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JP6248576B2 - 機能素子、電子機器、および移動体 - Google Patents

機能素子、電子機器、および移動体 Download PDF

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Description

本発明は、機能素子と、当該機能素子が搭載された電子機器、および移動体と、に関する。
従来から角速度や加速度等の物理量を検出する機能素子として、これら物理量を検出する素子が設けられた質量部を運動させ、当該機能素子に加えられた物理量を検出するものが知られている。これら機能素子は、搭載される電子機器の小型や高精度化に伴い、当該機能素子の小型化や、検出精度の高精度化が求められている。
例えば、特許文献1には、互いに直交する3軸の物理量を検出することが可能な機能素子として、面内に少なくとも4つの質量部が水平に配設され、それぞれが連結部で接続されている構造が開示されている。かかる機能素子は、2つの質量部を運動させることで連結部を介して他の2つの質量部を運動させ、物理量の検出をおこなうものである。
US第2011/0154898号明細書
しかしながら、上述した機能素子において質量部の運動は、質量部が配置された面内方向が主であり、面内に水平に配置された質量部によって、機能素子の水平面積が大きくなるという課題があった。そのため、機能素子が搭載される電子機器の小型化に影響をおよぼす虞があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態、又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る機能素子は、駆動部と、第1の方向に沿って加振される第1質量部と、第1質量部に接続され、第1の方向に沿って伸縮および伸長する第1運動が可能な第1連結部と、第1連結部に接続され、第1の方向と交差する第2の方向に延出し、第2の方向を軸として回動する第2運動が可能な第2連結部と、第2連結部に接続されている第2質量部と、を備えていることを特徴とする。
この様な機能素子によれば、第1の方向に沿って加振される第1質量部に接続された第1連結部と、第1の方向と交差する第2の方向に延出する第2連結部と、が接続されている。これにより、加振された第1質量部には第1の方向に沿った第1運動が与えられ、第1の方向に伸縮可能な第1連結部を介して第2連結部に伝達することができる。
したがって、第1質量部の第1運動に伴う力が伝達されることで第2連結部は、その延出する第2の方向を軸として回動する第2運動が可能である。また、第2連結部が延出する第2の方向を軸として、当該第2連結部に接続されている第2質量部を回動させることができる。
よって、第1質量部と第2質量部との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部および第2質量部に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた機能素子を実現することができる。また、第1質量部と第2質量部との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た機能素子を実現することができる。
[適用例2]
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部と第2連結部との接続領域において、第1連結部の第1運動と第2連結部の第2運動とを互いに変換できる力変換部を備えていることを特徴とする。
この様な機能素子によれば、第1連結部の第1運動を第1の方向と異なる方向の運動を第2連結部に伝達することができる。また、第2連結部が運動する方向と異なる方向の運動を第1連結部に伝達することができる。
[適用例3]
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部は、第2連結部の回動の軸心に対して、非対称に接続されていることが好ましい。
この様な機能素子によれば、第1連結部は、第2連結部が回動する軸心に対して非対称(軸心を逸らした位置)に接続されている。よって、第1質量部が加振されることによる第1の方向への変位は、第1連結部によって第2連結部へ伝達され、第2の方向に延設されている第2連結部に捻り力を与えることができる。したがって、第2連結部が延出する第2の方向を軸として、当該第2連結部に接続されている第2質量部を回動させることで、第1質量部に与えられる振動速度成分と異なる方向の振動速度成分を与えることができる。
[適用例4]
上記適用例に係る機能素子において、第2質量部は、第1の方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
この様な機能素子によれば、第2質量部には、当該第2質量部に与えられた振動速度成分に対して、第1の方向もしくは第2の方向を軸とする回転運動の少なくとも一方によるコリオリの力を検出する検出部が設けられている。よって、機能素子に加えられる第1の方向もしくは第2の方向を軸とする回転運動を検出することができる。
[適用例5]
上記適用例に係る機能素子において、第1質量部は、第1の方向に直交する軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
この様な機能素子によれば、第1質量部には、当該第1質量部に与えられた振動速度成分に対して、第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部が設けられている。よって、機能素子に加えられる第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動を検出することができる。
[適用例6]
上記適用例に係る機能素子において、第1連結部は、第1質量部と反対側に第3質量部を接続していることが好ましい。
この様な機能素子によれば、第1質量部に連結されている第1の方向に伸縮可能な第1連結部は、第1質量部と接続された一端とは反対側の他端が第3質量部に接続されている。したがって、第1質量部の加振に伴い第1連結部が第1の方向に伸縮し、第3質量部に逆位相に加振することができる。よって、第1質量部と逆位相の振動速度成分を第3質量部に与えることができる。
[適用例7]
上記適用例に係る機能素子において、第3質量部には、第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることが好ましい。
この様な機能素子によれば、第3質量部には、当該第3質量部に与えられた振動速度成分に対して、第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部が設けられている。第1質量部と第3質量部とは、逆位相の振動速度成分が与えられている。したがって、第1質量部と第3質量部に生じるコリオリの力は、逆位相に生じる。よって、機能素子に加えられる第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動を差動検出することができ、検出精度を高めた機能素子を実現することができる。
[適用例8]
本適用例に係る電子機器は、上述した機能素子を搭載していることを特徴とする。
この様な電子機器によれば、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積の抑制し、検出精度を高めた機能素子を搭載していることから、落下や傾斜を計測することができる信頼性の高い小型化を成し得た電子機器を得ることができる。
[適用例9]
本適用例に係る移動体は、上述した機能素子を搭載していることを特徴とする。
この様な電子機器によれば、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積の抑制し、検出精度を高めた機能素子を搭載していることから、落下や傾斜を計測することができる信頼性の高い移動体を得ることができる。
