の方向を軸として回動する第2運動が可能な第2連結部と、第2連結部に接続されている第2質量部と、を備えていることを特徴とする。
したがって、第1質量部の第1運動に伴う力が伝達されることで第2連結部は、その延出する第2の方向を軸として回動する第2運動が可能である。また、第2連結部が延出する第2の方向を軸として、当該第2連結部に接続されている第2質量部を回動させることができる。
よって、第1質量部と第2質量部との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部および第2質量部に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた機能素子を実現することができる。また、第1質量部と第2質量部との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た機能素子を実現することができる。
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部と第2連結部との接続領域において、第1連結部の第1運動と第2連結部の第2運動とを互いに変換できる力変換部を備えていることを特徴とする。
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部は、第2連結部の回動の軸心に対して、非対称に接続されていることが好ましい。
上記適用例に係る機能素子において、第2質量部は、第1の方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
上記適用例に係る機能素子において、第1質量部は、第1の方向に直交する軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部は、第1質量部と反対側に第3質量部を接続していることが好ましい。
上記適用例に係る機能素子において、第3質量部には、第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
本適用例に係る電子機器は、上述した機能素子を搭載していることを特徴とする。
本適用例に係る移動体は、上述した機能素子を搭載していることを特徴とする。
第1実施形態に係る機能素子1について、図1ないし図7を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図である。図2は、機能素子に設けられている第1検出部および第2検出部を模式的に示す平面図である。図3は、機能素子に設けられている第1連結部と第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図(斜視図)である。
図4ないし図7は、本実施形態に係る機能素子の動作を説明する図である。図4は、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図である。図5は、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図6は、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図7は、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。
なお、図1ないし図7において、必要に応じて互いに直交する3つの異なる軸、X軸、Y軸、Z軸が定義されており、本実施形態はこれらの軸を用いて説明する。
本実施形態の機能素子1は、第1質量部12、第2質量部14、駆動部22、第1連結部42、第2連結部44、第3連結部46,第1固定部32、および第2固定部36を備えている。機能素子1は、第1連結部42および第2連結部44を介して第1質量部12と第2質量部14が接続されている。また、駆動部22によって加振することで、第1質量部12に第1の方向に沿った運動である振動速度成分を与えるとともに、第1連結部42および第2連結部44を介して第2質量部14に異なる方向の振動速度成分を与えることができる。
以下に、機能素子1の構造について詳説する。
第1質量部12は、駆動部22の加振によって変位可能な錘である。
第1質量部12には、第1検出部120と、第2検出部220と、が設けられている。
また、第1質量部12には、第1連結部42と、第3連結部46と、が接続されている。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて軸O−O´廻りに発生する回転モーメントに応じて可動電極126が変位することで、可動電極126と固定電極127との間隔が変化する。したがって、両電極間の間隔が変化することで、両電極間に生じる静電容量が変化する。固定電極127は、軸O−O´を挟んで2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極127(+)と固定電極127(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて可動質量部225がX軸方向に変位することで、可動電極226と固定電極227との間隔が変化する。固定電極227は、2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極227(+)と固定電極227(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
図1に戻り第2質量部14について説明する。
第2質量部14は、振動速度成分による第1質量部12の変位に伴って変位可能な質量(錘)である。第2質量部14には、第3検出部320が設けられている。また、第2質量部14には、第2連結部44が接続されている。第2連結部44の他方は第1固定部32に固定されており、第2連結部44は捻りばねとして作用する。即ち、第2質量部14は、第2第2連結部44を軸として回動運動できる。
第3検出部322は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向(+Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
第3検出部324は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向とは反対方向(−Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
なお、以下の説明において、第3検出部322,324を含み総称する場合は、「第3検出部320」と称する。
本実施形態の第3検出部320の一例を図2(b)に示す。第3検出部320は、上述した第2検出部220と同様にX軸方向に柔らかい弾性ばね328に懸架された可動質量部325と、可動質量部325に設けられた可動電極326と、櫛歯を成すように配設された固定電極327と、を備えたいわゆる「櫛歯型静電容量」のセンサー素子を用いることができる。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて可動質量部325がX軸方向に変位することで、可動電極326と固定電極327との間隔が変化する。したがって、両電極間に生じる静電容量が変化する。固定電極327は、2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極327(+)と固定電極327(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
図1に戻り第1連結部42について説明する。
第1連結部42は、第1質量部12から−Y軸方向に向かって延設されている。
第1連結部42には、第1連結部42が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2連結部44との間に設けられている。第1連結部42は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向のばね定数を小さく(柔らかく)することができる。
