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JP6245908B2 - 通信装置、通信システムおよびプログラム - Google Patents

通信装置、通信システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信技術に関する。
近年、携帯電話機等においては、NFC(Near Field Communication)、IrDA (Infrared Data Association)、TransferJet(登録商標)などの近接無線通信が利用され始めている。装置同士を近づけるといった操作をユーザは行うだけで、近接無線通信により装置間でデータの送受信を行うことができる。また、このような近接無線通信から無線LAN(IEEE802.11シリーズ)やBluetooth(登録商標)等の異なる無線通信方式にハンドオーバする技術がある(特許文献1)。
また、NFCか無線LANやBluetooth(登録商標)等の異なる無線通信方式にハンドオーバするプロトコルが国際標準規格として規格化されている(非特許文献1)。非特許文献1において、NFC通信からのハンドオーバが可能な通信方式を示すためのレコードが定義されている。このレコードは、ハンドオーバするためのメッセージに複数含めることができ、さらに複数のレコード夫々の優先度を示すことができる。また、このレコードには、該レコードが示す通信方式の補助情報を複数含められることができる。
特開2011−193474号公報
NFC Forum Connection Handover 1.2
非特許文献1においては、ハンドオーバが可能な通信方式を示すためのレコードの優先度により、ハンドオーバを希望する通信方式を他の通信装置に通知することができる。例えば、通信装置が、無線LANとBluetooth(登録商標)との両方に対応していた場合、何れかの通信方式を用いてハンドオーバ後の通信を行いたいかをNFC通信の相手装置に上記レコードの優先度により通知することができる。
しかしながら、非特許文献1においては、通信方式の優先度を通知できるものの、通信方式の補助情報の優先度については何ら考慮していない。したがって、レコードに上記補助情報が複数含まれている場合、何れかの補助情報の採用を送信側が望むのかを受信側において判断することができなかった。
本発明は上記課題を鑑みてなされた発明であって、ハンドオーバが可能な通信方式を示すためのレコードに関連付けられる通信サービスの優先度を通知することを目的とする
上記課題を解決するため、本発明の一態様による通信装置は、第1の通信方式により他の通信装置と無線通信を行う第1通信手段と、前記第1の通信方式と異なる第2通信方式により前記他の通信装置と通信サービスを実行するための無線通信を行う第2通信手段と、
前記第1通信方式から前記第2通信方式にハンドオーバするため用いるレコードであって、前記第2通信方式を指定するためのレコードに関連付けられる複数の通信サービス夫々の優先度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記優先度を示した前記複数の通信サービスの情報前記レコード関連付けて前記他の通信装置に前記第1通信手段を介して送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ハンドオーバが可能な通信方式を示すためのレコードに関連付けられる通信サービスの優先度を通知することができる。
実施形態に係るシステム構成を例示する図。 実施形態に係る通信装置(デジタルカメラ)のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態に係る通信装置(プリンタ)のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態に係る通信装置(デジタルカメラ)の機能ブロック構成の一例を示す図。 実施形態に係る通信装置(プリンタ)の機能ブロック構成の一例を示す図。 第一の実施形態における通信装置(デジタルカメラ)の動作フローを説明する図。 第一の実施形態における通信装置(プリンタ)の動作フローを説明する図。 第一の実施形態におけるデジタルカメラ、プリンタ間の通信シーケンスを例示的に説明する図。 第二の実施形態における通信装置(デジタルカメラ)の動作フローを説明する図。 第二の実施形態における通信装置(プリンタ)の動作フローを説明する図。 第二の実施形態におけるデジタルカメラ、プリンタ間の通信シーケンスを例示的に説明する図。 実施形態におけるハンドオーバメッセージの構成図。 実施形態におけるハンドオーバメッセージの他の構成図。 実施形態におけるハンドオーバメッセージの他の構成図。
以下、本実施形態に係る通信装置、通信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、以下に説明する本実施形態において想定するシステム100の機器構成の図である。101および102は本発明に係る通信装置で、本実施形態においてはそれぞれ101はデジタルカメラ、102はプリンタである。デジタルカメラ101とプリンタ102は、NFC通信103および無線LAN通信104を用いてお互いに通信が可能である。
続いて、図2はデジタルカメラ101のハードウェア構成を示す図である。
デジタルカメラ101は、表示部201、操作部202、記憶部203、電源部204、撮影部205、制御部206、ROM207、RAM208、無線LAN通信部209、NFC通信部210を備える。