第1実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図。 機能素子に設けられている検出部を模式的に示す平面図。 機能素子に設けられている第1連結部と第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 第2実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図。 機能素子に設けられている第1連結部と、第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 機能素子の動作を説明する図で、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図。 実施例に係る電子機器としてのパーソナルコンピューターを模式的に示す図。 実施例に係る電子機器としての携帯電話機を模式的に示す図。 実施例に係る電子機器としてのデジタルスチールカメラを模式的に示す図。 実施例に係る移動体としての自動車を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際の構成要素とは適宜に異ならせて記載する場合がある。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る機能素子1について、図1ないし図7を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図である。図2は、機能素子に設けられている第1検出部および第2検出部を模式的に示す平面図である。図3は、機能素子に設けられている第1連結部と第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図(斜視図)である。
図4ないし図7は、本実施形態に係る機能素子の動作を説明する図である。図4は、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図である。図5は、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図6は、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図7は、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。
なお、図1ないし図7において、必要に応じて互いに直交する3つの異なる軸、X軸、Y軸、Z軸が定義されており、本実施形態はこれらの軸を用いて説明する。
[機能素子1の構造]
本実施形態の機能素子1は、第1質量部12、第2質量部14、駆動部22、第1連結部42、第2連結部44、第3連結部46,第1固定部32、および第2固定部36を備えている。機能素子1は、第1連結部42および第2連結部44を介して第1質量部12と第2質量部14が接続されている。また、駆動部22によって加振することで、第1質量部12に第1の方向に沿った運動である振動速度成分を与えるとともに、第1連結部42および第2連結部44を介して第2質量部14に異なる方向の振動速度成分を与えることができる。
以下に、機能素子1の構造について詳説する。
(第1質量部12)
第1質量部12は、駆動部22の加振によって変位可能な錘である。
第1質量部12には、第1検出部120と、第2検出部220と、が設けられている。
また、第1質量部12には、第1連結部42と、第3連結部46と、が接続されている。
第1連結部42は、図1中で定義されるY軸方向に柔らかく、その他の方向に硬い。すなわち、Y軸に沿って弾性変形し、第1質量部12が容易にY軸方向に変位できるようになっている。第3連結部46も、Y軸方向に柔らかく、その他の方向に硬い。よって、第1連結部42と同様に、Y軸に沿って弾性変形し、第1質量部12が容易にY軸方向に変位できるようになっている。一般に、弾性ばねをY軸方向に柔らかく他の方向に硬くするには、弾性ばねに少なくとも1つ以上の屈曲部43を設けることで実現できる。これらの作用により、駆動部22の加振によって第1質量部12をY軸方向に振動させることができる。
第1検出部120は、図1中で定義されるX軸廻りの角速度を検出するセンサー素子として設けられている。第1検出部120は、その検出方式は特に限定されることなく、静電容量型、圧電容量型など様々な方式のものを用いることができる。
本実施形態の第1検出部120の一例を図2(a)に示す。第1検出部120は、軸O−O´により軸支された可動電極126と、可動電極126と対面する様に配設された固定電極127と、を備えたいわゆる「フラップ型静電容量」のセンサー素子を用いることができる。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて軸O−O´廻りに発生する回転モーメントに応じて可動電極126が変位することで、可動電極126と固定電極127との間隔が変化する。したがって、両電極間の間隔が変化することで、両電極間に生じる静電容量が変化する。固定電極127は、軸O−O´を挟んで2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極127(+)と固定電極127(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
第2検出部220は、図1中で定義されるZ軸廻りの角速度を検出するセンサー素子として設けられている。第2検出部220は、その検出方式は特に限定されることなく、静電容量型、圧電容量型など様々な方式のものを用いることができる。
本実施形態の第2検出部220の一例を図2(b)に示す。第2検出部220は、X軸方向に柔らかい弾性ばね228に懸架された可動質量部225と、可動質量部225に設けられた可動電極226と、櫛歯を成すように配設された固定電極227と、を備えたいわゆる「櫛歯型静電容量」のセンサー素子を用いることができる。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて可動質量部225がX軸方向に変位することで、可動電極226と固定電極227との間隔が変化する。固定電極227は、2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極227(+)と固定電極227(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
(第2質量部14)
図1に戻り第2質量部14について説明する。
第2質量部14は、振動速度成分による第1質量部12の変位に伴って変位可能な質量(錘)である。第2質量部14には、第3検出部320が設けられている。また、第2質量部14には、第2連結部44が接続されている。第2連結部44の他方は第1固定部32に固定されており、第2連結部44は捻りばねとして作用する。即ち、第2質量部14は、第2第2連結部44を軸として回動運動できる。
第2質量部14に設けられている第3検出部320は、第2連結部44が延伸するX軸を中心とし、X軸と交差するY軸方向(+Y軸方向および−Y軸方向)に、第3検出部322と第3検出部324とが設けられている。
第3検出部322は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向(+Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
第3検出部324は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向とは反対方向(−Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
なお、以下の説明において、第3検出部322,324を含み総称する場合は、「第3検出部320」と称する。
第3検出部320は、図1中で定義されるY軸廻りの角速度を検出するセンサー素子として設けられている。第3検出部320は、その検出方式は特に限定されることなく、静電容量型、圧電容量型など様々な方式のものを用いることができる。
本実施形態の第3検出部320の一例を図2(b)に示す。第3検出部320は、上述した第2検出部220と同様にX軸方向に柔らかい弾性ばね328に懸架された可動質量部325と、可動質量部325に設けられた可動電極326と、櫛歯を成すように配設された固定電極327と、を備えたいわゆる「櫛歯型静電容量」のセンサー素子を用いることができる。
かかるセンサー素子は、角速度に応じて可動質量部325がX軸方向に変位することで、可動電極326と固定電極327との間隔が変化する。したがって、両電極間に生じる静電容量が変化する。固定電極327は、2つの異なる電位の電極に分割されており(固定電極327(+)と固定電極327(−))、この異なる電位を差動的に検出することにより、所望の角速度を効率的に検出することができる。
(第1連結部42)
図1に戻り第1連結部42について説明する。
第1連結部42は、第1質量部12から−Y軸方向に向かって延設されている。
第1連結部42には、第1連結部42が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2連結部44との間に設けられている。第1連結部42は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向のばね定数を小さく(柔らかく)することができる。
また、第1連結部42は、第2連結部44と交差する領域に連結領域を備えている。この連結領域は、少なくとも第2質量部14と第1固定部32の間に設けられている。そして、後述する第2連結部44Lと第1連結部42Lが、連結領域において接続され、変位変換機構を形成している。さらに、後述する第2連結部44Rと第1連結部42Rが、連結領域において接続され、変位変換機構Eを形成している。なお、以下の説明において、第1連結部42L,42Rを含み総称する場合は、「第1連結部42」と称する。