また、第1連結部42は、第2連結部44と交差する領域に連結領域を備えている。この連結領域は、少なくとも第2質量部14と第1固定部32の間に設けられている。そして、後述する第2連結部44Lと第1連結部42Lが、連結領域において接続され、変位変換機構を形成している。さらに、後述する第2連結部44Rと第1連結部42Rが、連結領域において接続され、変位変換機構Eを形成している。なお、以下の説明において、第1連結部42L,42Rを含み総称する場合は、「第1連結部42」と称する。
第2連結部44は、X軸方向に向かって第2質量部14から延設されている。より詳しくは、第2連結部44は、第2質量部14を中心にX軸に沿った両方向に延設されている。第2連結部44は、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32に接続されている。第2連結部44は、捩れ方向に自由度を持ち、第2質量部14を回転させることができる。これにより第2質量部14の回動運動が可能となる。
第2連結部44Rは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Rに接続されている。第2連結部44Lは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Lに接続されている。なお、以下の説明において、第2連結部44L,44Rを含み総称する場合は、「第2連結部44」と称する。
前述の直線運動と回動運動の関係を図3(b)に示す。第1質量部12はY軸方向に直線運動を行い、第2質量部14は軸心Pを中心に回動運動を行っている。連結領域に設けられた変位変換機構Eにより、第1質量部12の直線運動と第2質量部14の回動運動が相補的に連動させることが出来る。
図1に戻り第3連結部46および第2固定部36について説明する。
第3連結部46は、第1質量部12から+Y軸方向に向かって延設されている。
第3連結部46は、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。第3連結部46には、第1連結部42と同様に第3連結部46が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2固定部36との間に設けられている。第3連結部46は、屈曲部43を備えることで、第3連結部46をY軸方向に伸縮させることができる。
また、第3連結部46は、第2固定部36Lと接続されている第3連結部46Lと、第2固定部35Rと接続されている第3連結部46Rと、を備えている。なお、以下の説明において、第3連結部46R,46Lを含み総称する場合は、「第3連結部46」と称する。また、第2固定部36R,36Lを含み総称する場合は、「第2固定部36」と称する。
駆動部22は、第1質量部12を加振し、第1質量部12に第1の方向であるY軸方向の振動速度成分を与えるために設けられている。
駆動部22は、第1質量部12を加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。本実施形態の駆動部22は、その一例として静電駆動素子を用いている。静電駆動素子を用いることで、駆動部22に設けられている電極(不図示)と、第1質量部12に設け設けられている電極(不図示)と、の間に生じる静電誘導によって、第1質量部12を加振し、Y軸方向の振動速度成分を与えることができる。
また、駆動部22は、補助的に第2質量部14を第2の方向である回動運動の方向に加振しても良い。加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。具体的には、第2質量部14の下方に静電駆動用の電極を設け(不図示)、静電誘導により加振しても良い。
機能素子1の動作について図4ないし図7を用いて説明する。
第1質量部12は、駆動部22の加振によってY軸方向に沿った直線運動を伴う振動速度成分が与えられる。
なお、以下の機能素子1の動作説明においては、加振による「第1振動速度変位」と称する。
また、第1振動速度変位および第2振動速度変位を含み総称する場合には、「振動速度変位」と称し、その変位が生じる方向を「振動速度変位方向」と称する。
また、機能素子1は、第1質量部12に与えられた振動速度成分とは異なる方向の振動速度成分を第2質量部14に与えることができる。
機能素子1は、図5に示す様にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第2検出部220に備えられている固定電極227と可動電極226との間隔に変位が生じる(図5において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12に振動速度変位が生じている時にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第2検出部221に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図5(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図5(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図5(d)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図5(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
機能素子1は、図6に示す様にY軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第3検出部320に備えられている固定電極327と可動電極326との間隔に変位が生じる(図6において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第2質量部14に振動速度変位が生じている時にY軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図6(b)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図6(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極は、+X軸方向(図6(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆位相(逆方向)であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図6(d)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図6(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極326は、―X軸方向(図6(d)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆方向であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