表示部201は、例えばLCDやLEDにより構成され、視覚で認知可能な情報の出力する機能を有し、アプリケーションに係るUIの表示を行う。操作部202は、ユーザが各種入力等を行い、通信装置を操作するための機能を有する。記憶部203は、例えば、HDDにより構成され、無線通信ネットワーク情報、データ送受信情報、画像データなど各種データを記憶し、管理する。電源部204は、例えばバッテリであり、装置全体を動作させるための電源を保持し、各ハードウェアに電力を供給する。撮影部205は、撮像素子、レンズ等により構成され、写真や動画の撮影を行う。制御部206は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、デジタルカメラ101の各構成要素の動作を制御する。ROM207は、制御命令つまりプログラムを格納し、後述する各種動作は、ROM307に記憶された制御プログラムを制御部206が実行することにより実現される。RAM208は、プログラムを実行する際のワークメモリやデータの一時保存などに利用される。209は、無線LAN通信104を行う無線LAN通信部である。無線LAN通信部209は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信を行う。なお、本実施例では、無線LAN通信部209は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信を行うものとしたが、Bluetooth(登録商標)等の他の通信方式を用いてもよい。210は、NFC通信103を行うNFC通信部である。NFC通信部210は、NFC(Near Field Communication)に準拠した無線通信を行う、また、NFC通信部210は、通信範囲内に通信可能な装置を検出すると自動的にNFC通信103を確立する。なお、NFC通信部210は、NFCに準拠した無線通信を行うものとしたが、無線LAN通信部209が用いる通信方式より、通信距離が短い通信方式を用いればよい。また、NFC通信部210は、無線LAN通信部209が用いる通信方式より、通信速度が遅い通信方式を用いればよい。
続いて、図3はプリンタ102のハードウェア構成を示す図である。プリンタ102は、デジタルカメラ101の撮影部205の変わりに印刷処理部310を備える。印刷処理部310は記憶部303に記憶されたイメージデータを印刷する。その他の構成部位については、デジタルカメラ101と同一であるため、ここでは記載を省略する。
次に図4、図5を参照して、デジタルカメラ101、プリンタ102の機能ブロック図を説明する。本実施形態において、デジタルカメラ101、プリンタ102の機能ブロックは、それぞれROM207、ROM307にプログラムとして記憶され、制御部206、制御部305によって当該プログラムが実行されることによりその機能が実施される。制御部206、207は、制御プログラムにしたがって、各ハードウェアの制御、および、情報の演算や加工を行うことで各機能が実現される。なお、本機能ブロックに含まれる一部または全部がハードウェア化されていてもよい。この場合、各機能ブロックに含まれる一部または全部は、例えばASIC(application specific integrated circuit)により構成される。
図4はデジタルカメラ101の機能ブロック図(400)である。デジタルカメラ101は、無線LAN通信制御部410、NFC通信制御部420、サービス実行部430を備える。
無線LAN通信制御部410は、無線LAN通信部209を介した無線LAN通信を制御する処理部である。また無線LAN通信制御部410は、無線LANの端末として動作するStation機能と、アクセスポイントとして動作するAP機能を備える。NFC通信制御部420はNFC通信部210を介したNFC通信を制御する処理部である。サービス実行部430は、デジタルカメラ101が無線LAN通信制御部410を用いて実行できる外部機器のサービス情報を管理し、サービスを実行する処理部である。サービス実行部430では、サービスの識別子やそれに対応するサービスの実行手順、サービスのオプション情報などをサービス情報として管理する。なお本実施例のデジタルカメラ101は「印刷サービスA」「印刷サービスB」という2種類のサービスが実行可能であるものとする。
図5はプリンタ102の機能ブロック図(500)である。プリンタ102は、無線LAN通信制御部510、NFC通信制御部520、サービス制御部530、印刷制御部540を備える。
無線LAN通信制御部510は、無線LAN通信部308を介した無線LAN通信を制御する処理部である。また無線LAN通信制御部510は、無線LANの端末として動作するStation機能と、アクセスポイントとして動作するAP機能を備える。NFC通信制御部520はNFC通信部309を介したNFC通信を制御する処理部である。サービス制御部530は、プリンタ102が無線LAN通信制御部510を介して外部機器に提供できるサービスの情報を管理し、サービスを実行する処理部である。サービス制御部530では、サービスの識別子やそれに対応するサービスの実行手順、サービスのオプション情報などをサービス情報として管理する。なお本実施例のプリンタ102は「印刷サービスA」「印刷サービスC」「印刷サービスD」という3種類のサービスが実行可能であるものとする。印刷制御部540は、印刷処理部310による印刷処理を制御する機能部である。サービス制御部530は外部機器からの要求に応じて印刷制御部540を制御し、外部機器から受信した印刷データを印刷する事が出来る。
上述の構成を有する通信システムの動作ついて説明を行う。
(第一の実施形態)
図6、図7のフローチャートを参照して、本発明の第一の実施形態におけるデジタルカメラ101およびプリンタ102の動作手順について説明する。
図6のフローチャートは、デジタルカメラ101とプリンタ102とをユーザによる操作により近接させた際のデジタルカメラ101の動作手順を示す。