(第2連結部44、第1固定部32)
第2連結部44は、X軸方向に向かって第2質量部14から延設されている。より詳しくは、第2連結部44は、第2質量部14を中心にX軸に沿った両方向に延設されている。第2連結部44は、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32に接続されている。第2連結部44は、捩れ方向に自由度を持ち、第2質量部14を回転させることができる。これにより第2質量部14の回動運動が可能となる。
第2連結部44は、第2質量部14から+X軸方向に延伸する第2連結部44Rと、第2連結部44Rが延伸する方向と反対方向で第2質量部14から−X軸方向に延伸する第2連結部44Lを備える。
第2連結部44Rは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Rに接続されている。第2連結部44Lは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Lに接続されている。なお、以下の説明において、第2連結部44L,44Rを含み総称する場合は、「第2連結部44」と称する。
前述の連結領域の詳細について説明する。図3(a)は図1中のポイントAから斜視した拡大図である。第2連結部44には、前述した第1連結部42が接続されている。第1連結部42は、第1固定部32と第2質量部14との間で第2連結部44と接続されている。ここで、第1連結部42と第2連結部44との接続は、図3に示すように第2連結部44の軸心P(図3において符号Pを付して示す仮想線)から逸らした位置で接続されている。これにより第1質量部12が直線運動をする場合、直線の変位に応じて第1連結部42に作用する力が第2連結部44に伝達される。この時、力の作用点が軸心Pから逸れているため、第1連結部42の直線運動が、第2連結部44の回転モーメントに変換される。よって、第2連結部44は、軸心Pを回転軸とする回動が可能である。それとは逆に、第2質量部14が回動運動をする場合、回動の変位に応じて第1連結部42に作用する捩れ作用の力が第1連結部42に伝達される。この時、第2連結部44の回転モーメントの力が、第1連結部42の直線運動に変換される。
前述の直線運動と回動運動の関係を図3(b)に示す。第1質量部12はY軸方向に直線運動を行い、第2質量部14は軸心Pを中心に回動運動を行っている。連結領域に設けられた変位変換機構Eにより、第1質量部12の直線運動と第2質量部14の回動運動が相補的に連動させることが出来る。
(第3連結部46、第2固定部36)
図1に戻り第3連結部46および第2固定部36について説明する。
第3連結部46は、第1質量部12から+Y軸方向に向かって延設されている。
第3連結部46は、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。第3連結部46には、第1連結部42と同様に第3連結部46が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2固定部36との間に設けられている。第3連結部46は、屈曲部43を備えることで、第3連結部46をY軸方向に伸縮させることができる。
また、第3連結部46は、第2固定部36Lと接続されている第3連結部46Lと、第2固定部35Rと接続されている第3連結部46Rと、を備えている。なお、以下の説明において、第3連結部46R,46Lを含み総称する場合は、「第3連結部46」と称する。また、第2固定部36R,36Lを含み総称する場合は、「第2固定部36」と称する。
(駆動部22)
駆動部22は、第1質量部12を加振し、第1質量部12に第1の方向であるY軸方向の振動速度成分を与えるために設けられている。
駆動部22は、第1質量部12を加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。本実施形態の駆動部22は、その一例として静電駆動素子を用いている。静電駆動素子を用いることで、駆動部22に設けられている電極(不図示)と、第1質量部12に設け設けられている電極(不図示)と、の間に生じる静電誘導によって、第1質量部12を加振し、Y軸方向の振動速度成分を与えることができる。
また、駆動部22は、補助的に第2質量部14を第2の方向である回動運動の方向に加振しても良い。加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。具体的には、第2質量部14の下方に静電駆動用の電極を設け(不図示)、静電誘導により加振しても良い。
[機能素子1の動作]
機能素子1の動作について図4ないし図7を用いて説明する。
第1質量部12は、駆動部22の加振によってY軸方向に沿った直線運動を伴う振動速度成分が与えられる。
第1質量部12が+Y軸方向(図4(a)において符号Y1を付した矢印の方向)に振動速度成分によって変位した場合に、第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸として回動する。第2質量部14は、第3検出部322が設けられている側が−Z軸方向(図4(a)において符号Cを付した矢印の方向で紙面奥側)に、他方、第3検出部324が設けられている側が+Z軸方向(図4(a)に示す矢印Dの方向で紙面手前側)に回動する。
なお、以下の機能素子1の動作説明においては、加振による「第1振動速度変位」と称する。
第1質量部12が−Y軸方向(図4(b)において符号Y2を付した矢印の方向)に振動速度成分によって変位した場合に、第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸として回動する。第2質量部14は、第3検出部322が設けられている側が+Z軸方向(図4(b)に示す矢印Dの方向で紙面手前側)に、他方、第3検出部324が設けられている側が−Z軸方向(図4(b)において符号Cを付した矢印の方向で紙面奥側)に回転する。なお、以下の機能素子1の動作説明においては、加振による「第2振動速度変位」と称する。
また、第1振動速度変位および第2振動速度変位を含み総称する場合には、「振動速度変位」と称し、その変位が生じる方向を「振動速度変位方向」と称する。
機能素子1は、図4に示す様に当該機能素子1に回転運動などが加えられていない時は、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320のいずれも固定電極127,227,327と、可動電極126,226,326との間隔に変位は生じない。
また、機能素子1は、第1質量部12に与えられた振動速度成分とは異なる方向の振動速度成分を第2質量部14に与えることができる。
(Z軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子1は、図5に示す様にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第2検出部220に備えられている固定電極227と可動電極226との間隔に変位が生じる(図5において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12に振動速度変位が生じている時にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図5(a)および図5(b)に示す第1質量部12に振動速度変位が生じている時に、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第2検出部221に生じる。
コリオリ変位による力によって、第2検出部221に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図5(a)に示す様に、第1質量部12に第1振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図5(a)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
図5(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図5(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図5(c)および図5(d)に示す第1質量部12に振動速度変位が生じている時に、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第2検出部221に生じる。コリオリ変位による力によって、第2検出部221に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図5(c)に示す様に、第1質量部12に第1振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図5(c)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