機能素子1は、図7に示す様にX軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第1検出部120に備えられている固定電極127と可動電極126との間隔に変位が生じる(図7において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12に振動速度変位が生じている時にX軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(Z軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部120に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図7(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合は、第1検出部120に備えられている可動電極は、+Z軸方向(図7(b)において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部120に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図7(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極126、−Z軸方向(図7(d)において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
この様な機能素子1によれば、第1質量部12が加振されることで得られる振動速度成分に伴う力を、第1連結部42を介して第2連結部44に伝達することで第2連結部44に接続されている第2質量部14に第1質量部12とは異なった方向の振動速度成分を与えることができる。第1質量部12に設けられた第1検出部120と第2検出部220とには、機能素子1に加えられた回転運動に対して、第1質量部12に与えられた振動速度成分が作用するY軸方向に直交するコリオリの力が生じる。第2質量部14に設けられた第3検出部320には、機能素子1に加えられた回転運動に対して、第2質量部14に与えられた振動速度成分が作用するZ軸方向に直交するコリオリの力が生じる。
したがって、第1検出部120はX軸を軸とする回転運動を、第2検出部220はZ軸を軸とする回転運動を、第3検出部320はY軸を軸とする回転運動を、それぞれ検出することができる。よって、第1質量部12と第2質量部14との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部12および第2質量部14に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた3軸の回転運動を検出可能な機能素子1を実現することができる。また、第1質量部12と第2質量部14との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た3軸の回転運動を検出可能な機能素子1を実現することができる。
第2実施形態に係る機能素子2について、図8ないし図13を用いて説明する。
図8は、本実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図である。図9は、機能素子に設けられている第1連結部と第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図(斜視図)である。
図10ないし図13は、本実施形態に係る機能素子の動作を説明する図である。図10は、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図である。図11は、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図12は、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図13は、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。
機能素子2は、第1連結部42および第2連結部44を介して第1質量部12と第2質量部14が接続されている。さらに、第1連結部42は、第3質量部16に接続されている。
機能素子2は、第2連結部44を中心とする点対称に、第1質量部12、第2質量部14、第3質量部16、駆動部22が配設されている。
また、駆動部22によって加振することで、第1質量部12および第3質量部16に逆位相の振動速度成分を与えるとともに、第1連結部42および第2連結部44を介して第2質量部14に振動速度成分を与えることができる。
以下に、機能素子2の構造について詳説する。なお、第1実施形態で説明した機能素子1と同様の部分は、説明を一部省略して機能素子2の構造について説明する。
第1質量部12および第3質量部16は、駆動部22の振動によって変位可能な質量(錘)である。
第1質量部12および第3質量部16には、第1検出部120と、第2検出部220と、がそれぞれ設けられている。
また、第1質量部12および第3質量部16には、第1連結部42と、第3連結部46と、がそれぞれ接続されている。
本実施形態の第1検出部120は、第1実施形態で説明した機能素子1と同様に、軸支された可動電極126と、可動電極126と対面する様に配設された固定電極127と、を備えたいわゆる「フラップ型」のセンサー素子を用いることができる(図2(a)参照)。
本実施形態の第2検出部220は、第1実施形態で説明した機能素子1と同様に、可動質量部225に設けられた可動電極226と、櫛歯を成すように配設された固定電極227と、を備えたいわゆる「櫛歯型」のセンサー素子を用いることができる(図2(b)参照)。
第2質量部14は、振動速度成分による第1質量部12および第3質量部16の変位に伴って変位可能な質量(錘)である。
第2質量部14には、第3検出部320が設けられている。また、第2質量部14には、第2連結部44が接続されている。
第2質量部14に設けられている第3検出部320は、第2連結部44が延伸するX軸を中心とし、X軸と交差するY軸方向(+Y軸方向および−Y軸方向)に、第3検出部322と第3検出部324とが設けられている。
第3検出部322は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向(+Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
第3検出部324は、第2連結部44が延在するX軸から第1質量部12が設けられている方向とは反対方向(−Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
本実施形態の第3検出部320は、上述した第2検出部220と同様に可動質量部325に設けられた可動電極326と、櫛歯を成すように配設された固定電極327と、を備えたいわゆる「櫛歯型」のセンサー素子を用いることができる(図2(b)参照)。
第1連結部42は、第1質量部12から−Y軸方向に設けられている第3質量部16に向かって延設されている。
第1連結部42は、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2連結部44に接続され、さらに、第3質量部16に向かって延伸し、その第3質量部16に接続されている。
第1連結部42には、第1連結部42が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2連結部44との間、および第3質量部16と第2連結部44との間に設けられている。
第1連結部42は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向に伸縮させることができる。
また、第1連結部42は、後述する第2連結部44Lと接続されている第1連結部42Lを備えている。さらに、第1連結部42は、後述する第2連結部44Rと接続されている第1連結部42Rを備えている。
第2連結部44は、振動速度成分による第1質量部12が変位するY軸方向(第1の方向)と交差するX軸方向(第2の方向)に向かって第2質量部14から延設されている。より詳しくは、第2連結部44は、第2質量部14を中心にX軸に沿った両方向に延設されている。第2連結部44は、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32に接続されている。