デジタルカメラ101のNFC通信制御部420は、プリンタ102のNFC通信部309の近接を検知すると、プリンタ102との間でNFCによる通信を確立する(S601)。次にデジタルカメラ101の制御部206は、プリンタ102との間で実行したいサービスが決定しているかどうか判定を行う(S602)。実行したいサービスの決定方法は、本実施例では実行したいサービスの決定は、操作部202により受付けたユーザ操作によって行われるものとする。S602の判定は、デジタルカメラ101でNFC通信開始までに行われたユーザ操作によって変化するものとする。即ち、S602の判定は、デジタルカメラ101が実行するサービスが選択された状態でプリンタ102とNFC通信部210を介して接続したか実行するサービスが選択されていない状態でNFC通信部210を介して接続したかで行われる。
プリンタ102との間で実行したいサービスが決定している場合(S602でYES)、デジタルカメラ101はNFC通信を用いて当該サービスの実行可否を判定する(S603〜S608)。プリンタ102との間で実行したサービスが決定していない場合(S602でNO)、デジタルカメラ101はプリンタ102と無線LAN通信で接続してから、無線LAN通信を用いて当該サービスの実行可否を判定する(S609〜S616)。
プリンタ102との間で実行したいサービスが決定している場合(S602でYES)、NFC通信制御部420は、実行したいサービスの識別子情報を含むハンドオーバ要求メッセージをNFC通信部210によりプリンタ102に送信する(S603)。ハンドオーバ要求メッセージには、NFCとは異なる通信方式により新たに接続するためにその接続に必要な接続パラメータを要求するためのメッセージである。なお、本実施形態においてハンドオーバ要求メッセージとは非特許文献1のNFC Forum Connection Handover Technical Specificationにて規定されるHandover Reuqestメッセージである。
S603で送信されるハンドオーバ要求メッセージには、キャリア情報を示すレコードが含まれる。なお、本実施形態において該レコードは、非特許文献1にて規定されるALTERNATIVE_CARRIER_RECORDである。該レコードには、該レコードが示すハンドオーバ可能な通信方式を識別するためのキャリア情報と、複数の補助情報とが含まれる。なお、本実施形態においてキャリア情報は、非特許文献1にて規定されるCARRIER_DATA_REFERENCEが示す情報である。一つのレコードには一つのキャリア情報が格納される。なお、キャリアの情報には、無線LAN/Wi−Fi IBSS/Bluetooth(登録商標)等のキャリアの種別や、それぞれの無線キャリアのパワー状態(Active:活性状態、Inactive:非活性状態など)を含んでも良い。
また、補助情報は実施形態において非特許文献1にて規定されるAUXILIARY_DATA_REFERENCEが示す情報である。補助情報には、実行したいサービスの識別子情報が格納される。ここでいうサービスの識別子とは、個々に仕様が規定されるサービスに一意に対応付けられた整数値である。また、一つのレコードには複数のサービスの識別子情報が格納できる。なお、一つのレコードには複数のサービスの識別子情報が格納された場合、さらに補助情報として複数のサービスの識別子情報夫々の優先度を示す情報が格納される。なお、ハンドオーバ要求メッセージにサービスの識別子の他にサービスの付属情報等を含んでも良い。例えば、印刷したいファイルのエンコード形式、印刷用紙サイズ、印刷色、両面印刷の有り/無しなどの情報を付加して送信しても良い。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ101は選択された所望のサービス方式が「印刷サービスA」で、「カラー印刷」が最も優先度が高いサービスとして選択されたとする。また、2番目の優先度として「印刷サービスA」で、「白黒印刷」が選択された状態で夫々所望とする通信方式として「無線LAN」が選択されているものとする。
続いてNFC通信制御部420は、プリンタ102からNFC通信を介してハンドオーバ応答メッセージを受信し(S604)、本実施形態において、本メッセージは非特許文献1にて規定されるHandover Selectメッセージである。また、上記ハンドオーバ応答メッセージには、S603で送信した内容の複数のサービス夫々がプリンタ102で実行可能かどうかを表す情報が含まれる。
該応答メッセージでサービスが実行可能であるとされた場合(S605でYES)、サービスが実行可能と応答があったサービスのうち最も優先度が高いサービスを実行することを更なるユーザ操作を受付けることなく決定する。そして、デジタルカメラ101は、実行すると決定したサービスと関連付けられたキャリア情報に対応する通信方式に接続するための処理を行う。デジタルカメラ101は、受信した応答メッセージに含まれる接続パラメータに従ってハンドオーバ後の通信方式のネットワークに接続する(S606)。なお、接続パラメータは、プリンタ102がアクセスポイントとして構築するネットワークに接続するための情報である。接続パラメータには、SSID、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式、Passphrase、プリンタ102のMACアドレスの全てもしくは少なくともいずれかが含まれる。