図5(d)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図5(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
(Y軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子1は、図6に示す様にY軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第3検出部320に備えられている固定電極327と可動電極326との間隔に変位が生じる(図6において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第2質量部14に振動速度変位が生じている時にY軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図6(a)および図6(b)に示す第2質量部14に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第3検出部320に生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図6(a)に示す様に、第2質量部14に第1振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図6(a)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極は、−X軸方向(図6(a)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
図6(b)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図6(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極は、+X軸方向(図6(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆位相(逆方向)であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図6(c)および図6(d)に示す第2質量部14に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第3検出部320に生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図6(c)に示す様に、第2質量部14に第1振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図6(c)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図6(c)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
図6(d)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図6(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極326は、―X軸方向(図6(d)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆方向であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
(X軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子1は、図7に示す様にX軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第1検出部120に備えられている固定電極127と可動電極126との間隔に変位が生じる(図7において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12に振動速度変位が生じている時にX軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(Z軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図7(a)および図7(b)に示す第1質量部12に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第1検出部120に生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部120に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図7(a)に示す様に、第1質量部12に第1振動速度変位が生じている場合は、第1検出部120に備えられている可動電極126は、−Z軸方向(図7(a)において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
図7(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合は、第1検出部120に備えられている可動電極は、+Z軸方向(図7(b)において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図7(c)および図7(d)に示す第1質量部12に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第1検出部120に生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部120に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図7(c)に示す様に、第1質量部12に第1振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極126、+Z軸方向(図7(c)において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。
図7(b)に示す様に、第1質量部12に第2振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極126、−Z軸方向(図7(d)において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
上述した第1実施形態によれば以下の効果が得られる。
この様な機能素子1によれば、第1質量部12が加振されることで得られる振動速度成分に伴う力を、第1連結部42を介して第2連結部44に伝達することで第2連結部44に接続されている第2質量部14に第1質量部12とは異なった方向の振動速度成分を与えることができる。第1質量部12に設けられた第1検出部120と第2検出部220とには、機能素子1に加えられた回転運動に対して、第1質量部12に与えられた振動速度成分が作用するY軸方向に直交するコリオリの力が生じる。第2質量部14に設けられた第3検出部320には、機能素子1に加えられた回転運動に対して、第2質量部14に与えられた振動速度成分が作用するZ軸方向に直交するコリオリの力が生じる。
したがって、第1検出部120はX軸を軸とする回転運動を、第2検出部220はZ軸を軸とする回転運動を、第3検出部320はY軸を軸とする回転運動を、それぞれ検出することができる。よって、第1質量部12と第2質量部14との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部12および第2質量部14に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた3軸の回転運動を検出可能な機能素子1を実現することができる。また、第1質量部12と第2質量部14との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た3軸の回転運動を検出可能な機能素子1を実現することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る機能素子2について、図8ないし図13を用いて説明する。
図8は、本実施形態に係る機能素子を模式的に示す平面図である。図9は、機能素子に設けられている第1連結部と第2連結部とが接続されている部分を拡大して模式的に示す拡大図(斜視図)である。