第2連結部44は、第2質量部14から+X軸方向に延伸する第2連結部44Rと、第2連結部44Rが延伸する方向と反対方向で第2質量部14から−X軸方向に延伸する第2連結部44Lを備える。
第2連結部44Rは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Rに接続されている。第2連結部44Lは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Lに接続されている。
これにより第1質量部12および第3質量部16が直線運動をする場合、直線の変位に応じて第1連結部42に作用する力が第2連結部44に伝達される。この時、力の作用点が軸心Pから逸れているため、第1連結部42の直線運動が、第2連結部44の回転モーメントに変換される。
よって、第2連結部44は、軸心Pを回転軸とする回動が可能である。また、第2連結部44に接続されている第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸とする回動が可能である。それとは逆に、第2質量部14が回動運動をする場合、回動の変位に応じて第1連結部42に作用する捩れ作用の力が第1連結部42に伝達される。この時、第2連結部44の回転モーメントの力が、第1連結部42の直線運動に変換される。
前述の直線運動と回動運動の関係を図9(b)に示す。第1質量部12と第3質量部16は、Y軸方向に直線運動を行い、第2質量部14は軸心Pを中心に回動運動を行っている。連結領域に設けられた変位変換機構Eにより、第1質量部12と第3質量部16の直線運動と、第2質量部14の回動運動を相補的に連動させることが出来る。
なお、第1質量部12から延出する第1連結部42と、第3質量部16から延出する第1連結部42とに作用するY軸方向に変位する力は、逆位相に作用する。
図8に戻り第3連結部46および第2固定部36について説明する。
第3連結部46は、第1質量部12および第3質量部16から延設されている。
第1質量部12から延設されている第3連結部46は、第1質量部12から第1連結部42が延出する方向とは反対方向の+Y軸方向に向かって延出され、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。第3質量部16から延設されている第3連結部46は、第3質量部16から第1連結部42が延出する方向とは反対方向の−Y軸方向に向かって延出され、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。また、第3連結部46は、第2固定部36Lと接続されている第3連結部46Lと、第2固定部35Rと接続されている第3連結部46Rと、を備えている。
第3連結部46には、第1連結部42と同様に第3連結部46が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2固定部36との間に設けられている。第3連結部46は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向に伸縮させることができる。
駆動部22は、第1質量部12および第3質量部16を加振し、第1質量部12および第3質量部16に第1の方向であるY軸方向の振動速度変位を与えるために設けられている。
駆動部22による加振は、第1質量部12と第3質量部16とを逆位相に加振させている。これにより、第1質量部12と第3質量部16とに逆位相の振動速度変位を与えることができる。駆動部22は、第1質量部12および第3質量部16を加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。本実施形態の駆動部22は、その一例として静電駆動素子を用いている。静電駆動素子を用いることで、駆動部22に設けられている電極(不図示)と、第1質量部12および第3質量部16に設け設けられている電極(不図示)と、の間に生じる静電誘導によって、第1質量部12および第3質量部16を加振し、Y軸方向の振動速度変位を与えることができる。
機能素子2の動作について図10ないし図13を用いて説明する。
第1質量部12および第3質量部16は、駆動部22の加振によってY軸方向に沿った逆位相の直線運動を伴う振動速度成分が与えられる。すなわち、第1質量部12が+Y軸方向に変位するときは、第3質量部16は、逆位相である−Y軸方向に変位する。また、第1質量部12が−Y軸方向に変位するときは、第3質量部16は、逆位相である+Y軸方向に変位する。
また、第1振動速度変位および第2振動速度変位を含み総称する場合には、「振動速度変位」と称し、その変位が生じる方向を「振動速度変位方向」と称する。
また、機能素子2は、第1質量部12および第3質量部16に与えられた振動速度成分とは異なる方向の振動速度成分を第2質量部14に与えることができる。
機能素子2は、図11に示す様にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第2検出部220に備えられている固定電極227と可動電極226との間隔に変位が生じる(図11において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第2検出部221および第2検出部223に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221および第2検出部223は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図11(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図11(d)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(d)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
機能素子2は、図12に示す様にY軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第3検出部320に備えられている固定電極327と可動電極326との間隔に変位が生じる(図12において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第2質量部14に振動速度変位が生じている時にY軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図12(b)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合は、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図12(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極は、+X軸方向(図12(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆位相(逆方向)であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図12(d)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図12(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極(図12(d)において符号Bを付した矢印の方向)は、―X軸方向に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆方向であるため、コリオリの力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