デジタルカメラ101の無線LAN通信部209が取得した接続パラメータに基づいて無線LANネットワークに接続すると、サービス実行部430はS603で送信したサービスの手順に従って、サービスを実行する(S607)。サービス実行部430は、取得した接続パラメータの無線LANネットワークにおいて、無線LAN通信部308による通信によりサービスを実行する。また、ハンドオーバ応答メッセージにおいて、要求メッセージに含まれる複数のサービスの何れも実行不可であるとされた場合(S605でNO)、サービス実行部430は印刷処理に失敗した事を示すメッセージを表示部201に表示する(S608)。そして、処理を終了する。なお、エラーの通知方法はメッセージ表示に限るものではなく、例えばデジタルカメラ101本体の振動や、音声、LEDライトの点灯等によってエラーを通知しても良い。
一方デジタルカメラ101が実行するサービスを選択していない状態でプリンタ102とNFC接続した場合(S602でNO)、NFC通信制御部420はサービス情報を含めないで要求メッセージをNFC通信によりプリンタ102に送信する(S609)。続いて、NFC通信制御部420は、プリンタ102からハンドオーバ応答メッセージを受信する(S610)。次に無線LAN通信制御部410は、ハンドオーバ応答メッセージに含まれる無線LANの接続パラメータに従って無線LANネットワークに接続する(S611)。無線LANネットワークへの接続が完了すると、無線LAN通信制御部410は、無線LANネットワーク上でサービス検索処理を行い、ネットワーク上の通信装置がサポートするサービスの情報を収集する(S612)。本サービス検索処理は、例えばSSDP(Simple Service Discovery Protocol)やmDNS(Multicast DNS)といった通信プロトコルを用いて行われる。サービス実行部430は、S612の検索処理の結果において実行可能なサービスをサポートする通信装置を発見出来た場合(S613でYES)、当該サービスの選択処理を行う(S614)。そして、サービス実行部430は、選択されたサービスを実行する(S615)。なお、S614の選択処理は、例えばユーザがサービス名を選択することにより行われる。S612の検索処理の結果実行可能なサービスをサポートする通信装置を発見出来なかった場合(S613でNO)、サービス実行部430は印刷処理に失敗した事を示すメッセージを表示部201に表示する(S616)。そして、処理を終了する。なおS608と同様、エラーの通知方法はメッセージ表示に限るものではなく、例えばデジタルカメラ101本体の振動や、音声、LEDライトの点灯等によってエラーを通知しても良い。
上述の処理に置いて通信されるハンドオーバ要求メッセージまたはハンドオーバ応答メッセージのフォーマットの一例について図12〜図14を用いて説明を行う。
図12においてメッセージフォーマットの一例を1200に示す。ハンドオーバメッセージA1200は、大きく4つの部分に分かれる。1つは、キャリア情報1201で、キャリア種別1205と通信キャリアパワー状態1206を含む。通信キャリア種別1205には、デジタルカメラ101やプリンタ102が、所望のサービスを行うときに接続を希望するWi−Fi/Wi−Fi IBSS/Bluetooth(登録商標)等のキャリア種別が設定される。また、キャリアパワー状態1206は、それぞれの無線通信キャリアのインタフェースが使用可能か使用不可かのパワー状態(Active:活性状態、Inactive:非活性状態など)が設定される。このキャリアパワー状態1206は、キャリア種別1205に設定した無線通信キャリアが、本来使用希望であるが、何らかの事情により使用不可(Inactive)になっているので、使用できないことを接続相手の通信装置に通知する目的で使用される。
2つ目は、サービス識別情報1202で、サービス識別子1211とサービス付加情報1212が設定される。サービス識別子1211は、デジタルカメラ101およびプリンタ102が実施しようとするサービスを識別するための整数値である。サービス付加情報1212は、サービス識別子1201にくくりつけられるサービスの詳細情報を設定する。サービス付加情報1212には、印刷したいファイルのエンコード形式、印刷用紙サイズ、印刷色、両面印刷の有り/無しなどの情報を設定する。本実施形態においてはハンド―場要求メッセージに含まれる情報である。
3つ目は、通信設定の詳細情報1203で、接続パラメータが格納される。通信設定の詳細情報1203には、無線通信の識別子1207、認証方式1208、暗号化方式1209と物理アドレス1210が設定される。無線通信の識別子1207は、無線ネットワークを識別する識別子で、例えば、無線LANではSSID(Service Set Identifier)と呼ばれる。無線LANででは、アクセスポイントと各端末にSSIDを設定することができ、SSIDが一致する端末としか通信しないようにすることができる。認証方式1208は、例えば、EAP、EAP−MD5、EAP−TLS、EAP−TTLS(Tunneled TLS)、EAP−PEAP などが設定される。暗号化方式1209は、無線LANにおけるデータの暗号化を行うセキュリティ機能で、例として、WEP、WPA、WPA2、TKIP、AES等がある。
物理アドレス1210は、無線通信インタフェースの物理アドレスで、MACアドレスやBluetooth(登録商標)のBD_ADDR(Bluetooth(登録商標) device address)などを設定する。なお、本実施形態において通信設定の詳細情報である接続パラメータは、ハンドオーバ応答メッセージに含まれる。
4つ目は、サービス識別情報1202の優先順位を示す優先順位情報1204である。優先順位情報1204は、複数サービス識別情報1202が格納されている場合、夫々の優先度を示す情報が格納される。優先順位を考慮しない(使用しない)場合には、NULLまたは「0」を設定する。