図10ないし図13は、本実施形態に係る機能素子の動作を説明する図である。図10は、機能素子に回転運動が与えられていない初期状態を示す平面図である。図11は、機能素子にZ軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図12は、機能素子にX軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。図13は、機能素子にY軸廻りの回転運動が与えられた状態を示す平面図である。
第2実施形態に係る機能素子2は、上述した機能素子1と同様に、第1質量部12、第2質量部14、駆動部22、第1連結部42、第2連結部44、第3連結部46、第1固定部32、および第2固定部36を備えている。また、機能素子2には、第3質量部16が設けられている。
機能素子2は、第1連結部42および第2連結部44を介して第1質量部12と第2質量部14が接続されている。さらに、第1連結部42は、第3質量部16に接続されている。
機能素子2は、第2連結部44を中心とする点対称に、第1質量部12、第2質量部14、第3質量部16、駆動部22が配設されている。
また、駆動部22によって加振することで、第1質量部12および第3質量部16に逆位相の振動速度成分を与えるとともに、第1連結部42および第2連結部44を介して第2質量部14に振動速度成分を与えることができる。
以下に、機能素子2の構造について詳説する。なお、第1実施形態で説明した機能素子1と同様の部分は、説明を一部省略して機能素子2の構造について説明する。
(第1質量部12、第3質量部16)
第1質量部12および第3質量部16は、駆動部22の振動によって変位可能な質量(錘)である。
第1質量部12および第3質量部16には、第1検出部120と、第2検出部220と、がそれぞれ設けられている。
また、第1質量部12および第3質量部16には、第1連結部42と、第3連結部46と、がそれぞれ接続されている。
第1質量部12から延出されている第1連結部42は、駆動部22の加振によって第1質量部12が振動する方向である−Y軸方向に向かって第1質量部12から延設されている。また、第1質量部12から延出されている第3連結部46は、第1連結部42が延伸する+Y軸方向に向かって第1質量部12から延設されている。
第3質量部16から延出されている第1連結部42は、駆動部22の加振によって第3質量部16が振動する方向である第1の方向で、第2質量部14が設けられている方向(以下、「+Y軸方向」と称する。)に向かって第3質量部16から延設されている。また、第3質量部16から延出されている第3連結部46は、第1連結部42が延伸する+Y軸方向とは反対方向(以下、「−Y軸方向」と称する。)に向かって第1質量部12から延設されている。なお、以下の説明において、+Y軸方向および−Y軸方向を含み第1の方向を総称する場合は、「Y軸方向」と称する。
第1検出部120は、Y軸方向と直交する第2の方向(以下、「X軸方向」と称する。)を軸とする回転運動による「コリオリの力」を検出するセンサー素子として設けられている。第1検出部120は、その検出方法は特に限定されることなく、各種センサー素子を用いることができる。
本実施形態の第1検出部120は、第1実施形態で説明した機能素子1と同様に、軸支された可動電極126と、可動電極126と対面する様に配設された固定電極127と、を備えたいわゆる「フラップ型」のセンサー素子を用いることができる(図2(a)参照)。
第2検出部220は、X軸方向およびY軸方向と直交する第3の方向(以下、「Z軸方向」と称する。)を軸とする回転運動による「コリオリの力」を検出するセンサー素子として設けられている。第2検出部220は、その検出方法は特に限定されることなく、各種センサー素子を用いることができる。
本実施形態の第2検出部220は、第1実施形態で説明した機能素子1と同様に、可動質量部225に設けられた可動電極226と、櫛歯を成すように配設された固定電極227と、を備えたいわゆる「櫛歯型」のセンサー素子を用いることができる(図2(b)参照)。
(第2質量部14)
第2質量部14は、振動速度成分による第1質量部12および第3質量部16の変位に伴って変位可能な質量(錘)である。
第2質量部14には、第3検出部320が設けられている。また、第2質量部14には、第2連結部44が接続されている。
第2連結部44は、振動速度成分による第1質量部12および第3質量部16が変位するY軸方向(第1の方向)と交差するX軸方向(第2の方向)に向かって第2質量部14から延設されている。
第2質量部14に設けられている第3検出部320は、第2連結部44が延伸するX軸を中心とし、X軸と交差するY軸方向(+Y軸方向および−Y軸方向)に、第3検出部322と第3検出部324とが設けられている。
第3検出部322は、第2連結部44が延伸するX軸から第1質量部12が設けられている方向(+Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
第3検出部324は、第2連結部44が延在するX軸から第1質量部12が設けられている方向とは反対方向(−Y軸方向)側の第2質量部14に配設されている。
第3検出部320は、Y軸方向を軸とする回転運動による「コリオリの力」を検出するセンサー素子として設けられている。第2検出部220は、その検出方法は特に限定されることなく、各種センサー素子を用いることができる。
本実施形態の第3検出部320は、上述した第2検出部220と同様に可動質量部325に設けられた可動電極326と、櫛歯を成すように配設された固定電極327と、を備えたいわゆる「櫛歯型」のセンサー素子を用いることができる(図2(b)参照)。
(第1連結部42)
第1連結部42は、第1質量部12から−Y軸方向に設けられている第3質量部16に向かって延設されている。
第1連結部42は、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2連結部44に接続され、さらに、第3質量部16に向かって延伸し、その第3質量部16に接続されている。
第1連結部42には、第1連結部42が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2連結部44との間、および第3質量部16と第2連結部44との間に設けられている。
第1連結部42は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向に伸縮させることができる。
また、第1連結部42は、後述する第2連結部44Lと接続されている第1連結部42Lを備えている。さらに、第1連結部42は、後述する第2連結部44Rと接続されている第1連結部42Rを備えている。
(第2連結部44、第1固定部32)
第2連結部44は、振動速度成分による第1質量部12が変位するY軸方向(第1の方向)と交差するX軸方向(第2の方向)に向かって第2質量部14から延設されている。より詳しくは、第2連結部44は、第2質量部14を中心にX軸に沿った両方向に延設されている。第2連結部44は、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32に接続されている。
第2連結部44は、第2質量部14から+X軸方向に延伸する第2連結部44Rと、第2連結部44Rが延伸する方向と反対方向で第2質量部14から−X軸方向に延伸する第2連結部44Lを備える。
第2連結部44Rは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Rに接続されている。第2連結部44Lは、第2質量部14と接続された一端とは異なる他端が第1固定部32Lに接続されている。
前述の連結領域に設けられている変位変換機構Eの詳細について説明する。図9(a)は図1中のポイントBから斜視した拡大図である。第2連結部44には、前述した第1連結部42が接続されている。第1連結部42は、第1固定部32と第2質量部14との間で第2連結部44と接続されている。ここで、第1連結部42と第2連結部44との接続は、図9に示す様に第2連結部44の軸心P(図9において符号Pを付して示す仮想線)から逸らした位置で接続されている。また、第1質量部12から延出する第1連結部42と、第3質量部16から延出する第1連結部42とは、非対称に第2連結部44の軸心Pから逸らした位置で接続されている。
これにより第1質量部12および第3質量部16が直線運動をする場合、直線の変位に応じて第1連結部42に作用する力が第2連結部44に伝達される。この時、力の作用点が軸心Pから逸れているため、第1連結部42の直線運動が、第2連結部44の回転モーメントに変換される。
よって、第2連結部44は、軸心Pを回転軸とする回動が可能である。また、第2連結部44に接続されている第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸とする回動が可能である。それとは逆に、第2質量部14が回動運動をする場合、回動の変位に応じて第1連結部42に作用する捩れ作用の力が第1連結部42に伝達される。この時、第2連結部44の回転モーメントの力が、第1連結部42の直線運動に変換される。