機能素子2は、図13に示す様にX軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第1検出部120に備えられている固定電極127と可動電極126との間隔に変位が生じる(図13において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時にX軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(Z軸方向)にコリオリ変位が生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部121および第1検出部123に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図13(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第1検出部121に備えられている可動電極126は、+Z軸方向(図13において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。また、第1検出部123に備えられている可動電極126は、−Z軸方向(図13において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部121および第1検出部123に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部121および第1検出部123は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図13(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極は、−Z軸方向(図13において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
この様な機能素子2によれば、第1検出部120は、X軸を軸とする回転運動と、第2検出部220はZ軸を軸とする回転運動とをそれぞれ差動による検出することができる。また、第3検出部320はY軸を軸とする回転運動を検出することができる。よって、第1質量部12と第2質量部14との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部12および第2質量部14に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた3軸の回転運動を検出可能な機能素子2を実現することができる。また、第1質量部12と第2質量部14との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た3軸の回転運動を検出可能な機能素子2を実現することができる。さらに、機能素子2は、第1質量部12と第3質量部16に設けられた第1検出部120および第3検出部320によってX軸とZ軸とを軸とする回転運動を差動検出することで検出の精度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る機能素子1および機能素子2が適用された実施例について、図14ないし図17を参照しながら説明する。なお、以下の説明で機能素子1および機能素子2は、総括して機能素子1として説明する。
本発明の実施形態に係る機能素子1を適用した電子機器について、図14から図16を参照しながら説明する。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1308が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示をおこなう構成になっており、表示部1308は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1308に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1310に転送・格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示される様に、ビデオ信号出力端子1312には液晶ディスプレイ1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1310に格納された撮像信号が、液晶ディスプレイ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。この様なデジタルスチールカメラ1300には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、上述した機能素子1が搭載されることで、信頼性の高い小型化を成し得たデジタルスチールカメラ1300を得ることができる。
図17は、移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車1500は、種々の制御信号を処理するセンサーデバイス100を備えた各種制御ユニットが搭載されている。例えば、同図に示す様に、移動体としての自動車1500には、当該自動車1500の加速度を検知するセンサーを内蔵してエンジンの出力を制御する電子制御ユニット(ECU:electronic Control Unit)1508が車体1507に搭載されている。電子制御ユニット1508には、車体1507の加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、車体1507の姿勢に応じた適切なエンジン出力制御を高精度に実行し、燃料等の消費を抑制した効率的な移動体としての自動車1500を得ることができる。
また、機能素子1は、他にも、車体姿勢制御ユニット、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、に広く適用できる。
Claims (9)
- 駆動部と、
第1の方向に沿って加振される第1質量部と、
前記第1質量部に接続され、前記第1の方向に沿って伸縮および伸長する第1運動が可能な第1連結部と、
前記第1連結部に接続され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延出し、前記第2の方向を軸として回動する第2運動が可能な第2連結部と、
前記第2連結部に接続されている第2質量部と、
を備えていることを特徴とする機能素子。 - 前記第1連結部と前記第2連結部との接続領域において、前記第1連結部の前記第1運動と前記第2連結部の前記第2運動とを互いに変換できる力変換部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の機能素子。
- 前記第1連結部は、前記第2連結部の前記回動の軸心に対して、非対称に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機能素子。
- 前記第2質量部は、前記第1の方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の機能素子。
- 前記第1質量部は、前記第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の機能素子。
- 前記第1連結部は、前記第1質量部と反対側に第3質量部を接続していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の機能素子。
- 前記第3質量部には、前記第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項6に記載の機能素子。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載した機能素子が搭載されたことを特徴とする電子機器。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載した機能素子が搭載されたことを特徴とする移動体。
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