続いて、図13において、メッセージフォーマットの他の一例を1213に示す。この例では、一つのAUXILIARY_DATA_REFERENCEが示す情報ブロックに優先順位情報1204とサービス識別情報1202と通信設定の詳細情報1203とが含まれる。
また、メッセージフォーマットの他の一例を1216に示す。ハンドオーバメッセージC1216では、複数の通信設定の詳細情報1203に対して優先度を設定する場合の例を示す。また、図14にメッセージフォーマットの他の一例を1219に示す。ハンドオーバメッセージD1219は、ハンドオーバメッセージB1213と同様に、サービス識別情報1202と通信設定の詳細情報1203を、1つの情報ブロック1220としている。しかしながら、優先順位情報については、付加されず、情報ブロック1220と1221の配置で優先順位を決めている。つまり、先頭にある情報ブロック1220ほど優先順位が高いという構成を取っている。こうすることで、優先順位情報が不要になり、ハンドオーバメッセージがコンパクトになる。
図7のフローチャートは、デジタルカメラ101とプリンタ102を近接させた際のプリンタ102の動作手順を示す。
プリンタ102は、NFC通信制御部520がデジタルカメラ101のNFC通信部210の近接を検知すると、デジタルカメラ101との間でNFCによる通信を確立する(S701)。次にプリンタ102は、カメラ101がS603もしくはS609で送信したハンドオーバ要求メッセージをNFC通信で受信する(S702)。受信したハンドオーバ要求メッセージにサービスの情報が含まれている場合(S703でYES)、プリンタ102は当該サービスを自身が実行可能かどうかを、サービス情報毎に判定する(S704)。サービスが実行可能ならば(S704でYES)、プリンタ102はハンドオーバ応答メッセージに当該サービスが実行可能であることを示す情報を付加してデジタルカメラ101に送信する(S705)。
また全てのサービスが実行不能ならば(S704でNO)、プリンタ102はハンドオーバ応答メッセージに当該サービスが実行不能であることを示す情報を付加してデジタルカメラ101に送信し(S709)、処理を終了する。また、S702で受信したハンドオーバ要求メッセージにサービスの情報が含まれていない場合は(S703でNO)、サービスの実行可能/不能情報を含まないハンドオーバ応答メッセージをデジタルカメラ101に送信する(S710)。またプリンタ102は、S705、S710で送信するハンドオーバ応答メッセージにサービス実行時に使用するハンドオーバ後の通信方式の接続パラメータが含まれる通信設定の詳細情報1203を含めて送信する。なお、デジタルカメラ101から複数の通信方式においてサービス情報が通知され、プリンタ102も複数の通信方式に対応している場合、夫々の通信方式の接続パラメータを応答メッセージに含める。
続いてプリンタ102は無線LAN通信制御部510によってアクセスポイント機能を起動し、上記応答メッセージに含めた接続情報と一致する無線LANネットワークを生成する(S706)。さらにプリンタ102は、自身がサポートする印刷サービスの待ち受けを開始する(S707)。もしS702で受信したハンドオーバ要求メッセージに印刷サービスの情報が指定されているならば、プリンタ102は指定された印刷サービスの待ち受けを開始する。もしS702で受信したハンドオーバ要求メッセージに印刷サービスの情報が指定されていないならば、プリンタ102は自身がサポートする全ての印刷サービスの待ち受け処理を開始する。待ちうけを開始したサービスの情報はS706で作成した無線LANネットワーク上に通知され、当該無線LANネットワーク上の他の通信装置から検索されるようになる。その後プリンタ102は、デジタルカメラ101から画像データが送信されるとこれを受信して印刷する(S708)。
次に、上記のデジタルカメラ101とプリンタ102との間の通信シーケンスの一例について、図8を参照して詳述する。まずデジタルカメラ101とプリンタ102を近接させることにより、両者間でのNFC通信が確立される(S801)。次にデジタルカメラ101はハンドオーバ要求メッセージをプリンタ102に送信する(S802)。該ハンドオーバ要求メッセージには、デジタルカメラ101が「印刷サービスA」、「カラー印刷」、無線LAN通信でJPEGファイルを印刷したい旨を表す情報が優先度が最も高いことが示されて付加される。また、該ハンドオーバ要求メッセージには、デジタルカメラ101が「印刷サービスA」、「白黒印刷」、無線LAN通信でJPEGファイルを印刷したい旨を表す情報が優先度が2番目に高いことが示されて付加される。ハンドオーバ要求メッセージを受信したプリンタ102は、当該メッセージに含まれるサービスを自身が実行可能かどうかと、自身が生成する無線LANネットワーク情報を含めたハンドオーバ応答メッセージをデジタルカメラ101に送信する(S803)。プリンタ102がサポートするサービスは「印刷サービスAのカラー印刷」、「印刷サービスAの白黒印刷」ともに対応しているとする。即ち、ここでは「印刷サービスAのカラー印刷」、「印刷サービスAの白黒印刷」夫々サービスが実行可能であることを表すパラメータを含めて該メッセージを送信する。続いてプリンタ102は、アクセスポイント機能を起動して、S803で送信した無線LANネットワーク情報に一致する無線LANネットワークを生成する(S804)。さらにプリンタ102は、「印刷サービスA」による印刷サービスの待ち受け処理を開始する(S805)。一方、S803を受信したデジタルカメラ101は、S803に含まれる無線LANネットワークを検索して接続する(S806)。無線LANネットワークへの接続が完了すると、デジタルカメラ101は、プリンタが実行可能なサービスのうち最も優先度が高い印刷サービスAでカラー印刷を行うため所定の手順に従って印刷したい画像データをプリンタ102に送信する(S807)。プリンタ102は、受信した画像データを印刷する(S808)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハンドオーバリクエストメッセージに補助情報としてサービス情報と優先度を付加するので、複数の補助情報夫々の優先度を通信相手に通知することができる。そして、通信相手も実行可能なサービスのうち最も優先度が高いサービスを自動で開始するので、通信相手の実行可能なサービスを確認した後に改めてユーザが実行するサービスを指定する操作が必要ないため操作性が向上する。