前述の直線運動と回動運動の関係を図9(b)に示す。第1質量部12と第3質量部16は、Y軸方向に直線運動を行い、第2質量部14は軸心Pを中心に回動運動を行っている。連結領域に設けられた変位変換機構Eにより、第1質量部12と第3質量部16の直線運動と、第2質量部14の回動運動を相補的に連動させることが出来る。
なお、第1質量部12から延出する第1連結部42と、第3質量部16から延出する第1連結部42とに作用するY軸方向に変位する力は、逆位相に作用する。
(第3連結部46、第2固定部36)
図8に戻り第3連結部46および第2固定部36について説明する。
第3連結部46は、第1質量部12および第3質量部16から延設されている。
第1質量部12から延設されている第3連結部46は、第1質量部12から第1連結部42が延出する方向とは反対方向の+Y軸方向に向かって延出され、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。第3質量部16から延設されている第3連結部46は、第3質量部16から第1連結部42が延出する方向とは反対方向の−Y軸方向に向かって延出され、第1質量部12と接続された一端とは異なる他端が第2固定部36に接続されている。また、第3連結部46は、第2固定部36Lと接続されている第3連結部46Lと、第2固定部35Rと接続されている第3連結部46Rと、を備えている。
第3連結部46には、第1連結部42と同様に第3連結部46が延在するY軸方向と交差するX軸方向に蛇行する屈曲部43を備えている。屈曲部43は、第1質量部12と第2固定部36との間に設けられている。第3連結部46は、屈曲部43を備えることで、Y軸方向に伸縮させることができる。
(駆動部22)
駆動部22は、第1質量部12および第3質量部16を加振し、第1質量部12および第3質量部16に第1の方向であるY軸方向の振動速度変位を与えるために設けられている。
駆動部22による加振は、第1質量部12と第3質量部16とを逆位相に加振させている。これにより、第1質量部12と第3質量部16とに逆位相の振動速度変位を与えることができる。駆動部22は、第1質量部12および第3質量部16を加振する方法は特に限定されること無く、各種圧電駆動素子や静電駆動素子を用いることができる。本実施形態の駆動部22は、その一例として静電駆動素子を用いている。静電駆動素子を用いることで、駆動部22に設けられている電極(不図示)と、第1質量部12および第3質量部16に設け設けられている電極(不図示)と、の間に生じる静電誘導によって、第1質量部12および第3質量部16を加振し、Y軸方向の振動速度変位を与えることができる。
[機能素子2の動作]
機能素子2の動作について図10ないし図13を用いて説明する。
第1質量部12および第3質量部16は、駆動部22の加振によってY軸方向に沿った逆位相の直線運動を伴う振動速度成分が与えられる。すなわち、第1質量部12が+Y軸方向に変位するときは、第3質量部16は、逆位相である−Y軸方向に変位する。また、第1質量部12が−Y軸方向に変位するときは、第3質量部16は、逆位相である+Y軸方向に変位する。
第1質量部12が+Y軸方向(図10(a)において符号Y1を付した矢印の方向)、および第3質量部16が−Y軸方向(図10(a)において符号Y11を付した矢印の方向)に振動速度成分によって変位した場合、第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸として回動する。第2質量部14は、第3検出部322が設けられている側が−Z軸方向(図10(a)において符号Cを付した矢印の方向で紙面奥側)に、他方、第3検出部324が設けられている側が+Z軸方向(図10(a)において符号Dを付した矢印の方向で紙面手前側)に回動する。なお、以下の機能素子2の動作説明においては、加振による「第1振動速度変位」と称する。
第1質量部12が−Y軸方向(図10(b)において符号Y2を付して矢印の方向)、および第3質量部16が+Y軸方向(10(b)において符号Y21を付した矢印の方向)に振動速度成分によって変位した場合、第2質量部14は、第2連結部44が延伸するX軸を回転軸として回動する。第2質量部14は、第3検出部322が設けられている側が+Z軸方向(図10(b)において符号Dを付した矢印の方向で紙面手前側)に、他方、第3検出部324が設けられている側が−Z軸方向(図10(b)において符号Cを付した矢印の方向で紙面奥側)に回転する。なお、以下の機能素子2の動作説明においては、加振による「第2振動速度変位」と称する。
また、第1振動速度変位および第2振動速度変位を含み総称する場合には、「振動速度変位」と称し、その変位が生じる方向を「振動速度変位方向」と称する。
機能素子2は、図10に示す様に当該機能素子2に回転運動などが加えられていない時は、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320のいずれも固定電極127,227,327と、可動電極126,226,326との間隔に変位は生じない。
また、機能素子2は、第1質量部12および第3質量部16に与えられた振動速度成分とは異なる方向の振動速度成分を第2質量部14に与えることができる。
(Z軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子2は、図11に示す様にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第2検出部220に備えられている固定電極227と可動電極226との間隔に変位が生じる(図11において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時にZ軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図11(a)および図11(b)に示す第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時に、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第2検出部221および第2検出部223に生じる。
コリオリ変位による力によって、第2検出部221および第2検出部223に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221および第2検出部223は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図11(a)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第1振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(a)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(a)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
図11(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図11(c)および図11(d)に示す第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時に、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第2検出部221に生じる。コリオリ変位による力によって、第2検出部221および第2検出部223に備えられている可動電極226(可動質量部225)がX軸方向に変位する。第2検出部221および第2検出部223は、その可動電極226がX軸方向に変位することで、固定電極227との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図11(c)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第1振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(c)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(c)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
図11(d)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第2検出部221に備えられている可動電極226は、+X軸方向(図11(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第2検出部223に備えられている可動電極226は、−X軸方向(図11(d)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、Z軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
また、第1質量部12に設けられている第2検出部221と、第3質量部16に設けられている第2検出部223とが逆位相に変位することを利用した差動によってZ軸を回転軸とする回転運動を検出することで検出精度を高めることができる。
(Y軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子2は、図12に示す様にY軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第3検出部320に備えられている固定電極327と可動電極326との間隔に変位が生じる(図12において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第2質量部14に振動速度変位が生じている時にY軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図12(a)および図12(b)に示す第2質量部14に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第3検出部320に生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図12(a)に示す様に、第2質量部14に第1振動速度変位が生じている場合は、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図12(a)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図12(a)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。
図12(b)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合は、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図12(b)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極は、+X軸方向(図12(b)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆位相(逆方向)であるため、コリオリ変位による力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図12(c)および図5(d)に示す第2質量部14に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第3検出部320に生じる。
コリオリ変位による力によって、第3検出部320に備えられている可動電極326(可動質量部325)がX軸方向に変位する。第3検出部320は、その可動電極326がX軸方向に変位することで、固定電極327との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図12(c)に示す様に、第2質量部14に第1振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、−X軸方向(図12(c)において符号Bを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図12(c)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。
図12(d)に示す様に、第2質量部14に第2振動速度変位が生じている場合、第3検出部322に備えられている可動電極326は、+X軸方向(図12(d)において符号Aを付した矢印の方向)に変位する。また、第3検出部324に備えられている可動電極(図12(d)において符号Bを付した矢印の方向)は、―X軸方向に変位する。
ここで、第3検出部322および第3検出部324は、それぞれが設けられている第2質量部14に作用する振動速度変位の方向(Z軸方向)が逆方向であるため、コリオリの力も逆方向に生じる。
これらの変位によって、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
また、第2質量部14は、第2連結部44の延伸線を中心に第3検出部322および第3検出部324が設けられ、それぞれが逆位相に変位することを利用した差動によってY軸を回転軸とする回転運動を検出することで検出精度を高めることができる。
(X軸を回転軸とする回転運動時の動作)
機能素子2は、図13に示す様にX軸を回転軸とする回転運動が加えられた時に、第1検出部120、第2検出部220、および第3検出部320の内、第1検出部120に備えられている固定電極127と可動電極126との間隔に変位が生じる(図13において図示を省略しているため、図2参照)。詳細には、第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時にX軸を回転軸とする回転運動が加えられると、振動速度変位方向(Y軸方向)と直交する方向(Z軸方向)にコリオリ変位が生じる。
図13(a)および図13(b)に示す第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする左回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第1検出部121および第1検出部123に生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部121および第1検出部123に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部120は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図13(a)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第1振動速度変位が生じている場合は、第1検出部121に備えられている可動電極126は、−Z軸方向(図13において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。また、第1検出部123に備えられている可動電極は、+Z軸方向(図13において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。
図13(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合は、第1検出部121に備えられている可動電極126は、+Z軸方向(図13において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。また、第1検出部123に備えられている可動電極126は、−Z軸方向(図13において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする左回りの回転運動を検出することができる。
図13(c)および図13(d)に示す第1質量部12および第3質量部16に振動速度変位が生じている時に、Y軸を回転軸とする右回りの回転運動が加えられると、コリオリ変位による力が第1検出部121および第1検出部123に生じる。
コリオリ変位による力によって、第1検出部121および第1検出部123に備えられている可動電極126がZ軸方向に変位する。第1検出部121および第1検出部123は、その可動電極126がZ軸方向に変位することで、固定電極127との間隔が変化し、回転運動を検出することができる。
図13(c)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第1振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極126は、+Z軸方向(図13において符号Dを付した矢印の方向)に変位する。
図13(b)に示す様に、第1質量部12および第3質量部16に第2振動速度変位が生じている場合、第1検出部120に備えられている可動電極は、−Z軸方向(図13において符号Cを付した矢印の方向)に変位する。
これらの変位によって、X軸を回転軸とする右回りの回転運動を検出することができる。
また、第1質量部12に設けられている第1検出部121と、第3質量部16に設けられている第1検出部123とが逆位相に変位することを利用した差動によってX軸を回転軸とする回転運動を検出することで検出精度を高めることができる。
上述した第2実施形態によれば以下の効果が得られる。