(第二の実施形態)
上記第一の実施形態においては、サービスを利用する装置が利用したいサービスに優先度を付けてサービスを提供する装置に送信する方法を例示した。以下では第二の実施形態として、サービスを提供する装置が、自身がサポートするサービスの情報の優先度を利用装置に送信することで、実施するサービスの情報を合意する方法について例示する。以下図9から図11を参照して詳細を説明する。 図9のフローチャートは、デジタルカメラ101とプリンタ102を近接させた際のデジタルカメラ101の動作手順を示す。デジタルカメラ101のNFC通信制御部420がプリンタ102のNFC通信部309の近接を検知すると、プリンタ102との間でNFCによる通信を確立する(S901)。続いてデジタルカメラ101は、プリンタ102からNFC通信を介してハンドオーバ要求メッセージを受信し(S902)、メッセージ内容を解析する。上記ハンドオーバ要求メッセージには、プリンタ102がサポートするサービスの識別子とその優先度が含まれる。デジタルカメラ101は、受信したハンドオーバ要求メッセージに自身が実行可能なサービスの情報が含まれている場合、応答メッセージに通知されたサービスを実行可能であることを表す情報を含めてプリンタ102に送信する(S904)。また、デジタルカメラ101は上記応答メッセージにサービス実行時に使用する通信方式において接続するための接続パラメータを無線LANネットワークの接続情報(SSID、暗号種別、暗号鍵情報など)も含めて送信する。なお、プリンタ102から複数の通信方式においてサービス情報が通知され、デジタルカメラ101も複数の通信方式に対応している場合、夫々の通信方式の接続パラメータを応答メッセージに含める。また、送信するハンドオーバ応答メッセージには、図12に示されるハンドオーバメッセージCのように、通信設定の詳細情報1203)に優先順位を付加するようにしてよい。例えば、通信のセキュリティ状態毎に複数の接続パラメータとそれらの優先度を付加してよい。続いてデジタルカメラ101は無線LAN通信制御部410によってアクセスポイント機能を起動し、上記応答メッセージに含めた接続情報と一致する無線LANネットワークを生成する(S905)。当該無線LANネットワークにプリンタ102が接続するのを待って、デジタルカメラ101はS902で受信したサービスの中で所望するサービスの手順に従って、印刷する画像データをプリンタ102に送信する(S906)。また、上記ハンドオーバ要求メッセージに所望のサービスが含まれていない場合(S903でNO)、デジタルカメラ101はサービスを実行しない事を表す情報を含めた応答メッセージをプリンタ102に送信する(S907)。そして、エラー情報を表示する(S908)。図10のフローチャートは、デジタルカメラ101とプリンタ102を近接させた際のプリンタ102の動作手順を示す。プリンタ102は、NFC通信制御部520がデジタルカメラ101のNFC通信部210の近接を検知すると、デジタルカメラ101との間でNFCによる通信を確立する(S1001)。次にプリンタ102は、自身がサポートするサービスの識別子情報とそれらの優先度を含むハンドオーバ要求メッセージをNFC通信によりデジタルカメラ101に送信する(S1002)。本実施例においてプリンタ102は「印刷サービスA」「印刷サービスC」「印刷サービスD」の3つの印刷サービスをサポートするので、上記ハンドオーバ要求メッセージにはこの3つのサービス情報とそれらの優先度を含める。
続いてプリンタ102は、デジタルカメラ101からNFC通信を介して応答メッセージを受信し(S1003)、メッセージ内容を解析する。受信したハンドオーバ応答メッセージにサービスが実行可能と応答があったサービスのうち最も優先度が高いサービスを実行することを更なるユーザ操作を受付けることなく決定する。また、実行可能なサービスがないとの応答があった場合は、再度、新たな優先順位情報1204とサービス情報に変更したハンドオーバ要求メッセージを、再度プリンタ201に送信し、新たなハンドオーバ応答メッセージの返送を要求するような交渉を開始する。
受信した応答メッセージにデジタルカメラ101がサービスを実行可能なサービスがある場合(S1004でYES)、プリンタ102は該サービスが実行可能な情報に含対応づけられている接続パラメータに従って無線ネットワークに接続する(S1005)。無線Lネットワークへの接続が完了すると、プリンタ102はS1002で送信した印刷サービスの待ち受けを開始し(S1006)、デジタルカメラ101から送信される画像データを受信して印刷する(S1007)。また、受信した応答メッセージにデジタルカメラ101がサービスを実行しない旨の情報が含まれている場合(S1004でNO)、プリンタ102は何もせずに処理を終了する。
次に、上記のデジタルカメラ101とプリンタ102との間の通信シーケンスの一例について、図11を参照して詳述する。まずデジタルカメラ101とプリンタ102を近接させることにより(非図示)、両者間でのNFC通信が確立される(S1101)。次にプリンタ102はハンドオーバ要求メッセージをデジタルカメラ101に送信する(S1102)。該要求メッセージには、プリンタ102が「印刷サービスA」「印刷サービスC」「印刷サービスD」をサポートし、「印刷サービスA」「印刷サービスC」「印刷サービスD」の順でサービスを実行したことを示す優先度情報が含まれている。また同様に、該要求メッセージには、それぞれの印刷サービスが無線LAN通信を用いて実行可能であることを表す情報が、通信設定の詳細情報1203に付加される。ハンドオーバ要求メッセージを受信したデジタルカメラ101は、S1102で通知されたサービスを実行可能である事を表す情報を付加したハンドオーバ応答メッセージをプリンタ102に送信する(S1103)。また、該応答メッセージには、デジタルカメラ101が生成する無線LANネットワーク情報(SSID、暗号方式、Passphrase)が含まれる。続いてデジタルカメラ101はアクセスポイント機能を起動して、S1103で送信した無線LANネットワーク情報に一致する無線LANネットワークを生成し(S1104)、プリンタ102の接続を待ちうける。S1103を受信したプリンタ102は、当該メッセージに含まれる無線LANネットワークを検索して接続する(S1105)。無線LANネットワークへの接続が完了すると、プリンタ102は「印刷サービスA」「印刷サービスC」「印刷サービスD」による印刷サービスの待ち受け処理を開始する(S1106)。
デジタルカメラ101はプリンタ102が無線LANネットワークに接続したことを検知すると(S1105)最も優先度が高い印刷サービスAの手順に従って印刷したい画像データをプリンタ102に送信する(S1107)。プリンタ102は、受信した画像データを印刷する(S1108)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハンドオーバリクエストメッセージに補助情報としてサービス情報と優先度を付加するので、複数の補助情報夫々の優先度を通信相手に通知することができる。そして、通信相手も実行可能なサービスのうち最も優先度が高いサービスを自動で開始するので、通信相手の実行可能なサービスを確認した後に改めてユーザが実行するサービスを指定する操作が必要ないため操作性が向上する。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、明細書及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で変形して実施できるものである。
上記実施例においては、NFCからハンドオーバする無線通信方式を無線LANに限って説明したが、本発明はこれを限定するものではなく、例えばBluetooth(登録商標)による通信にハンドオーバするものとしても良い。
また、上述の実施形態においては、どちらかの通信装置がアクセスポイントとなって、アクセスポイントとなる通信装置が接続パラメータを送信することで無線LAN通信を行う方法を例示した。しかしながら、本発明はこれを限定するものではない。外部アクセスポイントを介して通信を行うものとしても良いし、アドホックモードによる通信を行うものとしても良い。また、通信装置間でWi−Fi Directによる接続手順を行って無線LAN通信を行うとしても良い。
また、上述の実施形態においては、デジタルカメラ101とプリンタ102のシステム構成で説明したが、別の機器を用いて上記の処理を行ってもよい。さらには通信装置間で送受信されるサービスの情報も印刷に関するサービスに限るものではなくてよい。例えば画像送信サービス、動画再生サービス、画像スキャンサービスなどのサービスに関する情報を送受信するものとしても良い。また、これらのサービスの複数をまとめて送受信しても良い。
また、上述の実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージに含まれるサービスが実行されない事を通知するために、サービスが実行されない事を表す情報ハンドオーバ応答メッセージ含めるとしたが、本発明はこれを限定するものではない。即ち、ハンドオーバ要求メッセージを送信した通信装置が、該要求メッセージに含めたサービスが受信側で実行されないことが検知できる方法であればよい。例えば、ハンドオーバ応答メッセージを送信しないことをもって通知するとしても良いし、Handover Selectとは異なるメッセージを送信することで通知するとしても良い。
また、上述の実施形態においては、NFC通信で送受信するサービスの識別子はサービスに一意に対応付けられた整数値であるとしたが、本発明はこれを限定するものではない。例えばサービスの名称のような文字列情報であっても構わない。さらには複数のサービスの組に対応付けられるような識別情報であっても構わない。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (18)

  1. 通信装置であって、
    第1の通信方式により他の通信装置と無線通信を行う第1通信手段と、
    前記第1の通信方式と異なる第2通信方式により前記他の通信装置と通信サービスを実行するための無線通信を行う第2通信手段と、