この様な機能素子2によれば、第1検出部120は、X軸を軸とする回転運動と、第2検出部220はZ軸を軸とする回転運動とをそれぞれ差動による検出することができる。また、第3検出部320はY軸を軸とする回転運動を検出することができる。よって、第1質量部12と第2質量部14との配設面積を抑制しつつ、これら第1質量部12および第2質量部14に与えられる振動速度成分の方向を異ならせた3軸の回転運動を検出可能な機能素子2を実現することができる。また、第1質量部12と第2質量部14との配設面積が抑制されているため、小型化を成し得た3軸の回転運動を検出可能な機能素子2を実現することができる。さらに、機能素子2は、第1質量部12と第3質量部16に設けられた第1検出部120および第3検出部320によってX軸とZ軸とを軸とする回転運動を差動検出することで検出の精度を高めることができる。
なお、上述した機能素子1および機能素子2は、Y軸もしくはZ軸方向に振動速度変位が可能な2もしくは3の質量部を含み構成され、その質量部の構成数が従来の機能素子と比して少ない。また、弾性連結機構である第1連結部42および第2連結部44の自由度がY軸とX軸とに限定されている。よって、機能素子1および機能素子2は、不要な共振周波数が抑制される。したがって、X軸とZ軸とを軸とする回転運動の検出の精度を高めることができる。
(実施例)
本発明の実施形態に係る機能素子1および機能素子2が適用された実施例について、図14ないし図17を参照しながら説明する。なお、以下の説明で機能素子1および機能素子2は、総括して機能素子1として説明する。
[電子機器]
本発明の実施形態に係る機能素子1を適用した電子機器について、図14から図16を参照しながら説明する。
図14は、本発明の実施形態に係る機能素子1を備える電子機器としてのラップトップ型(またはモバイル型)のパーソナルコンピューターの構成の概略を示す斜視図である。この図において、ラップトップ型パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1008を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。この様なラップトップ型パーソナルコンピューター1100には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、上述した機能素子1が搭載されることで、信頼性の高い小型化を成し得たラップトップ型パーソナルコンピューター1100を得ることができる。
図15は、本発明の一実施形態に係る機能素子1を備える電子機器としての携帯電話機(PHSも含む)の構成の概略を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。この様な携帯電話機1200には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、上述した機能素子1が搭載されることで、信頼性の高い小型化を成し得た携帯電話機1200を得ることができる。
図16は、本発明の一実施形態に係る機能素子1を備える電子機器としてのデジタルスチールカメラの構成の概略を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1308が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示をおこなう構成になっており、表示部1308は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1308に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1310に転送・格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示される様に、ビデオ信号出力端子1312には液晶ディスプレイ1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1310に格納された撮像信号が、液晶ディスプレイ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。この様なデジタルスチールカメラ1300には、その落下や傾斜を計測するための加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、上述した機能素子1が搭載されることで、信頼性の高い小型化を成し得たデジタルスチールカメラ1300を得ることができる。
なお、本発明の一実施形態に係る機能素子1は、図14に示すラップトップ型パーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図15に示す携帯電話機、図16に示すデジタルスチールカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等の電子機器に適用することができる。
[移動体]
図17は、移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車1500は、種々の制御信号を処理するセンサーデバイス100を備えた各種制御ユニットが搭載されている。例えば、同図に示す様に、移動体としての自動車1500には、当該自動車1500の加速度を検知するセンサーを内蔵してエンジンの出力を制御する電子制御ユニット(ECU:electronic Control Unit)1508が車体1507に搭載されている。電子制御ユニット1508には、車体1507の加速度や角速度等の物理量を計測する機能素子1が搭載されている。この様な機能素子1は、異なる方向の振動速度成分を得た質量部が設けられ、質量部が配設される面積が抑制されるとともに、検出精度が高められている。よって、車体1507の姿勢に応じた適切なエンジン出力制御を高精度に実行し、燃料等の消費を抑制した効率的な移動体としての自動車1500を得ることができる。
また、機能素子1は、他にも、車体姿勢制御ユニット、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、に広く適用できる。
1,2…機能素子、12…第1質量部、14…第2質量部、16…第3質量部、22…駆動部、42…第1連結部、43…屈曲部、44…第2連結部、46…第3連結部、120…第1検出部、126…可動電極、127…固定電極、220…第2検出部、225…可動質量部、226…可動電極、227…固定電極、320…第3検出部、325…可動質量部、326…可動電極、327…固定電極、1100…ラップトップ型パーソナルコンピューター、1200…携帯電話機、1300…デジタルスチールカメラ、1500…自動車。

Claims (9)

  1. 駆動部と、
    第1の方向に沿って加振される第1質量部と、
    前記第1質量部に接続され、前記第1の方向に沿って伸縮および伸長する第1運動が可能な第1連結部と、
    前記第1連結部に接続され、前記第1の方向と交差する第2の方向に延出し、前記第2の方向を軸として回動する第2運動が可能な第2連結部と、
    前記第2連結部に接続されている第2質量部と、
    を備えていることを特徴とする機能素子。
  2. 前記第1連結部と前記第2連結部との接続領域において、前記第1連結部の前記第1運動と前記第2連結部の前記第2運動とを互いに変換できる力変換部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の機能素子。
  3. 前記第1連結部は、前記第2連結部の前記回動の軸心に対して、非対称に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機能素子。
  4. 前記第2質量部は、前記第1の方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の機能素子。
  5. 前記第1質量部は、前記第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の機能素子。
  6. 前記第1連結部は、前記第1質量部と反対側に第3質量部を接続していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の機能素子。
  7. 前記第3質量部には、前記第1の方向に直交する方向を軸とする回転運動によるコリオリの力を検出する検出部を備えていることを特徴する請求項6に記載の機能素子。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載した機能素子が搭載されたことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載した機能素子が搭載されたことを特徴とする移動体。
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