    前記第1通信方式から前記第2通信方式にハンドオーバするために用いるレコードであって、前記第2通信方式を指定するためのレコードに関連付けられる複数の通信サービス夫々の優先度を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記優先度を示した前記複数の通信サービスの情報と前記レコードとを関連付けて前記他の通信装置に前記第1通信手段を介して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第2通信手段は、前記送信手段による送信の後に前記複数の通信サービスのうちのいずれかを実行するための通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記レコードには、前記第2通信方式において前記他の通信装置と接続するための接続パラメータが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記レコードに対する応答メッセージであって、前記他の通信装置から受信した応答メッセージに応じて前記第2通信方式にハンドオーバするかを判定する判定手段とを有すること特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記判定手段は、前記応答メッセージに、前記複数の通信サービスのうちのいずれかを示す情報が含まれている場合、前記第2通信方式にハンドオーバすると判定することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記判定手段により前記第2通信方式にハンドオーバしないと判定された場合、ユーザに対してエラーを通知することを特徴とする請求項4または5に記載の通信装置。
  7. 前記第1通信手段は、NFC(Near Field Communication)により通信を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第2通信方式は、IEEE802.11シリーズであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記レコードは、ALTERNATIVE_CARRIER_RECORDであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の通信装置。
  10. 前記複数の通信サービスの情報は、AUXILIARY DATA REFERENCEが示す情報であることを特徴とする請求項1乃至9何れか1項に記載の通信装置。
  11. 第1の通信方式により他の通信装置と無線通信を行う第1通信手段と、前記第1の通信方式と異なる第2通信方式により前記他の通信装置と通信サービスを実行するための無線通信を行う第2通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記第1通信方式から前記第2通信方式にハンドオーバするためのレコードであって、前記第2通信方式を指定するためのレコードに関連付けられる複数の通信サービス夫々の優先度を設定する設定工程と、
    前記設定手段により設定された前記優先度を示した前記複数の前記複数の通信サービスの情報と前記レコードとを関連付けて前記他の通信装置に前記第1通信手段を介して送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  12. 通信装置であって、
    第1の通信方式により他の通信装置と無線通信を行う第1通信手段と、
    前記第1の通信方式と異なる第2通信方式により前記他の通信装置と通信処理を実行するための無線通信を行う第2通信手段と、
    前記第1通信方式から前記第2通信方式にハンドオーバするために用いられるレコードであって、夫々の優先度が設定された複数の通信処理の情報が関連付けられた、前記第2通信方式を指定するためのレコードを前記第1通信手段を用いて受信する受信手段と、前記レコードの受信に応じて前記複数の通信処理のうち少なくともいずれかを、前記第2通信手段を用いて実行する実行手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  13. 前記受信手段により受信された情報が示す前記複数の通信処理それぞれを実行可能であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりを実行可能と判定された通信処理のうち、もっとも優先度が高い通信処理を、ユーザのさらなる操作を受けつけることなく、前記第2通信手段を用いて実行する実行手段をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記第1通信手段は、NFC(Near Field Communication)により通信を行うことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  15. 前記第2通信方式は、IEEE802.11シリーズであることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  16. 第1の通信方式により他の通信装置と無線通信を行う第1通信手段と、前記第1の通信方式と異なる第2通信方式により前記他の通信装置と通信処理を実行するための無線通信を行う第2通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記第1通信方式から前記第2通信方式にハンドオーバするために用いられるレコードであって、夫々の優先度が設定された複数の通信サービスの情報が関連付けられた、前記第2通信方式を指定するためのレコードを、前記第1通信手段を用いて受信する受信工程と、
    前記レコードの受信に応じて前記複数の通信サービスのうち少なくともいずれかを、前記第2通信手段を用いて実行する実行工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  17. 請求項11に記載の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
  18. 請求項16に記載の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
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